JP2002164847A - 光パケット経路切替装置、光送信装置、光パケット経路切替方式並びにこれらを用いた光通信システム - Google Patents

光パケット経路切替装置、光送信装置、光パケット経路切替方式並びにこれらを用いた光通信システム

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JP2002164847A
JP2002164847A JP2000362279A JP2000362279A JP2002164847A JP 2002164847 A JP2002164847 A JP 2002164847A JP 2000362279 A JP2000362279 A JP 2000362279A JP 2000362279 A JP2000362279 A JP 2000362279A JP 2002164847 A JP2002164847 A JP 2002164847A
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optical packet
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Takeshi Ikushima
剛 生島
Hiroyuki Sasai
裕之 笹井
Masaru Fuse
優 布施
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速のディジタル回路を必要とせず、かつ波
長帯域の利用効率の高い光パケット経路切替装置を提供
する。 【解決手段】 アドレス信号を多値変調して得られる変
調アドレス信号とデータ信号がサブキャリア多重された
光パケット多重信号が入力される。入力された光パケッ
ト多重信号を光電気変換部13で電気信号に変換後、ア
ドレス復調部14で変調アドレス信号を抽出、復調す
る。アドレス信号は1つのデータパケットの送信期間内
は一定のレベルを保つ。アドレス信号のレベルに基づ
き、経路切替部12で入力された光パケット多重信号の
経路を切り替える。アドレス信号の変化はデータのクロ
ックレートより低速であるため高速のディジタル回路は
必要なく、1つの波長の光信号のみを用いるため波長帯
域の利用効率も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の経路を切
り替える装置及び光送信装置と、これらを備えた光通信
システム並びに前記光通信システムで用いられる光パケ
ット経路切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット利用の普及によ
り、ネットワーク上を伝送されるデータ量が急激に増大
している。それに伴い、ディジタル電子回路を用いたル
ータ(以下、電気ルータと表記)の処理速度がネットワ
ークの速度の制限要因となり、さらなる伝送容量増大を
図る上で問題となっている。これを解決するための技術
として、光ルーティングが注目されており、中でも波長
ルーティングが広く検討されている。
【0003】図15は波長ルーティングを用いた従来の
光ルーティングシステムの一例を示すブロック図であ
る。この光ルーティングシステムは、送信局51に波長
可変光源52及び光変調器53、中継局54に波長分離
部55を備える。
【0004】送信局51において、波長可変光源52
は、送信するデータの宛先(アドレス)となる受信局に
対応した波長の光を出力する。光変調器53は、入力さ
れるデータにより波長可変光源52から出力された光を
変調し出力する。中継局54の波長分離部55は、1つ
の入力ポートと、各受信局にそれぞれ割り当てられた波
長にそれぞれ対応した複数の出力ポートを備え、入力さ
れた光信号を、その波長に対応した出力ポートから出力
する。波長分離部55には、一般に受動光デバイスであ
るアレイ導波路格子光フィルタが用いられる。各出力ポ
ートから出力された光信号は、それぞれ別の受信局(図
示せず)に伝送される。ここで、受信局数をNとする。
【0005】次に、この光ルーティングシステムにおけ
る光信号の流れを図16を参照しながら説明する。図1
6(a)に示すように、波長分離部55に入力される光
信号の波長が、λ1(受信局1に対応)、λ2(受信局
2に対応)、…、λN(受信局Nに対応)の順に変化す
る場合を考える。この場合、波長がλ1の期間は受信局
1に接続された出力ポートのみから光信号が出力され、
波長がλ2の期間は受信局2に接続された出力ポートの
みから光信号が出力される(図16(b)(c)参
照)。同様に、ある受信局に対応した波長の光信号が入
力されている期間は、その受信局に接続された出力ポー
トのみから光信号が出力される。従って、各受信局は自
局あての光信号のみを受信する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の光
ルーティングシステムは、中継局における信号のルーテ
ィングに受動光デバイスのみを用いており、ディジタル
電子回路を必要としない為、電気ルータを用いる場合よ
り高速のルーティングを行うことができる。しかしなが
ら、総伝送容量は1波長の光信号を用いた場合と同じで
あるにも関わらず、複数の波長を使用するため、波長帯
域の利用効率が悪いという問題があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、高速のディジタル電子回路を必
要としないという従来の光ルーティングシステムの利点
を保ちつつ、波長帯域の利用効率も向上できる光パケッ
ト経路切替装置と光送信装置、及び光パケット経路切替
方式と、これらを用いた光通信システムを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の光パケット
経路切替装置は、複数の受信局それぞれに伝送する複数
のデータパケットを多重して得られるパケット多重信号
を含む電気信号を光信号に変換した光パケット多重信号
を入力し、前記光パケット多重信号を分離した複数の光
パケット信号を、複数の前記受信局それぞれに対応する
複数の出力端子からそれぞれ出力する光パケット経路切
替装置であって、前記光パケット多重信号は、複数の前
記データパケットをそれぞれ伝送する前記受信局それぞ
れに対応する情報を含むアドレス信号を所定周波数の搬
送波を用いて所定の変調方式により変調し生成した変調
アドレス信号と、複数の前記データパケットを時系列的
に多重した前記パケット多重信号とを、周波数多重して
得られる電気信号を変換した光信号であって、前記アド
レス信号は、前記光パケット多重信号中に多重された前
記データパケットに対応する区間と同期して、前記デー
タパケットと前記データパケットを受信する前記受信局
との対応と、前記データパケットの抽出とをそれぞれ行
うための所定のアドレス情報を、前記区間にわたり、複
数の前記データパケット毎それぞれに有しており、前記
光パケット経路切替装置は、光電気変換部と、アドレス
復調部と、経路制御部と、経路切替部とを有し、前記光
電気変換部は、入力した前記光パケット多重信号を電気
信号に変換して出力し、前記アドレス復調部は、前記光
電気変換部から出力された電気信号から前記変調アドレ
ス信号を抽出し、前記変調アドレス信号を復調して得ら
れる前記アドレス信号を出力し、前記経路制御部は、前
記アドレス復調部から出力された前記アドレス信号が有
する前記アドレス情報に基づいて、所定の制御信号を生
