JP2002174894A - 電子線又はx線用ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

電子線又はx線用ポジ型レジスト組成物

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JP2002174894A
JP2002174894A JP2000372986A JP2000372986A JP2002174894A JP 2002174894 A JP2002174894 A JP 2002174894A JP 2000372986 A JP2000372986 A JP 2000372986A JP 2000372986 A JP2000372986 A JP 2000372986A JP 2002174894 A JP2002174894 A JP 2002174894A
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JP2000372986A
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Toshiaki Aoso
利明 青合
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子線又はX線を使用する半導体素子の微細
加工における性能向上を目指すものであり、電子線又は
X線の使用に対して感度と解像度、レジスト形状の特性
を満足する電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物を提
供すること、更に半導体素子の量産性に適合した高加速
電圧の次世代EB照射装置(スループット向上を目指し
た、EBブロック照射機又はEBステッパー(逐次縮小
投影照射機))に対応できる、高感度を示す電子線又は
X線用ポジ型レジスト組成物を提供すること。 【解決手段】 特定の酸を発生し得る基を有する繰り返
し単位を有する樹脂及び酸の作用により分解する分子量
3,000以下の低分子溶解阻止化合物を含有すること
を特徴とする電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超LSI、高容量
マイクロチップの製造などのマイクロリソグラフィープ
ロセスや、その他のフォトファブリケーションプロセス
に好適に用いられるポジ型レジスト組成物に関するもの
である。更に詳しくは、電子線、X線等を使用して高精
細化したパターンを形成し得るポジ型レジスト組成物に
関するものであり、特に電子線等の高エネルギー線を用
いる半導体素子の微細加工に好適に用いることができる
高感度なポジ型レジスト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路はその集積度を益々高めてお
り、超LSIなどの半導体基板の製造においては、クオ
ーターミクロン以下の線幅から成る超微細パターンの加
工が必要とされるようになってきた。その必要性を満た
すためにリソグラフィーに用いられる露光装置の光源波
長は益々短波長化し、現在ではKrFエキシマレーザー
光(248nm)、ArFエキシマレーザー光(193
nm)の実用が進められ、更にF2エキシマレーザー光
(157nm)の使用について研究が進めれている。一
方、電子線、X線、EUV(13nm)などの高エネル
ギー線による微細パターン形成が検討されている。特に
電子線、X線は次世代以降のパターン形成技術として位
置付けられ、高感度、高解像度、且つ矩形なプロファイ
ル形状を形成し得るポジ型レジストの開発が望まれてい
る。
【0003】電子線リソグラフィーは、加速された電子
線がレジスト材料を構成する原子と衝突を起こす過程で
化合物にエネルギーを与え、レジスト材料の反応を生起
し画像を形成させるものである。一般に電子線レジスト
の場合、入射する電子が電荷を持ち、レジスト材料を構
成する物質の原子核や電子と相互作用を及ぼし合うた
め、電子線がレジスト膜に入射した際には散乱を生じる
(電子の散乱については「THOMPSON,WILLSON,BOWDEN
著“Introduction to Microlithography”ACS Symposiu
m Series 219,P.47−63」に記載)。そのた
め照射部では、レジスト膜表面より基板界面に向け照射
部が広がり、ポジ型レジストの場合、逆テーパー形状の
パターンプロファイルを形成したり、解像度の低下を起
こすなどの問題があった。電子線を高加速化することに
より直進性が増大し、電子散乱の影響が少なくなると高
解像度で矩形な形状のパターン形成が可能となるが、一
方で電子線のレジスト膜に対する透過性が増加し、感度
が低下するという問題が生じた。この様に電子線リソグ
ラフィーにおいては、感度と解像度、レジスト形状がト
レード・オフの関係にあり、これを如何に両立し得るか
が課題であった。
【0004】これらに対するレジスト材料としては、感
度を向上させる目的で、主に酸触媒反応を利用した化学
増幅型レジストが用いられ、ポジ型レジストに対しては
主成分として、アルカリ可溶性基を酸分解性基で保護し
た樹脂、酸発生剤から成る化学増幅型組成物が有効に使
用されている。
【0005】このような酸分解性基で保護された樹脂と
しては、例えば、特開昭59−45439公報、特開昭
60−3625公報、特開昭62−229242公報、
特開昭63−27829公報、特開昭63−36240
公報、特開昭63−250642公報、Polym.Eng.Sc
i.,23巻,12頁 (1983);ACS.Sym.242巻、11頁(1984);
Semiconductor World 1987年、11月公報、91頁:Macr
omolecules,21巻、1475頁(1988);SPIE,920巻、42頁
(1988)等に記載されている露光により酸を発生する化合
物と、第3級または2級炭素(例えばtert-ブチル、2-
シクロヘキセニル)のエステルまたは炭酸エステル化合
物との組合せ系があげられる。
【0006】特開平2−198747号公報にはポリ
(p−ヒドロキシスチレン)のフェノール性ヒドロキシ
ル基を全部あるいは部分的にテトラヒドロピラニル基で
保護した樹脂を含有することを特徴とするフォトレジス
ト組成物が開示されている。特開平4−219757号
公報には同様にポリ(p−ヒドロキシスチレン)のフェ
ノール性ヒドロキシル基の20〜70%がアセタール基
で置換された樹脂を含有することを特徴とするフォトレ
ジスト組成物が開示されている。更に特開平5−249
682号公報にも同様のアセタール保護された樹脂を用
いたフォトレジスト組成物が開示されている。
【0007】また特開平8−123032号公報にはア
セタール基で置換された基を含む三元共重合体を用いた
フォトレジスト組成物が示されている。更に、特開平5
−113667号公報、特開平6−266112号公
報、特開平6−289608号公報、特開平7−209
868号公報にはヒドロキシスチレンと(メタ)アクリ
レート共重合体よりなるフォトレジスト組成物が開示さ
れている。
【0008】更に、特開平3−249654号公報には
p−tert-ブトキシカルボニルオキシスチレンのポリマ
ーを用いた化学増幅型フォトレジスト組成物や米国特許
第4,491,628号公報には酸発生剤としてオニウ
ム塩を用いたレジスト組成物が開示されている。
【0009】また、tert-ブトキシカルボニルオキシ基
で置換されたポリヒドロキシスチレンと、アセタール基
で置換されたポリヒドロキシスチレンとの混合物を樹脂
成分とし、放射線の照射により酸を発生する化合物およ
び有機カルボン酸化合物とを含むポジ型レジスト組成物
が特開平8−262721公報、特開平9−6002公
報、及び特開平9−22117公報に、tert-ブトキシ
カルボニルオキシ基で置換されたポリヒドロキシスチレ
ンと、アセタール基で置換されたポリヒドロキシスチレ
ンとの混合物を樹脂成分とし、放射線の照射により酸を
発生する化合物と有機カルボン酸化合物及びアミン成分
とを含有するポジ型レジストが特開平9−6001公報
に開示されている。
【0010】また酸発生剤については、特公平8−36
35号には有機ハロゲン化合物、特開平2−52348
号にはBr、Clが置換した芳香族化合物、特開平4−
367864号、特開平4−367865号にはBr、
Clが置換したアルキル基、アルコキシ基を有する芳香
族化合物、特開平2−150848号、特開平6−19
9770号にはヨードニウム、スルホニウム化合物、特
開平3−87746号にはハロアルカンスルホネート化
合物、特開平4−210960号、特開平4−2172
49号にはジアゾジスルホン化合物、又はジアゾスルホ
ン化合物、特開平4−336454号にはBr、I置換
アルキルトリアジン化合物、特開平4−291258号
にはスルホンアミド、スルホンイミド化合物、特開平4
−291259号には多価フェノールのスルホン酸化合
物、特開平4−291260号、特開平4−29126
1号、特開平6−202320号にはナフトキノンジア
ジド−4−スルホネート化合物、特開平5−21023
9号にはジスルホン化合物、特開平6−236024号
にはN−オキシイミドスルホネート化合物、米国特許第
5344742号にはベンジルスルホネート化合物等が
開示されている。
【0011】但しこれらの化合物の何れの組み合わせに
おいても、高加速電圧条件下での電子線照射やX線照射
で十分な高感度を得ることは困難であり、且つ感度と解
像度、レジスト形状を満足し得るレベルで両立させるこ
とは課題となっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、電子線又はX線を使用する半導体素子の微細加工に
おける性能向上を目指すものであり、電子線又はX線の
使用に対して感度と解像度、レジスト形状の特性を満足
する電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物を提供する
ことである。更に半導体素子の量産性に適合した高加速
電圧の次世代EB照射装置(スループット向上を目指し
た、EBブロック照射機又はEBステッパー(逐次縮小
投影照射機))に対応できる、高感度を示す電子線又は
X線用ポジ型レジスト組成物を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記諸特
性に留意し鋭意検討した結果、本発明の目的が以下の特
定の組成物を使用することで見事に達成されることを見
出し、本発明に到達した。即ち、本発明は下記構成であ
る。
【0014】(1)(A)下記一般式(II)で示される繰
り返し単位を有する樹脂、及び(B)酸の作用により分
解する分子量3,000以下の低分子溶解阻止化合物を
含有することを特徴とする電子線又はX線用ポジ型レジ
スト組成物。
【0015】
【化4】
【0016】式中、R3は水素原子、ハロゲン原子、シ
アノ基、置換基を有していても良い、アルキル基又はハ
ロアルキル基を表す。R4は置換基を有していても良
い、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基もしく
はアラルキル基を表す。A1は、単結合、置換基を有し
ても良い、2価のアルキレン基、アルケニレン基、シク
ロアルキレン基もしくはアリーレン基、又は−O−CO
−R9−、−CO−O−R10−、−CO−N(R11)−
12−を表す。R9、R10、R12は同じでも異なってい
ても良く、単結合、又はエーテル構造、エステル構造、
アミド構造、ウレタン構造もしくはウレイド構造を有し
ても良く、置換基を有していても良い、2価のアルキレ
ン基、アルケニレン基、シクロアルキレン基又はアリー
レン基を表す。R11は水素原子、置換基を有していても
良い、アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又
はアリール基を表す。
【0017】(2)更に(C)アルカリ可溶性樹脂を含
有することを特徴とする上記(1)に記載の電子線又は
X線用ポジ型レジスト組成物。 (3)(A)の樹脂が、酸の作用により分解し、樹脂の
アルカリ現像液に対する溶解度を増大する基を有するこ
とを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の電子線又
はX線用ポジ型レジスト組成物。
【0018】(4) 更に(D)電子線又はX線の照射
により酸を発生する化合物を含有することを特徴とする
前記(1)〜(3)のいずれかに記載の電子線又はX線
用ポジ型レジスト組成物。
【0019】(5)(A)の樹脂が、一般式(II)で示
される繰り返し単位を少なくとも一つと、一般式(II
I)又は(IV)で示される繰り返し単位を少なくとも一
つ有することを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれ
かに記載の電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物。
【0020】
【化5】
【0021】式中、R3、R5は水素原子、ハロゲン原
