JP2002188353A - 引き戸装置 - Google Patents
引き戸装置Info
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F5/00—Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
- E05F5/003—Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers for sliding wings
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/21—Brakes
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/252—Type of friction
- E05Y2201/254—Fluid or viscous friction
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/262—Type of motion, e.g. braking
- E05Y2201/266—Type of motion, e.g. braking rotary
Landscapes
- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】引き戸が急激に閉じるのを防止するための制動
作用を行なう際に引き戸の制動が容易且つ安定して行な
える引き戸装置を安価に提供する。 【解決手段】自閉装置により閉塞方向に付勢された引き
戸側に取り付けられる制動装置７は本体部８の内部に水
平軸１１に取り付けられて回転する回転体１２を備える
とともにこの回転体１２の周りを取り囲む粘性流体が充
填されてなり、前記水平軸１１の一端は前記本体部８か
ら外方に突出し、この本体部８から外方に突出する水平
軸１１の一端に一方クラッチ１４を介して歯車１５が閉
塞方向のみ水平軸１１に連動するように取り付けられる
とともに、この歯車１５と水平軸１１に同時に接触する
Ｏリング１７を設け、前記歯車１５は引き戸が閉じると
きに水平に設けられた長尺状のラックに噛み合って回転
し、その回転を前記回転体１２に伝えるように構成し
た。
作用を行なう際に引き戸の制動が容易且つ安定して行な
える引き戸装置を安価に提供する。 【解決手段】自閉装置により閉塞方向に付勢された引き
戸側に取り付けられる制動装置７は本体部８の内部に水
平軸１１に取り付けられて回転する回転体１２を備える
とともにこの回転体１２の周りを取り囲む粘性流体が充
填されてなり、前記水平軸１１の一端は前記本体部８か
ら外方に突出し、この本体部８から外方に突出する水平
軸１１の一端に一方クラッチ１４を介して歯車１５が閉
塞方向のみ水平軸１１に連動するように取り付けられる
とともに、この歯車１５と水平軸１１に同時に接触する
Ｏリング１７を設け、前記歯車１５は引き戸が閉じると
きに水平に設けられた長尺状のラックに噛み合って回転
し、その回転を前記回転体１２に伝えるように構成し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自閉装置により閉塞
方向に付勢された引き戸の開閉動作時に引き戸の制動を
行なうようにした引き戸装置に関するものである。
方向に付勢された引き戸の開閉動作時に引き戸の制動を
行なうようにした引き戸装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、引き戸には閉塞方向に付勢す
るための自閉装置を備えたものが多く知られており、開
かれた引き戸から手を離すと慣性力により引き戸が急激
に閉まるという問題があり、この問題を解決するために
制動装置を設けたものが知られている。この制動装置と
して、ピストン・シリンダーを組み合わせた油圧装置や
空気圧装置などがあるが、製作の加工に精度を要して価
格が高くなるという問題がある。また、歯車を組み合わ
せた粘性流体装置などのものもあるが、制動装置自体に
速度調整機構が組み込まれており、その分構造が複雑に
なって価格も高くなり、また引き戸の閉動途中より制動
作用を行なう際に歯車の噛み合いが難しく、歯車の噛み
合いが合わなかったり、噛み合い時に衝撃音が出たり、
また歯車の噛み合い不良により破損が生じ、引き戸の閉