成し出力し、前記経路切替部は、複数の受信局それぞれ
に対応する複数の出力端子を有し、入力した前記光パケ
ット多重信号と、前記経路制御部により出力される前記
制御信号とを入力し、前記光パケット多重信号を分離
し、前記制御信号に基づいて複数の前記出力端子のうち
1つの前記出力端子を選択し、前記光パケット多重信号
を分離した複数の光パケット信号を選択した前記出力端
子からそれぞれ出力することを特徴とする。
【0009】第2の発明の光パケット経路切替装置は、
複数受信局それぞれに伝送する複数のデータパケットを
多重して得られるパケット多重信号を含む電気信号を光
信号に変換した光パケット多重信号を入力し、前記光パ
ケット多重信号を分離した複数の光パケット信号を、複
数の受信局それぞれに対応する複数の出力端子からそれ
ぞれ出力する光パケット経路切替装置であって、前記光
パケット多重信号は、複数の前記データパケットをそれ
ぞれ伝送する前記受信局それぞれに対応する複数のアド
レス信号を所定周波数の搬送波を用いて所定の変調方式
によりそれぞれ変調し生成した複数の変調アドレス信号
と、複数の前記データパケットを時系列的に多重した前
記パケット多重信号とを、周波数多重して得られる電気
信号を変換した光信号であって、複数の前記アドレス信
号はそれぞれ、前記光パケット多重信号中の前記データ
パケットを受信する前記受信局に対応し、かつ、前記光
パケット多重信号中に多重された前記データパケットに
対応する区間と同期した所定のアドレス情報を前記区間
にわたり有しており、前記光パケット経路切替装置は、
光電気変換部と、複数のアドレス復調部と、経路切替部
とを有し、前記光電気変換部は、入力した前記光パケッ
ト多重信号を電気信号に変換し、複数の前記アドレス復
調部へそれぞれ出力し、複数の前記アドレス復調部はそ
れぞれ、前記光電気変換部から出力された電気信号から
所定の前記変調アドレス信号を1つ抽出し、前記変調ア
ドレス信号を復調して得られる前記アドレス信号を出力
し、前記経路切替部は、複数の受信局それぞれに対応す
る複数の出力端子を有し、入力した前記光パケット多重
信号と、複数の前記アドレス復調部からそれぞれ出力さ
れる複数のアドレス信号中の前記アドレス情報に基づい
て複数の前記出力端子のうち1つの前記出力端子を選択
し、前記光パケット多重信号を分離した複数の光パケッ
ト信号を選択した前記出力端子からそれぞれ出力するこ
とを特徴とする。
【0010】第3の発明の光パケット経路切替装置は、
第1または第2の発明において、前記変調アドレス信号
は、前記アドレス信号に基づいた振幅変調信号であり、
前記アドレス復調部は、前記光電気変換部から出力され
た前記電気信号から前記変調アドレス信号を抽出する電
気フィルタと、前記変調アドレス信号を復調する振幅復
調部とを備えることを特徴とする。
【0011】第4の発明の光パケット経路切替装置は、
第1または第2の発明において、前記変調アドレス信号
は、前記アドレス信号に基づいた位相変調信号であり、
前記アドレス復調部は、前記光電気変換部から出力され
た前記電気信号から前記変調アドレス信号を抽出する電
気フィルタと、前記変調アドレス信号を復調する位相復
調部とを備えることを特徴とする。
【0012】第5の発明の光パケット経路切替装置は、
第1〜第4のいずれかの発明において、さらに、前記前
記経路切替装置の前段に挿入接続され、前記光パケット
多重信号に遅延を与える光遅延部を備えることを特徴と
する。
【0013】第6の発明の光送信装置は、複数の受信局
それぞれに伝送する複数のデータパケットを時系列的に
多重して得られるパケット多重信号と、複数の前記デー
タパケットをそれぞれ受信する複数の受信局とのそれぞ
れの対応を示す複数のアドレス情報とを入力し、複数の
前記アドレス情報に基づいて生成されたアドレス信号と
前記パケット多重信号とを含む電気信号を光信号に変換
した光パケット多重信号を出力する光送信装置であっ
て、入力された複数の前記アドレス情報に基づき、複数
の前記データパケット毎に、前記パケット多重信号中に
多重された前記データパケットに対応する区間と同期し
て、前記データパケットの抽出と、前記データパケット
を受信する前記受信局の対応とをそれぞれ行うための所
定の情報を前記区間にわたりそれぞれ有するアドレス信
号を生成するアドレス変換部と、前記アドレス変換部か
ら出力された前記アドレス信号を、所定周波数の搬送波
を用いて、所定の変調方式により変換して得られる変調
アドレス信号を出力するアドレス変調部と、前記アドレ
ス変調部から出力された前記変調アドレス信号を、入力
された前記パケット多重信号と共に周波数多重する周波
数多重部と、前記周波数多重部から出力された電気信号
を光信号に変換する電気光変換部とを備えることを特徴
とする。
【0014】第7の発明の光送信装置は、複数の受信局
それぞれに伝送する複数のデータパケットを時系列的に
多重して得られるパケット多重信号と、複数の前記デー
タパケットをそれぞれ受信する複数の受信局とのそれぞ
れの対応を示す複数のアドレス情報とを入力し、複数の
前記アドレス情報に基づいてそれぞれ生成された複数の
アドレス信号と前記パケット多重信号とを含む電気信号
を光信号に変換した光パケット多重信号を出力する光送
信装置であって、入力された複数の前記アドレス情報に
基づき、前記パケット多重信号中に多重された前記デー
タパケットに対応する区間と同期した所定の情報を前記
区間にわたり有するアドレス信号を、前記パケット多重
信号中に多重された複数の前記データパケット毎にそれ
ぞれ複数生成するアドレス変換部と、前記アドレス変換
部から出力された複数の前記アドレス信号に対応して設
けられ、互いに異なる所定周波数の搬送波を用いて、所
定の変調方式により変換して得られる変調アドレス信号
を出力する複数のアドレス変調部と、前記アドレス変調
部から出力された複数の前記変調アドレス信号を、前記
パケット多重信号と共に周波数多重する周波数多重部
と、前記周波数多重部から出力された電気信号を光信号
に変換する電気光変換部とを備えることを特徴とする。
【0015】第8の発明の光送信装置は、第6または第
7の発明において、さらに、前記パケット多重信号を入
力する前記周波数多重部の前段に挿入接続され、前記パ
ケット多重信号を遅延させる遅延部を備えることを特徴
とする。
【0016】第9の発明の光パケット経路切替方式は、
複数の受信局それぞれに伝送する複数のデータパケット
を多重して得られるパケット多重信号を含む電気信号を
光信号に変換した光パケット多重信号を入力し、伝送経
路を適切に切り替えて出力する光パケット経路切替方式
であって、前記光パケット多重信号は、複数の前記デー
タパケットをそれぞれ伝送する前記受信局それぞれに対
応する情報を含むアドレス信号を所定周波数の搬送波を
用いて所定の変調方式により変調し生成した変調アドレ
ス信号と、複数の前記データパケットを時系列的に多重
した前記パケット多重信号とを、周波数多重して得られ
る電気信号を変換した光信号であって、前記アドレス信
号は、前記光パケット多重信号中に多重された前記デー
タパケットに対応する区間と同期して、前記データパケ
ットと前記データパケットを受信する前記受信局との対
応と、前記データパケットの抽出とをそれぞれ行うため
の所定のアドレス情報を、前記区間にわたり、複数の前
記データパケット毎それぞれに有しており、入力した前
記光パケット多重信号を電気信号に変換し、前記電気信
号から変調アドレス信号を抽出し、前記変調アドレス信