子、シアノ基、置換基を有していても良い、アルキル基
又はハロアルキル基を表す。R4は置換基を有していて
も良い、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基も
しくはアラルキル基を表す。OR6、COOR6は酸の作
用により分解し樹脂のアルカリ可溶度を増大する基を表
す。R7、R8は同じでも異なっていても良く、水素原
子、ヒドロキシル基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコ
キシ基、アシル基又は置換基を有していても良いアルキ
ル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基
もしくはアリール基を表す。A1、A2は同じでも異なっ
ていても良く、単結合、置換基を有しても良い、2価の
アルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン基も
しくはアリーレン基、又は−O−CO−R9−、−CO
−O−R10−、−CO−N(R11)−R12−を表す。R
9、R10、R12は同じでも異なっていても良く、単結
合、又はエーテル構造、エステル構造、アミド構造、ウ
レタン構造もしくはウレイド構造を有しても良く、置換
基を有していても良い、2価のアルキレン基、アルケニ
レン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基を表す。
11は水素原子、置換基を有していても良い、アルキル
基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリール基を
表す。nは1〜3の整数を表す。また複数のR6同士、
又はR6とR7又はR8が結合しても良い。
【0022】(6)(A)の樹脂が、更に一般式(V)
又は(VI)で示される繰り返し単位を少なくとも一つ有
することを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに
記載の電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物。
【0023】
【化6】
【0024】式中、R13は水素原子、ハロゲン原子、シ
アノ基、置換基を有していても良い、アルキル基又はハ
ロアルキル基を表す。R14は水素原子、置換基を有して
いても良いアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル
基、アラルキル基、アリール基もしくはアシル基を表
し、OR14、COOR14として、アルカリ可溶基又は酸
に対し実質的に分解性を示さない基を表す。R15、R16
は同じでも異なっていても良く、水素原子、ヒドロキシ
ル基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アシル
基又は置換基を有していても良いアルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アラルキル基もしくはアリー
ル基を表す。A3は単結合、置換基を有しても良い、2
価のアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン
基もしくはアリーレン基、又は−O−CO−R9−、−
CO−O−R10−、−CO−N(R11)−R12を表す。
9〜R12は前記と同義である。nは1〜3の整数を表
す。また複数のR14同士、又はR14とR15又はR16が結
合しても良い。
【0025】以下に好ましい態様を記載する。 (7) 更に(E)酸拡散抑制剤を含有することを特徴
とする前記電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物。 (8)(D)成分の化合物が、スルホニウム、又はヨー
ドニウムのスルホン酸塩化合物から選択されることを特
徴とする前記電子線又はX線用ポジ型レジスト組成物。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に使用する化合物に
ついて詳細に説明する。 [1](A)一般式(II)で示される、電子線又はX線
により、酸を発生し得る基を有する繰り返し構造単位を
構成成分として含む樹脂((A)の樹脂ともいう) (A)の樹脂は、一般式(II)で示される、電子線又は
X線により、酸を発生し得る基を有する繰り返し構造単
位を含有する。一般式(II)で示される繰り返し構造単
位は、電子線又はX線の照射によりスルフィン酸又はス
ルホン酸を発生する。(A)の樹脂は、更に酸の作用に
より分解し、樹脂のアルカリ溶解度を増大させる基を有
する繰り返し構造単位を含有することが好ましい。ま
た、アルカリに対する可溶性基や、実質的に酸に対する
分解性を示さないエステル基やエーテル基等を含有する
ことが好ましい。
【0027】(A)の樹脂としては、具体的には一般式
(II)で示される繰り返し単位を少なくとも一つと、一
般式(III)又は(IV)で示される繰り返し単位を少な
くとも一つ有する樹脂が好ましく、更に好ましくは一般
式(V)又は(VI)で示される繰り返し単位を少なくと
も一つ有する樹脂である。
【0028】一般式中、R3、R5、R13は水素原子、ハ
ロゲン原子、シアノ基、置換基を有していても良い、ア
ルキル基又はハロアルキル基を表す。R4は置換基を有
していても良い、アルキル基、シクロアルキル基、アリ
ール基、もしくはアラルキル基を表す。OR6、COO
6は酸の作用により分解し樹脂のアルカリ溶解度を増
大する基を表す。R7、R8、R15、R16は同じでも異な
っていても良く、水素原子、ヒドロキシル基、ハロゲン
原子、シアノ基、アルコキシ基、アシル基又は置換基を
有していても良いアルキル基、シクロアルキル基、アル
ケニル基、アラルキル基、もしくはアリール基を表す。
【0029】A1、A2、A3は同じでも異なっていても
良く、単結合、置換基を有しても良い、2価のアルキレ
ン基、シクロアルキレン基、もしくはアリーレン基、又
は−O−CO−R9−、−CO−O−R10−、−CO−
N(R11)−R12−を表す。R9、R10、R12は同じで
も異なっていても良く、単結合、又はエーテル構造、エ
ステル構造、アミド構造、ウレタン構造もしくはウレイ
ド構造を有しても良く、置換基を有していても良い、2
価のアルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基
を表す。R11は水素原子、置換基を有していても良い、
アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリ
ール基を表す。
【0030】またR3〜R5、R7、R8、R11、R13〜R
16のアルキル基としては、例えば炭素数1〜8個のアル
キル基であって、具体的には、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、ヘキシル基、2-
エチルヘキシル基、オクチル基を好ましく挙げることが
できる。R4、R7、R8、R11、R14〜R16のシクロア
ルキル基としては単環型でも良く、多環型でも良い。単
環型としては炭素数3〜8個のものであって、シクロプ
ロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基を好ま
しく挙げることができる。 多環型としては例えば、ア
ダマンチル基、ノルボルニル基、イソボロニル基、カン
ファニル基、ジシクロペンチル基、a−ピネル基、トリ
シクロデカニル基等を好ましく挙げることができる。
【0031】R4、R7、R8、R11、R14〜R16のアリ
ール基としては、例えば炭素数6〜15個のアリール基
であって、具体的には、フェニル基、トリル基、ジメチ
ルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、ナ
フチル基、アントリル基、9,10−ジメトキシアント
リル基等を好ましく挙げることができる。このアリール
基の芳香環を形成する炭素原子にオキソ基が1つ以上置
換していても良い(例えば1,2−ナフトキノ−4−イ
ル基、9,10−アントラキノ−2−イル基等)。
4、R7、R8、R11、R14〜R16のアラルキル基とし
ては、例えば炭素数7〜12個のアラルキル基であっ
て、具体的には、ベンジル基、フェネチル基、ナフチル
メチル基等を好ましく挙げることができる。
【0032】R7、R8、R14〜R16のアルケニル基とし
ては、例えば炭素数2〜8個のアルケニル基であって、
具体的には、ビニル基、アリル基、ブテニル基、シクロ
ヘキセニル基を好ましく挙げることができる。R7
8、R15、R16のアルコキシ基としては、例えば炭素
数1〜8個のアルコキシ基であって、具体的には、メト
キシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、iso−プロ
ポキシ基、ブトキシ基、ペントキシ基、アリルオキシ
基、オクトキシ基等を好ましく挙げることができる。R
7、R8、R14〜R16のアシル基としては、例えば炭素数
1〜10個のアシル基であって、具体的には、ホルミル
基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ピバ
ロイル基、オクタノイル基、ベンゾイル基等を好ましく
挙げることができる。
【0033】またA1〜A3、R9、R10、R12のアルキ
レン基としては、好ましくは置換基を有していても良い
メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、
ヘキシレン基、オクチレン基等の炭素数1〜8個のもの
が挙げられる。A1〜A3、R9、R10、R12のアルケニ
レン基としては、好ましくは置換基を有していても良い
エテニレン基、プロペニレン基、ブテニレン基等の炭素
数2〜6個のものが挙げられる。A1〜A3、R9
10、R12のシクロアルキレン基としては、好ましくは
置換基を有していても良いシクロペンチレン基、シクロ
ヘキシレン基等の炭素数5〜8個のものが挙げられる。
1〜A3、R9、R10、R12のアリーレン基としては、
好ましくは置換基を有していても良いフェニレン基、ト
リレン基、ナフチレン基等の炭素数6〜15個のものが
挙げられる。
【0034】また複数のR6同士、又はR6とR7又は
8、及び複数のR14同士、又はR14とR15又はR16
結合して形成した環としては、ベンゾフラン環、ベンゾ
ジオキソノール環、ベンゾピラン環等の構造を構成する
酸素原子を含有する4〜7員環が挙げられる。
【0035】OR6、COOR6で表される酸の作用によ
り分解しアルカリ可溶性を示す基としては、具体的には
−O−C(R01)(R02)(R03)、−O−C(R01
(R 02)(OR04)、−O−COO−C(R01
(R02)(R03)、−O−C(R05)(R06)COO−
C(R01)(R02)(R03)、−COO−C(R01
(R02)(R03)、−COO−C(R01)(R02)(O
04)を表し、R01〜R03、R 05、R06は水素原子、置
換基を有していても良いアルキル基、シクロアルキル
基、アルケニル基、アラルキル基、もしくはアリール基
であり、R04は置換基を有していても良いアルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキル基、もし
くはアリール基を表す。好ましいアルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基、アラルキル基、もしくはアリ
ール基は上記で示したものが挙げられる。またR01〜R
04の内の二つが結合して、シクロペンタン環、シクロヘ
キサン環、テトラヒドロフラン環、テトラヒドロピラン
環等の4〜7員環を形成しても良い。
【0036】これらの基に置換される置換基としては、
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アミノ
基、アミド基、ウレイド基、ウレタン基、ヒドロキシル
基、カルボキシル基等の活性水素を有するものや、ハロ
ゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原
子)、アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基等)、チオエーテル基、アシル基
(アセチル基、プロパノイル基、ベンゾイル基等)、ア
シロキシ基(アセトキシ基、プロパノイルオキシ基、ベ
ンゾイルオキシ基等)、アルコキシカルボニル基(メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシ
カルボニル基等)、シアノ基、ニトロ基、α−カンファ
ニル基等が挙げられる。ここで、アルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基は上記で示したものが挙げられる
が、アルキル基は、更にフッ素原子で置換されていても
