JP2002182228A - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

液晶表示装置および電子機器

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JP2002182228A
JP2002182228A JP2000379273A JP2000379273A JP2002182228A JP 2002182228 A JP2002182228 A JP 2002182228A JP 2000379273 A JP2000379273 A JP 2000379273A JP 2000379273 A JP2000379273 A JP 2000379273A JP 2002182228 A JP2002182228 A JP 2002182228A
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display device
crystal display
electrode
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JP2000379273A
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Kinya Ozawa
欣也 小澤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で製造プロセスを複雑にすること
なく、高輝度、高コントラストの液晶表示装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明の液晶表示装置は、互いに対向す
る一対の基板間に2色性染料が含有された液晶22が挟
持され、上基板7、下基板1がともに共通電極と画素電
極とを有し、液晶22のうち、上基板7寄りの部分が上
基板7上の共通電極19と画素電極12とで発生する横
電界により駆動されるとともに、下基板1寄りの部分が
下基板1上の共通電極14と画素電極6とで発生する横
電界により駆動される。この構成により、従来の積層G
H型液晶表示装置における中基板が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置およ
び電子機器に関し、特に積層ゲストホストモード液晶表
示装置の構成を利用した液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般の反射型液晶表示装置は、1枚
または2枚の偏光板を用いるものが通常であったが、偏
光板による光の吸収があるために外光の利用効率が最大
でも50%程度と低く、表示が暗いという問題があっ
た。この問題を解決するために、偏光板を使わない液晶
表示装置の一つの形態として、ゲストホスト(Guest-Ho
st, 以下、GHと略記する)モードの液晶表示装置が知
られている。GHモードの液晶表示装置とは、分子の長
軸方向と短軸方向とで可視光の吸収に異方性を持つ2色
性染料(ゲスト)を一定の分子配列の液晶(ホスト)中
に含有させ、2色性染料分子を液晶分子と平行に配列さ
せたものである。これにより、ホスト液晶の分子配列を
電圧印加で変化させるとそれに連動してゲスト染料の分
子配列も変化し、2色性染料による可視光の吸収量を電
気的に制御することで表示が可能となる。
【0003】しかしながら、GHモードの液晶表示装置
の場合、明るさとコントラストを両立させるのが難しい
という問題があった。その理由は、基板間の中央付近の
液晶は問題ないが、特に基板表面近傍の液晶分子がバル
クの配向に追随できず、黒表示が浮いてしまうためであ
る。したがって、GHモードの液晶表示装置では表示は
明るいものの、コントラストがとれないという問題が起
こっていた。
【0004】そこで、GHモードの液晶表示装置であっ
ても、充分なコントラストが得られるものとして、例え
ば特開平10−239702号公報、特開2000−2
21538公報等に見られるような積層GH型液晶表示
装置が提案されている。図22(a)、(b)は、積層
GH型液晶表示装置の一つの動作原理を説明するための
図である。この例の積層GH型液晶表示装置100の場
合、3枚の基板(上基板101、中基板102、下基板
103)が用いられ、上基板101と中基板102の
間、中基板102と下基板103の間にそれぞれ2色性
染料を含有する液晶104a、104bが挟持されてい
る。そして、上基板101の下面、中基板102の上面
および下面、下基板103の上面にそれぞれ電極105
が設けられ、上基板101と中基板102の間の液晶1
04aと中基板102と下基板103の間の液晶104
bを独立して駆動できるようになっている。すなわち、
この積層GH型液晶表示装置100は、中基板102が
共通の2組の液晶セルが積層された構成となっている。
【0005】例えば誘電異方性が正(Δε>0)の液晶
を用いた場合、上側の液晶セル(上基板101の下面と
中基板102の上面)に紙面に平行な方向の水平配向処
理を施し、下側の液晶セル(中基板102の下面と下基
板103の上面)に紙面を貫通する方向の水平配向処理
を施しておけば、その配向処理に従って、電圧無印加状
態において液晶分子106および2色性染料分子107
は図22(a)のように配向する。このとき、紙面に平
行な方向および垂直な方向にそれぞれ振動方向を持つ偏
光が各液晶セルで吸収されるので、全体として光は吸収
され、電圧無印加状態で黒表示となる。次に、双方の液
晶セルに電圧を印加すると、液晶分子106および2色
性染料分子107は電界に沿って配列するので、図22
(b)のように基板面に垂直に配向する。このとき、液
晶分子106および2色性染料107の配向方向と光の
透過方向が平行となるので、光は吸収されず、電圧印加
状態で白表示となる。このような動作原理により、積層
GH型液晶表示装置では一般のGH型液晶表示装置に比
べてコントラストの向上が可能となる。
【0006】ところで、液晶表示装置の広視野角化を図
る一つの手段として、基板に対して面内方向の横電界を
発生させ、この横電界で液晶分子を基板に平行な面内で
回転させることで光スイッチング機能を持たせるインプ
レイン・スイッチング(In-Plane Switching, 以下、I
PSと略記する)技術が実用化されている。そして、近
年、IPS技術をさらに改良した形のフリンジフィール
ド・スイッチング(Fringe-Field Switching, 以下、F
FSと略記する)技術が、"High-Transmittance, Wide-
Viewing-Angle Nematic Liquid Crystal Display Contr
