JP2002190706A - 表面実装型アンテナ - Google Patents

表面実装型アンテナ

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JP2002190706A JP2001307895A JP2001307895A JP2002190706A JP 2002190706 A JP2002190706 A JP 2002190706A JP 2001307895 A JP2001307895 A JP 2001307895A JP 2001307895 A JP2001307895 A JP 2001307895A JP 2002190706 A JP2002190706 A JP 2002190706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路基板に実装する際の実装方向選択の自由度
が高く、かつ実装に必要な面積を小さくできる表面実装
型アンテナを提供する 【解決手段】誘電体基板12の表面に設けられたアンテナ
導体14が、基端から一定の方向(A方向)に蛇行が進行
するように形成された第一のミアンダ部14aと、この第
一のミアンダ部14aの先端から当該第一のミアンダ部の
蛇行幅方向(B方向)に蛇行が進行するように形成され
た第二のミアンダ部14bとを有している。第一のミアン
ダ部14aの基端が裏面の給電端子部16につながってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、携帯情
報端末や、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)
の端末機器などに使用される表面実装型アンテナに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の表面実装型アンテナとし
ては、誘電体基板表面にアンテナ導体を蛇行状に形成し
たもの(特開平10-229304号公報)や、誘電体基板内に
アンテナ導体をらせん状に形成したもの(特開平10-983
22号公報)等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の表
面実装型アンテナは、アンテナとして十分な性能を発揮
させるためには、特開平10-229304号公報の図2にも示
されているように、回路基板に実装するときに一定の方
向に向けて実装する必要があり、実装方向選択の自由度
がせまい。このため1種類のアンテナで複数の機種に対
応することが難しく、設計の手間がかかり、コスト高に
なる。また従来のアンテナは、グランド板の縁からある
程度離して実装する必要があり、アンテナの実装に必要
な面積が大きくなるという問題もある。
【0004】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、回路基板に実装する際の実装方向選択の自由度が高
く、かつ実装に必要な面積を小さくできる表面実装型ア
ンテナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る表面実装型
アンテナは、アンテナ導体が、基端から一定の方向に蛇
行が進行するように形成された第一のミアンダ部と、こ
の第一のミアンダ部の先端から当該第一のミアンダ部の
蛇行幅方向に蛇行が進行するように形成された第二のミ
アンダ部とを少なくとも有しており、前記第一のミアン
ダ部の基端側が給電端子部につながっていることを特徴
とするものである。このような構成で上記の目的を達成
できることは、以下に説明する発明の実施の形態及び実
施例で詳述する。
【0006】本発明に係る表面実装型アンテナは、アン
テナ導体が、基端から一定の方向に蛇行が進行するよう
に形成された第一のミアンダ部と、この第一のミアンダ
部の先端から当該第一のミアンダ部の蛇行幅方向に蛇行
が進行するように形成された第二のミアンダ部とを少な
