JP2002036623A - パルス幅付加回路及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

パルス幅付加回路及びそれを用いた画像形成装置

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JP2002036623A
JP2002036623A JP2000224636A JP2000224636A JP2002036623A JP 2002036623 A JP2002036623 A JP 2002036623A JP 2000224636 A JP2000224636 A JP 2000224636A JP 2000224636 A JP2000224636 A JP 2000224636A JP 2002036623 A JP2002036623 A JP 2002036623A
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pulse width
signal
pulse
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JP2000224636A
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Motoaki Kawasaki
素明 川崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画エンジンにおいて高画質を得るための正
確な光量制御がLSI回路で容易に実現できるようにす
ること。 【解決手段】 差動画素変調信号は、エッジで分周動作
するDFF1とパルス遅延回路2に入力され、DFF1
のQ出力は、差動化回路3で差動信号に変換される。パ
ルス遅延回路2の出力はパルス遅延回路4に入力され
る。差動化回路3とパルス遅延回路4の出力は、EXO
R回路6に入力され、EXOR回路6の遅延時間を追尾
するパルス遅延回路5に入力される。EXOR回路6の
出力信号は、差動化回路8に入力されて差動パルス信号
を出力する。パルス遅延回路5の出力は、差動化回路8
の遅延時間を追尾するパルス遅延回路7に入力されて差
動パルス信号を出力する。パルス遅延回路14,15と
EXOR回路16及び差動化回路17を介して差動パル
ス信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス幅変調にお
けるパルス幅付加動作を行うパルス幅付加回路及びそれ
を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パルス幅変調を使用してレーザ光量制御
を行っているものにレーザ印画エンジンがある。まずレ
ーザ印画エンジンについてカラー機を例にして説明す
る。
【0003】レーザー印画エンジンは、カラー化の要望
が強いが、一般にYe、Cy、Mg、Bkの4色トナー
を用いた印画プロセスは白黒に比べてそのままでは4倍
の印画時間を要してしまう。このため、使用される感光
ドラムを各色に設けた4ドラム化と、レーザも一挙に2
ライン書き込みできる2ビーム化を併用する印画エンジ
ンで対応することになる。
【0004】図20は、前述した4ドラム機の概略図で
あり、感光ドラム24a〜24dがインラインに配置さ
れて4色ごとの専用になり、印画紙32に順次各色トナ
ーが転写されてカラー画像が再生される。各感光ドラム
には、図19で示すように静電潜像を形成するためのレ
ーザビーム光量による画像書込み部が設けられている。
まず、図19に示したの動作を説明する。
【0005】(画像書込み部の説明)図19は、レーザ
印画エンジンの画像書き込み部を説明するための図で、
レーザチップ27は、レーザダイオードa、bを有す2
ビームタイプのものであり、各バック光を受光するフォ
トダイオードcから構成されている。
【0006】各レーザダイオードa、bを発光制御する
駆動電流Id1,Id2は、LDドライバ28より供給
される。フォトダイオードcからの発光量を検出したモ
ニター電流Imは、LDドライバ28に入力されレーザ
ダイオードa、bの発光量のAPC(オートパワーコン
トロール)を行う。
【0007】レーザチップ27は、2つのレーザ発光点
間隔を1画素間隔(600dpiで約42um)に素子
