JP2002164878A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002164878A
JP2002164878A JP2000361543A JP2000361543A JP2002164878A JP 2002164878 A JP2002164878 A JP 2002164878A JP 2000361543 A JP2000361543 A JP 2000361543A JP 2000361543 A JP2000361543 A JP 2000361543A JP 2002164878 A JP2002164878 A JP 2002164878A
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JP2000361543A
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Yoshifumi Tanimoto
好史 谷本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ通信網を介するファクシミリ通
信において、ID−NIKSを適用した暗号化通信が可
能であり、プロバイダを介することなく直接コンピュー
タ通信網に接続し、データの送受信間に生じる遅延時間
を短縮することができるファクシミリ装置の提供。 【解決手段】インターネット12に接続して電子メール
の送受信を行うためのメール処理プログラム7aと、セ
ンタから発行される秘密鍵及び送信先アドレスに基づい
て共通鍵を生成し、該共通鍵によりデータを暗号化し、
一方、受信したデータが暗号化されている場合に、前記
センタから得られる秘密鍵及び受信した前記データの送
信元アドレスに基づき、受信した前記データを復号する
ための暗号処理プログラム7bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗号化機能を備え
たファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ローカルなコンピュータ通信網を
通信回線で接続してネットワーク化したインターネット
を介して電子メールを配信するコンピュータ通信網が普
及しつつある。コンピュータ通信網は、誤り訂正機能が
優れており、またユーザは最寄りのプロバイダ(コンピ
ュータ通信網への接続業者)までの通信費用(回線使用
料及びプロバイダへの接続費用)を負担するだけで日本
国内のみならず全世界のコンピュータと通信することが
できる。
【0003】ところで、従来のファクシミリ通信では、
ファクシミリ装置からコンピュータ通信網へ直接通信す
ることができない。しかし、ファクシミリ通信で通常送
受信される原稿(ファクシミリメッセージ)のイメージ
データを、電子メール形式に変換し、メールサーバを有
するプロバイダ(インターネットへの接続業者)を介す
ることにより、コンピュータ通信網を通じて送受信する
ことができる。
【0004】このような事情から、ファクシミリメッセ
ージを電子メールとしてインターネット通信により送受
信することが可能であり、そのような用途に使用される
電子メール機能付ファクシミリ装置が開発されている。
また、最近では電子メールを含む通信分野における暗号
化システムの利用が増加しており、暗号化システムとし
ては、共通鍵暗号化システム及び公開鍵暗号化システム
が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら共通鍵暗
号化システムは、暗号化及び復号には第三者に対して秘
密に保管された共通の鍵を用い、暗号アルゴリズムは公
開するものであり、暗号化及び復号における処理速度が
比較的速い反面、送受信者間で予め鍵を授受する必要が
あり鍵の管理が困難であるという欠点を有する。また公
開鍵暗号化システムは、暗号化及び復号に用いる鍵とし
て異なるものを用いる暗号化システムであり、鍵の管理
が容易である反面、暗号化及び復号における処理速度が
前記共通鍵暗号化システムと比較して遅いという欠点を
有する。
【0006】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、共通鍵を管理する必要がない暗号化システムで
あるID−NIKSを適用した暗号化通信を実現するこ
とを目的とする。即ち、自装置のID情報に基づいてセ
ンタから発行された秘密鍵と、通信相手のID情報(電
子メールアドレス又はファクシミリ番号)とに基づいて
生成された共通鍵によってデータを暗号化又は復号する
ことにより、共通鍵を予め送受信者間で授受し管理する
必要がなく、通信におけるセキュリティを維持すること
ができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るファクシ
ミリ装置は、センタから発行された秘密鍵及び送信先ア
