JP2002158583A - 周波数シンセサイザおよびプリンタエンジン - Google Patents

周波数シンセサイザおよびプリンタエンジン

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JP2002158583A JP2000350111A JP2000350111A JP2002158583A JP 2002158583 A JP2002158583 A JP 2002158583A JP 2000350111 A JP2000350111 A JP 2000350111A JP 2000350111 A JP2000350111 A JP 2000350111A JP 2002158583 A JP2002158583 A JP 2002158583A
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frequency
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な周波数シンセサイザを提供するこ
と。 【解決手段】 可変発振回路6から出力信号の周期を等
分割した位相差を持つクロック信号群を発生する。主位
相選択回路5から、クロック信号群から第1の制御信号
によって所望する隣接位相の2つのクロック信号対を選
択し出力する。副位相選択回路4は、クロック信号対と
これらの位相差内のクロック位相から第2制御信号で1
つのクロック信号を選択して出力する。演算回路8は、
2つの周波数設定データによりユークリッド互除法演算
処理をする。論理制御回路7は、クロック信号と演算結
果および周波数制御信号に基づいて第1及び第2の制御
信号を発生する。位相比較回路1は、クロックと基準ク
ロック信号を比較する。位相比較回路1の出力信号によ
り可変発振回路6を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーレーザ印画
エンジンの画素位置合わせに使用される入力基準クロッ
ク信号に対して係数倍周波数の高精度(ex.15pp
m程度)のクロック信号を出力できる周波数シンセサイ
ザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ印画エンジンはカラー化の要望が
強いが、一般にYe、Cy、Mg、Bkの4色トナーを
用いた印画プロセスは白黒に比べてそのままでは4倍の
印画時間を要してしまう。このため、使用される感光ド
ラムを各色に設けた4ドラム化と、レーザも一挙に2ラ
イン書き込みできる2ビーム化を併用する印画エンジン
で対応することになる。図12は、前述の4ドラム機の
概略図であり、感光ドラム21a〜21dがインライン
に配置されて各色ごとの専用になり、印画紙29に順次
各色トナーが転写されてカラー画像が再生される。各感
光ドラムには図11で示す静電潜像を形成するためのレ
ーザビーム光量による画像書込み部が設けられる。図1
1の動作を説明する。
【0003】<画像書込み部の説明>レーザチップ24
はレーザダイオードa、bを有す2ビームタイプのもの
であり各バック光を受光するフォトダイオードcから構
成されている。
【0004】各レーザダイオードを発光制御する駆動電
流Id1,Id2はLDドライバ25より供給される。
発光量を検出したフォトダイオードからのモニター電流
ImはLDドライバ25に入力されレーザーダイオード
a、bの発光量のAPC(オートパワーコントロール)
を行う。レーザチップ24は、2つのレーザ発光点間隔
を1画素間隔(600dpiで約42um)に素子特性
上できない。このため、図14に示す様に格子線で示さ
れる画素領域に対して、図示のようにレーザ走査方向に
例えば16画素離れた位置に2つのビームが発生する様
に斜め配置しておく。レーザーチップ24から発生した
変調レーザービームは、モータ軸に固定されて図中矢印
方向への回転するポリゴンミラー19によって偏光され
感光ドラム21上に変調レーザービームを走査する。f
ーθレンズ20は偏光された変調レーザビームを感光ド
ラム21上に線速度一定に集光するためのものである。
感光ドラム21及び印画トナーを予め所定の静電帯電し
ておくと、感光ドラム21上における照射光量に応じて
印画トナーの付着量が変わる為中間調画像の印画が可能
になる。BDミラー22は感光ドラム21と機械的に位
置関係が固定されており、BDミラー22からの反射レ
ーザビームは受光ダイオード23に入力され、感光ドラ
ム21上の情報書き込み開始位置を検出するために使用
される。受光ダイオード23の出力は水平同期信号発生
回路28に入力されて水平同期信号BDを発生する。
【0005】BD信号は画素変調回路26に入力され
る。画素変調回路26は水平同期信号BDに同期した画
素クロックまたはその係数倍クロックを発生する。この
画素クロックをもとに画素データを読み取るためのリー
ドクロックRK1、RK2を画素データ発生部27に入
力する。画素データ発生部27は画素変調回路26に対
して、画素データD1,D2及び各々のライトクロック
WK1、WK2を出力する。入力された画素データをも
とに所望のレーザ光量変調を可能にする画素変調信号O
N1、ON2をLDドライバ25に出力する。
【0006】<画素変調回路の対応>以上説明した4ド
ラム/2ビームレーザ印画エンジンは従来の1ドラム/
1ビームレーザ印画エンジンに比べて画素変調規模が8
倍になるためLSI化が必要になる。更に4ドラム機
は、各色ごとに図11の画像書込み部があるため、以下
のような最低3項目に関して画素合わせをしなければな
らない。
【0007】まず、各画像書込み部におけるBD信号の
タイミング誤差による画像の位置ズレ補正である。これ