olled by Fringe-Field Switching", S.H.Lee et al.,
ASIA DISPLAY 98, p.371-374, "A HighQuality AM-LCD
using Fringe-Field Switching Technology", S.H.Lee
et al.,IDW'99, p.191-194 などに発表されている。
【0007】以下、本明細書に記載するFFS技術につ
いて説明する。図23はIPSとFFSの概念の違いを
示す図であって、図23(a)はIPS、図23(b)
はFFSをそれぞれ示している。一対の基板200、2
01間の液晶分子202が一対の電極203,204に
よる横電界Eで駆動される点は同様である。ところが、
セルギャップをd、電極幅をw、電極間距離をlとする
と、これらの寸法の関係が、IPSではl/d>1かつ
l/w>1であるのに対し、FFSではl/d<1かつ
l/w<1、またはl/d=0かつl/w=0である。
すなわち、IPSではセルギャップや電極幅よりも電極
間距離が大きいのに対し、FFSではセルギャップや電
極幅よりも電極間距離が小さい(図23(a)のIPS
における電極203と電極204が充分に接近した状
態)か、もしくは電極間距離が0、言い換えると、図2
3(b)に示すように一方の電極204(−極)の上方
に絶縁層205を介して他方の電極203(+極)を積
層した形態の電極構成を採用している。
【0008】この電極構成の違いによって発生する電界
の方向が若干変わり、IPSでの電界方向は電極が対向
する方向(図中y方向)であるが、FFS、特に図23
(b)の電極構造においては、電極203,204が積
層されているため、横方向(図中Y方向)に加えて、特
に電極203の縁の近傍で基板面に垂直な方向(図中Z
方向)にも強い電界成分を持っている。その結果、IP
Sでは電極203,204間に位置する液晶分子202
は駆動されても電極の上方に位置する液晶分子はほとん
ど駆動されないが、FFSの場合、電極203,203
間に位置する液晶分子は勿論のこと、電極203の上方
に位置する液晶分子202も駆動されることになる。し
たがって、FFSにおいては、電極をインジウム錫酸化
物(Indium Tin Oxide, 以下、ITOと略記する)等の
透明導電膜で形成すれば、電極の部分も表示に寄与させ
ることができ、同じ条件のIPSに比べて開口率を大き
くできるという利点を持っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、反射
型液晶表示装置においては、明るさとコントラストの両
立が望まれており、その手段として積層GH型液晶表示
装置が提案されている。この積層GH型液晶表示装置
は、積層した複数組の液晶セルを独立して駆動するもの
であるから、個々の液晶セルをコントラスト良く確実に
駆動するためには各液晶セルのセルギャップを精密に制
御する必要がある。しかしながら、図22(a)、
(b)に示したように、中基板を中心としてその上下に
2枚の基板を配置することで液晶セルを積層する構成の
ため、各液晶セルのセルギャップを均一に保った状態で
積層することは極めて難しい。例えば中基板に反りがあ
ったとすると、双方の液晶セルのセルギャップにばらつ
きが生じてしまう。また、積層GH型液晶表示装置の構
成は製造プロセスが非常に複雑になるという問題を抱え
ていた。
【0010】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、簡単な構成で製造プロセスを複雑
にすることなく、積層GH型液晶表示装置と同等の高輝
度、高コントラストが得られる液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の液晶表示装置は、互いに対向する一対の
基板間に液晶が挟持された液晶表示装置であって、液晶
中に2色性染料が含有され、前記一対の基板を構成する
第1の基板、第2の基板のそれぞれがともに共通電極と
画素電極とを有し、一対の基板間に挟持された液晶のう
ち、第1の基板寄りの部分が第1の基板上の共通電極と
画素電極とで発生する横電界により駆動されるととも
に、第2の基板寄りの部分が第2の基板上の共通電極と
画素電極とで発生する横電界により駆動されることを特
徴とする。
【0012】本発明者は、明るさとコントラストに優れ
た積層GH型液晶表示装置において各液晶セルのセルギ
ャップの均一化や製造プロセスの簡略化を困難にする要
因である中基板の存在をなくせないかと考えた。このと
き、液晶表示装置を構成する一対の基板の各々に横電界
駆動型の基板を用いることによって中基板が省略できる
ことに想い到った。つまり、IPS方式等の横電界を利
用した場合、基板の表面からある程度の高さにまで横電
界が及ぶため、下基板(上記第1の基板に相当)、上基
板(上記第2の基板に相当)の双方に横電界駆動基板を
用い、基板間距離と印加電圧を適切に調整すれば、これ
ら基板に挟持された1層の液晶のうち、上基板寄りの部
分が上基板の共通電極と画素電極から発生する横電界に
より駆動され、下基板寄りの部分が下基板の共通電極と
画素電極から発生する横電界により駆動されることにな
る。
【0013】このように、本発明の構成を採用すること
により、中基板を用いることなく、1層の液晶のうちの
上側と下側を独立に駆動できる積層(2層)GH型液晶
表示装置と類似した表示原理の液晶表示装置を実現する
ことができる。したがって、本発明の液晶表示装置で
は、中基板がないため、積層した個々の液晶セルのセル
ギャップを管理する必要はなくなり、製造プロセスもそ
れ程複雑になることがない。
【0014】本発明の液晶表示装置において、第1の基
板側に反射層を設けてもよいし、第1の基板、第2の基
板のいずれか一方にカラーフィルターを設けてもよい。
【0015】本発明の構成は、透過型/反射型/半透過
反射型、白黒/カラーの液晶表示装置のいずれにも適用
可能であるが、第1の基板側に反射層を設けることによ
り反射型液晶表示装置を提供することができ、第1の基
板、第2の基板のいずれか一方にカラーフィルターを設
けることによりカラー液晶表示装置を提供することがで
きる。
【0016】本発明の液晶表示装置を構成する一対の基
板には、横電界を発生する基板としてIPS方式、FF
S方式の基板のいずれを用いてもよいが、FFS方式の
電極配置を採用することがより望ましい。
【0017】FFS方式を採用した場合、上述したよう
に、電極の上方に位置する液晶分子も駆動されるので、
電極を透明導電膜で形成すれば、電極の部分も表示に寄
