JP2002182087A - 管内ケーブルのメッセンジャワイヤ緊張装置 - Google Patents

管内ケーブルのメッセンジャワイヤ緊張装置

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JP2002182087A JP2000384124A JP2000384124A JP2002182087A JP 2002182087 A JP2002182087 A JP 2002182087A JP 2000384124 A JP2000384124 A JP 2000384124A JP 2000384124 A JP2000384124 A JP 2000384124A JP 2002182087 A JP2002182087 A JP 2002182087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚水管などの地下管路内に光ファイバケーブ
ルを敷設する際に用いるメッセンジャワイヤの緊張装置
を提供する。 【解決手段】 マンホール10、10間をつなぐ地下本
管及び枝管の内壁上部に光ファイバケーブル20を敷設
する際に、光ファイバケーブルをスライド自在に係止し
たメッセンジャワイヤ22を緊張する装置である。メッ
センジャワイヤの一端を巻き上げるためマンホール内に
設けたラッチ式巻き上げ機構40と、メッセンジャワイ
ヤの他端を係止すべくマンホールと間隔をあけて配置し
たマンホール内に設けたバネ付きアジャストボルトによ
る係止手段30と、両マンホールと本管突き当て開口部
内の上縁13にメッセンジャワイヤ22を誘導するガイ
ド部材14とを備える。光ファイバケーブルをメッセン
ジャワイヤにスライド可能に結合し、光ファイバケーブ
ルを地下管路内に敷設する際に、メッセンジャワイヤの
みを緊張させることにより、ケーブルに張力を作用させ
ることなく敷設できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下管路内に光フ
ァイバケーブル等の通信ケーブルを敷設する際に用いる
メッセンジャワイヤの緊張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新しい通信方式として、光ファイバケー
ブルを伝送媒体とする情報通信ネットワーク作りが各所
で検討されている。その中で、既存の電話回線を光ファ
イバケーブルに変更していくのではなく、各家庭への連
絡経路が形成されている汚水管路内に光ファイバケーブ
ルを敷設する方式が現実化しはじめている。しかし、光
ファイバケーブルは、メタルケーブルに比べると重量が
軽く、柔軟で取り扱いやすく、しかも伝送速度や伝送容
量が優れているが、破断伸びが小さいので、下水道本管
(汚水管)内に敷設するときには張力が加わらないよう
に作業を進める必要がある。また、自然流下方式を採用
している管路中に光ファイバケーブルを敷設する場合に
は、管内汚水の流れを阻害しないよう管内壁の上部に敷
設することが求められる。
【0003】光ファイバケーブルを下水道本管内の上部
側に張力を加えることなく敷設する方法として、特公平
3−50483号公報、特開平8−103012号公報
に記載された技術が知られている。これらの従来技術
は、光ファイバケーブルを挿入しながら敷設ロボットの
アームによって光ファイバケーブルを持ち上げて下水道
本管内の上部側に押し付け、フックを下水道本管内面に
適当間隔に取り付けながら、フックにケーブルを掛け止
めていくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の敷設ロ
ボットには、ケーブル押し付け用のアーム機構、フック
取り付け孔を穿つドリル機構、接着剤注入機構、フック
押し込み機構などが組み込まれて構造が複雑であり、フ
ックの取り付け作業に多くの時間を要するためコスト高
になっていた。さらに、下水本管内に通したケーブルを
緊張する際に、強力な緊張装置をマンホール内に設置す
ることは困難なためケーブルの張りが不足して本管内に
垂れ下がるおそれがあった。本発明は、敷設ロボットを
