JP2002172285A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2002172285A
JP2002172285A JP2000371322A JP2000371322A JP2002172285A JP 2002172285 A JP2002172285 A JP 2002172285A JP 2000371322 A JP2000371322 A JP 2000371322A JP 2000371322 A JP2000371322 A JP 2000371322A JP 2002172285 A JP2002172285 A JP 2002172285A
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sewing
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presser foot
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Toshihiko Kojima
俊彦 小島
Makoto Uchida
誠 内田
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Yamato Sewing Machine Mfg Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2303/00Applied objects or articles
    • D05D2303/02Tape
    • D05D2303/04Tape elastic

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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製開始時のゴムテープの挿入を容易とし、
縫製中には、通常姿勢でオペレータが縫製位置を確認で
き、縫製終了時には、ゴムテープの無テンション部を少
なくすることができるミシンを提供する。 【解決手段】 ミシン本体21の前面に帯状物供給手段
22が上下に移動可能に取付けられる。帯状物供給手段
22は、大ローラ30と小ローラ31とでゴムテープT
を挟み、大ローラ31をステッピングモータ35で回転
させることで、ゴムテープTを供給する。大ローラ30
および小ローラ31の直ぐ下には、ゴムテープTを切断
するためのメス装置32が設けられる。メス装置32を
介して送り出されたゴムテープTは、押え金27の帯状
物案内口50に挿入される。帯状物供給手段22は、帯
状物供給手段移動シリンダ36によって、供給部33が
押え金27に近接する近接位置と、離隔する離隔位置と
に変位駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブリーフや水着、
ジョギングパンツなどのゴム付けを行なうミシンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、ブリーフやジョギングパンツ
のウエスト部へのゴム付けを行なう従来のミシン1を示
す斜視図である。ミシン1は、オーバロックミシンであ
るミシン本体8に、ゴムテープTなどの帯状物を供給す
る帯状物供給手段2が備えられて構成される。帯状物供
給手段2は、供給部に大ローラ4と小ローラ5とを有
し、大ローラ4はステッピングモータ6によってタイミ
ングベルト7を介して回転駆動され、小ローラ5は大ロ
ーラ4に弾発的に当接して従動回転する。このような帯
状物供給手段2は針板10の上方に設けられ、またミシ
ン1の上方には図示しない帯状物送込み装置が設けられ
る。この帯状物送込み装置は、帯状物であるゴムテープ
Tを巻回したリールを回転自在に軸支しており、リール
から巻出されたゴムテープTは帯状物供給手段2の大ロ
ーラ4と小ローラ5との間に挟まれ、大ローラ4が回転
駆動することによって下方の針板10に向けて供給され
る。
【0003】針板10上には押え金11が配置され、こ
の押え金11には、帯状物供給手段2から供給されるゴ
ムテープTが挿入される帯状物案内口13が設けられ
