JP2002192278A - 製品パネル成形方法 - Google Patents

製品パネル成形方法

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JP2002192278A
JP2002192278A JP2001310495A JP2001310495A JP2002192278A JP 2002192278 A JP2002192278 A JP 2002192278A JP 2001310495 A JP2001310495 A JP 2001310495A JP 2001310495 A JP2001310495 A JP 2001310495A JP 2002192278 A JP2002192278 A JP 2002192278A
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Ha-Young Jung
夏 泳 鄭
Heung-Chun Ahn
興 天 安
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Hyundai Motor Co
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Hyundai Motor Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メーンパネル及び補強パネル用ブランクを相
互に仮溶接して一体に重なった状態で同時に成形するこ
とにより、寸法誤差によるパネル間の干渉及びねじれ現
象を排除することができる製品パネル成形方法を提供す
る。 【解決手段】 専用ブランキングダイを用いてメーンパ
ネル用ブランクと補強パネル用ブランクとを生産するブ
ランク製作段階と；前記ブランク製作段階で製作された
メーンパネル用ブランクと補強パネル用ブランクとを計
算された溶接線に沿って仮溶接するブランク仮溶接段階
と；前記ブランク仮溶接段階で溶接された前記両ブラン
クをプレス装置に一体にホールディングして所定の形状
に加圧成形するプレス成形段階と；前記プレス成形段階
を通じてメーンパネルと補強パネルが単一体に成形され
た製品パネルからスクラップを除去して、パネル表面を
処理するトリム段階と；前記トリム段階から取出された
製品パネルを部分的にスポット溶接して接着性を補強す
る追加溶接段階とを含む製品パネル成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は製品パネル成形方法
に係り、より詳しくはメーンパネルと補強パネルを別々
に成形しないで、メーンパネル及び補強パネル用ブラン
クを一体で製品パネルを成形することによって、スクラ
ップ（ＳＣＲＡＰ）の発生を減らし、製品パネルの成形
工程数を減らすように改良した製品パネル成形方法に関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、車両用車体で特定値以上の強度
を要する部位には、補強パネルをメーンパネルにスポッ
ト溶接するなどの方法で取付けて製品パネルを成形し、
車体に適用することによって車体の剛性を確保している
が、このような製品パネルを成形するための従来の製品
パネル成形方法は、図４に示したように、メーンパネル
用ブランク５１をプレス成形工程を通じてメーンパネル
５３として単品成形して、これとは別に補強パネル用ブ
ランク５５もプレス成形工程を通じて補強パネル５７と
して単品成形する。
【０００３】このように、それぞれ別々に単品成形され
たメーンパネル５３と補強パネル５７とはトリム（ＴＲ
ＩＭ）工程を通じて、それぞれのスクラップ（ＳＣＲＡ
Ｐ）５９、６１を除去して、表面を平らに処理した後、
前記メーンパネル５３に補強パネル５７を取付けてスポ
ット溶接を通じて溶接することによって製品パネル６３
を成形製作する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
従来の製品パネル成形方法では、それぞれ単品成形され
たメーンパネルと補強パネルとが互いに相違した寸法を
有するので、これにより相互のスポット溶接時に、メー
ンパネルと補強パネルとの間の干渉またはねじれなどが
発生する。このため製品パネルの精度確保に多くの工程
が必要であり、何よりもメーンパネル及び補強パネルが
それぞれ別々の単品成形工程を通じて製作されるため、
成形型へのパネル装着に必要とされる部分ではあるが、
