JP2002155760A - ガスタービンの減速機 - Google Patents
ガスタービンの減速機Info
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- JP2002155760A JP2002155760A JP2000355789A JP2000355789A JP2002155760A JP 2002155760 A JP2002155760 A JP 2002155760A JP 2000355789 A JP2000355789 A JP 2000355789A JP 2000355789 A JP2000355789 A JP 2000355789A JP 2002155760 A JP2002155760 A JP 2002155760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- gas turbine
- starter
- shaft
- reduction gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims abstract description 25
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 20
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来よりも小型化を図ることができるガスタ
ービンの減速機を提供することである。 【解決手段】 ガスタービンにより駆動される主軸の回
転速度を遊星歯車機構により減速して出力軸へ動力を伝
達するガスタービンの減速機において、スタータギヤと
前記遊星歯車機構の間に少なくとも３つの平歯車を配置
し、出力軸を遊星歯車機構に関してスタータギヤとは反
対側に配置した。
ービンの減速機を提供することである。 【解決手段】 ガスタービンにより駆動される主軸の回
転速度を遊星歯車機構により減速して出力軸へ動力を伝
達するガスタービンの減速機において、スタータギヤと
前記遊星歯車機構の間に少なくとも３つの平歯車を配置
し、出力軸を遊星歯車機構に関してスタータギヤとは反
対側に配置した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星歯車機構を備
えた減速機によりタービン軸（主軸）の回転速度を減速
し、かつ動力を出力軸へ伝達するガスタービンの減速機
に関するものである。
えた減速機によりタービン軸（主軸）の回転速度を減速
し、かつ動力を出力軸へ伝達するガスタービンの減速機
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来のガスタービン２００の縦
断正面略図である。ガスタービン２００は、パワーユニ
ット部９１と減速機９０とで構成されており、パワーユ
ニット部９１は二点鎖線９９より左側，減速機９０は二
点鎖線より右側に配置されている。
断正面略図である。ガスタービン２００は、パワーユニ
ット部９１と減速機９０とで構成されており、パワーユ
ニット部９１は二点鎖線９９より左側，減速機９０は二
点鎖線より右側に配置されている。
【０００３】パワーユニット部９１は、高圧ガスにより
駆動されるタービンの回転軸である主軸９３を備えてお
り、この主軸９３は、減速機９０の遊星歯車機構９２，
中間軸９８，中間ギヤ９７及び出力ギヤ９６を介して出
力軸９５から、例えば発電機等の補機（図示せず）へと
動力が伝達されるようになっている。
駆動されるタービンの回転軸である主軸９３を備えてお
り、この主軸９３は、減速機９０の遊星歯車機構９２，
中間軸９８，中間ギヤ９７及び出力ギヤ９６を介して出
力軸９５から、例えば発電機等の補機（図示せず）へと
動力が伝達されるようになっている。
【０００４】また、図３のガスタービン２００では出力
軸９５にスタータギヤ８９が設けてあり、このスタータ
ギヤ８９と前述の出力ギヤ９６，中間ギヤ９７，中間軸
９８遊星歯車機構９２及び主軸９３を介してスタータ９
４からパワーユニット９１側へ動力を伝達することがで
きるようになっている。
軸９５にスタータギヤ８９が設けてあり、このスタータ
ギヤ８９と前述の出力ギヤ９６，中間ギヤ９７，中間軸
９８遊星歯車機構９２及び主軸９３を介してスタータ９
４からパワーユニット９１側へ動力を伝達することがで
きるようになっている。
【０００５】ところで、図３に示す従来の一般的なガス
タービン２００では、図４（平面略図）に示すようにス
タータ９４はパワーユニット９１の側方に配置すること
によりガスタービン２００の全長（図３，図４の左右方
向の長さ）を短くしている。そのため、出力軸９５と中
間軸９８との間で動力を伝達するために出力ギヤ９６か
中間ギヤ９７のいずれか一方又は双方を大径にする必要
がある。そのため、出力ギヤ９６（中間ギヤ９７）が大
径になることにより中間軸９８と出力軸９５とを結ぶ方
向以外の方向にも不必要に張出さねばならず、装置の大
型化を招いていた。
タービン２００では、図４（平面略図）に示すようにス
タータ９４はパワーユニット９１の側方に配置すること
によりガスタービン２００の全長（図３，図４の左右方
向の長さ）を短くしている。そのため、出力軸９５と中
間軸９８との間で動力を伝達するために出力ギヤ９６か
中間ギヤ９７のいずれか一方又は双方を大径にする必要
がある。そのため、出力ギヤ９６（中間ギヤ９７）が大
径になることにより中間軸９８と出力軸９５とを結ぶ方
向以外の方向にも不必要に張出さねばならず、装置の大
型化を招いていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、従来よりも小型化を図ることができるガスタービ
ンの減速機を提供することである。
題は、従来よりも小型化を図ることができるガスタービ
ンの減速機を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、ガスタービンにより駆動される主軸の