る。この帯状物案内口13に挿入されたゴムテープTは
押え金11の下に送り出される。
【0004】また、針板10には布送り方向Aに延びる
送り溝(図示せず)が形成され、この送り溝には送り歯
が挿通され、この送り歯が送り溝内で布送り方向に楕円
運動することによって、押え金11の押え板14と針板
10との間に挟まれる生地を布送り方向Aに送り出す。
また、送られる生地を切断して、生地の端をそろえるメ
ス装置(図示せず)が、針板10の側部に設けられる。
【0005】ゴムテープTを縫い付ける場合には、オペ
レータは、生地を押え金11で押さえ、押え金11の帯
状物案内口13に挿入されたゴムテープTを押え金11
の下に挿入してミシン1を駆動させて縫う。ミシンを駆
動させると、生地の側部がメス装置で切断されながら送
られるとともに、ゴムテープTが供給され、生地の端に
沿ってゴムテープTを縫い付けることができる。また、
ゴムテープTを供給するステッピングモータ6の送り速
度を、生地の送り速度よりも遅らすことで、ローラ4,
5から針落ちまでの間のゴムテープTに一定のテンショ
ンをかけ、テンションをかけた状態でゴムテープを縫い
付けることができる。
【0006】このようにして、生地の周縁に沿ってゴム
テープTが縫い付けられ、ウエスト部を一周してゴムテ
ープTの縫い付けが完了すると、大ローラ4と小ローラ
5の下に配置されるメス装置3でゴムテープTを切断す
る。オペレータは、このようなゴムつけ作業を連続して
行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】帯状物供給手段2は、
大ローラ4、小ローラ5およびメス装置3からなる供給
部15が、押え金11にできるだけ近くなるように位置
に取付けられている。このため、生地をカットする部分
や、針落ち部を供給部15が完全にカバーしており、オ
ペレータが生地縫製時、縫製個所のカット代やどの位置
まで生地が進行しているか大変見難い状況となってい
る。
【0008】そのため、オペレータは通常の縫製と異な
り、頭の位置を変えて縫製部分を見る必要がある。この
行為により、オペレータの疲労が通常の縫製より激し
く、また、縫製部分の正確なカットが行ない難いなどの
問題があった。
【0009】このような問題を解消するために、帯状物
供給手段2の取付け位置を上にする方法が考えられる
が、縫製開始時にゴムテープT3を押え金11の帯状物
案内口13に挿入するとき、供給部と押え金11との距
離が遠くなり、ゴムテープTを正確に押え金11の帯状
物案内口13に挿入することが困難となる。
【0010】また、縫製終了時にゴムテープTをメス装
置3でカットするが、このとき、供給部が押え金11か
ら遠いと、縫い終わりに無テンションとなるゴムの長さ
が長くなり、製品の仕上がりが悪くなる。つまり、縫い
終わりの部分にテンションが掛からなくなる。
【0011】本発明の目的は、縫製開始時のゴムテープ
の挿入を容易とし、縫製中には、通常姿勢でオペレータ
が縫製位置を確認でき、縫製終了時には、ゴムテープの
無テンション部を少なくすることができるミシンを提供
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、供給部から帯状物を供給する帯状物供給手段がミシ
ン本体の押え金の上方に備えられ、針板と押え金とで生
地を挟んだ状態で生地を送り出すとともに、前記帯状物
供給手段の供給部から帯状物を生地上に供給し、生地と
帯状物とを重ねて縫い付けるミシンにおいて、前記帯状
物供給手段の少なくとも供給部が、前記押え金に近接し
た近接位置と、押え金から離隔した離隔位置とにわたっ
て移動可能に設けられることを特徴とするミシンであ
る。
【0013】請求項2記載の本発明は、前記帯状物供給
手段の少なくとも供給部を、近接位置から離隔位置にわ
たって移動させる駆動源と、縫製開始時に、帯状物供給
手段の少なくとも供給部を近接位置に配置し、縫製中に
は離隔位置に配置し、縫製終了前に近接位置に配置する
ように前記駆動源を制御する制御手段とを有することを
特徴とする。
【0014】請求項3記載の本発明は、記離隔位置は、
近接位置の上方に位置し、帯状物供給手段の少なくとも