それぞれの単品成形工程では不必要なスクラップ（ＳＣ
ＲＡＰ）が多量に発生する問題点を内包している。
【０００５】したがって、本発明は前記問題点を解決す
るためになされたものであって、その目的は、メーンパ
ネルと補強パネルを別々に成形しないで、メーンパネル
及び補強パネル用ブランクを一体で製品パネルを成形す
ることによって、製品パネルの成形工程数を減らし、不
必要なスクラップ（ＳＣＲＡＰ）の発生を減らすように
改良した製品パネル成形方法を提供することにある。
【０００６】また、本発明の他の目的は、メーンパネル
及び補強パネル用ブランクを相互に仮溶接して一体に重
なった状態とし、これによって同時に成形することがで
き、寸法誤差によるメーンパネルと補強パネルとの間の
干渉及びねじれ現象を排除することができる製品パネル
成形方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するために、本発明による製品パネル成形方法は、専用
ブランキングダイを用いて、メーンパネル用ブランクと
補強パネル用ブランクとを生産するブランク製作段階
と；前記ブランク製作段階で製作されたメーンパネル用
ブランクと補強パネル用ブランクとを計算された溶接線
に沿って仮溶接するブランク仮溶接段階と；前記ブラン
ク仮溶接段階で溶接された前記両ブランクをプレス装置
に一体にホールディングして所定の形状に加圧成形する
プレス成形段階と；前記プレス成形段階を通じてメーン
パネルと補強パネルとが単一体に成形された製品パネル
からスクラップを除去して、パネル表面を処理するトリ
ム段階と；前記トリム段階から取出された製品パネルを
部分的にスポット溶接して接着性を補強する追加溶接段
階とを含み、前記ブランク製作段階では、ブランク仮溶
接段階で溶接ジグ上にブランクの位置を設定するための
複数個の取付け用ホールの加工を同時に行うことを特徴
とし、前記ブランク仮溶接段階で溶接線は、前記プレス
成形段階でプレス装置によって加圧成形される時に、仮
溶接された前記両ブランクの引張または材料の流入が少
ない中央部に形成されることを特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施例を詳細に説明する。図１は本発明によ
る製品パネル成形方法を工程別に示したブロック図であ
って、本発明による製品パネル成形方法は、専用ブラン
キングダイ（図示せず）を利用してメーンパネル用ブラ
ンク１と補強パネル用ブランク３とを生産する（Ｓ１
０）。この時、補強パネル用ブランク３は、それ自体が
補強パネルとして成形される時に、それ以上のスクラッ
プ（ＳＣＲＡＰ）が発生しないように正確な寸法に生産
されることが要求される。
【０００９】前記のように専用ブランキングダイ（図示
せず）を利用して生産されたメーンパネル用ブランク１
と補強パネル用ブランク３とは溶接ジグ（図示せず）上
に置かれて、計算された溶接線（ｈ）に沿って仮溶接さ
れる（Ｓ２０）。この時、前記それぞれのブランク１、
３は溶接ジグ（図示せず）上に複数個の取付け用ホール
１１を通じて位置を設定して溶接されるが、この取付け
用ホール１１は、最初にメーンパネル用ブランク１と補
強パネル用ブランク３とが製作される時に、前記専用ブ
ランキングダイ（図示せず）を通じて同時に加工されて
製作される。
【００１０】このように、溶接ジグ（図示せず）上でス
ポット溶接を通じて仮溶接された前記両ブランク、即ち
符号９で示すパッチブランク（つまり、製品パネルを構
成するそれぞれのブランクをスポット溶接によって一体
に仮溶接した状態のブランク材をいう）は、プレス装置
に一体にホールディングされて所定の形状に加圧成形さ
れるプレス成形段階を経るようになる（Ｓ３０）。
【００１１】前記プレス成形段階を図２と図３により説
明すると、まず、前記仮溶接されたパッチブランク９を
プレス装置にホールディングするが、この時、前記プレ
ス装置は、ベース１３に固定された下形ダイ１５と、こ
の下形ダイ１５の外側でクッションピン１７を通じて上
下運動するように装着されるブランクホルダー１９と、
前記下形ダイ１５の上部で前記ブランクホルダー１９と
共にパッチブランク９の縁部をとらえて上下運動してパ
ッチブランク９を加圧成形する上形ダイ２１とからなる
（図２参照）。
【００１２】前記構成を有するプレス装置に前記仮溶接
されたパッチブランク９を下形ダイ１５と上形ダイ２１
との間にホールディングした後、上形ダイ２１を下側に