製造上できない。このため、図21に示すように、格子
線で示される画素領域に対して、図示のようにレーザ走
査方向に、例えば16画素離れた位置に2つのビームが
発生するように斜め配置しておく。レーザチップ27か
ら発生した変調レーザビームは、モータ軸に固定されて
図中の矢印方向への回転するポリゴンミラー22によっ
て偏光され、感光ドラム24上に変調レーザビームを走
査する。
【0008】f−θレンズ23は、偏光された変調レー
ザビームを感光ドラム24上に線速度一定に集光するた
めのものである。感光ドラム24及び印画トナーを予め
所定の静電帯電しておくと、感光ドラム24上における
照射光量に応じて印画トナーの付着量が変わるため中間
調画像の印画が可能になる。BDミラー25は、感光ド
ラム24と機械的に位置関係が固定されており、BDミ
ラー25からの反射レーザビームは受光ダイオード26
に入力され、感光ドラム24上の情報書き込み開始位置
を検出するために使用される。
【0009】受光ダイオード26の出力は、水平同期信
号発生回路31に入力されて水平同期信号BDを発生す
る。BD信号は画素変調回路29に入力される。画素変
調回路29は、水平同期信号BDに同期した画素クロッ
クまたはその係数倍クロックを発生する。この画素クロ
ックをもとに画素データを読み取るためのリードクロッ
クRK1、RK2を画素データ発生部30に入力する。
画素データ発生部30は画素変調回路29に対して、画
素データD1,D2及び各々のライトクロックWK1、
WK2を出力する。入力された画素データをもとに所望
のレーザ光量変調を可能にする画素変調信号ON1、O
N2をLDドライバ28に出力する。
【0010】画素変調信号ON1、ON2は、レーザ照
射時間によってレーザ光量を制御するパルス幅変調信号
である。
【0011】図14(a)は、異なるパルス幅P1〜P
4の画素変調信号の一例である。これらパルス幅に呼応
してレーザダイオードが点灯すれば感光ドラム24に対
する所望の光量制御が実現できるわけである。ところが
レーザダイオードは、原理上、駆動電流Idが供給され
ても直ちに発光せず遅延時間Td経過して発光する。一
方、駆動電流Idが遮断されると短時間に発光停止す
る。このため、図14(b)に示すように、画素変調信
号ONに比べて発光期間が発光遅延時間Tdだけ短くな
ってしまう。画素変調パルスP2においては発光しなく
なり、レーザ印画エンジンにおいて高画質が得られな
い。特に、階調性を重視するカラー機においては大きな
問題である。このため、図6に示すようなパルス幅付加
回路が画素変調回路29に設けられている。
【0012】(従来のパルス幅付加回路の説明)図6
は、従来のパルス幅付加回路を示す図である。パルス幅
信号P0、N0は、差動信号化された画素変調信号であ
る。差動画素変調信号P0、N0は、各々バッファを介
してDFF9,10なるカウンタ回路に入力される。D
FF9,10は、差動画素変調信号P0、N0が入力さ
れる前(各水平走査毎)にリセット信号RESBでリセ
ットしておく。DFF9、10の各Q出力からは、画素
変調信号の立ち上がりエッジ及び立下りエッジに対し
て、各々図13(b)、(c)で示す分周された信号が
出力される。
【0013】DFF9、10は、一般的な図7に示す回
路構成である。DFF9、10のQ出力は、差動化回路
12、13に入力され差動パルス信号(P1/N1)、
(P2/N2)に変換される。差動化回路12、13
は、例えば、図2に示す本発明人が提唱する構成であ
る。差動パルス信号(P1/N1)、(P2/N2)
は、パルス遅延回路14,15に入力される。パルス遅
延回路15の遅延時間は、パルス遅延回路14の遅延時
間に比べ発光遅延時間Tdだけ大きくしておくと、図1
3(d)に等価的に示すような差動パルス信号(P4/
N4)が出力される。パルス遅延回路14,15の差動
出力(P3/N3)、(P4/N4)はEXOR16に
入力され、図13(e)に示すように、各画素変調パル
スP1〜P4にパルス幅Tdが付加された画素変調信号
が生成される。画素変調信号は同じく差動化回路17を
介して差動画素変調信号(P5/N5)として出力され
る。この画素変調信号で発光遅延時間Tdを持つレーザ
ダイオードを駆動すると図13(f)の様に所望の点灯
制御が実現できる。
