JP2002163522A - 旅行予約システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客が時間と労力を節約し、価格をはじめと
する希望に合う条件の旅行の比較検討および予約手続き
をすることができ、なおかつ旅行機関が効率よく顧客を
集めることのできる旅行予約システムを提供すること。 【解決手段】 管理センタ１２と顧客端末１３と宿泊機
関の依頼先端末１４をインターネット１１を介して接続
し、管理センタ１２には記憶部としての会員ＤＢ１５、
宿ＤＢ１６、ツアーＤＢ１７、依頼ＤＢ１８、回答ＤＢ
１９を設ける。顧客端末１３より、依頼情報を管理セン
タ１２へ送信すると、管理センタ１２は依頼情報から宿
ＤＢ１６に格納されている依頼先端末１４の情報を検索
する。検索した結果、不特定多数の依頼先端末１４に、
依頼情報を配信する。依頼先端末１４では、受信した依
頼情報を確認し、回答情報を管理センタ１２に送信し
て、管理センタ１２は、収集した不特定多数の回答情報
を一括して顧客端末１３へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、端末を用いて旅行
の予約手続きをすることができるようにした旅行予約シ
ステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、顧客が旅行を予め計画し、旅
行会社、交通機関、宿泊所等の旅行機関に対して予約を
行う場合には、顧客自身が本、広告、電話帳等で旅行機
関の情報を調査して、電話、ＦＡＸ等で不特定多数の旅
行機関に問い合わせを行い、比較検討していた。また、
旅行機関は顧客の問い合わせを受けるために、マスメデ
ィア等に大量の広告を出稿していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、顧客は旅行
当日までの限られた時間内で、希望に合う条件を見つけ
るために旅行機関の調査、問い合わせ、比較検討、予約
等を行うことになり、多くの旅行機関に個別に問い合わ
せたり、旅行機関からの返答待ちにより無駄な時間を過
ごしたりしていた。さらに、顧客が予約を行ってから各
旅行機関に支払う料金は、各旅行機関より提示された金
額に従っているため、顧客の希望に合う価格でないこと
があった。また、旅行機関による大量の広告出稿は、旅
行を計画している顧客とは関係の無い人の目にもさらさ
れており、過剰な広告費の原因となっていた。

【０００４】本発明は、顧客が時間と労力を節約し、価
格をはじめとする希望に合う条件の旅行の比較検討およ
び予約手続きをすることができ、なおかつ旅行機関が効
率よく顧客を集めることのできる旅行予約システムを提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項１に記載の発明は、顧客端末及び依頼先端
末と、ネットワークを介して接続された、旅行予約シス
テムにおいて、前記顧客端末から収集した旅行に関する
依頼情報を、不特定多数の前記依頼先端末へ配信する手
段と、依頼先から前記依頼情報に対する回答情報を収集
し、前記顧客端末へ送信する手段と、前記顧客端末から
前記回答情報に対する予約申込情報を収集し、前記依頼
先端末に送信する手段と、前記依頼先端末から予約確認
情報を収集し、前記顧客端末に送信する手段を備えるこ
とを要旨とする。

【０００６】このような構成にすれば、顧客は、端末か
ら旅行の依頼情報を不特定多数の依頼先に一度に伝達
し、回答情報を収集することができ、端末で依頼先から
の回答を比較検討して、予約申込および予約確認ができ
る。このため、時間と労力を節約して、価格をはじめと
する希望に合った条件の旅行の効率的な予約が可能にな
る。旅行機関は、管理センタに宿の情報や連絡先等を登
録すれば、依頼情報が配信されてくるので、成約の可能
性の高い顧客と容易に交渉することができる。

【０００７】請求項２に記載の発明は、請求項１におい
て、前記依頼情報の語句と関連する旅行情報を予め格納
する記憶部を設け、前記旅行情報を顧客に提供する手段
を備えることを要旨とする。

【０００８】このような構成にすれば、顧客は、端末に
おいて、旅行を計画している記念日等の名称を入力する
ことにより、関連する幅広い旅行情報を容易に収集でき
るので、旅行計画のための時間と労力を節約することが
できる。

【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項１または
請求項２において、前記顧客端末からの収集情報を格納
する記憶部を設け、前記顧客端末から前記収集情報の閲
覧要求がされた場合に、閲覧させることを要旨とする。