動途中で引き戸が停止したりするという問題がある。
るための自閉装置を備えたものが多く知られており、開
かれた引き戸から手を離すと慣性力により引き戸が急激
に閉まるという問題があり、この問題を解決するために
制動装置を設けたものが知られている。この制動装置と
して、ピストン・シリンダーを組み合わせた油圧装置や
空気圧装置などがあるが、製作の加工に精度を要して価
格が高くなるという問題がある。また、歯車を組み合わ
せた粘性流体装置などのものもあるが、制動装置自体に
速度調整機構が組み込まれており、その分構造が複雑に
なって価格も高くなり、また引き戸の閉動途中より制動
作用を行なう際に歯車の噛み合いが難しく、歯車の噛み
合いが合わなかったり、噛み合い時に衝撃音が出たり、
また歯車の噛み合い不良により破損が生じ、引き戸の閉
動途中で引き戸が停止したりするという問題がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、引き戸が急激に閉じるのを防止す
るための制動作用を行なう際に引き戸の制動が容易且つ
安定して行なえる引き戸装置を安価に提供することを目
的とするものである。
題を解決するもので、引き戸が急激に閉じるのを防止す
るための制動作用を行なう際に引き戸の制動が容易且つ
安定して行なえる引き戸装置を安価に提供することを目
的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、引き戸側に取り付けられる制動装置は本体
部の内部に水平軸に取り付けられて回転する回転体を備
えるとともにこの回転体の周りを取り囲む粘性流体が充
填されてなり、前記水平軸の一端は前記本体部から外方
に突出し、この本体部から外方に突出する水平軸の一端
に一方クラッチを介して歯車が閉塞方向のみ水平軸に連
動するように取り付けられるとともに、この歯車と水平
軸に同時に接触する摩擦部材を設け、前記歯車は引き戸
が閉じるときにほぼ水平に設けられた長尺状のラックに
噛み合って回転し、その回転を前記回転体に伝えるよう
に構成されてなることを要旨とするものである。また本
発明は、ラックの長さ方向一端には軟質の緩衝部材が設
けられていることを要旨とするものである。さらに本発
明は、軟質の緩衝部材は芯金を軟質の樹脂材料からなる
被覆材で覆ってなりラックの歯とほぼ同一形状を呈して
いることを要旨とするものである。
に本発明は、引き戸側に取り付けられる制動装置は本体
部の内部に水平軸に取り付けられて回転する回転体を備
えるとともにこの回転体の周りを取り囲む粘性流体が充
填されてなり、前記水平軸の一端は前記本体部から外方
に突出し、この本体部から外方に突出する水平軸の一端
に一方クラッチを介して歯車が閉塞方向のみ水平軸に連
動するように取り付けられるとともに、この歯車と水平
軸に同時に接触する摩擦部材を設け、前記歯車は引き戸
が閉じるときにほぼ水平に設けられた長尺状のラックに
噛み合って回転し、その回転を前記回転体に伝えるよう
に構成されてなることを要旨とするものである。また本
発明は、ラックの長さ方向一端には軟質の緩衝部材が設
けられていることを要旨とするものである。さらに本発
明は、軟質の緩衝部材は芯金を軟質の樹脂材料からなる
被覆材で覆ってなりラックの歯とほぼ同一形状を呈して
いることを要旨とするものである。
【０００５】この構成により、自閉装置を設けるなどに
より閉塞方向に付勢された引き戸に対し、制動装置の歯
車とラックとの噛み合いにより一定の制動力が得られ、
またラックを任意の位置に移動して取り付けたり、また
制動距離を長くしたり短くすることで引き戸の自閉速度
（時間）の調整が容易に行なえる。特に、歯車と水平軸
に同時に接触する摩擦部材を設けたことにより、歯車は
ラックとの噛み合いが外れたときに水平軸に対して空回
りせず、ラックとの噛み合いが外れた瞬間の状態の姿勢
を保持し、次に歯車がラックと噛み合い始めるとき歯車
の歯とラックの歯の位置ずれがなく、歯車とラックとの
噛み合いをスムーズに行なわしめ、歯車とラックとの噛
み合い時の衝撃音の発生を抑えることができる。また、
ラックの両端に設けた軟質の緩衝部材によりラックに対
して円滑な歯車の噛み合いが得られることになり、歯車
とラックとの噛み合い時の衝撃音の発生防止効果をより
一層向上させることができるとともに、引き戸の制動が
容易且つ安定して行なわれることになる。
より閉塞方向に付勢された引き戸に対し、制動装置の歯