供給部が上下に移動することを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、帯状物供給手段の少なく
とも供給部が、上下に移動可能に設けられ、縫製開始時
には、供給部が押え金および針落ち部に近接した近接位
置に配置されるので、帯状物を押え金の下に挿入する作
業が容易である。また、縫製中には、供給部は、針落ち
部から離隔した離隔位置に配置されるので、オペレータ
は、通常の姿勢で縫製位置を確認することができ、縫製
終了前には、供給部が再び近接位置に配置されるので、
帯状物がゴムテープの場合、終了部付近で無テンション
となることが防がれる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるミシン20の斜視図である。ミシン20は、オーバ
ロックミシンであるミシン本体21に帯状物供給手段2
2が取付けられて構成され、本実施形態では帯状物とし
てゴムテープTを供給し、たとえばブリーフやジョギン
グパンツなどのウエスト部のゴム付けを行なう場合に用
いる。
【0017】ミシン本体21のシリンダベッド部25上
には水平に針板26が配置され、針板26上には押え金
27が配置される。この押え金27は押え腕28の前端
部に取付けられ、押え腕28の後端部はミシン本体21
に軸支され、さらに押え腕28は下方にばね付勢され
る。押え金27の下の針板26には、針が落ちる針落ち
部(図示せず)、および布送り方向Aに延びる送り溝
(図示せず)が形成され、この送り溝内には送り溝内で
針の往復動に同期して楕円運動を行ない、針板26上の
生地を布送り方向Aに送る送り歯(図示せず)が設けら
れる。また、針板26の側部には、送られる生地の縁を
切断して整えるメス装置(図示せず)が設けられる。
【0018】ミシン本体21の前面には、帯状物供給手
段22が取付けられる。帯状物供給手段22は、大ロー
ラ30、小ローラ31およびメス装置32から成る供給
部33と、駆動源であるステッピングモータ35とを有
する。この帯状物供給手段22は、上下に移動可能に支
持されており、ミシン本体21に固定される帯状物供給
手段移動シリンダ36によって昇降する。
【0019】図2は、帯状物供給手段22の正面図であ
り、図3は左側面図である。ステッピングモータ35は
モータ取付け台40に保持され、モータ取付け台40は
ローラ装置取付け台41に取り付けられる。ステッピン
グモータ35の出力軸にはタイミングプーリ42が固定
され、タイミングベルト43を介してタイミングプーリ
44が回転する。タイミングプーリ44は、大ローラ3
0に軸(図示せず)を介して連結されている。これによ
り、ステッピングモータ35によって大ローラ30を回
転駆動することができる。
【0020】小ローラ31は、ローラリンク45に軸支
されており、ねじりばね46を介して小ローラ31は、
大ローラ30に弾発的に当接する。また、オペレータ
が、ローラリンク45に連結されるローラ押しレバーL
を押すことで、ローラリンク45が手前に引き上げら
れ、小ローラ31を大ローラ30から離隔させることが
できる。したがって、ゴムテープTをセットするには、
小ローラ31を離隔させた状態で、大ローラ30との隙
間にゴムテープTを挿入し、小ローラ31を元に戻す。
【0021】大ローラ30および小ローラ31は、外周
面がローレット加工されているので、大ローラ30と小
ローラ31とで、ゴムテープTを確実に挟持することが
できる。また、大ローラ30をステッピングモータ35
で回転駆動させると、小ローラ31が従動回転しなが
ら、大ローラ30と小ローラ31とで挟持されるゴムテ
ープTが下方に送り出される。
【0022】大ローラ30と小ローラ31の直ぐ下に
は、メス装置32が取付けられる。メス装置32は、固
定メス52と動メス53とからなり、これらの間をゴム
テープTが通過して送り出され、縫製終了時に、動メス
53を作動させることにより、ゴムテープTを切断する
ことができる。動メス53はシリンダ(図示せず)によ
って駆動される。押え金27には、帯状物案内口50が
形成され、メス装置32を介して送り出されたゴムテー
プTは、帯状物案内口50に挿入され、押え金27の下
面に案内される。
【0023】このような帯状物供給手段22は、供給部