くとも有しており、前記第一のミアンダ部の基端側が接
地端子部に、中間が給電端子部につながっている構成と
することもできる。
【0007】また上記のように構成されたミアンダ型の
表面実装型アンテナは、第二のミアンダ部の蛇行幅が第
一のミアンダ部の蛇行幅よりも小さく、第二のミアンダ
部のピッチが第一のミアンダ部の蛇行幅よりも小さく、
第一のミアンダ部の蛇行幅内に第二のミアンダ部が複数
ピッチ形成されていることが好ましい。
【0008】また本発明に係る表面実装型アンテナは、
アンテナ導体が、基端から一定の方向にらせんが進行す
るように形成された第一のヘリカル部と、この第一のヘ
リカル部の先端から当該第一のヘリカル部のらせん進行
方向と交差する方向にらせんが進行するように形成され
た第二のヘリカル部とを少なくとも有しており、前記第
一のヘリカル部の基端側が給電端子部につながっている
構成とすることもできる。
【0009】また本発明に係る表面実装型アンテナは、
アンテナ導体が、基端から一定の方向にらせんが進行す
るように形成された第一のヘリカル部と、この第一のヘ
リカル部の先端から当該第一のヘリカル部のらせん進行
方向と交差する方向にらせんが進行するように形成され
た第二のヘリカル部とを少なくとも有しており、前記第
一のヘリカル部の基端側が接地端子部に、中間が給電端
子部につながっている構成とすることもできる。
【0010】また上記のように構成されたヘリカル型の
表面実装型アンテナは、第二のヘリカル部のらせん幅が
第一のヘリカル部のらせん幅よりも小さく、第二のヘリ
カル部のらせんピッチが第一のヘリカル部のらせん幅よ
りも小さく、第一のヘリカル部のらせん幅内に第二のヘ
リカル部が複数ピッチ形成されていることが好ましい。
【0011】以上の表面実装型アンテナのアンテナ導体
は、誘電体基板の表面又は内部に設けられることが好ま
しい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して詳細に説明する。
【0013】〔実施形態1〕図1は本発明の一実施形態
を示す。この表面実装型アンテナ10は、平板状の誘電体
基板12と、誘電体基板12の一方の面に設けられたアンテ
ナ導体14と、誘電体基板12の他方の面の、一つの角部に
設けられた給電端子部16とを有している。このアンテナ
は送受信周波数帯の実質的に1/4波長の電気長に形成さ
れている。
【0014】アンテナ導体14は、基端(給電端子部16
側)から一定の方向(矢印A方向すなわち基板短辺方
向)に蛇行が進行するように形成された第一のミアンダ
部14aと、この第一のミアンダ部14aの先端から当該第
一のミアンダ部14aの蛇行幅方向(矢印B方向すなわち
基板長辺方向)に蛇行が進行するように形成された第二
のミアンダ部14bとを有している。比帯域を広げるとい
う目的のためには、第二のミアンダ部14bは給電端子部
16につながる第一のミアンダ部14aより線路長を長くす
ることが好ましい。また同目的のためには、第二のミア
ンダ部14bは第一のミアンダ部14aより蛇行幅が小であ
ることも好ましい。また同目的のためには、第一ミアン
ダ部14aのミアンダ幅方向の外側まで、第二ミアンダ部
14bが延びていることも好ましい。すなわち、第二ミア
ンダ部14bのミアンダのピッチ方向の長さ寸法を、第一
ミアンダ部14aのミアンダの幅方向寸法よりも大とし
て、第二ミアンダ部14bの先端位置が、第一ミアンダ部
14aの幅方向の端部よりも外にあるようにするとよい。
さらに第一のミアンダ部14aの基端は誘電体基板12の側
面を通って給電端子部16につながっている。第二のミア
ンダ部14bのピッチは第一のミアンダ部14aの幅寸法よ
りも小であって、第一のミアンダ部14aの幅内に第二の
ミアンダ部14bが複数ピッチ形成されていることが望ま
しい。この例では約5.5ピッチ形成されている。
【0015】また誘電体基板12の給電端子部16側の面に
は、給電端子部16から離れた複数箇所に(図示の例では
