JP2002189125A - 偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム - Google Patents
偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムInfo
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Abstract
落とす原因である光干渉色を改善し、昜検査性に優れた
偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムを提供
する。 【解決手段】 偏光フィルムと貼り合わせて用いられる
偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムであっ
て、該ポリエステルフィルムを、吸収軸が互いに直交す
るように配置された2枚の偏光フィルムの間に配置し
て、白色光の照射により得られる透過光のスペクトル
が、色度図においてxが0.35以下かつ、yが0.3
以下を満たす領域にある青もしくは紫色系統に色づいて
いるものである。
Description
合わせ用のポリエステルフィルムに関するものであり、
さらに詳しくは本発明は、偏光板、位相差偏光板または
位相差板の目視検査による異物や欠陥の発見を容易に可
能とする離型フィルム等として用いるのに好適な偏光フ
ィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムに関するもの
である。
Tube)に比べ薄型軽量、低消費電力、高画質の利点を
有する液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displa
y)の重要が急速に伸びつつある。特に、大画面のTF
T(Thin Film Transistor)方式やSTN(Supe
r Twisted Nematic)方式では、不良品発生率が高
く、コスト面での改善が急務となっている。偏光板、位
相差偏光板または位相差板は、LCDの透過光に明暗を
つけることや、色相を変化させるために必要不可欠の部
品であるが、これらについても品質の安定維持が重要課
題とされている。
ム1、表面保護フィルム2、粘着剤層3および離型フィ
ルム4より構成される。偏光フィルム1は、沃素や二色
性染料などの偏光素子をポリビニルアルコール系フィル
ムの如き親水性フィルムなどに吸着配向せしめた偏光軸
と吸着軸とを有する偏光子を、上下よりセルロース系フ
ィルムで被覆するか、あるいはアクリル系樹脂をコーテ
ィングすることによる構造を有する。表面保護フィルム
2は、ポリエステルフィルムのような透湿性が少なく、
伸び等の変形が少ない透明なプラスチックフィルムが使
用されている。表面保護フィルム2と偏光フィルム1は
接着剤(図示省略)で被着されており、該接着剤は表面
保護フィルム2とは強固に接着するが、偏光フィルム1
とは経日でも容易に剥離し得るものが使用されている。
粘着剤層3は偏光フィルム1を液晶セル(図示省略)に
粘着するための感圧型粘着剤等よりなり、離型フィルム
4はポリエステルフィルム等で構成されている。
原料である偏光フィルム1の光の透過率や偏光度あるい
はヘイズ等の光学特性を検査し使用してはいるものの、
偏光板への製造工程での偏光フィルムへの機械的応力、
異物混入あるいは付着等により欠陥が生じる可能性があ
る。このため最終製品での異物混入や欠陥検査では、図
2に示すが如くクロスニコル法(2枚の偏光板5,7を
互いに偏光面を直交させ、その間に離型フィルム6の長
手方向、幅方向をそれぞれ直交する偏光板の偏光面に合
わせて挟まれた状態での透過光を観察する方法)による
人間の目視検査を行なっている。実際の偏光板の目視検
査においては、正常な検光子7の上に、その偏光面に対
して偏光面が直交するように、検査対象の偏光板を、図
2のクロスニコル法における偏光子5と離型フィルム6
との代わりに重ねて置くと、原理的に、偏光板中の異物
混入や欠陥という欠点箇所が輝点として現れるので、目
視により欠点が検査できるというものである。
ルムとして二軸配向ポリエステルフィルムを用いている
ためにその光学的異方性が原因で光漏れが生じやすく、
正確な目視検査が困難となり、輝点である異物混入や欠
陥を見落とす問題が生じている。
ような方法が提案されている。例えば、特開2000−
52417、特開2000−131523または特開平