使用せずに地下管路内に光ファイバケーブルを敷設する
もので、光ファイバケーブルをスライド自在に掛け止め
たメッセンジャワイヤ(補助索)を緊張することでファ
イバケーブルに張力を作用させることなく円滑に敷設す
ることができるようにした管内挿通メッセンジャワイヤ
の緊張装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、マンホール間をつなぐ地下本管の内壁上
部に光ファイバケーブルを敷設する際に、前記光ファイ
バケーブルをスライド自在に掛け止めて張力を負担する
メッセンジャワイヤを緊張するようにした。具体的に
は、メッセンジャワイヤの一端を係止すべく前記マンホ
ール内壁に設けた少なくとも1つの係止手段と;前記メ
ッセンジャワイヤの他端を巻き上げるため、前記マンホ
ールと間隔をあけて設置されたマンホール内壁に固着し
た少なくとも1つのラッチ式巻き上げ機構と;本管内に
挿通したメッセンジャワイヤラッチ式巻き上げ機構ま
たは係止手段に向け誘導するため、前記マンホールと本
管との突き当て開口部上縁に設けたガイド部材と、を備
えてなるもので、構造が簡単で操作容易な緊張装置をマ
ンホール内に設置することにより、ケーブルの垂れ下が
りを起こさずに敷設することが可能である。ラッチ式巻
き上げ機構としては、メッセンジャワイヤ端を巻き付け
る巻胴のシャフト端に爪車を設けて巻胴支持ブラケット
側の爪に係合させると共に、シャフト端部にはシャフト
回動用工具に適合する係合孔又は係合突起を形成させ
る。また、ラッチ式巻き上げ機構の別例としては、マン
ホール内に回転軸を垂直にした爪車付き巻胴を固着する
と共に、巻胴の近くにアイボルトを設け、マンホール直
壁に沿って引き通したメッセンジャワイヤ端を前記アイ
ボルトのリング部で水平方向に方向を変換させて巻き上
げるようにした。係止手段は、マンホール直壁に固着し
たブラケットと、前記ブラケットに挿通され、かつメッ
センジャワイヤ端の掛け止め用のリングまたはフックを
有するアイボルトと、前記アイボルトの周囲に縮設した
コイルバネと、アイボルトの上端に螺合したバネ受けと
から構成したものである。さらに、メッセンジャワイヤ
として樹脂被覆ロープを使用する場合には、該樹脂被覆
ロープの両端にそれぞれワイヤロープを接続し、ワイヤ
ロープの一端をアイボルト又はガイド部材に通したのち
係止手段に掛止め、他端を巻き上げ機構に巻き付けるよ
うにする。また、光ファイバケーブルとメッセンジャワ
イヤを管内に挿通する際、本管内壁に密着して汚水の流
れを阻害せずに光ファイバケーブルとメッセンジャワイ
ヤの垂れ下がりを防止する保持具を、メッセンジャワイ
ヤの所定間隔毎に掛止める。さらに、前記光ファイバケ
ーブルとメッセンジャワイヤを管内に挿通した後に、加
熱することにより本管内壁に膨張密着する形状記憶合金
製の保持具を前記メッセンジャワイヤの所定間隔毎に掛
止めたことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施態様】図1は本発明に係るメッセンジャワ
イヤ緊張装置の1例を示す側面図である。本発明は、マ
ンホール10、10間をつなぐ地下本管11の内壁上部
12に沿って光ファイバケーブルを敷設する際に、多数
のフック又はクランプ21を用いて光ファイバケーブル
20をスライド自在に係止したメッセンジャワイヤ22
を緊張するようにしたものである。メッセンジャワイヤ
は、通常、径4〜6mmの鋼索又は鋼線が用いられる
が、アラミド繊維、ケプラ繊維などの高強力・低伸度繊
維(例えば、芦森工業製:商品名コスモライン)を使用
してもよい。その場合には、含防鼠剤(忌避剤)の樹脂
を被覆したロープとし、その両端に所定長さのワイヤロ
ープを接続して使用することが好ましい。
【0007】図示のように、メッセンジャワイヤ22の
係止側をマンホール内壁に設けた係止手段30(図2〜
4)に掛け止め、メッセンジャワイヤ22の他端を前記
マンホールと間隔をあけて配置したマンホール内に引き
出してその内壁に設けた巻き上げ機構40(図5、図
6)に巻き掛ける。さらに、マンホール10、10と本
