JP2002156597A - ポリゴンミラー固定装置 - Google Patents

ポリゴンミラー固定装置

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JP2002156597A
JP2002156597A JP2000349990A JP2000349990A JP2002156597A JP 2002156597 A JP2002156597 A JP 2002156597A JP 2000349990 A JP2000349990 A JP 2000349990A JP 2000349990 A JP2000349990 A JP 2000349990A JP 2002156597 A JP2002156597 A JP 2002156597A
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mirror
polygon mirror
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axial direction
polygon
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Hironori Kurosawa
博徳 黒沢
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/12Scanning systems using multifaceted mirrors
    • G02B26/121Mechanical drive devices for polygonal mirrors

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、温度変化時におけるポリゴン
ミラーの振動の発生を防止することを可能とする。 【解決手段】 ポリゴンミラー4を固定するために当該
ポリゴンミラー4に対して直接的に接触しているミラー
押え部材41を、ポリゴンミラー4と同材質として、線
膨張係数が一致した部材どうしを接触させた状態でポリ
ゴンミラー4の固定を行い、使用雰囲気中の温度が変化
してポリゴンミラー4の径が拡大または縮小しても、上
記両部材4,41どうしの間における半径方向の相対的
な位置ずれをなくして、ポリゴンミラー4の重心位置を
回転中心の位置と一致させた状態で円滑な回転を継続さ
せるように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体に挿入した
ポリゴンミラーを、バネ部材を介してミラー固定部材に
より押圧固定した構造のポリゴンミラー固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ポリゴンミラーを回転体に搭載
してなるポリゴンミラー固定装置は、例えば、図2及び
図3に示されているように、モータ1との一体構造をな
すように形成されていて、上記モータ1に設けられたロ
ータ2の一部を構成している段付円筒形状の回転台座部
3に対して、ポリゴンミラー4が軸方向に挿通されるよ
うにして搭載されている。より詳細には、上記ポリゴン
ミラー4に設けられた中心穴部は、前記回転台座部3に
設けられた搭載周面3aに対して軸方向に挿通されてい
て、上記搭載周面3aから半径方向外方に向かって張り
出すように設けられた搭載底面3bに対して、上記ポリ
ゴンミラー4の図示下端面が、軸方向に当接されてい
る。
【0003】一方、上記ポリゴンミラー4の図示上端面
側には、上記回転台座部3の搭載周面3aに対して装着
・固定されたミラー固定部材5の外周側部分が、バネ部
材6を介して圧接されており、そのミラー固定部材5及
びバネ部材6による軸方向への押圧力によって、上記搭
載底面3a側に向かってポリゴンミラー4が軸方向に押
圧され、それによって、ポリゴンミラー4の固定が行わ
れるようになっている。
【0004】このとき、上述したように上記ポリゴンミ
ラー4は、その中心穴に回転台座部3の搭載周面3aが
挿通された状態になされているが、そのポリゴンミラー
4の中心穴に対して回転台座部3の搭載周面3aを通す
ときに過大な力がポリゴンミラー4にかかって変形等を
