JP2002158772A - ボタン電話装置とその話中転送方法 - Google Patents

ボタン電話装置とその話中転送方法

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JP2002158772A
JP2002158772A JP2000351706A JP2000351706A JP2002158772A JP 2002158772 A JP2002158772 A JP 2002158772A JP 2000351706 A JP2000351706 A JP 2000351706A JP 2000351706 A JP2000351706 A JP 2000351706A JP 2002158772 A JP2002158772 A JP 2002158772A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各内線端末に対して、話中時の転送先を予め設
定する。 【解決手段】このボタン電話装置は、主装置1と、主装
置1に内線60を介して接続する内線端末10〜14と
を備え、主装置1は内線端末10〜14からデジタルの
音声データと制御データを抽出する内線端末インタフェ
ース回路2と、時分割スイッチ3と、内線端末10〜1
4や外線(図示省略)にDTMF信号を送信するDTM
Fセンダ4と、内線60から受信したDTMF信号の受
信レベルを測定し、DTMF信号の検出結果を出力する
DTMFレシーバ5と、主装置1の全体を制御する制御
回路6と、受信レベルの大きい順に並び替えられた内線
番号表を蓄積するメモリ7とを有している。内線端末1
0〜14はDTMF信号を出力するスピーカ20〜24
と、DTMF信号を受信して主装置1へ返送するマイク
30〜34とを有した構成になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボタン電話装置とそ
の話中転送方法に関し、特に、話中の着信時に予め設定
された転送先へ自動的に転送させることができるボタン
電話装置とその話中転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例について図面を参照して
説明する。
【0003】図3は従来の電話通信システムの一例を示
すシステム構成図である。
【0004】図3において、この従来例は特開平11−
215239号公報の開示内容を示し、交換機111
は、記憶装置112と、制御装置113と、交換部11
4と、を備える。記憶装置112は、位置情報記憶部1
12aと有線電話記憶部112bとを備える。
【0005】位置情報記憶部112aは、各コードレス
電話機について、その装置番号とその位置を示す位置情
報と現在の通話状態(通話中か否か)を対応付けて記憶
する。また、各コードレス電話機について通話中に着信
があったときに転送を手動で行うか自動で行うかを示す
情報を記憶する。位置情報は、例えば、そのコードレス
電話機が無線エリアのいずれに位置するかを示す。
【0006】また、有線電話記憶部12bは、各無線エ
リアと、その無線エリア内に配置されている有線電話機
とを対応付けて記憶している。制御装置113は、各コ
ードレス電話機の現在位置の追跡的把握及び把握位置に
基づく位置情報記憶部112aの記憶情報の更新を行
う。
【0007】そして、通話中のコードレス電話機に着信
があったとき、位置記憶装置部112aから位置情報と
転送方法を読み出し、有線電話記憶部112bからその
位置情報に対応した有線電話機を読み出し、その転送方
法を用いて、その有線電話機に着信を転送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来例において
は、通話中のコードレス電話機に着信があった場合、そ
のコードレス電話機と同一の無線エリアに位置する有線
電話機に着信を転送する話中転送方法なので、コードレ
ス電話機が移動し無線エリアが変更するたびに、交換機
は記憶装置の位置情報記憶部及び、有線電話機記憶部の
記憶内容を更新しなければならないという問題点があ
る。
【0009】従って、再度、コードレス電話機が前回と
同一無線エリア内でもかならずしも同一の転送先となら
ないという問題点がある。
【0010】また、従来例では、無線では電波の届く範
囲が広すぎる(通常:見通し50m〜100m)ので、
1つの無線エリアに複数の有線電話があった場合に、ど
の有線端末に話中転送するかが特定されておらず、必ず
しも一番近くの有線電話機へ転送するとは限らないとい
う問題点がある。
【0011】例えば、コードレス電話の電波は部屋の壁
