JP2002191285A - 魚体の腹須切除方法およびその装置 - Google Patents

魚体の腹須切除方法およびその装置

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JP2002191285A JP2000395145A JP2000395145A JP2002191285A JP 2002191285 A JP2002191285 A JP 2002191285A JP 2000395145 A JP2000395145 A JP 2000395145A JP 2000395145 A JP2000395145 A JP 2000395145A JP 2002191285 A JP2002191285 A JP 2002191285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鰹の腹須を2分割することなく、商品価値の
優れた一枚物として簡単且つ正確に切除し得る方法を提
供する。 【解決手段】 鰹の送り込みシュートの送り出し開口端
に左右一対の挟持ベルトの搬送始端を臨ませていると共
にこれらの挟持ベルト間の下端部中央に水平棒状のロア
ーガイドを配設してその先端を上記シュートの送り出し
開口端に臨ませ、さらに、挟持ベルトの搬送始端から小
間隔を存した前方部に左右一対のセミフィレーナイフを
配設している。そして、頭部を切断している鰹をシュー
トに供給して挟持ベルトにより搬送される時に、ロアー
ガイドを該鰹の腹腔上端から肛門に亘って貫通させ、鰹
を前傾姿勢に保持したままロアーガイド上をセミフィレ
ーナイフに搬送して内臓を除去する前に該腹腔部の両横
腹上端を切断し、一枚物の腹須を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭部を切断した魚
体、特に、鰹の腹須を2分割することなく一枚ものとし
て切除する魚体の腹須切除方法とその方法を実施するた
めの装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、頭部を切除した魚体処理装置
としては、フィレーマシンが広く知られている。この装
置は魚体を挟持して搬送する左右一対の挟持ベルトと、
この挟持ベルト間に配設されて魚体を搬送終端側に向か
って案内するロアーガイドと、上記挟持ベルトの搬送始
端側から搬送終端側に向かって順次配設されている腹腔
部開腹用ロアーカッタと内臓除去プーリ、及び、腹須切
除用セミフィレーナイフと魚体をフィレ状態に切除する
フィレーナイフとから構成されている。
【0003】そして、魚体を挟持ベルトによって挟持さ
せながらロアーガイドに沿って搬送し、その搬送途上に
設けられた腹腔開腹用ロアーカッタによって、開腹され
たのち内臓除去プーリによって内臓を掻き落とし、次い
で、セミフィレーナイフによって腹須を切り落とし、し
かるのち、フィレーナイフによって背骨を除去すると共
に3枚におろして左右片身に分断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記魚
体処理装置によれば、まず、腹腔開腹用ロアーカッタに
よって魚体の腹須を両側に分断し、この腹須をセミフィ
レーナイフによって魚体から切除するものであるから、
腹須が2分割されて小片となる。このように腹須が小片
に2分割されると、腹須を食品として調理する際に手間
を要するばかりでなく商品価値が著しく低下するという
問題点がある。特に、魚体が鰹の場合には、鰹節の製造
において不必要な腹須を除去しているが、この鰹の腹須
は高脂肪であって旨味のある食品として調理できるにも
かかわらず、上記のように2分割されているために、商
品価値が低下して販売するには困難をきたすという問題
点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、魚体の腹須を2分