【００１０】このような構成にすれば、顧客は過去の依
頼情報を確認し、その依頼情報と重複する条件で旅行を
計画している時は、過去の依頼情報を新規の依頼情報と
して再度使用できるため、入力および選択作業が楽にな
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図１〜図１１に従って説明する。図１に示すとお
り、管理センタ（この実施形態の旅行予約システムを構
成している）１２と、顧客の顧客端末１３と、旅行機関
としての宿泊機関の依頼先端末１４とが、インターネッ
ト１１を介して接続されている。管理センタ１２は、収
集する手段、配信する手段、送信する手段、閲覧させる
手段、選択する手段で構成されている。管理センタ１２
は、旅行提案を受付けるとともに、それらの管理を行
い、さらに予約用ホームページ（以下、ホームページと
記載する）を運営する。管理センタ１２には記憶部（以
下、ＤＢと記載する）として、会員ＤＢ１５、宿ＤＢ１
６、ツアーＤＢ１７、依頼ＤＢ１８、回答ＤＢ１９を設
ける。

【００１２】図２に示すとおり、会員ＤＢ１５には、顧
客の個人認証用情報としての、顧客ＩＤ（Ｉｄｅｎｔｉ
ｆｉｃａｔｉｏｎ）及び顧客パスワードの外に、顧客の
個人情報（氏名、氏名のフリガナ、電子メールアドレ
ス、郵便番号、住所、電話番号、性別、職業、生年月日
等）、顧客専用画面のＵＲＬ等の情報を格納している。
この顧客専用画面のＵＲＬは顧客ごとに設定される。

【００１３】宿ＤＢ１６には、宿用ＩＤ、宿泊機関の名
称、地区、あらかじめ決められた地域から目的地までの
移動時間、キーワード（例えば、宿泊機関の特徴を表す
「露天風呂」等）、電子メールアドレス、連絡先、料
金、設備内容、地図等の情報が格納されている。

【００１４】ツアーＤＢ１７には、ツアー用ＩＤ（ツア
ーの種類毎に設定される）、顧客が記念日に使用するの
にふさわしいと想定されるツアー旅行情報が、記念日の
種類ごとに分類して格納されている。ツアー旅行情報と
しては、行程、費用、主催者の連絡先等が格納されてい
る。

【００１５】依頼ＤＢ１８には、顧客からの依頼情報を
識別するための依頼ＩＤに関連付けられて、ホームペー
ジ上の定型フォーマットに従って顧客が入力した旅行の
依頼情報、宿泊機関がその依頼情報を閲覧するための閲
覧用パスワード、依頼情報を入力した顧客の顧客用ＩＤ
が格納されている。

【００１６】回答ＤＢ１９には、依頼情報に基づき宿泊
機関から送信された宿回答情報および、ツアーＤＢ１７
より依頼情報に基づき抽出したツアー旅行情報が格納さ
れている。これら宿回答情報およびツアー旅行情報は、
それぞれ、依頼ＩＤ、宿用ＩＤ、ツアー用ＩＤと関連付
けられて記憶されている。さらに、顧客がその宿回答情
報およびツアー旅行情報に対して予約申込を行った際
は、その予約申込に関する各種の情報も格納する。

【００１７】次に、この旅行予約システムの作用につい
て説明する。 （旅行情報の収集）まず、旅行情報を収集しようとする
場合には、顧客は、顧客端末１３より、所定のＵＲＬを
使用して、インターネット１１を介して管理センタ１２
にアクセスする。これに応じて管理センタ１２より顧客
端末１３へ図示しない初期画面が送信される。顧客は顧
客ＩＤと顧客パスワードを入力し、会員ログインするよ
う要求する。図３に示すとおり、顧客が事前に管理セン
タ１２から割り当てられている顧客ＩＤと顧客パスワー
ドを入力してログインすると（ステップＳ１０）、管理
センタ１２は、会員ＤＢ１５より、受信した顧客ＩＤと
顧客パスワードをもとに会員データを抽出する（ステッ
プＳ１１）。会員データのうちの顧客専用画面ＵＲＬを
使用して、顧客端末１３に図７に示すとおり、メニュー
選択画面３０を送信する（ステップＳ１２）。顧客は、
メニュー選択画面３０を見て、予定している旅行日程を
入力部３１に入力し、宿の情報を知りたい場合は、宿予
約ボタン３２を、休日や記念日に向けてツアー情報や旅
行に関連する情報を知りたい場合は、休日・記念日計画
ボタン３３をクリックして選択信号を管理センタ１２に
送信する（ステップＳ１３）。