与させることができ、同じ条件のIPSに比べて開口率
を大きくすることができる。
【0018】さらに、FFS方式を採用する場合、セル
ギャップをd、電極幅をw、電極間距離をlとすると、
l/d<1かつl/w<1の構成、すなわちセルギャッ
プよりも電極間距離が小さく、電極幅よりも電極間距離
が小さい構成を採用してもよいし、l/d=0かつl/
w=0(l=0)の構成、すなわち共通電極の一部の上
方に絶縁層を介して画素電極を形成した構成を採用して
もよい。特に後者の構成を採用した場合、共通電極の面
積を広くとる(例えば共通電極をベタで形成する)こと
ができ、以下のような利点がある。
【0019】FFS方式の電極配置を有する側の基板上
の画素電極を透明導電膜で形成し、共通電極を金属膜で
形成すると、この共通電極が電極としてのみならず反射
層としても機能する。したがって、他方の基板上の画素
電極と共通電極をともに透明導電膜で形成すれば、別の
反射層や外付けの反射板などを追加することなく、反射
型液晶表示装置が実現できる。
【0020】さらに、画素電極と共通電極との間に介在
する絶縁層中に光を散乱させるためのビーズ等の粒子を
添加したり、表面に凹凸を形成したりすれば、この絶縁
層が光散乱層としても機能する。この構成によれば、新
たに光散乱層を追加することなく、全面にわたって均一
に明るい反射型液晶表示装置が実現できる。
【0021】また、共通電極と画素電極との間にカラー
フィルターを設ける構成にすれば、共通電極と画素電極
との間の絶縁膜を特に設けない構成とすることもでき、
反射型カラー液晶表示装置を実現することができる。
【0022】これに対して、下基板上の画素電極および
共通電極、上基板上の画素電極および共通電極の全てを
透明導電膜で形成すれば、透過型液晶表示装置を実現す
ることも可能である。
【0023】FFS方式の電極配置を採用する際、誘電
異方性が負の液晶を用いる場合には第1の基板、第2の
基板の互いに対向する面に垂直配向処理を行っておく必
要がある。
【0024】この構成においては、電圧無印加状態で液
晶分子および2色性染料分子は基板面に対して垂直配向
するため、白表示となる。そして、電圧印加状態におい
てはFFS方式(特に一方の電極上に絶縁膜を介して他
方の電極を積層した構成)では横電界とはいうものの、
電極の縁近傍の電界の強い領域で基板面に対してほぼ垂
直方向の電界が発生するため、この電界の作用により誘
電異方性が負の液晶分子および2色性染料分子は基板面
に対して平行な方向に配向する。したがって、上基板側
と下基板側とで平面視して互いに直交する方向に電界が
印加されるような電極配置としておけば、各々の電界方
向に従って上基板側の液晶分子および2色性染料分子と
下基板側の液晶分子および2色性染料分子が互いに直交
する方向に配向するので、黒表示となる。
【0025】一方、誘電異方性が正の液晶を用いる場合
には、第1の基板、第2の基板の互いに対向する面に、
平面視して互いに直交する配向方向を持つように水平配
向処理を行っておく必要がある。
【0026】この構成においては、電圧無印加状態で液
晶分子および2色性染料分子は基板面に対して水平配向
し、上基板側の液晶分子および2色性染料分子と下基板
側の液晶分子および2色性染料分子が互いに直交する方
向に配向するので、黒表示となる。そして、電圧印加状
態では、上述したように、電極の縁近傍の電界の強い領
域で基板面に対してほぼ垂直方向の電界が発生し、この
電界の作用によって誘電異方性が正の液晶分子および2
色性染料分子は基板面に対して垂直配向するため、白表
示となる。
【0027】本発明の構成によって、従来の積層GH型
液晶表示装置で用いたような両面に電極を有する中基板
は不要となるが、液晶の内部に、各基板から発生する横
電界により駆動される液晶の2つの領域を区画する隔壁
を設けるようにしてもよい。この構成によれば、2つの
領域の境界で液晶が分離されるため、2つの領域の境界
近傍の液晶分子がより独立して動くようになり、コント
ラストをさらに向上させることができる。ただし、この
隔壁は液晶を分離するためだけのものであるから、積層
した2つの液晶セル各々のセルギャップの制御が必要な
従来の積層GH型液晶表示装置の場合と異なり、各基板
と隔壁の距離を精密に制御する必要はない。
【0028】本発明の液晶表示装置に用いるGH液晶中
に含有させる2色性染料に代えて、2色性蛍光材料を用
いてもよい。この構成によれば、用いる2色性蛍光材料
から発光する光の色に対応した表示が可能となる。
【0029】本発明の電子機器は、上記本発明の液晶表
示装置を備えたことを特徴とするものである。これによ
り、高輝度、高コントラストの液晶表示部を備えた電子
機器を実現することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の第1の実施の形態を図1〜図8を参照して説明す
る。本実施の形態の液晶表示装置は反射型TFTカラー
液晶表示装置の例であり、図1は下基板の構成を示す平
面図、図2は上基板の構成を示す平面図、図3は下基板
と上基板の構成を合わせて示す平面図、図4は一画素の
中央部を拡大視した平面図、図5は図4のA−A’線に
沿う断面図、である。本実施の形態では上基板、下基板
ともにFFS方式の電極構成を採用している。なお、以
下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、
各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてあ
る。
【0031】本実施の形態の液晶表示装置は、上基板、
下基板からなる一対の基板間に、2色性染料を含有す
る、誘電異方性が負のGH型の液晶が挟持されている。
下基板1の構成は、図1に示すように、図中縦方向に延
在する複数のデータ線2と図中横方向に延在する複数の
ゲート線3とが互いに交差するようにマトリクス状に設
けられている。図中各画素の左下の部分においてゲート
線3が画素の内側に向けて分岐し、さらにゲート線3に
沿って延在する部分がゲート電極4となり、画素スイッ
チング用の薄膜トランジスタ5(Thin Film Transisto
r, 以下、TFTと略記する)を構成している。そし
て、図中縦方向に延在する複数本(図1においては10
本)の電極指6aを有する櫛歯状の画素電極6が設けら
れ、画素電極6の各電極指6a間を連結する部分がゲー
ト電極4と平面的に重なっている。
【0032】一方、上基板7の構成は、図2に示すよう
に、図中横方向に延在する複数のデータ線8と図中縦方
向に延在する複数のゲート線9とが互いに交差するよう
にマトリクス状に設けられている。図中各画素の右下の
