JP2002199626A - モータ - Google Patents

モータ

Info

Publication number
JP2002199626A
JP2002199626A JP2000396730A JP2000396730A JP2002199626A JP 2002199626 A JP2002199626 A JP 2002199626A JP 2000396730 A JP2000396730 A JP 2000396730A JP 2000396730 A JP2000396730 A JP 2000396730A JP 2002199626 A JP2002199626 A JP 2002199626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
ring portion
motor
stay
inner ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000396730A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Omura
潤 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2000396730A priority Critical patent/JP2002199626A/ja
Priority to US10/020,944 priority patent/US6700287B2/en
Priority to DE60125318T priority patent/DE60125318T2/de
Priority to EP01130867A priority patent/EP1220418B1/en
Publication of JP2002199626A publication Critical patent/JP2002199626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作製コストを低減させることができるモータ
を提供する。 【解決手段】 コア21の第1面21a側には、ブラシ
15が摺動するコンミテータ14が配設されている。コ
ア21の第2面21b側には軸受31が配設されてい
る。コア21は、コアシート22を複数枚積層すること
によって構成されている。コアシート22は、回転軸1
3が挿通される内輪部23と、ティース25が延出形成
される外輪部24とを備えている。内輪部23と外輪部
24との間の領域には、肉抜き部26が配設されてい
る。この肉抜き部26を介してエアがブラシ15側に流
れるように、コア21の回転方向が設定されている。内
輪部23及び外輪部24はステー27によって連結され
ている。各ステー27は階段状となるように積層されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防塵構造を有する
モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータは回転軸を備え、その回
転軸にはコア及びコンミテータが取り付けられている。
コアには巻線が巻装され、その巻線はコンミテータに接
続されるようになっている。コアは、複数のコアシート
を積層することによって構成されている。
【0003】例えば、図7に示すように、モータ51の
ケース52内にはコア53が収容されている。コア53
は、コアシート61を複数枚積層することによって構成
されている。コアシート61は内輪部62及び外輪部6
3を備えている。内輪部62には回転軸57が挿通され
るようになっている。外輪部63には、ティース64が
放射状に延出形成されている。内輪部62と外輪部63
との間の領域には、空孔65が配設されている。内輪部
62及び外輪部63はステー66によって連結されてい
る。また、コア53の第1面53aの側にある回転軸5
7の下端には、コンミテータ(整流子)54が配設され
ている。コンミテータ54にはブラシ55が摺動するよ
うになっている。また、コア53の第2面53bの側に
ある回転軸57の上端には軸受56が配設されている。
この軸受56には、非接触シール73が設けられてい
る。
【0004】ところが、コンミテータ54との摺動よっ
てブラシ55から発生したブラシ摩耗粉が、軸受56内
に侵入してしまうことがあった。この問題を解決するた
めに、図8(a)に示すように、軸受56の周りに、同
軸受56を覆う防塵カバー71を追加したものがある。
また、図8(b)に示すように、軸受56に設けられる
非接触シール73を、ブラシ摩耗粉を防塵する機能を有
する接触シール72に変更したものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8(a)に
示す防塵カバー71は、軸受56とは別の部材であっ
た。そのため、モータ51を構成するために必要な部品
点数が増加してしまう傾向にあった。その上、軸受56
にこの防塵カバー71を取り付けるためには、別の工程
が必要であった。また、図8(b)に示す接触シール7
2を用いた場合、通常の非接触シール73を使用した場
合よりもコストが増加してしまう傾向にあった。ゆえ
に、モータ51を作製するためのコストが増加してしま
うという問題があった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、作製コストを低減させることがで