良く、また、アミド構造を有していても良い。上記の更
なる置換基の中で2つ以上置換している場合、それらの
うち2つが結合して環を形成しても良い。また、その環
にはオキソ基を含んでいても良い。
【0037】一般式(II)で表される繰り返し構造単位
の含量は、全ポリマー組成中において0.1〜80モル
%、好ましくは1〜50モル%、更に好ましくは3〜2
0モル%の範囲で使用される。一般式(III)又は(I
V)で表される繰り返し構造単位の含量は、全ポリマー
組成中において5〜80モル%、好ましくは10〜50
モル%、更に好ましくは20〜40モル%の範囲で使用
される。一般式(V)又は(VI)で表される繰り返し構
造単位の含量は、全ポリマー組成中において0〜80モ
ル%、好ましくは10〜70モル%、更に好ましくは3
0〜60モル%の範囲で使用される。
【0038】本発明(A)の樹脂は、上記のような繰り
返し構造単位以外にも、更に本発明のポジ型レジストの
性能を向上させる目的で、他の重合性モノマーを共重合
させても良い。
【0039】使用することができる共重合モノマーとし
ては、以下に示すものが含まれる。例えば、上記以外の
アクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリル
酸エステル類、メタクリルアミド類、アリル化合物、ビ
ニルエーテル類、ビニルエステル類、スチレン類、クロ
トン酸エステル類などから選ばれる付加重合性不飽和結
合を1個有する化合物である。
【0040】具体的には、例えばアクリル酸エステル
類、例えばアルキル(アルキル基の炭素原子数は1〜1
0のものが好ましい)アクリレート(例えば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸アミル、アクリル酸シ
クロヘキシル、アクリル酸エチルヘキシル、アクリル酸
オクチル、アクリル酸−t−オクチル、クロルエチルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート2,2
−ジメチルヒドロキシプロピルアクリレート、5−ヒド
ロキシペンチルアクリレート、トリメチロールプロパン
モノアクリレート、ペンタエリスリトールモノアクリレ
ート、グリシジルアクリレート、ベンジルアクリレー
ト、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、など)アリールアクリレート(例えばフ
ェニルアクリレートなど);
【0041】メタクリル酸エステル類、例えば、アルキ
ル(アルキル基の炭素原子数は1〜10のものが好まし
い)メタクリレート(例えば、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、イソ
プロピルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、
アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、
クロルベンジルメタクリレート、オクチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロ
キシブチルメタクリレート、5−ヒドロキシペンチルメ
タクリレート、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、トリメチロールプロパンモノメタ
クリレート、ペンタエリスリトールモノメタクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、フルフリルメタクリレ
ート、テトラヒドロフルフリルメタクリレートなど)、
アリールメタクリレート(例えば、フェニルメタクリレ
ート、クレジルメタクリレート、ナフチルメタクリレー
トなど);
【0042】アクリルアミド類、例えば、アクリルアミ
ド、N−アルキルアクリルアミド、(アルキル基として
は、炭素原子数1〜10のもの、例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、t−ブチル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、シクロヘキシル基、ベンジル基、ヒ
ドロキシエチル基、ベンジル基などがある。)、N−ア
リールアクリルアミド(アリール基としては、例えばフ
ェニル基、トリル基、ニトロフェニル基、ナフチル基、
シアノフェニル基、ヒドロキシフェニル基、カルボキシ
フェニル基などがある。)、N,N−ジアルキルアクリ
ルアミド(アルキル基としては、炭素原子数1〜10の
もの、例えば、メチル基、エチル基、ブチル基、イソブ
チル基、エチルヘキシル基、シクロヘキシル基などがあ
る。)、N,N−ジアリールアクリルアミド(アリール
基としては、例えばフェニル基などがある。)、N−メ
チル−N−フェニルアクリルアミド、N−ヒドロキシエ
チル−N−メチルアクリルアミド、N−2−アセトアミ
ドエチル−N−アセチルアクリルアミドなど;
【0043】メタクリルアミド類、例えば、メタクリル
アミド、N−アルキルメタクリルアミド(アルキル基と
しては、炭素原子数1〜10のもの、例えば、メチル
基、エチル基、t−ブチル基、エチルヘキシル基、ヒド
ロキシエチル基、シクロヘキシル基などがある。)、N
−アリールメタクリルアミド(アリール基としては、フ
ェニル基などがある。)、N,N−ジアルキルメタクリ
ルアミド(アルキル基としては、エチル基、プロピル
基、ブチル基などがある。)、N,N−ジアリールメタ
クリルアミド(アリール基としては、フェニル基などが
ある。)、N−ヒドロキシエチル−N−メチルメタクリ
ルアミド、N−メチル−N−フェニルメタクリルアミ
ド、N−エチル−N−フェニルメタクリルアミドなど;
アリル化合物、例えば、アリルエステル類(例えば、酢
酸アリル、カプロン酸アリル、カプリル酸アリル、ラウ
リン酸アリル、パルミチン酸アリル、ステアリン酸アリ
ル、安息香酸アリル、アセト酢酸アリル、乳酸アリルな
ど)、アリルオキシエタノールなど;
【0044】ビニルエーテル類、例えば、アルキルビニ
ルエーテル(例えば、ヘキシルビニルエーテル、オクチ
ルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、エチルヘキ
シルビニルエーテル、メトキシエチルビニルエーテル、
エトキシエチルビニルエーテル、クロルエチルビニルエ
ーテル、1−メチル−2,2−ジメチルプロピルビニル
エーテル、2−エチルブチルビニルエーテル、ヒドロキ
シエチルビニルエーテル、ジエチレングリコールビニル
エーテル、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、ジエ
チルアミノエチルビニルエーテル、ブチルアミノエチル
ビニルエーテル、ベンジルビニルエーテル、テトラヒド
ロフルフリルビニルエーテルなど)、ビニルアリールエ
ーテル(例えばビニルフェニルエーテル、ビニルトリル
エーテル、ビニルクロルフェニルエーテル、ビニル−
2,4−ジクロルフェニルエーテル、ビニルナフチルエ
ーテル、ビニルアントラニルエーテルなど);
【0045】ビニルエステル類、例えば、ビニルブチレ
ート、ビニルイソブチレート、ビニルトリメチルアセテ
ート、ビニルジエチルアセテート、ビニルバレート、ビ
ニルカプロエート、ビニルクロルアセテート、ビニルジ
クロルアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニル
ブトキシアセテート、ビニルフェニルアセテート、ビニ
ルアセトアセテート、ビニルラクテート、ビニル−β−
フェニルブチレート、ビニルシクロヘキシルカルボキシ
レート、安息香酸ビニル、サルチル酸ビニル、クロル安
息香酸ビニル、テトラクロル安息香酸ビニル、ナフトエ
酸ビニルなど;
【0046】スチレン類、例えば、スチレン、アルキル
スチレン(例えば、メチルスチレン、ジメチルスチレ
ン、トリメチルスチレン、エチルスチレン、ジエチルス
チレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、ヘキ
シルスチレン、シクロヘキシルスチレン、デシルスチレ
ン、ベンジルスチレン、クロルメチルスチレン、トリフ
ルオルメチルスチレン、エトキシメチルスチレン、アセ
トキシメチルスチレンなど)、アルコキシスチレン(例
えば、メトキシスチレン、4−メトキシ−3−メチルス
チレン、ジメトキシスチレンなど)、ハロゲンスチレン
(例えば、クロルスチレン、ジクロルスチレン、トリク
ロルスチレン、テトラクロルスチレン、ペンタクロルス
チレン、ブロムスチレン、ジブロムスチレン、ヨードス
チレン、フルオルスチレン、トリフルオルスチレン、2
−ブロム−4−トリフルオルメチルスチレン、4−フル
オル−3−トリフルオルメチルスチレンなど)、カルボ
キシスチレン、ビニルナフタレン;
【0047】クロトン酸エステル類、例えば、クロトン
酸アルキル(例えば、クロトン酸ブチル、クロトン酸ヘ
キシル、グリセリンモノクロトネートなど);イタコン
酸ジアルキル類(例えば、イタコン酸ジメチル、イタコ
ン酸ジエチル、イタコン酸ジブチルなど);マレイン酸
あるいはフマール酸のジアルキルエステル類(例えば、
ジメチルマレレート、ジブチルフマレートなど)、無水
マレイン酸、マレイミド、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、マレイロニトリル等がある。その他、一般
的には共重合可能である付加重合性不飽和化合物であれ
ばよい。
【0048】以下に一般式(II)〜(VI)で表される繰
り返し構造単位の具体例を示すが、本発明がこれに限定
されるものではない。
【0049】
【化7】
【0050】
【化8】
【0051】
【化9】
【0052】
【化10】
【0053】
【化11】
【0054】
【化12】
【0055】
【化13】
【0056】
【化14】
【0057】
【化15】
【0058】
【化16】
【0059】
【化17】
【0060】
【化18】
【0061】
【化19】
【0062】
【化20】
【0063】
【化21】
【0064】
【化22】
【0065】上記具体例で表される繰り返し構造単位
は、各々1種で使用しても良いし、複数を混合して用い
ても良い。
【0066】上記繰り返し構造単位を有する本発明の樹
脂(A)の好ましい分子量は、重量平均で1,000〜
500,000であり、更に好ましくは3,000〜5
0,000の範囲で使用される。分子量分布は1〜10
であり、好ましくは1〜3、更に好ましくは1〜1.5
の範囲のものが使用される。分子量分布の小さいものほ
ど、解像度、レジスト形状、及びレジストパターンの側
壁がスムーズであり、ラフネス性に優れる。
【0067】本発明の樹脂(A)の添加量は組成物の全
固形分を基準として、5〜95重量%、好ましくは10
〜85重量%、更に好ましくは20〜75重量%の範囲
で使用される。
【0068】[2]本発明(D)の電子線又はX線の照
射により、酸を発生する化合物 本発明では、(A)の樹脂が酸を発生する化合物を兼ね
ていても良いが、下記に示す本発明(D)の電子線又は
X線の照射により、酸を発生する化合物を使用すること
ができる。本発明で使用することのできる電子線又はX
線の照射により分解して酸を発生する化合物としては、
光カチオン重合の光開始剤、光ラジカル重合の光開始
剤、色素類の光消色剤、光変色剤、あるいはマイクロレ
ジスト等に使用されている公知の光(400〜200n
mの紫外線、遠紫外線、特に好ましくは、g線、h線、
i線、KrFエキシマレーザー光)、ArFエキシマレ
ーザー光、電子線、X線、分子線又はイオンビームによ
り酸を発生する化合物及びそれらの混合物を適宜に選択
して使用することができる。
【0069】また、その他の本発明に用いられる電子線
又はX線の照射により酸を発生する化合物としては、た
とえば S. I. Schlesinger, Photogr. Sci. Eng., 18,
387(1974)、T. S. Bal et al, Polymer, 21, 423(1980)
等に記載のジアゾニウム塩、米国特許第4,069,055号、
同4,069,056号、同 Re 27,992号、特開平3-140140号等
に記載のアンモニウム塩、D. C. Necker et al, Macrom
olecules, 17, 2468(1984)、C. S. Wen et al, Teh, Pr
oc. Conf. Rad. Curing ASIA, p478 Tokyo,Oct(1988)、
米国特許第4,069,055号、同4,069,056号等に記載のホス
ホニウム塩、J. V. Crivello et al, Macromorecules,
10(6), 1307(1977)、Chem. & Eng.News, Nov. 28, p31
(1988)、欧州特許第104,143号、同339,049号、同第410,
201号、特開平2-150848号、特開平2-296514 号等に記載
のヨードニウム塩、J. V. Crivello et al, Polymer J.