ドレスに基づいて生成された共通鍵によりデータを暗号
化する手段と、暗号化されたデータを電子メールの添付
ファイルとして送信する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】第2発明に係るファクシミリ装置は、電子
メールの添付ファイルとして暗号化されたデータを受信
する手段と、センタから発行された秘密鍵及び受信した
前記データの送信元アドレスに基づいて生成された共通
鍵により、受信した前記データを復号する手段とを備え
ることを特徴とする。
【0009】第3発明に係るファクシミリ装置は、セン
タから発行された秘密鍵及び送信先装置のファクシミリ
番号に基づいて生成された共通鍵によりデータを暗号化
する手段と、暗号化されたデータをコンピュータネット
ワークに接続されたネットワーク接続装置を介して前記
ファクシミリ番号により指定された送信先装置へ送信す
る手段とを備えることを特徴とする。
【0010】第4発明に係るファクシミリ装置は、暗号
化されたデータをコンピュータネットワークに接続され
たネットワーク接続装置を介して受信する手段と、セン
タから発行された秘密鍵及び前記データの送信元装置の
ファクシミリ番号に基づいて生成された共通鍵により、
前記データを復号する手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】第5発明に係るファクシミリ装置は、第1
発明又は第3発明に係るファクシミリ装置において、送
信先装置の機能に関する情報を受信する手段を更に備え
ることを特徴とする。
【0012】第6発明に係るファクシミリ装置は、第1
発明に係るファクシミリ装置において、送信先装置の機
能に関する情報を送信先アドレス毎に記憶する手段を更
に備えることを特徴とする。
【0013】第7発明に係るファクシミリ装置は、第3
発明に係るファクシミリ装置において、送信先装置の機
能に関する情報を、送信先装置のファクシミリ番号毎に
記憶する手段を更に備えることを特徴とする。
【0014】第8発明に係るファクシミリ装置は、第
1,3発明又は第5発明に係るファクシミリ装置におい
て、暗号化するか否かを指定する指定キーを更に備える
ことを特徴とする。
【0015】第1発明に係るファクシミリ装置による場
合は、データの送信において送信先アドレスと、センタ
から発行される秘密鍵とに基づいて共通鍵を生成し、該
共通鍵により暗号化されたデータを送信するため、送受
信者間での共通鍵の授受及び管理が不要である。
【0016】第2発明に係るファクシミリ装置による場
合は、データの受信において送信元アドレスと、センタ
から発行される秘密鍵とに基づいて共通鍵を生成し、該
共通鍵により前記データを復号するため、予め送受信者
間で共通鍵の授受を行う必要がない。
【0017】第3発明に係るファクシミリ装置による場
合は、データの送信において送信先装置のファクシミリ
番号と、センタから発行される秘密鍵とに基づいて共通
鍵を生成し、該共通鍵により暗号化されたデータを送信
するため、送受信者間での共通鍵の授受及び管理が不要
である。
【0018】第4発明に係るファクシミリ装置による場
合は、データの受信において送信元装置のファクシミリ
番号と、センタから発行される秘密鍵とに基づいて共通
鍵を生成し、該共通鍵により前記データを復号するた
め、予め送受信者間で共通鍵の授受を行う必要がない。
【0019】第5発明に係るファクシミリ装置による場
合は、第1発明又は第3発明に係るファクシミリ装置に
おいて、送信先装置の能力に関する情報を受信するた
め、送信先装置の暗号化能力の有無に従い、送信するデ
ータを暗号化することができるか否かを識別できる。
【0020】第6発明に係るファクシミリ装置による場
合は、第1発明に係るファクシミリ装置において、受信
側である送信先装置の機能を、送信先装置の電子メール
アドレス毎に記憶するため、送信先装置が暗号化された
データを受信することが可能か否かを予め個別に認識す
ることができる。
【0021】第7発明に係るファクシミリ装置による場
合は、第3発明に係るファクシミリ装置において、受信
側である送信先装置の機能を、送信先装置のファクシミ
リ番号毎に記憶するため、送信先装置が暗号化されたデ
ータを受信することが可能か否かを予め個別に認識する
ことができる。
【0022】第8発明に係るファクシミリ装置による場
合は、第1,3発明又は第5発明に係るファクシミリ装
置において、送信するデータを暗号化するか否かを指定
する指定キーを備えるため、送信先装置毎又は送信すべ
きデータ毎に、データを暗号化して送信するか否かを選
択することが可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係るファクシミリ装
置F1,F2と、該ファクシミリ装置F1,F2が接続
されているコンピュータ通信網であるインターネット1