車とラックとの噛み合いにより一定の制動力が得られ、
またラックを任意の位置に移動して取り付けたり、また
制動距離を長くしたり短くすることで引き戸の自閉速度
（時間）の調整が容易に行なえる。特に、歯車と水平軸
に同時に接触する摩擦部材を設けたことにより、歯車は
ラックとの噛み合いが外れたときに水平軸に対して空回
りせず、ラックとの噛み合いが外れた瞬間の状態の姿勢
を保持し、次に歯車がラックと噛み合い始めるとき歯車
の歯とラックの歯の位置ずれがなく、歯車とラックとの
噛み合いをスムーズに行なわしめ、歯車とラックとの噛
み合い時の衝撃音の発生を抑えることができる。また、
ラックの両端に設けた軟質の緩衝部材によりラックに対
して円滑な歯車の噛み合いが得られることになり、歯車
とラックとの噛み合い時の衝撃音の発生防止効果をより
一層向上させることができるとともに、引き戸の制動が
容易且つ安定して行なわれることになる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。先ず、図１〜図４に示す
第１の実施の形態について説明すると、１は建物の出入
り口部２を開閉するために設けられた引き戸で、この引
き戸１は出入り口部２の上方に水平に設けられたレール
３に沿って出入り口部２を閉じた状態と開いた状態との
間でスライドするように構成されている。つまり、引き
戸１の上端には前記レール３上に載るローラー４を備え
たハンガー５が引き戸１を正面から見て左右に取り付け
られ、レール３に沿ってスライドする構成となってい
る。６は引き戸１が閉じた側での前記レール３の端部に
取り付けられた自閉装置で、引き戸１はこの自閉装置６
のばね力により自動的に閉じられるようになっている。
て、図面に基づいて説明する。先ず、図１〜図４に示す
第１の実施の形態について説明すると、１は建物の出入
り口部２を開閉するために設けられた引き戸で、この引
き戸１は出入り口部２の上方に水平に設けられたレール
３に沿って出入り口部２を閉じた状態と開いた状態との
間でスライドするように構成されている。つまり、引き
戸１の上端には前記レール３上に載るローラー４を備え
たハンガー５が引き戸１を正面から見て左右に取り付け
られ、レール３に沿ってスライドする構成となってい
る。６は引き戸１が閉じた側での前記レール３の端部に
取り付けられた自閉装置で、引き戸１はこの自閉装置６
のばね力により自動的に閉じられるようになっている。
【０００７】７は前記左右のハンガー５の内、引き戸１
の開き方向側に位置するハンガー５に取り付けられた一
定の制動力を持つ制動装置で、この制動装置７の本体部
８は前記ハンガー５にブラケット９を介してビス１０に
より取り付けられ、この本体部８内に水平軸１１に取り
付けられて回転するディスク状の回転体１２が収納され
るとともに本体部８内に回転体１２の周りを取り囲むよ
うに粘性流体（図示せず）が充填されている。前記水平
軸１１は本体部８の内部で軸受１３により支持されてい
るとともに、水平軸１１の一端は本体部８から外方に突
出し、この本体部８から外方に突出する水平軸１１の一
端に一方クラッチ１４を介して歯車１５が取り付けられ
ている。さらに詳しくは、本体部８から外方に突出する
水平軸１１の一端側部分は他の部分に比べて小径となっ
ていて、他の部分との間に段差１６が形成され、この段
差１６の部分に水平軸１１の一端側よりＯリング１７を
嵌めるとともに前記一方クラッチ１４と歯車１５を嵌め
込み、前記水平軸１１の外周面に接するＯリング１７に
歯車１５の一方の側面を当接させ、水平軸１１の一端側
先端部にＥ型止め輪１８を取り付けて水平軸１１からの
一方クラッチ１４および歯車１５の抜け外れを防止して
いる。つまり、水平軸１１に取り付けられる一方クラッ
チ１４に対し歯車１５は一方向（引き戸１の閉塞方向）
には係合するが、他方向（引き戸１の開き方向）には係
合しない、即ちフリーな状態となるように設けられ、引
き戸１が閉じるときに前記歯車１５が引き戸１の閉まり
際の位置近傍、詳しくは引き戸１が完全に閉じる手前の
位置から完全に閉じた位置との間の範囲で前記レール３
と平行にレール３に取り付けられた水平な長尺状のラッ
ク１９に噛み合って回転し、その回転を前記回転体１２
に伝えるように構成されている。つまり、本体部８内に
水平軸１１の周りで回転する回転体１２の周りを粘性流
体が取り囲む構成となっていることにより、回転体１２