生じることのないよう、上記ポリゴンミラー4の中心穴
と、回転台座部3の搭載周面3aとの間には所定のクリ
アランスが確保されている。従って、上記ミラー固定部
材5は、上述したバネ部材6を介在しながら弾性をもっ
て上記ポリゴンミラー4を回転台座部3の搭載底面3a
に向けて押し付け、そのときの押し付け摩擦力によって
上記ポリゴンミラー4の固定を行う構成になされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したバ
ネ部材6としては一般的に鉄材が採用されている一方、
ポリゴンミラー4の材質としては、一般にアルミ材が用
いられており、従って、線膨張係数が異なった部材どう
しが接触した状態でポリゴンミラー4の固定が行われて
いることとなる。その結果、使用雰囲気中の温度が変化
した際に、これらの両部材4,6どうしの間の、特に、
半径方向における寸法変化量が相違してしまい、上記両
部材4,6が半径方向に相対的な位置ずれを生じる。そ
して、上記ポリゴンミラー4の重心位置が、回転中心の
位置からずれてしまい、回転振動を発生させてしまうこ
とがある。
【0006】そこで、本発明は、簡易な構成で、温度変
化に対するポリゴンミラーの位置ズレを良好に防止し
て、安定した回転状態を得ることができるようにしたポ
リゴンミラー固定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のポリゴンミラー固定装置では、ポリ
ゴンミラーを搭載された回転体が、上記ポリゴンミラー
の中心穴部に挿入された搭載周面と、その搭載周面から
半径方向外方に張り出して上記ポリゴンミラーの軸方向
一端面側に当接された搭載底面と、を有し、上記ポリゴ
ンミラーに対して軸方向の外方側からバネ部材を介して
前記回転体の搭載周面にミラー固定部材が装着され、そ
のミラー固定部材の軸方向押圧力により、前記ポリゴン
ミラーが上記搭載底面側に向かって軸方向に押し付けら
れて当該ポリゴンミラーが前記回転体側に固定されたポ
リゴンミラー固定装置において、上記ポリゴンミラーの
軸方向両端面のうち、前記搭載底面に当接されている側
の端面とは反対側の端面に対して、上記ポリゴンミラー
と同材質からなるミラー押え部材が当接するように配置
されているとともに、上記ミラー押え部材の軸方向外方
側には、上記ミラー押え部材を軸方向に押圧するミラー
固定部材が装着され、そのミラー固定部材による軸方向
への押圧力によって、前記ミラー押え部材が前記搭載底
面側に向かって軸方向に押し付けられていることにより
前記ポリゴンミラーの固定が行われている。すなわち、
このような構成を有するポリゴンミラー固定装置によれ
ば、ポリゴンミラーの固定を行うように、当該ポリゴン
ミラーに対して直接的に接触しているミラー押え部材
が、ポリゴンミラーと同材質になされていることから、
線膨張係数が一致した部材どうしが接触した状態でポリ
ゴンミラーの固定が行われている。従って、使用雰囲気
中の温度が変化してポリゴンミラーの径が拡大または縮
小しても、上記両部材どうしの間には半径方向の相対的
な位置ずれを生じることがなく、その結果、ポリゴンミ
ラーの重心位置が、回転中心の位置と常時一致した状態
で、円滑な回転が継続されるようになっている。また、
上記ミラー押え部材が、前記回転体の搭載周面に設けら
れた嵌合面に対して、少なくとも半径方向に不動状態と
なるように固定されていることから、半径方向の位置ズ
レの発生が確実に抑えられるようになっている。
【0008】さらに、請求項2記載のポリゴンミラー固
定装置では、ミラー固定部材が、前記嵌合面に装着され
ているとともに、上記ミラー固定部材は、バネ部材を介
してミラー押え部材に接触するように配置され、そのミ
ラー固定部材による上記バネ部材を介在した軸方向への
押圧力によって、前記ミラー押え部材が軸方向に押し付
けられていることから、上述した作用に加えて、ポリゴ
ンミラーへの押圧作用が弾性的に行われるようになって
いる。
【0009】さらにまた、請求項3記載のポリゴンミラ
ー固定装置では、ミラー押え部材を取り付けるように回
転体に設けられた嵌合部の外径が、ミラー搭載周面の外
径よりも小径に形成されていることから、そのミラー押
え部材を押圧するように上記嵌合部に装着されたミラー