は画素変調回路26においてにより画素クロックの位相
(遅延)制御で1/32画素程度には電気的には実現で
きる。
【0008】次に、2ビームレーザチップ24は前述し
たように角度の浅い斜め配置のため取り付け角度誤差、
変動によって図示するようにビーム間隔が変動し画素位
置補正が必要になる。これも画素変調回路26において
相対画素位置設定データRPによって画素クロックの位
相(遅延)制御で1/32画素程度には電気的に実現で
きる。
【0009】さらに、レーザチップ24、ポリゴンミラ
ー19、fーθレンズ20、感光ドラム21までの光学
的機械精度バラツキによる画像サイズの誤差を補正する
必要がある。これは、画素クロック周波数を変化させる
ための周波数シンセサイザを画素変調回路に搭載して画
素周波数設定データDFによって実現する。
【0010】このため、図11の画像書込み部における
画素変調回路には、画素位置合わせ用の画素位置設定デ
ータDS(相対画素位置設定データRP、画素周波数設
定データDF、絶対画素位置設定データRGを含んだ信
号)が入力される。
【0011】<4ドラム/2ビーム対応の画素変調LS
I>図16は、前述した周波数セサイザを搭載する4ド
ラム/2ビーム方式のレーザ印画エンジン(図11参
照)用の画素変調回路26をLSI化したLSIシステ
ムの構成例である。
【0012】画素クロックを発生させるPLL回路32
は、周波数シンセサイザによって構成される。
【0013】図16において、基準クロックCKは、周
波数シンセサイザとしても機能するPLL回路32に入
力され、画素クロック周波数の4倍の各々1/8周期位
相がずれた(1/32画素ずれた)8相クロックバスK
を出力する。画素位置設定データDSは、PLL回路3
2に入力されている。
【0014】画素位置設定データDSにおける画素周波
数設定データDFをPLL回路32の構成例を示した図
13における分周設定データとして使用する。PLL回
路32の8相クロックを発生する可変周波数発振回路
(VCO)回路6の制御電流Iv0がPLL回路32か
ら出力される。水平同期信号BDは、BD遅延回路29
に入力され、画素位置設定データDSによってBD信号
が遅延制御される。
【0015】BD遅延回路30には、制御電流Iv0が
入力され、このBD遅延回路30にはPLL回路32内
の可変周波数発振回路6に使用している可変遅延回路と
同等の遅延回路が縦続に接続された構成が含まれてお
り、各遅延回路の接続点からは互いに1/32画素タイ
ミングがずれたBD信号が発生している。
【0016】BD遅延回路30には画素位置設定データ
DSのうちのドラム間の絶対画素位置設定データRGの
微調整ビットが使用されて所望のBD信号に遅延制御し
てドラム間画素位置合わせを1/32画素まで微調整で
きる。
【0017】出力BD信号は、水平同期信号分離回路3
1に入力され、図17に示すように、先行レーザ用の水
平同期信号HD1と、後行レーザ用の水平同期信号HD
2とに分離される。
【0018】水平同期信号HD1、HD2は、各々同期
クロックジェネレータ33a,33bにPLL回路32
出力の8相クロックバスKと共に入力される。各同期ク
ロックジェネレータは、入力HD信号に同期した同期ク
ロック信号SCK1,SCK2を出力する。各クロック
の同期精度は1/32画素である。
【0019】1ドラム/1ビーム機における同期精度は
1/8画素程度で十分であったが、4ドラム/2ビーム
機の場合、色ずれは直ちに色モワレや色調を変化させる
ため同期クロックジェネレータ特性に対する要求は高く
なる。
【0020】カラーレーザ印画エンジンの場合、画像の
階調再現は重要であるため、一般にPWM画素変調が用
いられる。また、デジタル画像処理に柔軟に対応するた
め、図19(b)に示すように、画素(To)32分割
によって変調を行う。
【0021】しかしながら、1ビーム当たり32ビット
の画素データは膨大であり、実現不能である。このた
め、画素データD1、D2は6ビットデータとして書込
みクロックWK1、WK2と共に32ビット展開のデー
タデコーダ35a,35bに入力する。データデコーダ
35a,35bは、例えば64アドレス/32ビットの
SRAMであり、格納データはユーザが前もって所望値
に設定しておく。
【0022】データデコーダ35a,35bの出力の3
2ビットデータを、図18に示すように、シリアル変換
するわけである。例えば、画素周波数が25MHz(4
0ns)であったとすると、変調精度は1.25nsと
非常に高精度な信号処理が要求される。画素周波数は更
に上昇される傾向にある。同期クロックジェネレータ3
3a,33bの出力の同期クロックSCK1,SCK2
及びHRB1,HRB2は各々タイムベース回路34
a,34bに入力される。
【0023】タイムベース回路34bには、PLL回路
32におけるVCO回路6に使用されている可変遅延回
路と同等の可変遅延回路が縦続に接続された構成が含ま
れており、各々の接続点に各々1/32画素ずれた画素
クロックが発生しており、入力される画素位置設定デー
タDSの中の相対画素位置設定データRPによってビー
ム間隔を高精度に調整できる。さらに、タイムベース回
路34a,34bでは、ドラム間画素位置合わせにおけ
る粗調のために、絶対画素位置設定データRGの上位ビ
ットが使用される。
【0024】図18は、タイムベース回路34a、34
bの出力信号バスK1、K2の内容を示す。
【0025】DK0,DK1は、データデコーダ35
a,35bにおけるSRAMの読出しタイミングをクロ
ックとして使用される。K0〜K3は(32⇒8)ビッ
トデータ変換回路36a、36bに入力され、図19
(a)で示す8ビットデータDVに変換される。図18
で示すクロック遅延時間はTdをBD遅延回路30で行
