JP2002168399A - ガスボンベ用バルブ装置 - Google Patents

ガスボンベ用バルブ装置

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JP2002168399A
JP2002168399A JP2000366484A JP2000366484A JP2002168399A JP 2002168399 A JP2002168399 A JP 2002168399A JP 2000366484 A JP2000366484 A JP 2000366484A JP 2000366484 A JP2000366484 A JP 2000366484A JP 2002168399 A JP2002168399 A JP 2002168399A
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pressure receiving
gas
fusible plug
valve
valve device
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JP2000366484A
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Mitsunori Sakai
光則 酒井
Masaru Takeda
勝 竹田
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Neriki KK
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Neriki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雰囲気温度が異常上昇したときに確実に安全
作動するガスボンベ用バルブ装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング2内にガス取出し路とガス逃
し路13とを設け、上記ガス取出し路に閉止弁を設ける
と共に上記ガス逃し路13に安全弁14を設ける。その
安全弁14の受圧孔20と出口室22と可溶栓装着室3
0とを直列かつ直線状に配置し、その出口室22から複
数の放出孔23を半径方向の外側へ延出する。上記の可
溶栓装着室30を、上記の受圧孔20よりも大径に形成
すると共に排出孔31を経て外気へ連通させる。上記の
受圧孔20に受圧部材35を保密状に挿入し、その受圧
部材35よりも大径のバックアップ部材36を上記の出
口室22に挿入する。上記のバックアップ部材36の左
端のバックアップ面36bと上記の可溶栓装着室30の
端壁29aとの間に可溶栓39を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧縮ガスや液化
ガスを収容するガスボンベに取り付けられるバルブ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブ装置には、ガスボンベの
雰囲気温度が異常上昇したときに上記ガスボンベ内のガ
スを逃がすための安全弁が付設される場合がある。その
安全弁付きバルブ装置には、従来では、実公昭25−7
390号公報に示すように次のように構成されたものが
ある。ガスボンベに取付けられるハウジング内にガス取
出し路とガス逃し路とを設け、上記ガス取出し路に閉止
弁を設けると共に上記ガス逃し路に安全弁を設ける。そ
して、上記の安全弁を、上流側から順に配置した可溶栓
と破裂板とによって構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の安全弁
は、可溶栓のクリープ現象によって漏れたガスを破裂板
によって封止できる点で優れるが、雰囲気温度が設定領
域になった場合であってもガス圧力が設定圧力に到達す
るまではガスボンベ内のガスを放出できないという問題
があった。本発明の目的は、雰囲気温度が異常上昇した
ときに確実に安全作動するガスボンベ用バルブ装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば、図1から図3、又は図
