JP2002162888A - プロセスカートリッジの結合ピン及びプロセスカートリッジ - Google Patents

プロセスカートリッジの結合ピン及びプロセスカートリッジ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能上の利点としては引き抜き耐力の向上、
特に物流過程において加わる振動や衝撃に対して耐え得
る(抜けない)強度の向上、管理上の利点としては結合
ピンの表面粗さや、圧入強度の定期的な抜き取り検査
等、所定の圧入強度が確保されるよう厳格な管理を省略
し得るプロセスカートリッジの結合ピン及びプロセスカ
ートリッジを提供する。 【解決手段】 クリーニング枠体13と現像枠体19の
結合に中空ピン24を用いた。係止部24aが内側板1
3fに当り、挿入した方向へ逆に戻れない。また、リブ
13hがあるので挿入方向へ前進できない。吊り穴20
の穴径と中空ピン24の外径の公差の最適な値を見いだ
せたことにより、平行ピンと同様な精度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真画像形成装
置に着脱可能なプロセスカートリッジに関する。ここで
電子写真画像形成装置とは電子写真画像形成方式を用い
て記録媒体に画像を形成するものである。そして画像形
成装置の例としては電子写真複写機、電子写真プリンタ
(例えばレーザービームプリンタ、LEDプリンタ
等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含ま
れる。
【0002】またプロセスカートリッジとは帯電手段、
現像手段、または、クリーニング手段と電子写真感光体
ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
る。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少な
くとも1つと電子写真感光体ドラムとを一体的にカート
リッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもので
ある。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体ドラ
ムとを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に
着脱可能とするものをいう。
【0003】本発明は更にプロセスカートリッジの構成
において二枠体を回動可能に結合するための結合ピンに
関する。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像成形プロセスを用い
た画像形成装置においては電子写真感光体及び電子写真
感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可
能とするプロセスカートリッジが採用されている。この
プロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナン
スをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことが
できるので、ユーザビリティが格段に向上する。
【0005】このようなプロセスカートリッジの典型的
な構成として2枠体を結合するものがある。例えば感光
体ドラム、帯電器及びクリーニング器を支持するクリー
ニング枠体と、現像手段を支持する現像枠体とトナー室
を有するトナー枠体とを接合した枠体と、を支点回りに
回転可能に結合する。そしてばね等の弾性部材により上
記支点回りに両枠体を付勢して感光体ドラムと現像手段
との相対位置を決めている。以上の構成をとることの機
能上の利点としては感光体ドラムに対する現像ローラの
加圧力の適性化、感光体ドラム表面と現像ローラ表面間
の間隔の維持等であり他方では2分割とすることにより
枠体成形の容易化、組立ての容易化など多くのメリット
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の従来の
技術を更に発展させたものである。
【0007】本発明は、機能上の利点としては引き抜き
耐力の向上、特に物流過程において加わる振動や衝撃に
対して耐え得る(抜けない)強度の向上、管理上の利点
としては結合ピンの表面粗さや、圧入強度の定期的な抜
き取り検査等、所定の圧入強度が確保されるよう厳格な
管理を省略し得るプロセスカートリッジの結合ピン及び
プロセスカートリッジを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明を請求項の番号に
対応する番号を付して示せば以下の通りである。
【0009】本出願に係わる第1の発明は画像形成装置
本体に着脱自在で、電子写真感光体ドラムを支持する第
1枠体と、前記電子写真感光体ドラムに形成された静電
潜像を現像するための現像手段を支持する第2枠体とを
互いに回動自在に結合するプロセスカートリッジの結合
ピンにおいて、前記結合ピンは金属製中空材から成りそ
の一部に挿入方向の前方を曲げ根元として後方が外側に
出っ張るような曲げ加工によって係止部を形成している
ことを特徴とするプロセスカートリッジの結合ピンであ
る。
【0010】本出願に係わる第2の発明は前記結合ピン
は円筒形であることを特徴とする第1の発明に記載のプ
ロセスカートリッジの結合ピンである。
【0011】本出願に係わる第3の発明は前記結合ピン
は挿入方向前方の小径部と、挿入方向後方にあって前記
小径部より外径が大きい大径部とを有することを特徴と
する第2の発明に記載のプロセスカートリッジの結合ピ
ンである。
【0012】本出願に係わる第4の発明は前記結合ピン
は金属板を中空状に曲げ加工して形成したことを特徴と
する第1から第3の発明の何れか1つに記載のプロセス
カートリッジの結合ピンである。
【0013】本出願に係わる第5の発明は前記結合ピン
は金属板を円筒状に曲げ加工したもので、曲げ方向の両
端部が更に半径方向の内側に曲げてあることを特徴とす
る第4の発明に記載のプロセスカートリッジの結合ピン
である。
【0014】本出願に係わる第6の発明は前記結合ピン
は挿入方向の先端部が先細りなるテーパ部が設けてある
ことを特徴とする第1から第5の発明の何れか1つに記
載のプロセスカートリッジの結合ピンである。
【0015】本出願に係わる第7の発明は前記結合ピン
のテーパ部は絞り加工又は曲げ加工によって形成された
ことを特徴とする第6の発明に記載のプロセスカートリ
ッジの結合ピンである。
【0016】本出願に係わる第8の発明は前記結合ピン
の挿入方向の後端部に、挿入方向と直角方向若しくは略
直角方向で且つ前記結合ピンの外側に出っ張るような曲
げ部が形成してあることを特徴とする第1から第7の発
明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの結合ピ
ンである。
【0017】本出願に係わる第9の発明は前記結合ピン
は長手方向にスリットが設けてあることを特徴とする第
1から第8の発明の何れか1つに記載のプロセスカート
リッジの結合ピンである。
【0018】本出願に係わる第10の発明は画像形成装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電
子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラムに形
成された静電潜像を形成するための現像手段と、前記電
子写真感光体ドラムを支持し、電子写真感光体ドラムの
軸方向である長手方向両側部には夫々外部に面する外側
板と前記外側板より長手方向内側に配置された内側板が
あり、前記外側板及び内側板には夫々電子写真感光体ド
ラムと平行な軸線上に第1の穴及び第2の穴を有する第
1枠体と、前記第1枠体の外側板と内側板間に進入して
第1第2の穴と夫々一致可能な吊り穴を有し前記現像手
段を支持する第2枠体と、金属製中空材から成りその一
部に挿入方向の前方を曲げ根元として後方が外側に出っ
張るような曲げ加工によって係止部が形成してあり、前
記第1の穴と前記第2の穴とに嵌合して両端支持される
と共に、前記吊り穴に回動自在に嵌合する結合ピンと、
を有することを特徴とするプロセスカートリッジであ
る。
【0019】本出願に係わる第11の発明は前記係止部
は前記内側板より長手方向の内側に位置していることを
特徴とする第10の発明に記載のプロセスカートリッジ
