JP2002153348A - 寸法変更機能を備えた座席 - Google Patents

寸法変更機能を備えた座席

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JP2002153348A
JP2002153348A JP2000355566A JP2000355566A JP2002153348A JP 2002153348 A JP2002153348 A JP 2002153348A JP 2000355566 A JP2000355566 A JP 2000355566A JP 2000355566 A JP2000355566 A JP 2000355566A JP 2002153348 A JP2002153348 A JP 2002153348A
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JP
Japan
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seat
frame
base
backrest
actuators
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Application number
JP2000355566A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Sugiyama
善多佳 杉山
Toshihiro Suzuki
利弘 鈴木
Masahiko Washimi
昌彦 鷲見
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Tenryu Industries Co Ltd
Original Assignee
Tenryu Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】座部の長さまたは幅を、これに着座する人の体
型等に応じて自在に合わせることができる座席を提供す
ること。 【解決手段】床面上に取付けられる基台と、この基台上
に支持される座部と、この座部または基台に連結される
背当部とを備えた座席において、座部のフレームを、互
いに前後方向または幅方向に伸縮自在な第1フレーム2
1及び第2フレーム22とにより構成するとともに、こ
れら各第1及び第2フレーム21・22と、基台側また
は座部のフレームを構成している中央フレーム28との
間にアクチュエータ40を介装して、これら各アクチュ
エータ40を作動させることにより、座部の奥行きまた
は幅を、使用者の体型等に応じて自在に合わせられるよ
うにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車やバス等の乗物や
劇場内に設置される座席に関し、各部の拡幅作動をアク
チュエータによって行うようにした座席に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】乗物や劇場内に設置される座席は、不特
定多数の人が使用するものであるため、種々な機能を有
する必要があり、達成された機能が十分であればある
程、乗物や劇場の価値を高めることにもなる。中でも、
座り心地が良いとか、リクライニングできるとか、更に
は肘掛け等に座席とは直接関係のない機能、例えばテレ
ビジョンや飲食品を注文することのできる操作パネルを
設ける等といったことは、出願人も種々な提案を行って
きており、大体のところは略完成の域に達している事項
となってきている。
【0003】しかしながら、乗物や劇場内に設置される
座席では、座り心地が良いとか、リクライニングできる
とか、更には肘掛け等において座席とは直接関係のない
機能を発揮できるとしても、これらは平均的な体格を有
している健常者を対象としているものであり、例えば非
常に体の大きい人や、肢体の一部に不自由な部分を有す
る人に対しては、その便利な機能等を十分に発揮するこ
とができない場合もある。つまり、この種の座席につい
て、そのクッション性能やリクライニング機能を、体格
の大きな人や身障者についても十分発揮できるようにす
るためには、例え2〜3cm程度でもよいから、その座
部や背当ての拡幅が行え、また座部や肘掛け天板の高さ
調整が行えるようにすることが要望されてきているので
ある。
【0004】一方で、例えば背当部のリクライニングを
行うために使用されているアクチュエータについても目
覚ましい発展をしており、近年では、比較的制御がし易
い電動のものであって、しかも非常に小型化されたアク
チュエータも提案されてきている。この種のアクチュエ
ータは、所定箇所に連結されるシリンダと、このシリン
ダに対して、流体圧を利用したり、あるいはボールネジ
機構を使用したりして出入される(ピストン)ロッドと
から構成されているのが一般的であり、このロッドの先
端を動かしたい部材に連結して使用されものである。
【0005】このようなアクチュエータの内、小型で電
動式のものは、その制御信号に対する応答性が非常に優
れており、しかもその複数を同時制御することも可能で
ある。そして、この電動式のアクチュエータは、非常に
小型化できるために、座席の座部や背当部のような限ら
れた部分内にその複数を組み込むことが十分可能になっ
てきているのである。
【0006】そこで、本発明者は、このような小型のア
クチュエータを利用して、座席の機能のさらなる向上を
図るにはどうしたらよいかについて種々検討を重ねてき
た結果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明解決しようとする課題】本発明は、以上のような