きるモータを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、回転軸が挿通される
内輪部及びティースが放射状に延出形成される外輪部を
備え、前記内輪部と前記外輪部との間の領域に空孔を配
設するとともに、前記内輪部と前記外輪部とをステーに
よって連結したコアシートを複数枚積層することによっ
て構成されるコアと、前記コアの第1面側に配設される
コンミテータと、前記コンミテータに摺動するブラシ
と、前記コアの第2面側に配設される軸受とをケース内
に収容したモータにおいて、前記各ステーが階段状とな
るように前記各コアシートを前記コアの回転方向にずら
した状態で積層するとともに、前記コアの回転方向をエ
アが前記空孔を介して前記第2面側から第1面側に流れ
るように設定したことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明では、回転軸が挿通
される内輪部及びティースが放射状に延出形成される外
輪部を備え、前記内輪部と前記外輪部との間の領域に空
孔を配設するとともに、前記内輪部と前記外輪部とをス
テーによって連結したコアシートを複数枚積層すること
によって構成されるコアと、前記コアの第1面側に配設
されるコンミテータと、前記コンミテータに摺動するブ
ラシと、前記コアの第2面側に配設される軸受とをケー
ス内に収容したモータにおいて、少なくとも1枚の前記
コアシートにおいて、前記空孔を閉止したことを要旨と
する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記ステーの幅をW1とし、前記ス
テーの外径をD1とし、スロット数をN1とした場合、
W1≧π×D1/N1という関係を満たすように設定す
るとともに、前記ティースの数をT1とした場合に、前
記各コアシートを前記コアの回転方向に順次(360°
/T1)ずつずらして積層したことを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記ステーの幅をW2とし、前記ス
テーの外径をD2とし、前記コアシートの種類をnと
し、スロット数をN2とした場合、W2≧π×D2/N
2/nという関係を満たすように設定するとともに、前
記ティースの中心軸線と前記ステーの中心軸線とのズレ
の角度をaとした場合に、a=360°/N2/nとい
う関係を満たすように設定して、n種の前記各コアシー
トにおける前記各ステーを前記コアの回転方向に順次a
ずつずらして積層したことを要旨とする。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、エアは、コアが回
転すると空孔を介してブラシ側に流れる。そのため、エ
アが空孔を介して軸受側に流れてしまうのを防止するこ
とができる。よって、軸受内にブラシ摩耗粉を含んだエ
アが侵入してしまうのを確実に防止することができる。
ゆえに、軸受に防塵カバーを設ける必要がなくなり、モ
ータを構成するために必要な部品点数が増加してしまう
のを防止することができる。その上、防塵カバーを取り
付けるための工程が不要になる。また、非接触シールよ
りも高価な接触シールを軸受に設ける必要もないため、
モータを作製するために必要なコストを低減させること
ができる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、少なくと
も1枚のコアシートにおいて空孔が閉止されているた
め、コアが構成されたときに空孔が非連通な状態にな
る。よって、ブラシ摩耗粉が軸受側に流れてしまうのを
より確実に防止することができる。従って、軸受内にブ
ラシ摩耗粉が侵入してしまうのをより確実に防止するこ
とができる。また、各コアシートを回転方向にずらした
状態で積層する必要がないため、これらコアシートを作
製するための金型を増やす必要がない。よって、モータ
を作製するために必要なコストが上昇してしまうのを防
止することができる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、ステーの
幅W1が、各コアシートをコアの回転方向に順次(36
0°/T1)ずつずらして積層すると、各ステーが階段
状となるように設定されている。従って、1種類のコア
シートを用いるだけで、各ステーを階段状となるように
積層することができる。
【0014】請求項4に記載の発明によると、ステーの
幅W2が、各コアシートをコアの回転方向に順次aずつ
ずらして積層すると、各ステーが階段状となるように設
定されている。そのため、コアシートを1種類だけ用い
る場合よりも各ステーを小刻みにずらすことができる。
従って、各ステーによって得られる傾斜面により、エア
を効率良く流すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したモータ
の一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0016】図1に示すように、モータとしての直流モ
ータ11を構成するケースとしてのモータハウジング1
2は、ハウジング本体12aとハウジングエンド12b
とからなっている。ハウジング本体12aの第2壁17
の内側面には、マグネット18が複数箇所に取り付けら
れている。ハウジング本体12aの第1壁16には、エ