割することなく1枚ものとして切除する魚体の腹須切除
方法とその方法を実施するための装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の魚体の腹須切除方法は、請求項1に記載し
たように、頭部を切断した魚体を送り込みシュートに供
給して挟持ベルトによりこの送り込みシュートの送り出
し端部に先端部が臨んでいるロアガイドに向かって魚体
を搬入して該ロアガイドを魚体の腹腔内に突き刺すこと
によりその先端を腹腔の上壁面に摺接させながら肛門ま
で貫通させて魚体を前傾姿勢に保持し、この状態でロア
ガイド上を左右一対のセミフィレーナイフ側に魚体を搬
送して該魚体の内臓除去を行う前に該セミフィレーナイ
フにより腹須を切除することを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る発明は、上記方法を実施す
るための装置であって、魚体を挟持して搬送する左右一
対の挟持ベルトと、この挟持ベルトの搬送始端部に送り
出し端を臨ませている魚体送り込みシュートと、上記挟
持ベルト間に配設され且つ先端を魚体の送り込みシュー
トの送り出し端に臨ませて魚体の腹腔をその前端面上端
から肛門にかけて突き刺すことにより魚体を前傾姿勢に
保持するロアーガイドと、前傾姿勢を保持したロアガイ
ド上の魚体の腹須を両側から切除する左右一対のセミフ
ィレーナイフとから構成している。
【0008】上記請求項2に記載の腹須切除装置におい
て、請求項3に係る発明は、上記魚体送り込みシュート
を、魚体の腹腔部を受止するガイド溝を有し且つ魚体送
り込み側が下方に向かって傾斜した傾斜部に形成されて
いるシュート底部と、このシュート底部の両側に配設さ
れて魚体の両横腹を挟持状態でガイドする両側ガイド板
とから構成し、さらに、この両側ガイド板間の間隔を魚
体の大小に応じて調整可能に構成していると共にこの両
側ガイド板間の間隔調整に同調して上記シュート底部の
高さ位置を調整するように構成していることを特徴とす
る。
【0009】また、請求項4に係る発明は、上記送り込
みシュートの送り出し端と左右一対のセミフィレーナイ
フ間の上方に魚体の切断頭部側の背部を下方に押圧する
押圧手段を配設していることを特徴とする。
【0010】
【作用】頭部を切断した魚体をその頭部切断面を搬送方
向に向け且つ背部を上向きにした姿勢で送り込みシュー
トに供給すると、魚体は挟持ベルトにより挟持されなが
ら前方に向かって搬送される。この際、魚体が該挟持ベ
ルトの搬送始端部で挟持された時に、ロアーガイドの先
端が魚体の腹腔前端面に突き刺さり、挟持ベルトにより
魚体が前方に搬送されるに従ってロアーガイドの先端部
が腹腔内に突入してその先端が腹腔の上壁面に当接した
のち、該上壁面に沿って魚体の肛門に向かって摺動し、
該肛門から突出した状態となる。
【0011】魚体の腹腔の上壁面は頭部切断面側の腹腔
前端面から肛門に向かって下方に緩やかに湾曲してあ
り、従って、ロアーガイドの先端が挟持ベルトによる前
方への魚体の搬送に従って上述したように魚体の腹腔前
端面から肛門に向かって該腹腔の上壁面を相対的に移動
すると、魚体の頭部切断面側が下方に変移させられて前
傾姿勢となり、ロアーガイドが腹腔前端面の上端から肛
門間を貫通した状態になると、魚体がその前傾姿勢のま
まロアーガイド上に支持された状態となる。
【0012】魚体を挟持して前方に搬送する挟持ベルト
の搬送速度は速く、従って、ロアーガイドが上記のよう
に該魚体の腹腔前端面の上端から肛門にまで貫通する処
理工程が瞬時に完了し、魚体がロアーガイドによりその
前傾姿勢を保持しながらセミフィレーナイフ側に搬送さ
れて該セミフィレーナイフにより魚体の腹須の両横腹上
端部が切断されて腹須が左右に分割されることなく両横
腹部が連なった状態で切除されるものである。こうし
て、魚体の腹須を切除された魚体は挟持ベルトによって
内臓除去等の処理部側に連続的に搬送されて処理される