実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課
題は、座席における機能のさらなる向上である。
【0008】すなわち、まず請求項1及び請求項2に係
る発明の目的とするところは、座部の長さまたは幅を、
これに着座する人の体型等に応じて自在に合わせること
ができる座席を提供することにある。
【0009】また、請求項3及び請求項4に係る発明の
目的とするところは、背当部の高さまたは幅を、これを
利用する人の体型等に応じて自在に合わせることのでき
る座席を提供することにある。
【0010】そして、請求項5係る発明の目的とすると
ころは、複数のアクチュエータによって座部の高さ調整
を自由に行うことのできる座席を提供することにあり、
請求項6に係る発明の目的とするところは、使用者の体
型やリクライニングの状況に応じて、肘掛け天板の高さ
を自在に変更することのできる座席を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述す
る実施の形態の説明中において使用する符号を付して説
明すると、「床面上に取付けられる基台10と、この基
台10上に支持される座部20と、この座部20または
基台10に連結される背当部30とを備えた座席100
において、座部20のフレームを、互いに前後方向また
は幅方向に伸縮自在な第1フレーム21及び第2フレー
ム22とにより構成するとともに、これら各第1及び第
2フレーム21・22と、基台10側または座部20の
フレームを構成している中央フレーム28との間にアク
チュエータ40を介装して、これら各アクチュエータ4
0を作動させることにより、座部20の奥行きまたは幅
を、使用者の体型等に応じて自在に合わせられるように
したことを特徴とする座席100」である。
【0012】すなわち、この請求項1の座席100は、
その座部20の奥行きまたは幅を、座部20上に着座す
る人の体型や状態に自由に合わせられるようにしたもの
であり、そのために、図2に示すように、当該座部20
内の第1フレーム21及び第2フレーム22の間隔をア
クチュエータ40によって自在に変更できるようにした
ものである。
【0013】換言すれば、この請求項1の座席100
は、その座部20の奥行きまたは幅を自在に変更できる
ようにしたものであり、そのために、座部20を構成す
るためのフレーム中には、図2に示したような座部20
の奥行き方向または幅方向に伸縮自在となっている第1
フレーム21及び第2フレーム22が組み込まれている
のである。
【0014】これらの第1フレーム21及び第2フレー
ム22は、各アクチュエータ40によって基台10側に
連結されることもあるが、後述する実施形態のもので
は、これらの第1及び第2フレーム21・22は、座部
20のフレームを構成している中央フレーム28に連結
してある。中央フレーム28は、図2に示すように、基
台10または座部20のフレームに対して固定されて、
第1フレーム21及び第2フレーム22の伸縮が座部2
0の中心線に対して均等となるようにするものであり、
この中央フレーム28と、第1及び第2フレーム21・
22との間は、複数のアクチュエータ40が介装される
ものである。
【0015】各アクチュエータ40は、図2に示したよ
うに、中央フレーム28側に連結されるシリンダ41
と、このシリンダ41に対して出入されるロッド42と
を備えているものであり、このロッド42の出入は、電
力によってなされるものを代表とするものである。ま
た、各アクチュエータ40は、非常に小型のものであっ
て、座部20や背当部30内に組み込めることは当然と
して、座部20や背当部30内に組み込んだときにもそ
の機能を十分発揮できるものである。
【0016】これら各アクチュエータ40は、これを構
成しているシリンダ41を、図2に示すように、例えば
座部20または基台10側に固定されている中央フレー
ム28に対して連結し、そのロッド42を第1フレーム
21や第2フレーム22側に連結して使用されるもので
あり、制御器43等から供給される電力により、そのロ
ッド42の出入を行うものである。これにより、座部2
0のフレームを構成している第1フレーム21及び第2
フレーム22は、中央フレーム28に対して、図2中の
仮想線にて示した位置まで拡開されるのであり、これと
は逆の収縮も行うものである。
【0017】図2に示した第1フレーム21、第2フレ
ーム22、及びアクチュエータ40からなる部品の図示
左方向が、座部20の幅方向の伸縮が行われるのであ
り、座部20の奥行き方向(座部20の奥行き方向)と
平行になれば、座部20の奥行き方向の伸縮が行われる
ことになる。また、この図2に示した部品を2組用意
し、これらを互いに直交し合うように上下に重ねれば座
部20の伸縮を、その奥行き方向と幅方向の両方に対し
て行えることになることは言うまでもない。
【0018】この請求項1の座席100が、図1に示す
ような肘掛部25を備えたものとしたい場合には、図2
に示した部品の第1フレーム21及び第2フレーム22
に、各肘掛部25をそれぞれ一体化するとよい。このよ
うにすることによって、座部20の幅方向の伸縮に同調
して、各肘掛部25間の幅も伸縮させることができるか
らである。
【0019】なお、座部20の表装材を伸縮自在な布に
よって形成すれば、座部20の伸縮に伴ってこの表装材
も伸縮することになって、表装に問題を生じさせること
はない。勿論、この表装材の一部に、図1に示すような
蛇腹部24を形成しておいて、この蛇腹部24にて座部
20の伸縮による表装材の伸縮を吸収するように実施し