33が、押え金27に近接する近接位置と、押え金27
から離隔する離隔位置とにわたって移動可能にミシン本
体21に取付けられる。図4は、帯状物供給手段22
が、近接位置にある状態を示す正面図であり、図5は、
帯状物供給手段22が上方に移動して離隔位置にある状
態を示す正面図である。
【0024】帯状物供給手段22のローラ装置取付け台
41は、ミシン本体21に固定される一対に案内板5
5,56間に配置される。案内板55には案内溝61が
形成され、モータ取付け台40には、案内溝61に嵌り
こむ案内片57が取付けられる。また、帯状物供給手段
22の上方には、帯状物供給手段移動シリンダ36が、
シリンダ取付け板60を介してミシン本体21に取付け
られる。帯状物供給手段移動シリンダ36は、シリンダ
ロッド59を下にして取付けられ、シリンダロッド59
の先端部が、ローラ装置取付け台41に連結される。こ
のような構成により、帯状物供給手段移動シリンダ36
を作動させ、ローラ装置取付け台41を上方に引き上げ
ることによって、帯状物供給手段22全体が上方に移動
し、供給部33を押え金27から離隔させた離隔位置に
配置することができる。また、帯状物供給手段移動シリ
ンダ36でローラ装置取付け台41を下方に移動させる
ことで、帯状物供給手段22全体を下降させ、供給部3
3を押え金27に近接させた近接位置に配置することが
できる。
【0025】図6に示すように、帯状物供給手段22が
近接位置にあるとき、供給部33が押え金27に近接し
た位置にあるので、縫製作業開始時に、ゴムテープTを
押え金27の帯状物案内口50に挿入する作業を容易に
行なうことができる。
【0026】また、図7に示すように、帯状物供給手段
22が離隔位置にあるとき、供給部33は押え金27お
よび針落ち部から離隔し、オペレータは、通常の姿勢で
針落ち部を見ることができる。つまり、縫製作業中に
は、帯状物供給手段22を離隔位置に配置することで、
オペレータは、針落ち部の視界を確保することができ、
縫製作業中の生地のカット代や、どの位置まで縫製作業
が進行しているかといったの縫製作業の確認を行なうこ
とができる。
【0027】また、縫製終了時には、メス装置32でゴ
ムテープTの切断を行なうが、このとき帯状物供給手段
22を離隔位置に配置した状態で切断すると、ゴムテー
プTの無テンション部分が長くなってしまう。そこで、
縫製終了直前に帯状物供給手段22を近接位置に配置す
ることで、無テンション部分を短くすることができる。
【0028】なお、本実施形態では、離隔位置は、近接
位置の約1.5cm上方にあるものとする。
【0029】図8は、ミシン20の制御ブロック図であ
る。ミシン20は、制御手段65によって帯状物供給手
段移動シリンダ36、ミシン回転モータ68、帯状物供
給手段22のステッピングモータ35、押え金27を昇
降させる押え揚げシリンダ66、およびゴムテープTを
切断するメス装置32の動メス駆動シリンダ67を制御
する。この制御手段65は、入力される信号S1〜S4
に応答して制御する。信号S1〜S3は、オペレータの
足元で操作されるペダル(図示せず)から出力され、踏
み込み信号S1、中立信号S2、および踏み返し信号S
3である。また、信号S4は、メス装置動作信号であ
り、たとえばオペレータの膝で操作する膝スイッチ(図
示せず)から出力される。
【0030】つぎに、図9のタイミングチャートを参照
して、ミシン20の制御動作について説明する。時刻t
0は、前回の縫製作業が終了し、つぎの縫製作業へ取り
かかるときの状態を示す。このとき、ペダルは踏み返し
位置にあり、押え揚げシリンダ66は、上昇位置にあっ
て押え金27が揚げられた状態となっている。したがっ
て、縫製終了した生地を取り出し、新たに縫製する生地
を針板26にセットすることができる。
【0031】またミシン回転モータ68はOFFとなっ
て針は停止しており、帯状物供給手段移動シリンダ36
は下位置にあって帯状物供給手段22は近接位置にあ
り、膝スイッチはOFFとなって動メス駆動シリンダ6
7は開いた状態にある。また、ステッピングモータ35
は、ペダルを踏み返したとき、ゴムテープを所定長さ送
り、押え金27の帯状物案内口50にゴムテープTを挿
入する。
【0032】生地のセットおよびゴムテープTの装着が