17, 73(1985)、J. V. Crivello et al., J. Org. Che
m., 43, 3055(1978)、W. R. Watt et al, J. Polymer S
ci., Polymer Chem. Ed., 22, 1789(1984)、J. V. Criv
ello et al, Polymer Bull., 14, 279(1985)、J. V. Cr
ivello et al, Macromorecules, 14(5), 1141(1981)、
J. V. Crivelloet al, J. Polymer Sci., Polymer Che
m. Ed., 17, 2877(1979)、欧州特許第370,693号、同16
1,811号、同410,201号、同339,049号、同233,567号、同
297,443号、同297,442号、米国特許第4,933,377号、同
3,902,114号、同4,760,013号、同4,734,444号、同2,83
3,827号、獨国特許第2,904,626号、同3,604,580号、同
3,604,581号等に記載のスルホニウム塩、J. V. Crivell
o et al, Macromorecules, 10(6), 1307(1977)、J. V.
Crivello et al, J. Polymer Sci., Polymer Chem. E
d., 17, 1047(1979)等に記載のセレノニウム塩、C. S.
Wen et al, Teh, Proc. Conf. Rad. Curing ASIA, p478
Tokyo, Oct(1988)等に記載のアルソニウム塩等のオニ
ウム塩、米国特許第3,905,815号、特公昭46-4605号、特
開昭48-36281号、特開昭55-32070号、特開昭60-239736
号、特開昭61-169835号、特開昭61-169837号、特開昭62
-58241号、特開昭62-212401号、特開昭63-70243号、特
開昭63-298339号等に記載の有機ハロゲン化合物、K. Me
ier et al, J. Rad. Curing, 13(4), 26(1986)、T. P.
Gill et al, Inorg. Chem., 19, 3007(1980)、D. Astru
c, Acc.Chem. Res., 19(12), 377(1896)、特開平2-1614
45号等に記載の有機金属/有機ハロゲン化物、S. Hayas
e et al, J. Polymer Sci., 25, 753(1987)、E. Reichm
anis et al, J. Pholymer Sci., Polymer Chem. Ed., 2
3, 1(1985)、Q. Q. Zhuetal, J. Photochem., 36, 85,
39, 317(1987)、B. Amit et al, Tetrahedron Lett.,(2
4)2205(1973)、D. H. R. Barton et al, J. Chem Soc.,
3571(1965)、P.M. Collins et al, J. Chem. Soc., Pe
rkin I, 1695(1975)、M. Rudinstein etal, Tetrahedro
n Lett., (17), 1445(1975)、J. W. Walker et al, J.
Am. Chem. Soc., 110, 7170(1988)、S. C. Busman et a
l, J. Imaging Technol., 11(4),191(1985)、H. M. Hou
lihan et al, Macormolecules, 21, 2001(1988)、 P.
M.Collins et al, J. Chem. Soc., Chem. Commun., 532
(1972)、S. Hayase et al, Macromolecules, 18, 1799
(1985)、E. Reichmanis et al, J. Electrochem. Soc.,
Solid State Sci. Technol., 130(6)、F. M. Houlihan
et al, Macromolcules, 21, 2001(1988)、欧州特許第0
290,750号、同046,083号、同156,535号、同271,851号、
同0,388,343号、米国特許第3,901,710号、同4,181,531
号、特開昭60-198538号、特開昭53-133022号等に記載の
0−ニトロベンジル型保護基を有する光酸発生剤、M.TU
NOOKA et al, Polymer Preprints Japan, 35(8)、G. Be
rner et al, J. Rad. Curing, 13(4)、 W. J. Mijs et
al, Coating Technol., 55(697), 45(1983), Akzo、H.
Adachi et al, Polymer Preprints, Japan, 37(3)、欧
州特許第0199,672号、同84515号、同044,115号、同618,
564号、同0101,122号、米国特許第4,371,605号、同4,43
1,774 号、特開昭64-18143号、特開平2-245756号、特開
平3-140109号等に記載のイミノスルフォネ−ト等に代表
される光分解してスルホン酸を発生する化合物、特開昭
61-166544号等に記載のジスルホン化合物を挙げること
ができる。
【0070】また、これらの電子線又はX線の照射によ
り酸を発生する基、あるいは化合物をポリマーの主鎖又
は側鎖に導入した化合物、たとえば、M. E. Woodhouse
et al, J. Am. Chem. Soc., 104, 5586(1982)、S. P. P
appas et al, J. Imaging Sci., 30(5), 218(1986)、S.
Kondo et al, Makromol. Chem., Rapid Commun., 9,62
5(1988)、Y. Yamada et al, Makromol. Chem., 152, 15
3, 163(1972)、J. V.Crivello et al, J. Polymer Sc
i., Polymer Chem. Ed., 17, 3845(1979)、米国特許第
3,849,137号、獨国特許第3914407、特開昭63-26653号、
特開昭55-164824号、特開昭62-69263号、特開昭63-1460
38号、特開昭63-163452号、特開昭62-153853号、特開昭
63-146029号等に記載の化合物を用いることができる。
【0071】さらにV. N. R. Pillai, Synthesis, (1),
1(1980)、A. Abad et al, Tetrahedron Lett., (47)45
55(1971)、D. H. R. Barton et al, J. Chem. Soc.,
(C), 329(1970)、米国特許第3,779,778号、欧州特許第1
26,712号等に記載の光により酸を発生する化合物も使用
することができる。
【0072】上記電子線又はX線の照射により分解して
酸を発生する化合物の中で、特に有効に用いられるもの
について以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体又は一般式(PAG
2)で表されるS−トリアジン誘導体。
【0073】
【化23】
【0074】式中、R201は置換もしくは未置換のアリ
ール基、アルケニル基、R202は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
を示す。Yは塩素原子又は臭素原子を示す。具体的には
以下の化合物を挙げることができるがこれらに限定され
るものではない。
【0075】
【化24】
【0076】
【化25】
【0077】
【化26】
【0078】(2)下記の一般式(PAG3)で表され
るヨードニウム塩、又は一般式(PAG4)で表される
スルホニウム塩。
【0079】
【化27】
【0080】ここで式Ar1、Ar2は、各々独立、に置
換もしくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基
としては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メル
カプト基及びハロゲン原子が挙げられる。
【0081】R203、R204、R205は、各々独立に、置
換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。好
ましくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜8
のアルキル基及びそれらの置換誘導体である。好ましい
置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜8の
アルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、シクロアル
キル基、ニトロ基、カルボキシル基、メルカプト基、ヒ
ロドキシ基及びハロゲン原子であり、アルキル基に対し
ては炭素数1〜8のアルコキシ基、カルボキシル基、ア
ルコシキカルボニル基である。
【0082】Z-はアニオンを表し、具体的には置換基
を有していても良いアルキルスルホン酸、シクロアルキ
ルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸、アリ
ールスルホン酸(例えば置換基を有していても良いベン
ゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、アントラセン
スルホン酸)等の各アニオンが挙げられる。
【0083】またR203、R204、R205のうちの2つ及
びAr1、Ar2はそれぞれの単結合又は置換基を介して
結合してもよい。
【0084】具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0085】
【化28】
【0086】
【化29】
【0087】
【化30】
【0088】
【化31】
【0089】
【化32】
【0090】
【化33】
【0091】
【化34】
【0092】
【化35】
【0093】
【化36】
【0094】
【化37】
【0095】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ. W. Knapcz
yk et al, J. Am. Chem. Soc., 91, 145(1969)、A. L.