【0014】以上説明したパルス幅付加回路において、
パルス遅延動作を立ち上がりエッジと立下りエッジ別々
に行っているのは、パルス遅延回路14,15が細いパ
ルスに対して正常に動作しないためである。また、パル
ス幅付加回路においてパルス幅付加値は安定かつ設定で
きなければならない。このため、画素変調回路29内に
ある画素クロック信号(K/KB)から正確にクロック
周期を等分割(8分割)したタイミングを得るための多
相クロックを発生するDLL回路(図18)の制御電流
Ivによってパルス遅延回路14,15は制御されてい
る。
【0015】画素クロック信号(K/KB)は、各々同
じ構成の可変遅延回路18a〜18iに順次入力され
る。可変遅延回路18a、18iの出力信号は、位相比
較回路19に入力され、アップパルス及びダウンパルス
を出力し、チャージポンプ回路20に入力されて誤差電
圧を発生し、可変Gmアンプ21によって制御電流Iv
に変換されて可変遅延回路18a〜18iを制御する。
【0016】図15は、可変パルス遅延回路を示す図
で、制御電流Ivで遅延時間が制御できる可変遅延回路
の構成を示している。この回路平衡状態は、可変遅延回
路18iの出力が可変遅延回路18aの出力に対して画
素クロックの1周期遅れた時である。この時、可変遅延
回路18a〜18iの各遅延時間は、画素クロックの1
/8周期である。したがって、可変遅延回路18a〜1
8hの各出力K0〜K7は画素クロック周期を8等分し
た多相クロック信号である。この多相クロック信号は、
高精度なパルス幅変調を必要とする画素変調信号のタイ
ミング信号として使用される。図6のパルス幅付加回路
におけるパルス遅延回路14は、DLL回路に使用され
ている可変遅延回路と同じく、図15に示される構成を
している。
【0017】図16は、パルス幅付加用パルス遅延回路
を示す図である。ここに示されたパルス遅延回路15と
図15に示された可変パルス遅延回路との違いは、MN
7に供給される電流が、MP4a〜MP4dまでの省電
流で決定されるところである。制御信号S1〜S3によ
ってMN7に供給する電流を可変して、遅延時間を、例
えば、画素クロックの1/8〜2/8周期にしておく
と、パルス付加値を0〜1/8周期に安定に設定でき
る。画素変調信号は、画像により図8(a)のように、
細いパルスを含むことがある。この場合、分周差動パル
ス信号(P1/N1)、(P2/N2)は、図8
(b)、(c)のようになり、図8(d)のように、画
素変調信号(P5/N5)が再生される。もし、パルス
遅延回路14,15が期間t1〜t3及び期間t4〜t
6におけるパルス信号を通過しなかった時、図8(e)
のような元画素変調信号と異なる画素変調信号が再生さ
れる。しかし、レーザ印画エンジンは、基本的に光量値
に対して動作するものであるから、図8(d)と(e)
では光量値差がないので問題とならない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示す場合は、レーザ印画エンジンおいて問題である。
DFF9と10は同一LSI内で構成してもまったく同
じ特性にすることはできない。このため、図12
(b)、(c)に示すように、細いパルスを含む入力画
素変調によって、立ち下がりエッジに対して正常に動作
しても立上がりエッジに対して時間t3、t5で誤動作
することが図12(b)に示すようになる。この場合、
再生された画素変調信号(P5/N5)は、図12
(d)のように所望光量値に対して明らかに小さいもの
となり画像上大きな問題となる。
【0019】図12(e)は、時間t3の時だけ誤動作
した場合で、時間t6以降で全面的に発光してしまい画
像情報は大きく壊れてしまう。このため、従来のパルス
幅付加回路は画素変調信号に含まれる最小パルス幅は、
正負とも規定してフリップフロップが誤動作しないよう
に絶対にしなければならなった。このため、パルス幅変
調の使用できるダイナミックレンジが制約され、十分な
画素変調ができなかった。これは画素クロック周波数が
上昇すると更に顕著になる。
【0020】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、レーザ印画エンジ
ンにおいて高画質を得るための正確な光量制御がLSI
回路で容易に実現できるようにしたパルス幅付加回路及