てもよいことは言うまでもない。
【0020】従って、この請求項1に係る座席100
は、その座部20の奥行きまたは幅を使用者の体型等に
合わせて自在に変更できるという新しい機能を備えたも
のとなっているのであり、新規客獲得のためキッカケを
構成することもできるものである。
【0021】以上の請求項1に係る座席100では、座
部20のフレームを構成している第1フレーム21及び
第2フレーム22を、互いに前後方向または幅方向に伸
縮自在なものとしているが、これら各第1及び第2フレ
ーム21・22を、中央フレーム28に対して上方向に
伸縮するように実施すれば、座部20のバケット形状を
浅いものから深いものまで自由に変更できることにな
る。これが請求項2に係る座席100である。
【0022】すなわち、請求項2に係る座席100の採
った手段は、「床面上に取付けられる基台10と、この
基台10上に支持される座部20と、この座部20また
は基台10に連結される背当部30とを備えた座席10
0において、座部20のフレームを、略中央に位置する
水平な中央フレーム28と、これに対して斜め上方向に
伸縮自在な第1フレーム21及び第2フレーム22とに
より構成するとともに、これら各第1及び第2フレーム
21・22と中央フレーム28との間にアクチュエータ
40をそれぞれ介装して、これら各アクチュエータ40
を作動させることにより、座部20のバケット深さを、
使用者の体型等に応じて自在に合わせられるようにした
ことを特徴とする座席100」である。
【0023】すなわち、この請求項2の座席100は、
その座部20のフレームを、図3に示すように、略中央
に位置する水平な中央フレーム28と、これに対して斜
め上方向に伸縮自在な第1フレーム21及び第2フレー
ム22とにより構成しているのである。つまり、各第1
及び第2フレーム21・22は、略水平状態に配置され
る中央フレーム28に対して図示斜め上方に移動し得る
ものとしてあるのである。そして、これら各第1及び第
2フレーム21・22と中央フレーム28との間にアク
チュエータ40をそれぞれ介装しているのである。
【0024】これにより、この請求項2の座席100で
は、アクチュエータ40を伸縮させれば、各第1及び第
2フレーム21・22は、図3に示すように、中央フレ
ーム28に対して斜め上下方向に移動するのである。こ
れにより、各第1及び第2フレーム21・22の先端
が、位置の変化しない中央フレーム28に対して、図3
中の実線と仮想線とで示した間で移動することになり、
図3に示したように、当該座席100における座部20
のバケット深さが変更されることにになるのである。
【0025】従って、この請求項2に係る座席100
は、その座部20の奥行きまたは幅を使用者の体型等に
合わせて自在に変更できるだけでなく、その際に座部2
0のバケット深さを変更できるという新しい機能を備え
たものとなっているのである。
【0026】さて、上記課題を解決するために、請求項
3に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説
明中において使用する符号を付して説明すると、「床面
上に取付けられる基台10と、この基台10上に支持さ
れる座部20と、この座部20または基台10に連結さ
れる背当部30とを備えた座席100において、背当部
30のフレームを、略中央に位置する中央フレーム34
と、互いに上下方向または幅方向に伸縮自在な第1フレ
ーム31及び第2フレーム32とにより構成するととも
に、これら各第1及び第2フレーム31・32と中央フ
レーム34との間にアクチュエータ40を介装して、こ
れら各アクチュエータ40を作動させることにより、背
当部30の高さまたは幅を、使用者の体型等に応じて自
在に合わせられるようにしたことを特徴とする座席10
0」である。
【0027】すなわち、この請求項3に係る座席100
は、背当部30の高さまたは幅を背当部30にもたれか
かる人の体型に合わせられるようにしたものであり、そ
のために、図2に示したように、当該背当部30内の第
1フレーム31及び第2フレーム32の間隔をアクチュ
エータ40によって自在に変更できるようにしたもので
ある。
【0028】つまり、この請求項3の座席100では、
背当部30を構成するためのフレーム中には、図2中の
()内で示した符号で示した部材、第1フレーム31及
び第2フレーム32が互いに伸縮不能に組み付けてあ
り、これらの第1フレーム31及び第2フレーム32を
前述した座部20の場合と同様なアクチュエータ40に
よって相対的に伸縮させるようにしたものである。その
他の構成は、上記請求項1の座部20と同様である。
【0029】従って、この請求項3の座席100は、そ
の背当部30の高さまたは幅を使用者の体型に合わせて
自在に変更できるという新しい機能を備えたものとなっ
ているのであり、乗物や劇場等における新規客の増大を
も期待することのできるものとなっているのである。
【0030】以上の請求項3の座席100では、その背
当部30の高さまたは幅を使用者の体型に合わせて自在
に変更できるようにしたものであるが、背当部30が形
成しているバケットの深さを変更するように構成するこ
ともできる。これが、請求項4に係る座席100であ
り、その採った手段は、「床面上に取付けられる基台1
0と、この基台10上に支持される座部20と、この座
部20または基台10に連結される背当部30とを備え
た座席100において、背当部30のフレームを、略中
央に位置する中央フレーム34と、その幅方向でかつ前
方に対して伸縮自在な第1フレーム31及び第2フレー
ム32とにより構成するとともに、これら各第1及び第