管11との突き当て開口部上縁13、13には、メッセ
ンジャワイヤ22を係止手段及び巻き上げ機構に向け誘
導するため丸棒又は管状のガイド部材14を付設する。
管内に挿通した光ファイバケーブル20は、本管から分
岐させた枝管及び汚水ます(図示省略)を通って各家庭
に導入されている。なお、図中、15はマンホール直壁
に設けた足場、16は光分岐箱、17はマンホール底の
インバート、18はマンホールふた、19はガイド部材
14を固定するためのアンカボルト、29はケーブル押
さえのサドルである。
【0008】マンホール10は、管渠径が、600mm
以下、1000mm以下、1500mm以下の場合に
は、それぞれ75m、100m、150mを最大間隔と
して設置するように定められているが、、管渠の方向、
勾配、関係が変化する箇所や管が合流する箇所にも設置
する。本管敷設時には所定の傾斜角をもたせ、かつマン
ホール底と本管の管底とのレベルを合致させて施工され
る。マンホールは通常、所定深さ掘削して造成した地中
基礎の上にインバート17を固定し、その上に工場製品
である壁立ち上がり、スラブ、直壁、斜壁部分等を順次
を組立てるが、管底が深い場合には現場打ちコンクリー
トによって造成される。インバート17は、下流管の管
底にすりあわせた半円形の溝を形成させて汚物を円滑に
通過させるためのものである。下水道管路施設として雨
水と汚水とを別々に排除する分流式では、汚水本管から
引き出した枝管を各戸口または家庭の汚水ます(図示省
略)に通じている。
【0009】図2はロープ係止手段の正面図、図3は側
面図、図4は平面図である。前記のようにメッセンジャ
ワイヤ22の後端を掛け止める係止手段30は、マンホ
ール直壁にアンカ37に固定されたプレート31のブラ
ケット32に取付けられている。ブラケット32には、
メッセンジャワイヤ端を掛け止めるためのリング部また
はフック34を有するアイボルト33を挿通し、アイボ
ルト33の周囲にコイルバネ35を設けると共に、アイ
ボルトの上端にバネ受け36を螺合させている。
【0010】図5はメッセンジャワイヤの巻上げ機構の
拡大正面図、図6は側面図である。メッセンジャワイヤ
先端側は、ガイド部材14を経てマンホールに引き出さ
れ、その内壁に設けた巻き上げ機構(ラシング機構)4
0に巻き掛ける。この巻き上げ機構40は、マンホール
直壁にアンカ38で固定されたプレート41のブラケッ
ト42、42に巻胴43、43を回動自在に取付けてメ
ッセンジャワイヤ22、22を巻き付けるもので、巻胴
のシャフト44、44の外側端に爪車45、45を設け
てブラケット側の爪46、46に係合させると共に、シ
ャフト端部にはシャフト回動工具であるラチェットレン
チ(図示省略)の係合孔47(又は係合突起)を形成さ
せたものである。メッセンジャワイヤ22先端側をマン
ホールの内壁に設けた巻き上げ機構40に巻き掛け、ラ
チェットレンチを係合孔47(又は係合突起)に係合し
回動操作により巻胴43を駆動してメッセンジャワイヤ
22を緊張して光ファイバケーブル20を管内に敷設す
ることができる。図示例は、マンホール内に2本のケー
ブルを挿通して2基の巻上げ機構40で緊張する場合を
示したが、1基のみ設置してもよい。上記ロープ係止手
段30及び巻き上げ機構40はマンホール内の足場下4
00mm付近に設置される。なお、上記ラチェット式巻
き上げ機構に代えて、特公平3−75765号、特開2
000−62832号に記載のごときバンド締付け機を
使用することが可能である。
【0011】また、光ファイバケーブルとメッセンジャ
ワイヤを管内に挿通する際、本管内壁に密着して汚水の
流れを阻害せずに光ファイバケーブルとメッセンジャワ
イヤの垂れ下がりを防止する保持具(図示省略)を、メ
ッセンジャワイヤの所定間隔毎に掛止める。このような
保持具に限らず、光ファイバケーブルとメッセンジャワ
イヤを管内に挿通した後に、加熱することにより本管内
壁に膨張密着する形状記憶合金製の保持具を前記メッセ
ンジャワイヤの所定間隔毎に掛止めてもよい。図12は
形状記憶合金製の保持具を示すもので、(a)は膨張前
