JP2002195128A - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置

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JP2002195128A
JP2002195128A JP2000398242A JP2000398242A JP2002195128A JP 2002195128 A JP2002195128 A JP 2002195128A JP 2000398242 A JP2000398242 A JP 2000398242A JP 2000398242 A JP2000398242 A JP 2000398242A JP 2002195128 A JP2002195128 A JP 2002195128A
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fuel
valve
valve body
pump housing
supply device
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JP2000398242A
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English (en)
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Hiroshi Inoue
宏史 井上
Sadatsugu Inaguma
禎次 稲熊
Yutaka Niwa
豊 丹羽
Chiaki Kawashiri
千秋 河尻
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール箇所が少なく、安価で小型化可能な燃
料供給装置を提供する。 【解決手段】 燃料供給装置1は、高圧燃料の圧送量を
電磁弁の開閉により制御する燃料装置であり、電磁弁1
0とポンプ部50とを有している。コイル部11はパイ
プ部材31の外側に挿入されている。有底筒状のパイプ
部材31の開口側はポンプ部50のカバー部材51内に
位置し、弁ボディ36と向き合っている。パイプ部材3
1の外周壁とカバー部材51の内周壁との間をシール部
材としてのOリング200がシールしている。弁ボディ
36は、カバー部材51およびシリンダ52内に全体を
収容されている。弁ボディ36の外周壁に形成されてい
るねじ山と、シリンダ52の内周壁に形成されているね
じ山とがねじ結合している。弁ボディ36が有する弁座
36aに弁部材35が着座することにより内部流路10
2が閉塞され、燃料流入路100と燃料加圧室101と
の連通が遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
「内燃機関」をエンジンという)に用いられる燃料供給
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンだけでなくガ
ソリンエンジンにおいても、低圧ポンプにより燃料タン
クから汲み上げた低圧燃料を加圧し、インジェクタに圧
送する燃料供給装置が知られている。
【0003】このような燃料供給装置では、燃料流入路
と燃料加圧室との間に開閉弁を配設し、燃料流入路と燃
料加圧室との連通を断続している。燃料加圧室に流入し
た燃料は,シリンダに往復移動可能に支持されているプ
ランジャにより加圧される。開閉弁の弁ボディが有する
弁座に開閉弁の弁部材が着座すると、燃料流入路と燃料
加圧室との連通が遮断される。加圧した燃料の吐出量を
調量するため、開閉弁を電磁弁にすることもある。プラ
ンジャが下死点から上死点に向かう途中で電磁弁を閉弁
し燃料を加圧するタイミングを調整することにより、燃
料圧送量を調整する。
【0004】開閉弁の弁ボディが有する弁座に弁部材が
着座し燃料が加圧されている間、弁ボディは加圧されて
いる燃料から大きな力を受ける。燃料加圧時に大きな力
を受ける弁ボディを係止するため、リテーニングナット
で弁ボディを係止するか、フランジ部材で弁ボディを係
止する構成が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポンプ
ハウジングにリテーニングナットをねじ結合し弁ボディ
を係止する場合、リテーニングナットを用いることによ
り開閉弁が大型化するとともに、部品点数が増加し製造
コストが増加するという問題がある。
【0006】また、開閉弁として電磁弁を用いリテーニ
ングナットで弁ボディを係止する場合、電磁弁のコイル