Maycok et al, J. Org. Chem., 35, 2532,(1970)、E.
Goethas et al, Bull. Soc.Chem. Belg., 73, 546,(196
4)、H. M. Leicester、J. Ame. Chem. Soc., 51, 3587
(1929)、J. V. Crivello et al, J. Polym. Chem. Ed.,
18, 2677(1980)、米国特許第2,807,648号及び同4,247,
473号、特開昭53-101331号等に記載の方法により合成す
ることができる。
【0096】(3)下記一般式(PAG5)で表される
ジスルホン誘導体又は一般式(PAG6)で表されるイ
ミノスルホネート誘導体。
【0097】
【化38】
【0098】式中、Ar3、Ar4は各々独立に置換もし
くは未置換のアリール基を示す。R206は置換もしくは
未置換のアルキル基、アリール基を示す。Aは置換もし
くは未置換のアルキレン基、アルケニレン基、アリーレ
ン基を示す。具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0099】
【化39】
【0100】
【化40】
【0101】
【化41】
【0102】
【化42】
【0103】
【化43】
【0104】
【化44】
【0105】(4)下記一般式(PAG7)で表される
ジアゾジスルホン誘導体。
【0106】
【化45】
【0107】ここでRは、直鎖、分岐又は環状アルキル
基、あるいは置換してもよいアリール基を表す。具体例
としては以下に示す化合物が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0108】
【化46】
【0109】本発明(D)の電子線又はX線の照射によ
り、酸を発生する化合物の添加量は、本発明の組成物の
全固形分を基準として、通常0.1〜20重量%であ
り、好ましくは0.5から10重量%、更に好ましくは
1〜7重量%である。またこれらの化合物は単独で使用
しても良く、複数を混合して使用しても良い。
【0110】[3]本発明(B)の酸の作用により分解
する、分子量3000以下の低分子溶解阻止化合物 本発明において、(B)の化合物は、酸により分解し得
る基を有し、アルカリ現像液中での溶解速度が酸の作用
により増大する、分子量3000以下の低分子溶解阻止
化合物である。
【0111】本発明の組成物に配合される好ましい
(B)の化合物は、その構造中に酸で分解し得る基を少
なくとも2個有し、該酸分解性基間の距離が最も離れた
位置において、酸分解性基を除く結合原子を少なくとも
8個経由する化合物である。より好ましい本発明(B)
の化合物は、その構造中に酸で分解し得る基を少なくと
も2個有し、該酸分解性基間の距離が最も離れた位置に
おいて、酸分解性基を除く結合原子を少なくとも10
個、好ましくは少なくとも11個、更に好ましくは少な
くとも12個経由する化合物、又は酸分解性基を少なく
とも3個有し、該酸分解性基間の距離が最も離れた位置
において、酸分解性基を除く結合原子を少なくとも9
個、好ましくは少なくとも10個、更に好ましくは少な
くとも11個経由する合物である。又、上記結合原子の
好ましい上限は50個、更に好ましくは30個である。
本発明(B)の化合物である酸分解性溶解阻止化合物
が、酸分解性基を3個以上、好ましくは4個以上有する
場合、また酸分解性基を2個有するものにおいても、該
酸分解性基が互いにある一定の距離以上離れている場
合、アルカリ可溶性樹脂に対する溶解阻止性が著しく向
上する。なお、酸分解性基間の距離は、酸分解性基を除
く、経由結合原子数で示される。例えば、以下の化合物
(1),(2)の場合、酸分解性基間の距離は、各々結
合原子4個であり、化合物(3)では結合原子12個で
ある。
【0112】
【化47】
【0113】また、本発明(B)の化合物である酸分解
性溶解阻止化合物は、1つのベンゼン環上に複数個の酸
分解性基を有していてもよいが、好ましくは、1つのベ
ンゼン環上に1個の酸分解性基を有する骨格から構成さ
れる化合物である。更に、本発明の酸分解性溶解阻止化
合物の分子量は3,000以下であり、好ましくは30
0〜3,000、更に好ましくは500〜2,500で
ある。
【0114】本発明の好ましい実施態様においては、酸
により分解し得る基、即ち−COO−A0、−O−B0
を含む基としては、−R0−COO−A0、又は−Ar−
O−B0で示される基が挙げられる。ここでA0は、−C
(R01)(R02)(R03)、−Si(R01)(R02
(R0 3)もしくは−C(R04)(R05)−O−R06基を
示す。B0は、A0又は−CO−O−A0基を示す。
01、R02、R03、R04及びR05は、それぞれ同一でも
相異していてもよく、水素原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、アルケニル基もしくはアリール基を示し、R
06はアルキル基もしくはアリール基を示す。但し、R01
〜R03の内少なくとも2つは水素原子以外の基であり、
又、R01〜R03、及びR04〜R06の内の2つの基が結合
して環を形成してもよい。R0は置換基を有していても
よい2価以上の脂肪族もしくは芳香族炭化水素基を示
し、−Ar−は単環もしくは多環の置換基を有していて
もよい2価以上の芳香族基を示す。
【0115】ここで、アルキル基としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基の様な炭素数1〜4個のものが好まし
く、シクロアルキル基としてはシクロプロピル基、シク
ロブチル基、シクロヘキシル基、アダマンチル基の様な
炭素数3〜10個のものが好ましく、アルケニル基とし
てはビニル基、プロペニル基、アリル基、ブテニル基の
様な炭素数2〜4個のものが好ましく、アリール基とし
てはフエニル基、キシリル基、トルイル基、クメニル
基、ナフチル基、アントラセニル基の様な炭素数6〜1
4個のものが好ましい。また、置換基としては水酸基、
ハロゲン原子(フツ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ニトロ
基、シアノ基、上記のアルキル基、メトキシ基・エトキ
シ基・ヒドロキシエトキシ基・プロポキシ基・ヒドロキ
シプロポキシ基・n−ブトキシ基・イソブトキシ基・s
ec−ブトキシ基・t−ブトキシ基等のアルコキシ基、
メトキシカルボニル基・エトキシカルボニル基等のアル
コキシカルボニル基、ベンジル基・フエネチル基・クミ
ル基等のアラルキル基、アラルキルオキシ基、ホルミル
基・アセチル基・ブチリル基・ベンゾイル基・シアナミ
ル基・バレリル基等のアシル基、ブチリルオキシ基等の
アシロキシ基、上記のアルケニル基、ビニルオキシ基・
プロペニルオキシ基・アリルオキシ基・ブテニルオキシ
基等のアルケニルオキシ基、上記のアリール基、フエノ
キシ基等のアリールオキシ基、ベンゾイルオキシ基等の
アリールオキシカルボニル基を挙げることができる。
【0116】好ましくは、シリルエーテル基、クミルエ
ステル基、アセタール基、テトラヒドロピラニルエーテ
ル基、エノールエーテル基、エノールエステル基、第3
級のアルキルエーテル基、第3級のアルキルエステル
基、第3級のアルキルカーボネート基等である。更に好
ましくは、第3級アルキルエステル基、第3級アルキル
カーボネート基、クミルエステル基、テトラヒドロピラ
ニルエーテル基である。
【0117】本発明(B)の化合物としては、好ましく
は、特開平1−289946号、特開平1−28994
7号、特開平2−2560号、特開平3−128959
号、特開平3−158855号、特開平3−17935
3号、特開平3−191351号、特開平3−2002
51号、特開平3−200252号、特開平3−200
253号、特開平3−200254号、特開平3−20
0255号、特開平3−259149号、特開平3−2
79958号、特開平3−279959号、特開平4−
1650号、特開平4−1651号、特開平4−112
60号、特開平4−12356号、特開平4−1235
7号、特願平3−33229号、特願平3−23079
0号、特願平3−320438号、特願平4−2515
7号、特願平4−52732号、特願平4−10321
5号、特願平4−104542号、特願平4−1078
85号、特願平4−107889号、同4−15219
5号等の明細書に記載されたポリヒドロキシ化合物のフ
エノール性OH基の一部もしくは全部を上に示した基、
−R0COO−A0もしくはB0基で結合し、保護した化
合物が含まれる。
【0118】更に好ましくは、特開平1−289946
号、特開平3−128959号、特開平3−15885
5号、特開平3−179353号、特開平3−2002
51号、特開平3−200252号、特開平3−200
255号、特開平3−259149号、特開平3−27
9958号、特開平4−1650号、特開平4−112
60号、特開平4−12356号、特開平4−1235
7号、特願平4−25157号、特願平4−10321
5号、特願平4−104542号、特願平4−1078
85号、特願平4−107889号、同4−15219
5号の明細書に記載されたポリヒドロキシ化合物を用い
たものが挙げられる。
【0119】より具体的には、一般式[I]〜[XV
I]で表される化合物が挙げられる。
【0120】
【化48】
【0121】
【化49】
【0122】
【化50】
【0123】
【化51】
【0124】ここで、R101、R102、R108、R130:同
一でも異なっていてもよく、水素原子、−R0−COO
−C(R01)(R02)(R03)又は−CO−O−C(R
01)(R02)(R03)、但し、R0、R01、R02及びR
03の定義は前記と同じである。
【0125】R100:−CO−,−COO−,−NHC
ONH−,−NHCOO−,−O−、−S−,−SO
−,−SO2−,−SO3−,もしくは
【0126】
【化52】
【0127】ここで、G=2〜6 但し、G=2の時は
150、R151のうち少なくとも一方はアルキル基、 R150、R151:同一でも異なっていてもよく、水素原
子,アルキル基,アルコキシ基、−OH,−COOH,
−CN,ハロゲン原子,−R152−COOR153もしくは
−R154−OH、 R152、R154:アルキレン基、 R153:水素原子,アルキル基,アリール基,もしくは
アラルキル基、 R99、R103〜R107、R109、R111〜R118、R121〜R
123、R128〜R129、R131〜R134、R138〜R141及び
143:同一でも異なってもよく、水素原子,水酸基,
アルキル基,アルコキシ基,アシル基,アシロキシ基,
アリール基,アリールオキシ基,アラルキル基,アラル
キルオキシ基,ハロゲン原子,ニトロ基,カルボキシル
基,シアノ基,もしくは−N(R155)(R156)(ここ
で、R155、R156:H,アルキル基,もしくはアリール
基) R110:単結合,アルキレン基,もしくは
【0128】
【化53】
【0129】R157、R159:同一でも異なってもよく、
単結合,アルキレン基,−O−,−S−,−CO−,も
しくはカルボキシル基、 R158:水素原子,アルキル基,アルコキシ基,アシル
基,アシロキシ基,アリール基,ニトロ基,水酸基,シ
アノ基,もしくはカルボキシル基、但し、水酸基が酸分
解性基(例えば、t−ブトキシカルボニルメチル基、テ
トラヒドロピラニル基、1−エトキシ−1−エチル基、
1−t−ブトキシ−1−エチル基)で置き換ってもよ
い。
【0130】R119、R120:同一でも異なってもよく、