回転速度を遊星歯車機構により減速して出力軸へ動力を
伝達するガスタービンの減速機において、スタータギヤ
と前記遊星歯車機構の間に少なくとも３つの平歯車を配
置し、出力軸を遊星歯車機構に関してスタータギヤとは
反対側に配置した。
め、本発明では、ガスタービンにより駆動される主軸の
回転速度を遊星歯車機構により減速して出力軸へ動力を
伝達するガスタービンの減速機において、スタータギヤ
と前記遊星歯車機構の間に少なくとも３つの平歯車を配
置し、出力軸を遊星歯車機構に関してスタータギヤとは
反対側に配置した。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、本発明によるガスタービ
ン１００の縦断正面略図である。また、図２は図１のII
−II矢視図である。図１に示すようにガスタービン１０
０は、パワーユニット部２５と減速機４とから構成され
ている。パワーユニット部２５は二点鎖線１５より左側
に配置されており、減速機４は二点鎖線より右側に配置
されている。
ン１００の縦断正面略図である。また、図２は図１のII
−II矢視図である。図１に示すようにガスタービン１０
０は、パワーユニット部２５と減速機４とから構成され
ている。パワーユニット部２５は二点鎖線１５より左側
に配置されており、減速機４は二点鎖線より右側に配置
されている。
【０００９】パワーユニット部２５は高圧ガスにより駆
動されるタービン軸（主軸２）を備えている。主軸２の
減速機４側へ突出した端部にはスプライン部２ａが設け
てある。減速機４には遊星歯車機構１が設けてある。パ
ワーユニット部２５と減速機４とは主軸２のスプライン
部２ａと遊星歯車機構１で接続されている。パワーユニ
ット部２５と減速機４との間の動力伝達は、主軸２と遊
星歯車機構１とで行われるようになっている。
動されるタービン軸（主軸２）を備えている。主軸２の
減速機４側へ突出した端部にはスプライン部２ａが設け
てある。減速機４には遊星歯車機構１が設けてある。パ
ワーユニット部２５と減速機４とは主軸２のスプライン
部２ａと遊星歯車機構１で接続されている。パワーユニ
ット部２５と減速機４との間の動力伝達は、主軸２と遊
星歯車機構１とで行われるようになっている。
【００１０】減速機４は、主軸２と同芯でかつアイドラ
ーギヤ１３を備えた第１中間軸１６，出力ギヤ７を備え
かつ図示しない補機（発電機）へ動力を出力する出力軸
３，スタータ１４からの動力を伝達するスタータギヤ
５，補機ギヤ２０，中間大ギヤ１８，及び中間小ギヤ１
９等から構成されている。
ーギヤ１３を備えた第１中間軸１６，出力ギヤ７を備え
かつ図示しない補機（発電機）へ動力を出力する出力軸
３，スタータ１４からの動力を伝達するスタータギヤ
５，補機ギヤ２０，中間大ギヤ１８，及び中間小ギヤ１
９等から構成されている。
【００１１】スタータ１４のスタータピニオン６はスタ
ータギヤ５と噛み合っている。また、スタータギヤ５と
補機軸２１で一体固着された補機ギヤ２０は、中間小ギ
ヤ１９と噛み合っている。さらに中間小ギヤ１９と第２
中間軸１７を介して一体固着された中間大ギヤ１８は、
アイドラーギヤ１３と噛み合っている。これらのギヤ群
により、スタータ１４から主軸２（パワーユニット部２
５）側への動力伝達が可能になっている。
ータギヤ５と噛み合っている。また、スタータギヤ５と
補機軸２１で一体固着された補機ギヤ２０は、中間小ギ
ヤ１９と噛み合っている。さらに中間小ギヤ１９と第２
中間軸１７を介して一体固着された中間大ギヤ１８は、
アイドラーギヤ１３と噛み合っている。これらのギヤ群
により、スタータ１４から主軸２（パワーユニット部２
５）側への動力伝達が可能になっている。
【００１２】図１の減速機４において出力軸３に固着し
た出力ギヤ７は、第１中間軸１６に設けたギヤ部１６ａ
と噛み合っており、スタータ１４のスタータピニオン６
からの動力を主軸２へ伝達する経路上には配置されてい
ない。また、アイドラーギヤ１３と中間大ギヤ１８，及
び中間小ギヤ１９と補機ギヤ２０の歯数比により減速比
を調整している。
た出力ギヤ７は、第１中間軸１６に設けたギヤ部１６ａ
と噛み合っており、スタータ１４のスタータピニオン６
からの動力を主軸２へ伝達する経路上には配置されてい
ない。また、アイドラーギヤ１３と中間大ギヤ１８，及
び中間小ギヤ１９と補機ギヤ２０の歯数比により減速比
を調整している。
【００１３】図１の減速機４においては、出力軸３は、
第１中間軸１６（遊星歯車機構１）に対して補機軸２１
とは反対側（図１で見て、第１中間軸１６の下方）に配
置してある。出力軸３をこのように配置することによ
り、出力ギヤ７とギヤ部１６ａ（出力ギヤ対７と１６
ａ）を小型化することができるので、全体として減速機
４を小さくすることができる。
第１中間軸１６（遊星歯車機構１）に対して補機軸２１
とは反対側（図１で見て、第１中間軸１６の下方）に配
置してある。出力軸３をこのように配置することによ
り、出力ギヤ７とギヤ部１６ａ（出力ギヤ対７と１６
ａ）を小型化することができるので、全体として減速機
４を小さくすることができる。
【００１４】図２は、図１のII−II矢視図である。図２
に示すように、中間大ギヤ１８，中間小ギヤ１９に関し
て補機軸２１，補機ギヤ２０と左右対称の位置にガバナ
２７を駆動する補機軸２３及び補機ギヤ２２を配置する
こともできる。このように補機軸２３及び補機ギヤ２２
を配置すると、さらにガスタービンの小型化を図ること
ができる。図２に示す位置（操縦側上部）にガバナ２７
を配置すると、メンテナンスを容易に行うことができ好
都合である。
に示すように、中間大ギヤ１８，中間小ギヤ１９に関し
て補機軸２１，補機ギヤ２０と左右対称の位置にガバナ
２７を駆動する補機軸２３及び補機ギヤ２２を配置する
こともできる。このように補機軸２３及び補機ギヤ２２
を配置すると、さらにガスタービンの小型化を図ること
