JP2002167986A - 住宅建物 - Google Patents

住宅建物

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JP2002167986A
JP2002167986A JP2000368726A JP2000368726A JP2002167986A JP 2002167986 A JP2002167986 A JP 2002167986A JP 2000368726 A JP2000368726 A JP 2000368726A JP 2000368726 A JP2000368726 A JP 2000368726A JP 2002167986 A JP2002167986 A JP 2002167986A
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Japan
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floor
living room
deck
ventilation
artificial pond
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Application number
JP2000368726A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ishida
建一 石田
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】空調装置を使用することなく自然による快適な
居住環境を効率よく形成することができる住宅建物を提
供する。 【解決手段】人工池2に隣接した住宅建物1であって、
一階11からは、人工池2上を被覆するデッキ10が設
けられ、デッキ10に面した住宅建物1内は、一階居室
11aの上層階に吹き抜け空間12aが設けられ、一階
居室11aは、デッキ10に面して通風部5が設けら
れ、吹き抜け空間12aは、上記通風部5と対向する位
置に換気部6が設けられ、夏季は、採光窓3からの採光
を遮断し、人工池2上の空気を、通風部5から一階居室
11aに取り入れ、吹き抜け空間12aを介して換気部
6から排気するようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、夏季の通風を考慮
した省エネルギー型の住宅建物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高温の空気は、低温の空気より
も比重が軽いために上部に移動する。したがって、建物
においては、上層部が高温で、下層部が低温となる。
【0003】そこで、従来の住宅建物は、これを防止す
るために、開口部を開放し、通風により高温空気の排出
を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うに開口部を開放した通風では、外気温度が高温の場合
には、高温の空気をそのまま室内に導入することとなる
ため、室内空気を低下することができないといった不都
合を生じることとなる。
【0005】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、空調装置を使用することなく自然による快適
な居住環境を効率よく形成することができる住宅建物を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の住宅建物は、人工池に隣接して建物本体が設
けられており、建物本体の一階からは、人工池上を被覆
するようにデッキが設けられるとともに、このデッキに
面した建物本体内は、一階居室の上層階に吹き抜け空間
が設けられており、一階居室は、デッキに面して通風可
能な通風部が設けられ、吹き抜け空間は、上記通風部と
対向する位置に換気部が設けられており、人工池上の空
気を、通風部から一階居室に取り入れ、吹き抜け空間を
介して換気部から排気するようになされたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0008】図1は住宅建物1の全体構成の概略を示
し、図2および図3は同住宅建物1の間取りを示してい
る。
【0009】すなわち、この住宅建物1は、人工池2に
隣接して設けられてなり、一階11からは、人工池2上
を被覆するようにデッキ10が設けられるとともに、こ
のデッキ10に面した一階11の居間11aは、二階1
2に吹き抜けられてなり、一階11の居間11aは、南
に面して採光調節可能な採光窓3が設けられるとともに
蓄熱床4が設けられ、かつ、デッキ10に面して通風可