われる分を含んで表すと、設定データRG、RPを各5
ビットとすると下式で示される。
【0026】Td1=Td(0)+RG(4:0)×(To/32) Td2=Td(0)+RG(4:0)×(To/32)+RP(4:0)×(To/32) 上式から理解できるように、画素データDV1,DV2
の位相は1/32画素の精度で位相制御でき、このタイ
ミングで最終的にデータ変調すれば所望の画素変調が実
現できる。(32⇒8)ビットデータ変換回路36a,
36bの各8ビットデータDV1、DV2は変調回路3
7a,37bに同期クロックSK1、SK2と共に入力
される。
【0027】変調回路37a,37bには、PLL回路
32におけるVCO回路6に使用されている可変遅延回
路と同等の可変遅延回路を縦続に接続したディレーチェ
ーン回路が含まれており、DLL制御によって各々の遅
延量が1/32画素になるように制御された8相クロッ
クが発生する構成になっており、図19(b)で示す3
2ビットシリアル変調信号ON1A,ON2Aを可能に
している。
【0028】32ビットシリアル変調信号ON1A,O
N2Aはパルス幅追加回路38a,38bに入力する。
【0029】レーザダイオードは、電流を供給しても発
光原理に起因して直ちに発光せず遅延して発光し電流を
遮断すると直ちに消光する。
【0030】図20(a)(b)は、そのパルス幅追加
回路38a,38bの動作を示す。図20(a)に示す
画素変調駆動電流がレーザに供給されたとき、図20
(b)のように発光期間が減少する(細る)。P2のよ
うに、狭パルスであると発光しなくなり、正常な発光制
御が実現できない。
【0031】これを解決するため、図20(c)のよう
に、各画素変調パルスに所定期間パルス幅を追加する
と、図20(d)のように、所望の発光パルスが得られ
る。パルス幅追加回路38a,38bには、変調回路3
7a,37bに使用されている可変遅延回路と同等の可
変遅延回路が含まれており、変調回路37a,37bに
おける制御電流Iv1、Iv2が各々入力されている。
【0032】これにより、係数電流を発生させてパルス
幅を追加すると共に、1/100画素未満の高精度制御
を安定に実現している。パルス幅追加回路38a,38
bの出力の画素変調信号ON1B,ON2Bは出力ドラ
イバ39a,39bに入力され、画素変調信号ON1,
ON2をLDドライバ25に出力する。
【0033】画素変調パルス信号のパルス幅精度は、1
ns未満の高精度を要求されるため、小信号差動出力タ
イプが使用される。以上説明した画素変調回路は、CM
OSのLSIプロセスで実現可能であり、高集積化が期
待できるものである。
【0034】<従来の周波数シンセサイザ>例えば60
0dpi機の場合、約8000画素サイズにおいて16
画素程度の画サイズ誤差が発生するため、約±0.2%
(2000ppm)の画素周波数制御範囲が必要であ
る。また、1/8画素程度の画サイズ誤差に抑えるため
には約15ppm精度の高精度な画素周波数制御が必要
になる。図13は周波数シンセサイザの従来例を示すも
のである。周波数frの基準クロック信号Krは分周数
Nrの固定分周回路13に入力され、基準信号Rとして
位相比較回路15に入力される。一方、制御信号発生回
路17から出力される駆動制御信号によって周波数が変
化するする可変発振回路18の周波数fvの出力信号K
vは、可変分周回路14に入力され分周数Nvで分周さ
れた比較信号Vを出力し位相比較回路15に入力され
る。分周数Nvは分周数設定データDFによって可変で
きる。位相比較回路15は比較信号Vが基準信号Rより
遅れた時(進んだ時)発生するアップパルスU(ダウン
パルスD)をチャージポンプ回路16に入力する。チャ
ージポンプ回路16ではアップパルスU及びダウンパル
スDから誤差電圧を発生して制御信号発生回路17に入
力して比較信号Vが基準信号Rに対して位相が合うよう
に出力制御される。以上説明した周波数シンセサイザで
は下式の関係が成り立つ。
【0035】fv=(Nv/Nr)×fr ……1) この様にして基準クロック周波数frに対して係数倍さ
れた周波数fvのクロック信号Kvを出力することがで
きる。
【0036】周波数シンセサイザは、周波数可変範囲と
周波数設定精度で規定される。
【0037】今、下記条件を考える。
【0038】 a)周波数可変範囲 :±2000ppm程度 b)周波数設定精度 :15ppm程度 1/216=1/65536=15.25ppm ……2) (65536)/(65536-128)=+1953ppm ……3) (65536-256)/(65536-128)=-1957ppm 4)
【0039】2)〜4)式より、可変分周回路13は一
例として以下の様に設計でき周波数シンセサイザが実現
できる。
【0040】 カウンタビット数 :16ビット 分周数設定データDF :8ビット 分周数範囲 :65280〜65408〜65536
【0041】ただし、以上説明した周波数シンセサイザ
は周波数設定精度を上げる場合、可変分周回路の分周数
を大きくする必要がある。これは出力信号Kvの周波数
チェック間隔が大きくなることを意味し、可変発振回路
18はこの場合の様に数万クロックの間、発振周波数を
安定に保持できる構成にする必要がある。更に発振周波
数を安定に保持するためには可変発振回路18のみなら
ずLSIでは実現できない大容量のコンデンサを使用し
たチャージポンプ回路16によってアタック/リカバリ
能力を犠牲にしても発振出力信号を安定に制御しておく
必要がある。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上説
明した従来の周波数シンセサイザには以下の課題があ
る。
【0043】(課題1)周波数設定精度の向上に呼応し
て可変発振回路18の周波数安定度が必要になる。数万