2フレーム31・32と中央フレーム34との間にアク
チュエータ40を介装して、これら各アクチュエータ4
0を作動させることにより、背当部30のバケット深さ
を、使用者の体型等に応じて自在に合わせられるように
したことを特徴とする座席100」である。
【0031】つまり、この請求項4の座席100では、
背当部30を構成するためのフレームは、図3中の()
内で示した符号で示した部材、すなわち略中央に位置す
る中央フレーム34と、その幅方向でかつ前方に対して
伸縮自在な第1フレーム31及び第2フレーム32とに
よって構成したものであり、これらの第1フレーム31
及び第2フレーム32を、前述した座部20の場合と同
様なアクチュエータ40によって、中央フレーム34に
対して当該背当部30の幅方向でかつ前方に対して伸縮
自在としたものである。その他の構成は、上記請求項3
の背当部30と同様である。
【0032】従って、この請求項4の座席100は、そ
の背当部30の高さまたは幅を使用者の体型に合わせて
自在に変更できるだけでなく、その際に背当部30のバ
ケット深さをの変更できるという新しい機能を備えたも
のとなっているのである。
【0033】上記課題を解決するために、請求項5に係
る発明の採った手段は、同様に、「床面上に取付けられ
る基台10と、この基台10上に支持される座部20
と、この座部20または基台10に連結される背当部3
0とを備えた座席100において、座部20または基台
10中に床面と略平行な第1支持板11を配置するとと
もに、座部20中に第2支持板23を配置し、この第2
支持板23に、一端を第1支持板11に連結した複数の
アクチュエータ40の他端と、背当部30とを連結し
て、各アクチュエータ40を作動させることにより、座
部20の高さ調整を、使用者の体型等に応じて自在に行
えるようにしたことを特徴とする座席100」である。
【0034】すなわち、この請求項5に係る座席100
は今度は基台10に着目して、この基台10の高さ調整
を自在に行えるようにしたものであり、そのため当該基
台10または座部20内に組付けて床面と平行となる第
1支持板11に対して、座部20内に組付けた第2支持
板23が各ロッド42によって上下動し得るようにした
ものなのである。
【0035】換言すれば、この請求項5の座席100
は、その座部20、あるいはこれと背当部30を基台1
0に対して上下動させようとしているものであり、その
ために、座部20内に例えば図6及び図7に示すような
第2支持板23を配置しておき、この第2支持板23と
平行になり、かつ床面側に対して固定されることになる
第1支持板11を基台10内に配置しておく。そして、
基台10または第2支持板23側に対して背当部30を
取付けるとともに、この第2支持板23の下面側に複数
のアクチュエータ40の一端を連結しておき、各アクチ
ュエータ40の他端は、第1支持板11上に連結してお
くものである。
【0036】図6及び図7に示した例では、各アクチュ
エータ40が斜めになるように配置しているが、これら
のアクチュエータ40は非常に小さくできるものでもあ
るから、図8にも示したように、各アクチュエータ40
を第1支持板11上に垂直に連結し、各アクチュエータ
40の上端に第2支持板23を配置するように実施して
もよいものである。
【0037】以上のように構成した座席100の座部2
0に着座しようとした人にとって、この座部20の位置
が自分の体型に合わないと感じたとき、図示しない操作
盤上にて、全てのアクチュエータ40の伸張または収縮
を同時に行うよう指示するのである。そうすると、各ア
クチュエータ40の全てが同時に伸縮して、座部20の
高さ調整がなされることになる。
【0038】従って、この請求項5の座席100は、使
用者の体格に応じた座部20の高さ調整が自在に行え
て、新しい機能を備えたものとなっているのである。
【0039】そして、請求項6に係る発明の採った手段
は、「床面上に取付けられる基台10と、この基台10
上に支持される座部20と、この座部20または基台1
0に連結される背当部30と、座部20または基台10
に連結される肘掛部25とを備えた座席100におい
て、肘掛部25のフレームを、その上部に位置する略水
平な上部フレーム25aを有したものとして、この上部
フレーム25aと、当該肘掛部25の下部に配置した下
部フレーム25b、または座部20内の中央フレーム2
8との間にアクチュエータ40をそれぞれ介装して、こ
れら各アクチュエータ40を作動させることにより、肘
掛部25の高さを、使用者の体型等に応じて自在に合わ
せられるようにしたことを特徴とする座席100」であ
る。
【0040】すなわち、この請求項6に係る座席100
は、肘掛部25の天板の高さをある程度の範囲で自由に
変えられるようにしたものであり、そのために、肘掛部
25のフレームを、その上部に位置する略水平な上部フ
レーム25aを有したものとしておき、この上部フレー
ム25aと、当該肘掛部25の下部に配置した下部フレ
ーム25b、または座部20内の中央フレーム28との
間に、上述したアクチュエータ40をそれぞれ介装する
ようにしたものである。
【0041】この肘掛部25の高さ変更を行うために、
肘掛部25の上部に配置した上部フレーム25aを何に
対して上下動させるかによって、図4または図5に示す
二種類のものに分かれる。図4には、肘掛部25それ自
体の下部に下部フレーム25bを配置しておき、この下
部フレーム25bと、肘掛部25の上部に位置する略水
平な上部フレーム25aとを、アクチュエータ40によ
って連結した例が示してある。この例では、アクチュエ