は回転時に粘性抵抗を受けることになり、制動装置７は
一定の制動力を持ち、この制動装置７の歯車１５が引き
戸１の閉動途中から前記ラック１９に噛み合うことにな
り、引き戸１の閉塞方向への動きにブレーキ（制動力）
がかかり、引き戸１が急激に閉じるのを防止することが
できる。なお、引き戸１が開くときも開き始めにおいて
は前記歯車１５がラック１９に噛み合って回転するが、
その回転は水平軸１１には伝達されず、歯車１５はフリ
ーな状態で回転することになる。
の開き方向側に位置するハンガー５に取り付けられた一
定の制動力を持つ制動装置で、この制動装置７の本体部
８は前記ハンガー５にブラケット９を介してビス１０に
より取り付けられ、この本体部８内に水平軸１１に取り
付けられて回転するディスク状の回転体１２が収納され
るとともに本体部８内に回転体１２の周りを取り囲むよ
うに粘性流体（図示せず）が充填されている。前記水平
軸１１は本体部８の内部で軸受１３により支持されてい
るとともに、水平軸１１の一端は本体部８から外方に突
出し、この本体部８から外方に突出する水平軸１１の一
端に一方クラッチ１４を介して歯車１５が取り付けられ
ている。さらに詳しくは、本体部８から外方に突出する
水平軸１１の一端側部分は他の部分に比べて小径となっ
ていて、他の部分との間に段差１６が形成され、この段
差１６の部分に水平軸１１の一端側よりＯリング１７を
嵌めるとともに前記一方クラッチ１４と歯車１５を嵌め
込み、前記水平軸１１の外周面に接するＯリング１７に
歯車１５の一方の側面を当接させ、水平軸１１の一端側
先端部にＥ型止め輪１８を取り付けて水平軸１１からの
一方クラッチ１４および歯車１５の抜け外れを防止して
いる。つまり、水平軸１１に取り付けられる一方クラッ
チ１４に対し歯車１５は一方向（引き戸１の閉塞方向）
には係合するが、他方向（引き戸１の開き方向）には係
合しない、即ちフリーな状態となるように設けられ、引
き戸１が閉じるときに前記歯車１５が引き戸１の閉まり
際の位置近傍、詳しくは引き戸１が完全に閉じる手前の
位置から完全に閉じた位置との間の範囲で前記レール３
と平行にレール３に取り付けられた水平な長尺状のラッ
ク１９に噛み合って回転し、その回転を前記回転体１２
に伝えるように構成されている。つまり、本体部８内に
水平軸１１の周りで回転する回転体１２の周りを粘性流
体が取り囲む構成となっていることにより、回転体１２
は回転時に粘性抵抗を受けることになり、制動装置７は
一定の制動力を持ち、この制動装置７の歯車１５が引き
戸１の閉動途中から前記ラック１９に噛み合うことにな
り、引き戸１の閉塞方向への動きにブレーキ（制動力）
がかかり、引き戸１が急激に閉じるのを防止することが
できる。なお、引き戸１が開くときも開き始めにおいて
は前記歯車１５がラック１９に噛み合って回転するが、
その回転は水平軸１１には伝達されず、歯車１５はフリ
ーな状態で回転することになる。
【０００８】ところで、前記ラック１９の長さ方向一端
には芯金２０ａを軟質の樹脂材料からなる被覆材２０ｂ
で覆ってなりラック１９の歯とほぼ同一形状の緩衝部材
２０がワッシャ２１を介してねじ２２により取り付けら
れていて、歯車１５がラック１９に噛み合おうとすると
きに、金属製の歯車１５の歯が緩衝部材２０の被覆材２
０ｂに当たるように構成されている。
には芯金２０ａを軟質の樹脂材料からなる被覆材２０ｂ
で覆ってなりラック１９の歯とほぼ同一形状の緩衝部材
２０がワッシャ２１を介してねじ２２により取り付けら
れていて、歯車１５がラック１９に噛み合おうとすると
きに、金属製の歯車１５の歯が緩衝部材２０の被覆材２
０ｂに当たるように構成されている。
【０００９】上記構成において、引き戸１が閉じると
き、引き戸１の閉動途中から制動装置７の歯車１５がラ
ック１９に噛み合うことになり、引き戸１の閉塞方向へ
の動きにブレーキ（制動力）がかかり、引き戸１が急激
に閉じるのを防止することができるのであるが、本実施
の形態ではこのような作用効果に加えて次のような作用
効果も得られる。即ち、引き戸１が開かれるとき、前記
歯車１５は途中でラック１９から外れることになり、そ
のとき歯車１５は前記Ｏリング１７に当接しているので
ラック１９から外れた瞬間に勢いがついて空回りするよ
うなことがなく、ラック１９から外れた瞬間の姿勢（角
度）を保持することができる。従って、引き戸１が閉じ