クロックに渡って周波数安定を維持できる可変発振回路
18は汎用LSIプロセスのみでは容易に実現できなか
ったため、安価に具体化できなかった。
【0044】(課題2)周波数設定精度の向上に呼応し
て、大容量のコンデンサを使用したチャージポンプ回路
16によって発振出力信号を安定に制御しておく必要が
ある。この為アタック/リカバリ能力が犠牲になり、迅
速な出力周波数切換えを行うことができず応用範囲が限
定されていた。
【0045】そこで本発明の目的は以上の課題を解決す
る周波数シンセサイザおよびプリンタエンジンを提供す
ることにある。
【0046】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基準
クロック信号周波数の係数倍周波数の出力信号を発生す
る周波数シンセサイザであって、前記出力信号の周期を
概ね等分割した位相差を持つクロック信号群を発生する
可変発振回路と、第1の制御信号によって前記クロック
信号群から所望する隣接位相の2つのクロック信号対を
選択し出力する主位相選択回路と、第2制御信号によっ
て前記クロック信号対とこれらの位相差内のクロック位
相から1つのクロック信号を選択して出力する副位相選
択回路と、前記クロック信号と基準クロック信号とが入
力される位相比較回路と、前記位相比較回路の出力信号
に基づいて前記可変発振回路を制御する手段とを具えた
ことを特徴とする。
【0047】請求項2の発明は、請求項1において、2
つの周波数設定データを用いて演算処理をする演算処理
回路と、前記クロック信号と前記演算処理回路の演算結
果と位相変化制御信号とに基づいて前記第1及び第2の
制御信号を発生する論理制御回路とをさらに有すること
を特徴とする。
【0048】請求項3の発明は、請求項2において、前
記演算処理回路は、前記2つの周波数設定データを除算
し、前処理の除数および余りにより再度除算し、余りが
0になるまで前処理の除数および余りにより除算する処
理を繰り返すことを特徴とする。
【0049】請求項4の発明は、請求項2または3にお
いて、前記論理制御回路は、前記演算処理により各演算
処理における商および余りが0となる最終演算処理の前
処理における余りを用いて制御信号を発生することを特
徴とする。
【0050】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かの周波数シンセサイザを画素変調回路のクロック制御
に用いたプリンタエンジンを特徴とする。
【0051】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を使用した周波数
シンセサイザの実施例を示すものである。
【0052】(構成説明)基準クロック信号Krは、そ
のまま一般的なアップパルスU及びダウンパルスDを発
生する位相比較回路1に入力される。もちろん、基準ク
ロック信号Krは元クロック信号を便宜分周または逓倍
されたものでもよい。位相比較回路1の出力パルスはこ
れも一般的なチャージポンプ回路2に入力され、誤差電
圧を発生して同じく一般的な制御信号発生回路3に入力
され、制御電圧Vcを出力する。制御電圧Vcは図2に
その構成例を示す多相クロック可変発振回路6に入力さ
れ、多相クロック信号K0〜K7の発振周波数を制御す
る。多相クロック信号K0〜K7は発振クロック周期を
8等分したタイミングのクロック信号群である。多相ク
ロック信号K0〜K7は主位相選択回路5に入力され、
位相選択信号S1によって2つの主選択クロックKA及
びKBを出力する。次にクロックKA及びKBは副位相
選択回路4に入力され、位相選択信号S2によって比較
信号Kvを出力する。比較信号Kvは位相比較回路1に
入力されるとともに、制御論理回路7(cont)にク
ロック信号として入力される。ユークリッド演算処理回
路8には最小分解能設定データDICと分解能設定デー
タFSが入力されており、論理制御回路7はユークリッ
ド演算処理回路8の演算結果a、c、e・・・m、lお
よび位相変化制御信号directに基づいて、位相選
択信号S1、S2を出力して主位相選択回路5及び副位
相選択回路4を制御する。
【0053】(多相クロック可変発振回路の説明)図2
は多相可変発振回路6の構成例を示すものである。各々
同構成の差動遅延回路10a〜10dがリング状に結線
されている。ただし差動遅延回路10dの出力差動信号
は差動遅延回路10aに入力する時、正極/負極を互い
に違えて結線することにより発振回路を構成している。
差動遅延回路のCMOS回路構成例を図3に示す。駆動
電圧VdはMN1/G、MN3/Gに入力される。MN
3のドレイン電流I1はソースカップルMN2、MN4
の各ソースに接続される。MN2/G及びMN4/Gに
は正極信号Pi、負極信号Niが入力される。MN1/
Dはゲート−ドレイン短絡MP1/D、MP2/G及び
MP3/Gに入力されている。ともに電流I2を出力す
るMP2/D及びMP3/Dは各々MN2/D及びMN
4/Dに結線されるとともにゲート−ドレイン短絡MN
5/S及びMN6/Sが接続され、正極信号Po及び負
極信号Noを出力する。I2=I1/2にしておくと、
Po及びNoの各遷移期間では電流I2によって充放電
が行われる。電流I2は駆動電圧Vdによって決定され
るため、入出力遅延時間が制御できることになる。した
がって、各差動遅延回路の遅延時間は発振周期Tvの1
/8となる。発振周波数fvは制御電圧Vcを差動遅延
回路10a〜10dの各制御電圧Vdとすることで制御
できる。差動遅延回路10a〜10dの各差動出力信号
は差動バッファ9a〜9dを介して各々1/8周期づつ
位相の異なる多相クロック信号K0〜K7を出力でき
る。以上説明した多相可変発振回路6はCMOSプロセ