4に示すように、ガスボンベ用バルブ装置を次のように
構成した。ガスボンベAに取付けられるハウジング2内
にガス取出し路7とガス逃し路13とを設け、上記ガス
取出し路7に閉止弁10を設けると共に上記ガス逃し路
13に安全弁14を設ける。その安全弁14の受圧孔2
0と出口室22と放出孔23とを上記ガス逃し路13に
順に設け、上記の受圧孔20に対して上記の出口室22
と可溶栓装着室30とを直列かつ直線状に配置する。そ
の可溶栓装着室30を、上記の受圧孔20よりも大径に
形成すると共に排出孔31を経て外気へ連通させる。上
記の受圧孔20に封止接当する閉じ位置Sとその封止接
当状態を解除する開き位置とに移動される受圧部材35
を設ける。上記の受圧部材35よりも大径のバックアッ
プ部材36の一端を上記の受圧部材35に連結すると共
に上記バックアップ部材36の外周面36aを前記の出
口室22に連通する。上記バックアップ部材36は、上
記の受圧部材35を前記の閉じ位置Sへ移動させる進出
位置Mと、上記の可溶栓装着室30内に後退されて同上
の受圧部材35が前記の開き位置へ移動するのを許容す
る後退位置とに切換え可能とする。上記の進出位置Mの
バックアップ部材36の他端のバックアップ面36bと
上記の可溶栓装着室30の端壁29aとの間に可溶栓3
9を装着する。
【0005】上記の請求項1の発明は、例えば、上記の
図2又は図3に示すように、次のように作用する。バル
ブ装置の雰囲気温度が平常な状態では、前記の可溶栓3
9が固相に保たれている。このため、前記の受圧部材3
5の封止断面積に作用する開弁用ガス圧力は、前記バッ
クアップ部材36のバックアップ面36bを介して上記
の可溶栓39によって受け止められ、上記の受圧部材3
5が閉じ位置Sに保持される。この場合、上記の受圧部
材35の封止断面積よりも上記のバックアップ面36b
の面積が大きいため上記の可溶栓39の面圧が小さくて
すみ、その可溶栓39がクリープ現象によって前記の排
出孔31から押し出されることが防止される。何らかの
原因によって上記バルブ装置の雰囲気温度が設定温度領
域へ異常上昇した場合には、上記の可溶栓39が溶け出
して前記の受け止め力が大幅に低下する。すると、前記
の受圧部材35に作用する前記の開弁用ガス圧力によっ
て前記バックアップ部材36が可溶栓装着室30内へ後
退して液状の可溶栓39を前記の排出孔31から外部へ
押し出し、これと同時に、上記の受圧部材35が開き位
置へ移動する。これにより、ガスボンベ内のガスが前記
の受圧孔20と前記の出口室22と前記の放出孔23と
を順に通って外部へ逃がされる。
【0006】上記の請求項1の発明は次の効果を奏す
る。受圧孔に封止接当する受圧部材よりも大径のバック
アップ部材を設けることによってクリープ現象による可
溶栓の押し出しを防止できる。このため、前述の従来技
術の破裂板を省略して、雰囲気温度が異常上昇したとき
にガスボンベ内のガスを確実に放出できる。しかも、上
記の受圧部材を受圧孔に封止接当させるのに対して、上
記のバックアップ部材の外周面は、前記の出口室に連通
させるだけでよく、保密状に嵌合させる必要がない。こ
のため、そのバックアップ部材と上記の出口室および前
記の可溶栓装着室との嵌合構造が簡素となり、その安全
弁を安価かつ小形に造れる。そのうえ、上記のバックア
ップ部材は、上記の保密嵌合を省略することによって封
止部材に起因する摩擦抵抗が無くなるので、円滑に移動
できる。
【0007】請求項2の発明に示すように、上記の請求
項1の発明においては、前記の出口室22の周壁に前記
の放出孔23を複数設けて、これら複数の放出孔23を
半径方向へ延びるように形成することが好ましい。その
請求項2の発明は、前記の第2ハウジングの周壁に軸心
方向へ延びる放出孔を設ける場合と比べて、その周壁の
厚さを薄くできる。このため、その安全弁を小形化し
て、バルブ装置をコンパクトかつ軽量に造れる。
【0008】請求項3の発明に示すように、上記の請求
項2の発明においては、前記の複数の放出孔23の外端
開口23aを封止部材25によって封止可能に構成し、