に電力を供給するコネクタをリテーニングナットに取り
付けることがある。すると、リテーニングナットをねじ
結合することによりリテーニングナットとともにコネク
タが回転するので、コネクタの回転位置がばらつくこと
がある。コネクタの回転位置がばらつくと、コネクタに
電力を供給するコードの接続方向がばらつき、コードの
接続が困難である。
【0007】また、リテーニングナットとポンプハウジ
ングとのねじ結合箇所で燃料をシールすることはでき
ず、リテーニングナットのねじ締め方向と反対側はポン
ウハウジングの外部に出ているので、リテーニングナッ
トとポンプハウジングの間をシールするシール部材が必
要である。さらに、リテーニングナット内に収容される
部品とリテーニングナットとの間をシールする必要があ
る。したがって、シール箇所が多く部品点数が増加する
ので、組付工数および製造コストが増加するという問題
がある。
【0008】フランジ部材で弁ボディを係止する場合、
加圧される燃料から弁ボディが受ける力によりフランジ
部材が変形することがある。フランジ部材が変形する
と、フランジ部材と他の部品との結合、例えば溶接が外
れる恐れがある。また、低温時においてフランジ部材が
変形すると、フランジ部材と接し燃料漏れを防止してい
るOリングの弾性が低下してフランジ部材の変形に追随
できなくなり、燃料が漏れる恐れがある。したがって、
加圧燃料から弁ボディが力を受けても変形しないように
フランジ部材の剛性を高める必要がある。フランジ部材
の剛性を高めるために、フランジ部材の厚みを増加した
り、剛性の高い材質を用いることが考えられる。いずれ
にしても、製造コストの増加を招く。特にフランジ部材
が電磁弁の磁気回路の一部を兼ねている場合、フランジ
部材を磁性材料で形成しなければならない。磁性材料は
鉄等に比べ剛性が低く高価であるから、磁性材料で形成
するフランジ部材の剛性を高めるために肉厚を厚くする
と、製造コストが上昇する。フランジ部材の磁気回路部
分だけを磁性材料で形成し、他の部分を剛性が高く安価
な非磁性材料で形成すれば製造コストの上昇を抑制でき
る。しかし、フランジ部材が磁性部材と非磁性部材との
2部材になるので、部材同士の間をシールするシール部
材が必要になる。さらに、磁性部材と非磁性部材とを接
合する工数が増加するという問題がある。
【0009】また、フランジ部材の変形による燃料漏れ
を回避するため、燃料の高加圧化を促進することが困難
である。本発明の目的は、シール箇所が少なく、安価で
小型化可能な燃料供給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料供給装置によると、燃料流入路と燃料加圧室との連
通を断続する開閉弁の弁ボディはポンプハウジング内に
全体を収容されポンプハウジングと直接ねじ結合されて
いる。つまり、弁ボディは燃料中でポンプハウジングと
ねじ結合しているので、弁ボディとポンプハウジングと
の間をシールする必要がない。ポンプハウジングと収容
部材との間でシールを行えば、開閉弁とポンプ部との間
をシールすることができる。シール箇所が減少し部品点
数が減少するので、組付工数および製造コストが低減す
る。
【0011】また、可動子が弁座に着座している燃料加
圧中に、加圧燃料から大きな力を受ける弁ボディがポン
プハウジングと直接ねじ結合しているので、弁ボディを
係止するための部品が不要である。したがって、開閉弁
の部品点数が減少し開閉弁を小型化できる。さらに、加
圧燃料の高圧化が容易である。
【0012】本発明の請求項2記載の燃料供給装置によ
ると、開閉弁は電磁弁であり、収容部材の外周にコイル
部が挿入されている。コイル部に電流を供給するコネク
タの位置は収容部材にコイル部を挿入するときの回転位
置により決まるので、燃料供給装置毎にコネクタの位置
がばらつくことを防止できる。また、コイル部の回転位
置を容易に変更できるので、エンジンによりケーブルと
接続する電磁弁のコネクタの向きが異なっていても、コ
ネクタの回転位置を容易に変更できる。また、収容部材
にコイル部を挿入しないことにより、定量圧送の燃料供
給装置を容易に構成できる。
【0013】本発明の請求項3記載の燃料供給装置によ
ると、弁ボディは,外周壁に形成したねじ山によりポン
プハウジングの内周壁に形成されているねじ山とねじ結
合している。弁ボディの内周壁に形成したねじ山がポン
プハウジングの外周壁に形成したねじ山とねじ結合する
構成に比べ弁ボディの外径を小さくできるので、開閉弁
を小型化できる。
【0014】本発明の請求項4記載の燃料供給装置によ