メチレン基,低級アルキル置換メチレン基,ハロメチレ
ン基,もしくはハロアルキル基、但し低級アルキル基と
は炭素数1〜4のアルキル基を指す、 R124〜R127:同一でも異なってもよく、水素原子もし
くはアルキル基、 R135〜R137:同一でも異なってもよく、水素原子,ア
ルキル基,アルコキシ基,アシル基,もしくはアシロキ
シ基、 R142:水素原子,−R0−COO−C(R01)(R02
(R03)又は−CO−O−C(R01)(R02
(R03)、もしくは
【0131】
【化54】
【0132】R144、R145:同一でも異なってもよく、
水素原子,低級アルキル基,低級ハロアルキル基,もし
くはアリール基、 R146〜R149:同一でも異なっていてもよく、水素原
子,水酸基,ハロゲン原子,ニトロ基,シアノ基,カル
ボニル基,アルキル基,アルコキシ基,アルコキシカル
ボニル基,アラルキル基,アラルキルオキシ基,アシル
基,アシロキシ基,アルケニル基,アルケニルオキシ
基,アリール基、アリールオキシ基,もしくはアリール
オキシカルボニル基、但し、各4個の同一記号の置換基
は同一の基でなくてもよい、 Y:−CO−,もしくは−SO2−、 Z,B:単結合,もしくは−O−、 A:メチレン基,低級アルキル置換メチレン基,ハロメ
チレン基,もしくはハロアルキル基、 E:単結合,もしくはオキシメチレン基、 a〜z,a1〜y1:複数の時、()内の基は同一又は異なっ
ていてもよい、 a〜q、s,t,v,g1〜i1,k1〜m1,o1,q1,s1,u1:0もしくは
1〜5の整数、 r,u,w,x,y,z,a1〜f1,p1,r1,t1,v1〜x1:0もしくは1〜
4の整数、 j1,n1,z1,a2,b2,c2,d2:0もしくは1〜3の整数、 z1,a2,c2,d2のうち少なくとも1つは1以上、 y1:3〜8の整数、 (a+b),(e+f+g),(k+l+m),(q+r+s),(w+x+y),(c1+d1),(g1+
h1+i1+j1),(o1+p1),(s1+t1)≧2、 (j1+n1)≦3、 (r+u),(w+z),(x+a1),(y+b1),(c1+e1),(d1+f1),(p1+r1),
(t1+v1),(x1+w1)≦4 、但し一般式[V]の場合は(w+z),(x+a1)≦5、 (a+c),(b+d),(e+h),(f+i),(g+j),(k+n),(l+o),(m+p),(q
+t),(s+v),(g1+k1),(h1+l1),(i1+m1),(o1+q1),(s1+u1)
≦5、 を表す。
【0133】
【化55】
【0134】
【化56】
【0135】
【化57】
【0136】
【化58】
【0137】本発明において、(B)成分としては上記
の中でも、一般式[II]、[III]、[VIII]、[X
I]、[XII]、[XIII]、[XVI]、[XV]で示される
構造のものが好ましく、更に好ましくは一般式[II
I]、[VIII]、[XII]、[XIII]、[XVI]、[XV]
で示される構造のものである。好ましい化合物骨格の具
体例を以下に示す。
【0138】
【化59】
【0139】
【化60】
【0140】
【化61】
【0141】
【化62】
【0142】
【化63】
【0143】
【化64】
【0144】
【化65】
【0145】
【化66】
【0146】
【化67】
【0147】
【化68】
【0148】
【化69】
【0149】
【化70】
【0150】
【化71】
【0151】化合物(1)〜(44)中のRは、水素原
子、
【0152】
【化72】
【0153】を表す。但し、少なくとも2個、もしくは
構造により3個は水素原子以外の基であり、各置換基R
は同一の基でなくてもよい。本発明において、上記
(B)成分の組成物中の含有量としては、組成物全固形
分に対して通常5〜50重量%であり、好ましくは10
〜40重量%であり、より好ましくは15〜30重量%
である。
【0154】(C)アルカリ可溶性樹脂 本発明においては(C)アルカリ可溶性樹脂を組成物に
用いることが好ましい。本発明に用いられる(C)アル
カリ可溶性樹脂としては、例えばノボラック樹脂、水素
化ノボラツク樹脂、アセトン−ピロガロール樹脂、o−
ポリヒドロキシスチレン、m−ポリヒドロキシスチレ
ン、p−ポリヒドロキシスチレン、水素化ポリヒドロキ
シスチレン、ハロゲンもしくはアルキル置換ポリヒドロ
キシスチレン、ヒドロキシスチレン−N−置換マレイミ
ド共重合体、o/p−及びm/p−ヒドロキシスチレン
共重合体、ポリヒドロキシスチレンの水酸基に対する一
部O−アルキル化物(例えば、5〜30モル%のO−メ
チル化物、O−(1−メトキシ)エチル化物、O−(1
−エトキシ)エチル化物、O−2−テトラヒドロピラニ
ル化物、O−(t−ブトキシカルボニル)メチル化物
等)もしくはO−アシル化物(例えば、5〜30モル%
のo−アセチル化物、O−(t−ブトキシ)カルボニル
化物等)、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレ
ン−ヒドロキシスチレン共重合体、α−メチルスチレン
−ヒドロキシスチレン共重合体、カルボキシル基含有メ
タクリル系樹脂及びその誘導体、ポリビニルアルコール
誘導体を挙げることができるが、これらに限定されるも
のではない。特に好ましい(C)アルカリ可溶性樹脂は
ノボラック樹脂及びo−ポリヒドロキシスチレン、m−
ポリヒドロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチレン
及びこれらの共重合体、アルキル置換ポリヒドロキシス
チレン、ポリヒドロキシスチレンの一部O−アルキル
化、もしくはO−アシル化物、スチレン−ヒドロキシス
チレン共重合体、α−メチルスチレン−ヒドロキシスチ
レン共重合体である。該ノボラック樹脂は所定のモノマ
ーを主成分として、酸性触媒の存在下、アルデヒド類と
付加縮合させることにより得られる。
【0155】所定のモノマーとしては、フェノール、m
−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール等のク
レゾール類、2,5−キシレノール、3,5−キシレノ
ール、3,4−キシレノール、2,3−キシレノール等
のキシレノール類、m−エチルフェノール、p−エチル
フェノール、o−エチルフェノール、p−t−ブチルフ
ェノール、p−オクチルフエノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール等のアルキルフェノール類、p−メト
キシフェノール、m−メトキシフェノール、3,5−ジ
メトキシフェノール、2−メトキシ−4−メチルフェノ
ール、m−エトキシフェノール、p−エトキシフェノー
ル、m−プロポキシフェノール、p−プロポキシフェノ
ール、m−ブトキシフェノール、p−ブトキシフェノー
ル等のアルコキシフェノール類、2−メチル−4−イソ
プロピルフェノール等のビスアルキルフェノール類、m
−クロロフェノール、p−クロロフェノール、o−クロ
ロフェノール、ジヒドロキシビフェニル、ビスフェノー
ルA、フェニルフェノール、レゾルシノール、ナフトー
ル等のヒドロキシ芳香化合物を単独もしくは2種類以上
混合して使用することができるが、これらに限定される
ものではない。
【0156】アルデヒド類としては、例えばホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセ
トアルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−
フェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズア
ルデヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒド
ロキシベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒ
ド、m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズア
ルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベ
ンズアルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メ
チルベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、
p−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデ
ヒド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、フルフラー
ル、クロロアセトアルデヒド及びこれらのアセタール
体、例えばクロロアセトアルデヒドジエチルアセタール
等を使用することができるが、これらの中で、ホルムア
ルデヒドを使用するのが好ましい。これらのアルデヒド
類は、単独でもしくは2種類以上組み合わせて用いられ
る。酸性触媒としては塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸、シュウ
酸等を使用することができる。
【0157】こうして得られたノボラック樹脂の重量平
均分子量は、1,000〜30,000の範囲であるこ
とが好ましい。1,000未満では未露光部の現像後の
膜減りが大きく、30,000を越えると現像速度が小
さくなってしまう。特に好適なのは2,000〜20,
000の範囲である。また、ノボラック樹脂以外の前記
ポリヒドロキシスチレン、及びその誘導体、共重合体の
重量平均分子量は、2000以上、好ましくは5000
〜200000、より好ましくは5000〜10000
0である。ここで、重量平均分子量はゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーのポリスチレン換算値をもって
定義される。本発明に於けるこれらの(C)アルカリ可
溶性樹脂は2種類以上組み合わせて使用してもよい。本
発明に於けるこれらの(C)アルカリ可溶性樹脂の組成
物中の含有量は、組成物全固形分に対して通常0〜90
重量であり、好ましくは15〜80重量であり、より好
ましくは30〜70重量である。
【0158】[4]本発明(E)の酸拡散抑制剤 本発明の組成物には、電子線又はX線の照射後加熱処理
までの経時による性能変動(パターンのT−top形状
形成、感度変動、パターン線幅変動等)や塗布後の経時
による性能変動、更には電子線又はX線の照射後、加熱
処理時の酸の過剰な拡散(解像度の劣化)を防止する目
的で、酸拡散抑制剤を添加することが好ましい。酸拡散
抑制剤としては、有機塩基性化合物であり、例えば塩基
性窒素を含有する有機塩基化合物であり、共役酸のpK
a値で4以上の化合物が好ましく使用される。具体的に
は下記式(A)〜(E)の構造を挙げることができる。
【0159】
【化73】
【0160】ここで、R250 、R251 及びR252 は、同
一でも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜6個のア
ルキル基、炭素数1〜6個のアミノアルキル基、炭素数
1〜6個のヒドロキシアルキル基又は炭素数6〜20個
の置換もしくは非置換のアリール基を表し、ここで、R
251とR252は、互いに結合して環を形成してもよい。R
253 、R254 、R255 及びR256 は、同一でも異なって
もよく、炭素数1〜6個のアルキル基を表す。更に好ま
しい化合物は、一分子中に異なる化学的環境の窒素原子
を2個以上有する含窒素塩基性化合物であり、特に好ま