アをモータハウジング12に導入するためのエア導入孔
12cが設けられている。また、ハウジングエンド12
bには、エアをモータハウジング12から放出するため
のエア放出孔12dが設けられている。これらエア導入
孔12c及びエア放出孔12dは、モータハウジング1
2において互いに向かい合うように配設されている。
【0017】図1に示すように、ハウジングエンド12
bの上方には、一対のブラシ保持装置42が互いに向か
い合うように配設されている。ブラシ保持装置42はエ
ア放出孔12dの上方に配設されている。ブラシ保持装
置42は、ブラシホルダ43、ストッパ(スプリング止
め具)44、図示しないスプリング及びブラシ15を備
えている。ブラシホルダ43は略四角筒状に形成されて
いる。ブラシホルダ43の長手方向は、図1における左
右方向と一致している。ストッパ44は、ブラシホルダ
43の基端を閉止するようになっている。ブラシ15は
ブラシホルダ43内に配設され、図示しない電源に電気
的に接続されている。ブラシ15は、スプリングの付勢
力によってブラシホルダ43の先端から突出するように
なっている。
【0018】また、ハウジングエンド12bの中心部に
おける内側面には、略円筒状の軸受41が取り付けられ
ている。軸受41は各ブラシ保持装置42の間に配置さ
れている。軸受41は焼結成形部品であり、軸受油を含
有している。この軸受41には、回転軸13の一端が挿
通されるようになっている。そのため、回転軸13は軸
受41に対して回動可能になる。
【0019】図1に示すように、回転軸13の長手方向
における中央部には、コア21が外嵌されている。コア
21は、回転軸13を中心として図2に示す矢印F1方
向に回転するようになっている。図1に示すように、コ
ア21の第1面21aの側にある回転軸13の下端部に
は、略円筒状のコンミテータ(整流子)14が外嵌され
ている。コンミテータ14の外周面には、複数枚の金属
板14aが互いに離間した状態で貼り付けられている。
各金属板14aには、ブラシ15の先端面が所定角度で
接触するようになっている。そのため、コア21が回転
すると、金属板14aに対してブラシ15が摺動するよ
うになっている。このとき、ブラシ15が摩耗して、同
ブラシ15からブラシ摩耗粉が発生するようになる。
【0020】また、コア21の第2面21bの側にある
回転軸13の上端部には、リング状の軸受31が外嵌さ
れている。軸受31は、ボール33を回動環31a及び
固定環31bで挟持することによって構成されている。
回動環31aは回転軸13に固定されている。固定環3
1bは、前記ハウジング本体12aの前記第1壁16に
固定されている。この軸受31には、一対の非接触シー
ル32がボール33を介して向かい合うように設けられ
ている。
【0021】図1〜図3に示すように、コア21は、薄
鋼板によって形成されたコアシート22を複数枚積層す
ることによって構成されている。図3(a)に示すよう
に、コアシート22は内輪部23及び外輪部24を備え
ている。内輪部23の中心部には、円形状の回転軸固定
孔28が設けられている。回転軸固定孔28には回転軸
13が挿通されるようになっている。また、外輪部24
には、16個のティース25が放射状且つ等角度間隔に
延出形成されている。このとき、隣り合う各ティース2
5間にはスロット30が構成されるようになっている。
各ティース25には、図示しない巻線が巻装されるよう
になっている。巻線は、前記コンミテータ14の金属板
14aに電気的に接続されるようになっている。各ティ
ース25の先端部には、先端傘状突極部29が同ティー
ス25の両側方に向けて延出形成されている。先端傘状
突極部29は、前記マグネット18と向かい合うように
なっている。先端傘状突極部29の外周部は円弧状に形
成されている。また、内輪部23と外輪部24との間の
領域には、空孔としての肉抜き部26が4箇所に配設さ
れている。図3(a)に示すように、内輪部23及び外
輪部24は、4本のステー27によって連結されてい
る。各ステー27の幅をW1とし、ステー27の外径を
D1とし、スロット30の数をN1とした場合、W1≧
π×D1/N1という関係を満たすように設定されてい
る。
【0022】図2(a)及び図3(b)に示すように、
ティース25の数をT1とした場合、前記コア21は、
各コアシート22を矢印F1方向に順次(360°/T
1)ずつずらして積層することによって構成されてい
る。本実施形態において、コア21は、各コアシート2
2を矢印F1方向に順次22.5°ずつずらして積層す
ることによって構成されている。各コアシート22は、
回転軸13を中心として回動させることによって矢印F
1方向にずらされるようになっている。また、図2
(b)に示すように、各ステー27は、各コアシート2
2を矢印F1方向に順次(360°/T1)ずつずらす
ことによって、階段状に積層されるようになっている。
各ステー27は、上層側のコアシート22に行くに従っ
て図2(b)における左側方向にずらされている。つま
り、各ステー27の矢印F1側に位置する端面27a
は、エアを送りたい方向に傾斜している。よって、コア
21の回転方向(矢印F1方向)は、エアが肉抜き部2
6を介して前記ブラシ15側に流れるように設定され
る。換言すると、コア21の回転方向は、エアが肉抜き
部26を介して前記第2面21b側から前記第1面21
a側に流れるように設定される。