ができる。図２に示す位置（操縦側上部）にガバナ２７
を配置すると、メンテナンスを容易に行うことができ好
都合である。
【００１５】また、図２に示すように動力伝達系のアイ
ドラーギヤ１３，中間大ギヤ１８，中間小ギヤ１９を真
中に配置し、これらの左右に補機ギヤ２０，２２を配置
すると減速機４の全幅を小さくコンパクト化することが
できる。
ドラーギヤ１３，中間大ギヤ１８，中間小ギヤ１９を真
中に配置し、これらの左右に補機ギヤ２０，２２を配置
すると減速機４の全幅を小さくコンパクト化することが
できる。
【００１６】
【発明の効果】本発明では、スタータギヤ５と減速機４
の遊星歯車機構１との間に少なくとも３つのギヤを配置
して１つあたりのギヤの直径を小さくし、かつ出力軸３
を遊星歯車機構１に関してスタータギヤ５とは反対側に
配置したことにより減速機４は従来の減速機９０よりも
小型化を図ることができる。
の遊星歯車機構１との間に少なくとも３つのギヤを配置
して１つあたりのギヤの直径を小さくし、かつ出力軸３
を遊星歯車機構１に関してスタータギヤ５とは反対側に
配置したことにより減速機４は従来の減速機９０よりも
小型化を図ることができる。
【図１】 本発明によるガスタービンの縦断正面略図で
ある。
ある。
【図２】 図１のII−II矢視図である。
【図３】 従来のガスタービンの縦断正面略図である。
【図４】 従来のガスタービンの平面図である。
１ 遊星歯車機構 ２ 主軸 ３ 出力軸 ４ 減速機 ５ スタータギヤ ６ スタータピニオン ７ 出力ギヤ １３ アイドラーギヤ １４ スタータ １６ 第１中間軸 １７ 第２中間軸 １８ 中間大ギヤ １９ 中間小ギヤ ２０，２２ 補機ギヤ ２１，２３ 補機軸 ２５ パワーユニット部
Claims (1)
- 【請求項１】 ガスタービンにより駆動される主軸の回
転速度を遊星歯車機構により減速して出力軸へ動力を伝
達するガスタービンの減速機において、 スタータギヤと前記遊星歯車機構の間に少なくとも３つ
の平歯車を配置し、出力軸を遊星歯車機構に関してスタ
ータギヤとは反対側に配置したことを特徴とするガスタ
ービンの減速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000355789A JP2002155760A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | ガスタービンの減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000355789A JP2002155760A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | ガスタービンの減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002155760A true JP2002155760A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18828144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000355789A Pending JP2002155760A (ja) | 2000-11-22 | 2000-11-22 | ガスタービンの減速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002155760A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007531855A (ja) * | 2004-04-06 | 2007-11-08 | プラット アンド ホイットニー カナダ コーポレイション | 可反転式ガスタービンギアボックス |
| WO2016135831A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | ガスタービン始動装置、及びガスタービンシステム |
-
2000
- 2000-11-22 JP JP2000355789A patent/JP2002155760A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007531855A (ja) * | 2004-04-06 | 2007-11-08 | プラット アンド ホイットニー カナダ コーポレイション | 可反転式ガスタービンギアボックス |
| WO2016135831A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | ガスタービン始動装置、及びガスタービンシステム |
| JPWO2016135831A1 (ja) * | 2015-02-23 | 2017-12-07 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | ガスタービン始動装置、及びガスタービンシステム |
| US10760497B2 (en) | 2015-02-23 | 2020-09-01 | Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation | Gas turbine starting device and gas turbine system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070123 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090924 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091228 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100216 |