である。
【0020】本出願に係わる第12の発明は前記内側板
の長手方向内側に、前記結合ピンの内側への挿入量を規
制する規制部材があることを特徴とする第10又は第1
1の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0021】本出願に係わる第13の発明は前記規制部
材は前記第1枠体と一体的に成型されたリブあることを
特徴とする第12の発明に記載のプロセスカートリッジ
である。
【0022】本出願に係わる第14の発明は前記規制部
材は前記第1枠体に取り付けられ、前記電子写真感光体
ドラム上に残留した現像剤を除去するクリーニング手段
が兼ねていることを特徴とする第12の発明に記載のプ
ロセスカートリッジである。本出願に係わる第15の発
明は前記第2の穴は長手方向内側の端面が塞がれている
か若しくは外側の端面側の穴と、外側の穴の内径より小
さい内径を有する内側の穴とを有する断穴になってい
て、前記吊り穴の端面の少なくとも一方の周囲には前記
吊り穴の内径より大きいザグリ部が設けてあり、前記係
止部は前記内側板と前記ザグリ部とに囲まれた領域若し
くは前記外側板と前記ザグリ部とに囲まれた領域に位置
していることを特徴とする第10の発明に記載のプロセ
スカートリッジである。
【0023】本出願に係わる第16の発明は前記結合ピ
ンは挿入方向前方に小径部があり、挿入方向後方には前
記小径部より外径が大きい大径部があって、前記小径部
は前記第2の穴と前記吊り穴に嵌合し前記大径部は前記
第1の穴に嵌合している、或いは前記小径部は前記第2
の穴に嵌合し前記大径部は前記吊り穴と前記第1の穴に
嵌合していることを特徴とする第10又は第11の発明
に記載のプロセスカートリッジである。
【0024】本出願に係わる第17の発明は前記結合ピ
ンは挿入方向の後端部に、挿入方向と直角方向若しくは
略直角方向で且つ前記結合ピンの外側に出っ張るような
曲げ部が形成してあることを特徴とする第10又は第1
1に記載のプロセスカートリッジである。
【0025】本出願に係わる第18の発明は前記結合ピ
ンは円筒形であることを特徴とする第10から第17の
発明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0026】本出願に係わる第19の発明は前記結合ピ
ンは金属板を中空状に曲げ加工して形成したことを特徴
とする第10から第18の発明の何れか1つに記載のプ
ロセスカートリッジである。
【0027】本出願に係わる第20の発明は前記結合ピ
ンは金属板を円筒状に曲げ加工したもので、曲げ方向の
両端部が更に半径方向の内側に曲げてあることを特徴と
する第19の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0028】本出願に係わる第21の発明は前記結合ピ
ンは挿入方向の先端部が先細りなるテーパ部が設けてあ
ることを第10から第20の発明の何れか1つに記載の
プロセスカートリッジである。
【0029】本出願に係わる第22の発明は前記結合ピ
ンのテーパ部は絞り加工又は曲げ加工によって形成され
たことを特徴とする第21の発明に記載のプロセスカー
トリッジである。
【0030】本出願に係わる第23の発明は前記結合ピ
ンは長手方向にスリットが設けてあることを特徴とする
第10から第22の発明の何れか1つに記載のプロセス
カートリッジである。
【0031】本出願に係わる第24の発明は前記第1の
枠体は電子写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラム
を帯電するための帯電手段と、電子写真感光体ドラム上
に転写後残留した現像剤を除去するクリーニング手段を
支持することを特徴とする第10から第23の発明の何
れか1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0032】本出願に係わる第25の発明は前記第2の
枠体は現像手段である現像部材を支持する現像枠体と、
現像部材へ供給する現像剤を収納した現像剤枠体を接合
してあることを特徴とする第10から第23の発明の何
れか1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0033】本出願に係わる第26の発明は前記プロセ
スカートリッジとは、帯電手段、クリーニング手段の少
なくとも1つと電子写真感光体ドラム及び現像手段を一
体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成
装置本体に対して着脱可能とする第10から第23の発
明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジである。
【0034】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態に
ついて説明する。以下、本発明の実施の形態を図面に従
って詳細に説明する。以下の説明において、プロセスカ
ートリッジBの短手方向とは、プロセスカートリッジB
を装置本体14へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送
方向と一致している。またプロセスカートリッジBの長
手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本体14へ
着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)であ
り、記録媒体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬
送方向と交差(略直交)する方向である。また、プロセ
スカートリッジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従
って記録媒体を上から見て右または左である。
【0035】図1は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説
明図、図2はその外観斜視図である。また図3〜図6は
本発明の実施の形態を適用したプロセスカートリッジに
関する図面である。また以下の説明において、プロセス
カートリッジBの上面とは、プロセスカートリッジBを
装置本体14へ装着した状態で上方に位置する面であ
り、下面とは下方に位置する面である。
【0036】(電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB)まず、図1及び図2を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタAについて説明する。また図3に
プロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0037】このレーザービームプリンタAは、図1に
示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形
成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体
(以下、感光体ドラムと称す)にトナー像を形成する。
詳しくは、帯電手段8によって感光体ドラム7に帯電を
行い、次いでこの感光体ドラム7に光学手段1から画像
情報に応じたレーザ光を照射して前記感光体ドラム7に
画像情報に応じた潜像を形成する。そしてこの潜像を現
像手段9によって現像してトナー像を形成する。そして
前記トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセ
ットした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ロ
ーラ対3c,3d及びレジストローラ対3eで反転搬送
する。次いで、プロセスカートリッジBの有する前記感
光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転
写ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2に
転写する。その後トナー像の転写を受けた記録媒体2を
搬送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手
段5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ロ