三つの角部に)固定端子部18が設けられている。この固
定端子部18は、表面実装型アンテナ10を回路基板に半田
付け等により固定するためのものである。
【0016】図2〜図4は上記のように構成されたアン
テナ10の回路基板への取付け方を示す。図2〜図4にお
いて、回路基板20は、絶縁基板22の片面に給電線24を含
む回路パターン(図示省略)を形成し、反対側の面にグ
ランド板26を一体に設けたものである。アンテナ10は、
給電端子部16を給電線24の端部に、固定端子部18を回路
基板20のランド28に、それぞれ半田付けすることにより
回路基板20に実装される。
【0017】図2は回路基板20の突出部20a(この部分
は裏面にグランド板26がない)に、アンテナ10をその長
辺がグランド板26の縁26hと直交するように取り付けた
場合である。これは従来のミアンダアンテナ(蛇行の進
行方向が一方向で、誘電体基板の長辺方向に向いている
もの)の取付け方と同じである。この取付け方は、アン
テナがグランド板の影響を受け難いので、本発明の表面
実装型アンテナ10でも当然、良好な性能を発揮すること
ができる。
【0018】図3は回路基板20の裏面にグランド板26の
ない部分を設け、この部分の表側にアンテナ10をその第
一のミアンダ部14a側の長辺がグランド板26の縁26hと
一致するように取り付けた場合である。従来のミアンダ
アンテナは、蛇行の進行方向がグランド板の縁と平行に
なる向きに取り付るときは、グランド板の縁26hからあ
る程度以上離して取り付けないと、アンテナとしての性
能を発揮できなかったが、本発明のアンテナ10は図3の
ような取付け方をしてもアンテナとしての性能を十分に
発揮できる。その理由は、第一のミアンダ部14aは蛇行
の進行方向がグランド板26の縁26hと直交しており、こ
の第一のミアンダ部14aの存在により第二のミアンダ部
14bがグランド板26の縁26hから実際よりも電気的に離
された状態になるためと考えられる。図3のようにアン
テナ10を、その長辺がグランド板の縁26hと一致するよ
うに取り付ければ、回路基板20を小型化でき、無線機器
の小型化を図ることができる。
【0019】図4は回路基板20の一つの角部に、アンテ
ナ10と同じ大きさにグランド板26が切り欠かれた部分K
を設け、その表側にアンテナ10を取り付けた場合であ
る。従来のミアンダアンテナは、このような取付け方を
するときは、グランド板の切欠き部の大きさをアンテナ
より大きくして、アンテナをグランド板の切欠き部の縁
から離すようにしないと、アンテナとしての性能を発揮
できなかったが、本発明のアンテナ10はこのような取付
け方をしてもアンテナとしての性能を十分に発揮でき
る。その理由は図3の場合と同様で、第二のミアンダ部
14bが第一のミアンダ部14aの存在によりグランド板26
の切欠き部Kの長辺方向の縁KLから電気的に長距離離さ
れた状態となり、かつ第二のミアンダ部14bの蛇行進行
方向がグランド板26の切欠き部Kの短辺方向の縁KSと直
交しているからと考えられる。図4のような取付け方を
すれば、回路基板20を小型化でき、無線機器の小型化を
より進めることができる。
【0020】〔実施形態2〕図5は本発明の他の実施形
態を示す。この表面実装型アンテナ10は、誘電体基板12
の、アンテナ導体14を設けた面と反対側の面に、接地端
子部30と給電端子部16を第一のミアンダ部14aの蛇行幅
方向に離して設け、第一のミアンダ部14aの基端を接地
端子部30に、中間を給電端子部16に導通させたものであ
る。それ以外の構成は図1のアンテナと同じであるの
で、同一部分には同一符号を付してある。
【0021】接地端子部30は回路基板の接地導体に半田
付けされ、給電端子部16は回路基板の給電線に半田付け
される。このように第一のミアンダ部14aの基端を接地
し、中間から給電するようにすると、給電端子部16の分
岐位置を変えることによってアンテナ10の入力インピー
ダンスを調整することができる。すなわち給電端子部16