【0023】次に、軸受31内にブラシ摩耗粉が侵入し
てしまうのを防止する方法を説明する。まず、コア21
を矢印F1方向に回転させる。すると、いわばコア21
がファンのように作用して、エアがコア21の第2面2
1b側から第1面21a側に流れる。それとともに、モ
ータハウジング12内の圧力が下がり、エア導入孔12
cからエアが導入される。そして、コア21の第1面2
1a側から流出したエアは、ブラシ保持装置42側に導
かれる。このブラシ保持装置42において、エアはブラ
シ15から発生したブラシ摩耗粉を巻き込む。その後、
エアはブラシ摩耗粉と一緒にエア放出孔12dから排出
される。この場合、モータハウジング12においてコア
21の軸受31側は風上となる。ゆえに、軸受31内に
ブラシ摩耗粉が侵入してしまうのが防止される。
【0024】上記実施形態によれば、以下のような特徴
を得ることができる。 (1)エアは、コア21が回転すると肉抜き部26を介
してブラシ15側に流れる。そのため、エアが肉抜き部
26を介して軸受31側に流れてしまうのを防止するこ
とができる。よって、軸受31内にブラシ摩耗粉を含ん
だエアが侵入してしまうのを確実に防止することができ
る。ゆえに、従来のように、軸受31に防塵カバー71
を設ける必要がなくなり、直流モータ11を構成するた
めに必要な部品点数が増加してしまうのを防止すること
ができる。その上、防塵カバー71を取り付けるための
工程が不要になる。また、従来のように、非接触シール
32よりも高価な接触シール72を軸受31に設ける必
要もない。従って、直流モータ11を作製するために必
要なコストを低減させることができる。
【0025】(2)ステー27の幅W1が、各コアシー
ト22をコア21の回転方向に順次(360°/T1)
ずつずらして積層すると、各ステー27が階段状となる
ように設定されている。従って、1種類のコアシート2
2を用いるだけで、各ステー27を階段状となるように
積層することができる。
【0026】(3)モータハウジング12のブラシ15
側にはエア放出孔12dが設けられている。ゆえに、コ
ア21がエアの流れの途中に位置するようになるため、
コア21から発生した熱はエアによって冷却される。よ
って、直流モータ11が強制冷却されるため、直流モー
タ11を高出力化、長寿命化させることができる。しか
も、モータハウジング12の内部にゴミが溜まるのを防
止することができる。
【0027】(4)モータハウジング12には、エア放
出孔12dに加え、エア導入孔12cがモータハウジン
グ12の軸受31側に設けられている。よって、直流モ
ータ11がより確実に強制冷却されるため、直流モータ
11をより確実に高出力化、長寿命化させることができ
る。
【0028】なお、前記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・図4(a)に示すように、ステー27の幅W2とし、
ステー27の外径をD2とし、コアシートの種類をnと
し、スロット30の数をN2とした場合、W2≧π×D
2/N2/nという関係を満たすように設定してもよ
い。それとともに、ティース25の中心軸線とステー2
7の中心軸線とのズレの角度をaとした場合に、a=3
60°/N2/nという関係を満たすように設定しても
よい。そして、図4(b)に示すように、n種の各コア
シート22における各ステー27を、矢印F1方向に順
次aずつずらして積層してもよい。このように構成すれ
ば、コアシート22を1種類だけ用いる場合よりも各ス
テー27を小刻みにずらすことができる。従って、各ス
テー27によって得られる傾斜面により、エアを効率良
く流すことができる。また、各ステー27が滑らかな階
段状となるように積層されるため、エアをスムーズに流
すことができる。
【0029】・図5に示すように、コアシート22のう
ちの1枚を、図6に示される肉抜き部26を閉止したコ
アシート22aに変更してもよい。また、コアシート2
2のうちの2枚以上をコアシート22aに変更してもよ
い。このように構成すれば、少なくとも1枚のコアシー
ト22において肉抜き部26が閉止されているため、コ
ア21が構成されたときに肉抜き部26が非連通な状態
になる。よって、ブラシ摩耗粉が軸受31側に流れてし
まうのをより確実に防止することができる。従って、軸
受31内にブラシ摩耗粉が侵入してしまうのをより確実
に防止することができる。また、各コアシート22を回
転方向にずらした状態で積層する必要がないため、これ
らコアシート22を作製するための金型を増やす必要が
ない。さらに、コアシート22の作製時において肉抜き
部26を抜く工程が別にある場合には、その工程を減ら
すことができる。よって、直流モータ11を作製するた
めに必要なコストが上昇してしまうのを防止することが
できる。
【0030】・前記実施形態では、モータハウジング1
2の軸受31側にエア導入孔12cが設けられるととも
に、モータハウジング12のブラシ15側にエア放出孔
12dが設けられていた。しかし、エア導入孔12c及
びエア放出孔12dのうち少なくともエア導入孔12c
を省略してもよい。
【0031】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る技術的思想を以下に記載する。 (1)請求項1,3及び4のいずれか一項において、前
記ケースの前記ブラシ側にエア放出孔を設けたことを特
