JP2002144834A - 懸架装置 - Google Patents

懸架装置

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JP2002144834A
JP2002144834A JP2000345964A JP2000345964A JP2002144834A JP 2002144834 A JP2002144834 A JP 2002144834A JP 2000345964 A JP2000345964 A JP 2000345964A JP 2000345964 A JP2000345964 A JP 2000345964A JP 2002144834 A JP2002144834 A JP 2002144834A
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JP
Japan
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axle
suspension device
arm
tires
axles
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000345964A
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English (en)
Inventor
Nobuki Hasegawa
信樹 長谷川
Hiroyuki Watanabe
浩行 渡辺
Minoru Tazawa
稔 田澤
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 乗り心地がよく、かつ軽量の懸架装置を提供
する。 【解決手段】 車体フレームとしてのフロントフレーム
14を車軸で支持する懸架装置において、左右に独立し
た車軸のそれぞれに取り付けた左右一対の車軸アームと
しての前後支持型トレーリングアーム70,70の一端
部及び他端部は、車軸の前方位置及び後方位置で車体フ
レームとしてのフロントフレーム14にそれぞれ球面軸
受71および、球面軸受72を介して回動自在に取り付
けられた構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸架装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】砕石、鉱山、トンネル工事などで、旋回
半径が小さく、かつ凹凸路における走破性の優れたアー
ティキュレート式ダンプトラックが使用されることが多
い。図2にその一例を示す。アーティキュレート式ダン
プトラック1は、フロントモジュール2と、フロントモ
ジュール2の後端部に屈曲自在に取付けられたリヤモジ
ュール3とを有している。フロントモジュール2は、運
転室26を有し、フロントアクスル4には左右一対のフ
ロントタイヤ5が取着されている。また、リヤモジュー
ル3は、砕石等を積むベッセル7を有し、リヤ第1アク
スル9には左右一対のリヤ第1タイヤ11,11が、リ
ヤ第2アクスル10には左右一対のリヤ第2タイヤ1
2,12がそれぞれ回転自在に取着されている。操舵時
には、フロントモジュール2は、アーティキュレート部
6でリヤモジュール3に対して屈曲し旋回する。また、
リヤモジュール3に起伏自在に取付けられているベッセ
ル7に砕石等を搭載し運搬する。
【0003】図3に、上記アーティキュレート式ダンプ
トラック1のフロントアクスル4の懸架装置を動力伝達
経路も含めて示す。フロントアクスル4は、図3(a)
の平面図に示すように、その中央部にフロントアクスル
4の左右に取着されたタイヤの回転速度差を許容したま
ま動力を伝達する差動機構のディファレンシャルギア
(以降、、デフ13と呼ぶ)を有している。フロントモ
ジュール2の基台となるフロントフレーム14及びフロ
ントアクスル4の上下方向の間には、左右一対のハイド
ロニューマチックシリンダ15,15がピン16,17
で回動自在に取着されている。ハイドロニューマチック
シリンダ15は、走行時の振動の弾発、制振を行なう。
フロントアクスル4の後部に取付けられたリーディング
アーム20の後端部が、球面軸受22でフロントフレー
ム14に回動自在に取着されている。さらに、フロント
アクスル4の左右方向の動きを拘束するラテラルロッド
21が、その一端部がフロントアクスル4に、他端部が
フロントフレーム14にピン18,19でそれぞれ回動
自在に取着されている。
【0004】エンジン25及びトランスミッション40
は、フロントフレーム14に搭載されている。エンジン
25の出力軸及びトランスミッション40の入力軸は、
図3(b)の側面図に示すように、第1プロペラシャフ
ト41で連結され、トランスミッション40の出力軸及
びフロントアクスル4のデフ13の入力軸は第2プロペ
ラシャフト42で連結されている。なお、トランスミッ
ション40の出力軸は、第3プロペラシャフト43を介
してリヤ第1アクスル9に連結されている。なお、図3
(a)は、図3(b)の断面AA図である。
【0005】以上のような懸架装置において、フロント
アクスル4は、ハイドロニューマチックシリンダ15の
伸縮により球面軸受22を中心にして上下方向に揺動す
る。また、ハイドロニューマチックシリンダ15,15
の左右伸縮量の差によりローリングする。これにより、
フロントモジュール2は、路面の凹凸に追従して走行す
る。
【0006】しかしながら、フロントモジュール2が突
起物を乗り越えるとき、フロントタイヤ5が突起物に衝
突するときの斜め下前方からの突き上げるような衝撃力
の垂直分力は、ハイドロニューマチックシリンダ15で
吸収されるものの、水平分力はリーディングアーム20
を下方に揺動させようとする。ところが、フロントタイ