びそれを用いたレーザ印画エンジンを提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、入力パ
ルス幅変調信号に所定時間だけパルス幅を追加するパル
ス幅付加回路において、前記入力パルス幅変調信号を分
周する分周手段と、該分周手段の出力と前記入力パルス
幅変調信号の排他的論理和を行う第1の排他的論理和手
段と、前記分周手段の出力を第1の分周信号とし、前記
第1の排他的論理和手段の出力を第2の分周信号とし
て、前記第1の分周信号を第1の遅延時間だけ遅延する
第1の遅延手段と、前記第2の分周信号を第2の遅延時
間だけ遅延する第2の遅延手段と、前記第1及第2の遅
延手段の出力を排他的論理和を行う第2の排他的論理和
手段とを有し、前記第1と第2の遅延時間差に相当した
パルス幅付加を入力パルス幅変調信号に対して行うこと
を特徴としたものである。
【0022】また、請求項2に記載の発明は、前記入力
パルス幅変調信号は、画像データの濃度レベルに応じて
発生された信号であることを特徴としたものである。
【0023】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のパルス幅付加回路を含み、前記パルス幅回路に
より処理されたパルス幅変調信号を用いて画像形成を行
うことを特徴とする画像形成装置である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。図23は、本発明を使用したパ
ルス幅付加回路を搭載した4ドラム/2ビームレーザ印
画エンジン用の画素変調回路をLSI化した構成例を示
す図である。
【0025】(4ドラム/2ビーム対応の画素変調LS
Iの説明)基準クロックCKは、周波数シンセサイザと
しても機能するPLL回路35に入力され、画素クロッ
ク周波数の4倍の各々1/8周期位相がずれた(1/3
2画素ずれた)8相クロックバスKを出力する。画素位
置設定データDSは、PLL回路35に入力されてい
る。画素位置設定データDSにおける画素周波数設定デ
ータDFを使用する。PLL回路35の8相クロック発
生するVCO回路の制御電流Iv0が出力される。水平
同期信号BDはBD遅延回路33に入力し、画素位置設
定データDSによってBD信号を遅延制御する。
【0026】BD遅延回路33は、制御電流Iv0が入
力されており、PLL回路35内の可変周波数発振回路
VCOに使用している可変遅延回路と同等の遅延回路が
縦続に接続された構成が含まれており、各遅延回路の接
続点からは互いに1/32画素タイミングがずれたBD
信号が発生している。ここでは画素位置設定データDS
の内のドラム間の絶対画素位置設定データRGの微調整
ビットが使用されて、所望のBD信号に遅延制御してド
ラム間画素位置合わせを1/32画素まで微調整でき
る。出力BD信号は、水平同期信号分離回路34に入力
され、図16に示すように、先行レーザ用水平同期信号
HD1と後行レーザ用用水平同期信号HD2に分離され
る。
【0027】水平同期信号HD1、HD2は、各々同期
クロックジェネレータ36a、36bにPLL回路35
出力の8相クロックバスKとともに入力される。各同期
クロックジェネレータは、入力HD信号に同期した同期
クロック信号SCK1、SCK2を出力する。各クロッ
クの同期精度は1/32画素である。1ドラム/1ビー
ム機における同期精度は、1/8画素程度で十分であっ
たが、4ドラム/2ビーム機の場合、色ずれは直ちに色
モワレや色調を変化させるため同期クロックジェネレー
タ特性に対する要求は高くなる。カラー印画エンジンの
場合画像の階調再現は重要であるため、一般にPWM画
素変調が用いられる。
【0028】また、デジタル画像処理に柔軟に対応する
ため、図22(b)に示すように、画素(To)32分
割によって変調を行う。しかしながら、1ビーム当たり
32ビットの画素データは膨大であり実現不能である。
このため、画素データD1、D2は、6ビットデータと
して書込みクロックWK1、WK2とともに32ビット
展開のデータデコーダ38a、38bに入力する。デー
タデコーダ38a、38bは、例えば、64アドレス/
32ビットのSRAMであり、格納データは、ユーザが
前もって所望値に設定しておく。データデコーダ38
a、38bの出力の32ビットデータを、図22(b)