の分岐位置を接地端子部30に近づけると入力インピーダ
ンスは低くなり、接地端子部30から離すと入力インピー
ダンスは高くなる。通常は50Ωになるように調整され
る。
【0022】〔実施形態3〕図6は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この表面実装型アンテナ10は、図5と
同じパターンのアンテナ導体14を誘電体基板12の内部に
埋め込んだものである。それ以外の構成は図5と同じで
あるので、同一部分には同一符号を付してある。
【0023】〔実施形態4〕図7は本発明のさらに他の
実施形態を示す。この実施形態は本発明をヘリカルアン
テナに適用した場合である。この表面実装型アンテナ10
は、直方体状の誘電体基板12(透明なものとして示し
た)と、誘電体基板12内に埋め込まれたヘリカル状のア
ンテナ導体32と、誘電体基板12の底面の、一つの角部に
設けられた給電端子部16とを有している。
【0024】アンテナ導体32は、前記給電端子部16側の
基端から一定の方向(矢印A方向すなわち基板短辺方
向)にらせんが進行するように形成された第一のヘリカ
ル部32aと、この第一のヘリカル部32aの先端から当該
第一のヘリカル部32aのらせん長径方向(矢印B方向す
なわち基板長辺方向)にらせんが進行するように形成さ
れた第二のヘリカル部32bとを有している。比帯域を広
げるという目的のため、第二のヘリカル部32bは第一の
ヘリカル部32aより線路長を長くすることが好ましい。
また第二のヘリカル部32bは第一のヘリカル部32aより
もらせん径が小径であることが好ましい。第一のヘリカ
ル部32aの基端は誘電体基板12の側面を通って給電端子
部16につながっている。第二のヘリカル部32bのピッチ
は第一のヘリカル部32aのらせん長径の寸法よりも小さ
く、第一のヘリカル部32aのらせん長径の範囲内に第二
のヘリカル部32bが複数ピッチ形成されている。
【0025】また誘電体基板12の給電端子部16側の面に
は、給電端子部16から離れた複数箇所に(図示の例では
三つの角部に)固定端子部18が設けられている。この固
定端子部18は、表面実装型アンテナ10を回路基板に半田
付け等により固定するためのものである。
【0026】このアンテナ10も実施形態1のものと同様
に使用することができる。また第一のヘリカル部32aの
基端を接地端子部につなぎ、中間を給電端子部につなぐ
構成とすれば、実施形態2と同様にアンテナの入力イン
ピーダンスを調整することができる。
【0027】〔その他の実施形態〕以上の実施形態では
アンテナ導体が蛇行進行方向の異なる二つのミアンダ部
(第一のミアンダ部と第二のミアンダ部)を有する場合
を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
蛇行進行方向の異なる三つ以上のミアンダ部を有するも
の(例えば第二のミアンダ部の先端に第二のミアンダ部
と蛇行進行方向の異なる第三のミアンダ部を設けたも
の)であってもよい。要するに少なくとも第一のミアン
ダ部と第二のミアンダ部を有するものであればよい。ア
ンテナ導体がヘリカル状の場合も同様である。
【0028】
【実施例】〔実施例1〕図8のようなアンテナを試作し
た。アンテナ導体14のパターンは図5の実施形態と同様
である。図5の実施形態と異なる点は第二のミアンダ部
14bの先端に容量付加部14cを設けたことと、二つの固
定端子部18が第二のミアンダ部14b及び容量付加部14c
につながるように形成されていることである。容量付加
部14cはアンテナ導体14の線路長を短くするために設け
たものである。図8(A)では給電端子部16、接地端子
部30及び固定端子部18を展開した形で示してあるが、こ
れらの端子部は、実際には同図(B)のように誘電体基
板12の底面側に折り返されている。
【0029】このアンテナは2.45GHz帯ブルートゥース
用で、大きさ(誘電体基板12のサイズ)は、8×3×0.