号を復調し、復調して得られた前記アドレス信号が有す
る前記アドレス情報に基づいて、前記光パケット多重信
号を分離した前記光パケット信号の経路を切り替えるこ
とを特徴とする。
【0017】第10の発明の光パケット経路切替方式
は、第9の発明において、前記アドレス信号の送出開始
のタイミングを、前記データパケットの送出開始のタイ
ミングと比較して、前記光パケット信号の経路切替の際
に発生する遅延時間に相当する時間だけ早く設定するこ
とを特徴とする。
【0018】第11の発明の光パケット経路切替方式
は、第9の発明において、前記変調アドレス信号を複数
備え、かつ周波数多重されていることを特徴とする。
【0019】第12の発明の光通信システムは、第1〜
第5の発明のいずれかの光パケット経路切替装置と第6
〜第8の発明のいずれかの光送信装置とを備えることを
特徴とする。
【0020】第13の発明の光通信システムは、互いに
異なる波長を有する複数の前記光パケット多重信号をそ
れぞれ送信する複数の第6〜第8の発明のいずれかに記
載の光送信装置と、前記光送信装置と同数の第1〜第5
の発明のいずれかに記載の光パケット経路切替装置とを
備えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る光パケット経路切替装置のブロック図であ
る。図1において、光パケット経路切替装置は、光分岐
部11と、経路切替部12と、光電気変換部13と、ア
ドレス復調部14と、経路制御部15とを備えている。
経路切替部12は、光入力端子16と、光出力端子17
1〜17Nを有する。以下に、図1を参照して、本実施
形態に係る光パケット経路切替装置の動作について説明
する。
【0023】光パケット経路切替装置に入力される信号
は、複数のデータパケットをそれぞれ伝送する受信局そ
れぞれに対応する情報を含むアドレス信号を所定周波数
の搬送波を用いて、所定の変調方式により変調し生成し
た変調アドレス信号と、前記複数のデータパケットを時
系列的に多重したパケット多重信号とを、周波数多重し
て得られる電気信号を光信号に変換した光パケット多重
信号である。
【0024】光分岐部11は、入力された光パケット多
重信号を分岐する。経路切替部12は、経路制御部15
から出力される所定の制御信号に従って、光出力端子1
71〜17Nのうちの1つを選択して光入力端子16に
入力される光パケット多重信号を出力する。光電気変換
部13は光パケット多重信号を電気信号に変換する。ア
ドレス復調部14は、光電気変換部13より出力される
電気信号からデータ信号の宛先を示す変調アドレス信号
を抽出し、復調することによりアドレス信号を再生出力
する。経路制御部15は、アドレス復調部14から出力
されたアドレス信号に基づき前記制御信号を生成し、経
路切替部12に入力する。各光出力端子171〜17N
は、光伝送路(図示せず)を介してそれぞれ対応する複
数の受信局(図示せず)に接続される。
【0025】次に、本実施形態において、伝送信号のフ
ォーマット及び光信号の経路切替動作について、図2及
び図3を参照しながら詳しく説明する。図2に示すよう
に、入力される光パケット多重信号は、データ信号と変
調アドレス信号を周波数多重した信号を、光信号に変換
して得られる信号である。ここで、図3(a)に示すよ
うに、アドレス信号は、複数の受信局のそれぞれに一意
に対応したアドレス情報を図に示すようなレベル値とし
て有する信号であり、例えば、受信局1に対してレベル
“1”を、受信局2に対してレベル“2”を割り当て
る。次に、変調アドレス信号は、図3(b)に示すよう
に、このアドレス信号のレベルに一意に対応して、あら
かじめ定められた周波数の搬送波を多値変調して得られ
る信号である。
【0026】一方、データ信号は各受信局に伝送される
パケットからなる信号である。ここで、全N局の受信局
中の第k(k=1、2、…、N)の受信局に伝送するデ
ータパケットをDkとする。データパケットは、例えば
図3(c)に示すように、D1、D2、…、DNの順に
送出する。このようにデータパケットを時系列的に並べ
て送出された信号がパケット多重信号である。
【0027】各データ信号の送出期間において、変調ア
ドレス信号及びアドレス信号は、前記データパケットを
伝送すべき受信局に対応したレベルを保持する。例え
ば、受信局1あてのデータパケットの送出期間中は、ア
ドレス信号のレベル(変調アドレス信号の変調情報)は
“1”を保持し、受信局2あてのデータパケットの送出
期間中は、アドレス信号のレベル(変調アドレス信号の
変調情報)は常に“2”を保持する。この変調アドレス
信号と、データ信号とを周波数多重し、光信号に変換し
た光パケット多重信号において各データパケットに相当
する部分的な光信号を光パケットと称する。
【0028】経路制御部15は、このアドレス信号のレ
ベルに対応した受信局へ向けて、前記受信局が接続され
る光出力端子から前記光パケットが出力されるように所
定の制御信号によって経路切替部12を制御する。例え
ば、アドレス信号のレベルが“1”の時は光出力端子1
71から、レベルが“2”の時は光出力端子172から
前記光パケットを出力する。経路切替部12において光
パケットとアドレス信号が送られてくる期間、タイミン
グを一致させることにより、各光パケットは、伝搬遅延
時間の制御等の処理を行わずに、それぞれの宛先に対応
した光出力端子のみから自発的に出力される(図3
(d)〜(f)参照)。以上に述べた手順により、光パ
ケットの経路を切り替えることができる。
【0029】本実施形態では、受信局へ伝送する光パケ
ットを一旦電気信号に変換することなく光信号のまま経
路切替を行い、アドレス信号のみ電気的に処理する構成
としている。さらに、各光パケットの長さと同じ期間、
アドレス信号が一定のレベルを保つ構成とすることによ
り、データ信号のクロックレートと同じ速度のアドレス
抽出処理を行う従来の電気ルータによる経路切替方法と
比較して、より低速かつ容易な処理により、同様の効果
を得ることができる。また、1波長の光信号のみを用い
ているにも関わらず、複数の波長のルーティングを用い
た従来の光ルーティングシステムと同等の機能を実現
し、波長利用効率を大幅に向上する。
【0030】次に、本実施形態の別の信号フォーマット
について説明する。本信号フォーマットは、アドレス信
号(変調アドレス信号)のレベル数を光出力端子171
〜17Nの数より大きく設定する点以外は、図2及び図
3を用いて説明した信号フォーマットと同様である。図
3の信号フォーマットでは光出力端子171〜17Nの
数とアドレス信号のレベルの数を等しく設定し、光パケ
ットは光出力端子171〜17Nのいずれか一つから出
力される設定としており、光パケットを複数の受信局に
向けて一斉かつ同時に伝送するいわゆるマルチキャスト
には対応していない。本信号フォーマットでは、図4に
示すように、アドレス信号のレベル設定において、各受
信局に対応したレベルに加えてマルチキャストを示すレ
ベル(図中ではN+1)を追加する。そして、マルチキ
ャストを示すレベルのアドレス信号が経路制御部15に
入力された場合は、全てもしくは所定の複数の受信局に
向けて、前記光出力端子から前記光パケットを出力する
よう制御する。これにより、光パケットのマルチキャス
トを実現することができる。
【0031】なお、図3及び図4では光パケットの送り
順がD1、D2、…、DNである場合を例に示したが、
光パケットの送り順はこれに制限されずいかなる順序で