に示すようにシリアル変換するわけである。例えば、画
素周波数が25MHz(40ns)であったとすると、
変調精度は1.25nsと非常に高精度な信号処理が要
求される。
【0029】画素周波数は更に上昇される傾向にある。
同期クロックジェネレータ36a、36bの出力の同期
クロックSCK1、SCK2及びHRB1,HRB2
は、各々タイムベース回路37a、37bに入力され
る。タイムベース回路37bにはPLL回路35におけ
るVCO回路に使用されている可変遅延回路と同等の可
変遅延回路が縦続に接続された構成が含まれており、各
々の接続点に各々1/32画素ずれた画素クロックが発
生しており、入力される画素位置設定データDSの中の
相対画素位置設定データRPによってビーム間隔を高精
度に調整できる。更にタイムベース回路37a,37b
では、ドラム間画素位置合わせにおける粗調のために絶
対画素位置設定データRGの上位ビットが使用される。
【0030】図25は、図23におけるタイムベース回
路を説明するタイムチャートである。タイムベース回路
37a、37bの出力信号バスK1、K2の内容を示し
てある。DK0、DK1はデータデコーダ38a,38
bにおけるSRAMの読出しタイミングを用クロックと
して使用される。K0〜K3は、(32⇒8)ビットデ
ータ変換回路39a、39bに入力され、図22(a)
で示す8ビットデータDVに変換される。図25で示す
クロック遅延時間は、TdをBD遅延回路20で行われ
る分を含んで表すと設定データRG、RPを各5ビット
とすると以下の式で示される。 Td1=Td(0)+RG(4:0)×(To/32) Td2=Td(0)+RG(4:0)×(To/32)+RP(4:0)×(To/32)
【0031】上記式から理解できるように、画素データ
DV1、DV2の位相は1/32画素の精度で位相制御
できこのタイミングで最終的にデータ変調すれば所望の
画素変調が実現できる。(32⇒8)ビットデータ変換
回路39a、39bの各8ビットデータDV1、DV2
は、変調回路40a、40bに同期クロックSK1、S
K2と共に入力される。変調回路40a、40bには、
PLL回路35におけるVCO回路に使用されている可
変遅延回路と同等の可変遅延回路を縦続に接続したDL
L回路(図18)が含まれており、各々の可変遅延回路
の遅延量が1/32画素になるように制御された8相ク
ロックが発生する構成になっており、図22(b)で示
す32ビットシリアル変調信号ON1A、ON2Aを可
能にしている。
【0032】32ビットシリアル変調信号ON1A、O
N2Aは、本発明のパルス幅付加回路41a、41bに
入力される。パルス幅追加回路41a、41bの出力の
画素変調信号ON1B、ON2Bは出力ドライバ38
a、38bにに入力され、画素変調信号ON1、ON2
をLDドライバ24に出力する。画素変調パルス信号の
パルス幅精度は、<1nsの高精度を要求されるため、
小信号差動出力タイプが使用される。以上説明した画素
変調回路は、CMOSのLSIプロセスで実現可能であ
り、高集積化が期待できるものである。
【0033】(本発明のパルス幅付加回路の説明)図1
は、本発明のパルス幅付加回路の一実施例を示す回路図
で、本発明のパルス幅付加回路は、入力パルス幅変調信
号に所定時間だけパルス幅を追加するものであって、入
力パルス幅変調信号を分周する分周回路1と、分周回路
1の出力と入力パルス幅変調信号の排他的論理和を行う
第1の排他的論理和回路6と、分周回路1の出力を第1
の分周信号とし、第1の排他的論理和回路6の出力を第
2の分周信号として、第1の分周信号を第1の遅延時間
だけ遅延する第1の遅延回路14と、第2の分周信号を
第2の遅延時間だけ遅延する第2の遅延回路15と、第
1及第2の遅延回路14、15の出力を排他的論理和を
行う第2の排他的論理和回路16を設けて、第1と第2
の遅延時間差に相当したパルス幅付加を入力パルス幅変
調信号に対して行うように構成されている。
【0034】差動画素変調信号(P0/N0)は、バッ
ファを介して立ち上がりエッジで分周動作するDFF1
に入力されるとともに、パルス遅延回路2に入力され
る。DFF1の構成は、図3に示される一般的なもので
ある。パルス遅延回路2は、DFF1のK→Qの遅延時
間を追尾するためのものであり、図5に示すような構成
をしている。DFF1のQ出力は、構成が図2に示され