ものである。
【0013】腹須を切除処理すべき魚体はその大きさに
よって高さや厚みが異なっており、従って、魚体送り込
みシュートを請求項3に記載したように、魚体の腹腔部
を受止するガイド溝を有するシュート底部と魚体の両横
腹を挟持状態にガイドする両側ガイド板とから構成し
て、大きい魚体を処理する場合には両側ガイド板間の間
隔を広くすると同時にシュート底部を下方に移動させ、
小さい魚体を処理する場合には両側ガイド板間の間隔を
狭くすると同時にシュート底部を上方に移動させて、ロ
アーガイドの先端が常に魚体の腹須前端面における背骨
と接した上端部に正確に突き刺さるように構成してい
る。
【0014】また、上記送り込みシュートの送り出し端
と左右一対のセミフィレーナイフ間の上方に、請求項4
に記載したように、魚体の切断頭部側の背部を下方に押
圧する押圧手段を配設してあり、この押圧手段によって
ロアーガイド上に貫通、支持された魚体の背骨前端側を
ロアーガイドの上端に押し付けて前傾姿勢の魚体の腹須
の上端をセミフィレーナイフにより歩留りよく正確に切
除するように構成している。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施の形
態を図面について説明する。図1〜図3において、機台
A上の中央部には該機台Aの幅方向に所定間隔を存し
て、頭部と尾部が切断された鰹(以下、魚体Bとする)
を挟持して前方に向かって搬送する左右一対の無端状挟
持ベルト1、1が配設されていると共に機台Aの後端
側、即ち、挟持ベルト1、1の搬送始端部側には魚体B
をこれらの挟持ベルト1、1の搬送始端部間に供給する
送り込みシュート2が配設され、この送り込みシュート
2の送り出し開口前端を挟持ベルトの搬送始端部に臨ま
せている。
【0016】さらに、上記挟持ベルト1、1の対向挟持
面間の中央には、該挟持面の下端縁に平行して前後方向
に長い水平ロアーガイド3が固定状態で配設されてい
る。この水平ロアーガイド3はその先端(後端)から後
述する左右一対のセミフィレーナイフ4、4の近傍部に
達するまでの後部側長さ部分を小径の丸棒材から棒状部
3aに形成しいると共にその先端を半球状凸端面に形成し
てあり、この先端を挟持ベルト1、1の搬送始端部間か
ら上記送り込みシュート2の送り出し開口前端部内に突
出させている。
【0017】送り込みシュート2は、魚体Bの腹腔部B1
の下面を受止する断面U字状のガイド溝2aを全長に亘っ
て形成しているシュート底部2Aと、このシュート底部2A
の両側に配設されて魚体Bの両横腹を挟持状態でガイド
する両側ガイド板2B、2Bとからなる。さらに、シュート
底部2Aはその魚体Bの送り込み側である後部を水平部に
形成されていると共に前部を該水平部から斜め下方に向
かって傾斜した傾斜部に形成されてあり、水平部を両側
ガイド板2B、2Bの高さ方向の中央部間に配置していると
共に傾斜部の前部を両側ガイド板2B、2B間から下方に突
出させてその突出端部を上記ロアーガイド3の先端部下
方に所定間隔を存した状態で位置させている。
【0018】一方、両側ガイド板2B、2Bは図3、図4に
示すように、上記シュート底部2Aを中央にして該シュー
ト底部2Aの両側に配設した前後方向に一定長さを有する
長方形状の水平ベース板5a、5bの上方にその上端縁部を
該上端縁から下端縁に向かって互いにその対向面を徐々
に狭くする方向に傾斜させた状態で配設されている。詳
しくは、両側の水平ベース5a、5bの前後部上にそれぞれ
前後支持脚片6a、6bを立設、固定し、この前後支持脚片
6a、6bの上端間に前後方向に長い水平軸7a、7bをそれぞ
れ回動自在に支持させてこの水平軸7a、7bに両側ガイド
板2B、2Bの上端縁部を固着している。
【0019】さらに、両側の水平軸7a、7bの後端部にそ
れぞれ正面横長長方形板状の回動杆8a、8bの中央部を固
着し、これらの回動杆8a、8bの対向内側部を互いに重ね
