JP2002177718A - エアフィルタ用濾材及びエアフィルタユニット - Google Patents

エアフィルタ用濾材及びエアフィルタユニット

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JP2002177718A
JP2002177718A JP2000376747A JP2000376747A JP2002177718A JP 2002177718 A JP2002177718 A JP 2002177718A JP 2000376747 A JP2000376747 A JP 2000376747A JP 2000376747 A JP2000376747 A JP 2000376747A JP 2002177718 A JP2002177718 A JP 2002177718A
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air filter
air
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zeolite
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Yoichi Fujimura
洋一 藤村
Yasuhiro Asada
康裕 浅田
Kimihisa Sugiyama
公寿 杉山
Takaaki Utsunomiya
孝昭 宇都宮
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Rengo Co Ltd
Toray Industries Inc
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Rengo Co Ltd
Toray Industries Inc
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  • Filtering Materials (AREA)
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼオライト−セルロース複合材を使用しなが
ら高い強度や剛性に有すると共に、通気型エアフィルタ
にも適用可能な高い通気性を有するエアフィルタ用濾材
を提供する。 【解決手段】 セルロース構造体内にゼオライト結晶を
含有する構成からなるゼオライト−セルロース複合材
と、互いに融点が異なる少なくとも2種類の熱可塑性樹
脂からなる熱融着性複合繊維との少なくとも2成分の混
合体からなり、かつ前記熱融着性複合繊維が繊維形態を
保持した状態でシート状に相互融着していることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゼオライト含有のエ
アフィルタ用濾材およびエアフィルタユニットに関し、
さらに詳しくは、高い強度や剛性と共に、優れた通気性
を有するゼオライト含有エアフィルタ用濾材およびエア
フィルタユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】空気中の汚染ガス除去用のエアフィルタ
用濾材として、ガス吸着剤としてゼオライトをパルプに
混合して抄紙した濾材がある。しかし、このようにパル
プとゼオライトを混抄した濾材は、ゼオライトのパルプ
に対する保持性が低いため、パルプの使用量を少なくす
ると粉落ちし、十分な量のゼオライトを含有させること
ができなくなる。そのためパルプの使用量を抑えたまま
ゼオライトを多量に保持させるためには、抄紙の際にP
VA等の接着樹脂を多量に使用せざるを得なくなり、こ
の接着樹脂によりゼオライトの表面が被覆されてしま
い、ガス吸着性能が大幅に低下するという問題があっ
た。
【0003】このような問題を解決するガス吸着成分と
して、セルロース構造体内にゼオライト結晶を含有させ
た構造からなるゼオライト−セルロース複合材(レンゴ
ー株式会社製のパルプ“セルガイア”(商品名))が実
用化されている。このゼオライト−セルロース複合材
は、セルロース構造体の内部にゼオライトを合成させた
ものであるため、多量のゼオライトを濾紙の中に含有さ
せることができ、しかも粉落ちの問題がないという特長
がある。
【0004】しかしながら、上記ゼオライト−セルロー
ス複合材は、従来のパルプと比較して脆いという特性が
あるため、このゼオライト−セルロース複合材を単独で
濾紙にした場合、その濾紙の強度や剛性などの物理的特
性が低くなり、エアフィルタに加工するためプリーツ加
工などを行う際に工程通過性が悪く、歩留りが低くなっ