これら放出孔23のうちのいずれか一つの放出孔からガ
ス漏れ検出孔26を分岐させることが好ましい。その請
求項3の発明は、安全弁のガス漏れチェック時に上記の
複数の外端開口を封止部材によって封止することによ
り、受圧部材と受圧孔との間から漏れたガスを出口室と
放出孔と上記ガス漏れ検出孔とを経て排出できる。この
ため、その排出されたガスの有無をチェックすることに
よって安全弁のガス漏れを確実に検出できる。
【0009】請求項4の発明に示すように、上記の請求
項1から3の各発明においては、前記ハウジング2を前
記の閉止弁用の第1ハウジング部分3と前記の安全弁用
の第2ハウジング部分4とによって構成し、その第2ハ
ウジング部分4に有底筒29を外側から取付け、その有
底筒29の内部空間によって前記の可溶栓装着室30を
構成することが好ましい。その請求項4の発明は、可溶
栓を設けた有底筒を第2ハウジング部分に取り付けるこ
とによって上記の可溶栓を安全弁に装着できるので、そ
の安全弁の組み付けを容易かつ確実に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図3は本発明の第1実施
形態を示している。この実施形態では、天然ガス自動車
に搭載する圧縮天然ガスボンベAのガスボンベ用バルブ
装置1に本発明を適用した場合を例示してある。なお、
そのガスボンベAには、約20MPaの圧縮天然ガスが
充填可能になっている。
【0011】まず、図1の立面図によって上記バルブ装
置1の概要を説明する。そのバルブ装置1のハウジング
2は、閉止弁装着用の第1ハウジング部分3と、その第
1ハウジング部分3の上左部にネジ止めした安全弁装着
用の第2ハウジング部分4と、上記の第1ハウジング部
分3の脚ネジ部3aの下面にネジ止めした過流防止弁装
着用の筒部材5とを備える。上記の脚ネジ部3aがガス
ボンベAの首部にネジ止め可能になっている。
【0012】上記の筒部材5と上記の第1ハウジング部
分3とにわたってガス取出し路7が形成される。そのガ
ス取出し路7の始端7aが上記の筒部材5の下面に開口
され、同上ガス取出し路7の終端7bが上記の第1ハウ
ジング部分3の接続フランジ8に開口される。上記の筒
部材5内で上記ガス取出し路7の上流部分に過流防止弁
(図示せず)が設けられる。また、上記の第1ハウジング
部分3内で上記のガス取出し路7の下流部分に閉止弁1
0の閉止弁座および閉止弁室が設けられ(いずれも図示
せず)、その閉止弁室に挿入した閉止部材(図示せず)を
回転ハンドル11によって上記の閉止弁座に開閉させる
ようになっている。なお、この実施形態では、上記の接
続フランジ8のネジ孔8a・8aには、上記ガス取出し
路7の終端7bに連通される電磁弁(図示せず)がネジ止
め可能になっている。
【0013】上記の第1ハウジング部分3と前記の第2
ハウジング部分4とにわたってガス逃し路13が設けら
れる。そのガス逃し路13の始端13aが前記の脚ネジ
部3aの下面に開口され、同上ガス逃し路13の終端寄
り部分に安全弁14が設けられる。上記の安全弁14の
具体的な構造を上記の図1を参照しながら図2と図3に
よって説明する。図2は、上記の図1中のII−II線矢視
の拡大断面図である。図3は、同上の図1中のIII−III
線矢視の拡大図である。
【0014】上記の第2ハウジング部分4は、六角ナッ
ト状に形成され、その右メネジ16を前記の第1ハウジ
ング部分3の雄ノズル3bに螺合することにより、内ス
リーブ17のフランジ17aの右端面が上記の雄ノズル
3bの左端面に保密状に押圧固定される。
【0015】上記の内スリーブ17内に受圧孔20とテ
ーパ孔21とが順に形成される。また、上記の第2ハウ
ジング部分4の左右方向の途中部に、上記テーパ孔21
に連通する出口室22が形成される。その出口室22の
周壁に、半径方向へ延びる6つの放出孔23が形成され
る。これら複数の放出孔23の外端開口23aにわたっ
て円弧状の外周溝24が形成され、その外周溝24には
後述のOリング(封止部材)25が装着可能になってい
る。また、これら複数の放出孔23のうちのいずれか一
つの放出孔23からガス漏れ検出孔26が分岐されてい