ると、可動子が着座することにより大きな力を加圧燃料
から受ける弁座部材と、ポンプハウジングとねじ結合し
ている結合部材とを別体にしている。可動子と当接し加
圧燃料から大きな力を受けるため、弁座部材は剛性の高
い材質で形成する必要があり高価になる。一方、ポンプ
ハウジングとねじ結合する結合部材は弁座部材よりも剛
性が低く安価な材質で形成できる。したがって、弁ボデ
ィを剛性の高い高価な材質で一体に形成する場合に比
べ、弁座部材と結合部材を別体にすることにより弁ボデ
ィの製造コストが低減する。本発明の請求項5記載の燃
料供給装置によると、収容部材をほぼ同一径に形成して
いるので、収容部材の製造コストが低減する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を示す複数の
実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による燃料供給装置
を図1に示す。燃料供給装置1は、高圧燃料の圧送量を
開閉弁としての電磁弁の開閉により制御する燃料装置で
あって、例えば、ディーゼルエンジンやガソリンエンジ
ンのインジェクタに燃料を供給する高圧サプライポンプ
である。燃料供給装置1は、電磁弁10と、吸入した燃
料を加圧し圧送するポンプ部50とを有している。
【0016】まず、電磁弁10の構成について説明す
る。電磁弁10は、コイル部11と弁部30とを有して
る。コイル部11は弁部30のパイプ部材31の外側に
挿入されており、図示しないピンにより回転方向を位置
決めされている。コイル部11は、弁部30に駆動力を
与える電磁駆動部である。コネクタ12はボビン13
と、ボビン13に巻回しているコイル14とを覆うモー
ルド樹脂である。ターミナル15はコイル14と電気的
に接続している。カバー16は金属製であり、コネクタ
12と結合している。カバー16はカバー部材51にピ
ンで位置決めされている。
【0017】弁部30は、有底筒状の収容部材としての
パイプ部材31と、パイプ部材31の内部底側に固定さ
れている固定コア32と、パイプ部材31に往復移動可
能に収容されている可動コア33と、可動コア33とと
もに往復移動する弁部材35と、可動コア33を図1の
下方に付勢する弁スプリング34と、弁部材35が着座
可能な弁座36aを有する弁ボディ36等を有してい
る。可動コア33および弁部材35は可動子を構成して
いる。
【0018】パイプ部材31の反底側である開口側はポ
ンプ部50のカバー部材51内に位置し、弁ボディ36
と向き合っている。パイプ部材31は弁ボディ36の外
周壁に嵌合し、弁ボディ36に溶接されている。パイプ
部材31の外周壁とカバー部材51の内周壁との間をシ
ール部材としてのOリング200がシールしている。
【0019】弁スプリング34は固定コア32から離れ
る方向に可動コア33を付勢している。固定コア32と
可動コア33とは磁気回路を構成しており、コイル14
に通電することにより発生する磁気吸引力により、弁ス
プリング34の付勢力に抗し可動コア33は固定コア3
2に向けて図1の上方に吸引される。
【0020】弁ボディ36は、ポンプ部50のポンプハ
ウジングを構成しているカバー部材51およびシリンダ
52内に全体を収容されている。弁ボディ36の外周壁
に形成されているねじ山と、シリンダ52の内周壁に形
成されているねじ山とがねじ結合している。弁ボディ3
6とシリンダ52とのねじ結合箇所は、燃料中に浸漬し
ている。
【0021】弁ボディ36は筒状に形成されており、筒
状の内部流路102と燃料流入路100とを連通する連
通孔103が燃料流入路100と面している部分に形成
されている。内部流路102および連通孔103は、燃
料流入路100と燃料加圧室101とを連通可能な連通
路を構成している。弁ボディ36が有する弁座36aに
弁部材35が着座することにより内部流路102が閉塞
され、燃料流入路100と燃料加圧室101との連通が
遮断される。燃料流入路100には図示しない低圧ポン
プから低圧燃料が供給される。弁ボディ36には、コイ
ル14への非通電時、弁スプリング34の付勢力により
弁部材35が図1の下方である開弁方向に移動する移動
量を規制するストッパプレート38が保持されている。
ストッパプレート38は外周に切欠部を設けており、こ
の切欠部を通り燃料流入路100から連通孔103、内
部流路102を通り燃料加圧室101に燃料が流入す
る。環状部材39は弁ボディ36内の燃料加圧室101
側に固定され、ストッパプレート38を支持している。
【0022】次に、ポンプ部50について説明する。ポ