る差動化回路3に入力され差動信号に変換される。
【0035】一方、パルス遅延回路2の出力は、差動化
回路3の遅延時間を追尾する、図4に示すような構成の
パルス遅延回路4に入力される。差動化回路3とパルス
遅延回路4の出力は、EXOR回路6に入力されるとと
もに、EXOR回路6の遅延時間を追尾するパルス遅延
回路5に入力される。EXOR回路6の出力信号は、差
動化回路8に入力されて差動パルス信号(P2/N2)
を出力する。一方、パルス遅延回路5の出力は、差動化
回路8の遅延時間を追尾するパルス遅延回路7に入力さ
れて差動パルス信号(P1/N1)を出力する。続い
て、図6で示される従来のパルス幅付加回路と同じく、
パルス遅延回路14,15とEXOR回路16及び差動
化回路17を介して差動パルス信号(P5/N5)を出
力する。
【0036】図1のパルス幅付加回路の特性を図8〜図
11に基づいて説明する。各図において図(a)は、入
力画素変調パルス(P0/N0)であり、図(b)は差
動パルス(P1/N1)、図(c)は差動パルス(P2
/N2)、図(d)及び(e)は出力画素変調信号(P
5/N5)である。各図においては、パルス遅延回路1
5内のパルス付加制御信号S1〜S3を全てLレベルに
してパルス幅付加値が最小の場合(無い場合)で示してい
る。
【0037】(図8の説明)図8は、DFF1が画素変
調パルスに対して正常にした場合を示す図であり、図
(d)のように正常に画素変調信号を出力される。も
し、パルス遅延回路14,15で時間t1〜t3及び時
間t4〜t6で発生するパルスが通過しなくても、図
(e)のように、光量値として問題のない画素変調信号
が再生される。
【0038】(図9の説明)図9は、時間t3及びt5
でDFF1が誤動作した場合を示す図である。この場合
でも図(d)のように、正常に画素変調信号は再生され
る。もし、パルス遅延回路15が時間t2〜t3及び時
間t4〜t6のパルスを通過できなくても、図(e)図
のように、光量値として問題のない画素変調信号が再生
される。
【0039】(図10の説明)図10は、時間t1とt
5の時DFF1が誤動作した場合を示す図である。この
場でも、図(d)のように、正常に画素変調信号は再生
される。もし、パルス遅延回路15が時間t1〜t2及
び時間t4〜t6のパルスを通過できなくても、図
(e)のように、光量値として問題のない画素変調信号
が再生される。
【0040】(図11の説明)図11は、時間t3の時
のみDFF1が誤動作した場合を示す図である。この場
合でも図(d)図のように、正常に画素変調信号は再生
される。もし、パルス遅延回路15が時間t2〜t3及
び時間t4〜t6のパルスを通過できなかった時、図
(e)のように、微小パルス幅増加するが光量値として
問題のない画素変調信号が再生され、しかも続く画素変
調信号に影響が及ばない。
【0041】このように、図1のパルス幅付加回路は、
DFF1のパルス応答に対して画素変調信号が正常また
は小さなパルス幅は変化で出力されるため、レーザ印画
エンジンにおいては非常に好都合な特性をしている。し
かも、使用されるフリップフロップDFF1は、リセッ
ト機能が必要ないため、図3で示すような最高速の構成
が使用できるため、誤動作の発生確率を低くすることが
できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
常に細いパルスにも安定に機能するため、レーザ印画エ
ンジンにおいて高画質を得るための正確な光量制御がL
SI回路で容易に実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパルス幅付加回路の一実施例を示す回
路図である。
【図2】パルス幅付加回路を構成する差動化回路を示す
回路図である。
【図3】パルス幅付加回路を構成するD型フリップフロ
ップを示す回路図である。
【図4】パルス幅付加回路を構成するパルス遅延回路を
示す回路図である。
【図5】パルス幅付加回路を構成するパルス遅延回路を
示す回路図である。
【図6】従来のパルス幅付加回路を示す回路図である。
【図7】パルス幅付加回路を構成するリセット付きD型
フリップフロップを示す回路図である。