を突き抜けます。したがって、同じ部屋の有線電話機で
はなく別の部屋の有線電話に話中転送される場合もあり
ます。
【0012】(発明の目的)本発明の目的は、話中の内
線端末に対して、一番近くの内線端末へ話中転送できる
ボタン電話装置とその話中転送方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のボタン電話装置
は、複数の外線に接続可能な主装置と、この主装置にそ
れぞれが内線を介して接続された複数の内線端末とを有
してなるボタン電話装置において、前記内線端末からの
予め定められた情報の入力によって前記ボタン電話装置
をトレーニングモードに設定するモード設定手段を備
え、前記主装置は前記トレーニングモードに設定された
場合に、前記複数の内線端末に対して予め定められた順
序で予め定められた可聴信号を送出する可聴信号送出手
段と、前記可聴信号送出手段から前記可聴信号を送出し
た時点の内線端末を除く他の総ての内線端末からの前記
可聴信号を受信して返送してきた受信可聴信号を順序受
信してその受信レベルを測定し、その測定値を出力する
受信可聴信号レベル測定手段と、前記可聴信号送出手段
から前記可聴信号を送信した時点の内線端末の電話番号
に対応付けて前記受信可聴信号の受信レベルの前記測定
値の大きい値を送出した順に対応する内線端末の電話番
号の順に記憶する記憶手段と、前記複数の内線端末の中
の第1の内線端末が話中時に着信があると前記第1の内
線端末に一番近い内線端末として前記記憶手段の検索結
果から前記第1の内線端末に対応付けられた一番大きい
前記受信レベルを送出した内線端末へ前記着信を転送さ
せる転送手段とを有し、前記複数の内線端末はそれぞれ
前記内線を介して前記可聴信号を受信するとそれを前記
受信可聴信号として鳴動させる鳴動手段と、自内線端末
以外からの前記鳴動手段による前記受信可聴信号を受信
して前記内線を介して前記主装置へ送出する受信可聴信
号送出手段とを有し、前記可聴信号及び前記受信可聴信
号は同じDTMF信号である。
【0014】本発明のボタン電話装置の話中転送方法
は、複数の外線に接続可能な主装置と、この主装置にそ
れぞれが内線を介して接続された複数の内線端末とを有
してなるボタン電話装置において、前記内線端末から予
め定められた情報の入力によって前記ボタン電話装置を
トレーニングモードに設定し、前記トレーニングモード
が設定されると前記主装置は可聴信号送出手段によって
前記複数の内線端末に対して予め定められた順序で可聴
信号を前記内線を介して送出し、次に、前記可聴信号を
受信した内線端末は鳴動手段によって前記可聴信号を受
信可聴信号として鳴動し、次に、前記可聴信号を受信し
た時点の内線端末を除く総ての内線端末は自内線端末以
外からの前記鳴動手段による前記受信可聴信号を受信可
聴信号送出手段によって受信して前記主装置へ送出し、
次に、前記主装置は前記可聴信号送出手段から前記可聴
信号を送出した時点の内線端末を除く他の総ての内線端
末から送出してきた前記受信可聴信号を受信可聴信号レ
ベル測定手段によって順序受信してその受信レベルを測
定して測定値を出力し、次に、前記主装置から前記可聴
信号を送信した時点の内線端末の電話番号に対応付けて
前記受信可聴信号の前記受信レベルの前記測定値の大き
い値を送出した順に対応する内線端末の電話番号を記憶
手段によって記憶し、前記複数の内線端末の中の第1の
内線端末が話中時に着信があると、前記記憶手段から前
記第1の内線端末に対応付けられた一番大きい前記受信
レベルの前記測定値を送出した第2の内線端末を検索
し、転送手段によって前記第1の内線端末への着信を前
記第2の内線端末へ転送し、前記可聴信号及び前記受信
可聴信号は同じDTMF信号である。
【0015】本発明のボタン電話装置は、複数の外線に
接続可能な主装置と、この主装置にそれぞれが内線を介
して接続された複数の内線端末とを有してなるボタン電
話装置において、前記内線端末からの予め定められた情
報の入力によって前記ボタン電話装置をトレーニングモ
ードに設定するモード設定手段を備え、前記主装置は前
記トレーニングモードに設定された場合に、前記複数の
内線端末に対して予め定められた順序で予め定められた
周波数の無線信号の発信を起動させる起動信号を送出す
る起動信号送出手段と、前記起動信号によって前記無線
信号の発信が起動された時点の内線端末を除く他の総て
の内線端末からの前記無線信号を受信した受信レベルの
測定値を順次受信する受信レベル受信手段と、前記主装
置から前記起動信号を送出した時点の内線端末の電話番
号に対応付けて受信した前記受信レベルの測定値の大き
い値の順に対応する内線端末の電話番号の順に記憶する