てしまうという問題があった。
【0005】この問題の対策として、例えばゼオライト
−セルロース複合材よりも強度や剛性が高い従来のパル
プを混抄するという方法が考えられる。しかし、従来の
パルプを混抄すると、強度や剛性などの物理的特性は改
善できるものの、抄紙時にこれらパルプが偏平化するな
ど変形して、紙の密度が高くなって通気性が低下するた
め、通気型(直交流型)のエアフィルタへの展開が不可
能になるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ゼオ
ライト−セルロース複合材を使用しながら高い強度や剛
性を有すると共に、通気型エアフィルタにも適用可能な
高い通気性を有するエアフィルタ用濾材およびエアフィ
ルタユニットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のエアフィルタ用濾材は、セルロース構造体内にゼオ
ライト結晶を含有する構成からなるゼオライト−セルロ
ース複合材と、互いに融点が異なる少なくとも2種類の
熱可塑性樹脂からなる熱融着性複合繊維との少なくとも
2成分の混合体からなり、かつ前記熱融着性複合繊維が
繊維形態を保持した状態でシート状に相互融着している
ことを特徴とするものである。
【0008】このようにゼオライト−セルロース複合材
を、熱可塑性樹脂からなる熱融着性複合繊維を相互融着
させた物理的強度や剛性の大きい繊維シートに含有させ
ているので、濾材として大きな強度や剛性を具備するこ
とができる。また、熱融着性複合繊維を繊維形態を保持
した状態で相互融着させているので、繊維間に適度の隙
間を形成させ、優れた通気性を確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のエアフィルタ用濾材は、
ゼオライト−セルロース複合材と互いに融点が異なる少
なくとも2種類の熱可塑性樹脂からなる熱融着性複合繊
維との少なくとも2成分の混合体から形成されている。
【0010】ゼオライト−セルロース複合材とは、セル
ロース構造体内にゼオライトが結晶化した状態になって
含有されているゼオライトとセルロースとの複合材であ
る。このゼオライト−セルロース複合材は、レンゴー株
式会社から商品名“セルガイア”と称するパルプとして
製造販売されている。
【0011】ゼオライトは、塩基性ガス、酸性ガスなど
の汚染ガスを吸着する特性を有するものであるが、ゼオ
ライト−セルロース複合材も、それに含有されるゼオラ
イトが同様の作用を有する。また、ゼオライト−セルロ
ース複合材は、繊維状であるので、熱可塑性樹脂からな
る熱融着性複合繊維と共に混抄することが可能である。
しかも、ゼオライトはセルロース構造体内に結晶化して
含有されているので、単にパルプとゼオライトとを物理
的に混抄した従来の濾紙のように粉落ちすることがな
く、濾紙内に大量のゼオライトを含有させることができ
る。
【0012】本発明に使用する熱融着性複合繊維は、互
いに融点の異なる少なくとも2種類の熱可塑性樹脂から
なり、それら融点の中間温度で加熱することにより、一
方の熱可塑性樹脂が溶融する特性を有している。この熱
融着性複合繊維をゼオライト−セルロース複合材と混抄
した後、加熱プレスすることにより熱融着性複合繊維同
士を相互融着させてシート状にすると共に、ゼオライト
−セルロース複合材を担持させることができる。加熱プ
レスでは熱融着性複合繊維全体を溶融しフィルム化させ
てしまうのではなく、繊維形態を保持した状態で表面だ
けを溶融して相互融着させるようにする。
【0013】このように熱融着性複合繊維同士を、それ
ぞれ繊維形態を保持した状態にして相互融着させること
により、繊維の強度や剛性を保持させることができ、か
つ繊維間に適度の隙間を形成して通気性を確保するよう
にすることができる。
【0014】このような熱融着性複合繊維を構成する熱
可塑性樹脂樹脂は、融点が80〜300℃のものを使用
することが好ましい。融点が80℃よりも低いと、加熱
プレス温度を低くする必要があり、その低温のために抄
紙での乾燥工程でのライン速度も低速にする必要があ
り、生産性が低下するという問題がある。融点が80℃
より低いにもかかわらず加熱プレス温度を高くすると、
繊維全体がフィルム状になって繊維形態の保持が出来な
くなり、その結果として強度や剛性の低下や隙間の形成
が困難になるなどするからである。
【0015】他方、融点が300℃よりも高い熱可塑性
樹脂であると、加熱プレス温度を高くする必要があるの
で、それによってセルロース成分の熱分解等を招き、濾
紙の物性低下や紙焼き臭と称する有機ガスを発生したり