ンプ部50のポンプハウジングは、カバー部材51とシ
リンダ52とから構成されている。カバー部材51は燃
料流入路100を形成しており、シリンダ52と別体で
ある。カバー部材51は、シリンダ52の燃料加圧室1
01側を覆っており、複数のボルト56で取付部材55
に結合している。シリンダ52はボルト56の結合力に
よりカバー部材51と取付部材55との間に挟持されて
いる。カバー部材51とシリンダ52との間をOリング
201がシールしている。
【0023】シリンダ52は、可動部材としてのプラン
ジャ60を往復移動可能に支持している。シリンダ52
の内周壁とプランジャ60と弁部材35とにより燃料加
圧室101が形成されている。プランジャスプリング6
1は一端をスプリング座62に当接し、他端をスプリン
グ座63に当接している。プランジャスプリング61は
スプリング座62をタペット64の底部内壁に押し付け
ている。スプリング座62はプランジャ60の頭部60
aを係止している。スプリング座63はタペットガイド
65の上部とシリンダ52との間に挟持されている。タ
ペット64の底部外壁64aはエンジンのバルブカムシ
ャフトに取り付けられたポンプカムと当接している。タ
ペットガイド65は略円筒状に形成されており、内周壁
でタペット64を摺動可能に支持している。シリンダ5
2とスプリング座63、スプリング座63とタペットガ
イド65、タペットガイド65と取付部材55との間は
それぞれOリングでシールされている。
【0024】デリバリバルブ70は、シリンダ52とね
じ結合しており、燃料加圧室101と連通可能な燃料吐
出流路104を形成している。デリバリバルブ70は、
弁座部材71、弁部材72およびスプリング73を有し
ている。燃料加圧室101の燃料圧力が所定圧以上にな
ると、弁部材72はスプリング73の付勢力に抗し弁座
部材71から離座し、燃料加圧室101と燃料吐出流路
104とが連通する。そして、デリバリバルブ70に結
合された図示しない燃料配管に燃料が圧送される。デリ
バリパイプ70から圧送された燃料は、図示しない蓄圧
管に供給される。
【0025】次に、燃料供給装置1の作動について、
(1) 燃料の吸入行程、(2) 燃料の加圧圧送行程に分けて
説明する。 (1) 燃料の吸入行程 バルブカムシャフトの回転に伴いポンプカムが回転し、
タペット64およびスプリング座62とともにプランジ
ャ60が往復移動する。電磁弁10のコイル14への通
電が遮断され、プランジャ60が上死点である図1の上
方から下死点である図1の下方側に移動すると、弁スプ
リング34の付勢力により弁部材35が弁座36aから
離座し電磁弁10は開弁状態となる。このとき、プラン
ジャ60が図1の下方に移動することにより、低圧燃料
ポンプから吐出された低圧燃料が、燃料流入路100、
連通孔103、内部流路102を通り燃料加圧室101
に流入する。そしてプランジャ60が下死点に位置する
とき、燃料加圧室101内には最大量の低圧燃料が流入
する。
【0026】(2) 燃料の加圧圧送行程 プランジャ60が下死点から上死点に移動する行程にお
いて、所望の燃料圧送量に対応した位置にプランジャ6
0が到達したとき、電子制御ユニットにより電磁弁10
のコイル14への通電がオンされる。これにより、可動
コア33は固定コア32側に吸引され弁部材35は弁座
36aに着座する。すなわち、電磁弁10は閉弁状態と
なる。その後、プランジャ60がさらに上死点側に移動
すると、燃料加圧室101内の燃料は高圧となる。燃料
加圧室101の燃料圧力が所定圧以上に上昇すると、ス
プリング73の付勢力に抗して弁部材72が弁座部材7
1から離座する。すると、燃料加圧室101の高圧燃料
が燃料吐出流路104から圧送される。
【0027】第1実施例では、電磁弁10の弁ボディ3
6はポンプハウジングであるカバー部材51およびシリ
ンダ52内に全体を収容されている。さらに、弁ボディ
36の外周壁に形成しているねじ山がシリンダ52の内
周壁に形成しているねじ山とねじ結合している。弁ボデ
ィ36全体がポンプハウジングに収容され、弁ボディ3
6とシリンダ52とのねじ結合箇所が燃料中に浸漬して
いるので、弁ボディ36とシリンダ52との間をシール
する必要がない。カバー部材51およびシリンダ52か
らなるポンプハウジングと電磁弁10との間を1個のO
リング200によりシールできるので、シール部材が減
少する。
【0028】また、燃料加圧時に高圧燃料から大きな力
を受ける弁ボディ36がシリンダ52と直接ねじ結合し
ているので、加圧時の燃料から受ける力に抗して弁ボデ