るときに引き戸１の閉動途中から歯車１５がラック１９
に噛み合う際、歯車１５の歯とラック１９の歯の位置ず
れがなく、歯車１５はラック１９に対して円滑に噛み合
うことができる。これにより、歯車１５とラック１９と
の噛み合い不良をなくすことができる。そして、本実施
の形態では、前記ラック１９の長さ方向一端に芯金２０
ａを軟質の樹脂材料からなる被覆材２０ｂで覆ってなり
ラック１９の歯とほぼ同一形状の緩衝部材２０が設けら
れているので、歯車１５がラック１９に噛み合おうとす
るときの衝撃音の発生をなくすこともできる。
き、引き戸１の閉動途中から制動装置７の歯車１５がラ
ック１９に噛み合うことになり、引き戸１の閉塞方向へ
の動きにブレーキ（制動力）がかかり、引き戸１が急激
に閉じるのを防止することができるのであるが、本実施
の形態ではこのような作用効果に加えて次のような作用
効果も得られる。即ち、引き戸１が開かれるとき、前記
歯車１５は途中でラック１９から外れることになり、そ
のとき歯車１５は前記Ｏリング１７に当接しているので
ラック１９から外れた瞬間に勢いがついて空回りするよ
うなことがなく、ラック１９から外れた瞬間の姿勢（角
度）を保持することができる。従って、引き戸１が閉じ
るときに引き戸１の閉動途中から歯車１５がラック１９
に噛み合う際、歯車１５の歯とラック１９の歯の位置ず
れがなく、歯車１５はラック１９に対して円滑に噛み合
うことができる。これにより、歯車１５とラック１９と
の噛み合い不良をなくすことができる。そして、本実施
の形態では、前記ラック１９の長さ方向一端に芯金２０
ａを軟質の樹脂材料からなる被覆材２０ｂで覆ってなり
ラック１９の歯とほぼ同一形状の緩衝部材２０が設けら
れているので、歯車１５がラック１９に噛み合おうとす
るときの衝撃音の発生をなくすこともできる。
【００１０】次に、図５および図６に示す第２の実施の
形態について説明すると、前記第１の実施の形態では歯
車１５は引き戸１が完全に閉じる手前の位置から完全に
閉じた位置との間の短い範囲でラック１９に噛み合って
動作するようになっているが、第２の実施の形態では引
き戸１が閉じ始める位置から完全に閉じた位置との間の
長い範囲でラック１９に噛み合って動作するようになっ
ている。つまり、第２の実施の形態では前記第１の実施
の形態に比べて制動距離が長くなっている。即ち、第１
の実施の形態と第２の実施の形態において、ラック１９
の長さは同じであるが、ラック１９の取り付け位置を変
えることにより制動距離を調整できるようになってい
る。そして、この第２の実施の形態においても第１の実
施の形態と同様の制動装置７を備えており、の閉動途中
から歯車１５がラック１９に噛み合う際、歯車１５の歯
とラック１９の歯の位置ずれがなく、歯車１５はラック
１９に対して円滑に噛み合うことができる。これによ
り、歯車１５とラック１９との噛み合い不良をなくすこ
とができる。そして、本実施の形態も、前記ラック１９
の長さ方向一端に芯金２０ａを軟質の樹脂材料からなる
被覆材２０ｂで覆ってなりラック１９の歯とほぼ同一形
状の緩衝部材２０が設けられているので、歯車１５がラ
ック１９に噛み合おうとするときの衝撃音の発生をなく
すこともできる。
形態について説明すると、前記第１の実施の形態では歯
車１５は引き戸１が完全に閉じる手前の位置から完全に
閉じた位置との間の短い範囲でラック１９に噛み合って
動作するようになっているが、第２の実施の形態では引
き戸１が閉じ始める位置から完全に閉じた位置との間の
長い範囲でラック１９に噛み合って動作するようになっ
ている。つまり、第２の実施の形態では前記第１の実施
の形態に比べて制動距離が長くなっている。即ち、第１
の実施の形態と第２の実施の形態において、ラック１９
の長さは同じであるが、ラック１９の取り付け位置を変
えることにより制動距離を調整できるようになってい
る。そして、この第２の実施の形態においても第１の実
施の形態と同様の制動装置７を備えており、の閉動途中
から歯車１５がラック１９に噛み合う際、歯車１５の歯
とラック１９の歯の位置ずれがなく、歯車１５はラック
１９に対して円滑に噛み合うことができる。これによ
り、歯車１５とラック１９との噛み合い不良をなくすこ
とができる。そして、本実施の形態も、前記ラック１９
の長さ方向一端に芯金２０ａを軟質の樹脂材料からなる
被覆材２０ｂで覆ってなりラック１９の歯とほぼ同一形
状の緩衝部材２０が設けられているので、歯車１５がラ