するようになる。また、エネルギーコストも上昇するこ
とになる。
【0016】熱融着性複合繊維の配合率は3〜35wt
%、好ましくは10〜20wt%の範囲にするのがよい。
熱融着性複合繊維の配合率が3wt%よりも少ないと、シ
ート同士を融着させて段ボール加工をする際に十分な融
着強度を得ることができなくなる。逆に、35wt%より
も多いと、加熱プレスする際に加熱ロールからの離型性
が悪化し、生産効率を低下させるようになる。
【0017】本発明に用いる熱融着性複合繊維は、互い
に融点が異なる成分を有する、いわゆる多成分繊維であ
ればよい。具体的な構造としては、繊維を横断面でみた
場合に、各成分が層状に配された多層型構造や、中心部
に異なる繊維が配された芯鞘構造、芯となる繊維が多数
配された多芯型繊維などが好ましい。
【0018】これらの構造の繊維を用いる場合は、外側
に位置する成分の融点をより低くしておくことにより、
繊維の形態を保持したまま周囲の繊維と融着させやすく
なり、濾材の通気性を高く保つことができる。また、各
成分が放射状に配された構造としてもよい。以上のよう
な構造を有する繊維は、複数の成分が繊維の長さ方向に
連続した状態で各繊維内で相互に接合や接着しているも
ので、例えば、溶融紡糸法などにより製造することがで
きる。
【0019】また、上記のような構造の繊維以外にも、
ある成分が、繊維の長さ方向に非連続の粒状または針状
で、他成分(マトリックス成分)中に分散している構造
のものも用いることができる。
【0020】上記の中でも特に芯鞘構造の複合繊維にす
ると、芯成分の融点と鞘成分の融点との間の加熱温度で
プレス処理することにより、鞘成分だけを溶融させて繊
維間を相互融着させ、芯成分は繊維形態を保持したまま
高い強度と剛性を維持させやすくなり好ましい。このよ
うな芯鞘構造複合繊維における鞘成分には、融点が80
〜200℃の熱可塑性樹脂、さらに好ましくは100〜
150℃の熱可塑性樹脂を使用するのがよい。
【0021】熱融着性複合繊維を形成する熱可塑性樹脂
としては、融点80〜300℃の範囲の樹脂であって、
製糸性を有するものであれば特に限定されない。例え
ば、好ましい熱可塑性樹脂として、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを例示する
ことができる。
【0022】芯鞘構造の複合繊維を構成する芯成分と鞘
成分との組み合わせとしては、芯成分が鞘成分よりも高
い融点を有する関係であれば特に限定されない。好まし
くは、製糸性などの観点から、芯成分と鞘成分とが同種
のポリマで組み合わされるのがよい。例えば、芯成分に
ポリアミドを使用した場合、鞘成分にはポリアミドを主
成分とする共重合体を使用することである。芯成分にポ
リエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを使用
する場合も同様である。
【0023】このように芯成分と鞘成分とが同種の単一
重合体と共重合体との組み合わせからなることにより、
紡糸性が安定して均一な複合繊維を得ることができ、か
つ芯鞘両成分間の剥離を少なくすることができる。ま
た、それによってシート状の濾材にしたとき、シート面
内での強度斑や剛性斑がない高品質な濾材にすることが
できる。
【0024】本発明のエアフィルタ用濾材は、ゼオライ
ト−セルロース複合材を含有することにより、塩基性ガ
ス、酸性ガスを除去することができるが、さらに有機ガ
ス吸着能を有する活性炭等の炭素質吸着剤を併用して含
有させるようにしてもよい。或いは、上記のように直接
含有させる代わりに、炭素質吸着剤などを添着したシー
トを積層するようにしてもよい。例えば、活性炭素繊維
からなる紙やフェルト、粒状活性炭をポーラスな基材に
添着或いは抄紙したものなどを積層することである。
【0025】また、本発明のエアフィルタ用濾材は、除
塵性能の高い不織布等の除塵用フィルタ濾材を積層して
使用するようにしてもよい。この除塵用フィルタ濾材と
しては、エレクトレット加工したものを使用すると一層
除塵性能を高くすることができる。
【0026】本発明のエアフィルタ用濾材は、優れた通
気性を有するため、そのまま圧力損失の小さい通気型
(直交流型)エアフィルタとして使用することができる
が、コルゲート加工によって平行流型エアフィルタとし
ても使用することができる。
【0027】図1は平行流型エアフィルタの一例を示す
もので、本発明の濾材を波形加工した濾材1と平板状の
濾材2とを重ね合わせ、その稜線の箇所で接着して段ボ
ール状に加工したものを多段に積層することにより平行
流型エアフィルタ10を構成したものである。この平行