固定部材を大型にしなくても、小径のものによって弾性
的押圧作用を持たせることが可能となり、装置全体の小
型化及び低コスト化が図られる。
【0010】また、請求項4記載のポリゴンミラー固定
装置では、ミラー押え部材が、回転体の嵌合部に圧入に
よって固定されていることから、ミラー押え部材の固定
作業が極めて容易に行われる。
【0011】さらにまた、請求項5記載のポリゴンミラ
ー固定装置では、ミラー固定部材が、回転体の嵌合部に
対して軸方向より同軸的に嵌め合せるようにして取り付
けられることから、組立作業が効率化される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるポリゴンミ
ラー固定装置を備えたポリゴンミラー駆動装置の一実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0013】図1に示されているように、本形態におけ
るポリゴンミラー駆動装置1は、概略、鉄製の基板2上
に構成されたモータ3と、このモータ3のロータ31上
に搭載されたポリゴンミラー4とからなるものであっ
て、これらモータ3及びポリゴンミラー4の全体は、図
示を省略した防塵用及び防音用のカバーによって覆われ
ている。
【0014】上記鉄板基板2上には、モータ3に対して
駆動信号を出力するためのコネクタ(図示省略)が半田
などで実装されているとともに、上記鉄板基板2に対し
て貫通形成された軸固定穴21には、前記モータ3の固
定軸32の基端側が挿通するようにして嵌め込まれてい
る。上記固定軸32は、上記鉄板基板2に対してプッシ
ュナット32aによって垂直に固定されていて、それら
鉄板基板21とプッシュナット32aとの間には、皿ば
ね32bが挟まれている。この皿ばね32bは、上記固
定軸32の振動を吸収する機能を有しており、それによ
って上記プッシュナット32aが緩むなどの不具合が発
生しないようになっている。
【0015】また、上記鉄板基板2上には、略中空円筒
状のコアホルダー33が固定されているとともに、この
コアホルダー33の円筒状外周面に対して、電磁鋼板等
の積層体からなるステータコア34が取り付けられてい
て、そのステータコア34の各突極部に対して駆動コイ
ル35が巻回されている。ここで、上記コアホルダー3
3における図示下端側の最内周縁部は、前記固定軸32
に設けられた段差部に係合するように構成されており、
当該コアホルダー33の図示下端面を鉄板基板2上に設
置した状態で、上述したプッシュナット32a及び皿ば
ね32bを装着したときに、上記コアホルダー33の図
示下端側の最内周縁部が、前記固定軸32の段差部と、
鉄板基板2との間に挟まれることによって、当該コアホ
ルダー33の固定が行われるようになっている。
【0016】さらに、上述した固定軸32には、ロータ
31の一部を構成している回転台座部31aが回転自在
に装着されている。すなわち、上記固定軸32の外周面
と、回転台座部31aの中心穴の内周面との間には、そ
れら両部材どうしの隙間内に介在している空気に動圧を
発生させるラジアル動圧軸受RBが設けられており、そ
のラジアル動圧軸受RBによって、ロータ31の全体が
ラジアル方向に支持されるようになっている。このと
き、上記固定軸32の外周面には、耐摩耗性、耐焼き付
き性を向上させるためにポリアミドイミド樹脂コーティ
ング等の表面処理が施されていて、そのポリアミドイミ
ドの樹脂コーティング層の表面には、図示を省略したヘ
リングボーンまたはスパイラルグルーブなどのような動
圧発生溝が切削加工などの方法により形成されている。
そして、上記ロータ31が回転したときに、前記固定軸
32の外周面と回転台座部31aの中心穴内周面との間
の隙間内の空気に動圧が発生し、その動圧によって、上
記固定軸32に対して回転台座部31aが浮上した状態
に支持されるようになっている。
【0017】一方、上記固定軸32の図示上端部分に配
置された磁石32cと、前記ロータ31における回転台
座部31aの図示上端部分に配置された磁石31bとの
間に作用する磁力を利用して、スラスト軸受SBが構成
されている。これら一対の磁石32c,31bは、互い
に異なる極を向けて対向配置されていて、上記固定軸3
2に対してロータ31の全体を軸方向の所定位置に保持