スで容易にLSI内に構成できるものである。
【0054】(主位相選択回路の説明)多相クロック信
号K0〜K7が入力される主位相選択回路5の出力信号
KA及びKBは位相選択信号S1によって図5に示す様
に16の状態がある。ここではKA及びKBは差動クロ
ック信号とする。特徴としてはKA及びKBともに2状
態番号で出力クロックが変化せず続く状態番号でクロッ
ク番号が2つ変化することである。また位相選択信号S
1によって、 状態0→状態15、 状態15←状態0 の状態の順次動作とする。
【0055】(副位相選択回路の説明)図4は差動クロ
ック信号KA及びKBが入力される副位相選択回路4の
構成例を示すものである。KA及びKBは選択回路SW
a〜SWhに入力される。各選択回路は位相選択信号S
2を構成するS2a〜S2hが各々入力されておりLレ
ベル(Hレベル)時、KA(KB)が選択される。選択
回路SWa〜SWhの各出力差動信号は各々差動遅延回
路11a〜11hに入力される。これら差動遅延回路は
例えば図3で説明した可変発振回路6に使用した差動遅
延回路と同構成にしておく。制御電圧VC2は可変周波
数発振器6の制御電圧VC1と同じで良い。このため新
たに制御回路を設ける必要は無い。差動遅延回路11a
〜11hの各々の差動出力端子は互いに接続されており
差動バッファ12を介して比較クロック信号Kvを出力
する。Kvの状態は図6に示すように状態式で示される
A〜Iの9の状態があり、選択信号S2a〜S2hによ
って設定する。
【0056】図7のa)は差動遅延回路11a〜11h
の出力結線点の波形を差動信号一方で示したものであ
る。状態Aでは最も位相の進んだ状態であり遷移領域
(期間t0〜t2及び期間t4〜t6)で電流(16×
I2)で充放電されている。しかし寄生容量もおおよそ
8倍になっているため、電圧上昇及び下降速度は可変発
振回路6内の差動遅延回路出力信号のそれとほぼ等しく
遷移時間はクロック周期Tvの1/4程度になる。状態
Bでは期間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流が
(15−1)×I2=14×I2でありそれ以後スレッ
シュ電圧Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放電
電流は8×I2である。状態Cでは期間t0〜t1及び
t4〜t5では充放電電流が(14−2)×I2=12
×I2でありそれ以後スレッシュ電圧Vthを超えて電
圧遷移が終了するまで充放電電流は8×I2である。状
態Dでは期間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流
が(13−3)×I2=10×I2でありそれ以後スレ
ッシュ電圧Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放
電電流は8×I2である。状態Eでは期間t0〜t1及
びt4〜t5では充放電電流が(12−4)×I2=8
×I2でありそれ以後スレッシュ電圧Vthを超えて電
圧遷移が終了するまで充放電電流は8×I2である。状
態Fでは期間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流
が(11−5)×I2=6×I2でありそれ以後スレッ
シュ電圧Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放電
電流は8×I2である。状態Gでは期間t0〜t1及び
t4〜t5では充放電電流が(10−6)×I2=4×
I2でありそれ以後スレッシュ電圧Vthを超えて電圧
遷移が終了するまで充放電電流は8×I2である。状態
Hでは期間t0〜t1及びt4〜t5では充放電電流が
(9−7)×I2=2×I2でありそれ以後スレッシュ
電圧Vthを超えて電圧遷移が終了するまで充放電電流
は8×I2である。状態Iは最も位相の遅れた状態であ
り、遷移領域(期間t1〜t3及び期間t5〜t7)で
電流(8×I2)で充放電され、状態Aに比べて1/8
Tv位相が遅れる。
【0057】以上の動作により各状態の遷移領域におけ
る充放電波形は図7に示す様になり状態A〜Iは各々1
/64Tvづつ位相のずれた(位相等分割した)クロッ
ク信号を出力することができる。図7のb)は差動遅延
回路11a〜11hの出力結線点の寄生容量が可変発振
回路6よりレイアウト上で相対的に50%程度大きくな
った場合の各状態における動作波形を示したものであ
る。この様な場合でも位相等分割動作は満足され確実に
以上説明した動作が実現できることがわかる。差動遅延
回路の遅延時間を0.5ns以下で安定に動作させるこ
とは難しく、クロック周波数が200MHzを超えると
可変周波数発振回路6で8を超える多相クロック信号を
出力することは実現できない。以上説明した副位相選択
回路は、可変周波数発振回路6で実現できなかった微細
クロック位相を論理的な補間処理で容易に実現するもの
である。
【0058】(プリスケーラ動作の説明:図1の制御論
理回路(cont)7およびユークリッド演算処理回路
(eucdiv)8) ユークリッド演算処理回路8の説明 ユークリッド演算処理回路8は入力された2つの信号、
周波数設定データFS、最小分解能設定データDICに
おいて最大公約数を求めるユークリッド互助法演算回路
である。 DIC / FS = a ・・・b FS / b = c・・・d b / d = e・・・f ・・・・・ w h / j = k・・・l x j / l = m・・・0
【0059】上述のように最初の演算式において、D
ICをFSにおいて除算し、商a、余りbを算出する。
そして式においては式の除数(FS)を式の余り
(b)で除算し、式と同様にして商c、余りdを算出
する。そして・・・x式まで前式と同様に除算演算