4(mm)である。アンテナ導体14の導体幅及び導体間隔
は0.2(mm)である。誘電体基板12の材質は誘電率20の
セラミックス−プラスチック複合材料である。試作した
アンテナ10を、グランド板との位置関係が図9(A)〜
(D)になるように回路基板に実装し、アンテナの性能
を測定した。その結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】2.45GHz帯ブルートゥース用のアンテナ
は、83.5MHz以上の帯域幅が要求されるが、表1によれ
ば、本発明のアンテナは図9(A)〜(D)のような種
々の取付け方をしても、この要求を十分満たすことが明
らかである。なお、ここで帯域幅とはVSWR<2を満
たす周波数範囲をいう。
【0032】従来のアンテナは、例えば図9(C)のよ
うにグランド板26の縁に対し横向きに取り付ける場合に
は、Yujiro Dakeya et al,“Chip MultilayerAntenna f
or 2.45GHz-Band Application Using LTCC Technolog
y”2000 IEEE MTT-S International Microwave Symposi
um Digest (Boston Massachusetts 11-16June 2000)の
図4によれば、83.5MHz以上の帯域幅を得るためには、
アンテナをグランド板の縁から約3mm以上離して取り付
けなければならないが、本発明のアンテナはグランド板
の縁からの距離をゼロにしても115MHzの帯域幅を得るこ
とができる。
【0033】また従来のアンテナは、例えば図9(D)
のように回路基板の角部に出っ張らないように取り付け
る場合には、特開平10-229304号公報によると、グラン
ド板の角部の切欠き部の大きさを、切欠き部の短辺とア
ンテナとの距離が2mm以上、切欠き部の長辺とアンテナ
との距離が5mm以上になるようにすることが好ましいと
されているが、本発明のアンテナは、グランド板の切欠
き部の縁とアンテナとの距離をゼロにしても(グランド
板の切欠き部の大きさをアンテナと同じにしても)、ア
ンテナとしての性能を十分に発揮できる。
【0034】〔実施例2〕 図10のようなアンテナを
試作した。このアンテナは送受信信号の周波数帯の実質
的に1/4波長の電気長に形成されている。図8の実施例
と異なる点は、第一に、アンテナ導体14の第一ミアンダ
部14aの基端に、延長部分14dを連設し、この部分を、
第一ミアンダ部14aのピッチ方向(蛇行進行方向)に向
くようにL字状に曲げた点である。上記延長部分14dは
第二ミアンダ部14bが配置されている側に延びている。
図8の実施例と異なる点の第二は、二つの固定端子18が
第一のミアンダ部14a及び容量付加部14cにそれぞれつ
ながるように形成されていることであり、第三は、端子
部16、18、30が図10(B)のように誘電体基板12の底
面と同一平面上で外側に折り曲げられていることであ
る。第四は、容量付加部14cを長方形に形成した点であ
る。このように容量付加部14cが長方形であっても、第
一ミアンダ部14aのミアンダの幅方向の外側まで第二ミ
アンダ部14bが延長されているので、容量付加部14cの
中央に第二ミアンダ部14bを接続でき、容量付加部14c
としての機能が適正に発揮される。
【0035】このような形態をとっても、図9(A)〜
(D)のような種々の取り付け方をした場合に、アンテ
ナとしての性能を十分に発揮することができる。中でも
図10(A)に二点鎖線で示すようにグランド板26の切
欠き部Kに、このアンテナを配置した場合は、グランド
板26の影響をより一層低減でき、基板をより小型化でき
る。すなわち、前述したようにミアンダアンテナの蛇行
の進行方向がグランド板の縁と平行のときは、一般にグ
ランド板の縁からの距離を大にする必要があるが、この
アンテナでは第二ミアンダ部14bへのグランド板26の影
響は第一ミアンダ部14aが緩和し、第一ミアンダ部14a
に対するグランド板26の影響は、アンテナ導体14のL字
状に曲げられた延長部分14dによって緩和されるので、
グランド板26の縁KL、KSからの距離を短くしてもアンテ
ナとしての性能を十分に発揮できる。なおこの例では固
定端子18、30を給電端子として利用してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路基板にアンテナを実装するときの、グランド板に対す
るアンテナの向きの自由度が広くなるので、一種類のア
ンテナで複数の機種に対応することができる。このため
量産性が高まり、コスト低減を図ることができる。また
グランド板の縁に接近して設置できるため、アンテナの
実装に必要な面積を小さくでき、無線機器の小型化に有
効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面実装型アンテナの一実施形態
を示す斜視図。
【図2】図1のアンテナの回路基板への取付け方の一例
を示す、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底
面図。
【図3】同じく、他の例を示す、(A)は平面図、
(B)は側面図、(C)は底面図。