あってもよく、光パケットの長さも一定でなくても構わ
ない。また、以上では、アドレス復調部14から経路制
御部15に送られるアドレス信号が多値をとる1つのレ
ベル情報として説明したが、前記レベルを表すディジタ
ル情報をパラレル形態で転送する構成としても良い。さ
らに、各光出力端子171〜17Nは、受信局のみなら
ず、中継局等の施設に接続されていても良い。
【0032】以上のように本実施形態では、データパケ
ットと共にアドレス情報を搬送波変調信号として周波数
多重し、データパケットの長さと同一期間・同一タイミ
ングで、一定レベルを保つ構成とすることにより、アド
レス情報を処理するにあたって高速のディジタル信号処
理を必要とせず、より簡易な構成で光パケットの経路切
替を実現することができる。また、1波長の光のみを使
用する構成でありながら従来の光ルーティングシステム
と同等の機能を実現し、波長利用効率を向上することが
できる。
【0033】(実施の形態2)図5は、本発明の実施の
形態2に係る光パケット経路切替装置のブロック図であ
る。実施の形態1において説明した構成に対して、光遅
延部18を備える構成となる。以下に、図5を参照し
て、本実施形態に係る光パケット経路切替装置の動作に
ついて説明する。なお、実施の形態1と同様の構成要件
に関しては、説明を省略する。
【0034】図1の構成による実施の形態1において
は、経路切替部における経路切替動作の際に発生する遅
延時間が無いと仮定したが、前記遅延時間が無視できな
い場合には、図5に示すように光遅延部18を備える構
成をとる。ここで、光遅延部18は、光電気変換部13
における光パケット多重信号の光電変換、アドレス復調
部14による変調アドレス信号の抽出、復調、経路制御
部15及び経路切替部12における経路切替に要する遅
延時間の総和と同等の遅延時間を、光パケット多重信号
に対して与える。これにより、光パケット多重信号にお
ける光パケットとアドレス信号が経路切替部12に入力
されるタイミングを一致させ、図1の構成による実施の
形態1と同等の効果を得ることができる。
【0035】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3に係る光パケット経路切替装置のブロック図であ
る。図6において、この光パケット経路切替装置は、光
分岐部11と、経路切替部12と、光電気変換部13
と、アドレス復調部14と、経路制御部15とを備えて
いる。さらにアドレス復調部は、電気フィルタ22と、
振幅復調回路23とを備えている。また経路切替部12
は、光入力端子16と、光出力端子171〜17Nを有
する。以下に、図6を参照して、本実施形態に係る光パ
ケット経路切替装置の動作について説明する。
【0036】本実施形態は、実施の形態1で説明した図
1の構成におけるアドレス復調部14の構成を更に具体
化したものである。光分岐部11と、経路切替部12
と、光電気変換部13と、経路制御部15の機能は実施
の形態1で説明したものと同様である。アドレス復調部
14において、電気フィルタ22は、光電気変換部13
から出力された電気信号から変調アドレス信号を抽出す
る。振幅復調回路23は、電気フィルタ22から出力さ
れた変調アドレス信号を復調する。
【0037】本実施形態における光パケット多重信号
は、図2に示した実施の形態1における光パケット多重
信号とほぼ同様であり、かつ変調アドレス信号の変調方
式を多値振幅変調(多値ASK変調)としたものであ
る。本実施形態では、振幅復調回路23として、包絡線
検波回路を用いることにより、簡易な構成でこれを実現
することができる。なお、振幅復調回路23の構成は包
絡線検波回路に限定されず、振幅変調された信号を復調
できる回路でさえあれば、いかなる構成をとっても良
い。以上のように本実施形態では、実施の形態1と同様
の利点に加えて、より簡易な回路でアドレス信号を復調
できるという利点を有する。
【0038】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4に係る光パケット経路切替装置のブロック図であ
る。図7において、この光パケット経路切替装置は、光
分岐部11と、経路切替部12と、光電気変換部13
と、アドレス復調部14と、経路制御部15とを備えて
いる。さらにアドレス復調部は、電気フィルタ22と、
位相復調回路24とを備えている。また経路切替部12
は、光入力端子16と、光出力端子171〜17Nを有
する。以下に、図7を参照して、本実施形態に係る光パ
ケット経路切替装置の動作について説明する。
【0039】光分岐部11と、経路切替部12と、光電
気変換部13と、経路制御部15の機能は実施の形態1
で説明したものと同様である。アドレス復調部14にお
いて、電気フィルタ22は、光電気変換部13から出力
された電気信号から変調アドレス信号を抽出する。位相
復調回路24は、電気フィルタ22から出力された変調
アドレス信号を復調する。
【0040】本実施形態における光パケット多重信号
は、図2に示した実施の形態1における光パケット多重
信号とほぼ同様であり、かつ変調アドレス信号の変調方
式を多値位相変調(多値PSK変調または多値FSK変
調)としたものである。位相復調回路24は、位相変調
された信号を復調できる回路でさえあれば、いかなる構
成をとっても良い。位相変調された信号は、振幅変動に
対する耐性が高く、光パケット多重信号の強度変動によ
り位相復調回路24に入力される変調アドレス信号の振
幅が変動しても、アドレス信号の復調が可能である。以
上のように本実施形態では、実施の形態1と同様の利点
に加えて、光パケット多重信号の強度が変動してもアド
レス信号の復調が可能であるという利点を有する。
【0041】(実施の形態5)図8は、本発明の実施の
形態5に係る光パケット経路切替装置のブロック図であ
る。図8において、この光パケット経路切替装置は、光
分岐部11と、経路切替部12と、光電気変換部13
と、電気分岐部25と、第1〜第Nのアドレス復調部1
41〜14Nとを備えている。経路切替部12は、光入
力端子16と、光出力端子171〜17Nを有する。ま
た、第kのアドレス復調部14kは、それぞれ電気フィ
ルタ22kと、復調回路26kとから構成される。以下
に、本実施形態における信号フォーマット及び光信号の
経路切替の動作について、図9及び図10を参照しなが
ら説明する。
【0042】本実施形態では、実施の形態1で用いた多
値変調された1つの変調アドレス信号の代わりに、2値
変調された複数の変調アドレス信号を用いる。図9に示
すように、光パケット多重信号はデータ信号と複数の変
調アドレス信号を周波数多重した信号を、光信号に変換
して得られる信号である。各変調アドレス信号は、それ
ぞれ1つの受信局に対応し、第1〜第Nの受信局に対
し、低周波側から第1〜第Nの変調アドレス信号を設け
るものとする。
【0043】光分岐部11と、経路切替部12と、光電
気変換部13の機能は、実施の形態1で説明したものと
同様である。電気分岐部24は光電気変換部13から出
力された電気信号をN分岐する。第1〜第Nのアドレス
復調部141〜14Nは、それぞれ対応する変調アドレ
ス信号を抽出、復調し、復調されたアドレス信号をそれ
ぞれ経路切替部12に入力する。
【0044】第1〜第Nの電気フィルタ221〜22N
は、それぞれ対応する第1〜第Nの変調アドレス信号を
抽出し、他の変調アドレス信号及びデータ信号を除去す