2との構成を示すブロック図であり、ファクシミリ装置
F1,F2はメールサーバ機能を有している。図中1
は、MPUで構成された制御部であり、バス11を介し
て前記ファクシミリ装置F1,F2が備えるスキャナ
2、プリンタ3、LCD4、操作部5、RAM6、ハー
ドディスク(HD)7、モデム8、NCU9、LANイ
ンタフェース10を制御する他、画像(例えばTIFF)変
換、バイナリ・テキスト変換、通信手順のコンピュータ
プログラム等を実行する。
【0024】スキャナ2は、原稿を読み取ってドットイ
メージデータとして符号化し、符号化されたデータを蓄
積して出力する。また、プリンタ3は他のファクシミリ
装置から受信したメッセージをプリントアウトする。
【0025】LCD4は、ファクシミリ装置F1,F2
の動作状態、送信すべきメッセージ、受信したメッセー
ジ等の表示を行う。なお、本実施の形態ではLCDによ
り表示を行う例を示すが、該LCDに代えてCRTディ
スプレイにより表示を行ってもよい。
【0026】操作部5は、ファクシミリ装置F1,F2
を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイ
ヤル、暗号化を指定する指定キー5a等、各種ファンク
ションキーを備えている。なお、上述のLCD4をタッ
チパネルとすることにより、操作部5の各種ファンクシ
ョンキーの一部又は全部を代用することも可能である。
【0027】RAM6は、SRAM,フラッシュメモリ
等で構成され、コンピュータプログラムの実行時に発生
する一時的なデータを記憶する他、送信すべきメッセー
ジ、受信したメッセージ等を記憶する。
【0028】HD7には、ファクシミリ装置F1,F2
が有する能力をID情報に関連付けた情報、プリンタ3
で出力可能な用紙の規格等、各種機能に関する情報及び
メール作成用のアプリケーションの他、メールの送受信
を行うためのメール処理プログラム7a、暗号化及び復
号に用いる暗号変換プログラム7b等、各種動作に必要
な種々のコンピュータプログラムが予め格納されてい
る。
【0029】制御部1は、前記メール処理プログラム7
aを実行することにより、通常のメールサーバと同様、
IPネットワークと直接に接続してメールの送受信を行
う。
【0030】また、制御部1は、前記暗号変換プログラ
ム7bを実行することにより、ファクシミリ装置F1,
F2が送信すべきメッセージを暗号化し、また、受信し
たメッセージが暗号化されている場合は該メッセージを
復号する。
【0031】暗号化及び復号に用いられる手法としては
様々なものが提案されているが、本実施の形態における
暗号変換プログラム7bは、ID−NIKS(ID-based
non-interactive key scheme )と称される手法であ
り、特開平11−317733号に開示されている暗号
系を用いて共通鍵を生成する。
【0032】ID−NIKSは、通信相手のID情報
(電子メールアドレス,ファクシミリ番号等)により公
開鍵を生成し、自装置のID情報に基づいてセキュリテ
ィ上信頼できるセンタ(例えば公的機関)から発行され
る秘密鍵と前記公開鍵とにより暗号化及び復号のための
共通鍵を生成する手法である。従って、共通鍵を予め送
受信者間で授受し管理する必要がなく、必要時に共通鍵
を生成してDES等の共通鍵暗号方式を用いて極めて安
全に通信することができる。なお、ID−NIKSの詳
細に関しては特開平11−317733号に記載されて
いるため省略する。
【0033】モデム8は、通常のファクシミリ通信が可
能なファクシミリモデムとしての機能を有する。また、
モデム8は、バス11に接続されたNCU(Network Co
ntrol Unit)9と接続されている。NCU9は、電話回
線(PSTN)の閉結及び開放の動作を行うハードウェ
アであり、必要に応じてモデム8を電話回線と接続す
る。
【0034】LANインタフェース10は、回線L1に
よりLANを経由し、ネットワーク間の接続装置である
ルータ(図示せず)を介してインターネット12と接続
されている。
【0035】本実施の形態におけるファクシミリ装置F
1,F2は、以上の如きハードウェア構成を有してお
り、公衆回線網を介する一般的なG3方式等のファクシ
ミリ通信機能を有するのは勿論、TIFFファイル化さ
れたイメージデータを電子メールとして送受信する機能
を有している。即ち、本来はファクシミリ通信すべきフ
ァクシミリメッセージとしてのイメージデータをMIM
E等でテキスト化したものをTIFFファイル化し、イ
ンターネット12を介して電子メールとして送受信する
ことが可能となっている。
【0036】次に本実施の形態におけるファクシミリ装
置F1,F2の制御部1の制御内容について説明する。
図2は、本実施の形態におけるファクシミリ装置F1,
F2の動作を示すフローチャートである。以下、ファク
シミリ装置F1,F2をそれぞれ送信側、受信側とする