の正面図、(b)は膨張した後の正面図である。この保
持具51は、図12aのようにメッセンジャワイヤ22
の所定間隔(例えば10m間隔)毎に、結束ひも52を
用いて掛止めておくもので、メッセンジャワイヤ22の
挿通後に40〜70℃又はそれ以上の熱風を吹き付ける
ことにより、図12bのように、リング状に膨張し本管
内壁に密着して前記光ファイバケーブル20とメッセン
ジャワイヤ22を地下本管の内壁上部に緊張状態に配置
する。保持具51は、数mm程度の厚みで管底に接して
配置されるので、汚水の流れを阻害しない。なお、膨張
した後の保持具が本管内壁に密着するようにするため、
保治具の一部にウエイト(図示省略)を形成させてもよ
い。例えば、管軸方向に僅かに延びる平板状のものとし
たり、近接する2本の保治具に跨るすだれ状のものとし
てもよい。また、リング状に膨張する保持具に限らず、
切り欠き円ないし一部重複リング状に膨張するもの(図
示省略)を使用してもよい。
【0012】次に、施工例を説明する。まず、汚水本管
は200mm径で、通常75m、100m、最大150
mおきにマンホール10を設置する。、 所要長さのメッセンジャワイヤ(4mm径)22に多
数のフック21を用いて光ファイバケーブル20を掛け
止めておく。 通線機で地下本管(メイン管)11内に紐(図示省
略)を通して、光ファイバケーブル20を掛け止めたメ
ッセンジャワイヤ22の前端を通す。なお、マンホール
間距離が短い場合には、通線機を用いず直接ピアノ線を
引き通し、距離が大きいときにはロボット式通線機、特
種のジグなどで通線する。 通線した紐端にメッセンジャワイヤ22を結ぶ。 メッセンジャワイヤ22の後端を係止手段30のアイ
ボルト33に結束し、他端を巻き上げ機構40の巻胴4
3に掛け止める。 巻き上げ機構40を操作してメッセンジャワイヤ22
を緊張する(例えば伸度250kgf)。 緊張後に、ブラケット又はマンホール壁に対するアイ
ボルト33の静止位置(例えば受け具の静止高さ位置)
をマークしておく。 施工後の定期点検時等にメッセンジャワイヤ22の垂
れ下がりによる伸びを、ブラケットに対するアイボルト
33の変位で検出し、バネ受け36を回転させてメッセ
ンジャワイヤの張り具合を調整する。
【0013】上記のように、光ファイバケーブル20を
メッセンジャワイヤ22にスライド可能に結合したので
光ファイバケーブルを汚水管などの地下管路内に敷設す
る際に、メッセンジャワイヤを緊張させることにより、
光ファイバケーブルに張力を作用させることなく敷設す
ることができる。特に、大形の装置を使用せずマンホー
ル内に設置した巻き上げ機構を操作してメッセンジャワ
イヤ22を巻き込むだけで、垂れ下がりを起こさず円滑
にファイバケーブルを円滑に敷設することができる。
【0014】図7は巻き上げ機構の第2例の正面図であ
る。この巻き上げ機構40は、図5〜6におけるシャフ
ト44、44の端部に係合孔を設ける代わりに、係合突
起48を形成させたものであり、この係合突起48にラ
チェットレンチを嵌合させ、その回動でメッセンジャワ
イヤ22を巻き上げて緊張させるものである。
【0015】図8は、共通の大形プレート28に、巻上
げ機構40と係止手段30を設けた場合の正面図で、シ
ャフト43の端部に係合突起48を形成させて前の例同
様、この係合突起48にラチェットレンチを嵌合させ、
その回動でメッセンジャワイヤ22を緊張するものであ
る。
【0016】図9は巻き上げ機構の他の例を示すもの
で、(a)は正面図、(b)は平面図である。この例
は、マンホール10内に、シャフト44を垂直にした爪
車付き巻胴45を具えた2基の巻き上げ機構40、40
を上下に横置きに固着すると共に、巻胴の近くにアイボ
ルト39、39を設け、マンホール直壁に沿って引き通
した2本のメッセンジャワイヤ22をアイボルトのリン
グ部34で水平方向に方向を変換させて巻き上げるよう
にしたものである。
【0017】図10は係止手段とガイド部材の別例を示
す側面図、図11は図10における曲げ金物状ガイド部
材の斜視図である。この例は、高強力・低伸度繊維の被
覆ロープをメセンジャワイヤ22aとして使用し、その