【００１８】管理センタ１２は前記の選択信号をもと
に、宿予約ボタン３２がクリックされた場合は、図８に
示す宿予約依頼入力画面３４を、休日・記念日計画ボタ
ン３３がクリックされた場合は、図９に示す休日・記念
日計画依頼入力画面３５を顧客端末１３に送信する（ス
テップＳ１４）。顧客はそれぞれのフォーマット３６も
しくはフォーマット３７に従って、旅行の依頼情報を記
入、選択する（ステップＳ１５）。このとき、フォーマ
ット３６では、地区の選択部３９、移動時間の選択部４
０、キーワードの選択部４１が選択された後に、宿一覧
表ボタン４２がクリックされると、選択部３９，４０，
４１の内容が管理センタ１２に送信され、管理センタ１
２は宿ＤＢ１６より、選択信号に一致する宿の情報を選
択する。

【００１９】管理センタ１２はこれを表示した依頼先宿
一覧画面（図示しない）を顧客端末１３に送信し、顧客
は受信した依頼先宿一覧画面により、宿泊機関の情報を
確認する。顧客はフォーマット３６またはフォーマット
３７の、すべての項目を選択および記入した後に、依頼
ボタン４３または依頼ボタン４４をクリックすると、顧
客端末１３より管理センタ１２へ、フォーマット３６ま
たはフォーマット３７の入力情報が、依頼情報として顧
客用ＩＤとともに送信される（ステップＳ１６）。そし
て、顧客がログアウトボタン４５，４６をクリックする
ことにより、宿予約依頼入力画面３４および休日・記念
日計画依頼入力画面３５よりログアウトする（ステップ
Ｓ１７）。管理センタ１２は受信した顧客ＩＤと依頼情
報に、依頼ＩＤ、閲覧用パスワードを付与して依頼ＤＢ
１８に記憶させる（ステップＳ１８）。

【００２０】管理センタ１２では、宿予約依頼入力画面
３４から送信された依頼情報を宿泊情報として判別す
る。休日・記念日計画依頼入力画面３５から送信された
依頼情報については、宿情報を依頼するボタン４８が選
択された際には宿泊情報として判別し、ツアー情報を依
頼するボタン４９が選択された際にはツアー情報として
判別する。依頼情報の種類がツアー情報の場合は（ステ
ップＳ１９においてツアー情報の場合）、管理センタ１
２は、ツアーＤＢ１７より、依頼情報の入力部４７に入
力された記念日と一致するツアー旅行情報を選択し（ス
テップＳ２０）、これを回答ＤＢ１９に、依頼ＩＤと関
連付けて記憶させる（ステップＳ２１）。

【００２１】依頼情報の種類が宿泊情報の場合は（ステ
ップＳ１９において宿泊情報の場合）、図４に示すよう
に、依頼情報に基づいて電子メールで閲覧可能なデータ
を作成し、依頼先端末１４への配信用データとする（ス
テップＳ２４）。この配信用データには、依頼情報を確
認して回答するための、図１０に示すような回答入力画
面５０を表示するためのＵＲＬと、その回答入力画面５
０を閲覧するための閲覧用パスワードの情報および、宿
泊機関が回答を入力する期日の情報が含まれている。宿
ＤＢ１６で依頼情報に一致する項目をもつ宿泊機関を選
択し、宿泊機関の依頼先端末１４の電子メールアドレス
を抽出する（ステップＳ２５）。抽出した電子メールア
ドレスを用いて依頼先端末１４に配信用データを配信す
る（ステップＳ２６）。