部分においてゲート線9が画素の内側に向けて分岐し、
さらにゲート線9に沿って延在する部分がゲート電極1
0となり、TFT11を構成している。そして、図中横
方向に延在する複数本(図2においては13本)の電極
指12aを有する櫛歯状の画素電極12が設けられ、画
素電極12の各電極指12a間を連結する部分がゲート
電極10と平面的に重なっている。
【0033】このように、下基板1と上基板7とではデ
ータ線、ゲート線、画素電極等の縦横の位置関係が90
°回転しており、下基板1と上基板7を重ね合わせてみ
ると、図3に示すように、下基板1のデータ線2上には
上基板7のゲート線9が、下基板1のゲート線3上には
上基板7のデータ線8が平面的に重なっている。そし
て、下基板1と上基板7とで重なり合ったこれらデータ
線2,8とゲート線3,9で囲まれた領域が本実施の形
態の液晶表示装置の一画素を構成している。
【0034】よって、画素の中央部では、図4に示すよ
うに、下基板1側の画素電極6の電極指6aと上基板7
側の画素電極12の電極指12aとが互いに交差してい
る。この部分の断面構造を見ると、図5に示すように、
下基板1は、ガラス等からなる透明基板13上に共通電
極14が形成されている。共通電極14は、図1〜図4
の平面図では図示を省略したが、基板全面にわたってベ
タで形成されている。また、共通電極14は、アルミニ
ウム、銀等の反射率の高い金属膜で形成されており、電
極として機能するとともにこの反射型液晶表示装置にお
ける反射層としても機能する。よって、この液晶表示装
置では外光は上基板7側から入射することになる。ま
た、共通電極14上に透光性材料からなる絶縁層15が
形成され、絶縁層15上にはITO等の透明導電膜から
なる画素電極6が形成されている(図5においては画素
電極6の電極指6aが紙面を貫通する方向に延在してい
る)。
【0035】そして、画素電極6を覆うように基板全面
に垂直配向処理がなされた配向膜16が形成されてい
る。配向膜16の材料としては、ポリイミド、界面活性
剤、カップリング剤、金属錯体等を用いることができ
る。さらに、金属膜と直鎖構造の硫黄化合物分子により
金属膜表面に形成された単分子膜とを含む配向膜を用い
ることもできる。ラビング処理は行っても行わなくても
よいが、ラビング処理を行う場合には、後述する電圧印
加時に液晶分子の倒れる方向と一致させるためにラビン
グ方向を画素電極6の電極指6aの延在方向とすること
が望ましい。
【0036】一方、上基板7は、ガラス等からなる透明
基板17上に例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各
色の着色層と遮光層(ブラックマトリクス)とを備えた
カラーフィルター18が形成され、カラーフィルター1
8上には共通電極19が形成されている。この共通電極
19も下基板1側と同様、基板全面にわたってベタで形
成されているが、下基板1側が金属膜で形成されている
のに対し、上基板7側はITO等の透明導電膜で形成さ
れている。共通電極19上に透光性材料からなる絶縁層
20が形成され、絶縁層20上にはITO等の透明導電
膜からなる画素電極12が形成されている(図5におい
ては画素電極12の電極指12aが横方向に延在してい
る)。そして、画素電極12を覆うように基板全面に垂
直配向処理がなされた配向膜21が形成されている。配
向膜21の材料は下基板1側と同様でよい。
【0037】本実施の形態の場合、下基板1、上基板7
ともに共通電極14,19の上方に絶縁層15,20を
介して画素電極6,12を積層しており、FFS方式の
電極構成を採用している。したがって、下基板1、上基
板7に挟持された液晶22のうち、下基板1側の半分は
下基板1の共通電極14と画素電極6で発生する横電界
によって駆動され、上基板7側の半分は上基板7の共通
電極19と画素電極12で発生する横電界によって駆動
される。本実施の形態の液晶表示装置では駆動電圧を5
Vと設定している。この設定において各部の寸法の一例
を示すと、セルギャップdは4.8〜6.4μm、画素
電極6、12の各電極指6a、12aの幅wが2〜4μ
m、画素電極6,12の電極指6a,12a間の間隔m
が3〜6μmである。ただし、[従来の技術]の項で述
べた電極間距離lは共通電極14,19と画素電極6,
12の間の間隔に相当するので、この例ではl=0であ
り、FFS方式の条件を満たしている。
【0038】セルギャップdの数値範囲に関しては、駆
動電圧を5Vと設定した場合、基板上で発生する横電界
Eは基板表面から高さ3.2μm程度の距離までしか液
晶分子を駆動できないので、両基板間で6.4μm以下
としなければならず、セルギャップdが6.4μmを超
えると、液晶22の中央部にどちらの基板からも駆動さ
れない部分ができてしまう。一方、セルギャップdが
4.8μm未満ではリタデーションが充分にとれないの
で、暗い液晶パネルになってしまう。以上の理由から、
本実施の形態の場合、セルギャップdの値を4.8〜
6.4μmの範囲とすることが望ましい。
【0039】次に、上記構成の液晶表示装置の動作につ
いて図6を用いて説明する。図6(a)に示すように、
下基板1、上基板7ともに共通電極と画素電極の間に電
圧を印加していない状態では、双方の基板1,7の表面
に垂直配向処理がなされているので、これに従って液晶
分子23および2色性染料分子24は基板面に対して垂
直に配向する。このとき、液晶分子23および2色性染
料24の配向方向と光の入射方向が平行となるので、光
は吸収されず、電圧無印加状態で白表示となる。
【0040】一方、図6(b)に示すように、下基板
1、上基板7ともに共通電極と画素電極の間に電圧を印
加した状態では、誘電異方性が負の液晶を用いており、
画素電極の縁近傍の電界の強い領域で基板面に対してほ
ぼ垂直方向の電界が発生するため、この電界の作用によ
り誘電異方性が負の液晶分子23および2色性染料分子
24は基板面に対して平行な方向に配向する。このと
き、液晶分子23および2色性染料分子24は、その長
軸が各基板1,7上の画素電極6,12の電極指6a,
12aの延在方向に向くように配向するので、図6
(b)に示すように、液晶のうちの下半分では液晶分子
23および2色性染料分子24の長軸が紙面を貫通する
方向に向き、上半分では液晶分子23および2色性染料
分子24の長軸が紙面に平行な方向に向く。このように
して、あたかも中基板を有する従来の積層GH型液晶表
示装置のように、上基板7側の液晶分子23および2色
性染料分子24と下基板1側の液晶分子23および2色
性染料分子24を独立に駆動することができ、2色性染
料分子24が上基板7側と下基板1側とで互いに直交す
る方向に配向するので、液晶層全体として光の吸収が起