一端又は両端に、結束部26を設けてワイヤロープ23
を接続し、ワイヤロープ23の後端をアイボルトまたは
ターンバックルに通して係止手段30に係止すると共
に、先端を巻き上げ機構の巻き胴に巻き掛けたものであ
る。図示例は、アジャスト機能を持たせたアイボルトに
代えターンバックル48を使用した場合を示している。
ターンバックル48の上端はマンホール内壁に固定した
アンカボルト39に掛け止められており、ターンバック
ル下端側にメッセンジャワイヤ22aの先端に接続した
ワイヤロープ23を接続する。また、ガイド部材50と
してY字形の曲げ金棒を使用したものである。この場合
も、施工後の定期点検時等にメッセンジャワイヤ22a
の垂れ下がりによる伸びを、ブラケットに対するターン
バックル48の変位で検出したのち、ターンバックルを
回動操作することによりメッセンジャワイヤの張り具合
を調整する。
【0018】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、メッセ
ンジャワイヤにスライド可能に結合した光ファイバケー
ブルを地下管路内に敷設する際に、構造が簡単で操作容
易な緊張装置をマンホール内に設置してメッセンジャワ
イヤを緊張させるようにしたので、光ファイバケーブル
に張力を作用させることなくケーブルの垂れ下がりを起
こさずに敷設することが可能である。また、敷設ロボッ
トなどの高価な装置を必要とせず光ファイバケーブル網
の構築を安価に敷設作業を行うことができる。さらに、
光ファイバケーブルを支持したメッセンジャワイヤは管
路内壁の上部に沿い緊張された状態で敷設されるので、
メッセンジャワイヤの端末加工部等に汚物が絡まらるお
それはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明メッセンジャワイヤ緊張装置の1例を示
す側面図。
【図2】メッセンジャワイヤ後端の係止手段の拡大側面
図。
【図3】図2の正面図。
【図4】図2の平面図。
【図5】メッセンジャワイヤ先端の巻き上げ機構の正面
図。
【図6】図5の側面図。
【図7】巻き上げ機構の別例の正面図。
【図8】巻き上げ機構の側方に係止手段を設けた場合の
正面図。
【図9】巻き上げ機構の更に別例を示すもので、(a)
は正面図、(b)は平面図。
【図10】樹脂被覆ロープをメッセンジャワイヤとし、
その両端にワイヤロープを接続して係止させた例を示す
側面図。
【図11】図10における曲げ金物状ガイド部材の斜視
図。
【図12】形状記憶合金製の保持具を示すもので、
(a)は膨張前の正面図、(b)は膨張した後の正面
図。
【符号の説明】
10 マンホール 11 地下本管 12 本管内の上部 13 開口部内の上
縁部 14 ガイド 15 足場 16 光分岐箱 17 ふた 18 インバート 19、43 アンカ
ボルト 20 光ファイバケーブル 21 フック 22、22a メッセンジャワイヤ 23 ワイ
ヤロープ 26 結束部 28 プレート 29 サドル 30 係止手段 31 プレート 32 ブラケット 33 アイボルト 34 リング部 35 ロッド部 36 バネ受け 36 コイルバネ 37、38、39 アンカ 40 巻き上げ機構 41 プレート 42 ブラケット 43 巻き胴 44 シャフト 45 爪車 46 爪 47 レンチ係合用孔 48 嵌合用突起 49 ターンバックル 50 ガイド部材 51 保持具 52 結束ひも
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/06 309 H02G 7/06 7/06 9/06 Z 9/06 G02B 6/00 351 (71)出願人 392036315 藤沢産業株式会社 神奈川県藤沢市西俣野914番地 (72)発明者 瀬藤 一郎 千葉県四街道市鹿渡696−40 (72)発明者 大石 尚幸 東京都千代田区有楽町一丁目4番1号 三 機工業株式会社内 (72)発明者 八木 伊三郎 兵庫県尼崎市西難波町4丁目11―10 (72)発明者 久松 雅己 神奈川県藤沢市西俣野914番地 藤沢産業 株式会社内 Fターム(参考) 2D063 BA20 BA31 2H038 CA68 3F111 AA01 AA06 AB01 AB09 BD02 5G367 GA03 GB01 GC01 5G369 AA19 BA04 BA06 EA01 EA03 EA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール間をつなぐ地下本管の内壁上