9−258022等では、偏光板検査時において離型フ
ィルムの配向主軸と偏光板の偏光面のなす角度を出来る
だけ小さくする方法が開示されている。また、特開平6
−3664では、光学異方性の少ない低レターデーショ
ンである離型フィルムを用いる方法が開示されている。
特開2000−94565では、逆に、高レターデーシ
ョンを有する離型フィルムを用いる方法が開示されてい
る。その他、マイクロ波を用いた分子配向計の透過光強
度パラメータであるMOR値で定義された離型フィルム
などが開示されている。
その透明性、強度、耐熱性および平面性などに優れてい
る点からポリエステルフィルムが一般に用いられてい
る。以下、この偏光板用の離型フィルムとして用いられ
るためのポリエステルフィルムを、偏光フィルム貼り合
わせ用ポリエステルフィルムという。
用いられてきている従来の二軸配向ポリエステルフィル
ムは、クロスニコル法による偏光板目視検査において、
その配向主軸が二枚の偏光板で作られる直交座標からず
れると、図2の如く偏光板を観察するときに、複屈折が
原因で光透過および光干渉色が生じる。特に、製膜フィ
ルム全幅において、中央部から端部へ移行するほどボー
イングが原因でフィルムの配向角のずれ(フィルム長手
方向と幅方向でなす直交座標軸と配向主軸となす角度の
うち小さい方の角度)が大きくなり、光透過および光干
渉色が強くなる。ここでいうボーイングとは、従来から
ポリエステルフィルム製膜工程において広く用いられて
いるテンター法(フィルムの両端部をレール上を走行す
るクリップで把持して熱風オーブン等に導き、幅方向延
伸および熱処理を行う方法)では、熱処理時にフィルム
長手方向に生じる応力差の結果、テンター前にフィルム
幅方向にマジックインキで引いた直線が熱処理後には、
フィルム長手方向に弓なり状に引き戻された形をして出
てくる現象をいう。
ルムを全幅方向にわたって所定のサイズにスリットして
偏光フィルム貼り合わせ用の離型フィルムとすると、そ
の中央部では配向角のずれはなく問題は生じないが、そ
の端部へ近づくほど配向角のずれが大きくなるので配向
角のずれに起因する問題が生じてしまうので、事実上、
フィルム全幅から、光透過等のトラブルのない良品質の
離型フィルムを作成することは困難であった。
折体のレターデーションに依存していることが理解され
ている。レターデーションとは、直線偏光した光が延伸
されたポリエステルフィルムなどの複屈折体に入射した
とき、振動方向が互いに直交し、しかも速度を異にする
偏光波の位相差のことである。このレターデーションと
光干渉色の関係は従来からMichel−Levy干渉色図表が
あることからも知られている。偏光板検査時には、この
レターデーションの視角依存性が加わるため、検査人の
目に届く透過光は明るく虹色に色付いてしまい、偏光板
の異物混入や欠陥を見逃してしまう事態が生じている。
すなわち、このレターデーションを改善すれば易検査性
の偏光板用離型フィルムが実現する可能性がある。
て、異物混入や欠陥を見落とす原因である光干渉色を改
善し、昜検査性に優れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリ
エステルフィルムを提供することを目的とする。
陥を見落とす原因と考えられていた多少の光透過があっ
ても、その干渉色を特定することによって上記の目的を
達成することを見出すことによってなされたものであ
る。
合わせて用いられる偏光フィルム貼り合わせ用ポリエス
テルフィルムであって、該ポリエステルフィルムを、吸
収軸が互いに直交するように配置された2枚の偏光フィ
ルムの間に配置して、白色光の照射により得られる透過
光のスペクトルが、色度図においてxが0.35以下か
つ、yが0.3以下を満たす領域にある青もしくは紫色
系統に色づいていることを特徴とするものである。
用ポリエステルフィルムは、上記した要件(請求項1の
要件)を満足するので、このフィルムを偏光フィルム貼
り合わせ用として用いると、偏光板検査時に白色光を照
射することによって得られる透過光が、スペクトルの色
度図におけるxが0.35以下かつyが0.3以下を満
たす領域にある青もしくは紫色系統に色づいたものとな
る。ここで、白色光とは、スペクトル分布が可視光領域
のほぼ全体に広がっていて、肉眼で白色に見える光のこ
とである。透過光とは、照射光が被検査側の偏光板及び
被検査体のフィルムを透過して出てきた光であり、検査
者の視角や検査機器によって認知、測定されるものであ