【００２２】宿泊機関は、依頼先端末１４で受信した電
子メールの内容を確認して、依頼を受ける意思がある場
合は、電子メールに記載されている回答期日までに、電
子メールに記載されている回答画面用ＵＲＬを使用して
管理センタ１２にアクセスする。このアクセスに基づい
て、管理センタ１２より、回答画面を表示するための認
証用画面（図示しない）が依頼先端末１４へ送信され
る。すなわち、宿泊機関は、電子メールに記載されてい
る閲覧用パスワードと、事前に管理センタ１２より通知
され、宿泊機関固有の宿用ＩＤを画面上で入力してログ
インすると（ステップＳ２７）、管理センタ１２で認証
が行われる。管理センタ１２は、依頼ＤＢ１８に格納さ
れている依頼情報に基づいて、回答入力画面５０を作成
し、依頼先端末１４へ送信する（ステップＳ２８）。宿
泊機関は、依頼先端末１４で受信した回答入力画面５０
の依頼内容５１を見て、その条件で受付ける場合は、ボ
タン５２をクリックし、金額を変更して受付けたい場合
は、入力部５３に希望金額を入力してボタン５４をクリ
ックする。ボタン５２，５４がクリックされると、依頼
内容を受付けたという情報もしくは希望金額の情報が、
宿回答情報として依頼ＩＤおよび宿用ＩＤと共に管理セ
ンタ１２に送信され（ステップＳ２９）、回答ＤＢ１９
に格納される（ステップＳ２１）。回答期日を過ぎる
と、管理センタ１２では、回答ＤＢ１９に記憶されてい
る宿回答情報およびツアー旅行情報を依頼ＩＤごとに集
計し、電子メールで閲覧可能な回答データを作成し、顧
客端末１３へ回答データとして送信する（ステップＳ２
２）。顧客は、顧客端末１３で受信した回答データを見
て確認する（ステップＳ２３）。

【００２３】（予約確認）管理センタ１２から顧客端末
１３へ送信された回答データには、宿回答情報およびツ
アー旅行情報を確認して予約するための、図１１に示す
ような予約画面６０を表示するためのＵＲＬと、予約申
込の入力期日の情報が含まれている。顧客は顧客端末１
３で、受信した電子メールの内容を確認して、その中の
宿回答情報およびツアー旅行回答情報の中に、予約の申
込を希望する情報がある場合は、電子メールに記載され
ている、予約画面６０を表示するためのＵＲＬを使用し
て、管理センタ１２にアクセスする。このため、管理セ
ンタ１２より顧客端末１３へ図示しない初期画面が送信
され、画面上で顧客ＩＤと顧客パスワードを入力するよ
うに要求される。顧客は図５に示すとおり、顧客ＩＤと
顧客パスワードを入力し、会員ログインする（ステップ
Ｓ３０）。予約画面６０の情報が顧客端末１３へ送信さ
れ（ステップＳ３１）、顧客端末１３では、顧客が受信
した予約画面６０の回答内容６１を見て、その中から予
約を申し込みたい宿回答情報およびツアー旅行情報を選
択する。そして、その選択に基づいてボタン６２，６
３，６４のいずれかをクリックすると、選択された宿回
答情報およびツアー旅行情報の予約申込みが、行われた
という予約申込情報が管理センタ１２に送信される（ス
テップＳ３２）。顧客はログアウトボタン（図示しな
い）をクリックすることにより、顧客専用画面よりログ
アウトする（ステップＳ３３）。

【００２４】管理センタ１２では、予約申込情報を受信
すると、それを回答ＤＢ１９に記憶させる（ステップＳ
３４）。管理センタ１２は予約申込情報の種類がツアー
情報であれば（ステップＳ３５でツアー情報の場合）、
図示しないオペレーションセンタに予約申込情報を送信
する（ステップＳ３６）。オペレーションセンタでは、
予約データを元に、各旅行機関に電話もしくはＦＡＸに
より問い合わせを行い、予約を行う。

【００２５】予約データの種類が宿泊情報であれば（ス
テップＳ３５で宿泊情報の場合）、図６に示すとおり、
管理センタ１２は予約申込情報を抜粋して電子メールの
形で閲覧可能な簡易予約申込情報を作成し、依頼先端末
１４へ送信する（ステップＳ３７）。この簡易予約申込
情報には、予約条件の詳細を確認して回答するための予
約確認画面（図示しない）を表示するためのＵＲＬの情
報が含まれている。依頼先端末１４では、受信した電子
メールの内容が宿泊機関により確認され、予約を確認し
たことを顧客に伝えるために、記載されている予約確認
画面を表示するためのＵＲＬを使用して管理センタ１２
にアクセスすると、認証用画面（図示しない）が開かれ
る。宿泊機関は、予め管理センタ１２より付与されてい
る宿用ＩＤを画面上で入力してログインすると（ステッ
プＳ３８）、管理センタ１２で、認証が行われ、予約確
認画面の情報が依頼先端末１４へ送信される（ステップ
Ｓ３９）。依頼先端末１４で、顧客は、受信した予約確
認画面を見て確認し、確認ボタン（図示しない）をクリ
ックする。ボタンがクリックされると、予約が確認され
たという予約確認データが管理センタ１２に送信され
（ステップＳ４０）、管理センタ１２において、予約確
認データが電子メールで閲覧可能なデータ形式に変換さ
れて（ステップＳ４１）、顧客端末１３に送信される
（ステップＳ４２）。顧客は電子メールを受信して、正
式に予約されていることを確認する（ステップＳ４
３）。予約確認後の決済は、顧客が宿泊機関に直接支払
い、管理センタ１２は、宿泊機関より仲介手数料を徴収
する。