記憶手段と、前記複数の内線端末の中の第1の内線端末
が話中時に着信があると一番近い内線端末として前記記
憶手段の検索結果から前記第1の内線端末に対応付けら
れた一番大きい前記受信レベル測定値を送出した内線端
末へ前記着信を転送させる転送手段とを有し、前記複数
の内線端末はそれぞれ前記内線を介して前記起動信号を
受信すると前記予め定められた周波数の無線信号を発信
する無線信号発信手段と、自内線端末以外からの前記無
線信号発信手段による前記無線信号を受信してその前記
受信レベルを測定しその前記測定値を前記内線を介して
前記主装置へ送出する受信無線信号レベル送出手段とを
有している。
【0016】本発明のボタン電話装置の話中転送方法
は、複数の外線に接続可能な主装置と、この主装置にそ
れぞれが内線を介して接続された複数の内線端末とを有
してなるボタン電話装置において、前記内線端末から予
め定められた情報の入力によって前記ボタン電話装置を
トレーニングモードに設定し、前記トレーニングモード
設定されると前記主装置は起動信号送出手段によって前
記複数の内線端末に対して予め定められた順序で予め定
められた周波数の無線信号を発信させる起動信号を前記
内線を介して送出し、次に前記起動信号を受信した内線
端末は無線信号発信手段によって前記予め定められた周
波数の無線信号を発信し、次に、前記起動信号を受信し
た時点の内線端末を除く総ての内線端末は自内線端末以
外からの前記無線信号発信手段による前記無線信号を受
信無線信号レベル送出手段によって受信してその受信レ
ベルを測定し、その測定値を前記内線を介して前記主装
置へ送出し、次に、主装置は前記起動信号送出手段によ
って前記起動信号を送出した時点の内線端末を除く、他
の総ての内線端末から送出してきた前記測定値を受信レ
ベル受信手段によって順次受信し、次に、主装置から前
記起動信号を送出した時点の内線端末の電話番号に対応
付けて受信した前記測定値の大きい値の順に対応する内
線端末の電話番号を記憶手段に記憶し、前記複数の内線
端末の中の第1の内線端末が、話中に着信があると、前
記記憶手段から前記第1の内線端末に対応付けられた一
番大きい前記受信レベルの前記測定値を送出した第2の
内線端末を検索し、転送手段によって前記第1の内線端
末への着信を前記第2の内線端末へ転送する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態のボタン
電話装置を示すブロック図である。
【0019】図1において、本発明の第1の実施の形態
のボタン電話装置は、主装置1と、主装置1に内線60
を介して接続する内線端末10〜14とを備えている。
【0020】主装置1は内線端末10〜14からデジタ
ルの音声データと制御データを抽出する内線端末インタ
フェース回路2と、内線通話や外線通話をするためにデ
ジタルの音声データの接続先を論理回路により切り換え
る時分割スイッチ3と、内線端末10〜14や外線(図
示省略)にDTMF信号を送信するDTMFセンダ4
と、内線60及び外線から受信したデジタルの音声デー
タをデジタルのバンドパス・フィルターにかけてDTM
F信号のみ抽出し、その受信レベルを測定し、さらに受
信感度のしきい値によりDTMF信号の検出結果を出力
するDTMFレシーバ5と、主装置1の全体を制御する
制御回路6と、制御回路6により受信レベルの大きい順
に並び替えられた内線番号表を蓄積するメモリ7と、内
部カウンタにより現在の時刻を制御回路6に伝える時計
回路8とを有している。内線端末10〜14はハンズフ
リー通話の音声や今回の発明ではDTMF信号を出力す
るスピーカ20〜24と、ハンズフリー通話の音声や今
回の発明ではDTMF信号を受信して主装置1へ返送す
るマイクロホン(マイク)30〜34とを有した構成に
なっている。
【0021】特に、内線端末14はテンキー15からの
入力によってボタン電話装置全体の各種モード設定を行
うことができる構成になっている。
【0022】次に、本第1の実施の形態の動作について
図1を参照して説明する。
【0023】設置工事時や深夜など本第1の実施の形態
のボタン電話装置の使用頻度が少ない時に、自動的にト
レーニングモードを行う。
【0024】次に、トレーニングモードの説明を行う。
【0025】トレーニングモードの開始は、次の設定方
法で行う。
【0026】設定工事時、例えば内線端末14のテンキ
ー15の予め定められた操作によりトレーニングモード
開始情報が内線端末インタフェース回路2を経由して制
御回路6に伝えられ、制御回路6はトレーニングモード
に開始する。または、制御回路6は時計回路8を常時監
視しており、深夜など特定の時刻になったら制御回路6