こり、電圧印加状態で黒表示となる。
【0041】本実施の形態の液晶表示装置においては、
従来の積層GH型液晶表示装置と同様、偏光板を用いる
ことがないため、明るくコントラスト比の高いカラー反
射型液晶表示装置を実現することができる。その一方、
従来の積層GH型液晶表示装置とは異なり、中基板を用
いないので、積層した個々の液晶セルのセルギャップを
管理する必要はなくなり、従来に比べて構造が簡単で製
造プロセスも充分に簡略化することができる。
【0042】また、液晶の駆動に横電界を用いているの
で、視野角を広くできるとともに、ディスクリネーショ
ンの発生がなく、光漏れ等の不良が発生することがな
い。さらに本実施の形態の場合、同じ横電界モードの基
板でもFFS方式の電極構成を採用しているため、画素
電極6,12上の液晶も駆動することができ、画素電極
6,12の部分も表示に寄与させることができるので、
IPS方式を用いた場合と比べて開口率を向上させるこ
とができる。FFS方式の中でも、本実施の形態のよう
に積層型の構成を用いた場合、共通電極14,19をベ
タで形成することができ、共通電極14,19を金属膜
で形成することによって反射層として用いることができ
るので、FFS方式の特徴を生かして反射型液晶表示装
置を極めて合理的に実現することができる。
【0043】なお、本実施の形態では誘電異方性が負の
液晶を用い、初期配向が垂直配向の例を示したが、誘電
異方性が正の液晶を用いることもできる。この場合、各
基板の表面を水平配向処理しておく必要があるが、下基
板1、上基板7ともに画素電極6,12の電極指6a,
12aの延在方向と直交する方向にラビング処理を行う
ようにする。すると、図7(a)に示すように、電圧無
印加状態では、ラビング方向に対応して液晶22のうち
の下半分では液晶分子23および2色性染料分子24は
その長軸が紙面に平行な方向を向くように配向し、上半
分では長軸が紙面を貫通する方向を向くように配向す
る。その結果、液晶層全体として光の吸収が起こり、電
圧無印加状態で黒表示となる。
【0044】次に、図7(b)に示すように、下基板
1、上基板7の双方に電圧を印加すると、液晶分子23
および2色性染料分子24は、画素電極6,12の電極
指6a,12aの縁近傍の基板面に垂直方向の強い電界
に沿って配列するので、その長軸が基板面に垂直に立つ
ように配向する。その結果、液晶分子23および2色性
染料24の配向方向と光の入射方向が平行となるので、
光は吸収されず、電圧印加状態で白表示となる。ただ
し、誘電異方性が正の液晶を用い、初期配向が水平配向
のモードを用いた場合、電圧印加時に液晶分子がややき
れいに立ちにくい傾向があるため、コントラストの面か
らは図6(a)、(b)に示した本実施の形態のモード
の方が好ましい。
【0045】また、隣接する画素間の画素電極の位置関
係に関しては、各基板1,7上の各画素電極6,12の
電極指6a,12aが画素間にわたって直線上に並ぶよ
うに配置してもよいし、図8に拡大平面図を示すよう
に、隣接する画素C,C’間で電極指6a,12aの位
置が食い違うように配置してもよい(図8では上基板7
側の画素電極12の電極指12aの位置関係のみを示し
ている)。隣接する画素で画素電極の電極指が直線上に
並んでいると、隣接する画素の電極指の先端間の距離が
短くなるため、これら画素を跨いだ電極指間でも横電界
が発生してしまい、ディスクリネーションの発生要因と
なることが考えられる。これに対して、図8のような電
極配置とした場合、隣接する画素C,C’の電極指12
a間の距離が長くなるため、これら画素を跨いだ電極指
間での横電界の発生が抑制され、ディスクリネーション
の発生要因を最小限に抑えることができる。
【0046】[第2の実施の形態]以下、本発明の第2
の実施の形態を図9、図10を参照して説明する。本実
施の形態の液晶表示装置も第1の実施の形態と同様、反
射型TFTカラー液晶表示装置の例であり、図9は第1
の実施の形態の図4に相当する図であって一画素の中央
部を拡大視した平面図、図10は第1の実施の形態の図
5に相当する図であって図9のA−A’線に沿う断面
図、である。上基板、下基板ともにFFS方式の電極構
成を採用した点も第1の実施の形態と同様であるが、異
なる点は下基板にカラーフィルターを、上基板に散乱層
を備えた点である。よって、図9、図10において図
4、図5と共通の構成要素には同一の符号を付し、共通
部分の詳細な説明は省略する。
【0047】本実施の形態の液晶表示装置において、図
10に示すように、下基板1、上基板2ともに透明基板
13,17上にベタの共通電極14,19が形成され、
共通電極14,19の上方に画素電極6,12が積層さ
れている点、また、下基板1上の共通電極14が反射層
を兼ねている点は第1の実施の形態と同様である。しか
しながら、第1の実施の形態では共通電極14,19と
画素電極6,12との間に一般的な絶縁膜15,20が
介在していたのに対し、本実施の形態の場合、下基板1
側では共通電極14と画素電極6との間にカラーフィル
ター18が介在し、上基板7側では共通電極19と画素
電極12との間に散乱層26が介在しており、両基板と
もに一般の絶縁層は用いていない。
【0048】具体的には、下基板1の共通電極14上に
R(赤)、G(緑)、B(青)の着色層と遮光層(ブラ
ックマトリクス)とを備えたカラーフィルター18が形
成され、その上に画素電極6が形成されている。一方、
上基板7の共通電極19上に例えばアクリル等の樹脂中
に屈折率の異なるビーズ状の粒子を分散させたものや表
面に微小な凹凸を形成した樹脂からなる散乱層26が形
成され、その上に画素電極12が形成されている。これ
らカラーフィルター18や散乱層26が共通電極14,
19と画素電極6,12との間を絶縁する絶縁膜の機能
を有することは勿論である。その他の詳細な構成は第1
の実施の形態と同様である。
【0049】本実施の形態の液晶表示装置においては、
第1の実施の形態と共通の効果に加えて、反射層として
機能する下基板1の共通電極14上に直接カラーフィル
ター18が形成されているため、視差が少なく、色にじ
み等の少ない反射型カラー液晶表示装置を実現すること
ができる。また、上基板7上に散乱層26を備えている
ので、反射光がここで散乱され、全面にわたって均一に
明るい表示画面が得られる。しかも、絶縁膜に代えてこ
れらカラーフィルター18や散乱層26を設けているの
で、構造が簡単であり、製造プロセスを簡略化すること
ができる。
【0050】[第3の実施の形態]以下、本発明の第3
の実施の形態を図11、図12を参照して説明する。本
実施の形態の液晶表示装置も第1の実施の形態と同様、