【００２６】（履歴確認）顧客が過去の依頼情報の履歴
を確認したい場合は、メニュー選択画面３０の履歴ボタ
ン７０をクリックする。クリックにより、履歴閲覧希望
の情報が顧客端末１３より管理センタ１２に送信され、
管理センタ１２では、顧客ＩＤをもとに依頼ＤＢ１８よ
り過去の依頼情報を抽出し、リストとして掲載させた、
図示しない履歴確認画面が顧客端末１３へ送信する。顧
客は顧客端末１３で履歴確認画面を受信し、過去の依頼
情報の履歴を確認する。履歴確認画面の中に、再度依頼
情報として使用したい情報がある場合は、今回の依頼情
報用の旅行日程を図示しない入力部に入力し、当該依頼
情報の隣に設けられた図示しないボタンをクリックする
ことにより、管理センタ１２へ当該依頼情報の選択信号
が送信される。管理センタ１２では、選択信号に基づい
て、当該依頼情報を宿予約依頼入力画面３４もしくは休
日・記念日計画依頼入力画面３５に反映させて顧客端末
１３へ送信する。顧客が受信した画面３４，３５を確認
し、部分的に前回の依頼条件を変化させたい場合は、フ
ォーマット３６，３７の選択部および入力部を変更させ
る。顧客はすべての項目を確認し、依頼ボタン４３また
は依頼ボタン４４をクリックし、管理センタ１２へ依頼
情報を送信する。

【００２７】上記実施形態の旅行予約システムによれ
ば、以下のような効果を発揮する。 （１）管理センタ１２、顧客端末１３、依頼先端末１４
がインターネットを介して接続されている。このため、
顧客が、顧客端末１３から旅行の依頼情報を管理センタ
１２に送信することにより、管理センタ１２から不特定
多数の依頼先端末１４に依頼情報が一度に配信され、回
答情報が一度に収集できる。従って、顧客が顧客端末１
３で依頼先端末１４からの回答を比較検討して、予約申
込および予約確認ができるので、時間と労力を節約し
て、価格をはじめとする希望に合った条件の旅行の予約
が可能である。宿泊機関は、管理センタ１２の宿ＤＢ１
６に宿の情報や連絡先等を登録させておくことにより、
依頼情報が送信されてくるので、成約の可能性の高い顧
客と容易に交渉することができる。

【００２８】（２）顧客が、顧客端末１３で、入力部４
７に旅行を計画している記念日の名称を入力すると、管
理センタ１２において関連するツアー旅行等の情報が、
ツアーＤＢ１７より抽出される。従って、管理センタ１
２より顧客端末１３へ送信されるので旅行計画のための
時間と労力を節約することができる。

【００２９】（３）管理センタ１２が、顧客の過去の依
頼情報を依頼ＤＢ１８に格納しており、顧客が履歴ボタ
ン７０をクリックして過去の依頼情報の閲覧を希望した
際に、顧客に履歴確認画面を顧客端末１３に送信して閲
覧させることができる。

【００３０】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・ 管理センタ１２から、依頼先端末１４へ配信される
配信用データおよび、管理センタ１２から、顧客端末１
３へ送信される回答用データを、電子メール以外の伝達
手段、例えばＦＡＸ、電話、郵便等によって伝達するこ
と。

【００３１】このような構成にすれば、インターネット
への常時接続環境になくても、情報を入手できる。 ・ 依頼先端末１４を、宿泊機関以外の旅行機関、例え
ば旅行会社、レンタカー会社、航空会社等で使用し、依
頼内容も、レンタカー使用、航空券取得等にすること。

【００３２】・ 依頼情報に対する宿泊機関等の回答期
日を、顧客がホームページ上で入力して指定できるよう
にする、もしくは旅行当日まで可能とする。 ・ 宿泊機関等の回答情報に対する予約申込期日を旅行
当日まで可能とする。