能な通風部5が設けられ、吹き抜け空間12aは、南に
面して採光調節可能な採光窓3が設けられるとともに、
上記通風部5と対向する位置に換気部6が設けられてい
る。
【0010】一階11は、玄関口11bを入った玄関土
間11cの横にホームエレベータ7が設けられている。
玄関土間11cから奥行きD方向に沿った正面は、床面
が蓄熱材からなる蓄熱床4で仕上げられた居間11aが
構成されている。居間11aの間口W方向に沿った一方
には、主寝室11d、浴室11e、洗面所11fが形成
されている。また、居間11aの間口W方向に沿った他
方には、間仕切家具11gによって二室に分割された子
供部屋11hが形成されている。子供部屋11hから奥
行きD方向に沿った屋外には駐車場11iが設けられ、
駐車場11iからさらに奥行きD方向に沿って離れ8が
設けられている。
【0011】デッキ10は、居間11aおよび主寝室1
1dの奥行きD方向に沿った屋外に間口W方向に沿って
設けられている。このデッキ10のうち、居間11aの
屋外に相当する部分は、人工池2の上を被覆するように
なされている。
【0012】二階12は、一階11の居間11aの上方
が吹き抜け空間12aとなされている。この吹き抜け空
間12aの間口W方向に隣接して居間12bが設けられ
ている。この居間12bは、二階12の床レベルよりも
約階段三段ぶん程度低く形成された中二階を構成するよ
うになされている。この居間12bへは、一階11の居
間11aとの間に設けられた階段12cによって昇降す
るようになされている。また、居間12bと二階12の
床レベルとの間にも三段ぶんの階段12dが設けられて
いる。居間12bから階端12dを昇って奥行きD方向
に隣接した位置には、書斎12e、洗面所12fが設け
られている。洗面所12fから間口W方向に隣接した位
置には、ホームエレベータ7、テラス12gが設けられ
ている。洗面所12f、ホームエレベータ7、テラス1
2gの奥行きD方向に隣接した位置には、間口W方向に
沿って廊下12hが設けられている。居間12bと対向
して吹き抜け空間12aの間口W方向に隣接する位置に
は、ダイニングキッチン12iが設けられている。ダイ
ニングキッチン12iから奥行きD方向に沿った屋外に
は、バルコニー12jが設けられ、バルコニー12jか
らさらに奥行きD方向に沿った奥側には、離れ8が設け
られている。この二階2のバルコニー12jへは、ダイ
ニングキッチン12iに面した掃きだし窓12kから出
入りできるようになされている。また、一階11の屋外
に設置された螺旋階段9によっても、バルコニー12j
へ昇降できるようになされている。
【0013】吹き抜け空間12a、居間12b、ダイニ
ングキッチン12iは、他の二階12の部分よりも天井
高が高くなされており、奥行きD方向に沿って北側から
南側へ葺き下げられた片流れ屋根91を構成するように
なされている。この片流れ屋根91の屋上には、太陽光
発電ユニット92が設けられる。
【0014】人工池2は、一階11の居間11aの奥行
きD方向に隣接し、かつ、駐車場11iおよび離れ8の
間口W方向に隣接した位置に形成される。また、この人
工池2は、一階11の居間11aの基礎部分にも、一部
分入り込んだ形で形成されている。この人工池2の深さ
については、特に限定されるものではないが、日射など
の影響を受けずに地熱と同様に安定した水温を維持する
ためには、ある程度の深さがあることが好ましい。この
人工池2は、夏季においても、直射日光によって水温が
上昇せず、地熱と略同等の温度を維持するように、デッ
キ10、離れ8および植採90などによって、直射日光
を避けて日陰を作るようになされている。
【0015】採光窓3は、一階11の居間11aの奥行
きD方向に沿った屋外側に面する壁面と、二階12の吹
き抜け空間12aの奥行きD方向に沿った屋外側に面す
る壁面とに設けられる。このうち、一階の居間11aに
設けられる採光窓3は、デット10と居間11aとの間
を出入りできるようになされた掃き出し窓のサイズに形
成されている。また、二階12の吹き抜け空間12aに
設けられる採光窓3は、一階11の居間11aから開閉
が行えるようになされたものであってもよいし、嵌め殺
し窓であってもよい。これらの採光窓3は、二枚のガラ
ス板31の間に、電動式のルーバー32が設けられて構
成されている。このルーバー32は、夏季には、屋外か
らの日射が居間11aおよび吹き抜け空間12aに入ら
ないように遮光して室内空間の温度上昇を避けるように
なされている。また、このルーバー32は、冬季には、
屋外からの日射を、居間11aおよび吹き抜け空間12
aに取り入れて、その日射熱を蓄熱床4に蓄熱できるよ
うになされている。
【0016】蓄熱床4は、太陽光をそのまま吸収して蓄