ータ40の作動によって、上部フレーム25aが、下部
フレーム25bに対して上下動されることになるのであ
る。
【0042】また、図5に示した例では、座部20内の
前述した中央フレーム28を利用するようにしたもので
あり、この中央フレーム28に対して連結したアクチュ
エータ40の他端を、中央フレーム28より斜め上方に
位置している上部フレーム25aに連結したものであ
る。この例では、上部フレーム25aが、中央フレーム
28に対して上部フレーム25aが上下動されることに
なるものである。
【0043】これらの例において、各アクチュエータ4
0を作動させることにより、例えば肘掛部25、あるい
はこれに支持させてあるモニターの高さを調整すること
ができるのであり、また、背当部30を大きく後傾させ
ることによって、使用者の肘の位置が低くなった場合
に、当該肘掛部25の高さを低くすることができるので
ある。
【0044】従って、この請求項6の座席100は、肘
掛部25の高さ調整を、アクチュエータ40の作動によ
って簡単に行えるのであり、機能性が向上したものとな
っているのである。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、以上のように構成した各請
求項に係る発明を、図面に示した実施の形態である座席
100に従って説明するが、この実施形態の座席100
は、上記各請求項に係る発明の全てを実質的に含むもの
であるため、以下では、この実施形態の座席100を中
心に説明していくこととする。
【0046】図1には本発明に係る座席100の斜視図
が示してあり、この座席100は、乗物や劇場等の床面
上に取付けられる基台10と、この基台10の直上に位
置する座部20と、この座部20に着座した使用者の背
中を支える背当部30とからなっており、本実施形態で
は、背当部30のフレームの一部を座部20側のそれに
軸支することにより、当該背当部30はリクライニング
可能なものとしてある。なお、この実施形態の座席10
0は、図1に示したように、座部20の両側に肘掛部2
5を設けたものであり、この肘掛部25にはテーブル板
設けたり、あるいはモニターを設けたりするものであ
る。そして、この肘掛部25の上面には、後述する各ア
クチュエータ40の伸縮作動を行うための操作盤が設け
られるものである。
【0047】この実施形態の座席100においては、そ
の座部20と背当部30について幅方向の長さを調整自
在にしたものであるが、前述した通り、座部20につい
てはその奥行きを、また背当部30についてはその高さ
を自由に調整できるように実施してもよいものである。
また、肘掛部25についても、後述するように、その高
さ調整が行えるものである。
【0048】さて、座部20や背当部30を構成するた
めのフレームの一部には、図2に示したような部品が組
み込まれる。この図2に示した部品は、例えば座部20
で使用する場合、第1フレーム21及び第2フレーム2
2を互いに平行に移動し得るように組み付けたものであ
り、これらの第1フレーム21及び第2フレーム22が
座部20の中心に対して均等に拡開または収縮するよう
に、中央フレーム28に対して各アクチュエータ40に
よって連結してある。この部品を背当部30のものとす
るには、図2中の()内の符号で示したような、背当部
30用の第1フレーム31、第2フレーム32及び中央
フレーム34とすればよいものであり、各アクチュエー
タ40は同じものが使用される。
【0049】また、図2に示した部品をもう1つ用意し
て、これを他と直交する状態で組付けることにより、座
部20の奥行き方向は勿論、幅方向についても伸縮する
フレームを構成することができるものであることは前述
した通りである。
【0050】図2に示した例では、第1フレーム21及
び第2フレーム22、あるいは背当部30用の第1フレ
ーム31及び第2フレーム32を、互いに平行に移動し
得るように組み付けたものであるが、これらを、図3に
示したように、中央フレーム28または34に連結する
ことにより、第1及び第2フレーム21・22、あるい
は31・32が中央フレーム28または34に対して斜
め上方向に伸縮自在となるように実施してもよいもので
ある。このようにした場合には、座部20または背当部
30のバケット深さを、図3に示したように、ある程度
自由に変更できることになるのである。
【0051】本実施形態の座席100では、その座部2
0が両側に肘掛部25を有したものであったが、そのよ
うにするためには、図2に示した第1フレーム21及び
第2フレーム22の縦方向外側部分に各肘掛部25のフ
レームを取付けるのである。これにより、第1フレーム
21と第2フレーム22とが互いに伸縮したとき、各肘
掛部25も同様な伸縮を行うことになるのである。
【0052】また、肘掛部25のフレームは、図4ある
いは図5に示したように、その上部に位置する略水平な
上部フレーム25aを有したものとして、この上部フレ
ーム25aと、当該肘掛部25の下部に配置した下部フ
レーム25b(図4に示した場合)、または座部20内
の中央フレーム28(図5に示した場合)との間にアク
チュエータ40をそれぞれ介装するようにして実施して
もよいものである。この場合には、各アクチュエータ4
0を作動させることにより、肘掛部25の高さを、使用
者の体型等に応じて自在に合わせられることになるので
あり、肘掛部25の天板の高さをある程度の範囲で自由
に変えられるようにしたものであり、そのために、肘掛
部25のフレームを、その上部に位置する略水平な上部
フレーム25aを有したものとしておき、この上部フレ
ーム25aと、当該肘掛部25の下部に配置した下部フ