【図4】同じく、さらに他の例を示す、(A)は平面
図、(B)は側面図、(C)は底面図。
【図5】本発明に係るアンテナの他の実施形態を示す斜
視図。
【図6】本発明に係るアンテナのさらに他の実施形態を
示す斜視図。
【図7】本発明に係るアンテナのさらに他の実施形態を
示す斜視図。
【図8】本発明に係るアンテナの試作例を示す、(A)
は平面展開図、(B)は正面図。
【図9】(A)〜(D)はそれぞれ、図8のアンテナの
回路基板への取付け方を示す平面図。
【図10】本発明に係るアンテナの他の試作例を示す、
(A)は平面展開図、(B)は側面図。
【符号の説明】
10:表面実装型アンテナ 12:誘電体基板 14:アンテナ導体 14a:第一のミアンダ部 14b:第二のミアンダ部 16:給電端子部 18:固定端子部 20:回路基板 22:絶縁基板 24:給電線 26:グランド板 26h:グランド板の縁 28:回路基板のランド 30:接地端子部 32:アンテナ導体 32a:第一のヘリカル部 32b:第二のヘリカル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯 洋一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 今川 敏幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大関 実 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J046 AA04 AA07 AB13 PA04 PA07 5J047 AA04 AA07 AB13 FD01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ導体(14)が、基端から一定の
    方向に蛇行が進行するように形成された第一のミアンダ
    部(14a)と、この第一のミアンダ部の先端から当該第
    一のミアンダ部の蛇行幅方向に蛇行が進行するように形
    成された第二のミアンダ部(14b)とを少なくとも有し
    ており、前記第一のミアンダ部(14a)の基端側が給電
    端子部(16)につながっていることを特徴とする表面実
    装型アンテナ。
  2. 【請求項2】 アンテナ導体(14)が、基端から一定の
    方向に蛇行が進行するように形成された第一のミアンダ
    部(14a)と、この第一のミアンダ部の先端から当該第
    一のミアンダ部の蛇行幅方向に蛇行が進行するように形
    成された第二のミアンダ部(14b)とを少なくとも有し
    ており、前記第一のミアンダ部(14a)の基端側が接地
    端子部(30)に、中間が給電端子部(16)につながって
    いることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の表面実装型アンテ
    ナであって、第二のミアンダ部(14b)の蛇行幅が第一
    のミアンダ部(14a)の蛇行幅よりも小さく、第二のミ
    アンダ部(14b)のピッチが第一のミアンダ部(14a)
    の蛇行幅よりも小さく、第一のミアンダ部(14a)の蛇
    行幅内に第二のミアンダ部(14b)が複数ピッチ形成さ
    れていることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  4. 【請求項4】 アンテナ導体(32)が、基端から一定の
    方向にらせんが進行するように形成された第一のヘリカ
    ル部(32a)と、この第一のヘリカル部の先端から当該
    第一のヘリカル部のらせん進行方向と交差する方向にら
    せんが進行するように形成された第二のヘリカル部(32
    b)とを少なくとも有しており、前記第一のヘリカル部
    (32a)の基端側が給電端子部(16)につながっている
    ことを特徴とする表面実装型アンテナ。
  5. 【請求項5】 アンテナ導体(32)が、基端から一定の
    方向にらせんが進行するように形成された第一のヘリカ
    ル部(32a)と、この第一のヘリカル部の先端から当該
    第一のヘリカル部のらせん進行方向と交差する方向にら
    せんが進行するように形成された第二のヘリカル部(32
    b)とを少なくとも有しており、前記第一のヘリカル部
    (32a)の基端側が接地端子部に、中間が給電端子部に
    つながっていることを特徴とする表面実装型アンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の表面実装型アンテ
    ナであって、第二のヘリカル部(32b)のらせん幅が第
    一のヘリカル部(32a)のらせん幅よりも小さく、第二
    のヘリカル部(32b)のらせんピッチが第一のヘリカル
    部(32a)のらせん幅よりも小さく、第一のヘリカル部
    (32a)のらせん幅内に第二のヘリカル部(32b)が複
    数ピッチ形成されていることを特徴とする表面実装型ア
    ンテナ。
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