る。このように、本発明で特定した要件を満足するフィ
ルムならば、このフィルムを、偏向板検査時に、検査側
の偏向フィルムと被検査側の偏光フィルムとの間に介在
させたときに、透過光を結果的に青もしくは紫色系統の
色調にすることができる。本発明のフィルムは、本発明
で特定した要件を満足すれば、単層フィルム、積層フィ
ルムのどちらでもよい。
ステルフィルムは、150℃で10分間の熱処理条件で
測定されるフィルム長手方向、幅方向の熱収縮率が3%
以下であることが好ましい。フィルム長手方向、幅方向
の熱収縮率が3%以下であると、偏光フィルムとの接着
工程において粘着剤中の溶媒を加熱除去する際に、フィ
ルムの平坦性を保つことが容易となり、偏光フィルム検
査時に平坦性不良による検査性の低下を抑えることがで
きる。
ステルフィルムのレターデーション(Re)は、特定範
囲内であることが好ましい。このレターデーションと
は、下記(1)式で示される物性値である。
面内方向の複屈折、即ち、λ=590nmの光源の光を
フイルム面に直角に入射させ、フィルムを透過して出射
されてきた透過光を測定することによって求められる複
屈折である。また、dはフィルムの厚み(nm)であ
る。
ーション(Re)の好ましい範囲は、420nm以上6
60nm以下の範囲、及び、1000nm以上1250
nm以下の範囲である。この範囲にすることによって、
透過光が青もしくは紫色系統に色づくため、目視検査に
優れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルム
として使用することができる。この観点からレターデー
ションが、480nm以上600nm以下であること
が、また、1075nm以上1175nm以下であるこ
とがより好ましい。その際のポリエステルフィルムの配
向角は、前者の場合は20度以下が好ましく、後者の場
合は10度以下が好ましい。
ィルムとの貼り合わせに用いる場合は、ポリエステルフ
ィルムに離型処理を施すことが剥離性の点で好ましい。
かかる離型処理としては、特に限定されないが、シリコ
ーンコーティング処理が好ましい。中でも、硬化シリコ
ーン樹脂塗膜を形成する処理が好ましく用いられる。こ
の硬化シリコーン樹脂塗膜は、硬化性シリコーン樹脂を
含む塗液をフィルムの少なくとも片面に塗布し、乾燥、
硬化により成形することができる。
離型フィルムとしての使い勝手のよさの観点から4μm
以上60μm以下とすることが好ましく、より好ましく
は15μm以上50μm以下である。
リエステルフィルムは、本発明で特定した物性値を有し
ていれば、単層で構成されたポリエステルフィルムであ
ってもよいし、複数の組成による層から積層されたポリ
エステルフィルムであってもよい。
用ポリエステルフィルムの製造方法を説明する。
いられるポリエステルとは、芳香族ジカルボン酸または
脂肪族ジカルボン酸とジオールを主たる構成成分とする
ポリエステルである。ここで、芳香族ジカルボン酸とし
て、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、4,
4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェニル
エーテルジカルボン酸、4,4′−ジフェニルスルホン
ジカルボン酸等を挙げることができる。また、脂肪族ジ
カルボン酸としては、例えば、アジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸等を挙げることがで
きる。中でも、好ましくはテレフタル酸とイソフタル酸
を挙げることができる。これらの酸成分は1種のみ用い
てもよく、2種以上併用してもよく、さらには、ヒドロ
キシ安息香酸等のオキシ酸等を一部共重合してもよい。
また、ジオール成分としては、例えば、エチレングリコ
ール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジ
オール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキ
サンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノー
ル、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、ポリアルキレン
グリコール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフ
ェニル)プロパン等を挙げることができる。中でも、エ
チレングリコールが好ましく用いられる。これらのジオ
ール成分は1種のみ用いてもよく、2種以上併用しても
よい。
るポリエステルとして好ましくは、ポリエチレンテレフ
タレート、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタ
レートとの共重合体、ポリブチレンテレフタレートおよ
びその共重合体、ポリブチレンナフタレートおよびその
共重合体、さらにはポリヘキサメチレンテレフタレート
およびその共重合体、ポリヘキサメチレンナフタレート
およびその共重合体等を挙げることができ、特に耐熱性
と透明性および機械強度のバランスの点からポリエチレ
ンテレフタレートが好ましく用いられる。
の方法で製造することができる。例えば、酸成分をジオ
ール成分と直接エステル化反応させた後、この反応の生
成物を減圧下で加熱して余剰のジオール成分を除去しつ
つ重縮合させることによって製造する方法や、酸成分と
してジアルキルエステルを用い、これとジオール成分と
でエステル交換反応させた後、上記と同様に重縮合させ
ることによって製造する方法等がある。この際、必要に
応じて、反応触媒として従来公知のアルカリ金属、アル
カリ土類金属、マンガン、コバルト、亜鉛、アンチモ
ン、ゲルマニウムおよびチタン化合物を用いることがで
きる。
応じてさらに難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、顔料、脂肪酸エステル、ワックス等
の有機滑剤あるいはシロキサン等の消泡剤等を配合する
ことができる。
テルフィルムに易滑性を付与することもできる。易滑性
を付与するには、ポリエステルフィルムにおいて従来よ
り公知の技術、例えば、ポリエステルに、クレー、マイ
カ、酸化チタン、炭酸カルシウム、シリカ、カオリン、
アクリル、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼンなどか
らなる無機あるいは有機の微粒子を添加する方法、ポリ
エステル重合時の触媒が失活して形成される粒子による
方法、ポリエステルフィルム製膜中あるいは製膜後にフ
ィルム表面に界面活性剤や離型剤、微粒子を含有したポ
リマーをコーティングする方法などがある。
を押出機に供給して、T型口金等を用いてシート状に溶
融押出しする。その後、キャスティングドラム上で冷却
固化した未延伸フィルムを、ポリエステルのガラス転移
点以上の温度で延伸する。延伸方法は、いかなる延伸方
法であってもよく、通常、逐次ニ軸延伸方式である長手
方向に延伸した後幅方向に延伸する方法、幅方向に延伸
した後長手方向に延伸する方法が用いられるが、場合に
よっては長手方向、幅方向同時に延伸する方法、また長
手方向の延伸、幅方向の延伸を複数回組み合わせて行っ
てもよい。長手方向の延伸倍率は、樹脂の種類、用途な
どにより異なるが通常、2〜15倍である。特に、ポリ
エチレンテレフタレートの偏光フィルム貼り合わせ用ポ
リエステルフィルムの場合、2〜5倍程度である。ま
た、幅方向の延伸倍率は、樹脂の種類、用途などにより
異なるが、通常2〜10倍である。特に、ポリエチレン
テレフタレートからなるポリエステルフィルムの場合、
3〜5倍程度である。次いで、延伸されたフィルムを熱
処理する。熱処理温度は、延伸温度より高く結晶融点よ
り低い温度でなされるのが一般的であるが、あまり高く
するとボーイングが大きくなりやすいのでポリエチレン
テレフタレートである場合は130℃ないし230℃の
範囲であることが好ましい。
を採用することも出来る。フィルムのボーイングを低減
させる方法としては、例えば、幅方向延伸後に一旦ポリ
エステルのガラス転移温度以下に冷却した後熱処理する
方法、幅方向延伸後にニップロールを設ける方法、熱処
理室を複数のゾーンに分けて段階的に昇温する方法、幅
方向に温度分布を設けて熱処理する方法、熱処理室でも
幅方向に5〜20%の再延伸を行なう方法などがある。
条件である延伸温度、延伸倍率、熱処理温度を適宜調整
することによりレターデーション及び、好ましくは熱収
縮率を調整する。例えば、請求項3または4記載のレタ
ーデーションの範囲を満足させるためには、長手方向の
配向を強くしない場合は、その延伸温度は115℃以上
1253℃以下が好ましく、延伸倍率は段階的に複数
回、延伸し、その全長手方向倍率は、4.0倍以上が好
ましい。幅方向においては、延伸温度は100℃程度で
延伸倍率は4.0倍以上が好ましい。一方、長手方向の