し、最後余りが0になった時点で演算処理を終了する。
【0060】・論理制御回路7の説明 論理制御回路7ではユークリッド演算処理回路8で演算
した結果において、・・・x式の商(a、c、・・・
k、m)及び余りが0になる1式前の余り(w式におけ
る余りl)を用いて論理制御を行う。
【0061】以下、図10を用いて詳細に説明する。図
中の○●は論理制御回路7に入力されるクロックkvに
対する制御信号の状態を示している。○は前の位相情報
を保持している状態、●は位相制御信号を出力し次の位
相に変化させる状態を表している。図10において例え
ば、位相状態がA(a)であった状態が●の時、クロッ
クkvによりA(a)→B(b)の状態に遷移すること
である。論理制御回路7に入力されるdirect信号
は、位相遷移の方向を例えばA(a)→B(b)、B
(b)→A(a)のように決める信号である。
【0062】各状態(I、II・・・)において○●の合
計はDICの値と等しく、●の合計はFSの値と等し
い。
【0063】図10のIはの演算をした状態を示して
いる。○の個数がa−1個、●が1個即ち、a回のクロ
ックkv周期において1回位相変化する状態(以降状態
aと記す)である。そして状態aをFS回繰り返し、余
りb回○の状態が続く。次にIIの状態では式の演算結
果からIの状態を変化させた状態を示している。Iにおけ
る状態aをc回繰り返した後、1回○を挿入する。(こ
の状態を以降では状態cと記す)そして状態cを式の
余りであるb回繰り返し、式の余りであるd回状態a
が繰り返される。IIIの状態ではIIの状態と同様、式
の演算結果からIIの状態を変化させた状態を示してい
る。IIにおける状態cをe回繰り返した後、状態aを1
回挿入する。(この状態を以降では状態eと記す)そし
てこの状態eを式の余りであるd回繰り返し、式の
余りであるf回状態cを繰り返す。
【0064】そして以降の状態は前述したようにユーク
リッド互助法演算結果の各式の商を用いて前の状態を商
の数繰り返し、前式の余りの状態を1つずつ挿入してい
く。そして最終的に余りが0になった状態、すなわちVI
Iにおいて状態kをm回繰り返した後に状態iを1回挿
入した状態(状態m)をw式の余りであるlの回数繰り
返す。
【0065】実際の論理制御は図10の最後の状態VII
により○、●の順番を決めている。例えば、DIC=6
0、FS=22とすると、ユークリッド互助法演算回路
8では以下のように演算しその結果を制御論理回路7に
出力する。 60 / 22 = 2 ・・・ 16 22 / 16 = 1 ・・・ 6 16 / 6 = 2 ・・・ 4 6 / 4 = 1 ・・・ 2 4 / 2 = 2 ・・・ 0
【0066】図15に示すように、○●の合計は60
(DIC)、●は22(FS)である。
【0067】先ほどの説明通り、Iの状態では式の商
aに相当するのが2であり、○が2−1=1、●が1で
ある状態aがFS回(22回)続き、余り16の○が続
く。IIの状態では状態aを式の商1回繰り返し、1回
○を挿入する。この状態bを式の除数16回繰り返
し、余り6に相当する状態aが続く。IIIの状態では状
態bを式の商2回繰り返し、1回状態aを挿入する。
この状態cを式の除数6回繰り返し、余り4に相当す
る状態bが続く。IVの状態も同様にして状態cを式の
商1回繰り返し、1回状態bを挿入する。この状態dを
式の除数4回繰り返し状態cが余り2回繰り返す。
【0068】最後にVの状態では状態dを式の商2回
繰り返し1回状態cを挿入する。この状態eを式の除
数2回繰り返す。
【0069】実際の論理制御はVの状態を用いることに
より位相遷移、保持情報を出力している。この論理制御
回路は〜の商および式の余り(=式の除数)を
用いて最終状態Vの動作を実現することができる。
【0070】このようにして、除算で得た余りを前式の
除数で再び除算するユークリッド互助法を応用し、(前
式で求めた商の周期)×(後式で求めた商)+(前式の
余りの状態を1回挿入)していくことを繰り返し行うこ
とにより、DICの回数クロックKVが発生したならば
その中でFS回位相が遷移し、その遷移のタイミングが
DICの回数の中で分散されており、しかもデジタル処
理において理想的な分散処理となる。
【0071】このことにより位相シフト動作期間をでき
る限り均等に割り振ることが可能となるため、比較クロ
ック信号位相遷移特性が直線的になり出力信号の周波数
安定度を最良にできる。
【0072】(周波数シンセサイザ動作について) 1.fv=fr にする場合、 この時、周波数設定データFSを00hにしておく。こ
の場合論理制御回路7は位相選択信号S1、S2を強制
的に固定しておく。この時比較クロック信号Kvは一定
位相となり基準クロック周波数frと等しいクロック周
波数fvを出力する単なるPLL動作を行う。 2.周波数シンセサイザモード使用時 選択信号S1及びS2を制御することによって比較信号
の位相を1/64周期づつ高精度に位相変化させること
ができる。図8は位相遅れシーケンスを示すものであ
り、a)はこの時の主及び副位相選択回路の状態を示す
ものであり、b)は比較クロック信号Kvの位相変化を
示すものである。図9は位相進みシーケンスを示すもの
であり、a)はこの時の主及び副位相選択回路の状態を
示すものであり、b)は比較クロック信号Kvの位相変
化を示すものである。
【0073】図8、9において、DIC、FSの値に応
じて動作開始点からユークリッド互助法演算回路によっ
て算出した分散処理により位相シフト動作が開始され
る。 (direct=Hの時)
【0074】図8において、比較クロック信号KvはK
B=K1、KA=K0の主位相選択信号(S1)で、副
位相選択信号(S2)は図6におけるAの状態となって