が、両ファクシミリ装置F1,F2は同機能を有し、フ
ァクシミリ装置F1,F2がそれぞれ受信側、送信側で
あっても差し支えない。
【0037】ファクシミリ装置F1には、ユーザにより
送信すべき内容が記載された原稿がセットされ、操作部
5を操作することにより宛先(ファクシミリ装置F2の
電子メールアドレス)が指定され、送信の指示が行われ
る(S10)。制御部1は、ファクシミリ装置F2の機
能に関する情報がHD7に格納されているか否かを判断
し(S11)、格納されている場合は、前記情報のうち
暗号化能力に関する情報をLCD4に表示する。
【0038】ファクシミリ装置F2の機能に関する情報
がHD7に格納されていない場合、又はファクシミリ装
置F2が新規に通信する相手である場合は、電子メール
により機能情報の交換のために通信を行い(S12,S
20)、ファクシミリ装置F2の暗号化能力に関する通
信結果をLCD4に表示する。
【0039】次に、セットされた前記原稿の内容をスキ
ャナ2により読み取ってイメージデータとして符号化
し、RAM6に蓄積する(S13)。また、HD7に格
納されているメール作成用アプリケーションを用い、ユ
ーザによる操作部5の操作に従い送信先相手の氏名、挨
拶文等のメール本文を作成し、更に、前記スキャナ2に
より読み取られてRAM6に蓄積された原稿のイメージ
データに基づき、送信すべきメッセージを添付ファイル
として作成する(S14)。
【0040】ユーザは、ファクシミリ装置F2が有する
暗号化能力をLCD4において確認した結果、送信すべ
きメッセージを暗号化するか否かを決定する。暗号化す
る場合、ユーザは操作部5に備えた各種ファンクション
キーの一つである指定キー5aを押下することにより暗
号化を指示することができる。
【0041】制御部1は、送信するデータを暗号化すべ
き指示があるか否かを判断し(S15)、暗号化すべき
指示がある場合、ID−NIKSによる暗号系を用いる
暗号変換プログラム7bにより、ファクシミリ装置F2
の電子メールアドレスをID情報とし、該ID情報及び
図示しないセンタから発行される秘密鍵に基づいて共通
鍵を生成し、DES等により前記メール本文及び添付フ
ァイルを暗号化する(S16)。
【0042】暗号化されたメール本文及び添付ファイ
ル、若しくは暗号化すべき指示がなかった場合における
メール本文及び添付ファイルにはヘッダを付し、メール
処理プログラム7aにより、電子メールアドレスによっ
て特定されるファクシミリ装置F2へSMTPプロトコ
ルにより電子メールとして送信される。前記電子メール
は、図示しないルータを介してインターネット12上を
伝送され、ルータを介してファクシミリ装置F2へ送信
される(S17)。
【0043】ファクシミリ装置F2は、メール処理プロ
グラム7aにより、ファクシミリ装置F1が送信した電
子メールをSMTPプロトコルにより受信し(S2
1)、暗号化されたメッセージであるか否かを判断する
(S22)。暗号化されたメッセージである場合、ID
−NIKSによる暗号系を用いる暗号変換プログラム7
bにより、ファクシミリ装置F1の電子メールアドレス
をID情報とし、該ID情報及び前記センタから提供さ
れる秘密鍵とに基づいて共通鍵を生成し、前記メッセー
ジを復号する(S23)。
【0044】ファクシミリ装置F1から受信したメッセ
ージが暗号化されていない場合における該メッセージ又
は前記復号されたメッセージは、プリンタ3において印
刷され、又は、転送,配信等がされる(S24)。
【0045】本実施の形態に係るファクシミリ装置で
は、メッセージを送受信する場合、送信先装置の電子メ
ールアドレス及び自装置の電子メールアドレスに基づい
てセンタで生成された秘密鍵に基づいて共通鍵を生成
し、前記メッセージを暗号化又は復号することができる
ため、共通鍵の授受及び管理が不要である。また、メー
ルサーバ機能を備えるため、POP3プロトコルを使用
することなく直接送信先装置とメッセージの送受信がで
き、メッセージの送受信間に生じる遅延時間を短縮する
ことができる。更に、送信先装置の機能に関する情報
を、送信先装置の電子メールアドレス毎に記憶している
ため、送信先装置に対して暗号化したメッセージを送信
可能か否かを識別可能であり、さらに、暗号化するため
の指定キーを備えるため、送信先装置毎、送信するメッ
セージ毎に暗号化して送信するか否かを選択することが
できる。
【0046】(実施の形態2)図3は、本実施の形態に
係るファクシミリ装置F3,F4と、電話回線網とイン
ターネットとを接続するVoIP(Voice over IP )ゲート
ウェイG1,G2と、コンピュータ通信網であるインタ
ーネット12との接続態様を示すブロック図である。図
中1は、MPUで構成された制御部であり、バス11を
介して前記ファクシミリ装置F3,F4が備えるスキャ
ナ2、プリンタ3、LCD4、操作部5、RAM6、H