はトレーニングモードを開始する。
【0027】トレーニングモードが設定され、例えば内
線端末10が話中時の場合の転送先を設定する場合、制
御回路6がDTMFセンダ4を制御して任意のDTMF
信号を発生し、更に制御回路6は時分割スイッチ3の接
続先を切り換えて、内線端末10のスピーカ20からD
TMF信号を出力させる。
【0028】一方、内線端末11では内線端末10から
出力されたDTMF信号をマイク31で受信する。制御
回路6は先ず最初に、時分割スイッチ3を制御しDTM
Fレシーバ5と内線端末11に接続を切り換える。DT
MFレシーバ5は受信したデジタルの音声データをデジ
タルのバンドパス・フィルターにかけてDTMF信号の
み抽出し、そのDTMF受信レベルを測定してその測定
値を制御回路6に伝える。
【0029】次に、順次、内線端末12と内線端末13
についても同様に行う。即ち、内線端末10から出力さ
れたDTMF信号をそれぞれのマイク32またはマイク
33で受信する。制御回路6は時分割スイッチ3を制御
しDTMFレシーバ5と内線端末12及び内線端末13
を順次接続を切り換える。DTMFレシーバ5は内線端
末12,13から順次受信したDTMF信号の受信レベ
ルをそれぞれ測定しその測定値を制御回路6に伝える。
【0030】制御回路6は、内線端末10から出力され
たDTMF信号について、「受信レベルが一番大きい」
=「内線端末10から一番距離が近い」と判断し、受信
レベルの大きい順に内線番号を並べ替えて、メモリ7に
「内線端末10と各端末間の距離表」として蓄積してお
く。このようにDTMF信号の受信レベルを測定するこ
とで内線端末10からのおよその距離を把握できる。
【0031】上記は、内線端末10と各端末間の距離の
順番を内線端末11,12,13のDTMF信号の受信
レベルの測定判断する方法であり、メモリ7に「内線端
末10と各端末間の距離表」として蓄積されたが、同様
に内線端末11、内線端末12、内線端末13からそれ
ぞれDTMF信号を出力してDTMF信号を出力した以
外の内線端末でのその受信レベルを測定することで、
「内線端末11と各端末間の距離表」、「内線端末12
と各端末間の距離表」、「内線端末13と各端末間の距
離表」をメモリ7に蓄積しておく。
【0032】次に、本第1の実施の形態における話中時
の転送動作について説明する。
【0033】今、内線端末13から内線端末10に内線
呼び出しを行い、内線端末10が通話中だった場合、通
常は主装置1から内線端末13にビジートーンを送信
し、内線呼び出しが出来ない。
【0034】しかし、主装置1では、あらかじめトレー
ニングモードにより「内線端末10と各端末間の距離
表」が存在するため、制御回路6は通話中の内線端末1
0を呼び出すことができない場合、メモリ7に記憶され
ている「内線端末10と各端末間の距離表」を検索し、
その結果、内線端末10にもっとも近い、例えば、内線
端末11を呼び出すことができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態のボタン
電話装置について図面を参照して説明する。
【0036】図2は本発明の第2の実施の形態のボタン
電話装置を示すブロック図である。
【0037】上述した第1の実施の形態のボタン電話装
置では、DTMF信号の受信レベルを測定して、内線端
末からの距離の順番を把握していたが、この第2の実施
の形態のボタン電話装置の場合には、DTMF信号の代
わりにBluetoothなどの無線信号の受信レベル
により内線端末からの距離の順番を判定している。第1
の実施の形態では可聴音のDTMF信号の音声を発生す
るため騒音となるが、この第2の実施の形態の場合で
は、予め定められた周波数の無線信号を使用しているの
で騒音の心配がない特徴がある。
【0038】図2において、本発明の第2の実施の形態
のボタン電話装置は、主装置1aと、主装置1aに内線
60aを介して接続する内線端末10a〜14aとを備
えている。主装置1aは内線端末10a〜14aからデ
ジタルの音声データと制御データを抽出する内線端末イ
ンタフェース回路2aと、内線通話や外線通話をするた
めにデジタルの音声データの接続先を論理回路により切
り換える時分割スイッチ3aと、主装置1aの全体を制
御する制御回路6aと、制御回路6aにより受信レベル
の大きい順に並び替えられた内線番号表を蓄積するメモ
リ7と、内部カウンタにより現在の時刻を制御回路6a
に伝える時計回路8とを有している。内線端末10a〜
14aは主装置1aから予め定められたコマンドを受信
すると特定の周波数の無線信号を送信する無線送信回路
40〜44と、他の内線端末から送信された無線信号を