終わると、オペレータはペダルを中立位置に戻す(時刻
t1)。すると、ペダルからの中立信号S2に応答し
て、制御手段65は、押え揚げシリンダ66を下降位置
に下ろす。これによって、針板26上で、生地にゴムテ
ープTが重ねられた上から押え金27で押えられる。
【0033】つぎにオペレータがペダルを踏み込み位置
まで踏み込み(時刻t2)、縫製作業を開始する。する
と、踏み込み信号S1が制御手段65に入力され、これ
に応答して制御手段65は、ミシン回転モータ68を回
転させてミシンを駆動させるとともに、帯状物供給手段
移動シリンダ36を上位置に切り替えて帯状物供給手段
22を離隔位置に配置する。また、これとともに帯状物
供給手段22のステッピングモータ35を駆動させる。
これによって、生地とともにゴムテープTが供給され、
生地にゴムテープが縫い付けられて送り出される。この
とき、帯状物供給手段22は、離隔位置に配置されるの
で、オペレータは通常の姿勢で縫製位置を確認しながら
縫製作業を行なうことができる。
【0034】このようにして、ウエスト部にゴムを縫い
付け、縫製終了直前に、オペレータは膝スイッチをON
(時刻t3)する。すると、このメス装置動作信号S4
に応答して制御手段65は、帯状物供給手段移動シリン
ダ36を下位置にして帯状物供給手段22を近接位置に
移動させるとともに、ステッピングモータ35を停止さ
せてゴムテープの送り出しを止め、動メス駆動シリンダ
67を作動させてゴムテープTを切断する。このように
して、帯状物供給手段22を近接位置に配置してからゴ
ムテープTの切断を行なうので、無テンション部を短く
することができる。膝スイッチを戻してOFFにする
(時刻t4)と、動メス53が元に戻り、メス装置32
は再び開いた状態となる。
【0035】完全にゴム付けが完了し、オペレータがペ
ダルを中立位置に戻す(時刻t5)と、制御手段65に
中立信号S2が入力され、制御手段65はこれに応答し
てミシン回転モータ68を停止させる。
【0036】さらにオペレータがペダルを踏み返し位置
まで戻すと、踏み返し信号S3が制御手段65に入力さ
れ、これに応答して、制御手段65は押え揚げシリンダ
66を上昇させる。これによって、押え金26が上昇す
るので、オペレータはゴム付けが終了した生地を外し、
あらたな生地をセットし、上述した一連の作業を繰り返
す。また、このときステッピングモータが回転し、所定
量だけゴムテープTが供給され、押え金27の帯状物案
内口50にゴムテープTが挿入される。
【0037】上述した実施形態では、メス装置動作信号
S4は、膝スイッチから出力するように構成したが、本
発明はこれに限らず、たとえば運針カウンタを設け、縫
い始めからの運針数をカウントし、ゴム付け終了に対応
する所定運針数をカウントしたとき、制御手段65にメ
ス装置駆動信号S4を出力するようにしてもよい。これ
によって、オペレータが操作しなくとも、自動でゴム縫
い付けが終了したときに、ゴムを切断することができ
る。
【0038】またこれに限らず、光センサから成る生地
センサを用いるように構成してもよい。生地センサは、
たとえば生地の上で発光する発光部と、針板の下に設け
られ、生地にゴムが重なった部分を透過する光を受光す
る受光部とを有し、受光量に基づいてゴム付けが終了し
たか否かを検出する。ゴム付け途中では、生地の上にゴ
ムが1枚のみ重なった状態であり、ウエスト部を一周す
ると、ゴムが2重に重なった状態となる。したがって、
ゴムが一枚のときの受光量と、2重に重なったときの受
光量との差に基づいて、ゴム付けが終了したか否かを判
断することができる。このような生地センサによって、
オペレータが操作しなくとも、自動でゴム付け終了を判
断し、ゴムテープの切断を行なうことができる。
【0039】また本実施形態では、帯状物供給手段22
全体が昇降して近接位置と離隔位置との間で移動するよ
うに構成したが、これに限らず、供給部33のみ、つま
り大ローラ30、小ローラ32およびメス装置32のみ
が近接位置と離隔位置との間で移動可能とするように構
成してもよい。これによって、駆動部の構成を小型化す
ることができる。
【0040】また離隔位置は近接位置の上方としたが、
オペレータによって針落ち部が確認できる位置であれば
