JP2002151441A - 基板のチャック装置 - Google Patents

基板のチャック装置

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JP2002151441A
JP2002151441A JP2000339351A JP2000339351A JP2002151441A JP 2002151441 A JP2002151441 A JP 2002151441A JP 2000339351 A JP2000339351 A JP 2000339351A JP 2000339351 A JP2000339351 A JP 2000339351A JP 2002151441 A JP2002151441 A JP 2002151441A
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JP
Japan
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suction
holding jig
table board
substrate
suction holding
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JP2000339351A
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English (en)
Inventor
Etsuaki Iguchi
悦明 井口
Kenji Murata
健治 村田
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Canon Machinery Inc
Original Assignee
NEC Machinery Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着保持治具の交換時間を短縮して作業効率
性の向上を図ることができる基板のチャック装置を提供
する。 【構成】 吸着保持治具1に複数個の被係合部11を設
けるとともに、テーブル盤2の吸着保持治具1の被係合
部11に対応する位置に、被係合部11と係合可能な係
合部12を設け、吸着保持治具1の被係合部11をテー
ブル盤2の係合部12に係合して吸着保持治具1をテー
ブル盤2に載置した状態で、基板Wを吸着保持治具1に
吸着保持する際の吸着力を利用して吸着保持治具1をテ
ーブル盤2に吸着保持させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板のチャック装
置に係り、特に基板を個々の素子毎に切断する際に、基
板を保持するために用いる基板のチャック装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、多数の素子を形成した基板を個々
の素子毎に切断するダイシング加工では、基板をリング
状フレームに取付けた粘着シートに貼り付け、リング状
フレームをチャック装置で保持して切断を行っている。
【0003】しかし、基板を粘着シートに貼り付けてリ
ング状フレームを介してチャック装置に保持する方法で
は、基板を粘着シートに貼り付けるのに手間と時間がか
かるとともに、そのための装置が必要であるという不具
合があった。また、基板の切断後、個々の素子を粘着シ
ートから引き剥がす装置が必要であるとともに、個々の
素子を粘着シートから引き剥がす際に、個々の素子に負
荷がかかるため、個々の素子に欠陥が発生する可能性が
あるという不具合があった。
【0004】そこで、上述した不具合を解決するため、
基板を直接保持するチャック装置が提案されている。
【0005】従来、基板を直接保持するチャック装置と
して、例えば図3および図4に示す構造のチャック装置
が知られている。このチャック装置は、基板Wを吸着保
持する吸着保持治具1と、吸着保持治具1を固定するテ
ーブル盤2と、テーブル盤2を固定するスピンドル3と
から構成されている。
【0006】吸着保持治具1は、表面に切断刃の逃げ溝
4を所定の間隔をもって格子状に形成し、この逃げ溝4
に沿って基板Wが個々の素子毎に切断されるようになっ
ている。また、吸着保持治具1は、表面側に切断後の基
板Wの個々の素子に対応する位置に吸着孔5を形成し、
裏面側に各々の吸着孔5と連通する中空状のバキューム
室6を形成している。そして、吸着保持治具1は、複数
本(例えば12本)の固定ネジ7によってテーブル盤2
に固定される。尚、この固定に際して、吸着保持治具1
とテーブル盤2との間にOリング8を介在し、このOリ
ング8によって吸着保持治具1とテーブル盤2との固定
部をシールする。
【0007】テーブル盤2は、固定ネジ(図示せず)に
よってスピンドル3に固定されており、中央部にバキュ
ーム室6と連通する吸引孔9を形成し、この吸引孔9を
図示しない吸引手段に吸引ホース10を介して接続して
いる。従って、吸引手段を駆動することにより、吸引ホ
ース10および吸引孔9を介してバキューム室6の空気
が吸引され、この吸引作用によって吸着孔5を介して吸
着保持治具1の表面に載置された基板Wが吸着保持治具
1に吸着保持される。
【0008】スピンドル3は、前後左右方向に図示しな
い移動駆動手段によって動作されるとともに、回転方向
に図示しない回転駆動手段によって動作される。これら
の駆動手段を制御して吸着保持治具1を前後左右方向お
よび回転方向に移動させることにより、吸着保持治具1
に吸着保持された基板Wを切断刃によって個々の素子毎
に切断するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記チャッ
ク装置では、基板Wや素子の大きさに応じて吸着保持治
具1を交換しなければならない。そして、吸着保持治具
1の交換にあたっては、吸着保持治具1をテーブル盤2
に複数本の固定ネジ7によって固定しているため、その
都度、ドライバー等の工具を用いて複数本の固定ネジ7
を弛締する必要があった。このため、吸着保持治具1の
交換作業が極めて面倒であり、交換作業に時間がかかり
作業効率性が極めて悪いという不具合があった。
【0010】本発明は、上述した不具合に鑑み、吸着保
持治具の交換時間を短縮して作業効率性の向上を図るこ
とができる基板のチャック装置を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するため、基板を吸着保持する吸着保持治具と、