ーラ5bを有する。そして通過する記録媒体2に熱及び
圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。そして
この記録媒体2を排出ローラ対3g,3h,3iで搬送
し、反転経路3jを通して排出トレイ6へと排出する。
この排出トレイ6は画像形成装置Aの装置本体14の上
面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3kを
動作させ、排出ローラ対3mによって反転経路3jを介
することなく記録媒体2を排出することもできる。本実
施の形態においては、前記ピックアップローラ3b、搬
送ローラ対3c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガ
イド3f、排出ローラ対3g,3h,3i及び排出ロー
ラ対3mによって搬送手段3を構成している。
【0038】一方、前記プロセスカートリッジBは、図
1及び図3に示すように、感光体ドラム7を回転し、そ
の表面を帯電手段である帯電ローラ8への電圧印加によ
って一様に帯電する。次いで光学系1からの画像情報に
応じたレーザービーム光を、露光開口部1eを介して感
光体ドラム7へ照射して潜像を形成する。そしてこの潜
像をトナーを用いて現像手段9によって現像する。すな
わち、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接触して設けら
れており、感光体ドラム7に帯電を行う。なおこの帯電
ローラ8は、感光体ドラム7に従動回転する。また、現
像手段9は、感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給
して、感光体ドラム7に形成された潜像を現像する。な
お光学系1は、レーザーダイオード1a、ポリゴンミラ
ー1b、レンズ1c、反射ミラー1dを有している。
【0039】ここで、前記現像手段9は、トナー容器1
1A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、
現像ローラ9cへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵し
た現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9
dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロー
ラ9cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の
現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に
応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー
像を形成して可視像化する。ここで現像ブレード9d
は、現像ローラ9cの周面のトナー量を規定すると共に
摩擦帯電電荷を付与するものである。またこの現像ロー
ラ9cの近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー
攪拌部材9eを回動可能に取り付けている。
【0040】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
0によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
ここでクリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接
して設けられた弾性クリーニングブレード10aによっ
て感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として除去
トナー溜め10bへ集める。
【0041】図1に示す装置本体14の右上に設けた開
閉部材35のヒンジ35aを支点にして開くと、装置本
体14の右上の左右両側には不図示のガイドレールが右
上から左下へ向って斜設してあるのが見える。一方図4
に示すようにプロセスカートリッジBの感光体ドラム7
の中心線上において左右両側に前記ガイドレールの終端
に設けた位置決め溝に嵌入する丸ガイド13m及び丸ガ
イド13mと一体または離れて前記ガイドレールに嵌合
する長い突条形状の姿勢決めガイド13nが設けてあ
り、この丸ガイド13m及び姿勢決めガイド13nを前
述のガイドレールに挿入してプロセスカートリッジBを
装置本体14に装着する。プロセスカートリッジBを装
置本体14から取り外すのは上述と逆に左下から右上に
向って引き上げると装置本体14外へ取り外せる。
【0042】上記プロセスカートリッジBの着脱に際し
ては上部枠体11aの凹部17の突条11c、下部枠体
11bの突条11cに手を掛けて取り扱う。トナー枠体
11は上部枠体11aと下部枠体11bとを接合面Uで
溶着して一体化してある。
【0043】(プロセスカートリッジの枠体構成)本実
施の形態に係るプロセスカートリッジBは、トナーを収
納するトナー容器(トナー収納部)11Aを有するトナ
ー枠体11と現像ローラ9c等の現像手段9を保持する
現像枠体12を符合701a,701bの個所で溶着に
より接合した現像ユニットDと感光体ドラム7、クリー
ニングブレード10a等のクリーニング手段10及び帯
電ローラ8をクリーニング枠体13に取り付けたクリー
ニングユニットCを結合ピン22を支点として回転可能
に結合している。そして図6に示すようにクリーニング
枠体13のばね突き当て部13bと、現像枠体12の棒
状のばね止め12aに圧縮コイルばね23の一端部を挿
入して縮設し、穴20を中心にしてクリーニング枠体1
3を反時計回り、現像枠体12を時計回りに付勢して感
光体ドラム7と現像ローラ9cの両端のスペーサコロ9
iを圧接している。
【0044】(クリーニング枠体と現像枠体の結合方
法)図4、図5、図6及び図7にクリーニングユニット
Cと現像ユニットDの結合方法を示す。図4に第一の枠
体であるクリーニング枠体13及び結合ピン22を示
す。図5、図6に示すように第二の枠体である現像枠体
12の長手方向両側にはクリーニング枠体13に向って
アーム部19が突出している。現像枠体12の2本のア
ーム部19の先端には各吊り穴20が同軸上に設けられ
ている。クリーニング枠体13の長手方向の外側板13
aには穴13eoが設けられ、外側板13aの内側にア
ーム部19の幅よりも少し大きく間を置いて配した内側
板13fに穴13eiが設けられている。穴13eo,
13eiは長手方向の一直線上にあり、感光体ドラム7
と平行している。穴13eoの直径は穴13eiの直径
よりも僅かに大きいか若しくは略同じである。
【0045】クリーニング枠体13と現像枠体12の結
合にあたっては、クリーニング枠体13の現像枠体12
のアーム部19をクリーニング枠体13の外側板13a
と内側板13f間に挿入し、支持穴部13e(13e
i,13eo)と現像枠体12の吊り穴20がほぼ同軸
上に配置されるように位置決めを行った後、クリーニン
グ枠体13の両側面外側より結合ピン22を圧入する。
結合ピン22の外径部とクリーニング枠体13の支持穴
13eiの内径はしまりばめ、結合ピン22の外径部と
支持穴13eo及び現像枠体12の吊り穴20の内径は
隙間ばめ、の関係になっているため結合ピン22を支持
穴13eiに圧入し、組立て完了した後には、クリーニ
ング枠体13は結合ピン22回りに回転可能に支持され
る一方、結合ピン22はクリーニング枠体13に対し、
一定以上の引き抜き荷重に耐える強さで係止される。
【0046】図7は従来の結合ピンによる結合構成の詳
細を示す断面図である。結合ピン22は切削、研削また
は冷間鍛造(コールドフォーミング)により製作された
ステンレス等の鉄鋼若しくはアルミ、黄銅等の非鉄金属
から成る円柱形の中実ピンであり、外径d1を有してい
る。図中矢印aは結合ピン22の挿入方向を示し、図示
の状態は組立て完了状態を示す。即ち、結合ピン22は
クリーニング枠体13の側面外側より内側方向へ挿入さ
れることとなる。本従来例では結合ピン22の外径d1
=φ3.0mm(公差 最大0mm、最小−0.020
mm)、穴13ei,13eo,吊り穴20の内径をそ
れぞれφ3.0mm(公差 最大−0.030mm,最
小−0.060mm)、φ3.05mm(公差 最大+
0.050mm,最小0mm)、φ3.0mm(JIS
規格D10 公差 最大+0.060mm,最小+0.