上方の位置に限らず、たとえば前方に移動させるように
構成してもよい。
【0041】また、帯状物供給手段の駆動源はシリンダ
としたがこれに限らず、電気モータであってもよく、さ
らには人力で移動させるように構成してもよい。また、
帯状物はゴムテープに限らず、布テープなどであっても
よい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、帯状物供
給手段の少なくとも供給部が、上下に移動可能に設けら
れ、縫製開始時には、供給部が針落ち部に近接した近接
位置に配置されるので、帯状物を押え金の下に挿入する
作業が容易である。また、縫製中には、供給部は、針落
ち部から離隔した離隔位置に配置されるので、オペレー
タは、通常の姿勢で縫製位置を確認することができ、縫
製終了前には、供給部が再び近接位置に配置されるの
で、帯状物がゴムテープの場合、終了部付近で無テンシ
ョンとなることが防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるミシン20全体を
示す斜視図である。
【図2】帯状物供給手段22の正面図である。
【図3】帯状物供給手段22の左側面図である。
【図4】帯状物供給手段22が近接位置にある状態を示
す正面図である。
【図5】帯状物供給手段22が離隔位置にある状態を示
す正面図である。
【図6】帯状物供給手段22の供給部33が近接位置に
ある状態を示す左側面図である。
【図7】帯状物供給手段22の供給部33が離隔位置に
ある状態を示す左側面図である。
【図8】ミシン20の制御ブロック図である。
【図9】制御手段65のタイミングチャートである。
【図10】従来のミシン1の全体構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
20 ミシン 21 ミシン本体 22 帯状物供給手段 26 針板 27 押え金 30 大ローラ 31 小ローラ 32 メス装置 33 供給部 35 ステッピングローラ 36 帯状物供給手段移動シリンダ 65 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B150 AA08 AA22 BA03 BA04 BB04 CB06 CC01 CE01 CE03 CE05 CE23 CE27 EH01 EH06 EH17 JA07 JA13 LA32 LA82 LA84 LB02 NA31 NA67 NA78 NB12 NC06 NC18 QA04 QA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給部から帯状物を供給する帯状物供給
    手段がミシン本体の押え金の上方に備えられ、針板と押
    え金とで生地を挟んだ状態で生地を送り出すとともに、
    前記帯状物供給手段の供給部から帯状物を生地上に供給
    し、生地と帯状物とを重ねて縫い付けるミシンにおい
    て、 前記帯状物供給手段の少なくとも供給部が、前記押え金
    に近接した近接位置と、押え金から離隔した離隔位置と
    にわたって移動可能に設けられることを特徴とするミシ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記帯状物供給手段の少なくとも供給部
    を、近接位置から離隔位置にわたって移動させる駆動源
    と、 縫製開始時に、帯状物供給手段の少なくとも供給部を近
    接位置に配置し、縫製中には離隔位置に配置し、縫製終
    了前に近接位置に配置するように前記駆動源を制御する
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載のミ
    シン。
  3. 【請求項3】 前記離隔位置は、近接位置の上方に位置
    し、帯状物供給手段の少なくとも供給部が上下に移動す
    ることを特徴とする請求項1または2記載のミシン。
JP2000371322A 2000-12-06 2000-12-06 ミシン Expired - Fee Related JP3735768B2 (ja)

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