受信して受信レベルを送出する無線受信回路50〜54
とを有して構成している。
【0039】特に、内線端末14aはテンキー15から
の入力によってボタン電話装置全体の各種モード設定を
行うことができる構成になっている。
【0040】次に、本第2の実施の形態のボタン電話装
置のトレーニングモードの設定方法は、第1の実施の形
態の場合と同じなので説明を行う。
【0041】次に、本第2の実施の形態の動作について
図2を参照して説明する。トレーニングモードは第1の
実施の形態の場合と同時に、設置工事時や深夜などの本
第2の実施の形態のボタン電話装置の使用頻度が少ない
時に自動的に行う。
【0042】次にトレーニングモードの説明を行う。
【0043】トレーニングモードが設定され、例えば、
内線端末10aが話中時の場合の転送先を設定する場
合、主装置1aの制御回路6aは、内線端末インタフェ
ース回路2aを経由して、内線端末10aに対し、予め
定められた特定の周波数の無線信号を送信させるコマン
ドを送る。このコマンドを受信した内線端末10aは無
線送信回路40から特定周波数の無線信号を出力する。
【0044】一方、内線端末11aでは、この無線信号
を無線受信回路51で受信するとその受信レベルを測定
し、測定した信号レベルを主装置1aへ送信する。主装
置1aでは、制御回路6aが内線端末インタフェース回
路29を介して、内線端末11aからの受信した信号レ
ベルをメモリ7に記憶しておく。
【0045】以下同様にして、内線端末12a,13a
のそれぞれの無線受信回路52,53から受信した特定
周波数の無線信号の受信レベルを制御回路6aが受信し
て記憶する。
【0046】次に、制御回路6aは受信した無線信号の
受信レベルを大きい順に替えて、メモリに「内線端末1
0aと各内線端末間の距離表」として記憶しておく。
【0047】以下、同様にして、主装置1aから内線端
末10a,12a,13aに対して順次コマンドを送信
してコマンドを受信していない内線端末10a,12
a,13aから、受信した無線信号のそれぞれの信号レ
ベルを制御回路6aが受信し、内線端末10aの場合と
同様に、メモリ7に「内線端末11aと各内線端末間の
距離表」、「内線端末12aと各内線端末間の距離表」
および「内線端末13aと各内線端末間の距離表」を記
憶しておく。
【0048】次に、本第2の実施の形態における話中時
の転送動作は、第1の実施の形態の場合とほぼ同一なの
で、説明を省略する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の外
線に接続可能な主装置と、この主装置にそれぞれが内線
を介して接続された複数の内線端末とを有してなるボタ
ン電話装置において、内線端末からの予め定められた情
報の入力によってボタン電話装置をトレーニングモード
に設定するモード設定手段を備え、主装置はトレーニン
グモードに設定された場合に、複数の内線端末に対して
予め定められた順序で予め定められた可聴信号を送出す
る可聴信号送出手段と、可聴信号を送出した時点の内線
端末を除く他の総ての内線端末からの可聴信号を受信し
て返送してきた受信可聴信号を順次受信してその受信レ
ベルを測定し、その測定値を出力する受信可聴信号レベ
ル測定手段と、可聴信号を送信した時点の内線端末の電
話番号に対応付けて受信可聴信号の受信レベルの測定値
の大きい値を送出した順に対応する内線端末の電話番号
の順に記憶する記憶手段と、複数の内線端末の中の第1
の内線端末が話中時に着信があると一番近い内線端末と
して記憶手段の検索結果から第1の内線端末に対応付け
られた一番大きい受信レベルを送出した内線端末へ着信
を転送させる転送手段とを有することにより、内線端末
の呼び出し先が通話中だった場合でも、トレーニングモ
ードにより話中の内線端末と他の総ての内線端末とのお
よそ距離を把握して記憶手段に記憶しているため、もっ
とも近くの内線端末へ転送することができる効果があ
る。
【0050】従って、同じ室内に複数の内線端末がある
場合話中の内線端末に対し緊急時の対応が迅速に出来る
効果がある。
【0051】また、このボタン電話装置の各内部端末
は、携帯電話機と異なり、移動することはほとんどない
ので、設置工事時にトレーニングモードで、内線端末間
のおよそ距離情報を記憶手段に一度記憶しておけば、そ
の変更を行う処理がほとんどないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のボタン電話装置を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のボタン電話装置を
示すブロック図である。