流型エアフィルタ10の波形加工濾材1や平板状濾材2
の表面にエアを平行に流すことにより、エア中の汚染ガ
スを吸着除去することができる。
【0028】上記波形加工濾材1や平板状濾材2との接
着は、接着剤を使用することなく、濾材自身に含まれる
熱融着性複合繊維を溶融させて融着することができる。
接着剤はエアフィルタの使用中に経時的に汚染ガスを発
生するという問題があるが、上記平行流型エアフィルタ
10では、このような汚染ガス発生の問題がない。
【0029】また、本発明のエアフィルタ用濾材は、上
述のようにコルゲート加工した平行流型エアフィルタ1
0をユニット枠11に組み込むことにより、エアフィル
タユニット20に構成することができる。このエアフィ
ルタユニット20には、少なくとも下流側に、好ましく
は上流側と下流側との両方に、例えば不織布からなる除
塵用フィルタ濾材12を配置するとよい。
【0030】このように除塵用フィルタ濾材12を配置
することにより、本発明のエアフィルタ用濾材及び/又
は平行流型エアフィルタ10から発生する脱落物を捕捉
することができる。この除塵用フィルタ濾材12は、ゼ
オライトなどの微粒子ではなく、繊維片などの比較的大
きな脱落物を捕捉するためのものであるので、メッシュ
は比較的粗いものであってよい。
【0031】本発明のエアフィルタ用濾材及びエアフィ
ルタユニットは、健康住宅、ペット対応マンション、高
齢者入所施設、病院、オフィス等で使用される空気清浄
機や空気清浄システムに有効に使用することができる。
特に、高い通気性を有する特性を持っているので、低風
量循環タイプの空気清浄システムに有効である。
【0032】また、本発明のエアフィルタ用濾材及びエ
アフィルタユニットは、半導体関連クリーンルーム又は
半導体関連製造装置のガス状汚染物質除去用フィルタと
して有効に使用することができる。
【0033】
【実施例】実施例1 レンゴー(株)製のパルプ“セルガイア”(商品名)
(セルロース系パルプに4Aゼオライトを40重量%担
持させたもの)11.25gと、芯鞘構造を有する2.
2dtex(2デニール)、繊維長5mmの熱融着性複
合繊維(芯成分:ポリエステル,融点260℃、鞘成
分:変性ポリエステル,融点110℃)1.25gとを
2,000mlの水中に十分に離解させた後、角形抄紙
機で抄紙し、0.343MPa(3.5kgf/c
2 )のプレス圧で平板プレスを行い、ロールドライヤ
ーにより130℃で乾燥・熱融着処理し、秤量200g
/m2 のエアフィルタ用濾材を得た。
【0034】比較例1 熱融着性複合繊維に代えて、叩打処理したセルロース系
パルプ(C.S.F300cc)を用いた他は、実施例
1と同様にしてエアフィルタ用濾材を得た。
【0035】比較例2 熱融着性複合繊維を用いず、パルプ“セルガイア”(商
品名)のみを用いた他は、実施例1と同様にしてエアフ
ィルタ用濾材を得た。
【0036】以上のようにして得られた3種類のエアフ
ィルタ用濾材について、それぞれ以下に示す測定法によ
り、裂断長、剛軟度、通気度およびアンモニア吸着能を
測定したところ、表1に示す結果が得られた。
【0037】
【表1】
【0038】この表1から明らかなように、本発明の濾
材(実施例1)によれば、アンモニア吸着能を実質的に
低下させることなく、裂断長や剛軟度、通気度のいずれ
にも優れた特性を具備させることができる。
【0039】〔裂断長:km〕10枚の試験片につい
て、JIS P 8113に記載される紙および板紙の
引張強さ試験方法にて測定する。裂断長は、得られた1
0個の測定値の平均値とする。
【0040】〔剛軟度:mN〕5枚き試験片について、
JIS L 1096 8.20.1に記載される曲げ
反発性試験(ガーレ法)にて各試験片の表裏について測
定する。剛軟度は、得られた5個の測定値の平均値とす
る。
【0041】〔通気度:cm3 /cm2 /s〕2枚の試
験片について、JIS L 1096 8.27.1に
記載される通気性試験(フラジール型法)にて測定す
る。通気度は、得られた2個の測定値の平均値とする。
【0042】〔アンモニア吸着能:mg/m3 〕エアフ
ィルタ用濾材0.5gをポリエチレン製の袋に入れて脱
気した後、アンニモアを152mg/m3 (200pp
m)含む空気を1.250ml封入し、袋内のアンモニ
ア濃度を所定の時間毎に検知管により測定する。測定時
間は、アンモニア含有空気を封入してから、それぞれ
2、5、10分後とした。
【0043】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、ゼオラ
イト−セルロース複合材を、熱可塑性樹脂からなる熱融