る。例えば、第1の電気フィルタ221は第1の変調ア
ドレス信号を抽出し、第2の電気フィルタ222は第2
の変調アドレス信号を抽出する。第1〜第Nの復調回路
261〜26Nは、それぞれ対応する第1〜第Nの電気
フィルタ221〜22Nから出力された変調アドレス信
号を復調し、復調されたアドレス信号をそれぞれ経路切
替部12に入力する。
【0045】次に、図10を参照して、本実施形態にお
ける光信号の経路切替動作について詳しく説明する。N
ヶ所の受信局のうち、第kの受信局に伝送する光パケッ
トをDkとする。光パケットは、例えば図10(e)に示
すように、D1、D2、…、DNの順に送出される。こ
こで、各光パケットの送出期間において、前記パケット
を伝送すべき受信局に対応するアドレス信号のレベルを
“1”として送出する。例えば、第1のアドレス信号の
レベルは、受信局1あての光パケットD1が送出される
期間のみ“1”を保持し、それ以外は“φ”とする。ま
た、第2のアドレス信号のレベルは、D2が送出される
期間のみ“1”を保持し、それ以外は“φ”とする(図
10(a)(c)参照)。
【0046】経路切替部12では、第1〜第Nのアドレ
ス信号をそれぞれ第1〜第Nの光出力端子に対応させ、
光パケットの出力先を切り替える。すなわち、第1のア
ドレス信号のレベルが“1”の場合は光出力端子171
から、第2のアドレス信号のレベルが“1”の場合は光
出力端子172から光パケットを出力する。経路切替部
12において、光パケットが入力される期間と、対応す
るアドレス信号が“1”となる期間とを一致させること
により、各光パケットは伝搬遅延時間制御等の処理を行
わずにそれぞれの宛先に対応した光出力端子のみから自
発的に出力される(図12(f)、(g)参照)。以上
に述べた手順により、光パケットの経路を切り替えるこ
とができる。
【0047】本実施形態では、各アドレス信号がそれぞ
れ1つの光出力端子に対応しているため、複数のアドレ
ス信号のレベルを同時に“1”とすれば、同時に複数の
光出力端子から光信号を出力させることが可能である。
すなわち、複数の受信局へのマルチキャストが容易に実
現可能である。
【0048】本実施形態における変調アドレス信号の変
調方式は、振幅変調(2値ASK)及び位相変調(2値
PSKまたは2値FSK)等を用いることができる。振
幅変調を用いた場合は実施の形態3と同様に簡易な回路
でアドレス信号を復調できる。一方、位相変調を用いた
場合は実施の形態4と同様に光パケット多重信号の強度
が変動してもアドレス信号の復調が可能である。
【0049】以上では、経路切替部12における経路切
替動作の際の遅延時間が無いと仮定して説明したが、前
記遅延時間が無視できない場合は、実施の形態1におい
て図5に示した構成と同様に、光遅延部を備えることに
よって対応できる。以上のように本実施形態では、実施
の形態1と同様の利点に加えて、マルチキャストが容易
に実現できるという利点を有する。
【0050】(実施の形態6)図11は本発明の実施の
形態6に係る光送信装置のブロック図である。図11に
おいて、この光送信装置は、アドレス変換部30と、ア
ドレス変調部31と、周波数多重部32と、電気光変換
部33とを備えている。本実施形態に係る光送信装置
は、実施の形態1に係る光パケット経路切替装置におい
て経路切替が可能な光信号を送信するための装置であ
る。以下に、図11を参照して、本実施形態に係る光送
信装置の動作について説明する。
【0051】アドレス変換部30は、入力されたアドレ
ス情報に基づき、データ送信期間中はアドレス情報に対
応した一定のレベルを保持するアドレス信号を、アドレ
ス変調部31に入力する。アドレス変調部31は、入力
されたアドレス信号で所定の周波数の搬送波を変調して
得られる変調アドレス信号を出力する。周波数多重部3
2は、データ信号と変調アドレス信号と周波数多重す
る。電気光変換部33は、周波数多重部32において周
波数多重された信号を光信号に変換する。本実施形態に
係る光送信装置が出力する光信号(アドレス信号及びデ
ータ信号を含む)のフォーマットは、実施の形態1にお
いて図2及び図3(a)〜(c)を用いて説明したもの
と同様であるため、説明を省略する。
【0052】なお、データ信号はベースバンド信号のみ
ならず、変調信号であっても構わない。以上のように本
実施形態を用いることにより、実施の形態1に係る光パ
ケット経路切替装置において経路切替可能な光信号を送
信することができる。
【0053】(実施の形態7)図12は本発明の実施の
形態7に係る光送信装置のブロック図である。図12に
おいて、この光送信装置は、第1〜第Nのアドレス変調
部311〜31Nと、周波数多重部32と、電気光変換
部33と、アドレス変換部34を備えている。本実施形
態に係る光送信装置は、実施の形態5に係る光パケット
経路切替装置において経路切替が可能な光信号を送信す
るための装置である。以下に、図12を参照して、本実
施形態に係る光送信装置の動作について説明する。
【0054】アドレス変換部34は、アドレス変調部3
11〜31Nに2値の第1〜第Nのアドレス信号を送
る。データの宛先を示すアドレス情報が入力されたと
き、アドレス変換部34は、該当するデータが送出され
ている期間はレベルが“1”を保持するアドレス信号を
前記アドレス情報に対応するアドレス変調部に送り、そ
の他のアドレス変調部にはレベルが“φ”のアドレス信
号を送る。例えば、受信局1あてのデータが送出されて
いる期間は第1のアドレス信号のレベルを“1”として
アドレス変調部311に送り、受信局2あてのデータが
送出されている期間は第2のアドレス信号のレベルを
“1”としてアドレス変調部312に送る。マルチキャ
ストを行う際には、アドレス変換部34には同時に複数
のアドレス情報が入力され、アドレス変換部34はそれ
ぞれのアドレスに対応したアドレス変調部に対し、レベ
ルが“1”のアドレス信号を同時に送る。
【0055】各アドレス変調部311〜31Nは、固有
の周波数の搬送波を入力されたアドレス信号で2値変調
して得られる変調アドレス信号を出力する。周波数多重
部32は、データ信号と変調アドレス信号を周波数多重
する。電気光変換部33は、周波数多重部32において
周波数多重された信号を光信号に変換する。本実施形態
に係る光送信装置が出力する光信号(アドレス信号及び
データ信号を含む)のフォーマットは、実施の形態5に
おいて図9及び図10(a)〜(d)を用いて説明した
ものと同様であるため、説明を省略する。
【0056】なお、データ信号はベースバンド信号のみ
ならず、変調信号であっても構わない。以上のように本
実施形態を用いることにより、実施の形態5に係る光パ
ケット経路切替装置において経路切替可能な光信号を送
信することができる。
【0057】(実施の形態8)図13は本発明の実施の
形態8に係る光送信装置のブロック図である。図13に
おいて、この光送信装置は、アドレス変調部31と、周
波数多重部32と、電気光変換部33と、遅延部35と
を備えている。以下に、図13を参照して、本実施形態
に係る光送信装置の動作について説明する。
【0058】アドレス変調部31、周波数多重部32、
電気光変換部33の機能は、実施の形態6で説明したも
のと同様である。遅延部35は、周波数多重部32の入
力側に設けられ、光パケット経路切替装置における光信
号の経路切替動作の際に発生する遅延時間と同等の遅延
時間をデータ信号に与える。よって、本実施形態に係る
光送信装置は、アドレス信号をデータ信号と比較して、