【図3】従来の電話通信システムの一例を示すシステム
構成図である。
【符号の説明】
1,1a 主装置 2,2a 内線端末インタフェース回路 3,3a 時分割スイッチ 4 DTMFセンダ 5 DTMFレシーバ 6,6a 制御回路 7 メモリ 8 時計回路 10,11,12,13,14 内線端末 10a,11a,12a,13a,14a 内線端末 15 テンキー 20,21,22,23,24 スピーカ 30,31,32,33,34 マイクロホン(マイ
ク) 40,41,42,43 無線送信回路 50,51,52,53 無線受信回路 60,60a 内線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外線に接続可能な主装置と、この
    主装置にそれぞれが内線を介して接続された複数の内線
    端末とを有してなるボタン電話装置において、 前記内線端末からの予め定められた情報の入力によって
    前記ボタン電話装置をトレーニングモードに設定するモ
    ード設定手段を備え、 前記主装置は前記トレーニングモードに設定された場合
    に、前記複数の内線端末に対して予め定められた順序で
    予め定められた可聴信号を送出する可聴信号送出手段
    と、前記可聴信号送出手段から前記可聴信号を送出した
    時点の内線端末を除く他の総ての内線端末からの前記可
    聴信号を受信して返送してきた受信可聴信号を順序受信
    してその受信レベルを測定し、その測定値を出力する受
    信可聴信号レベル測定手段と、前記可聴信号送出手段か
    ら前記可聴信号を送信した時点の内線端末の電話番号に
    対応付けて前記受信可聴信号の受信レベルの前記測定値
    の大きい値を送出した順に対応する内線端末の電話番号
    の順に記憶する記憶手段と、前記複数の内線端末の中の
    第1の内線端末が話中時に着信があると前記第1の内線
    端末に一番近い内線端末として前記記憶手段の検索結果
    から前記第1の内線端末に対応付けられた一番大きい前
    記受信レベルを送出した内線端末へ前記着信を転送させ
    る転送手段とを有することを特徴とするボタン電話装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数の内線端末はそれぞれ前記内線
    を介して前記可聴信号を受信するとそれを前記受信可聴
    信号として鳴動させる鳴動手段と、自内線端末以外から
    の前記鳴動手段による前記受信可聴信号を受信して前記
    内線を介して前記主装置へ送出する受信可聴信号送出手
    段とを有することを特徴とする請求項1記載のボタン電
    話装置。
  3. 【請求項3】 複数の外線に接続可能な主装置と、この
    主装置にそれぞれが内線を介して接続された複数の内線
    端末とを有してなるボタン電話装置において、 前記内線端末から予め定められた情報の入力によって前
    記ボタン電話装置をトレーニングモードに設定し、前記
    トレーニングモードが設定されると前記主装置は可聴信
    号送出手段によって前記複数の内線端末に対して予め定
    められた順序で可聴信号を前記内線を介して送出し、次
    に、前記可聴信号を受信した内線端末は鳴動手段によっ
    て前記可聴信号を受信可聴信号として鳴動し、次に、前
    記可聴信号を受信した時点の内線端末を除く総ての内線
    端末は自内線端末以外からの前記鳴動手段による前記受
    信可聴信号を受信可聴信号送出手段によって受信して前
    記主装置へ送出し、次に、前記主装置は前記可聴信号送
    出手段から前記可聴信号を送出した時点の内線端末を除
    く他の総ての内線端末から送出してきた前記受信可聴信
    号を受信可聴信号レベル測定手段によって順序受信して
    その受信レベルを測定して測定値を出力し、次に、前記
    主装置から前記可聴信号を送信した時点の内線端末の電
    話番号に対応付けて前記受信可聴信号の前記受信レベル
    の前記測定値の大きい値を送出した順に対応する内線端
    末の電話番号を記憶手段によって記憶し、前記複数の内
    線端末の中の第1の内線端末が話中時に着信があると、
    前記記憶手段から前記第1の内線端末に対応付けられた
    一番大きい前記受信レベルの前記測定値を送出した第2
    の内線端末を検索し、転送手段によって前記第1の内線
    端末への着信を前記第2の内線端末へ転送することを特
    徴とするボタン電話装置の話中転送方法。
  4. 【請求項4】 前記可聴信号及び前記受信可聴信号は同