D7、モデム8、NCU9を制御する他、HD7に格納
されたコンピュータプログラムを実行する。
【0047】ファクシミリ装置F3,F4は、実施の形
態1に示すファクシミリ装置F1,F2におけるHD7
において、通信時に前記VoIPゲートウェイG1,G2に
アクセスするために、該VoIPゲートウェイG1,G2の
ダイヤル番号、IPアドレス等が予め設定されている。
また、スキャナ2、プリンタ3、LCD4、操作部5、
RAM6、モデム8、NCU9は実施の形態1に示すも
のと同一である。
【0048】前記NCU9は、回線L2を介してVoIPゲ
ートウェイG1と接続されている。該VoIPゲートウェイ
G1は、インターネット12を介してファクシミリ装置
F4側のVoIPゲートウェイG2と接続され、回線L2を
通じてファクシミリ装置F4と接続されている。また、
回線L2を介する通信では、国際電気通信連合(IT
U:International Telecommunication Union )の勧告
T.30に従い、また、インターネット12における通信で
は、ITUの勧告T.38に従って行われ、ファクシミリ装
置F3,F4間でリアルタイムにファクシミリ通信が可
能となっている。
【0049】次に本実施の形態におけるファクシミリ装
置F3,F4の制御部1の制御内容について説明する。
図4は、本実施の形態におけるファクシミリ装置F3,
F4の動作を示すフローチャートである。ファクシミリ
装置F3には、ユーザにより送信すべき内容が記載され
た原稿がセットされ、操作部5を操作されてファクシミ
リ番号により宛先が指定され、送信の指示が行われる
(S30)。
【0050】ファクシミリ装置F3,F4間において機
能に関する情報の交換を行うために、通信を行い(S3
1,S40)、ファクシミリ装置F4の暗号化能力に関
する通信結果をLCD4に表示する。次に、セットされ
た前記原稿の内容をスキャナ2により読み取ってイメー
ジデータとして符号化し、RAM6に蓄積する(S3
2)。
【0051】ユーザは、ファクシミリ装置F4が有する
暗号化能力をLCD4において確認した結果、送信すべ
きデータを暗号化するか否かを決定する。暗号化する場
合、ユーザは操作部5に備えた各種ファンクションキー
の一つである指定キー5aを押下することにより暗号化
を指示することができる。
【0052】制御部1は、送信するデータを暗号化すべ
き指示があるか否かを判断し(S33)、暗号化すべき
指示がある場合、ID−NIKSによる暗号系を用いる
暗号変換プログラム7bにより、ファクシミリ装置F4
のファクシミリ番号をID情報とし、該ID情報及び秘
密鍵を有するセンタ(図示せず)から発行される秘密鍵
に基づいて共通鍵を生成し、RAM6に蓄積された符号
化されたイメージデータをDES等により暗号化する
(S34)。
【0053】符号化されたイメージデータ又は暗号化さ
れたイメージデータは、T.30により通信時において接続
されるよう予め設定されたVoIPゲートウェイG1へ送信
される。該VoIPゲートウェイG1は、ファクシミリ装置
F4のファクシミリ番号に基づき、T.38によりファクシ
ミリ装置F4と接続されたVoIPゲートウェイG2へイン
ターネット12を介して前記イメージデータを送信す
る。VoIPゲートウェイG2は、受信した前記イメージデ
ータを、T.30によりファクシミリ番号により指定される
ファクシミリ装置F4へ送信する(S35)。
【0054】ファクシミリ装置F4は、ファクシミリ装
置F3が送信したイメージデータを受信し(S41)、
暗号化されたメッセージであるか否かを判断する(S4
2)。暗号化されたイメージデータである場合、ID−
NIKSによる暗号系を用いる暗号変換プログラム7b
により、ファクシミリ装置F3のファクシミリ番号をI
D情報とし、該ID情報及びセンタから発行される信号
に基づいて共通鍵を生成し、前記イメージデータを復号
する(S43)。
【0055】ファクシミリ装置F4が受信したイメージ
データが暗号化されていない場合における該イメージデ
ータ、又は復号された前記イメージデータは、プリンタ
3において印刷され、又は、転送・配信等がされる(S
44)。
【0056】本実施の形態に係るファクシミリ装置で
は、メッセージを送受信する場合、相手側のファクシミ
リ番号に基づき前記データを暗号化、復号及び送信する
ことができるため、共通鍵の授受及び管理の必要がな
く、必要な時に共通鍵を生成して安全な通信を行うこと
ができる。
【0057】
【発明の効果】第1発明乃至第4発明に係るファクシミ
リ装置によれば、送受信者間での共通鍵の授受及び管理
を行う必要がない。第5発明に係るファクシミリ装置に
よれば、送信先装置の暗号化能力の有無に従い、送信す
るデータを暗号化することができるか否かを識別するこ
とができる。第6発明及び第7発明に係るファクシミリ
装置によれば、送信先装置が暗号化されたデータを受信