いる。位相シフト信号が入力されると、次の位相状態を
決定するS2信号(S1は前状態と同じ状態の信号)が
出力され図6のA→Bの状態に遷移する。その後位相シ
フト状態に応じてS2信号は図6のアルファベット順に
位相遷移動作を行う。そして位相状態がHのとき次の位
相シフト信号が入力されると、S2は位相状態Iとなる
信号を出力し、定常状態になったところでS1は図5に
おいて0からの状態に遷移する。そして定常状態にな
ると、S2は位相状態I→Aに変化する。そして定常状
態になるとS1はからの状態に変化する。即ち、比
較クロック信号Kvはこの間K1の状態であり、主位相
が遷移した状態(KB=K1、KA=K0 → KB=
K2、KA=K1)でまた副位相選択信号による位相遷
移動作が行われる。このような動作を行うことにより1
/64周期を連続して移行することが可能になる。
【0075】(direct=Lの時)図9において、
比較クロック信号KvはKB=K1、KA=K0の主位
相選択信号(S1)で、副位相選択信号(S2)は図6
におけるIの状態となっている。位相シフト信号が入力
されると、次の位相状態を決定するS2信号(S1は前
状態と同じ状態の信号)が出力され図6のI→Hの状態
に遷移する。その後位相シフト状態に応じてS2信号は
図6のアルファベット順に位相遷移動作を行う。そして
位相状態がBのとき次の位相シフト信号が入力される
と、S2は位相状態Aとなる信号を出力し、定常状態に
なったところでS1は図5において0から15(丸付数
字)の状態に遷移する。そして定常状態になると、S2
は位相状態A→Iに変化する。そして定常状態になると
S1は15(丸付数字)から14(丸付数字)の状態に変化
する。即ち、比較クロック信号Kvはこの間K0の状態
であり、主位相が遷移した状態(KB=K1、KA=K
0 → KB=K0、KA=K7)でまた副位相選択信
号による位相遷移動作が行われる。このような動作を行
うことにより1/64周期を連続して移行することが可
能になる。
【0076】(周波数設定について)N1クロック期間
で1周期だけ位相を遅らせた時、出力クロックCKの周
波数は下式で示される様に基準クロック信号周波数fr
より周波数が高くなる。 (direct=H, DIC=FS時) fck=fr×N1/(N1−1) ……5)
【0077】N1クロック期間で1周期だけ位相を進め
た時、出力クロックCKの周波数は下式で示される様に
基準クロック信号周波数frより周波数が低くなる。
【0078】(direct=L DIC=FS時) fck=fr×N1/(N1+1) ……6)
【0079】N2クロック期間で1/64周期だけ位相
を遅らせた時、出力クロックCKの周波数は下式で示さ
れる様に基準クロック信号周波数frより周波数が高く
なる。
【0080】 (direct=H FS=1時) fck=fr×N2/(N2−1/64) ……7)
【0081】N2クロック期間で1/32周期だけ位相
を進めた時、出力クロックCKの周波数は下式で示され
る様に基準クロック信号周波数frより周波数が低くな
る。 (direct=L, FS=1時) fck=fr×N2/(N2−1/64) ……8)
【0082】さて周波数シンセサイザの仕様を従来例と
同じく以下のように設定する。 a)周波数可変範囲 :±2000ppm程度 b)周波数設定精度 :15ppm程度
【0083】最大周波数遷移をしめす5)、6)式より
期間N1を512クロック周期にすると、<最大周波数
可変範囲:±2000ppm程度>が実現でき、最小周
波数遷移をしめす7)、8)式より期間N2を1024
(2×N1)クロック周期にすると、<周波数設定精
度:15ppm程度>が実現できる。
【0084】つまり1024クロック周期期間で−12
8/64(2回転)〜−1/64,0,+1/64〜+
128/64(2回転)クロック周期の位相制御を周波
数設定データDIC、FSで行えば出力クロック周波数
を所望の値に変化させることができる。正負は位相変化
制御信号(direct)により設定することができ
る。チャージポンプ回路2の動作を安定させ周波数安定
度を確保するためには、先ほどプリスケーラ動作で説明
したように各条件における位相制御期間N2内における
1/64周期の位相制御間隔をできる限り等間隔に分散
せせるのが望ましい。図8及び図9は各位相制御間隔を
等間隔にしたものであり、位相変化速度が一定つまり周
波数が一定でありチャージポンプ電圧を一定にできるこ
とを意味する。
【0085】本発明の周波数シンセサイザにおいては、
目標出力周波数を決定する位相比較動作を出力信号周期
毎に行うことができ、可変発振回路6、チャージポンプ
回路2等のPLL構成回路ブロックとして一般的なPL
L構成回路をそのまま使用できる。
【0086】本説明では、プリスケーラ動作の向上を意
図して副位相選択回路4を設けているが、これが無くて
もプリスケーラ動作を実現できることは明確である。こ
の場合はチャージポンプ回路2内の容量値を大きくする
などして制御位相のジャンプを抑圧する必要がある。
【0087】本説明では、多相クロックの発生を可変発
振回路6が直接行ったが、単相出力の可変発振回路の出
力信号として遅延回路を縦続に繋いだディレーチェーン
回路によって発生しても良い。
【0088】本説明では、S1及びS2を発生する制御
論理回路に比較クロック信号Kvを入力したがS1及び
S2にはタイミング的制約が小さいため、これに限定さ
れずK0〜K7、KA、KBを使用してもよい。
【0089】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、目標
の出力信号周波数を制御する位相比較動作を出力信号の
周期毎に行うことができるとともに、この動作は目標の
周波数設定精度に関係しないので、一般のPLLの可変