る。
【0016】さらに、上記の第2ハウジング部分4の左
メネジ28に有底筒29が左外側から螺合される。その
有底筒29の内部に可溶栓装着室30が構成され、その
可溶栓装着室30と前記の出口室22と前記の受圧孔2
0とが直列かつ直線状に配置される。その可溶栓装着室
30及び上記の出口室22が上記の受圧孔20よりも大
径に形成される。また、上記の可溶栓装着室30は、上
記の有底筒29の底壁29aに形成した5つの排出孔3
1を経て外気へ連通されている。
【0017】上記の安全弁14の作動器33は、上記の
受圧孔20に2つのOリング34を介して保密状に挿入
される受圧部材35と、その受圧部材35よりも大径に
形成されて前記の出口室22に挿入したバックアップ部
材36とを備える。そのバックアップ部材36の一端面
である右端面が連結ロッド37を介して上記の受圧部材
35に連結される。上記バックアップ部材36の外周面
36aが、前記の出口室22の周壁に嵌合されると共
に、その嵌合隙間を経て上記の出口室22に連通されて
いる。なお、この実施形態では、上記の受圧部材35と
バックアップ部材36と連結ロッド37との3つの部材
を一体に形成してあるが、隣り合う2つの部材だけを一
体に形成してもよく、さらには、個別に製作した3つの
部材をネジ止め等によって締結してもよい。
【0018】図2に示すように、上記バックアップ部材
36は、右方の進出位置Mへ切換えられた状態では、上
記の受圧部材35を前記の受圧孔20に封止接当する閉
じ位置Sへ移動させる。これに対して、前記の有底筒2
9内から可溶栓39が排出された状態では、上記のバッ
クアップ部材36は、前記の可溶栓装着室30内の後退
位置(図示せず)に切換えられて、同上の受圧部材35が
前記のテーパ孔21内の開き位置へ移動するのを許容す
る。
【0019】上記の進出位置Mのバックアップ部材36
の他端のバックアップ面36bと上記の可溶栓装着室3
0の端壁である前記の底壁29aとの間に上記の可溶栓
39が装着されている。この実施形態では、上記の可溶
栓39は、三元共晶合金によって構成され、設定温度領
域で溶解するようになっている。ちなみに、この実施形
態では、上記の設定温度領域は、摂氏100度から110度程
度である。
【0020】上記の安全弁14は、例えば次の手順で前
記の第1ハウジング部分3に組み付けられる。まず、上
記の第1ハウジング部分3の前記の雄ノズル3b内に前
記の内スリーブ17を挿入し、その状態で、前記の第2
ハウジング部分4の右メネジ16を上記の雄ノズル3b
にネジ止めする。次いで、上記の内スリーブ17と前記
の出口室22とにわたって前記の作動器33を左方から
挿入する。引き続いて、前記の可溶栓39を設けた前記
の有底筒29を上記の第2ハウジング部分4の前記の左
メネジ28にネジ止めするのである。
【0021】その後、上記の作動器33の前記の受圧部
材35の封止状態をチェックする。より詳しくいえば、
前記の外周溝24に前記のOリング25を装着して、前
記の6つの放出孔23の各外端開口23aを保密状に覆
う。そして、前記の雄ノズル3b内の圧縮天然ガスが出
口室22へ漏出した場合には、その漏出ガスが上記の放
出孔23と前記のガス漏れ検出孔26とを通って外部へ
排出される。このため、その検出孔26の開口端から排
出されるガスの有無をチェックすることによってガス漏
れを確認できる。なお、前記の内スリーブ17の前記フ
ランジ17aの右端面と前記の雄ノズル3aの左端面と
の間の漏れは、別のガス漏れ検出孔41によって検出可
能になっている。
【0022】上記の安全弁14は次のように作動する。
前記のバルブ装置1の雰囲気温度が平常な状態では、前
記の可溶栓39が固相に保持されている。このため、前
記の雄ノズル3b内のガス圧力によって前記の受圧部材
35の封止断面積に作用する開弁力は、前記バックアッ
プ部材36のバックアップ面36bを介して上記の可溶
栓39によって受け止められ、上記の受圧部材35が閉
じ位置Sに保持される。この場合、上記バックアップ面
36bの面積が大きいため上記の可溶栓39の面圧が小
さくてすむ。これにより、上記の可溶栓39がクリープ