020mm)とした。この結果結合ピン22はクリーニ
ング枠体13の穴13eiではしまりばめとなり、圧入
係止される一方結合ピン22に対し現像枠体の吊り穴2
0は隙間ばめとなるため現像枠体12は結合ピン22を
軸として回転自在に結合される。
【0047】ところで、上記のような従来構成におい
て、万が一、結合ピン22が上記クリーニング枠体13
の穴13eo、13eiのどちらか一方でも抜けてしま
うと、結合ピン22が片端支持となってしまい、感光体
ドラム7と現像ローラ9cの両端部での圧接が不安定と
なり、所望の上記静電潜像あるいは可視画像を得ること
ができず、結果として所望の画像が得られなくなるもの
である。さらに、結合ピン22が現像枠体12の吊り穴
20から抜けてしまうと、クリーニング枠体13と現像
枠体12とは分離してしまい、画像形成装置としての機
能を果たせなくなるものである。
【0048】従って上記のような不具合を回避するため
に従来は、結合ピン22とクリーニング枠体13の穴1
3eiの圧入が抜けないように、結合ピン22の外径及
び、穴13eiの内径寸法を厳格に管理して常に所定の
圧入強度を確保している。
【0049】なお、ここで言うの所定の圧入強度という
のは、例えばプロセスカートリッジを出荷後、物流過程
において加わる振動や衝撃に対して耐え得る(抜けな
い)強度等である。即ち、物流過程においては画像形成
時やユーザーの取扱い時より大きな振動や衝撃が加わる
ので、結合ピン22の抜けに対しては物流過程の方が厳
しい条件である。従って物流過程で生ずる振動や衝撃に
対して十分な抜け強度が必要である。
【0050】本発明は上記のような厳しい管理を行わず
に結合ピン22のクリーニング枠体13の穴13eo、
13eiに対する十分な抜け強度を確保することを目的
としたものである。
【0051】〔実施の形態1〕上記目的を達成する為、
本発明の実施の形態1として図8に示すような結合ピン
24を用いる。図8に示した結合ピン24は円筒形(以
下中空ピンと称す)で挿入方向である矢印a方向の前方
を曲げ根元として、矢印a方向の後方が外側に出っ張る
ように切り起す曲げ加工で係止部24aを形成してい
る。図9はこの中空ピン24を組み込んだ結合構成の詳
細を示す断面図である。中空ピン24は板厚が0.2m
m〜0.4mm程度のステンレス等の鉄鋼若しくはアル
ミ、黄銅等の非鉄金属から成り、係止部24aはスナッ
プフィットの役目をしている。即ち図9で矢印aの方向
から中空ピン24を第一の穴13eo、吊り穴20、第
二の穴13eiの順に挿入していくと、係止部24aは
曲げ根元側から挿入していくので穴13eoによって内
側へ弾性的に撓んで挿入され係止部24aが穴13ei
を抜けたところで撓みが開放される。撓みが開放された
係止部24aは中空ピン24が矢印aの反対方向へ抜け
ようとした時クリーニング枠体13の内側板13fに突
き当たるが曲げ根元側ではないので内側に撓むことがで
きない。従って、中空ピン24は矢印aの方向から穴1
3eo、20、13eiに挿入することはできるが、一
旦挿入すると矢印aの反対方向には抜けないようになっ
ているのである。
【0052】しかし、係止部24aの撓みが開放される
まで挿入された後、更に矢印aの方向に中空ピン24が
押し込まれるような力がかかった時、係止部24aはそ
れを阻止することはできない。即ち中空ピン24が図9
の状態から更に矢印aの方向に押し込まれる方向に力を
受けると中空ピン24の後端が穴13eoから抜け落ち
てしまう。そこで、本発明はクリーニング枠体13にリ
ブ13hを設ける。リブ13hは中空ピン24の後端が
穴13eoから抜け落ちる前に中空ピン24の先端が突
き当たる位置に配置してあるので、中空ピン24の後端
が穴13eoから抜け落ちるのを防ぐことができる。
【0053】従って、物流過程において加わる振動や衝
撃によって中空ピン24が矢印aと反対方向に抜けるよ
うな力が働いた時には係止部24aが内側板13fに突
き当たり、矢印aの方向に押し込まれるような力が働い
た時には中空ピン24の先端がリブ13hに突き当たる
ので、中空ピン24が穴13ei、13eoから抜け落
ちるのを防止することができる。
【0054】なお、上記実施の形態では中空ピン24が
図9の状態から更に矢印aの方向に押し込まれる方向に
力を受けた時、後端が穴13eoから抜け落ちるのを防
ぐ為クリーニング枠体13にリブ13hを設けた場合の
例を挙げたが、これに限定するものではなく、他に例え
ばクリーニング手段のクリーニングブレード10aの端
面でも良く要は中空ピン24の先端に突き当たるもので
あれば何でも良い。すなわち、中空ピン24の内側への
挿入量を規制する規制部材であれば第一枠体であるクリ
ーニング枠体13と一体のリブ13h、クリーニングブ
レード10aに限定されない。
【0055】ここで、中空ピン24について詳説する。
図10は図8、図9に記載した中空ピン24の製造例を
示した図である。先ず、図10のようにステンレス等の
鉄鋼若しくはアルミ、黄銅等の非鉄金属から成る金属板
をプレス加工によって外形を長方形に打ち抜くと共に係
止部24aの根本を除いてコ字形に打ち抜いて係止部1
2aを形成し、次いでこの金属板を矢印bの方向に曲げ
ていき図11に示すように略円筒形に加工する。略円筒
状としたのは、曲げ加工において曲げた後若干、元の形
に復元しようとする所謂スプリングバックがあるので端
部が密着せずスリット24bが形成されるからである。
また、図11は中空ピン24を後端側から見た側面図で
あるが、前述のスプリングバックは曲げ端部程大きくな
り易いので、図11のように曲げ端部が外側に出っ張り
易い。即ち図11で破線のように円筒形に曲げたいとこ
ろを、スプリングバックの為に実線で描いたように曲げ
端部が若干外側に戻ってしまう。図11のように曲げ端
部が外側に出っ張ると端部の角部と現像枠体12の吊り
穴20の内壁が引っ掛かって、中空ピン24と現像枠体
12とがスムーズに回動できなくなる恐れがある。そこ
で本発明は図12のようにほぼスプリングバックが若し
く出始める部分24hを曲げ部として曲げ端部24iを
破線よりも内側に曲げるようにしている。こうすれば曲
げ端部24iの角部が吊り穴20の内壁と摺動すること
が無くなるのでスムーズな回動が確保できる。
【0056】なお、ここで念の為ことわっておくが、後
述の図14のようなシームレス管を加工して係止部24
aを設けたものはもとより、以下〔実施の形態2〕、
〔実施の形態3〕を含め一般的な円筒形を「断面が円形
で筒状のもの」と定義すると、前述のように中空ピン2
4にはスリット24bや、24hを曲げ部としてさらに
内側に曲げ込んだ曲げ端部24iがあるので、厳密に言
えば中空ピン24は円筒形とは言えないかも知れない
が、現品を一見した時円筒形と表現した方が適当であ
り、前述製造例を説明するのに、「板材を円筒形に曲げ
たもの」と表現すると分り易いことから、便宜上本明細
書では図8、図11、及び図12に示したようなスリッ