    部に光ファイバケーブルを敷設する際に、前記光ファイ
    バケーブルをスライド自在に掛け止めて張力を負担する
    メッセンジャワイヤを緊張する装置であって、 メッセンジャワイヤの一端を係止すべく前記マンホール
    内壁に設けた少なくとも1つの係止手段と、 前記メッセンジャワイヤの他端を巻き上げるため、前記
    マンホールと間隔をあけて設置されたマンホール内壁に
    固着した少なくとも1つのラッチ式巻き上げ機構と、 本管内に挿通したメッセンジャワイヤを前記ラッチ式巻
    き上げ機構または係止手段に向け誘導するため、前記マ
    ンホールと地下本管との突き当て開口部上縁に設けたガ
    イド部材と、 を備えたことを特徴とするメッセンジャワイヤ緊張装
    置。
  2. 【請求項2】 前記メッセンジャワイヤは、径4〜6m
    mの鋼索、又は鋼線もしくはアラミド繊維、ケプラ繊維
    などの高強力・低伸度繊維を樹脂被覆したロープである
    請求項1記載のメッセンジャワイヤ緊張装置。
  3. 【請求項3】 ラッチ式巻き上げ機構は、メッセンジャ
    ワイヤ端を巻き付けるための巻胴のシャフト端に、爪車
    を設けて巻胴支持ブラケット側の爪に係合させると共
    に、シャフト端部には前記シャフトの回動用工具に適合
    する係合孔又は係合突起を形成させている請求項1記載
    のメッセンジャワイヤ緊張装置。
  4. 【請求項4】 ラッチ式巻き上げ機構は、マンホール内
    に回転軸を垂直にした爪車付き巻胴を固着すると共に、
    巻胴の近くにアイボルトを設け、マンホール直壁に沿っ
    て引き通したメッセンジャワイヤ端を前記アイボルトの
    リング部で水平方向に方向を変換させて巻き上げるよう
    にした請求項1または3記載のメッセンジャワイヤ緊張
    装置。
  5. 【請求項5】 係止手段は、マンホール直壁に固着した
    ブラケットと、前記ブラケットに挿通され、かつメッセ
    ンジャワイヤ端の掛け止め用リングを有するアイボルト
    と、前記アイボルトの周囲に縮設したコイルバネと、ア
    イボルトの上端に螺合したバネ受けとから構成されてい
    る請求項1記載のメッセンジャワイヤ緊張装置。
  6. 【請求項6】 メッセンジャワイヤとして樹脂被覆ロー
    プを使用する場合、該樹脂被覆ロープの両端にそれぞれ
    ワイヤロープを接続し、ワイヤロープの一端をアイボル
    ト又はガイド部材に通したのち係止手段に掛止め、他端
    を巻き上げ機構に巻き付けるようにしたことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載のメッセンジャワ
    イヤ緊張装置。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバケーブルとメッセンジャ
    ワイヤを管内に挿通する際、本管内壁に密着して汚水の
    流れを阻害せずに、光ファイバケーブルとメッセンジャ
    ワイヤの垂れ下がりを防止する保持具を、メッセンジャ
    ワイヤの所定間隔毎に掛止めたことを特徴とする請求項
    1記載のメッセンジャワイヤ緊張装置。
  8. 【請求項8】 前記光ファイバケーブルとメッセンジャ
    ワイヤを管内に挿通した後に、加熱することにより本管
    内壁に膨張密着する形状記憶合金製の保持具を前記メッ
    センジャワイヤの所定間隔毎に掛止めたことを特徴とす
    る請求項1記載のメッセンジャワイヤ緊張装置。
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