することが可能か否かを予め個別に認識することができ
る。第8発明に係るファクシミリ装置によれば、送信先
装置毎又は送信すべきデータ毎に、データを暗号化して
送信するか否かを選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態1のファクシミリ装置
と、該ファクシミリ装置が接続されているコンピュータ
通信網であるインターネットとの構成を示すブロック図
である。
【図2】実施の形態1に係るファクシミリ装置の動作を
示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る実施の形態2のファクシミリ装置
と、電話回線網とインターネットとを接続するVoIPゲー
トウェイと、コンピュータ通信網であるインターネット
との接続態様を示すブロック図である。
【図4】実施の形態2に係るファクシミリ装置の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御部 2 スキャナ 3 プリンタ 4 LCD 5 操作部 5a 指定キー 6 RAM 7 ハードディスク(HD) 7a メール処理プログラム 7b 暗号変換プログラム 8 モデム 9 NCU 10 LANインタフェース 11 バス 12 インターネット F1,F2,F3,F4 ファクシミリ装置 G1,G2 VoIPゲートウェイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/00 601E Fターム(参考) 5C062 AA02 AA25 AA29 AA30 AA35 AB11 AB20 AB43 AC31 AF12 BA00 BC03 BD00 5C075 AB90 CA90 CD07 EE02 EE03 FF90 5J104 AA16 AA33 EA04 EA26 JA03 MA07 NA02 PA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センタから発行された秘密鍵及び送信先
    アドレスに基づいて生成された共通鍵によりデータを暗
    号化する手段と、暗号化されたデータを電子メールの添
    付ファイルとして送信する手段とを備えることを特徴と
    するファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 電子メールの添付ファイルとして暗号化
    されたデータを受信する手段と、センタから発行された
    秘密鍵及び受信した前記データの送信元アドレスに基づ
    いて生成された共通鍵により、受信した前記データを復
    号する手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 センタから発行された秘密鍵及び送信先
    装置のファクシミリ番号に基づいて生成された共通鍵に
    よりデータを暗号化する手段と、暗号化されたデータを
    コンピュータネットワークに接続されたネットワーク接
    続装置を介して前記ファクシミリ番号により指定された
    送信先装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 暗号化されたデータをコンピュータネッ
    トワークに接続されたネットワーク接続装置を介して受
    信する手段と、センタから発行された秘密鍵及び前記デ
    ータの送信元装置のファクシミリ番号に基づいて生成さ
    れた共通鍵により、前記データを復号する手段とを備え
    ることを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 送信先装置の機能に関する情報を受信す
    る手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は3に
    記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 送信先装置の機能に関する情報を、送信
    先アドレス毎に記憶する手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1に記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 送信先装置の機能に関する情報を、送信
    先装置のファクシミリ番号毎に記憶する手段を更に備え
    ることを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装
    置。
  8. 【請求項8】 暗号化するか否かを指定する指定キーを
    更に備えることを特徴とする請求項1,3又は5に記載
    のファクシミリ装置。
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