ト24bや、内側に曲げ込んだ曲げ端部24iを設けた
もの、さらに後述の図13、図17、図19に記載した
中空ピン24も円筒形と称することとした。
【0057】また、上記のようなスリット24bが入っ
た中空ピン24には次のようなメリットがある。図10
で示したような金属板を曲げて中空ピン24の製造方法
では前述のごとくスプリングバックがある為、中空ピン
24の外形寸法d2の精度が非常に出し難い。即ち金属
板の板厚や強度特性のばらつき(ここで言うばらつきと
は公差範囲内のばらつきの意)によってスプリングバッ
ク量が微妙に変わる為精度が出し難いのである。特に、
結合ピン22の外径d1=φ3.0(公差 最大0、最
小−0.020)のような嵌め合い公差を安定して量産
するのは極めて困難であり、仮にできたとしても歩留ま
りが悪くコストアップを招くことになる。出願人の見積
りによれば中空ピン24の外形寸法d2が称呼でφ3.
0mmである時、安定して量産ができる公差は最大、最
小ともに0.15mmで公差幅として0.3mm程度が
適当と推定される。しかし、前述のように現像枠体12
の吊り穴20の内径がφ3.0mm(JIS規格D10
公差 最大+0.060mm,最小+0.020m
m)で、中空ピン24の外形寸法d2=φ 3.0±
0.15mm(公差 最大+0.15mm,最小−0.
15mm)とすると、吊り穴20と中空ピン24とがし
まりばめになってスムーズに回転できなくなり、現像ロ
ーラ9cの両端のスペーサコロ9iが感光体ドラム7へ
圧接するのを妨げる可能性が生じる。そこで、中空ピン
24の外形寸法d2をφ3.0(公差 最大0mm,最
小−0.30mm)とすればしまりばめとなることはな
いが、この場合結合ピン22に比べて吊り穴20とのガ
タが大きくなることがあり、左右両端のスペーサコロ9
iを感光体ドラム7へバランス良く圧接する為にはその
ガタが大きくなることは好ましいことではない。詳説す
ると、左右両端の吊り穴20と中空ピン24とを嵌合さ
せた時のガタが、結合ピン22の公差と吊り穴20との
公差によって生じるガタの範囲内であれば問題無いが、
前述のように結合ピン22の公差が(最大0mm、最小
−0.020mm)に対して中空ピン24の公差は(最
大0mm,最小−0.30mm)であるから、吊り穴2
0と中空ピン24とを嵌合させた時のガタは結合ピン2
2と吊り穴20とを嵌合させた時に比べて大きくなり得
る。特に、一方の吊り穴20と中空ピン24とのガタが
公差範囲内で最小(吊り穴20の内径公差が最小で中空
ピン24の外形公差が最大になった時)で、他方の吊り
穴20と中空ピン24とのガタが公差範囲内で最大(吊
り穴20の内径公差が最大で中空ピン24の外形公差が
最小になった時)になると現像ローラ9cと感光体ドラ
ム7との母線の平行度がずれて、左右両端のスペーサコ
ロ9iの感光体ドラム7への圧接にアンバランスが生
じ、最悪所望の画像が得られなくなってしまう恐れもあ
る。
【0058】しかしながら、前述のようなスリット24
bを設けていれば中空ピン24の外径を弾性的に変化さ
せることが可能である。即ち中空ピン24の外径より若
干小さい内径の穴に中空ピン24を挿入すれば中空ピン
24はスリット24bの幅が狭くなる方向即ち外径が小
さくなるように撓み、その外径は穴の内径によって拘束
されることになる。言い換えれば中空ピン24の持つば
ね性を利用してその外径を挿入する穴の内径に合わせる
ことが容易にできるのである。
【0059】この考え方を前述の穴13ei,13e
o,吊り穴20にあてはめてみる。先ず穴13ei,1
3eo両方の内径を結合ピン22と同じφ3.0mm
(公差最大0mm、最小−0.020mm)とし、中空
ピン24の外径をφ3.0mm(最大+0.30mm,
最小0mm)にする。こうすると公差上必然的に中空ピ
ン24の外径は穴13ei,13eoの内径と同じか若
しくは穴13ei,13eoの内径よりも大きくなる。
実質的にこの公差関係で中空ピン24を穴13ei,1
3eoに挿入させれば殆どの場合中空ピン24はスリッ
ト24bの幅が狭くなる方向に撓み、その外径は穴13
ei,13eoの内径によって拘束される。言うまでも
無く稀に中空ピン24の外径と穴13ei,13eoの
内径とが同じになる場合もあるが、それは中空ピン24
の外径と穴13ei,13eoの内径の両方がちょうど
φ3.0mmの時であるから穴13ei,13eo両方
の内径公差(最大0mm、最小−0.020mm)の範
囲内である。従って、中空ピン24を穴13ei,13
eoに挿入させた状態では中空ピン24の外径公差は穴
13ei,13eoの公差と同じ(最大0mm、最小−
0.020mm)の範囲を確保できるのである。このよ
うに中空ピン24の外径を量産可能なφ3.0mm(最
大+0.30mm,最小0mm)にしても、穴13e
i,13eo両方の内径を結合ピン22と同じφ3.0
mm(公差 最大0mm、最小−0.020mm)にす
れば、挿入した状態で中空ピン24の公差を結合ピン2
2と同じにできるので、中空ピン24と吊り穴20との
ガタは、結合ピン22と吊り穴20とのガタと同じにす
ることがコストアップを招くことなく容易にできるので
ある。また、実質的に中空ピン24は穴13ei,13
eoに挿入させた状態ではスリット24bの幅が狭くな
る方向に撓んでいるので、その反力によって強固に結合
され、言わば圧入の状態になっていて抜け強度が増加す
る効果も得ることができる。
【0060】なお、中空ピン24を穴13ei,13e
oに対して挿入する際、図13のように中空ピン24の
先端に曲げ若しくは絞り加工によって先端テーパ部24
fを設けておくと挿入し易い。特に上記のように中空ピ
ン24を穴13ei,13eoに対して圧入する時には
先端テーパ部24fがガイドの役目をする他テーパに沿
って中空ピン24の外径が徐々に撓んでいくからであ
る。
【0061】また、上記実施の形態では中空ピン24に
スリット24bが設けてある例を示したが、スリット2
4bは必ず必要なものではなく図14に示したようにス
リットが無い中空ピンであっても良い。図14に示した
中空ピン24は継ぎ目の無い所謂シームレス管を加工し
て係止部24aを設けたもので、前述のスリットが入っ
た中空ピン24のように穴13ei,13eoに挿入し
た時弾性を利用して外径寸法を規制する効果は期待でき
ないが、そもそもシームレス管は外径公差が高精度でで
きている為、弾性を利用して外径寸法を規制する必要が
無い。
【0062】また、スリットが入った中空ピン24の製
造例として図10に示したような金属板を矢印bの方向
に曲げていき略円筒形に加工する例を示したが、必ずし
もこうした製造方法に限定するものではなく、例えば図
14に示したシームレス管にスリットを設ける加工を施
して製造しても良い。
【0063】〔実施の形態2〕次に、図15に記載した
実施の形態2について説明する。図15の実施の形態2
と図9に示した実施の形態1との違いは、中空ピン24
の後端が第一の穴13eoから抜け落ちてしまうのを防