前記遅延時間に相当する時間だけ早いタイミングで送信
する。この点が実施の形態6との違いであり、本実施形
態に係る光送信装置が出力する光信号のフォーマット
は、その他の点では実施の形態6と同様である。
【0059】なお、本実施形態は、図12と同様の構成
において周波数多重部32の入力側に遅延部を追加した
構成とすることも可能である。以上のように本実施形態
では、実施の形態1〜5で説明した光パケット経路切替
装置において、光信号の経路切替の際に発生する遅延時
間に相当する時間だけ、アドレス信号をデータ信号より
早いタイミングで送信する。従って、経路切替の際の遅
延時間が無視できない場合においても、光パケット経路
切替装置に特別な対策を施すことなく、正確なタイミン
グで経路切替を行うことが可能である。
【0060】(実施の形態9)図14は本発明の実施の
形態9に係る光通信システムのブロック図である。図1
4において、この光通信システムは、送信局41、1次
中継局44、2次中継局461〜46Nを備えている。
また、送信局41は光送信装置421〜42N、合波部
43を備え、1次中継局44は波長分離部45を、2次
中継局461〜46Nはそれぞれ光パケット経路切替装
置471〜47Nを備えている。以下に、図14を参照
して、本実施形態に係る光通信システムの動作について
説明する。
【0061】光送信装置421〜42Nは、実施の形態
6〜8において説明した光送信装置のいずれかと同じ構
成及び機能を有し、かつ互いに波長が異なる光信号を出
力する。合波部43は、光送信装置421〜42Nから
出力された光信号を波長多重する。波長多重された光信
号は送信局41から1次中継局44に伝送される。波長
分離部45は波長多重された光信号を各波長ごとに分離
する。波長ごとに分離された光信号はそれぞれ1次中継
局44から2次中継局461〜46Nに伝送される。光
パケット経路切替装置471〜47Nは、実施の形態1
〜5において説明した光パケット経路切替装置のいずれ
かと同じ構成及び機能を有する。
【0062】本実施形態においては、実施の形態1〜5
で説明した光信号の経路切替方式と、波長ルーティング
とを併用する。よって、各光パケット経路切替装置47
1〜47Nの光出力端子の数をMとすると、N×M個の
受信局を収容することが可能であり、従来技術の項で説
明した波長ルーティングのみを行う場合(収容可能な受
信局数N)と比較して、収容可能な受信局数を大幅に増
加させることが可能である。
【0063】なお、本実施形態におけるネットワークの
形態は図14に示したものに限定されず、実施の形態1
〜5のいずれかで説明した光パケット経路切替装置、及
び実施の形態6〜8のいずれかで説明した光送信装置を
用い、かつ波長ルーティングを併用するものであれば、
いかなる形態をとっても構わない。また、以上では光パ
ケット経路切替装置471〜47Nの光出力端子の数は
いずれもM個として説明したが、光出力端子の数は全て
同じである必要はなく、互いに異なっていても構わな
い。以上のように本実施形態では、実施の形態1〜5で
説明した光信号の経路切替方法と波長ルーティングとを
併用するため、波長ルーティングのみを行う場合と比較
して収容可能な受信局数を大幅に増大させることが可能
である。
【0064】
【発明の効果】第1の発明によれば、データパケットと
共に多重伝送するアドレス情報として、データパケット
の長さと同一期間・同一タイミングで、一定レベルを保
つ構成とすることにより、アドレス情報を処理するにあ
たって高速のディジタル信号処理を必要とせず、より簡
易な構成で光パケットの経路切替を実現することができ
る。また、1波長の光のみを使用する構成でありながら
従来の光ルーティングシステムと同等の機能を実現し、
波長利用効率を向上することができる。
【0065】第2の発明によれば、第1の発明と同様の
効果に加えて、マルチキャストが容易に実現できる。第
3の発明によれば、第1または第2の発明と同様の効果
に加えて、入力光パケット多重信号の強度が変動しても
アドレス信号の復調が可能である。第4の発明によれ
ば、第1または第2の発明と同様の効果に加えて、入力
光パケット多重信号の強度が変動してもアドレス信号の
復調が可能である。第5の発明によれば、第1〜第4の
いずれかの発明と同様の効果に加えて、光信号に遅延を
与えることにより、アドレス信号の抽出、復調及び光信
号の経路切替の際に発生する遅延時間が無視できない場
合にも正確なタイミングで経路切替を行うことができ
る。
【0066】第6の発明によれば、第1の発明の光パケ
ット経路切替装置において経路切替可能な光信号を送信
することができる。第7の発明によれば、第2の発明の
光パケット経路切替装置において経路切替可能な光信号
を送信することができる。第8の発明によれば、第6ま
たは第7の発明と同様の効果に加えて、中継局で経路切
替を行う際の遅延時間が無視できない場合においても、
中継局に特別な対策を施すことなく正確なタイミングで
経路切替を行うことが可能である。
【0067】第9の発明によれば、データパケットと共
に多重伝送するアドレス情報として、データパケットの
長さと同一期間・同一タイミングで、一定レベルを保つ
構成とすることにより、アドレス情報を処理するにあた
って高速のディジタル信号処理を必要とせず、より簡易
な構成で光パケットの経路切替を実現することができ
る。また、1波長の光のみを使用する方式でありながら
従来の光ルーティングシステムと同等の機能を実現し、
波長利用効率を向上することができる。第10の発明に
よれば、第9の発明と同様の効果に加えて、中継局にお
いて経路切替を行う際の遅延時間が無視できない場合に
おいても、中継局に特別な対策を施すことなく正確なタ
イミングで経路切替を行うことが可能である。第11の
発明によれば、第9の発明と同様の効果に加えて、マル
チキャストが容易に実現できる。
【0068】第12の発明によれば、データパケットと
共に多重伝送するアドレス情報として、データパケット
の長さと同一期間・同一タイミングで、一定レベルを保
つ構成とすることにより、アドレス情報を処理するにあ
たって高速のディジタル信号処理を必要とせず、より簡
易な構成で光パケットの経路切替を実現することができ
る。また、1波長の光のみを使用する構成でありながら
従来の光ルーティングシステムと同等の機能を実現し、
波長利用効率を向上することができる。第13の発明に
よれば、第12の発明と同様の効果に加え、波長ルーテ
ィングのみを行う場合と比較して収容可能な受信局数を
大幅に増大させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光パケット経路切
替装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における光パケット多重
信号の変調情報の説明図
【図3】本発明の実施の形態1における光信号のマルチ
キャスト非対応フォーマットの説明図
【図4】本発明の実施の形態1における光信号のマルチ
キャスト対応フォーマットの説明図
【図5】本発明の実施の形態2に係る光パケット経路切
替装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係る光パケット経路切
替装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4に係る光パケット経路切