反射型TFTカラー液晶表示装置の例であり、図11は
第1の実施の形態の図4に相当する図であって一画素の
中央部を拡大視した平面図、図12は第1の実施の形態
の図5に相当する図であって図11のA−A’線に沿う
断面図、である。上基板、下基板ともにFFS方式の電
極構成を採用した点も第1の実施の形態と同様である
が、異なる点は下基板に散乱層を、上基板にカラーフィ
ルターを備えた点である。よって、図11、図12にお
いて図4、図5と共通の構成要素には同一の符号を付
し、共通部分の詳細な説明は省略する。
【0051】第2の実施の形態の液晶表示装置では下基
板1上にカラーフィルター18が、上基板7上に散乱層
26が形成されていた。これに対し、本実施の形態の液
晶表示装置の場合、図12に示すように、下基板1の共
通電極14上に散乱層26が形成され、散乱層26上に
画素電極6が形成されている。また、上基板7の共通電
極19上にカラーフィルター18が形成され、カラーフ
ィルター18上に画素電極12が形成されている。
【0052】本実施の形態の液晶表示装置においても、
散乱層26が設けられたことで全面にわたって均一に明
るい表示画面が得られる、絶縁膜を用いないために構造
が簡単であり、製造プロセスを簡略化できる、といった
第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0053】[第4の実施の形態]以下、本発明の第4
の実施の形態を図13、図14を参照して説明する。第
1〜第3の実施の形態が反射型液晶表示装置の例であっ
たのに対し、本実施の形態の液晶表示装置は透過型TF
Tカラー液晶表示装置の例である。図13は第1の実施
の形態の図4に相当する図であって一画素の中央部を拡
大視した平面図、図14は第1の実施の形態の図5に相
当する図であって図13のA−A’線に沿う断面図、で
ある。上基板、下基板ともにFFS方式の電極構成を採
用した点は第1の実施の形態と同様である。図13、図
14において図4、図5と共通の構成要素には同一の符
号を付し、共通部分の詳細な説明は省略する。
【0054】本実施の形態の液晶表示装置の構成は、図
14に示すように、基本的に第2の実施の形態と同様で
ある。すなわち、下基板1側は、透明基板13上に共通
電極28が形成され、共通電極28上にR、G、Bの着
色層と遮光層とを備えたカラーフィルター18が形成さ
れ、カラーフィルター18上に画素電極6が形成されて
いる。一方、上基板7側は、透明基板17上に共通電極
19が形成され、共通電極19上に例えば樹脂中に屈折
率の異なるビーズ状粒子を分散させたものや表面に微小
凹凸を形成した樹脂からなる散乱層26が形成され、散
乱層26上に画素電極12が形成されている。
【0055】ところが、第2の実施の形態では下基板1
側の共通電極14がアルミニウム等の金属膜で形成さ
れ、この共通電極14が反射層を兼ねていたのに対し、
本実施の形態では下基板1側の共通電極28がITO等
の透明導電膜で形成されている。したがって、本実施の
形態の場合、下基板1の共通電極28、画素電極6、上
基板7の共通電極19、画素電極12の全ての電極がI
TO等の透明導電膜で形成されている。これにより、こ
の液晶セルは透過型対応となっており、下基板1の外面
にはバックライト29が配置されている。
【0056】本実施の形態の液晶表示装置においては、
明るく、コントラスト比の高い透過型カラー液晶表示装
置を実現することができる。また、上基板7上に散乱層
26を備えているので、反射光がここで散乱され、全面
にわたって均一に明るい表示画面が得られる。しかも、
絶縁膜に代えてカラーフィルター18や散乱層26を設
けているので、構造が簡単であり、製造プロセスを簡略
化することができる。
【0057】[第5の実施の形態]以下、本発明の第5
の実施の形態を図15〜図18を参照して説明する。第
1〜第4の実施の形態の液晶表示装置がFFS方式の電
極構成を採用したものであったのに対し、本実施の形態
ではIPS方式の電極構成を採用した透過型カラー液晶
表示装置の例を説明する。図15は下基板の構成を示す
平面図、図16は上基板の構成を示す平面図、図17は
下基板と上基板の構成を合わせて示す平面図、図18は
図17のA−A’線に沿う断面図、である。本実施の形
態では上基板、下基板ともにIPS方式の電極構成を採
用している。
【0058】本実施の形態の液晶表示装置は、上基板、
下基板からなる一対の基板間に、2色性染料を含有し、
誘電異方性が負のGH型の液晶が挟持されている。下基
板1の構成は、図15に示すように、図中縦方向に延在
する複数のデータ線2と図中横方向に延在する複数のゲ
ート線3とが互いに交差するようにマトリクス状に設け
られている。図中各画素の左下の部分においてゲート線
3が画素の内側に向けて分岐し、さらにゲート線3に沿
って延在する部分がゲート電極4となり、画素スイッチ
ング用のTFT5を構成している。そして、画素の右端
と左端に縦方向に延在する2本の電極指31aを有する
画素電極31が設けられ、画素電極31の電極指31a
間を連結する部分がゲート電極3と平面的に重なってい
る。一方、画素の中央部に縦方向に延在する1本の電極
指32aを有する共通電極32が設けられている。
【0059】一方、上基板7の構成は、図16に示すよ
うに、図中横方向に延在する複数のデータ線8と図中縦
方向に延在する複数のゲート線9とが互いに交差するよ
うにマトリクス状に設けられている。図中各画素の右下
の部分においてゲート線9が画素の内側に向けて分岐
し、さらにゲート線9に沿って延在する部分がゲート電
極10となり、TFT11を構成している。そして、画
素の上端と下端に横方向に延在する2本の電極指33a
を有する画素電極33が設けられ、画素電極33の電極
指33a間を連結する部分がゲート電極10と平面的に
重なっている。一方、画素の中央部に横方向に延在する
1本の電極指34aを有する共通電極34が設けられて
いる。
【0060】このように、下基板1と上基板7とではデ
ータ線2,8、ゲート線3,9、画素電極31,33、
共通電極32,34等の縦横の位置関係が90°回転し
ており、下基板1と上基板7とを重ね合わせてみると、
図17に示すように、下基板1のデータ線2上には上基
板7のゲート線9が、下基板1のゲート線3上には上基
板7のデータ線8が平面的に重なっている。そして、下
基板1と上基板7とで重なり合ったこれらデータ線2,
8とゲート線3,9で囲まれた領域が本実施の形態の液
晶表示装置の一画素を構成している。
【0061】画素部分の断面構造を見ると、図18に示
すように、下基板1は、ガラス等からなる透明基板13
上に同一のレイヤーからなる共通電極32および画素電