【００３３】・ 依頼情報の入力部４７に入力する項目
を、記念日以外のキーワード、例えば家族構成の情報
や、趣味とし、ツアーＤＢ１７にこれらのキーワードに
関連付けられたツアー旅行情報を格納させること。

【００３４】・ 依頼先端末１４で回答入力画面５０を
入力する際に、希望金額以外の項目、例えば、変更内容
等が入力できるようにして、回答情報として管理センタ
１２に送信すること。

【００３５】・ インターネット１１をイントラネッ
ト、エクストラネット、ワイドエリアネットワーク等の
ネットワークとする、もしくはこれらを併用すること。
次に上記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載
した以外の技術的思想について、それらの効果とともに
以下に記載する。

【００３６】（１）請求項１から請求項３のいずれか一
項において、前記管理センタから前記顧客端末および前
記依頼先端末への情報伝達方法を電子メールとしたこと
を特徴とする旅行予約システム。

【００３７】このようにすれば、電子メールの内容を端
末で確認すると同時に、同じ端末で管理センタにアクセ
スすることができるので、顧客と依頼先の反応が早くな
る。 （２）請求項２または請求項３において、前記語句を記
念日としたことを特徴とする旅行予約システム。

【００３８】このようにすれば、記念日にふさわしい旅
行の提案が可能となる。 （３）請求項１から請求項３のいずれか一項において、
前記依頼先端末が前記管理センタにアクセスする際に、
パスワードで認証することを特徴とする旅行予約システ
ム。

【００３９】このようにすれば、顧客情報の機密性が高
まる。 （４）請求項３において、顧客が希望した際に、前記収
集情報を前記依頼情報に変換する手段を備えることを特
徴とする旅行予約システム。

【００４０】このような構成にすれば、顧客は過去の依
頼情報を確認し、その依頼情報と重複する条件で旅行を
計画している時は、過去の依頼情報を新規の依頼情報と
して再度使用できるため、入力および選択作業が楽にな
る。

【００４１】（５）請求項１から請求項３のいずれか一
項において、前記依頼情報に基づいて前記依頼先端末を
選択する手段を備えることを特徴とする旅行予約システ
ム。このような構成にすれば、依頼先の業種や地区等と
一致する、成約率の高い顧客の依頼情報を依頼先が収集
できるので、顧客獲得のための時間と労力を軽減でき
る。

【００４２】

【発明の効果】以上、詳述したように、この発明におい
ては、顧客は時間と労力を節約し、価格をはじめとする
希望に合う条件の旅行の比較検討および予約手続きをす
ることができ、なおかつ旅行機関が効率よく顧客を集め
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施形態のシステム概念図。

【図２】 記憶部に格納されたデータの説明図。

【図３】 本実施形態の手順の説明図。

【図４】 同じく、手順の説明図。

【図５】 同じく、手順の説明図。

【図６】 同じく、手順の説明図。

【図７】 顧客端末の表示画面の説明図。

【図８】 顧客端末の表示画面の説明図。

【図９】 顧客端末の表示画面の説明図。

【図１０】 依頼先端末の表示画面の説明図。

【図１１】 顧客端末の表示画面の説明図。

【符号の説明】

１１…ネットワークとしてのインターネット、１３…顧
客端末、１４…依頼先端末、１７…記憶部としてのツア
ーＤＢ、１８…記憶部としての依頼ＤＢ。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 顧客端末及び依頼先端末と、ネットワー
   クを介して接続された、旅行予約システムにおいて、前
   記顧客端末から収集した旅行に関する依頼情報を、不特
   定多数の前記依頼先端末へ配信する手段と、依頼先から
   前記依頼情報に対する回答情報を収集し、前記顧客端末
   へ送信する手段と、前記顧客端末から前記回答情報に対
   する予約申込情報を収集し、前記依頼先端末に送信する
   手段と、前記依頼先端末から予約確認情報を収集し、前
   記顧客端末に送信する手段とを備えることを特徴とする
   旅行予約システム。
2. 【請求項２】 請求項１において、前記依頼情報の語句
   と関連する旅行情報を予め格納する記憶部を設け、前記
   旅行情報を顧客に提供する手段を備えることを特徴とす
   る旅行予約システム。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２において、前記
   顧客端末からの収集情報を格納する記憶部を設け、前記
   顧客端末から前記収集情報の閲覧要求がされた場合に、
   閲覧させることを特徴とする旅行予約システム。