現象によって前記の排出孔31から押し出されることが
防止されている。
【0023】何らかの原因によって上記のバルブ装置1
の雰囲気温度が前記の設定温度領域(ここでは摂氏100度
から110度程度)へ異常上昇した場合には、上記の可溶栓
39が溶け出して前記の受け止め力が大幅に低下する。
すると、前記の受圧部材35に作用する前記の開弁力に
よって前記のバックアップ部材36が可溶栓装着室30
内へ後退して液状の可溶栓39を前記の排出孔31から
外部へ押し出し、これと同時に、上記の受圧部材35が
前記テーパ孔21内の開き位置へ移動する。これによ
り、前記の雄ノズル3b内のガスが前記の受圧孔20と
テーパ孔21と出口室22と複数の放出孔23とを順に
通って外部へ逃がされるのである。
【0024】図4は、本発明の第2実施形態を示し、前
記の図2に相当する図である。この第2実施形態におい
ては、上記の第1実施形態と同じ構成の部材には原則と
して同一の符号を付けて説明する。この場合、前記の第
2ハウジング部分4を袋ナット状に形成して、その第2
ハウジング部分4の左端壁内に前記の可溶栓39を装着
してある。前記の可溶栓装着室30を外部へ連通させる
前記の排出孔31は、半径方向へ延びるように形成され
ている。また、前記の出口室22を外部へ連通させる前
記の放出孔23は軸心方向へ延びるように形成されてい
る。さらに、前記のバックアップ部材36の外周面36
aは、その全域が前記の出口室22に開放されて、その
出口室22に直接に連通されている。
【0025】上記の第1または第2の各実施形態は、次
のように変更可能である。前記の放出孔23の設置数量
は、例示の6つに限定されるものでなく、少なくとも一
つ設ければよい。また、前記の排出孔31の設置数量
も、例示の5つに限定されるものでなく、少なくとも一
つ設ければよい。なお、前述の図2においては、上記の
排出孔31を前記の有底筒29の底壁29aに軸心と平
行に形成している。これに代えて、上記の排出孔31を
軸心に対して斜め方向に形成してもよい。さらには、上
記の排出孔31を断面視でL字状に形成して、その排出
孔31の外端部を上記の底壁29aの外周面に開口させ
てもよい。前記の作動器33を左方の後退位置へ付勢す
る弱いバネ(図示せず)を前記バックアップ部材36と前
記の内スリーブ17との間に装着してもよい。
【0026】上記バックアップ部材36のバックアップ
面36bと前記の可溶栓39との間にはガスケット(図
示せず)を装着してもよい。この場合、上記の可溶栓3
9が溶け出したときに、その液状の可溶栓39が前記の
放出孔23へ流出するのを上記ガスケットによって防止
できるので、その放出孔23から円滑にガスを放出でき
る。また、上記バックアップ部材36の前記の外周面3
6aは、そのほぼ全域を前記の出口室22の周壁に所定
の隙間をあけて嵌合させたり、そのほぼ全域を同上の出
口室22に開放させたりするとしたが、これに代えて、
上記の外周面36aの一部分だけを上記の出口室22の
周壁に嵌合させてもよい。
【0027】前記の可溶栓39は、前記の可溶栓装着室
30に溶し込んで固化させておく場合や、所定の形状に
予め成形しておいた可溶栓39を上記の可溶栓装着室3
0に挿入(又は嵌入)する場合などが考えられる。なお、
前述の図2では、前記の排出孔31内にも可溶栓39を
充填した場合を例示したが、その排出孔31内には可溶
栓39を充填しないようにしてもよい。本発明のバルブ
装置は、例示した圧縮天然ガスボンベだけでなく、別の
種類の圧縮ガスや液化ガスを収容するガスボンベに適用
できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、ガスボンベ用バ
ルブ装置の立面図である。
【図2】上記の図1中のII−II線矢視の拡大断面図であ
る。
【図3】同上の図1中のIII−III線矢視の拡大図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態を示し、上記の図2に相
当する図である。
【符号の説明】
2…ハウジング、3…第1ハウジング部分、4…第2ハ