配向を強くする場合は、その延伸温度は85℃以上95
℃未満で、その延伸倍率は2.8倍程度が好ましい。幅
方向においては、延伸温度は100℃程度で延倍倍率は
3.6倍程度が好ましい。熱処理温度は、150℃、1
0分間の条件で熱収縮率が長手方向、幅方向それぞれ
が、3%以下を満たす観点から、200℃以上が好まし
く、その後熱処理温度以下で幅方向に5%の弛緩熱処理
をすることも好ましい。
ルムの特性は以下の方法で測定した。 (1)透過光の色度(x、y) サンプルは、フイルム幅方向において中央部の位置か
ら、A4大のカットサンプルの長手方向とフィルム長手
方向を一致させて切り出した。図2のクロスニコル法に
示したように、光源部には、LCDに用いられる白色光
源であるバックライト、その上に正常な検光子7と偏光
子5の吸収軸面が直交するように配置し、その間にポリ
エステルフィルム(離型フイルム)6を偏光子5と約4
5°傾けて挟んだ状態で、偏光子側から分光放射輝度計
(ミノルタ(株)製CS−1000)を用いて各波長の
スペクトルを測定した。この結果を、備え付けのデータ
管理ソフトウエア(ミノルタ製CS−S1w)の演算部
で計算することにより色度xおよびyを求めた。 (2)偏光板の目視検査、干渉色 サンプルは、フィルム幅方向における配向角が10度近
辺の位置から、A4大のカットサンプルの長手方向とフ
ィルム長手方向を一致させて切り出した。図2のクロス
ニコル法に示したように、光源部にフジカラーライトボ
ックス100V8W((株)進光社製)を用いて、その
上に正常な検光子7と偏光子5の吸収軸面が直交するよ
うに配置し、その間にポリエステルフィルムを挟んだ状
態で、偏光子側から目視検査を行なった。このとき、観
察面側の寸法幅28cm×縦34cmの偏光子の吸収軸
とA4カットサンプルのフィルムの長手方向を一致させ
た。目視検査は輝点として表れる偏光子の50μm以下
のサイズを有する異物が確認できるかどうかで以下の基
準で評価した。また、干渉色も同時に観察した。 ○:異物が輝点として100個以上確認できる。 △:異物が輝度として30個以上100個未満確認でき
る。 ×:異物が輝点として30個未満で、ほとんど確認でき
ない。
向角 上記したA4カットサンプルのフィルム幅方向の中央部
から、長手4.0×幅3.5cmの寸法に切り出したものをサン
プルとし、波長λ=590nmにおけるフィルムのレタ
ーデーション及び配向角を自動複屈折計(新王子(株)
製KOBRA-21ADH)を用いて測定した。
と、幅方向にそれぞれ1cm×16cmで切り出し、サ
インペンで端から3cmの位置にそれぞれ、マーキング
を施した。熱寸法変化率は、ギアオーブン(TABAI
社製GHPS−222)で150℃、10分間の条件下
で熱処理した前後のフィルム長手方向、幅方向、それぞ
れのマーキングの間隔を万能投影機(77−7ニコン社
製E04)で測長することにより求めた。
明するが、本発明はこれに限られるものではない。
レートを溶融して口金から押出し、25℃のキャスティ
ングドラムで冷却固化した後、86℃に加熱したロール
とラジエーションヒーターによってフィルムを加熱し
て、延伸することにより長手方向に2.8倍延伸し、続
いてテンターにて幅方向に100℃で2.96倍延伸
し、次いで110℃で1.25倍で幅方向に延伸し、さ
らに該テンターの後続する熱処理ゾーン4室を段階的に
140、180、205、230℃で熱処理し、最後に
150℃で5%程度の弛緩熱処理を施すことにより厚み
23μmのポリエステルフィルムを得た。
レートを溶融して口金から押出し、25℃のキャスティ
ングドラムで冷却固化した後、予熱温度が116℃で、
123℃に加熱したロールとラジエーションヒーターに
よって長手方向にフィルムを1.03倍、1.64倍、
1.1倍、2.59倍と複数回延伸することにより全体
で4.8倍延伸し、続いてテンターにて幅方向に110
℃で4.1倍延伸し、さらに該テンターの後続する熱処
理ゾーンで200℃で熱処理し、110℃で3%の弛緩
熱処理を施すことにより厚み14.8μmのポリエステ
ルフィルムを得た。
レートを溶融して口金から押出し、25℃のキャスティ
ングドラムで冷却固化した後、予熱温度が117℃で、
123℃に加熱したロールとラジエーションヒーターに
よって長手方向にフィルムを1.05倍、1.51倍、
1.1倍、2.59倍と複数回延伸することにより全体
で4.5倍延伸し、続いてテンターにて幅方向に110
℃で4.1倍延伸し、さらに長手方向に105℃で1.