【図8】図1の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図9】図1の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図10】図1の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図11】図1の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図12】図6の動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図13】パルス付加動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図14】レーザダイオードの発光動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図15】図18の可変パルス遅延回路を示す回路図で
ある。
【図16】パルス幅付加回路を構成するパルス幅付加用
パルス遅延回路を示す回路図である。
【図17】レベル変換回路を示す回路図である。
【図18】多相クロック発生用DLL回路を示す回路図
である。
【図19】レーザ印画エンジンの画像書き込み部を示す
図である。
【図20】4ドラム印画エンジンの概念図である。
【図21】2ビーム印画エンジンのビームスポット図で
ある。
【図22】画素変調信号を示すタイムチャートである。
【図23】4ドラム/2ビーム機用の画素変調LSIの
ブロック図である。
【図24】水平同期分離を示すタイムチャートである。
【図25】図23におけるタイムベース回路を説明する
ためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1、9、10 DFF 2、4、5、7 パルス遅延回路 3、8、12、13、17 差動化回路 6、16 EXOR回路 11 正負エッジ分周回路 14 パルス遅延回路 15 パルス幅付加用遅延回路 18a〜i 可変パルス遅延回路 19 位相比較回路 20 チャージポンプ回路 21 可変Gmアンプ 22 ポリゴンミラー 23 f−θレンズ 24a〜d 感光ドラム 25 BDミラー 26 フォトディテクタ 27 レーザチップ 28 LDドライバ 29 画素変調回路 30 画素データ発生部 31 水平同期信号発生回路 32 印画紙 33 BD遅延回路 34 水平同期信号分離回路 35 PLL回路 36a,36b 同期クロックジェネレータ 37a,37b タイムベース回路 38a,38b データデコーダ 39a,39b 32⇒8ビットシリアル変換回路 40a,40b 変調回路 41a,41b パルス幅付加回路 42a,42b 小信号差動出力ドライバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力パルス幅変調信号に所定時間だけパ
    ルス幅を追加するパルス幅付加回路において、前記入力
    パルス幅変調信号を分周する分周手段と、該分周手段の
    出力と前記入力パルス幅変調信号の排他的論理和を行う
    第1の排他的論理和手段と、前記分周手段の出力を第1
    の分周信号とし、前記第1の排他的論理和手段の出力を
    第2の分周信号として、前記第1の分周信号を第1の遅
    延時間だけ遅延する第1の遅延手段と、前記第2の分周
    信号を第2の遅延時間だけ遅延する第2の遅延手段と、
    前記第1及第2の遅延手段の出力を排他的論理和を行う
    第2の排他的論理和手段とを有し、前記第1と第2の遅
    延時間差に相当したパルス幅付加を入力パルス幅変調信
    号に対して行うことを特徴としたパルス幅付加回路。
  2. 【請求項2】 前記入力パルス幅変調信号は、画像デー
    タの濃度レベルに応じて発生された信号であることを特
    徴とする請求項1に記載のパルス幅付加回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパルス幅付加回路を含
    み、前記パルス幅回路により処理されたパルス幅変調信
    号を用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
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