する磁力を発生させるように構成されている。
【0018】さらに、上記ロータ31における回転台座
部31aには、浅底皿状に形成されたロータケース31
cが、当該回転台座部31aから半径方向外方に向かっ
て張り出すようにカシメ固定されており、そのロータケ
ース31cの外周部に設けられた立壁ヨーク31dの内
周面には、環状のロータマグネット31eが、前述した
ステータコア34の各突極部に対して半径方向外方側か
ら近接するように取り付けられている。
【0019】さらにまた、前記ロータ31における回転
台座部31aの外周面には、段付き形状をなす搭載周面
31a1及び搭載底面31a2が設けられていて、これ
ら搭載周面31a1及び搭載底面31a2からなるミラ
ー支持部に対して、アルミ又はアルミ合金からなる平面
略六角形状のポリゴンミラー4が装着されている。すな
わち、上記ポリゴンミラー4に貫通形成された中心穴部
4aは、上記回転台座部31aの搭載周面31a1に対
して、適宜の隙間(クリアランス)をもって遊嵌状態に
て挿通されている。これは、上記ポリゴンミラー4の中
心穴4aを、上記搭載周面31a1に挿通させる際に、
当該ポリゴンミラー4に過大な力が作用して変形等など
の支障を生じさせないためである。
【0020】また、上記搭載周面31a1における図示
下端側の周縁部からは、半径方向外方に向かって張り出
す大径の搭載底面31a2が、凸状段部を形成するよう
に延出しており、その搭載底面31a2に対して、前記
ポリゴンミラー4の図示下端面が、軸方向に当接されて
受けられている。一方、上記回転台座部31aには、上
記搭載周面31a1の図示上方側部分に凹状段部を形成
するようにして、小径の嵌合面31a3が形成されてお
り、その小径の嵌合面31a3に対して、ミラー押え部
材41が取り付けられている。
【0021】上記ミラー押え部材41は、前記ポリゴン
ミラー4と同材質のアルミ又はアルミ合金からなる浅底
皿状の部材からなり、その底面を構成している円板部4
1aの中心部分に貫通形成された取付穴部が、上述した
回転台座部31aの嵌合面31a3に対して圧入により
固定されている。つまり、この回転台座部31aの嵌合
面31a3に圧入・固定されたミラー押え部材41は、
上記嵌合面31a3に対して、すなわち回転台座部31
aに対して、少なくとも半径方向に不動状態となるよう
に固定されている。
【0022】さらに、上記ミラー押え部材41の外周縁
部に設けられた円筒状の外周立壁部41bは、当該外周
立壁部41bの図示下端側の端面が、上記ポリゴンミラ
ー4の図示上端面側、すなわち、前記搭載底面31a2
への当接端面とは反対側の端面側に対して圧接するよう
に配置されている。そして、このミラー押え部材41の
軸方向の押圧力によって、上記ポリゴンミラー4が、上
述した搭載底面31a2に対して押し付けられるように
なっている。
【0023】さらにまた、上記ミラー押え部材41の図
示上方側からは、バネ部材42を介してリング状のミラ
ー固定部材43が、上述した嵌合面31a3に装着され
ている。上記ミラー固定部材43の内周縁部には、中心
側に向かって張り出す複数の内側爪部43aが設けられ
ており、それらの各内側爪部43aが、弾性変形しなが
ら上記回転台座部31aの嵌合面31a3に形成された
係止溝(図示省略)に係合することによって、当該ミラ
ー固定部材43が、回転台座部31a側に固定されてい
る。そして、このミラー固定部材43及びバネ部材42
による軸方向の押圧力が、上述したミラー押え部材41
を介してポリゴンミラー4側に伝達されることによっ
て、上記ポリゴンミラー4が、軸方向に完全に不動状態
となるように固定されている。
【0024】このように、本実施形態にかかるポリゴン
ミラー固定装置では、ポリゴンミラー4を固定するため
に当該ポリゴンミラー4に対して直接的に接触している
ミラー押え部材41が、ポリゴンミラー4と同材質にな
されている。従って、線膨張係数が一致した部材4,4
1どうしが直接接触した状態でポリゴンミラー4の固定
が行われている。これにより、使用雰囲気中の温度が変
化してポリゴンミラー4の径が拡大または縮小しても、
上記両部材4,41どうしの間には、半径方向の相対的
な位置ずれを生じることがなく、その結果、ポリゴンミ