01倍延伸し、続いて第2テンターの熱処理ゾーンで2
08℃で熱処理し、110℃で3.5%の弛緩熱処理を
施すことにより厚み14.6μmのポリエステルフィル
ムを得た。上記実施例1〜3の特性を各種評価した結果
を表1に示す。
ートを溶融して口金から押出し、25℃のキャスティン
グドラムで冷却固化した後、予熱温度が114℃で、1
18℃に加熱したロールとラジエーションヒーターによ
って長手方向にフィルムを1.16倍、1.06倍、
2.81倍と複数回延伸することにより全体で3.45
倍延伸し、続いてテンターにて幅方向に100℃で3.
6倍延伸し、さらに、もう一度135℃に加熱したロー
ルによって長手方向に1.56倍延伸し、第2のテンタ
ーに導入して熱処理ゾーンで205℃で熱処理し、12
0℃で3%の弛緩熱処理することによりポリエステルフ
ィルムを得た。
レートを溶融して口金から押出し、25℃のキャスティ
ングドラムで冷却固化した後、まず90℃に加熱したロ
ールによってフィルムを加熱して長手方向に3.3倍延
伸し、続いてテンターにて幅方向に95℃で3.33倍
延伸し、さらに該テンターの後続する熱処理ゾーンで2
30℃で熱処理することにより厚み27μmのポリエス
テルフィルムを得た。
レートを溶融して口金から押出し、25℃のキャスティ
ングドラムで冷却固化した後、まず100℃に加熱した
ロールとラジエーションヒーターによってフィルムを長
手方向に2.5倍延伸し、続いてテンターにて幅方向に
85℃で3.95倍延伸し、さらに該テンターで140
℃で熱処理をし、大気温度で冷却した後、続いて第2テ
ンターの熱処理ゾーン3室を段階的に130、180、
220℃まで昇温しながら熱処理することにより厚み3
0μmのポリエステルフィルムを得た。
果を表1に示す。
ィルム貼り合わせ用に用いると、偏光板検査時におい
て、透過光が視覚的に青もしくは青紫に感じることがで
きるので、この色調の透過光背景色が偏光板の異物や欠
点を浮き出させるように作用し、検査性が向上するもの
である。このように、本発明によると、異物混入や欠陥
を見落とす原因である光干渉色を改善し、昜検査性に優
れた偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムを
得ることができるのである。
する図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 偏光フィルムと貼り合わせて用いられる
偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィルムであっ
て、該ポリエステルフィルムを、吸収軸が互いに直交す
るように配置された2枚の偏光フィルムの間に配置し
て、白色光の照射により得られる透過光のスペクトル
が、色度図においてxが0.35以下かつ、yが0.3
以下を満たす領域にある青もしくは紫色系統に色づいて
いることを特徴とする偏光フィルム貼り合わせ用ポリエ
ステルフィルム。 - 【請求項2】 150℃で10分間の熱処理条件でのフ
ィルム長手方向、幅方向の熱収縮率がそれぞれ3%以下
である請求項1記載の偏光フィルム貼り合わせ用ポリエ
ステルフィルム。 - 【請求項3】 下記(1)式で示されるレターデーショ
ン(Re)が420nm以上660nm以下である請求
項1または2に記載の偏光フィルム貼り合わせ用ポリエ
ステルフィルム。 Re=Δn・d ………式(1) (ただし、式(1)で、Δnは、波長λ=590nmに
おけるフィルム面内方向の複屈折であり、dはフィルム
の厚み(nm)である。) - 【請求項4】 下記(1)式で示されるレターデーショ
ン(Re)が1000nm以上1250nm以下である
請求項1または2に記載の偏光フィルム貼り合わせ用ポ
リエステルフィルム。 Re=Δn・d ………式(1) (ただし、式(1)で、Δnは、波長λ=590nmに
おけるフィルム面内方向の複屈折であり、dはフィルム
の厚み(nm)である。) - 【請求項5】 ポリエステルフィルムは、表面に離型処
理されて用いられるものである請求項1〜4のいずれか
に記載の偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィル
ム。 - 【請求項6】 ポリエステルフィルムが、ポリエチレン
テレフタレートフィルムである請求項1〜5のいずれか
に記載の偏光フィルム貼り合わせ用ポリエステルフィル
ム。
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