ウジング部分、7…ガス取出し路、10…閉止弁、13
…ガス逃し路、14…安全弁、20…受圧孔、22…出
口室、23…放出孔、23a…外端開口、25…封止部
材(Oリング)、26…ガス漏れ検出孔、29…有底筒、
29a…可溶栓装着室30の端壁(有底筒29の底壁)、
30…可溶栓装着室、31…排出孔、35…受圧部材、
36…バックアップ部材、36a…外周面、36b…バ
ックアップ面、39…可溶栓、A…ガスボンベ、M…バ
ックアップ部材36の進出位置、S…受圧部材35の閉
じ位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E072 AA01 GA30 3H059 AA04 BB02 CE07 EE01 FF05 3H061 BB02 CC02 DD02 EA32 EC12 EC18 GG05 GG17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスボンベ(A)に取付けられるハウジン
    グ(2)内にガス取出し路(7)とガス逃し路(13)とを設
    け、上記ガス取出し路(7)に閉止弁(10)を設けると共
    に上記ガス逃し路(13)に安全弁(14)を設け、 その安全弁(14)の受圧孔(20)と出口室(22)と放出
    孔(23)とを上記ガス逃し路(13)に順に設け、上記の
    受圧孔(20)に対して上記の出口室(22)と可溶栓装着
    室(30)とを直列かつ直線状に配置し、その可溶栓装着
    室(30)を、上記の受圧孔(20)よりも大径に形成する
    と共に排出孔(31)を経て外気へ連通させ、 上記の受圧孔(20)に封止接当する閉じ位置(S)とその
    封止接当状態を解除する開き位置とに移動される受圧部
    材(35)を設け、 上記の受圧部材(35)よりも大径のバックアップ部材
    (36)の一端を上記の受圧部材(35)に連結すると共に
    上記バックアップ部材(36)の外周面(36a)を前記の
    出口室(22)に連通し、 上記バックアップ部材(36)は、上記の受圧部材(35)
    を前記の閉じ位置(S)へ移動させる進出位置(M)と、上
    記の可溶栓装着室(30)内に後退されて同上の受圧部材
    (35)が前記の開き位置へ移動するのを許容する後退位
    置とに切換え可能とされ、 上記の進出位置(M)のバックアップ部材(36)の他端の
    バックアップ面(36b)と上記の可溶栓装着室(30)の
    端壁(29a)との間に可溶栓(39)を装着した、ことを
    特徴とするガスボンベ用バルブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のガスボンベ用バルブ装置にお
    いて、 前記の出口室(22)の周壁に前記の放出孔(23)を複数
    設けて、これら複数の放出孔(23)を半径方向へ延びる
    ように形成した、ことを特徴とするガスボンベ用バルブ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のガスボンベ用バルブ装置にお
    いて、 前記の複数の放出孔(23)の外端開口(23a)を封止部
    材(25)によって封止可能に構成し、これら放出孔(2
    3)のうちのいずれか一つの放出孔からガス漏れ検出孔
    (26)を分岐させた、ことを特徴とするガスボンベ用バ
    ルブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載したガ
    スボンベ用バルブ装置において、 前記ハウジング(2)を前記の閉止弁用の第1ハウジング
    部分(3)と前記の安全弁用の第2ハウジング部分(4)と
    によって構成し、その第2ハウジング部分(4)に有底筒
    (29)を外側から取付け、その有底筒(29)の内部空間
    によって前記の可溶栓装着室(30)を構成した、ことを
    特徴とするガスボンベ用バルブ装置。
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