合わせてその重ね合わせ部における一方の回動杆8aに設
けている横長孔81に他方の回動杆8bに突設しているピン
82を摺動自在に挿入、係止させることにより、これらの
回動杆8a、8bを上記水平軸7a、7bを中心として互いに上
下方向に同一角度、傾動可能に組み合わせている。
【0020】また、一方の回動杆8aの外端部と上記一方
の水平支持ベース5aとの間を引張りスプリング9によっ
て連結していると共に他方の回動板8bの外端部下面をス
トッパ10に当接、受止可能に構成してあり、常態におい
ては、上記引張りスプリング9の引張り力により両側回
動杆8a、8bを互いに係合状態に連結している上記ピン82
を水平軸7a、7bを中心として上方に移動させる方向に付
勢していると共に他方の回動杆8bの外端部下面を上記ス
トッパ10に受止させて両側回動杆8a、8bを互いに水平状
に維持させ、両側ガイド板2B、2Bの対向面間を最小幅に
保持している。
【0021】さらに、上記両側水平ベース板5a、5bの前
後部下面に突片11a 、11b をそれぞれ突設して両側水平
ベース板5a、5bの前側の突片11a 、11a の下端と上記送
り込みシュート2のシュート底部2Aの前部下面とにター
ンバックルよりなる連結杆12a 、12a の上下端をそれぞ
れ回動自在に連結していると共に、両側水平ベース板5
a、5bの後側の突片11b 、11b の下端と上記送り込みシ
ュート2のシュート底部2Aの後部下面とにターンバック
ルよりなる連結杆12b 、12b の上下端をそれぞれ回動自
在に連結している。
【0022】従って、両側水平ベース板5a、5bを互いに
平行状態でこれらのベース板間の間隔を狭めると、上記
回動杆8a、8bに取付けている両側ガイド板2B、2Bが互い
にその間隔を狭める方向に接近すると同時にシュート底
部2Aが連結間12a 、12b を介して持ち上げられ、両側水
平ベース板5a、5bの間隔を狭めると、両側ガイド板2B、
2Bが互いにその間隔を拡げる方向に離間するとその離間
に同調してシュート底部2Aが下方に降下するように構成
されている。即ち、大きな魚体Bの場合には、図6に示
すように両側ガイド板2B、2B間の間隔を拡げると同時に
シュート底部2Aを降下させ、小さな魚体Bの場合には、
図7に示すように両側ガイド板2B、2B間の間隔を狭める
とそれに同調してシュート底部2Aを上昇させて、魚体B
の頭部切断面における腹腔前端面の上端に上記ロアーガ
イド3の先端が正確に突き刺さるように構成している。
【0023】送り込みシュート2における上記両側ガイ
ド板2B、2B間の間隔を魚体Bの大小に応じて調整すると
共にこの間隔調整に同調してシュート底部2Aの高さを調
整する手段20は図4、図5に示すように、機台A上に長
さを該機台Aの幅方向に向けて右螺子21a と左螺子21b
とを刻設している螺子棒21を回転自在に支持し、この螺
子棒21の左右螺子21a 、21b に移動台22a 、22b をそれ
ぞれ螺合させ、これらの移動台22a 、22b 上に立設、固
定した支持部材23a 、23b (図1に示す)の上端をそれ
ぞれ上記両側水平ベース板5a、5bの下面に一体に固着し
てなり、螺子棒21の一端部に装着しているハンドル24を
回動操作することによって左右螺子21a、21b に螺合し
た移動台22a 、22b を互いに接離する方向に移動させ、
これらの移動台22a 、22b にそれぞれ支持された上記両
側水平ベース板5a、5bを介して送り込みシュート2のシ
ュート底部2Aと両側ガイド板2B、2Bを上記のように調整
可能に構成している。
【0024】一方、上記水平ロアーガイド3はその後半
棒状部3aに連続した前半部を断面縦長矩形状の水平板部
3b(図12に示す)に形成されてあり、棒状部3aに連なる
この水平板部3bの先端部に両側面間に貫通するスリット
13を設けている。そして、このスリット13を設けている