作動させると、上形ダイ２１はブランクホルダー１９と
共にパッチブランク９の縁部２３をとらえて下形ダイ１
５に対して加圧して所定の形状を有する製品パネル５に
成形する（図３参照）。ここで、前記仮溶接されたパッ
チブランク９の溶接線（ｈ）は、前記プレス成形段階で
プレス装置によって加圧成形される時に、仮溶接された
パッチブランク９の引張または材料の流入が少ない中央
部に形成するのが好ましい。
【００１３】このようにプレス成形段階を通じてメーン
パネルと補強パネルとが単一体に成形された製品パネル
５は、成形のために前記プレス装置の上形ダイ２１とブ
ランクホルダー１９とによって圧着された製品パネル５
の縁部２３部分にスクラップ７が発生するが、このスク
ラップ７はトリム段階を通じて製品パネル５の表面処理
と共に除去される（Ｓ４０）。
【００１４】そして、前記トリム段階（Ｓ４０）から取
出された製品パネル５は、再び溶接ジグ（図示せず）上
に置かれて、部分的にスポット溶接して接着性を補強す
る追加溶接段階を経ることによって、製品パネル５の成
形が完成する（Ｓ５０）。
【００１５】
【発明の効果】前述のように、本発明による製品パネル
成形方法によれば、メーンパネルと補強パネルを別々に
成形しないで、メーンパネル及び補強パネル用ブランク
を一体にして製品パネルを成形することによって、製品
パネルの成形工程数を減らす効果があり、これによりス
クラップ（ＳＣＲＡＰ）はメーンパネルの成形によって
のみ発生するため不必要なスクラップの発生を減らすこ
とができるようになる。
【００１６】また、前記メーンパネル及び補強パネル用
ブランクを相互に仮溶接して、一体に重なった状態で同
時に成形することにより、従来それぞれ単品成形された
メーンパネルと補強パネルとの寸法誤差によるパネル間
の干渉及びねじれ現象を排除することができるため製品
パネルの質的水準を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による製品パネル成形方法を工程別に示
したブロック図である。
【図２】本発明の製品パネル成形方法によりプレス装置
によるブランク成形段階の第１作動を示した概略図であ
る。
【図３】本発明の製品パネル成形方法によりプレス装置
によるブランク成形段階の第２作動を示した概略図であ
る。
【図４】従来の技術による製品パネル成形方法を工程別
に示したブロック図である。
【符号の説明】
１、５１ メーンパネル用ブランク ３、５５ 補強パネル用ブランク ５、６３ 製品パネル ７、５９、６１ スクラップ ９ パッチブランク １１ 取付け用ホール １３ ベース １５ 下形ダイ １７ クッションピン １９ ブランクホルダー ２１ 上形ダイ ２３ 縁部 ５３ メーンパネル ５７ 補強パネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 専用ブランキングダイを用いてメーンパ
    ネル用ブランクと補強パネル用ブランクとを生産するブ
    ランク製作段階と；前記ブランク製作段階で製作された
    メーンパネル用ブランクと補強パネル用ブランクとを計
    算された溶接線に沿って仮溶接するブランク仮溶接段階
    と；前記ブランク仮溶接段階で溶接された前記両ブラン
    クをプレス装置に一体にホールディングして所定の形状
    に加圧成形するプレス成形段階と；前記プレス成形段階
    を通じてメーンパネルと補強パネルとが単一体に成形さ
    れた製品パネルからスクラップを除去して、パネル表面
    を処理するトリム段階と；前記トリム段階から取出され
    た製品パネルを部分的にスポット溶接して接着性を補強
    する追加溶接段階と；を含むことを特徴とする、製品パ
    ネル成形方法。
  2. 【請求項２】 前記ブランク製作段階では、 ブランク仮溶接段階で溶接ジグ上にブランクの位置を設
    定するための複数個の取付け用ホールの加工を同時に行
    うことを特徴とする、請求項１に記載の製品パネル成形
    方法。
  3. 【請求項３】 前記ブランク仮溶接段階で溶接線は、 前記プレス成形段階でプレス装置によって加圧成形され
    る時に、仮溶接された前記両ブランクの引張または材料
    の流入が少ない中央部に形成されることを特徴とする、
    請求項１に記載の製品パネル成形方法。
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