ラー4は、当該ポリゴンミラー4の重心位置が回転中心
の位置と一致した状態で、円滑な回転が継続されること
となり、従来のような振動を発生させることはない。
【0025】また、本実施形態にかかるポリゴンミラー
固定装置によれば、ミラー押え部材41を取り付けるよ
うに回転台座部31aに設けられた嵌合部31a3の外
径が、搭載底面31a2よりも小径に形成されているこ
とから、ミラー押え部材41を押圧しているミラー固定
部材43及びバネ部材42も、小径のものを用いること
が可能となり、それによって装置全体の小型化及び低コ
スト化が図られるようになっている。
【0026】さらに、本実施形態にかかるポリゴンミラ
ー固定装置によれば、ミラー押え部材41が、回転台座
部31aの嵌合部31a3に対して圧入によって固定さ
れていることから、ミラー押え部材41が嵌合部31a
3に対して半径方向に動くことがなく、しかもそのミラ
ー押え部材41の固定作業は、極めて容易に行われるよ
うになっている。
【0027】さらにまた、本実施形態にかかるポリゴン
ミラー固定装置によれば、ミラー固定部材43及びバネ
部材42が、回転台座部31aの嵌合部31a3に対し
て同軸的に嵌め合せるようにして取り付けられるので、
組立作業が効率化されるようになっている。
【0028】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。例え
ば、上述した実施形態では、ミラー押え部材41を圧入
により固定しているが、圧入以外の、接着、カシメ、溶
接などの多種多様な固定手段を採用することも可能であ
る。但し、嵌合部31a3に対して半径方向に動かない
ように固定することが必要である。
【0029】また、上述した実施形態では、ミラー押え
部材41として薄底皿状のものを用いているが、単なる
板状部材などのような他の種々の形状のものも採用する
ことができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように請求項1にかかるポリ
ゴンミラー固定装置は、ポリゴンミラーを固定するため
に当該ポリゴンミラーに対して直接的に接触しているミ
ラー押え部材を、ポリゴンミラーと同材質として、線膨
張係数が一致する部材どうしを接触させた状態でポリゴ
ンミラーの固定を行い、使用雰囲気中の温度が変化して
ポリゴンミラーの径が拡大または縮小しても、上記両部
材どうしの間における半径方向の相対的な位置ずれをな
くして、ポリゴンミラーの重心位置を回転中心の位置と
一致させた状態で円滑な回転を継続させるよう構成した
ものであるから、簡易な構成で、温度変化時における振
動の発生を防止することができ、ポリゴンミラー固定装
置の信頼性を向上させることができる。
【0031】また、請求項2記載のポリゴンミラー固定
装置は、嵌合面に装着したミラー固定部材を、バネ部材
を介在しつつ軸方向へ押圧することによってポリゴンミ
ラーの固定を行うようにしたものであるから、ポリゴン
ミラーへの押圧作用が弾性的に行われ、上述した効果に
加えて、ポリゴンミラーの固定状態を良好にすることが
できる。
【0032】さらに、請求項3記載のポリゴンミラー固
定装置は、ミラー押え部材を取り付けるように回転体に
設けた嵌合部の外径を小径とし、そのミラー押え部材を
押圧しているミラー固定部材及びバネ部材を小径とした
ものであるから、上述した請求項1にかかる発明の効果
に加えて、装置の小型化及び低コスト化を図ることがで
きる。
【0033】さらに、請求項4記載のポリゴンミラー固
定装置は、ミラー押え部材を、回転体の嵌合部に対して
圧入によって固定して、ミラー押え部材の固定作業を極
めて容易に行うことができるようにしたものであるか
ら、上述した請求項1及び請求項2にかかる発明の効果
に加えて、生産性を高めることができる。
【0034】さらにまた、請求項5記載のポリゴンミラ
ー固定装置は、ミラー固定部材及びバネ部材を、回転体
の嵌合部に対して同軸的に嵌め合せるようにして取り付
けることによって組立作業を効率化したものであるか
ら、上述した請求項1にかかる発明の効果に加えて、生
産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるポリゴンミラー固