徴とするモータ。よって、技術的思想(1)によれば、
モータを高出力化、長寿命化させることができる。
【0032】(2)技術的思想(1)において、前記ケ
ースの前記軸受側にエア導入孔を設けたことを特徴とす
るモータ。よって、技術的思想(2)によれば、モータ
をより確実に高出力化、長寿命化させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、モータを作製するために必要なコストを
低減させることができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、軸受内に
ブラシ摩耗粉が侵入してしまうのをより確実に防止する
ことができる。また、モータを作製するために必要なコ
ストが上昇してしまうのを防止することができる。
【0035】請求項3に記載の発明によれば、1種類の
コアシートを用いるだけで、各ステーを階段状となるよ
うに積層することができる。請求項4に記載の発明によ
れば、各ステーによって得られる傾斜面により、エアを
効率良く流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態におけるモータの断面図。
【図2】 (a)は、コアの正面図、(b)は、図2
(a)のA−A線断面図。
【図3】 (a)は、コアシートの正面図、(b)は、
重ね合わせた後の状態のコアシートを示す正面図。
【図4】 (a)は、別例におけるコアシートを示す正
面図、(b)は、別例における重ね合わせた後の状態の
コアシートを示す正面図。
【図5】 別例におけるモータの断面図。
【図6】 別例におけるコアシートの正面図。
【図7】 従来技術におけるモータの断面図。
【図8】 (a)及び(b)は、モータの要部拡大図。
【符号の説明】
11…モータとしての直流モータ、12…ケースとして
のモータハウジング、13…回転軸、14…コンミテー
タ、15…ブラシ、21…コア、21a…第1面、21
b…第2面、22…コアシート、23…内輪部、24…
外輪部、25…ティース、26…空孔としての肉抜き
部、27…ステー、31…軸受、D1,D2…ステー外
径、N1,N2…スロット数、T1…ティースの数、W
1,W2…ステーの幅、a…ティースの中心軸線とステ
ーの中心軸線とのズレの角度、n…コアシートの種類。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸が挿通される内輪部及びティースが
    放射状に延出形成される外輪部を備え、前記内輪部と前
    記外輪部との間の領域に空孔を配設するとともに、前記
    内輪部と前記外輪部とをステーによって連結したコアシ
    ートを複数枚積層することによって構成されるコアと、
    前記コアの第1面側に配設されるコンミテータと、前記
    コンミテータに摺動するブラシと、前記コアの第2面側
    に配設される軸受とをケース内に収容したモータにおい
    て、 前記各ステーが階段状となるように前記各コアシートを
    前記コアの回転方向にずらした状態で積層するととも
    に、前記コアの回転方向をエアが前記空孔を介して前記
    第2面側から第1面側に流れるように設定したことを特
    徴とするモータ。
  2. 【請求項2】回転軸が挿通される内輪部及びティースが
    放射状に延出形成される外輪部を備え、前記内輪部と前
    記外輪部との間の領域に空孔を配設するとともに、前記
    内輪部と前記外輪部とをステーによって連結したコアシ
    ートを複数枚積層することによって構成されるコアと、
    前記コアの第1面側に配設されるコンミテータと、前記
    コンミテータに摺動するブラシと、前記コアの第2面側
    に配設される軸受とをケース内に収容したモータにおい
    て、 少なくとも1枚の前記コアシートにおいて、前記空孔を
    閉止したことを特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】前記ステーの幅をW1とし、前記ステーの
    外径をD1とし、スロット数をN1とした場合、 W1≧π×D1/N1 という関係を満たすように設定するとともに、前記ティ
    ースの数をT1とした場合に、前記各コアシートを前記
    コアの回転方向に順次(360°/T1)ずつずらして
    積層したことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  4. 【請求項4】前記ステーの幅をW2とし、前記ステーの
    外径をD2とし、前記コアシートの種類をnとし、スロ
    ット数をN2とした場合、 W2≧π×D2/N2/n という関係を満たすように設定するとともに、前記ティ
    ースの中心軸線と前記ステーの中心軸線とのズレの角度
    をaとした場合に、 a=360°/N2/n という関係を満たすように設定して、n種の前記各コア
    シートにおける前記各ステーを前記コアの回転方向に順
    次aずつずらして積層したことを特徴とする請求項1に
    記載のモータ。
JP2000396730A 2000-12-27 2000-12-27 モータ Pending JP2002199626A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000396730A JP2002199626A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 モータ