レーム25b、または座部20内の中央フレーム28と
の間に、上述したアクチュエータ40をそれぞれ介装す
るようにしたものである。
【0053】この肘掛部25の高さ変更を行うために、
肘掛部25の上部に配置した上部フレーム25aを何に
対して上下動させるかによって、図4または図5に示す
二種類のものに分かれる。図4には、肘掛部25それ自
体の下部に下部フレーム25bを配置しておき、この下
部フレーム25bと、肘掛部25の上部に位置する略水
平な上部フレーム25aとを、アクチュエータ40によ
って連結した例が示してある。この例では、アクチュエ
ータ40の作動によって、上部フレーム25aが、下部
フレーム25bに対して上下動されることになるのであ
る。
【0054】また、図5に示した例では、座部20内の
前述した中央フレーム28を利用するようにしたもので
あり、この中央フレーム28に対して連結したアクチュ
エータ40の他端を、中央フレーム28より斜め上方に
位置している上部フレーム25aに連結したものであ
る。この例では、上部フレーム25aが、中央フレーム
28に対して上部フレーム25aが上下動されることに
なるものである。
【0055】これらの例において、各アクチュエータ4
0を作動させることにより、例えば肘掛部25、あるい
はこれに支持させてあるモニターの高さを調整すること
ができるのであり、また、背当部30を大きく後傾させ
ることによって、使用者の肘の位置が低くなった場合
に、当該肘掛部25の高さを低くすることができるので
ある。
【0056】以上のように、座部20のフレームを構成
することになる第1フレーム21及び第2フレーム2
2、そして背当部30の第1フレーム31及び第2フレ
ーム32が互いに伸縮するとすると、当然座部20及び
背当部30の表装材も伸縮することになるが、これを自
然な状態で行えるようにするために、本実施形態の座席
100では、図1に示したように、各表装材に蛇腹部2
4及び33を設けてある。これらの蛇腹部24及び33
が存在することによって、内部を包み込んだままの状態
で、座部20や背当部30の伸縮が行えるのである。な
お、各蛇腹部24あるいは33は、そのヒダを小さなも
のとすると、座部20あるいは背当部30の伸縮時に、
これらの蛇腹部24または33のヒダ内に衣服等がかみ
込まれないようにすることができて、より効果的とな
る。
【0057】第1フレーム21と第2フレーム22、第
1フレーム31と第2フレーム32、あるいは、上部フ
レーム25aと下部フレーム25bまたは中央フレーム
28とを相対移動させるためのアクチュエータ40は、
図2中にも示したように、座部20または背当部30側
の中央フレーム28または34のような固定部分に連結
されるシリンダ41と、このシリンダ41内にてボール
ネジのような機構で組付けられるロッド42と、ボール
ネジの駆動を行う小型モータとを備えているものであ
り、その外側に配置される制御器43に電気的に接続さ
れるものである。つまり、各アクチュエータ40は肘掛
部25上等に設けた操作盤あるいは図示しない検出器か
らの信号を受けて、そのシリンダ41に対してロッド4
2を伸縮させるものである。
【0058】このアクチュエータ40は、図2に示した
部品のように第1フレーム21及び第2フレーム22間
を平面的に連結して使用される部分もあるが、図3及び
図5に示したように、立体的に連結されることもある。
複数のアクチュエータ40の立体的連結は、基台10と
その上の座部20との間でなされるものであり、そのた
めには、図3に示した第1支持板11を基台10内に組
込んでおき、図4に示した第2支持板23を座部20中
に組込んでおくのである。
【0059】この座部20内の第2支持板23は、基台
10内の第1支持板11に対して、図5に示したよう
に、通常は各アクチュエータ40によって平行となるよ
うに支持しておくこのであるが、各アクチュエータ40
の伸縮作動を個別に制御することにより、第1支持板1
1に対して傾斜状態でも指示できるようにしたものであ
る。具体的に言えば、床面と平行に設置される第1支持
板11が傾斜したときにも、各第2支持板23の個別作
動を制御することにより、座部20内の第2支持板23
が水平状態を維持できるようにしたものである。これに
より、当該座席100を設置した乗物が揺れても、人が
着座している座部20が水平状態となるようにすること
ができるようにしてあるのである。
【0060】以上のような制御は、乗物内にその床面の
傾斜状態を検知することのできる検知器を設置しておい
て、この検知器からの信号によって、制御器43による
各アクチュエータ40の伸縮制御を行うようにしておく
のである。勿論、各アクチュエータ40の一斉伸縮を行
うようにすれば、座部20の高さ調整が行えるものであ
る。
【0061】
【発明の効果】以上、詳述した通り、請求項1または請
求項2に係る発明においては、床面上に取付けられる基
台10と、この基台10上に支持される座部20と、こ
の座部20または基台10に連結される背当部30とを
備えた座席100について、「座部20のフレームを、
互いに前後方向または幅方向に伸縮自在な第1フレーム
21及び第2フレーム22とにより構成するとともに、
これら各第1及び第2フレーム21・22と基台10と
の間にアクチュエータ40を介装して、これら各アクチ
ュエータ40を作動させることにより、座部20の奥行
きまたは幅を、使用者の体型等に応じて自在に合わせら
れるようにしたこと」あるいは、「座部20のフレーム
を、略中央に位置する水平な中央フレーム28と、これ
に対して斜め上方向に伸縮自在な第1フレーム21及び
第2フレーム22とにより構成するとともに、これら各