替装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係る光パケット経路切
替装置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5における光パケット多重
信号の変調情報の説明図
【図10】本発明の実施の形態5における光信号のフォ
ーマットの説明図
【図11】本発明の実施の形態6に係る光送信装置の構
成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態7に係る光送信装置の構
成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態8に係る光送信装置の構
成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態9に係る光通信システム
の構成を示すブロック図
【図15】従来の光ルーティングシステムの構成を示す
ブロック図
【図16】従来の光ルーティングシステムにおける波長
ルーティング方法の説明図
【符号の説明】
11 光分岐部 12 経路切替部 13 光電気変換部 14,141〜14N アドレス復調部 15 経路制御部 16 光入力端子 171〜17N 光出力端子 18 光遅延部 22,221〜22N 電気フィルタ 23 振幅復調回路 24 位相復調回路 25 電気分岐部 261〜26N 復調回路 30,34 アドレス変換部 31,311〜31N アドレス変調部 32 周波数多重部 33 電気光変換部 35 遅延部 41,51 送信局 421〜42N 光送信装置 43 合波部 44 1次中継局 45,55 波長分離部 461〜46N 2次中継局 471〜47N 光パケット経路切替装置 52 波長可変光源 53 光変調器 54 中継局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/56 (72)発明者 布施 優 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K002 BA06 CA14 DA01 DA09 DA32 5K028 AA06 BB08 KK01 KK05 KK32 5K030 HA08 HB28 HB29 JA01 JL03 KX20 LB08

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の受信局それぞれに伝送する複数のデ
    ータパケットを多重して得られるパケット多重信号を含
    む電気信号を光信号に変換した光パケット多重信号を入
    力し、前記光パケット多重信号を分離した複数の光パケ
    ット信号を、複数の前記受信局それぞれに対応する複数
    の出力端子からそれぞれ出力する光パケット経路切替装
    置であって、 前記光パケット多重信号は、複数の前記データパケット
    をそれぞれ伝送する前記受信局それぞれに対応する情報
    を含むアドレス信号を所定周波数の搬送波を用いて所定
    の変調方式により変調し生成した変調アドレス信号と、
    複数の前記データパケットを時系列的に多重した前記パ
    ケット多重信号とを、周波数多重して得られる電気信号
    を変換した光信号であって、 前記アドレス信号は、前記光パケット多重信号中に多重
    された前記データパケットに対応する区間と同期して、
    前記データパケットと前記データパケットを受信する前
    記受信局との対応と、前記データパケットの抽出とをそ
    れぞれ行うための所定のアドレス情報を、前記区間にわ
    たり、複数の前記データパケット毎それぞれに有してお
    り、 前記光パケット経路切替装置は、光電気変換部と、アド
    レス復調部と、経路制御部と、経路切替部とを有し、 前記光電気変換部は、入力した前記光パケット多重信号
    を電気信号に変換して出力し、 前記アドレス復調部は、前記光電気変換部から出力され
    た電気信号から前記変調アドレス信号を抽出し、前記変
    調アドレス信号を復調して得られる前記アドレス信号を
    出力し、 前記経路制御部は、前記アドレス復調部から出力された
    前記アドレス信号が有する前記アドレス情報に基づい
    て、所定の制御信号を生成し出力し、 前記経路切替部は、複数の受信局それぞれに対応する複
    数の出力端子を有し、入力した前記光パケット多重信号
    と、前記経路制御部により出力される前記制御信号とを
    入力し、前記光パケット多重信号を分離し、前記制御信
    号に基づいて複数の前記出力端子のうち1つの前記出力
    端子を選択し、前記光パケット多重信号を分離した複数
    の光パケット信号を選択した前記出力端子からそれぞれ
    出力することを特徴とする光パケット経路切替装置。
  2. 【請求項2】複数受信局それぞれに伝送する複数のデー
    タパケットを多重して得られるパケット多重信号を含む
    電気信号を光信号に変換した光パケット多重信号を入力
    し、前記光パケット多重信号を分離した複数の光パケッ
    ト信号を、複数の受信局それぞれに対応する複数の出力
    端子からそれぞれ出力する光パケット経路切替装置であ
    って、 前記光パケット多重信号は、複数の前記データパケット
    をそれぞれ伝送する前記受信局それぞれに対応する複数
    のアドレス信号を所定周波数の搬送波を用いて所定の変
    調方式によりそれぞれ変調し生成した複数の変調アドレ
    ス信号と、複数の前記データパケットを時系列的に多重
    した前記パケット多重信号とを、周波数多重して得られ
    る電気信号を変換した光信号であって、 複数の前記アドレス信号はそれぞれ、前記光パケット多
    重信号中の前記データパケットを受信する前記受信局に
    対応し、かつ、前記光多重パケット信号中に多重された
    前記データパケットに対応する区間と同期した所定のア
    ドレス情報を前記区間にわたり有しており、 前記光パケット経路切替装置は、光電気変換部と、複数
    のアドレス復調部と、経路切替部とを有し、 前記光電気変換部は、入力した前記光パケット多重信号
    を電気信号に変換し、複数の前記アドレス復調部へそれ
    ぞれ出力し、 複数の前記アドレス復調部はそれぞれ、前記光電気変換
    部から出力された電気信号から所定の前記変調アドレス
    信号を1つ抽出し、前記変調アドレス信号を復調して得
    られる前記アドレス信号を出力し、 前記経路切替部は、複数の受信局それぞれに対応する複
    数の出力端子を有し、入力した前記パケット光多重信号
    と、複数の前記アドレス復調部からそれぞれ出力される
    複数のアドレス信号中の前記アドレス情報に基づいて複
    数の前記出力端子のうち1つの前記出力端子を選択し、
    前記光パケット多重信号を分離した複数の光パケット信
    号を選択した前記出力端子からそれぞれ出力することを
    特徴とする光パケット経路切替装置。
  3. 【請求項3】前記変調アドレス信号は、前記アドレス信
    号に基づいた振幅変調信号であり、 前記アドレス復調部は、前記光電気変換部から出力され
    た前記電気信号から前記変調アドレス信号を抽出する電
    気フィルタと、 前記変調アドレス信号を復調する振幅復調部とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光パケット経