水平板部3bの両側方に、魚体Bの腹須b1を両側から切除
する正面ハ字状に組み合わせてなる左右一対のセミフィ
レーナイフ4、4を配設し、これらのセミフィレーナイ
フ4、4の上周端部を上記スリット13の両側部内に突き
合わせ状態で挿入している。
【0025】また、上記送り込みシュート2からセミフ
ィレーナイフ4、4に至る間の上方部には、図1に示す
ように魚体Bの切断頭部側の背部を下方に押圧して背骨
b3の前端側をロアーガイド3上に押し付ける押圧手段30
が配設されている。この押圧手段30は、機台Aの上方部
にセミフィレーナイフ4、4側に向かって斜め前方に傾
斜した傾斜杆31の上端を軸32により回動自在に支持して
いると共にこの軸32と傾斜杆31の下端とにプーリ33、34
を回転自在に軸支してこれらのプーリ33、34間に無端状
に掛け渡した押えベルト35を傾斜杆31に固着しているガ
イド板36の外周端面に沿って巡回移動可能とし、さら
に、傾斜杆31をその下端がロアーガイド3側に接近する
方向にスプリングその他の手段によって付勢してなるも
のである。
【0026】以上のように構成した魚体Bの腹須切除装
置は、腹須b1のみを2分割することなく1枚ものとして
切除する装置であるが、この装置を鰹節を製造するため
の鰹の身割り前処理機に一体に組み合わせた機械につい
て簡単に説明する。図8はその機械の簡略縦断側面図で
あって、挟持ベルト1、1の搬送始端側から終端側(前
方側)に向かって上記セミフィレーナイフ4、4から所
定間隔毎に内臓除去プーリ14と、腹部を背骨の下端に沿
って尾切断端まで切り開く腹割りナイフ15と、魚体Bの
背部と腹部との間を両側から背骨に向かってスリットを
入れる左右一対の側線切りカッタ16、16とを順次配設さ
れている。
【0027】さらに、上記挟持ベルト1、1の対向挟持
面間に沿って、上記ロアーガイド3を第1ロアーガイド
として、このロアーガイド3の終端(前端)から上記腹
割りナイフ15の上部前周縁間に到る間に前端に向かって
上方に傾斜する第2ロアーガイド17が配設されてあり、
この第2ロアーガイド17の上部前周縁から排出端に向か
って第3水平ロアーガイド18が配設されている。なお、
上記左右一対の挟持ベルト1、1は、機枠Aの前端両側
部に軸支された駆動プーリ19a と後端両側部に軸支され
た従動プーリ19b 間にそれぞれ水平方向に巡回、運行可
能に掛け渡されている。また、上記挟持ベルト1、1
は、それぞれ上下挟持ベルト部に2分割されていてこれ
らのベルト部の隙間を通じて上記側線切りカッタ16、16
の対向端部を挟持ベルト1、1間内に突出させている。
【0028】なお、機枠Aの適所には駆動モータ40が設
置されてあり、この駆動モータ18によって無端ベルト或
いは無端チエーンとこれらの無端ベルト或いは無端チエ
ーンを掛け渡しているプーリ或いはホイールから適宜な
回転伝達機構を介して上記左右一対の挟持ベルト1、1
を一定の速度で巡回、運行させると共にセミフィレーナ
イフ4、4、内臓除去プーリ14、腹割りナイフ15、側線
切りカッタ16、16を同時にそれぞれ一定の回転速度でも
って回転させるように構成している。
【0029】次に、上記のように構成した魚体Bの腹須
切除装置及びこの装置を備えた魚体Bの身割り前処理機
の作用を説明すると、駆動モータ40を始動させて挟持ベ
ルト1、1を巡回、運行させると共に上記セミフィレー
ナイフ4、4から側線切りカッタ16、16に到るまでの各
処理手段を一斉に駆動する。魚体(鰹)Bは予めその頭
部と尾部が切除されてあり、該魚体Bをその頭部切断面
を搬送方向(前方)に向け且つ背部を上向きにして送り
込みシュート2内に挿入する。
【0030】この際、魚体Bの切断尾部側を人手により
把持して魚体Bを送り込みシュート2のシュート底部2A
における水平部上から傾斜部のガイド溝2a上にその腹部
を摺動させながら前方に送り込むと、魚体が送り込みシ
ュート2の傾斜部上でその傾斜面によって頭部切断面側