定装置を備えたミラー駆動モータの半横断面説明図であ
る。
【図2】従来におけるポリゴンミラー固定装置を備えた
ミラー駆動モータの平面説明図である。
【図3】図2に示された従来のポリゴンミラー固定装置
を備えたミラー駆動モータの横断面説明図である。
【符号の説明】
21 固定軸(軸部材) 21a 固定軸の外周壁部 25 動圧発生用溝 31 ロータ円筒胴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H02K 7/14 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 BA11 BA12 DA17 2H045 AA07 AA14 AA49 3J034 AA20 BA05 5C072 AA03 BA13 HA13 5H607 AA03 AA04 AA12 BB01 BB07 BB09 BB14 CC01 CC05 DD14 FF12 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリゴンミラーを搭載された回転体が、
    上記ポリゴンミラーの中心穴部に挿入された搭載周面
    と、その搭載周面から半径方向外方に張り出して上記ポ
    リゴンミラーの軸方向一端面側に当接された搭載底面
    と、を有し、 上記ポリゴンミラーに対して軸方向の外方側からバネ部
    材を介して前記回転体の搭載周面にミラー固定部材が装
    着され、そのミラー固定部材の軸方向押圧力により、前
    記ポリゴンミラーが上記搭載底面側に向かって軸方向に
    押し付けられて当該ポリゴンミラーが前記回転体側に固
    定されたポリゴンミラー固定装置において、 上記ポリゴンミラーの軸方向両端面のうち、前記搭載底
    面に当接されている側の端面とは反対側の端面に対し
    て、上記ポリゴンミラーと同材質からなるミラー押え部
    材が当接するように配置され、 上記ミラー押え部材は、前記回転体の搭載周面に設けら
    れた嵌合面に対して、少なくとも半径方向に不動状態と
    なるように固定されているとともに、 上記ミラー押え部材の軸方向外方側における前記嵌合面
    には、上記ミラー押え部材を軸方向に押圧するミラー固
    定部材が装着され、 そのミラー固定部材による軸方向への押圧力によって、
    前記ミラー押え部材が前記搭載底面側に向かって軸方向
    に押し付けられていることにより、前記ポリゴンミラー
    の固定が行われていることを特徴とするポリゴンミラー
    固定装置。
  2. 【請求項2】 前記ミラー固定部材が、前記嵌合面に装
    着されているとともに、 上記ミラー固定部材は、バネ部材を介してミラー押え部
    材に接触するように配置され、 そのミラー固定部材による上記バネ部材を介在した軸方
    向への押圧力によって、前記ミラー押え部材が軸方向に
    押し付けられていることを特徴とするポリゴンミラー固
    定装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体の搭載周面に設けられた嵌合
    部は、前記ポリゴンミラーが装着されている部分の搭載
    周面の外径よりも小径に形成されているとともに、 前記ミラー押え部材は、上記回転体の搭載周面に固定さ
    れた円板部と、この円板部の外周部分から軸方向に突出
    して前記ポリゴンミラーの端面に当接する外周立壁部
    と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のポリ
    ゴンミラー固定装置。
  4. 【請求項4】 前記ミラー押え部材の円板部は、前記回
    転体の嵌合部に対して圧入により固定されていることを
    特徴とする請求項3記載のポリゴンミラー固定装置。
  5. 【請求項5】 前記ミラー固定部材が、前記回転体の嵌
    合部に対して、軸方向に重ね合わせるように順次挿通さ
    れて取り付けられていることを特徴とする請求項1記載
    のポリゴンミラー固定装置。
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