    じDTMF信号であることを請求項1,2,3記載のボ
    タン電話装置とその話中転送方法。
  5. 【請求項5】 複数の外線に接続可能な主装置と、この
    主装置にそれぞれが内線を介して接続された複数の内線
    端末とを有してなるボタン電話装置において、 前記内線端末からの予め定められた情報の入力によって
    前記ボタン電話装置をトレーニングモードに設定するモ
    ード設定手段を備え、 前記主装置は前記トレーニングモードに設定された場合
    に、前記複数の内線端末に対して予め定められた順序で
    予め定められた周波数の無線信号の発信を起動させる起
    動信号を送出する起動信号送出手段と、前記起動信号に
    よって前記無線信号の発信が起動された時点の内線端末
    を除く他の総ての内線端末からの前記無線信号を受信し
    た受信レベルの測定値を順次受信する受信レベル受信手
    段と、前記主装置から前記起動信号を送出した時点の内
    線端末の電話番号に対応付けて受信した前記受信レベル
    の測定値の大きい値の順に対応する内線端末の電話番号
    の順に記憶する記憶手段と、前記複数の内線端末の中の
    第1の内線端末が話中時に着信があると一番近い内線端
    末として前記記憶手段の検索結果から前記第1の内線端
    末に対応付けられた一番大きい前記受信レベル測定値を
    送出した内線端末へ前記着信を転送させる転送手段とを
    有することを特徴とするボタン電話装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の内線端末はそれぞれ前記内線
    を介して前記起動信号を受信すると前記予め定められた
    周波数の無線信号を発信する無線信号発信手段と、自内
    線端末以外からの前記無線信号発信手段による前記無線
    信号を受信してその前記受信レベルを測定しその前記測
    定値を前記内線を介して前記主装置へ送出する受信無線
    信号レベル送出手段とを有することを特徴とする請求項
    5記載のボタン電話装置。
  7. 【請求項7】 複数の外線に接続可能な主装置と、この
    主装置にそれぞれが内線を介して接続された複数の内線
    端末とを有してなるボタン電話装置において、 前記内線端末から予め定められた情報の入力によって前
    記ボタン電話装置をトレーニングモードに設定し、前記
    トレーニングモード設定されると前記主装置は起動信号
    送出手段によって前記複数の内線端末に対して予め定め
    られた順序で予め定められた周波数の無線信号を発信さ
    せる起動信号を前記内線を介して送出し、次に前記起動
    信号を受信した内線端末は無線信号発信手段によって前
    記予め定められた周波数の無線信号を発信し、次に、前
    記起動信号を受信した時点の内線端末を除く総ての内線
    端末は自内線端末以外からの前記無線信号発信手段によ
    る前記無線信号を受信無線信号レベル送出手段によって
    受信してその受信レベルを測定し、その測定値を前記内
    線を介して前記主装置へ送出し、次に、主装置は前記起
    動信号送出手段によって前記起動信号を送出した時点の
    内線端末を除く、他の総ての内線端末から送出してきた
    前記測定値を受信レベル受信手段によって順次受信し、
    次に、主装置から前記起動信号を送出した時点の内線端
    末の電話番号に対応付けて受信した前記測定値の大きい
    値の順に対応する内線端末の電話番号を記憶手段に記憶
    し、前記複数の内線端末の中の第1の内線端末が、話中
    に着信があると、前記記憶手段から前記第1の内線端末
    に対応付けられた一番大きい前記受信レベルの前記測定
    値を送出した第2の内線端末を検索し、転送手段によっ
    て前記第1の内線端末への着信を前記第2の内線端末へ
    転送することを特徴とするボタン電話装置の話中転送方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101090427B (zh) * 2006-06-16 2010-08-25 新世纪资通股份有限公司 双声多频数字传递方式的协议方法及***
JP2018019117A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 Necプラットフォームズ株式会社 呼制御装置及び通信端末

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