極31が形成されている。これら共通電極32および画
素電極31はITO等の透明導電膜から形成されてい
る。そして、共通電極32および画素電極31を覆うよ
うに基板全面に垂直配向処理がなされた配向膜16が形
成されている。配向膜16の材料やラビング処理に関し
ては、第1の実施の形態と同様でよい。
【0062】一方、上基板7は、ガラス等からなる透明
基板17上にカラーフィルター18が形成され、カラー
フィルター上には同一のレイヤーからなる共通電極34
および画素電極33(図18では共通電極34のみが図
示されている)が形成されている。これら共通電極34
および画素電極33も下基板1側と同様、ITO等の透
明導電膜で形成されている。そして、共通電極34およ
び画素電極33を覆うように基板全面に垂直配向処理が
なされた配向膜21が形成されている。配向膜21の材
料は下基板1側と同様でよい。
【0063】本実施の形態の場合、共通電極32,34
と画素電極31,33が並んで配置されており、画素サ
イズが100μmオーダー、セルギャップが数μm程度
であるから、図18に示すように、共通電極32と画素
電極31との距離lはセルギャップdや電極幅wに対し
て充分大きく、IPS方式の電極構成となる条件を満た
している。IPSの場合も上記実施の形態のFFSの場
合と同様、下基板1、上基板7に挟持された液晶22の
うち、下基板1側の半分は下基板1の共通電極32と画
素電極31とで発生する横電界Eによって駆動され、上
基板7側の半分は上基板7の共通電極34と画素電極3
3とで発生する横電界Eによって駆動される。したがっ
て、本実施の形態の場合も、液晶表示装置の動作につい
ては第1の実施の形態で説明したのと同様である。つま
り、電圧無印加状態で白表示、電圧印加状態で黒表示と
なる。
【0064】本実施の形態の液晶表示装置においても、
偏光板を用いないために明るくコントラスト比の高い液
晶表示装置を実現できる、中基板が不要なために従来の
積層GH型液晶表示装置に比べて構造が簡単で製造プロ
セスも簡単になる、液晶の駆動に横電界を用いているた
めに視野角を広くできるとともにディスクリネーション
の発生を抑制できる、等の第1の実施の形態と同様の効
果を得ることができる。
【0065】[電子機器]上記実施の形態の液晶表示装
置を備えた電子機器の例について説明する。図19は、
携帯電話の一例を示した斜視図である。図19におい
て、符号1000は携帯電話本体を示し、符号1001
は上記の液晶表示装置を用いた液晶表示部を示してい
る。
【0066】図20は、腕時計型電子機器の一例を示し
た斜視図である。図20において、符号1100は時計
本体を示し、符号1101は上記の液晶表示装置を用い
た液晶表示部を示している。
【0067】図21は、ワープロ、パソコンなどの携帯
型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図21に
おいて、符号1200は情報処理装置、符号1202は
キーボードなどの入力部、符号1204は情報処理装置
本体、符号1206は上記の液晶表示装置を用いた液晶
表示部を示している。
【0068】図19〜図21に示す電子機器は、上記実
施の形態の液晶表示装置を用いた液晶表示部を備えてい
るので、画面が明るく、コントラスト比の高い表示部を
備えた電子機器を実現することができる。
【0069】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えば上記実施の形態では反射型カラー液晶表示装置、も
しくは透過型カラー液晶表示装置の例を示したが、本発
明は、白黒/カラー、反射型/透過型/半透過反射型を
問わず、適用が可能である。すなわち、上記実施の形態
のように必ずしもカラーフィルターを備えなくてもよい
し、例えば、上記実施の形態において反射層として用い
た共通電極にバックライトからの光を透過させるための
孔を開けるなどして半透過反射型の液晶表示装置として
もよい。
【0070】また、上記実施の形態では反射型の例とし
て共通電極が反射層を兼ねる構成を例に挙げたが、この
構成に限らず、共通電極とは別に反射層(反射板)を設
ける構成としてもよい。さらに、FFS方式の電極構成
として、共通電極上に絶縁膜を介して画素電極を積層す
る構成のみならず、IPSと同様の層構成を用いて電極
間距離をセルギャップ以下に接近させる構成を採用して
もよい。また、本発明の構成によって従来の積層GH型
液晶表示装置における中基板は不要となるが、液晶の内
部に、各基板からの横電界により駆動される液晶の2つ
の領域を区画する隔壁を設けるようにしてもよい。さら
に、液晶中に含有する2色性染料に代えて、2色性蛍光
材料を用いてもよい。そして、画素電極、共通電極、デ
ータ線、ゲート線等の各構成要素の形状、寸法等の具体
的な記載に関しては、上記実施の形態の例に限ることな
く、適宜設計変更が可能である。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
液晶表示装置によれば、偏光板が不要なため、明るくコ
ントラスト比の高い液晶表示装置を実現することができ
る。その上、従来の積層GH型液晶表示装置とは異な
り、中基板を用いないので、積層した個々の液晶セルの
セルギャップを管理する必要がなくなり、従来に比べて
構造が簡単になり、製造プロセスも簡単化することがで
きる。また、液晶の駆動に横電界を用いているので、視
野角を広くできるとともに、ディスクリネーションの発
生がなく、光漏れ等の不良が発生することがない。特に
FFS方式の電極構成を採用した場合、画素電極上の液
晶も駆動することができ、開口率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の液晶表示装置にお
ける下基板の構成を示す平面図である。
【図2】 同、液晶表示装置における上基板の構成を示
す平面図である。
【図3】 同、下基板と上基板の構成を合わせて示す平
面図である。
【図4】 同、一画素の中央部を拡大視した平面図であ
る。
【図5】 図4のA−A’線に沿う断面図である。
【図6】 同、液晶表示装置の動作(誘電異方性が負の
液晶を用いた場合)を説明するための図である。
【図7】 同、液晶表示装置の動作(誘電異方性が正の
液晶を用いた場合)を説明するための図である。
【図8】 画素電極の配置の変形例を示す平面図であ
る。
【図9】 本発明の第2の実施形態の液晶表示装置にお
ける一画素の中央部を拡大視した平面図である。
【図10】 図9のA−A’線に沿う断面図である。
【図11】 本発明の第3の実施形態の液晶表示装置に
おける一画素の中央部を拡大視した平面図である。