止する為のクリーニング枠体13に設けたリブ13hの
代わりに、内側板13fにある第一の穴13eiを貫通
穴にせず内側の端面を塞いだ袋状の穴にして中空ピン2
4の後端が穴13eoから抜け落ちてしまうのを防止す
るものである。
【0064】図15における中空ピン24の外径寸法及
び第二の穴13ei、第一の穴13eo及び吊り穴20
の内径寸法は〔実施の形態1〕で示した寸法関係と同じ
で、内側板13fの穴13eiは貫通しておらず中空ピ
ン24が挿入する側と反対側が塞がった穴である。現像
枠体12のアーム部19に設けられた吊り穴20の周囲
には中空ピン24の係止部24aの撓みが開放された時
の寸法より内径が大きいザグリ部20aが設けてあって
係止部24aを囲むようになっている。別の言い方をす
れば係止部24aは内側板13fとザグリ部20aとに
囲まれた領域に位置している。こうすることで中空ピン
24が矢印aと反対方向に抜けるような力が働いても係
止部24aがザグリ部20aの座面に突き当たり、矢印
aの方向に押し込まれるような力が働いても穴13ei
は塞がっているので抜け落ちるのを防止することができ
る。なお、穴13eiの塞ぎ方としては図16のように
内側板13fの内側を凸形状にしても良い。図16のよ
うにすれば中空ピン24と穴13eiとの嵌合長を図9
のと同様に内側板13fの肉厚分確保することができ
る。また、ザグリ部20aは図15、図16のようにア
ーム部19の内側板13f側に限らず外側板13a側に
設けても良い(不図示)。当然であるがこの場合、係止
部24aは外側板13aとザグリ部20aとに囲まれた
領域に位置することになり、中空ピン24が矢印aと反
対方向に抜けるような力が働いた時、係止部24aは外
側板13aの内側に突き当たる。また、穴13eiは図
15、図16のように中空ピン24が挿入する反対側が
完全に塞がっている必要は無く、中空ピン24の外径寸
法より小さい穴が開いていても良い。例えば、穴13e
iは内側板13fの外側の端面側の穴と、外側の穴の内
径より小さい内径を有する内側穴とを有する断穴にして
もよい。要は中空ピン24の先端が穴13eiを突き抜
けなければ良いのである。但し、図13のように先端に
先端テーパ部24fがある場合には先端テーパ部24f
の先端の一部が突き抜けるのは構わない。
【0065】〔実施の形態3〕次に、図17に記載した
中空ピンについて説明する。図17に記載した中空ピン
24は図8、図14に記載した中空ピン24の外径d2
と同じ外径から成る小径部24cと、絞り加工等によっ
て形成された前記小径部24cより大きい外径d3を持
つ大径部24dと、小径部24cと大径部24dを繋ぐ
テーパ部24eと、から成る。図18はこの中空ピン2
4を組み込んだ状態の図である。図18において、穴1
3ei、吊り穴20及び小径部24cの内外径は〔実施
の形態1〕と同じで夫々φ3.0mm(公差 最大0m
m、最小−0.020mm)、φ3.0mm(JIS規
格D10 公差 最大+0.060mm,最小+0.0
20mm)、φ3.0mm(最大+0.30mm,最小
0mm)とする。そして、穴13eo及び大径部24d
の内外径は夫々φ3.5mm(公差 最大0mm、最小
−0.020mm)、φ3.5mm(最大+0.30m
m,最小0mm)とする。図17で明らかなようにこの
実施の形態は、中空ピン24の後端が穴13eoから抜
け落ちてしまうのを防止する為中空ピン24の後端の外
径を吊り穴20の内径より大きくしている。即ち図18
の状態から中空ピン24が矢印aの方向に押し込まれる
ような力が働いてもテーパ部24eが吊り穴20の端部
に当たって押し込まれないのである。中空ピン24が矢
印aと反対方向に抜けるような力が働いた時には係止部
24aが内側板13fに突き当たるのは〔実施の形態
1〕と同じである。このような大径部と小径部をもつ中
空ピンは特開平11−15354号公報に記載された複
数の外径を持つ結合ピンの代替えとしてクリーニング枠
体13や現像枠体12の設計変更を行わず導入すること
が可能である。
【0066】なお、図18では小径部24cが穴13e
i及び吊り穴20に嵌合し、大径部24dが穴13eo
と嵌合する場合について説明したが、大径部24dが吊
り穴20と嵌合できる長さになっていて、小径部24c
が穴13eiに嵌合し、大径部24dが吊り穴20及び
穴13eoと嵌合していても良い。この場合吊り穴20
の内径はφ3.5mm(JIS規格D10 公差 最大
+0.078mm,最小+0.030mm)とするのが
適当である。
【0067】また、図19は大径部24dの代わりに後
端部に曲げ部24gを設けたものである。曲げ部24g
は中空ピン24の半径方向の外側の方向へ向って折曲し
てある。曲げ部24gは中空ピン24の穴13eo,1
3ei、吊り穴20の挿入方向に対して直角方向または
略直角方向に曲げてある。これは曲げ部24gがクリー
ニング枠体13の外側板13aに当たることによって中
空ピン24の後端が穴13eoから抜け落ちてしまうの
を防止するものである。このような曲げ部24gを設け
れば図9のリブ13hを設けたり、図15のように穴1
3eiを袋状の穴にしたり、図18のように穴13eo
と穴13eiの内径を変える必要が無いので、図7に記
載した従来の技術を使用した既存製品に導入する際、ク
リーニング枠体13や現像枠体12を設計変更すること
なく導入が可能である。
【0068】なお、上記実施の形態において中空ピンの
形状を図8、図13、図14、図17、図19に例示し
たが、本発明はそれらの形状に限定するものではない。
即ち例えば図13に示した先端テーパ部24fの目的は
挿入し易くする為であるから図14、図17、図19の
中空ピンの先端に設けても良いし、図13、図17、図
19の中空ピンを図14のようなシームレス管を加工し
て製造しても良い。また、係止部24aは2個所とした
が1箇所での良いし、3個所以上設けても良い。また、
中空ピンの板厚や外径寸法及び公差、クリーニング枠体
13の穴13ei,13eoの内径寸法及び公差、現像
枠体12の吊り穴20の内径寸法及び公差は上記実施の
形態の実施例の数値に限定するものではない。更に付け
加えれば中空ピンの形状は必ずしも円筒形でなくても良
く、断面が三角形や四角形等の多角形、若しくは半月状
でも良い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本出願に係る発明に
よれば、プロセスカートリッジの第1枠体と第2枠体の
結合における結合ピンの係止方法において、結合ピンの
挿入方向前方を曲げ根元として、後方が外側に出っ張る
ように曲げ起こして係止部を形成することにより、機能
上の利点としては引き抜き耐力の向上、特に物流過程に
おいて加わる振動や衝撃に対して耐え得る(抜けない)
強度の向上、管理上の利点としては結合ピンの表面粗さ
や、第1枠体に対する圧入強度の定期的な抜き取り検査
等、所定の圧入強度が確保されるよう厳格な管理の省略
があげられる。