が斜め下方に指向した前傾姿勢となり、且つ送り込みシ
ュート2の両側ガイド板2B、2Bの対向面で両横腹が挟持
されて背部を垂直上方に向けた起立状態に保持される。
【0031】この状態で魚体Bが人手によって挟持ベル
ト1、1の搬送始端部に送り込まれると、挟持ベルト
1、1によって魚体Bが挟持されると同時に前方に向か
って引き込まれて送り込みシュート2の前端開口部から
離れる直前に、図10に示すように該魚体Bの頭部切断面
によって開口している腹腔前端面の上端部における背骨
b3の下方近傍部分にロアーガイド3の先端が突き刺さ
る。
【0032】なお、ロアーガイド3の先端部下方には上
端部を二股形状に形成しているストッパ片61を前後起伏
自在に配設していて、その二股上端部61a をロアーガイ
ド3の先端部両側に位置させてあり、魚体Bが一定時間
(例えば1秒)以上の間隔毎に送り込まれた場合には、
該ストッパ片61を伏動させて魚体Bを通過させ、送り込
み間隔が上記時間以内であれば、起立状態を維持して魚
体Bをその時間が経過するまで送り込みを停止させるよ
うに構成している。
【0033】ロアーガイド3の先端が突き刺さる魚体B
の腹腔前端面の位置、即ち、該ロアーガイド3の先端と
シュート底部2Aの下傾端との間の間隔は、魚体Bの大小
に応じて予め、上記送り込みシュート2のシュート底部
2Aの上下高さ位置と両側ガイド板2B、2B間の間隔を調整
しておくことによって設定されてあり、魚体Bの腹腔前
端面の上端に突き刺さったロアーガイド3は挟持ベルト
1、1のよる魚体Bの前方への搬送によって腹腔b2内に
相対的に突入し、その先端が腹腔b1の上壁面b4に当接し
て該上壁面b4に摺接しながら図11に示すように魚体Bの
肛門b5に貫通する。
【0034】この際、魚体Bの腹腔b2の上壁面b4は、腹
腔b2の前端面から肛門b5に向かって下向きに傾斜した緩
やかな凸円弧状に湾曲してあり、従って、魚体Bに多少
の大小が生じていてロアーガイド3の突き刺さり部分が
腹腔前端面の上端から下方にずれていてもロアーガイド
3の先端がその上壁面b4に摺接して肛門b5に達するまで
に、魚体Bの尾部側が上方に持ち上げられて腹腔前端面
の上端部、即ち、頭部切断面に露出している背骨b3がロ
アーガイド3上に接した状態、或いは極めて接近した状
態となる。
【0035】このように、ロアーガイド3が魚体Bの腹
腔前端面の上端から肛門b5に貫通して魚体Bがその腹須
全体をロアーガイド3から下方に垂下させた所定の前傾
姿勢に保持され、魚体Bがロアーガイド3に貫通した状
態でセミフィレーナイフ4、4側に瞬時に送り込まれ
る。この時、セミフィレーナイフ4、4に至る間の上方
部に配設している押圧手段30における押えベルト35の先
端面で魚体Bの切断頭部側の背部が下方に押圧されて背
骨b3の前端側がロアーガイド3上に押し付けられ、ロア
ーガイド3が正確に魚体Bの腹腔前端面における上壁面
前端(背骨b3の下面)から肛門b5に至る間に貫通した状
態を保持しながら挟持ベルト1、1によりセミフィレー
ナイフ4、4に送り込まれ、図12に示すように該セミフ
ィレーナイフ4、4により両側腹の腹須上端部が切断さ
れる。
【0036】セミフィレーナイフ4、4により魚体Bが
その両側腹の腹須上端部を切断されると、腹須b1は下腹
部を介して両側の腹須部が一体に連続した1枚ものとし
て下方に落下し、その下方に配設している収容ボックス
(図示せず)に収容される。一方、腹須b1を切除された
魚体Bは、ロアーガイド3の板部3b上に乗った状態で挟
持ベルト1、1により内臓除去プーリ14側に搬送され、
該内臓除去プーリ14によって腹腔b1内の内臓が掻き落と
される。
【0037】こうして、腹須b1と内臓を除去された魚体
Bは引き続いて前傾姿勢を保持したまゝ挟持ベルト1、
1により上記ロアーガイド3を第1ロアーガイドとして
次の第2ロアーガイド17に達する。この第2ロアーガイ