熱でき、かつ床材としての上を人が行き来することがで
きるものであれば、特に限定されるものではなく、多孔
質に形成されたセラミック系の床材を使用することがで
きる。
【0017】通風部5は、一階11の居間11aのう
ち、採光窓3の近傍に面した床面に、スリット状の開口
が形成されることによって構成されいてる。この通風部
5は、人工池2の水面上に位置するようになされ、人工
池2の水面を流れる空気を居間11a内に取り入れるこ
とができるようになされている。また、この通風部5
は、手動または電動によって開閉できるようになされて
いる。
【0018】換気部6は、片流れ屋根ユニット91の北
側壁面に固定するようになされた換気扇によって構成さ
れている。この換気部6は、吹き抜け空間12aの空気
が暖かくなって温度が上昇してきた際に作動するように
なされている。
【0019】このようにして構成される住宅建物1にお
いて、夏季は、人工池2の水面を流れる空気を、通風部
5から居間11aに取り入れ、吹き抜け空間12aを介
して換気部6から排気することができる。この際、人工
池2は、直射日光によって水温が上昇せず、地熱と略同
等の温度を維持するように、デッキ10、離れ8および
植採90などによって、直射日光を避けて日陰を作るよ
うになされているので、水面で冷やされた冷たい空気を
居間11aに取り入れることができる。また、換気部6
からは、吹き抜け空間12aに溜まった暖かい空気を排
気することで、居間11aに取り入れた冷たい空気が上
昇することとなり、居住空間全体が快適な温度に調整さ
れることとなる。なお、採光窓3は、ルーバー32を調
整することによって、直射日光を遮光して居住空間の温
度上昇を避ける。
【0020】また、冬季には、採光窓3のルーバー32
を調整することによって居間11aおよび吹き抜け空間
12aに直射日光を取り入れ、その太陽熱を蓄熱床4に
蓄熱することができる。この際、通風部5は、人工池2
からの冷たい空気が入り込まないように閉じておく。こ
れによって、居間11aは、足物の蓄熱床4から暖かく
することができるとともに、採光窓3からの採光によっ
ても暖かくなり、居住空間全体を快適な温度に調整する
ことができる。
【0021】なお、上記夏季および冬季においては、採
光窓3のルーバー32の調整、通風部5の開閉、換気部
6からの排気を調整することによって簡単に行うことが
できる。したがって、居間11aや吹き抜け空間12a
に温度センサ(図示省略)を設けておき、この温度セン
サ(図示省略)に応じてこれらを自動調整して居住空間
の温度を制御してもよい。この際、制御は、太陽光発電
ユニット92から得られる電力によってまかなうことが
できる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、夏
季は、人工池上の低温の空気を、通風部から一階居室に
取り入れ、吹き抜け空間を介して換気部から排気するこ
とで、上層階の吹き抜け空間に涼風を取り入れることが
できる。したがって、空調装置を使用することなく、自
然による快適な居住環境を効率よく形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る住宅建物の全体構成の概略を示す
斜視図である。
【図2】本発明に係る住宅建物の全体構成の概略を示す
縦断面図である。
【図3】本発明に係る住宅建物の一階の間取りを示すプ
ラン図である。
【図4】本発明に係る住宅建物の二階の間取りを示すプ
ラン図である。
【符号の説明】 1 住宅建物 10 デッキ 11 一階 11a 居間 12 二階 12a 吹き抜け空間 2 人工池 5 通風部 6 換気部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工池に隣接して建物本体が設けられて
    おり、建物本体の一階からは、人工池上を被覆するよう
    にデッキが設けられるとともに、このデッキに面した建
    物本体内は、一階居室の上層階に吹き抜け空間が設けら
    れており、 一階居室は、デッキに面して通風可能な通風部が設けら
    れ、 吹き抜け空間は、上記通風部と対向する位置に換気部が
    設けられており、 人工池上の空気を、通風部から一階居室に取り入れ、吹
    き抜け空間を介して換気部から排気するようになされた
    ことを特徴とする住宅建物。
JP2000368726A 2000-12-04 2000-12-04 住宅建物 Pending JP2002167986A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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