US10/020,944 US6700287B2 (en) 2000-12-27 2001-12-19 Core of motor having core sheets stacked together and method for stacking the same
DE60125318T DE60125318T2 (de) 2000-12-27 2001-12-27 Motorkern mit gestapelten Kernblechen und Verfahren zum Stapeln desselben
EP01130867A EP1220418B1 (en) 2000-12-27 2001-12-27 Core of motor having core sheets stacked together and method for stacking the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000396730A JP2002199626A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002199626A true JP2002199626A (ja) 2002-07-12

Family

ID=18861972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000396730A Pending JP2002199626A (ja) 2000-12-27 2000-12-27 モータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002199626A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965186B2 (en) 2003-01-15 2005-11-15 Honda Motor Co., Ltd. Electric motor for hybrid vehicles
JP2007267439A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mitsuba Corp 回転電機におけるアーマチュアコア
JP2015061466A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965186B2 (en) 2003-01-15 2005-11-15 Honda Motor Co., Ltd. Electric motor for hybrid vehicles
JP2007267439A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mitsuba Corp 回転電機におけるアーマチュアコア
JP2015061466A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005244582B2 (en) Motor
US8736134B2 (en) Alignment of segmented stators for electric machines
JP5751785B2 (ja) ブラシレスモータ
US20060103253A1 (en) Rotor for permanent magnet motor of outer rotor type
JP4667461B2 (ja) 電動モータの回転子に磁石を取り付けるプロセス、および電動モータの回転子
JP2011254571A (ja) 回転電機の冷却構造
US6700287B2 (en) Core of motor having core sheets stacked together and method for stacking the same
JP3740555B2 (ja) クローポール型発電機
TW201839282A (zh) 磁性軸承
JP5146637B2 (ja) インシュレータと固定子および電動機
EP1672771B1 (en) Rotor for hybrid type stepping motor and manufacturing method thereof
JP2002199626A (ja) モータ
JP2009022147A (ja) アキシャルモータ用コア、ステータおよびアキシャルモータ
JP3723480B2 (ja) モータ
WO2004070922A1 (ja) クローポール型発電機
JP2008178189A (ja) トロイダル巻線モータ及びそれを用いたエレベータ用巻上機
JP4173430B2 (ja) 回転電機の電機子、及び回転電機
JP2003009442A (ja) 積層コアとその積層方法
US20240171022A1 (en) Motor
JP3759092B2 (ja) 偏心ロータと同ロータを備えた扁平コアレス振動モータ
JP2009159714A (ja) 電動機
JP2008131802A (ja) ファンモータ
JP2004052845A (ja) 軸受け構造及び前記軸受け構造を用いたモータ
JP2024049706A (ja) 回転電機のステータ冷却構造
JPH0732548B2 (ja) 圧縮機用電動機