しくは、置換もしくは未置換のアミノ基と窒素原子を含
む環構造の両方を含む化合物もしくはアルキルアミノ基
を有する化合物である。
【0161】好ましい具体例としては、置換もしくは未
置換のグアニジン、置換もしくは未置換のアミノピリジ
ン、置換もしくは未置換のアミノアルキルピリジン、置
換もしくは未置換のアミノピロリジン、置換もしくは未
置換のインダゾール、イミダゾール、置換もしくは未置
換のピラゾール、置換もしくは未置換のピラジン、置換
もしくは未置換のピリミジン、置換もしくは未置換のプ
リン、置換もしくは未置換のイミダゾリン、置換もしく
は未置換のピラゾリン、置換もしくは未置換のピペラジ
ン、置換もしくは未置換のアミノモルフォリン、置換も
しくは未置換のアミノアルキルモルフォリン等が挙げら
れる。好ましい置換基は、アミノ基、アミノアルキル
基、アルキルアミノ基、アミノアリール基、アリールア
ミノ基、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、アシロ
キシ基、アリール基、アリールオキシ基、ニトロ基、水
酸基、シアノ基である。
【0162】特に好ましい化合物として、グアニジン、
1,1−ジメチルグアニジン、1,1,3,3,−テト
ラメチルグアニジン、イミダゾール、2−メチルイミダ
ゾール、4−メチルイミダゾール、N−メチルイミダゾ
ール、2−フェニルイミダゾール、4,5−ジフェニル
イミダゾール、2,4,5−トリフェニルイミダゾー
ル、2−アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−ア
ミノピリジン、2−ジメチルアミノピリジン、4−ジメ
チルアミノピリジン、2−ジエチルアミノピリジン、2
−(アミノメチル)ピリジン、2−アミノ−3−メチル
ピリジン、2−アミノ−4−メチルピリジン、2−アミ
ノ−5−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリ
ジン、3−アミノエチルピリジン、4−アミノエチルピ
リジン、
【0163】3−アミノピロリジン、ピペラジン、N−
(2−アミノエチル)ピペラジン、N−(2−アミノエ
チル)ピペリジン、4−アミノ−2,2,6,6−テト
ラメチルピペリジン、4−ピペリジノピペリジン、2−
イミノピペリジン、1−(2−アミノエチル)ピロリジ
ン、ピラゾール、3−アミノ−5−メチルピラゾール、
5−アミノ−3−メチル−1−p−トリルピラゾール、
ピラジン、2−(アミノメチル)−5−メチルピラジ
ン、ピリミジン、2,4−ジアミノピリミジン、4,6
−ジヒドロキシピリミジン、2−ピラゾリン、3−ピラ
ゾリン、N−アミノモルフォリン、N−(2−アミノエ
チル)モルフォリンなどが挙げられるがこれに限定され
るものではない。これらの含窒素塩基性化合物は、単独
であるいは2種以上一緒に用いられる。
【0164】酸発生剤と有機塩基性化合物の組成物中の
使用割合は、(酸発生剤)/(有機塩基性化合物)(モ
ル比)=2.5〜300であることが好ましい。該モル
比が2.5未満では低感度となり、解像力が低下する場
合があり、また、300を越えると露光後加熱処理まで
の経時でレジストパターンの太りが大きくなり、解像力
も低下する場合がある。(酸発生剤)/(有機塩基性化
合物)(モル比)は、好ましくは5.0〜200、更に
好ましくは7.0〜150である。
【0165】[5]本発明の組成物に使用されるその他
の成分 (1)増感剤 本発明の組成物には、電子線又はX線の照射時に酸の発
生効率又は発生量を向上させる目的で、増感剤を使用し
ても良い。このような増感剤としては、電子線又はX線
のエネルギーを吸収して2次電子を発生し得る化合物が
好ましい。具体的には電子密度の大きい芳香族化合物で
あり、例えばアルコキシ基、ヒドロキシ基等の電子供与
基が置換したベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ピ
レン等の単環又は多環化合物が挙げられる。
【0166】(2)溶剤類 本発明の組成物は、上記各成分を溶解する溶媒に溶かし
て支持体上に塗布する。ここで使用する溶媒としては、
エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、シクロペン
タノン、2−ヘプタノン、γ−ブチロラクトン、メチル
エチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2−メト
キシエチルアセテート、エチレングリコールモノエチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチル、乳酸エ
チル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオ
ン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピ
ルビン酸プロピル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、テトラヒ
ドロフラン等が好ましく、これらの溶媒を単独あるいは
混合して使用する。
【0167】(3)界面活性剤類 上記溶媒に界面活性剤を加えることもできる。具体的に
は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等の
ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエ
チレンオクチルフェノールエーテル、ポリオキシエチレ
ンノニルフェノールエーテル等のポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオ
キシプロピレンブロックコポリマー類、ソルビタンモノ
ラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタン
モノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビ
タントリオレエート、ソルビタントリステアレート等の
ソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタン
モノパルミテ−ト、
【0168】ポリオキシエチレンソルビタンモノステア
レート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエー
ト、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート等
のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等の
ノニオン系界面活性剤、エフトップEF301,EF3
03,EF352(新秋田化成(株)製)、メガファッ
クF171,F173 (大日本インキ(株)製)、フ
ロラ−ドFC430,FC431(住友スリーエム
(株)製)、アサヒガードAG710,サーフロンS−
382,SC101,SC102,SC103,SC1
04,SC105,SC106(旭硝子(株)製)、ト
ロイゾルS−366(トロイケミカル(株)製)等のフ
ッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP3
41(信越化学工業(株)製)やアクリル酸系もしくは
メタクリル酸系(共)重合ポリフローNo.75,N
o.95(共栄社油脂化学工業(株)製)等を挙げるこ
とができる。
【0169】これらの界面活性剤の配合量は、本発明の
組成物中の固形分100重量%当たり、通常、2重量%
以下、好ましくは1重量%以下である。これらの界面活
性剤は単独で添加してもよいし、また、いくつかの組み
合わせで添加することもできる。
【0170】精密集積回路素子の製造などにおいてレジ
スト膜上へのパターン形成工程は、基板(例:シリコン
/二酸化シリコン皮覆、ガラス基板、ITO基板等の透
明基板等)上に、本発明のネガ型フォトレジスト組成物
を塗布し、次に電子線(75keV以上の加速電圧条件
下)又はX線描画装置を用いて照射を行い、加熱、現
像、リンス、乾燥することにより良好なレジストパター
ンを形成することができる。
【0171】本発明のポジ型フォトレジスト組成物の現
像液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウ
ム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、
n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチ
ルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジ
メチルエタノールアミン、トリエタノーアミン等のアル
コ−ルアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、コリン等
の第四級アンモニウム塩、ピロール、ピペリジン等の環
状アミン類、等のアルカリ類の水溶液を使用することが
できる。更に、上記アルカリ類の水溶液にイソプロピル
アルコール等のアルコール類、ノニオン系等の界面活性
剤を適当量添加して使用することもできる。これらの現
像液の中で好ましくは第四アンモニウム塩、更に好まし
くは、テトラメチルアンモニウムヒドロオキシド、コリ
ンである。
【0172】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明の内容がこれにより限定されるものでは
ない。
【0173】[合成例1(ジスルホン基を有する構造例
(II−2)のモノマーの合成)]p−トルエンスルフィ
ン酸Na塩一水和物21.6g(0.110モル)をイ
オン交換水80mlに溶解し、室温にて攪拌しながら4
−スチレンスルホニルクロリド20.3g(0.100
モル)を滴下した。更に5時間、室温にて攪拌を続け
た。析出した白色固体を濾過、水洗し、乾燥させた後、
カラムクロマトグラフィー(充填剤:シリカゲル、展開
液:ヘキサン/酢酸エチル)にて精製した。白色粉体1
5.7gを得、NMR測定にて、構造が4−スチリルト
リルジスルホンであることを確認した。
【0174】[合成例2(本発明の樹脂(A−1)、
(A−2)の合成)]4−ブトキシスチレン4.76g
(0.027モル)、4−スチリルトリルジスルホン
0.97g(0.003モル)を1−メトキシ−2−プ
ロパノール30mlに溶解し、窒素気流及び撹拌下、7
0℃にて重合開始剤2,2’−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)(和光純薬工業(株)製;商品名
V−65)50mg、4−ブトキシスチレン11.1g
(0.063モル)、4−スチリルトリルジスルホン
2.26g(0.007モル)の1−メトキシ−2−プ
ロパノール70ml溶液を2時間かけて滴下した。2時
間後開始剤50mgを追加し、更に2時間反応を行っ
た。その後90℃に昇温し撹拌を1時間続けた。反応液
を放冷後、イオン交換水2Lに激しく撹拌しながら投入
することにより、白色の本発明の樹脂(A−1)を析出
させた。C13−NMR測定により、樹脂(A−1)の組
成を調べたところ、モル比で構造例(II−2)/(III
−1)=10/90であった。得られた樹脂(A−1)
18.5gを減圧下乾燥後、トルエン中、触媒量の塩酸
により4−ブトキシ基の一部を脱保護させ、本発明の樹
脂(A−2)14.3gを得た。C13−NMR測定によ
り、樹脂(A−2)の組成を調べたところ、モル比で構
造例(II−2)/(III−1)/(V−1)=10/2