該吸着保持治具を固定するテーブル盤とを有し、前記吸
着保持治具には、表面に基板の切断線に沿って切断刃の
逃げ溝が形成され、かつ、切断後の基板の個々の素子に
対応する位置に吸着孔が形成され、前記テーブル盤に
は、吸引手段に接続される吸引孔が形成され、前記吸着
保持治具と前記テーブル盤との間には、前記吸着保持治
具の各々の前記吸着孔および前記テーブル盤の前記吸引
孔に連通するバキューム室が形成されており、前記テー
ブル盤の前記吸引孔から前記バキューム室の空気を吸引
させ、その吸引作用によって前記吸着保持治具の表面に
基板を吸着保持させる基板のチャック装置において、前
記吸着保持治具に複数個の被係合部を設けるとともに、
前記テーブル盤の前記吸着保持治具の前記被係合部に対
応する位置に、前記被係合部と係合可能な係合部を設
け、前記吸着保持治具の前記被係合部を前記テーブル盤
の前記係合部に係合して前記吸着保持治具を前記テーブ
ル盤に載置した状態で、基板を前記吸着保持治具に吸着
保持する際の前記バキューム室の吸引作用を利用して前
記吸着保持治具を前記テーブル盤に吸着保持させること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1および図2に基いて詳細に説明する。図1は本発明に
係る基板のチャック装置を示す縦断面図であり、図2は
その平面図である。尚、図1および図2において、従来
技術を示す図3および図4と同一の部材には同一の符号
を用い、重複する事項に関しては説明を省略する。
【0013】この実施の形態に係る基板のチャック装置
は、吸着保持治具1の四隅に厚さ方向に貫通するピン孔
(被係合部)11を形成するとともに、テーブル盤2の
吸着保持治具1のピン孔11に対応する位置にガイドピ
ン(係合部)12を垂直に突設する。このガイドピン1
2は、ピン孔11より所定の公差をもって若干小径に形
成され、先端部はテーパ形状に形成されている。
【0014】次に、この実施の形態に係る基板のチャッ
ク装置の動作について説明する。
【0015】先ず、吸着保持治具1のピン孔11をテー
ブル盤2のガイドピン12に挿嵌して吸着保持治具1を
テーブル盤2上に載置する。この際、吸着保持治具2は
ピン孔11をテーブル盤2のガイドピン12に挿嵌させ
ることによってテーブル盤2に対して位置決めされる。
【0016】次に、吸着保持治具1の表面に基板Wを載
置する。そして、この状態で吸引手段を駆動すると、吸
引ホース10および吸引孔9を介してバキューム室6の
空気が吸引され、この吸引作用によって吸着孔5を介し
て吸着保持治具1の表面に載置された基板Wが吸着保持
治具1に吸着保持される。その際、吸着保持治具1もバ
キューム室6の吸引作用によってテーブル盤2に吸着さ
れる。これにより、吸着保持治具1をテーブル盤2に固
定ネジを使用しないで固定させることができる。
【0017】この実施の形態に係る基板のチャック装置
によれば、基板Wを吸着保持治具1に吸着保持する際の
バキューム室6の吸引作用を利用して吸着保持治具1を
テーブル盤2に吸着することにより、吸着保持治具1を
テーブル盤2に固定ネジを使用しないで固定させること
ができるから、吸着保持治具1の交換時、従来のよう
に、ドライバー等の工具を用いて複数本の固定ネジを弛
締する必要がなくなり、それだけ吸着保持治具1の交換
作業が容易となる上、吸着保持治具1の交換時間が短縮
されて作業能率性の向上が図れる。
【0018】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこのような実施の形態に限定されるも
のではない。例えば、吸着保持治具1側にガイドピン1
2を設け、テーブル盤2側にピン孔11を設けても構わ
ない。また、ピン孔11およびガイドピン12の個数お
よびその設定位置は、基板Wのサイズ等に応じて任意に
変更しても構わない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、基板を吸着保持治具に
保持する際の吸着力によって吸着保持治具をテーブル盤
に吸着することにより、吸着保持治具をテーブル盤に固
定ネジを使用しないで固定させることができるから、吸
着保持治具の交換作業が容易となり、吸着保持治具の交
換時間を短縮して作業能率性の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板のチャック装置の縦断面図。
【図2】本発明に係る基板のチャック装置の平面図。
【図3】従来のチャック装置の縦断面図。
【図4】従来のチャック装置の平面図。
【符号の説明】
W 基板 1 吸着保持治具 2 テーブル盤 3 スピンドル 4 逃げ溝 5 吸着孔 6 バキューム室 8 Oリング 9 吸引孔 10 吸引ホース 11 ピン孔 12 ガイドピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を吸着保持する吸着保持治具と、該
    吸着保持治具を固定するテーブル盤とを有し、前記吸着
    保持治具には、表面に基板の切断線に沿って切断刃の逃
    げ溝が形成され、かつ、切断後の基板の個々の素子に対
    応する位置に吸着孔が形成され、前記テーブル盤には、
    吸引手段に接続される吸引孔が形成され、前記吸着保持
    治具と前記テーブル盤との間には、前記吸着保持治具の
    各々の前記吸着孔および前記テーブル盤の前記吸引孔に
    連通するバキューム室が形成されており、前記テーブル
    盤の前記吸引孔から前記バキューム室の空気を吸引さ
    せ、その吸引作用によって前記吸着保持治具の表面に基
    板を吸着保持させる基板のチャック装置において、 前記吸着保持治具に複数個の被係合部を設けるととも
    に、前記テーブル盤の前記吸着保持治具の前記被係合部
    に対応する位置に、前記被係合部と係合可能な係合部を
    設け、前記吸着保持治具の前記被係合部を前記テーブル
    盤の前記係合部に係合して前記吸着保持治具を前記テー
    ブル盤に載置した状態で、基板を前記吸着保持治具に吸
    着保持する際の前記バキューム室の吸引作用を利用して
    前記吸着保持治具を前記テーブル盤に吸着保持させるこ
    とを特徴とする基板のチャック装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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