着性複合繊維を相互融着させた物理的強度や剛性が大き
な繊維シートに含有させているので、濾材として大きな
強度や剛性を具備することができる。また、熱融着性複
合繊維を繊維形態を保持した状態で相互融着させている
ので繊維間に適度の隙間を形成させ、優れた通気性を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアフィルタ用濾材を平行流型エアフ
ィルタに加工する場合を例示する斜視図である。
【図2】図1の平行流型エアフィルタをユニット枠に組
み込んでエアフィルタユニットする場合について、部材
毎に分離した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 波形加工濾材 2 平板状濾材 10 平行流型エアフィルタ 11 ユニット枠 12 除塵用フィルタ濾材 20 エアフィルタユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 20/20 B01J 20/20 F B03C 3/28 B03C 3/28 D04H 1/42 D04H 1/42 F 1/54 1/54 A (72)発明者 浅田 康裕 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 (72)発明者 杉山 公寿 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186号 レンゴー株式会社中央研究所内 (72)発明者 宇都宮 孝昭 大阪府大阪市福島区大開4丁目1番186号 レンゴー株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA12 BA13 BB03 BC01 BC05 BD06 CB06 DA06 4D054 AA13 AA14 BC16 EA11 EA22 EA27 4G066 AA04B AA61B AC02C AC23C BA18 BA36 CA02 CA29 DA03 FA40 4L047 AA08 AA14 AA21 AA23 AA27 AA28 AA29 AB10 BA09 CA02 CA05 CB01 CB08 CB10 CC12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース構造体内にゼオライト結晶を
    含有する構成からなるゼオライト−セルロース複合材
    と、互いに融点が異なる少なくとも2種類の熱可塑性樹
    脂からなる熱融着性複合繊維との少なくとも2成分の混
    合体からなり、かつ前記熱融着性複合繊維が繊維形態を
    保持した状態でシート状に相互融着しているエアフィル
    タ用濾材。
  2. 【請求項2】 前記熱融着性複合繊維が芯鞘構造の複合
    繊維からなり、芯成分の熱可塑性樹脂が鞘成分の熱可塑
    性樹脂よりも高融点である請求項1に記載のエアフィル
    タ用濾材。
  3. 【請求項3】 前記鞘成分が融点80〜200℃の熱可
    塑性樹脂からなる請求項2に記載のエアフィルタ用濾
    材。
  4. 【請求項4】 前記熱融着性複合繊維の配合率が3〜3
    5wt%である請求項1,2又は3に記載のエアフィルタ
    用濾材。
  5. 【請求項5】 炭素質吸着剤を含有する請求項1,2,
    3又は4に記載のエアフィルタ用濾材。
  6. 【請求項6】 炭素質吸着剤を含有するフィルタ濾材及
    び/又は除塵用フィルタ濾材を積層した請求項1〜5の
    いずれかに記載のエアフィルタ用濾材。
  7. 【請求項7】 前記除塵用フィルタ濾材がエレクトレッ
    ト加工されている請求項6に記載のエアフィルタ用濾
    材。
  8. 【請求項8】 波形状に成形した濾材と平板状の濾材と
    から段ボール構造に構成されている請求項1〜7のいず
    れかに記載のエアフィルタ用濾材。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のエアフ
    ィルタ用濾材が組み込まれたエアフィルタユニット。
  10. 【請求項10】 前記エアフィルタ用濾材の少なくとも
    下流側に除塵用フィルタ濾材を配置した請求項9に記載
    のエアフィルタユニット。
  11. 【請求項11】 空気清浄機、空気清浄システム、半導
    体関連クリーンルーム又は半導体関連製造装置に使用さ
    れる請求項9又は10に記載のエアフィルタユニット。
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