ック１９に噛み合おうとするときの衝撃音の発生をなく
すこともできる。
【００１１】次に、図７に示す第３の実施の形態および
図８に示す第４の実施の形態について説明すると、前記
２つの実施の形態では歯車１５と水平軸１１に同時に接
触する摩擦部材として水平軸１１の外周面および歯車１
５の一方の側面に当接するようにＯリング１７を設けた
のに対し、第３の実施の形態のように水平軸１１の外周
面と歯車１５の一方の側面側に設けた筒部１５ａとの間
にゴムなどの材料からなる筒状部材２３を介在させる
か、第４の実施の形態のように水平軸１１に取り付けら
れる歯車１５の両側面および水平軸１１の外周面に当接
するようにゴムなどの材料からなるフランジ部材２４を
設けることも可能で、これにより第１および第２の実施
の形態と同様の効果が得られる。
図８に示す第４の実施の形態について説明すると、前記
２つの実施の形態では歯車１５と水平軸１１に同時に接
触する摩擦部材として水平軸１１の外周面および歯車１
５の一方の側面に当接するようにＯリング１７を設けた
のに対し、第３の実施の形態のように水平軸１１の外周
面と歯車１５の一方の側面側に設けた筒部１５ａとの間
にゴムなどの材料からなる筒状部材２３を介在させる
か、第４の実施の形態のように水平軸１１に取り付けら
れる歯車１５の両側面および水平軸１１の外周面に当接
するようにゴムなどの材料からなるフランジ部材２４を
設けることも可能で、これにより第１および第２の実施
の形態と同様の効果が得られる。
【００１２】ところで、以上述べた実施の形態では引き
戸１は自閉装置６により閉塞方向に付勢されているが、
自閉装置６を設ける代わりに前記レール３を閉じ方向に
緩やかな角度で下降傾斜するように取り付け、このレー
ル３に引き戸１をスライドするように支持することによ
り自閉させるようにした引き戸装置にも上記と同様の機
構を採用することができる。
戸１は自閉装置６により閉塞方向に付勢されているが、
自閉装置６を設ける代わりに前記レール３を閉じ方向に
緩やかな角度で下降傾斜するように取り付け、このレー
ル３に引き戸１をスライドするように支持することによ
り自閉させるようにした引き戸装置にも上記と同様の機
構を採用することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、自閉装置
を設けるなどにより閉塞方向に付勢された引き戸に対
し、制動装置の歯車とラックとの噛み合いにより一定の
制動力が得られ、またラックを任意の位置に移動して取
り付けたり、また制動距離を長くしたり短くすることで
引き戸の閉塞速度（時間）の調整が容易に行なえる。特
に、歯車と水平軸に同時に接触する摩擦部材を設けたこ
とにより、歯車はラックとの噛み合いが外れたときに水
平軸に対して空回りせず、ラックとの噛み合いが外れた
瞬間の状態の姿勢を保持し、次に歯車がラックと噛み合
い始めるとき歯車の歯とラックの歯の位置ずれがなく、
歯車とラックとの噛み合いをスムーズに行なわしめ、歯
車とラックとの噛み合い時の衝撃音の発生を抑えること
ができる。また、ラックの両端に設けた軟質の緩衝部材
によりラックに対して円滑な歯車の噛み合いが得られる
ことになり、歯車とラックとの噛み合い時の衝撃音の発
生防止効果をより一層向上させることができるととも
に、引き戸の制動が容易且つ安定して行なわれることに
なる。
を設けるなどにより閉塞方向に付勢された引き戸に対
し、制動装置の歯車とラックとの噛み合いにより一定の
制動力が得られ、またラックを任意の位置に移動して取
り付けたり、また制動距離を長くしたり短くすることで
引き戸の閉塞速度（時間）の調整が容易に行なえる。特
に、歯車と水平軸に同時に接触する摩擦部材を設けたこ
とにより、歯車はラックとの噛み合いが外れたときに水
平軸に対して空回りせず、ラックとの噛み合いが外れた
瞬間の状態の姿勢を保持し、次に歯車がラックと噛み合
い始めるとき歯車の歯とラックの歯の位置ずれがなく、
歯車とラックとの噛み合いをスムーズに行なわしめ、歯
車とラックとの噛み合い時の衝撃音の発生を抑えること
ができる。また、ラックの両端に設けた軟質の緩衝部材
によりラックに対して円滑な歯車の噛み合いが得られる
ことになり、歯車とラックとの噛み合い時の衝撃音の発
生防止効果をより一層向上させることができるととも
に、引き戸の制動が容易且つ安定して行なわれることに
なる。