第1及び第2フレーム21・22と中央フレーム28と
の間にアクチュエータ40をそれぞれ介装して、これら
各アクチュエータ40を作動させることにより、座部2
0のバケット深さを、使用者の体型等に応じて自在に合
わせられるようにしたこと」にその構成上の特徴があ
り、これにより、座部20の奥行き、幅、あるいはバケ
ット形状をある程度自由な範囲で変更することができ
て、機能アップを図った座席100を提供することがで
きたのである。
【0062】また、請求項3または請求項4に係る発明
においては、床面上に取付けられる基台10と、この基
台10上に支持される座部20と、この座部20または
基台10に連結される背当部30とを備えた座席100
について、「背当部30のフレームを、略中央に位置す
る中央フレーム34と、互いに上下方向または幅方向に
伸縮自在な第1フレーム31及び第2フレーム32とに
より構成するとともに、これら各第1及び第2フレーム
31・32と中央フレーム34との間にアクチュエータ
40を介装して、これら各アクチュエータ40を作動さ
せることにより、背当部30の高さまたは幅を、使用者
の体型等に応じて自在に合わせられるようにしたこと」
あるいは、「背当部30のフレームを、略中央に位置す
る中央フレーム34と、その幅方向でかつ前方に対して
伸縮自在な第1フレーム31及び第2フレーム32とに
より構成するとともに、これら各第1及び第2フレーム
31・32と中央フレーム34との間にアクチュエータ
40を介装して、これら各アクチュエータ40を作動さ
せることにより、背当部30のバケット深さを、使用者
の体型等に応じて自在に合わせられるようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、背当部30の
長さや高さ、あるいは幅を、使用者の体型等に応じて自
在に調整することのできる座席100を提供することが
できるのであり、この座席100を設置した乗物や劇場
等の集客力をよりいっそう高めることができるのであ
る。
【0063】さらに、請求項5に係る発明においては、
床面上に取付けられる基台10と、この基台10上に支
持される座部20と、この座部20または基台10に連
結される背当部30とを備えた座席100について、
「座部20または基台10中に床面と略平行な第1支持
板11を配置するとともに、座部20中に第2支持板2
3を配置し、この第2支持板23に、一端を第1支持板
11に連結した複数のアクチュエータ40の他端と、背
当部30とを連結して、各アクチュエータ40を作動さ
せることにより、座部20の高さ調整を、使用者の体型
等に応じて自在に行えるようにしたこ」にその構成上の
特徴があり、これにより、座部20の高さ調整を自在に
行うことのできる座席100を提供することができるの
である。
【0064】そして、請求項6に係る発明においては、
「肘掛部25のフレームを、その上部に位置する略水平
な上部フレーム25aを有したものとして、この上部フ
レーム25aと、当該肘掛部25の下部に配置した下部
フレーム25b、または座部20内の中央フレーム28
との間にアクチュエータ40をそれぞれ介装して、これ
ら各アクチュエータ40を作動させることにより、肘掛
部25の高さを、使用者の体型等に応じて自在に合わせ
られるようにしたこと」にその構成上の特徴があり、こ
れにより、肘掛部25の高さを、使用者の体型等に応じ
て自在に調整することのできる座席100を提供するこ
とができるのであり、この座席100を設置した乗物や
劇場等の集客力をよりいっそう高めることができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る座席の斜視図である。
【図2】 同座席を構成している座部または背当部内に
組込まれる部品の平面図である。
【図3】 同座席を構成している座部または背当部内に
組込まれる部品の他の例を示す平面図である。
【図4】 同座席を構成している肘掛部内に組込まれる
フレームの部分正面図である。
【図5】 同座席を構成している肘掛部内に組込まれる
フレームの他の例を示す部分正面図である。
【図6】 同座席の座部等内に組込まれる第1支持板に
複数のアクチュエータを連結した平面図である。
【図7】 図6に示した第1支持板と第2支持板とを複
数のアクチュエータによって接続したときの正面図であ
る。
【図8】 図6に示した第1支持板と第2支持板とを垂
直に立てた複数のアクチュエータによって接続したとき
の正面図である。
【符号の説明】
100 座席 10 基台 11 第1支持板 12 蛇腹部 20 座部 21 第1フレーム 22 第2フレーム 23 第2支持板 24 蛇腹部 25 肘掛部 25a 上部フレーム 25b 下部フレーム 28 中央フレーム 30 背当部 31 第1フレーム 32 第2フレーム 33 蛇腹部 34 中央フレーム 40 アクチュエータ 41 シリンダ 42 ロッド 43 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47C 7/46 A47C 7/46 7/54 7/54 E B60N 2/02 B60N 2/02 2/22 2/22 2/46 2/46 (72)発明者 鷲見 昌彦 岐阜県各務原市蘇原興亜町4丁目1番地 天龍工業株式会社内 Fターム(参考) 3B084 BA00 EB01 EB05 HA08 HA12 3B087 AA02 BD03 DC03 3B099 AA05 BA04 CB06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に取付けられる基台と、この基台