発振回路、チャージポンプ回路で容易に高精度な周波数
シンセサイザ機能を実現することができる。また、LS
I化が可能になり安価に具体化できる。さらに周波数設
定精度の向上に対して、位相遷移動作時にユークリッド
互助法を応用したロジック処理において理想的な分散処
理を行うことによりチャージポンプを常に安定した状態
に保つことが可能であり、従ってアタック/リカバリ能
力を損なわないので、迅速な出力周波数切換えを行うこ
とができ通信分野等に使用でき広い応用範囲をもつこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した周波数シンセサイザの実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1で使用される可変発振回路の構成例を示す
図である。
【図3】図2で使用される差動遅延回路の回路例を示す
図である。
【図4】図1で使用される副位相選択回路の構成例を示
す図である。
【図5】図1で使用される主位相選択回路の動作を説明
する表を示す図である。
【図6】図5の動作を説明する表を示す図である。
【図7】図5の動作を説明する波形を示す図である。
【図8】図1におけるプリスケーラ動作を説明する第1
の状態を示す図である。
【図9】図1におけるプリスケーラ動作を説明する第2
の状態を示す図である。
【図10】図1におけるユークリッド互助法演算処理結
果を用いた論理制御を説明する図である。
【図11】レーザ印画エンジンのブロック図である。
【図12】4ドラム機の概念図である。
【図13】周波数シンセサイザの従来例を示す図であ
る。
【図14】2ビームレーザのビーム配置概念図である。
【図15】図10における論理制御を、例を用いて説明
した図である。
【図16】4ドラム/2ビーム機用の画素変調LSIの
ブロック図である。
【図17】水平同期信号分離回路を説明するタイミング
チャートを示す図である。
【図18】タイムベース回路の動作を説明するタイミン
グチャートを示す図である。
【図19】画素変調方法を説明するタイミングチャート
を示す図である。
【図20】パルス幅追加回路の動作を説明するタイミン
グチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 位相比較回路 2 チャージポンプ回路 3 制御信号発生回路 4 副位相選択回路 5 主位相選択回路 6 可変発振回路 7 論理制御回路 8 ユークリッド互助法演算処理回路 9a〜9d 差動バッファ 10a〜10d 差動遅延回路 11a〜11h 差動遅延回路 SWa〜SWh 差動信号選択回路 12 差動バッファ 13 固定分周回路 14 可変分周回路 15 位相比較回路 16 チャージポンプ回路 17 制御信号発生回路 18 可変発振回路 19 ポリゴンミラー 20 f−θレンズ 21 感光ドラム(a〜d) 22 BDミラー 23 フォトディテクタ 24 レーザチップ 25 LDドライバ 26 画素変調回路 27 画素データ発生器 28 水平同期信号発生回路 29 印画紙 30 BD遅延回路 31 水平同期信号分離回路 32 PLL回路(周波数シンセサイザ) 33 同期クロックジェネレータ 34 タイムベース回路 35 データデコーダ 36 32⇒8ビットシリアル変換回路 37 変調回路 38 パルス幅追加回路 39 小信号差動出力ドライバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準クロック信号周波数の係数倍周波数
    の出力信号を発生する周波数シンセサイザであって、 前記出力信号の周期を概ね等分割した位相差を持つクロ
    ック信号群を発生する可変発振回路と、 第1の制御信号によって前記クロック信号群から所望す
    る隣接位相の2つのクロック信号対を選択し出力する主
    位相選択回路と、 第2制御信号によって前記クロック信号対とこれらの位
    相差内のクロック位相から1つのクロック信号を選択し
    て出力する副位相選択回路と、 前記クロック信号と基準クロック信号とが入力される位
    相比較回路と、 前記位相比較回路の出力信号に基づいて前記可変発振回
    路を制御する手段とを具えたことを特徴とする周波数シ
    ンセサイザ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 2つの周波数設定データを用いて演算処理をする演算処
    理回路と、前記クロック信号と前記演算処理回路の演算
    結果と位相変化制御信号とに基づいて前記第1及び第2
    の制御信号を発生する論理制御回路とをさらに有するこ
    とを特徴とする周波数シンセサイザ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記演算処理回路は、前記2つの周波数設定データを除
    算し、前処理の除数および余りにより再度除算し、余り
    が0になるまで前処理の除数および余りにより除算する
    処理を繰り返すことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記論理制御回路は、前記演算処理により各演算処理に
    おける商および余りが0となる最終演算処理の前処理に
    おける余りを用いて制御信号を発生することを特徴とす
    る周波数シンセサイザ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの周波数シンセ
    サイザを画素変調回路のクロック制御に用いたことを特
    徴とするプリンタエンジン。
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