ィ36を係止する部材が不要である。したがって、部品
点数が減少し電磁弁10を小型化できるとともに、加圧
燃料の高圧化が容易である。パイプ部材31およびカバ
ー部材51に燃料加圧時の高圧が加わらないので、パイ
プ部材31およびカバー部材51を剛性の低い材料で形
成できる。
【0029】また、パイプ部材31の外周にコイル部1
1を挿入する構成であるから、弁ボディ36のねじ締め
量に関わらず、コネクタ12の向きをばらつかず一定方
向にそろえることができる。したがって、コネクタ12
とケーブルとの接続が容易である。また、コネクタ12
の向きを容易に変更できるので、ケーブルと接続するコ
ネクタ12の向きがエンジンにより異なっても、種々の
エンジンに燃料供給装置1を搭載できる。
【0030】(第2実施例)本発明の第2実施例を図2
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。電磁弁10の弁部30を構成
する収容部材としてのパイプ部材81は同一径であり、
弁ボディ82の内周壁と溶接されている。弁ボディ82
の軸長は第1実施例の弁ボディ36よりも長くなってい
る。パイプ部材81が同一径であり加工が容易になるの
で、製造コストが低減する。
【0031】(第3実施例)本発明の第3実施例を図3
に示す。第2実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。電磁弁10の弁部30を構成
する弁ボディ85は、弁部材35が着座可能な弁座86
aを有する弁座部材86と、弁座部材86を係止し、シ
リンダ52とねじ結合している結合部材87との2部材
からなる。
【0032】弁部材35が着座するので、弁座部材86
は剛性の高い材質で形成する必要があり製造コストが高
い。これに対し、結合部材87は弁部材35と直接当接
しないので、弁座部材86よりも剛性の低い材質で形成
できる。したがって、弁ボディ85の製造コストが低減
する。
【0033】(第4実施例)本発明の第4実施例を図4
に示す。第3実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。第4実施例では、可動コア3
3と可動子を構成する弁部材90のガイド部90aの径
は同一径である。
【0034】(第5実施例)本発明の第5実施例を図5
に示す。第2実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。収容部材としてのパイプ部材
91は同一径であり、第2実施例のパイプ部材81より
も軸長が長くなっている。パイプ部材91には複数の貫
通孔91aが形成されている。弁ボディ92は、弁部材
35が着座可能な弁座93aを有する弁座部材93と、
シリンダ52とねじ結合している結合部材94との2部
材からなっている。パイプ部材91は弁座部材93の内
周壁と結合している。燃料流入路100から流入する燃
料は、パイプ部材91の貫通孔91aから、弁ボディ9
2の内部流路102を通り燃料加圧室101に流入す
る。
【0035】(第6実施例)本発明の第6実施例を図6
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付し、説明を省略する。第6実施例の燃料供給装置
は、第1実施例の燃料供給装置1からコイル部11を取
り除いたものであり、弁部30だけで開閉弁を構成して
いる。弁部30の開閉は燃料加圧室101の燃料圧力に
よって決定されるので、燃料供給装置は一定量の燃料を
圧送する。
【0036】以上説明した本発明の実施の形態を示す上
記複数の実施例では、弁ボディの外周壁に形成したねじ
山と、シリンダ52の内周壁に形成したねじ山とをねじ
結合したが、弁ボディの内周壁に形成したねじ山と、シ
リンダの外周壁に形成したねじ山とをねじ結合してもよ
い。また上記複数の実施例では、カバー部材51とシリ
ンダ52とを別体にしてポンプハウジングを構成した
が、カバーとシリンダとを一体にしてポンプハウジング
を構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による燃料供給装置を示す
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例による燃料供給装置を示す
断面図である。
【図3】本発明の第3実施例による燃料供給装置を示す
断面図である。
【図4】本発明の第4実施例による燃料供給装置を示す
断面図である。
【図5】本発明の第5実施例による燃料供給装置を示す
断面図である。