    路切替装置。
  4. 【請求項4】前記変調アドレス信号は、前記アドレス信
    号に基づいた位相変調信号であり、 前記アドレス復調部は、 前記光電気変換部から出力された前記電気信号から前記
    変調アドレス信号を抽出する電気フィルタと、 前記変調アドレス信号を復調する位相復調部とを備える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の光パケット経
    路切替装置。
  5. 【請求項5】前記光パケット経路切替装置はさらに、 前記経路切替装置の前段に挿入接続され、前記光パケッ
    ト多重信号に遅延を与える光遅延部を備えることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の光パケット経路
    切替装置。
  6. 【請求項6】複数の受信局それぞれに伝送する複数のデ
    ータパケットを時系列的に多重して得られるパケット多
    重信号と、複数の前記データパケットをそれぞれ受信す
    る複数の受信局とのそれぞれの対応を示す複数のアドレ
    ス情報とを入力し、複数の前記アドレス情報に基づいて
    生成されたアドレス信号と前記パケット多重信号とを含
    む電気信号を光信号に変換した光パケット多重信号を出
    力する光送信装置であって、 入力された複数の前記アドレス情報に基づき、複数の前
    記データパケット毎に、前記パケット多重信号中に多重
    された前記データパケットに対応する区間と同期して、
    前記データパケットの抽出と、前記データパケットを受
    信する前記受信局の対応とをそれぞれ行うための所定の
    情報を前記区間にわたりそれぞれ有するアドレス信号を
    生成するアドレス変換部と、 前記アドレス変換部から出力された前記アドレス信号
    を、所定周波数の搬送波を用いて、所定の変調方式によ
    り変換して得られる変調アドレス信号を出力するアドレ
    ス変調部と、 前記アドレス変調部から出力された前記変調アドレス信
    号を、入力された前記パケット多重信号と共に周波数多
    重する周波数多重部と、 前記周波数多重部から出力された電気信号を光信号に変
    換する電気光変換部とを備えることを特徴とする光送信
    装置。
  7. 【請求項7】複数の受信局それぞれに伝送する複数のデ
    ータパケットを時系列的に多重して得られるパケット多
    重信号と、複数の前記データパケットをそれぞれ受信す
    る複数の受信局とのそれぞれの対応を示す複数のアドレ
    ス情報とを入力し、複数の前記アドレス情報に基づいて
    それぞれ生成された複数のアドレス信号と前記パケット
    多重信号とを含む電気信号を光信号に変換した光パケッ
    ト多重信号を出力する光送信装置であって、 入力された複数の前記アドレス情報に基づき、前記パケ
    ット多重信号中に多重された前記データパケットに対応
    する区間と同期した所定の情報を前記区間にわたり有す
    るアドレス信号を、前記パケット多重信号中に多重され
    た複数の前記データパケット毎にそれぞれ複数生成する
    アドレス変換部と、 前記アドレス変換部から出力された複数の前記アドレス
    信号に対応して設けられ、互いに異なる所定周波数の搬
    送波を用いて、所定の変調方式により変換して得られる
    変調アドレス信号を出力する複数のアドレス変調部と、 前記アドレス変調部から出力された複数の前記変調アド
    レス信号を、前記パケット多重信号と共に周波数多重す
    る周波数多重部と、 前記周波数多重部から出力された電気信号を光信号に変
    換する電気光変換部とを備えることを特徴とする光送信
    装置。
  8. 【請求項8】前記光送信装置はさらに、前記パケット多
    重信号を入力する前記周波数多重部の前段に挿入接続さ
    れ、前記パケット多重信号を遅延させる遅延部を備える
    ことを特徴とする請求項6または7記載の光送信装置。
  9. 【請求項9】複数の受信局それぞれに伝送する複数のデ
    ータパケットを多重して得られるパケット多重信号を含
    む電気信号を光信号に変換した光パケット多重信号を入
    力し、伝送経路を適切に切り替えて出力する光パケット
    経路切替方式であって、 前記光パケット多重信号は、複数の前記データパケット
    をそれぞれ伝送する前記受信局それぞれに対応する情報
    を含むアドレス信号を所定周波数の搬送波を用いて所定
    の変調方式により変調し生成した変調アドレス信号と、
    複数の前記データパケットを時系列的に多重した前記パ
    ケット多重信号とを、周波数多重して得られる電気信号
    を変換した光信号であって、 前記アドレス信号は、前記光パケット多重信号中に多重
    された前記データパケットに対応する区間と同期して、
    前記データパケットと前記データパケットを受信する前
    記受信局との対応と、前記データパケットの抽出とをそ
    れぞれ行うための所定のアドレス情報を、前記区間にわ
    たり、複数の前記データパケット毎それぞれに有してお
    り、 入力した前記光パケット多重信号を電気信号に変換し、 前記電気信号から変調アドレス信号を抽出し、前記変調
    アドレス信号を復調し、 復調して得られた前記アドレス信号が有する前記アドレ
    ス情報に基づいて、前記光パケット多重信号を分離した
    前記光パケット信号の経路を切り替えることを特徴とす
    る光パケット経路切替方式。
  10. 【請求項10】前記アドレス信号の送出開始のタイミン
    グを、前記データパケットの送出開始のタイミングと比
    較して、前記光パケット信号の経路切替の際に発生する
    遅延時間に相当する時間だけ早く設定することを特徴と
    する請求項9記載の光パケット経路切替方式。
  11. 【請求項11】前記変調アドレス信号を複数備え、かつ
    周波数多重されていることを特徴とする請求項9記載の
    光パケット経路切替方式。
  12. 【請求項12】請求項1〜5のいずれかに記載の光パケ
    ット経路切替装置と、 請求項6〜8のいずれかに記載の光送信装置とを備える
    ことを特徴とする光通信システム。
  13. 【請求項13】互いに異なる波長を有する複数の前記光
    パケット多重信号をそれぞれ送信する複数の請求項6〜
    8のいずれかに記載の光送信装置と、 前記光送信装置と同数の請求項1〜5のいずれかに記載
    の光パケット経路切替装置とを備えることを特徴とする
    光通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008177720A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 National Institute Of Information & Communication Technology 多重光符号ラベル処理
WO2023105729A1 (ja) * 2021-12-09 2023-06-15 日本電信電話株式会社 光経路切り替えシステム

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