ド17は上下方向に回動可能に構成されていると共にその
上方に魚体Bの背部押さえ51が昇降可能に配設されてあ
り、魚体Bが該第2ロアーガイド17上を通過する際にこ
の第2ロアーガイド17が水平状態となるまで下方に回動
すると共に上記背部押さえ51が下動して魚体Bが前傾姿
勢から水平姿勢に矯正されながら腹割りナイフ15上を通
過する。
【0038】魚体Bがこの腹割りナイフ15上を通過中
に、該腹割りナイフ15により背骨b3の下縁に沿って魚体
Bの肛門部分以降の腹部が左右に切り開かれて第3水平
ロアーガイド18上にその背骨b3の下縁を摺接させながら
この第3水平ロアーガイド18に跨がった状態で搬送ベル
ト1、1により側線切りカッタ16、16側に搬送され、こ
の側線切りカッタ16、16によって魚体Bがその背部と腹
部との境目の両横腹に水平切り目を入れられて鰹節の雌
雄節を得るための身割りの前処理を施されたのち、挟持
ベルト1、1の搬送終端から排出される。
【0039】なお、以上の実施例においては、腹須b1を
除去した魚体(鰹)を上述したように、鰹節の原料とな
る雌雄節に分断するための身割り前処理を行う方法につ
いて説明しているが、魚体の腹須b1を一枚物として切除
したのちは、このような身割前処理以外の処理を連続的
に行ってもよく、或いは、別な処理工程に移してもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように、請求項1又は請求項2に
係る発明によれば、頭部を切断した魚体を送り込みシュ
ートに供給して挟持ベルトによりこの送り込みシュート
の送り出し端部に先端部が臨んでいるロアガイドに向か
って魚体を搬入して該ロアガイドを魚体の腹腔内に突き
刺すことによりその先端を腹腔の上壁面に摺接させなが
ら肛門まで貫通させて魚体を前傾姿勢に保持し、この状
態でロアガイド上を左右一対のセミフィレーナイフ側に
魚体を搬送して該魚体の内臓除去を行う前に該セミフィ
レーナイフにより腹須を切除するものであるから、魚体
を一定間隔毎に送り込みシュートに供給することによっ
て挟持ベルトの搬送始端部側で左右一対のセミフィレー
ナイフにより魚体の両横腹部の上端部が切断されて両横
腹側の腹須部が下腹部で一体に連続した商品価値の優れ
た一枚物の腹須を得ることができるものである。
【0041】さらに、上記魚体の腹須切除時において、
ロアーガイドの先端を魚体の腹腔前端面の上端部から該
腹腔内に突き刺した際に、腹腔の上壁面は頭部切断面側
の腹腔前端面から肛門に向かって下方に緩やかに湾曲し
ているので、この腹腔上壁面にロアーガイドの先端に当
接して該上壁面に摺接しながら魚体を積極的に所定の前
傾姿勢に矯正することができ、従って、魚体の大きさに
多少の大小が生じていてもロアーガイドによって腹須の
上端部が正確に切断可能な前傾姿勢に矯正、保持するこ
とができ、セミフィレーナイフによって腹須を歩留り良
く切除することができる。
【0042】また、請求項3に係る発明によれば、魚体
送り込みシュートは、魚体の腹腔部を受止するガイド溝
を有し且つ魚体送り込み側が下方に向かって傾斜した傾
斜部に形成されているシュート底部と、このシュート底
部の両側に配設されて魚体の両横腹を挟持状態でガイド
する両側ガイド板とからなり、この両側ガイド板間の間
隔を魚体の大小に応じて調整可能に構成していると共に
この両側ガイド板間の間隔調整に同調して上記シュート
底部の高さ位置を調整するように構成しているので、大
きい魚体を処理する場合には両側ガイド板間の間隔を広
くすると同時にシュート底部を下方に移動させ、小さい
魚体を処理する場合には両側ガイド板間の間隔を狭くす
ると同時にシュート底部を上方に移動させて、ロアーガ
イドの先端が常に魚体の腹須前端面における背骨と接し
た上端部に正確に突き刺さるように調整することができ
る。
【0043】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、上記送り込みシュートの送り出し端と左右一対のセ