【図12】 図11のA−A’線に沿う断面図である。
【図13】 本発明の第4の実施形態の液晶表示装置に
おける一画素の中央部を拡大視した平面図である。
【図14】 図13のA−A’線に沿う断面図である。
【図15】 本発明の第5の実施形態の液晶表示装置に
おける下基板の構成を示す平面図である。
【図16】 同、液晶表示装置における上基板の構成を
示す平面図である。
【図17】 同、下基板と上基板の構成を合わせて示す
平面図である。
【図18】 図17のA−A’線に沿う断面図である。
【図19】 同、液晶表示装置を備えた電子機器の一例
を示す図である。
【図20】 同、電子機器の他の例を示す図である。
【図21】 同、電子機器のさらに他の例を示す図であ
る。
【図22】 従来の積層GH型液晶表示装置の動作(誘
電異方性が正の液晶を用いた場合)を説明するための図
である。
【図23】 横電界モードの液晶表示装置((a)IP
S方式、(b)FFS方式)の原理を説明するための図
である。
【符号の説明】
1 下基板(第1の基板) 6,12,31,33 画素電極 7 上基板(第2の基板) 14,19,28,32,34 共通電極 18 カラーフィルター 22 液晶 23 液晶分子 24 2色性染料分子 26 散乱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA14Z FA16Z HA08 LA17 2H092 GA14 NA01 PA08 PA11 PA12 QA08 5C094 AA06 AA10 BA03 BA43 CA19 CA24 DA13 EA04 EA05 EA06 EA07 EB02 ED03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の基板間に液晶が挟
    持された液晶表示装置であって、 前記液晶中に2色性染料が含有され、前記一対の基板を
    構成する第1の基板、第2の基板のそれぞれがともに共
    通電極と画素電極とを有し、前記一対の基板間に挟持さ
    れた液晶のうち、前記第1の基板寄りの部分が該第1の
    基板上の共通電極と画素電極とで発生する横電界により
    駆動されるとともに、前記第2の基板寄りの部分が該第
    2の基板上の共通電極と画素電極とで発生する横電界に
    より駆動されることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の基板に反射層が設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の基板、前記第2の基板のいず
    れか一方にカラーフィルターが設けられたことを特徴と
    する請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の基板のうちの少なくとも一方
    の基板に、フリンジフィールド・スイッチング方式の電
    極配置が採用されたことを特徴とする請求項1ないし3
    に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記フリンジフィールド・スイッチング
    方式の電極配置を有する基板が、共通電極と該共通電極
    の一部の上方に絶縁層を介して形成された画素電極とを
    有することを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フリンジフィールド・スイッチング
    方式の電極配置を有する基板が第1の基板として用いら
    れ、該第1の基板上の前記画素電極が透明導電膜で形成
    され、前記第1の基板上の前記共通電極が金属膜で形成
    されることにより該共通電極が反射層としても機能する
    とともに、前記第2の基板上の前記画素電極および前記
    共通電極がともに透明導電膜で形成されたことを特徴と
    する請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記絶縁層が光散乱層としても機能する
    ことを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記共通電極と前記画素電極との間に、
    カラーフィルターが設けられたことを特徴とする請求項
    5ないし7のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の基板上の前記画素電極および
    前記共通電極が透明導電膜で形成されるとともに、前記
    第2の基板上の前記画素電極および前記共通電極が透明
    導電膜で形成されたことを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記液晶は誘電異方性が負であり、前
    記第1の基板、前記第2の基板の互いに対向する面に垂
    直配向処理がなされ、前記第1の基板、前記第2の基板
    各々で発生する横電界の方向が平面視して互いに直交す
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に
    記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記液晶は誘電異方性が正であり、前
    記第1の基板、前記第2の基板の互いに対向する面に、
    平面視して互いに直交する配向方向を持つように水平配
    向処理がなされたことを特徴とする請求項1ないし9の
    いずれか一項に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記液晶の内部に、前記第1の基板、
    前記第2の基板のそれぞれから発生する横電界により駆
    動される液晶の2つの領域を区画する隔壁が設けられた
    ことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に
    記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記2色性染料に代えて、2色性蛍光
    材料を用いたことを特徴とする請求項1ないし12のい
    ずれか一項に記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか一項に
    記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機
    器。
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