【図1】本発明の第１の実施の形態において引き戸が開
いた状態を示す正面図である。
いた状態を示す正面図である。
【図2】同制動装置の断面図である。
【図3】同引き戸が閉じた状態を示す正面図である。
【図4】同ラックの一端部の拡大断面図である。
【図5】本発明の第２の実施の形態において引き戸が開
いた状態を示す正面図である。
いた状態を示す正面図である。
【図6】同引き戸が閉じた状態を示す正面図である。
【図7】本発明の第３の実施の形態における制動装置の
断面図である。
断面図である。
【図8】本発明の第４の実施の形態における制動装置の
断面図である。
断面図である。
１ 引き戸 ２ 出入り口部 ３ レール ４ ローラー ５ ハンガー ６ 自閉装置 ７ 制動装置 ８ 本体部 ９ ブラケット １０ ビス １１ 水平軸 １２ 回転体 １３ 軸受 １４ 一方クラッチ １５ 歯車 １６ 段差 １７ Ｏリング １８ Ｅ型止め輪 １９ ラック ２０ 緩衝部材 ２０ａ 芯金 ２０ｂ 被覆材 ２１ ワッシャ ２２ ねじ ２３ 筒状部材 ２４ フランジ部材
Claims (3)
- 【請求項１】 引き戸側に取り付けられる制動装置は本
体部の内部に水平軸に取り付けられて回転する回転体を
備えるとともにこの回転体の周りを取り囲む粘性流体が
充填されてなり、前記水平軸の一端は前記本体部から外
方に突出し、この本体部から外方に突出する水平軸の一
端に一方クラッチを介して歯車が閉塞方向のみ水平軸に
連動するように取り付けられるとともに、この歯車と水
平軸に同時に接触する摩擦部材を設け、前記歯車は引き
戸が閉じるときにほぼ水平に設けられた長尺状のラック
に噛み合って回転し、その回転を前記回転体に伝えるよ
うに構成されてなることを特徴とする引き戸装置。 - 【請求項２】 ラックの長さ方向一端には軟質の緩衝部
材が設けられていることを特徴とする請求項１記載の引
き戸装置。 - 【請求項３】 軟質の緩衝部材は芯金を軟質の樹脂材料
からなる被覆材で覆ってなりラックの歯とほぼ同一形状
を呈していることを特徴とする請求項２記載の引き戸装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000386188A JP2002188353A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 引き戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000386188A JP2002188353A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 引き戸装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002188353A true JP2002188353A (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=18853332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000386188A Pending JP2002188353A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 引き戸装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002188353A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100339551C (zh) * | 2003-02-17 | 2007-09-26 | 阿图罗萨里斯有限公司 | 可活动家具部件在其关闭区域的运动阻尼装置 |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000386188A patent/JP2002188353A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100339551C (zh) * | 2003-02-17 | 2007-09-26 | 阿图罗萨里斯有限公司 | 可活动家具部件在其关闭区域的运动阻尼装置 |
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