    上に支持される座部と、この座部または前記基台に連結
    される背当部とを備えた座席において、 前記座部のフレームを、互いに前後方向または幅方向に
    伸縮自在な第1フレーム及び第2フレームにより構成す
    るとともに、これら各第1及び第2フレームと、前記基
    台側または前記座部のフレームを構成している中央フレ
    ームとの間にアクチュエータを介装して、 これら各アクチュエータを作動させることにより、前記
    座部の奥行きまたは幅を、使用者の体型等に応じて自在
    に合わせられるようにしたことを特徴とする座席。
  2. 【請求項2】 床面上に取付けられる基台と、この基台
    上に支持される座部と、この座部または前記基台に連結
    される背当部とを備えた座席において、 前記座部のフレームを、略中央に位置する水平な中央フ
    レームと、これに対して上方向に伸縮自在な第1フレー
    ム及び第2フレームとにより構成するとともに、これら
    各第1及び第2フレームと前記中央フレームとの間にア
    クチュエータをそれぞれ介装して、 これら各アクチュエータを作動させることにより、前記
    座部のバケット深さを、使用者の体型等に応じて自在に
    合わせられるようにしたことを特徴とする座席。
  3. 【請求項3】 床面上に取付けられる基台と、この基台
    上に支持される座部と、この座部または前記基台に連結
    される背当部とを備えた座席において、 前記背当部のフレームを、略中央に位置する中央フレー
    ムと、互いに上下方向または幅方向に伸縮自在な第1フ
    レーム及び第2フレームとにより構成するとともに、こ
    れら各第1及び第2フレームと前記中央フレームとの間
    にアクチュエータを介装して、 これら各アクチュエータを作動させることにより、前記
    背当部の高さまたは幅を、使用者の体型等に応じて自在
    に合わせられるようにしたことを特徴とする座席。
  4. 【請求項4】 床面上に取付けられる基台と、この基台
    上に支持される座部と、この座部または前記基台に連結
    される背当部とを備えた座席において、 前記背当部のフレームを、略中央に位置する中央フレー
    ムと、その幅方向でかつ前方に対して伸縮自在な第1フ
    レーム及び第2フレームとにより構成するとともに、こ
    れら各第1及び第2フレームと前記中央フレームとの間
    にアクチュエータを介装して、 これら各アクチュエータを作動させることにより、前記
    背当部のバケット深さを、使用者の体型等に応じて自在
    に合わせられるようにしたことを特徴とする座席。
  5. 【請求項5】 床面上に取付けられる基台と、この基台
    上に支持される座部と、この座部または前記基台に連結
    される背当部とを備えた座席において、 前記座部または基台中に前記床面と略平行な第1支持板
    を配置するとともに、前記座部中に第2支持板を配置
    し、 この第2支持板に、一端を前記第1支持板に連結した複
    数のアクチュエータの他端と、前記背当部とを連結し
    て、 前記各アクチュエータを作動させることにより、前記座
    部の高さ調整を、使用者の体型等に応じて自在に行える
    ようにしたことを特徴とする座席。
  6. 【請求項6】 床面上に取付けられる基台と、この基台
    上に支持される座部と、この座部または前記基台に連結
    される背当部と、前記座部または基台に連結される肘掛
    部とを備えた座席において、 前記肘掛部のフレームを、その上部に位置する略水平な
    上部フレームを有したものとして、この上部フレーム
    と、当該肘掛部の下部に配置した下部フレーム、または
    前記座部内の中央フレームとの間にアクチュエータをそ
    れぞれ介装して、 これら各アクチュエータを作動させることにより、前記
    肘掛部の高さを、使用者の体型等に応じて自在に合わせ
    られるようにしたことを特徴とする座席。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1645459A1 (fr) * 2004-09-14 2006-04-12 Heuliez Siège individuel réglable en largeur, pour véhicule
ES2285942A1 (es) * 2006-05-12 2007-11-16 Teyfon, S.L. Teyfmon, s.l.
CN106828210A (zh) * 2016-12-30 2017-06-13 芜湖瑞泰汽车零部件有限公司 汽车座椅靠背
CN107054169A (zh) * 2016-12-30 2017-08-18 芜湖瑞泰汽车零部件有限公司 一种汽车座椅靠背的宽度调节方法

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EP1645459A1 (fr) * 2004-09-14 2006-04-12 Heuliez Siège individuel réglable en largeur, pour véhicule
ES2285942A1 (es) * 2006-05-12 2007-11-16 Teyfon, S.L. Teyfmon, s.l.
CN106828210A (zh) * 2016-12-30 2017-06-13 芜湖瑞泰汽车零部件有限公司 汽车座椅靠背
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