【0070】また本出願に係る発明によれば結合ピンが
容易に引き抜けないために、ユーザーが誤ってピンを抜
いて分解してしまうということを防止できることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体の
縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体の
外観斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るクリーニングユニッ
トを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る現像ユニットを示す
斜視図である。
【図6】プロセスカートリッジの枠体の結合部の構成を
示す縦断面図である。
【図7】従来の実施の形態に係る枠体結合部を示す水平
断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る結合ピンを示す斜
視図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係る枠体結合部を示す
水平断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係る結合ピンの製造
工程を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係る結合ピンの詳細
形状を示す側面図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係る結合ピンの詳細
形状を示す側面図である。
【図13】本発明の実施の形態1に係る結合ピンの他の
実施の形態を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施の形態1に係る結合ピンの他の
実施の形態を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態2に係る枠体結合部を示
す水平断面図である。
【図16】本発明の実施の形態2に係る他の実施の形態
の枠体結合部を示す水平断面図である。
【図17】本発明の実施の形態3に係る結合ピンを示す
斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態3に係る枠体結合部を示
す水平断面図である。
【図19】本発明の実施の形態3に係る結合ピンの他の
実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A…画像形成装置 B…プロセスカートリッジ C…クリーニングユニット D…現像ユニット U…接合面 1…光学系 1a…レーザーダイオード 1b…ポリゴ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 1e…露
光開口部 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プ 3c,3d…搬送ローラ対 3e…レジストローラ
3f…搬送ガイド 3g,3h,3i…排出ローラ対
3j…反転経路 3k…フラッパ 3m…排出ローラ
対 4…転写ローラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 8…帯電ローラ 9…現像手段 9b…トナー送り部材 9c…現像ロー
ラ 9e…トナー攪拌部材 10…クリーニング手段 10a…弾性クリーニングブ
レード 10b…除去トナー溜め 11…トナー枠体 11A…トナー容器 11a…上部
枠体 11b…下部枠体 11c…突条 12…現像枠体 12a…ばね止め 13…クリーニング枠体 13a…外側板 13b…ば
ね突き当て部 13e…支持穴部 13ei,13eo
…穴 13f…内側板 13g…ブラケット 13h…リブ 13m…丸ガイド 13n…姿勢決めガ
イド 14…装置本体 17…凹部 19…アーム部 20…吊り穴 20a…ザグリ部 22…結合ピン 23…圧縮コイルばね 24…中空ピン(結合ピン) 24a…係止部 24b
…スリット 24c…小径部 24d…大径部 24e
…テーパ部 24f…先端テーパ部 24g…後端曲げ
部 24h…曲げ部 24i…曲げ端部 35…開閉部材 35a…ヒンジ 701a,701b…接合個所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 幸村 昇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA04 BA05 BA13 BA16 BA29 DA06 DA08 DA13 DA15 3J025 AA02 CA01 DA01 EA02

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱自在で、電子写
    真感光体ドラムを支持する第1枠体と、前記電子写真感
    光体ドラムに形成された静電潜像を現像するための現像
    手段を支持する第2枠体とを互いに回動自在に結合する
    プロセスカートリッジの結合ピンにおいて、前記結合ピ
    ンは金属製中空材から成りその一部に挿入方向の前方を
    曲げ根元として後方が外側に出っ張るような曲げ加工に
    よって係止部を形成していることを特徴とするプロセス
    カートリッジの結合ピン。
  2. 【請求項2】 前記結合ピンは円筒形であることを特徴
    とする請求項1に記載のプロセスカートリッジの結合ピ
    ン。
  3. 【請求項3】 前記結合ピンは挿入方向前方の小径部
    と、挿入方向後方にあって前記小径部より外径が大きい
    大径部とを有することを特徴とする請求項2に記載のプ
    ロセスカートリッジの結合ピン。
  4. 【請求項4】 前記結合ピンは金属板を中空状に曲げ加
    工して形成したことを特徴とする請求項1から3の何れ
    か1つに記載のプロセスカートリッジの結合ピン。
  5. 【請求項5】 前記結合ピンは金属板を円筒状に曲げ加
    工したもので、曲げ方向の両端部が更に半径方向の内側
    に曲げてあることを特徴とする請求項4に記載のプロセ
    スカートリッジの結合ピン。
  6. 【請求項6】 前記結合ピンは挿入方向の先端部が先細
    りなるテーパ部が設けてあることを特徴とする請求項1
    から5の何れか1つに記載のプロセスカートリッジの結
    合ピン。
  7. 【請求項7】 前記結合ピンのテーパ部は絞り加工又は
    曲げ加工によって形成されたことを特徴とする請求項6
    に記載のプロセスカートリッジの結合ピン。
  8. 【請求項8】 前記結合ピンの挿入方向の後端部に、挿
    入方向と直角方向若しくは略直角方向で且つ前記結合ピ
    ンの外側に出っ張るような曲げ部が形成してあることを
    特徴とする請求項1から7の何れか1つに記載のプロセ