6/64であることを確認した。またGPC測定によ
り、(A−1)、(A−2)の分子量は、重量平均(M
w:ポリスチレン標準)でそれぞれ12,100、1
1,500であった。
【0175】[合成例3(本発明の樹脂(A−3)の合
成)]合成例1と同様にして得た4−ブトキシスチレン
/4−スチリルトリルジスルホンの樹脂をトルエン中、
触媒量の塩酸を用いて4−ブトキシ基の脱保護を行っ
た。得られた樹脂12.6gをTHF80mlに溶解
し、これにエチルビニルエーテル2.12g(0.03
0モル)を加え、更に触媒量のp−トルエンスルホン酸
を添加して、40℃にて8時間反応させた。ピリジンに
て中和後、イオン交換水2Lに激しく撹拌しながら投入
することにより、白色樹脂を析出させた。析出した樹脂
を濾別後、減圧下乾燥することにより、本発明の樹脂
(A−3)14.1gを得た。C13−NMR測定によ
り、樹脂(A−3)の組成を調べたところ、モル比で構
造例(II−2)/(III−2)/(V−1)=9/31
/60であることを確認した。またGPC測定により、
(A−3)の分子量は、重量平均(Mw:ポリスチレン
標準)で12,100であることを確認した。
【0176】[合成例4〜20(本発明の樹脂(A)の
合成)]以下、同様にして表1に示す本発明(A)の樹
脂を合成した。
【0177】
【表1】
【0178】[実施例1〜11、及び比較例1〜3] (1)レジストの塗設 下記表2に示した成分をプロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート8.5gに溶解し、これにトリフ
ェニルイミダゾール0.01gと界面活性剤としてメガ
ファックR08(大日本インキ(株)製)0.01gを
添加して、本発明のレジスト組成物を調整した。各試料
溶液を0.1μmのテフロン(登録商標)フィルターで
濾過した後、スピンコーターによりヘキサメチルジシラ
ザン処理を施したシリコンウェハー上に塗布し、110
℃、90秒間真空密着型のホットプレート上で加熱乾燥
して、膜厚0.3μmのレジスト膜を得た。
【0179】
【表2】
【0180】なお表2中、溶解阻止剤のRは何れも−C
2COOC49(t)である。また比較例で使用した
樹脂はモル比で以下の組成のものである。
【0181】 樹脂(1): 構造例(III−2)/(V−1)=35/65、 分子量Mw=11,500 樹脂(2): 構造例(III−6)/(V−1)=36/64、 分子量Mw=11,800 樹脂(3): 構造例(V−2)、分子量Mw=10,700 樹脂(4): 構造例(V−1)/スチレン=85/15、分子量Mw=12 ,400
【0182】(2)レジストパターンの作成 このレジスト膜に電子線描画装置(加速電圧50Ke
V)を用いて照射を行った。照射後にそれぞれ110℃
の真空吸着型ホットプレートで60秒間加熱を行い、
2.38%テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド(TMAH)水溶液で60秒間浸漬し、30秒間水で
リンスして乾燥した。得られたパターンの断面形状を走
査型電子顕微鏡により観察した。また、感度は、0.2
0μmライン(ライン:スペース=1:1)を解像する
時の最小照射エネルギーを感度とし、その照射量におけ
る限界解像力(ラインとスペースが分離解像)を解像力
とした。0.20μmライン(ライン:スペース=1:
1)が解像しないものついては限界の解像力を解像力と
し、その時の照射エネルギーを感度とした。性能評価結
果を表3に示した。
【0183】
【表3】
【0184】表3の結果より、ジスルホン基を有する本
発明の樹脂(A)を用いたポジ型レジスト組成物は、同
基のない比較例に比べ、感度が大きく優れ、解像度、プ
ロファイルも向上することが判る。
【0185】[実施例12〜14、及び比較例4]上記
実施例2、5、7と、比較例1の組成を用い、上記と同
様にして作成したレジスト膜に対し、100KeVの加
速電圧の条件で、電子線描画装置を用いて照射を行っ
た。照射後に上記実施例と同様に加熱、現像、リンスを
行い、得られたパターンを走査型電子線顕微鏡により観
察した。上記実施例と同様に評価した結果を表4に示し
た。
【0186】
【表4】
【0187】表4の結果より、本発明のポジ型レジスト
組成物は、比較例の組成物に対し、高加速電圧での電子
線照射においても、良好な感度及び解像度を示すことが
判る。
【0188】
【発明の効果】本発明の電子線及びX線用ポジ型レジス
ト組成物により、高加速電圧の条件においても、感度、
解像度に優れ、矩形なプロファイルを有するポジ型レジ
スト組成物を提供できる。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA03 AB16 AC05 AC06 AD03 BE00 BE10 BG00 CB14 CB15 CB16 CB17 CB41 CC20 4J002 BC02X BC11X BC12W BC12X BE02X BG07W BG07X BG13W CC04X EA047 EB006 EJ077 EL067 EL087 EU186 EU216 EV057 EV207 EV227 EV236 EV246 EV296 FD200 FD206

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(II)で示される繰り返
    し単位を有する樹脂、及び(B)酸の作用により分解す
    る分子量3,000以下の低分子溶解阻止化合物を含有
    することを特徴とする電子線又はX線用ポジ型レジスト
    組成物。 【化1】 式中、R3は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換
    基を有していても良い、アルキル基又はハロアルキル基
    を表す。R4は置換基を有していても良い、アルキル
    基、シクロアルキル基、アリール基もしくはアラルキル
    基を表す。A1は、単結合、置換基を有しても良い、2
    価のアルキレン基、アルケニレン基、シクロアルキレン
    基もしくはアリーレン基、又は−O−CO−R9−、−
    CO−O−R10−、−CO−N(R11)−R12−を表
    す。R9、R10、R12は同じでも異なっていても良く、
    単結合、又はエーテル構造、エステル構造、アミド構
    造、ウレタン構造もしくはウレイド構造を有しても良
    く、置換基を有していても良い、2価のアルキレン基、
    アルケニレン基、シクロアルキレン基又はアリーレン基
    を表す。R11は水素原子、置換基を有していても良い、
    アルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又はアリ
    ール基を表す。
  2. 【請求項2】更に(C)アルカリ可溶性樹脂を含有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子線又はX線用ポ
    ジ型レジスト組成物。
  3. 【請求項3】(A)の樹脂が、酸の作用により分解し、
    樹脂のアルカリ現像液に対する溶解度を増大する基を有
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子線又
    はX線用ポジ型レジスト組成物。
  4. 【請求項4】 更に(D)電子線又はX線の照射により
    酸を発生する化合物を含有することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の電子線又はX線用ポジ型レジ
    スト組成物。
  5. 【請求項5】(A)の樹脂が、一般式(II)で示される
    繰り返し単位を少なくとも一つと、一般式(III)又は
    (IV)で示される繰り返し単位を少なくとも一つ有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子
    線又はX線用ポジ型レジスト組成物。 【化2】 式中、R3、R5は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、
    置換基を有していても良い、アルキル基又はハロアルキ
    ル基を表す。R4は置換基を有していても良い、アルキ
    ル基、シクロアルキル基、アリール基もしくはアラルキ
    ル基を表す。OR6、COOR6は酸の作用により分解し
    樹脂のアルカリ溶解度を増加する基を表す。R7、R8
    同じでも異なっていても良く、水素原子、ヒドロキシル
    基、ハロゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アシル基
    又は置換基を有していても良いアルキル基、シクロアル
    キル基、アルケニル基、アラルキル基もしくはアリール
    基を表す。A1、A2は同じでも異なっていても良く、単
    結合、置換基を有しても良い、2価のアルキレン基、ア
    ルケニレン基、シクロアルキレン基もしくはアリーレン
    基、又は−O−CO−R9−、−CO−O−R10−、−
    CO−N(R11)−R12−を表す。R9、R10、R12
    同じでも異なっていても良く、単結合、又はエーテル構
    造、エステル構造、アミド構造、ウレタン構造もしくは
    ウレイド構造を有しても良く、置換基を有していても良
    い、2価のアルキレン基、アルケニレン基、シクロアル
    キレン基又はアリーレン基を表す。R11は水素原子、置
    換基を有していても良い、アルキル基、シクロアルキル
    基、アラルキル基又はアリール基を表す。nは1〜3の
    整数を表す。また複数のR6同士、又はR6とR7又はR8
    が結合しても良い。
  6. 【請求項6】(A)の樹脂が、更に一般式(V)又は
    (VI)で示される繰り返し単位を少なくとも一つ有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電子
    線又はX線用ポジ型レジスト組成物。 【化3】 式中、R13は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換
    基を有していても良い、アルキル基又はハロアルキル基
    を表す。R14は水素原子、置換基を有していても良いア
    ルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アラルキ
    ル基、アリール基もしくはアシル基を表し、OR14、C
    OOR14として、アルカリ可溶基又は酸に対し実質的に
    分解性を示さない基を表す。R15、R16は同じでも異な
    っていても良く、水素原子、ヒドロキシル基、ハロゲン
    原子、シアノ基、アルコキシ基、アシル基又は置換基を
    有していても良いアルキル基、シクロアルキル基、アル
    ケニル基、アラルキル基もしくはアリール基を表す。A
    3は単結合、置換基を有しても良い、2価のアルキレン
    基、アルケニレン基、シクロアルキレン基もしくはアリ
    ーレン基、又は−O−CO−R9−、−CO−O−R10
    −、−CO−N(R11)−R12を表す。R9〜R12は前
    記と同義である。nは1〜3の整数を表す。また複数の
    14同士、又はR14とR15又はR16が結合しても良い。
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