【図6】本発明の第6実施例による燃料供給装置を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 燃料供給装置 10 電磁弁(開閉弁) 11 コイル部 14 コイル 30 弁部 31、81、91 パイプ部材(収容部材) 32 固定コア 33 可動コア(可動子) 35、90 弁部材(可動子) 36、82、85、92 弁ボディ 36a、86a、93a 弁座 50 ポンプ部 51 カバー部材(ポンプハウジング) 52 シリンダ(ポンプハウジング) 60 プランジャ(可動部材) 86、93 弁座部材 87、94 結合部材 100 燃料流入路 101 燃料加圧室 102 連通孔(連通路) 103 連通孔(連通路)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 59/46 F02M 59/46 Y (72)発明者 丹羽 豊 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 河尻 千秋 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G066 AA01 AA07 AB02 BA36 BA61 BA67 CA04U CC68U CD03 CD10 CE22 CE30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料流入路から燃料加圧室に流入する燃
    料を加圧するポンプ部と、前記燃料流入路と前記燃料加
    圧室との連通を断続する開閉弁とを備える燃料供給装置
    において、 前記ポンプ部は、ポンプハウジングと、前記ポンプハウ
    ジングに往復移動可能に支持され、往復移動することに
    より前記燃料加圧室に流入する燃料を加圧し圧送する可
    動部材とを有し、 前記開閉弁は、前記ポンプハウジングに全体を収容され
    前記ポンプハウジングと直接ねじ結合している弁ボディ
    であって、弁座と、前記燃料流入路と前記燃料加圧室と
    を連通可能な連通路とを有する弁ボディと、有底筒状に
    形成されている収容部材であって、前記弁ボディに開口
    側を向けて前記ポンプハウジングに開口側を組み付けら
    れ、前記ポンプハウジングの外側に底側を突き出してい
    る収容部材と、前記収容部材に少なくとも一部を往復移
    動可能に収容され、前記弁座に着座することにより前記
    連通路を閉塞する可動子とを有していることを特徴とす
    る燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記開閉弁は、前記収容部材内に収容さ
    れている固定コアと、前記収容部材の外周に挿入されて
    いるコイル部とを有し、前記可動子は、前記固定コアと
    往復移動方向で向き合い、前記コイル部に通電すること
    により発生する磁気吸引力で前記固定コアに吸引される
    可動コアと、前記可動コアとともに往復移動し前記弁座
    に着座可能な弁部材とを有することを特徴とする請求項
    1記載の燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 前記弁ボディは外周壁にねじ山を有し、
    前記ポンプハウジングの内周壁に形成されているねじ山
    とねじ結合していることを特徴とする請求項1または2
    記載の燃料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記弁ボディは、前記弁座を有する弁座
    部材と、前記弁座部材と別体であり前記ポンプハウジン
    グとねじ結合している結合部材とを有していることを特
    徴とする請求項l、2または3記載の燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 前記収容部材はほぼ同一径であり、前記
    収容部材の外周壁は前記弁ボディの内周壁と結合してい
    ることを特徴とする請求項lから4のいずれか一項記載
    の燃料供給装置。
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US9683559B2 (en) 2011-08-01 2017-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel pump

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