    スカートリッジの結合ピン。
  9. 【請求項9】 前記結合ピンは長手方向にスリットが設
    けてあることを特徴とする請求項1から8の何れか1つ
    に記載のプロセスカートリッジの結合ピン。
  10. 【請求項10】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラムに形成された静電潜像を形成
    するための現像手段と、 前記電子写真感光体ドラムを支持し、電子写真感光体ド
    ラムの軸方向である長手方向両側部には夫々外部に面す
    る外側板と前記外側板より長手方向内側に配置された内
    側板があり、前記外側板及び内側板には夫々電子写真感
    光体ドラムと平行な軸線上に第1の穴及び第2の穴を有
    する第1枠体と、 前記第1枠体の外側板と内側板間に進入して第1第2の
    穴と夫々一致可能な吊り穴を有し前記現像手段を支持す
    る第2枠体と、金属製中空材から成りその一部に挿入方
    向の前方を曲げ根元として後方が外側に出っ張るような
    曲げ加工によって係止部が形成してあり、前記第1の穴
    と前記第2の穴とに嵌合して両端支持されると共に、前
    記吊り穴に回動自在に嵌合する結合ピンと、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記係止部は前記内側板より長手方向
    の内側に位置していることを特徴とする請求項10に記
    載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記内側板の長手方向内側に、前記結
    合ピンの内側への挿入量を規制する規制部材があること
    を特徴とする請求項10又は11に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  13. 【請求項13】 前記規制部材は前記第1枠体と一体的
    に成型されたリブあることを特徴とする請求項12に記
    載のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記規制部材は前記第1枠体に取り付
    けられ、前記電子写真感光体ドラム上に残留した現像剤
    を除去するクリーニング手段が兼ねていることを特徴と
    する請求項12に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記第2の穴は長手方向内側の端面が
    塞がれているか若しくは外側の端面側の穴と、外側の穴
    の内径より小さい内径を有する内側の穴とを有する断穴
    になっていて、前記吊り穴の端面の少なくとも一方の周
    囲には前記吊り穴の内径より大きいザグリ部が設けてあ
    り、前記係止部は前記内側板と前記ザグリ部とに囲まれ
    た領域若しくは前記外側板と前記ザグリ部とに囲まれた
    領域に位置していることを特徴とする請求項10に記載
    のプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記結合ピンは挿入方向前方に小径部
    があり、挿入方向後方には前記小径部より外径が大きい
    大径部があって、前記小径部は前記第2の穴と前記吊り
    穴に嵌合し前記大径部は前記第1の穴に嵌合している、
    或いは前記小径部は前記第2の穴に嵌合し前記大径部は
    前記吊り穴と前記第1の穴に嵌合していることを特徴と
    する請求項10又は11に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  17. 【請求項17】 前記結合ピンは挿入方向の後端部に、
    挿入方向と直角方向若しくは略直角方向で且つ前記結合
    ピンの外側に出っ張るような曲げ部が形成してあること
    を特徴とする請求項10又は11に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  18. 【請求項18】 前記結合ピンは円筒形であることを特
    徴とする請求項10から17の何れか1つに記載のプロ
    セスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 前記結合ピンは金属板を中空状に曲げ
    加工して形成したことを特徴とする請求項10から18
    の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  20. 【請求項20】 前記結合ピンは金属板を円筒状に曲げ
    加工したもので、曲げ方向の両端部が更に半径方向の内
    側に曲げてあることを特徴とする請求項19に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記結合ピンは挿入方向の先端部が先
    細りなるテーパ部が設けてあることを請求項10から2
    0の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  22. 【請求項22】 前記結合ピンのテーパ部は絞り加工又
    は曲げ加工によって形成されたことを特徴とする請求項
    21に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 【請求項23】 前記結合ピンは長手方向にスリットが
    設けてあることを特徴とする請求項10から22の何れ
    か1つに記載のプロセスカートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記第1の枠体は電子写真感光体ドラ
    ムと、電子写真感光体ドラムを帯電するための帯電手段
    と、電子写真感光体ドラム上に転写後残留した現像剤を
    除去するクリーニング手段を支持することを特徴とする
    請求項10から23の何れか1つに記載のプロセスカー
    トリッジ。
  25. 【請求項25】 前記第2の枠体は現像手段である現像
    部材を支持する現像枠体と、現像部材へ供給する現像剤
    を収納した現像剤枠体を接合してあることを特徴とする
    請求項10から23の何れか1つに記載のプロセスカー
    トリッジ。
  26. 【請求項26】 前記プロセスカートリッジとは、帯電
    手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感
    光体ドラム及び現像手段を一体的にカートリッジ化し、
    このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能
    とする請求項10から23の何れか1つに記載のプロセ
    スカートリッジ。
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