ミフィレーナイフ間の上方に、魚体の切断頭部側の背部
を下方に押圧する押圧手段を配設しているので、この押
圧手段によってロアーガイド上に貫通、支持された魚体
の背骨前端側をロアーガイドの上端に押し付けて魚体を
一層正確な前傾姿勢に矯正し、この姿勢を維持しながら
セミフィレーナイフにより歩留りよく正確に切除させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹須切除装置の簡略側面図、
【図2】その簡略平面図、
【図3】その簡略斜視図、
【図4】送り込みシュートの位置調整手段の簡略背面
図、
【図5】その左右水平ベースの間隔を調整する機構を示
す簡略平面図、
【図6】大きい魚体を送り込んだ状態を示す簡略背面
図、
【図7】小さい魚体を送り込んだ状態を示す簡略背面
図、
【図8】前処理機全体の簡略縦断側面図、
【図9】魚体を送り込みシュートに供給した状態の簡略
縦断正面図、
【図10】ロアーガイドの先端が魚体の腹腔が突き刺す
直前の簡略側面図、
【図11】腹腔を貫通した状態を示す簡略側面図、
【図12】腹須を一枚物として切除している状態の簡略
縦断正面図、
【図13】その切除直前の状態を示す簡略側面図。
【符号の説明】
1 挟持ベルト 2 送り込みシュート 2A シュート底部 2B 両側ガイド板 3 ロアーガイド 4 セミフィレーナイフ 14 内臓除去プーリ B 魚体 b1 腹須 b2 腹腔 b3 背骨 b4 上壁面 b5 肛門 B2 背骨

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部を切断した魚体を送り込みシュート
    に供給して挟持ベルトによりこの送り込みシュートの送
    り出し端部に先端部が臨んでいるロアガイドに向かって
    魚体を搬入して該ロアガイドを魚体の腹腔内に突き刺す
    ことによりその先端を腹腔の上壁面に摺接させながら肛
    門まで貫通させて魚体を前傾姿勢に保持し、この状態で
    ロアガイド上を左右一対のセミフィレーナイフ側に魚体
    を搬送して該魚体の内臓除去を行う前に該セミフィレー
    ナイフにより腹須を切除することを特徴とする魚体の腹
    須切除方法。
  2. 【請求項2】 魚体を挟持して搬送する左右一対の挟持
    ベルトと、この挟持ベルトの搬送始端部に送り出し端を
    臨ませている魚体送り込みシュートと、上記挟持ベルト
    間に配設され且つ先端を魚体の送り込みシュートの送り
    出し端に臨ませて魚体の腹腔をその前端面上端から肛門
    にかけて突き刺すことにより魚体を前傾姿勢に保持する
    ロアーガイドと、前傾姿勢を保持したロアガイド上の魚
    体の腹須を両側から切除する左右一対のセミフィレーナ
    イフとからなることを特徴とする魚体の腹須切除装置。
  3. 【請求項3】 魚体送り込みシュートは、魚体の腹腔部
    を受止するガイド溝を有し且つ魚体送り込み側が下方に
    向かって傾斜した傾斜部に形成されているシュート底部
    と、このシュート底部の両側に配設されて魚体の両横腹
    を挟持状態でガイドする両側ガイド板とからなり、この
    両側ガイド板間の間隔を魚体の大小に応じて調整可能に
    構成していると共にこの両側ガイド板間の間隔調整に同
    調して上記シュート底部の高さ位置を調整するように構
    成していることを特徴とする請求項2に記載の魚体の腹
    須切除装置。
  4. 【請求項4】 送り込みシュートの送り出し端と左右一
    対のセミフィレーナイフ間の上方に魚体の切断頭部側の
    背部を下方に押圧する押圧手段を配設していることを特
    徴とする請求項2に記載の魚体の腹須切除装置。
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