ヤ5があるために下方に揺動できないでフロントタイヤ
5で水平成分を吸収する。フロントタイヤ5は制振作用
がないので、フロントタイヤ5のばね作用により衝撃力
がそのまま車両振動として残りフロントフレーム15上
に設けてある運転室26が振動する。このため、オペレ
ータの乗り心地が悪いという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
するために、図4に示すような懸架装置が提案されてい
る。トランスミッション50の出力部にデフ51を一体
化し、デフ51の出力軸及びフロントアクスル4の左右
の入力軸は左右一対の分配プロペラシャフト54,54
で連結されている。左右のフロントタイヤ5,5をそれ
ぞれ独立に支持する左右の独立トレーリングアーム5
5,55は、フロントフレーム14のフロントタイヤ5
の前方に位置する支持点56,57及び支持点58,5
9で揺動自在に取着されている。エンジン25及びトラ
ンスミッション40は、フロントフレーム14に搭載さ
れ、エンジン25の出力軸及びトランスミッション40
の入力軸は、第1プロペラシャフト41で連結されてい
る。また、トランスミッション40の出力軸は、第3プ
ロペラシャフト43を介してリヤ第1アクスル9に連結
されている。なお、左右のハイドロニューマチックシリ
ンダ15,15は、左右の独立トレーリングアーム5
5,55を懸架している。左右のフロントタイヤ5,5
は、独立トレーリングアーム55,55及びハイドロニ
ューマチックシリンダ15,15により独立懸架されて
いる。これにより、左右の路面が異なる場合でも、左右
のフロントタイヤ5,5が路面に密着するので車両振動
が小さくなり優れた乗り心地が得られる。
【0008】しかしながら、図4に示す懸架装置の技術
においては、以下のような課題が発生している。独立ト
レーディングアーム55,55は、支持点56,57,
58,59で揺動自在に支持されているが、支持点5
6,57間距離又は支持点58、59間距離が短いので
片持ち梁となり、フロントタイヤ5の側方から路面の凹
凸等による負荷がかかったときには、支持点56,57
又は支持点58、59に大きな曲げモーメントがかか
る。これにより、独立トレーディングアーム55及び支
持点56,57,58,59近傍の剛性を大きくする必
要があるので、独立トレーディングアーム55は大型に
なると共に重量が大きくなる。そして、車両全体の重量
が大きくなり、所定の走行性能が得られないという課題
があり、軽量の懸架装置が強く望まれている。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点に着目
し、乗り心地がよく、かつ軽量の懸架装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、車体フレームを車軸
で支持する懸架装置において、左右に独立した車軸のそ
れぞれに取り付けた左右一対の車軸アームの一端部及び
他端部は、車軸の前方位置及び後方位置で車体フレーム
にそれぞれ回動自在に取り付けられた構成としている。
【0011】第1発明によれば、左右に独立した車軸の
それぞれに車軸アームが取り付けられている。車軸アー
ムの一端部は車軸の前方位置で、また他端部は車軸の後
方位置で車体フレームにそれぞれ回動自在に取り付けら
れている。これにより、左右の車軸が独立懸架され、左
右タイヤの走行する路面形状が異なったときでも常に各
タイヤが路面に密着するので優れた乗り心地が得られ
る。また、タイヤの側方からの路面凹凸等による負荷を
車軸の前後の2点で受けるので車軸アームへの負荷が軽
減される。これにより、車軸アームは、剛性を大きくす
る必要がないので軽量かつ小型となり、軽量小型の懸架
装置が得られる。
【0012】第2発明は、第1発明に基づき、車軸アー
ムの一端部及び他端部を、車軸アームのそれぞれの一端
部間距離とそれぞれの他端部間距離とが異なる位置に配
置し、一端部及び他端部を結ぶ直線を軸にして車軸アー
ムが上下に揺動する構成としている。
【0013】第2発明によれば、車軸アームの一端部及
び他端部を結ぶ直線を軸にして車軸アームが上下に揺動
する。これにより、突起物の乗り越え時に車両前下方か
らタイヤにかかる衝撃力を車軸アームが上方に逃げるこ
とで吸収でき、振動が残ることがないので、優れた乗り
心地が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、図を参照して説明する。
なお、以降の図において、図3及び図4で説明した要素
と同一の要素には同一番号を付して説明する。本発明に
係る実施形態を図1に示す。左右に独立した車軸として
のフロントアクスル4,4に取り付け、各フロントアク
スル4の前後に支持点を有する左右一対の車軸アームと
しての前後支持型トレーリングアーム70,70は、そ
の一端部をフロントフレーム14の略中心位置に球面軸
受71で回動自在に取り付けてある。また、他端部は車
体フレームとしてのフロントフレーム14の左右端部に
球面軸受72で回動自在に取り付けてあるので、前後支
持型トレーリングアーム70の一端部及び他端部は、前
後支持型トレーリングアーム70のそれぞれの一端部間
距離L1とそれぞれの他端部間距離L2とが異なる位置
に配置されている。なお、本実施形態の動力伝達経路、
ハイドロニューマチックシリンダ15によるフロントア
クスル4の懸架は、図4で説明したものと同一であるの
で、ここでは説明を省略する。
【0015】本実施形態の作動及び効果を説明する。左
右の前後支持型トレーリングアーム70,70は、球面
軸受71及び球面軸受72を結ぶ直線を軸として揺動
し、左右のフロントアクスル4,4は、左右の前後支持
型トレーリングアーム70,70及びハイドロニューマ
チックシリンダ15,15により独立懸架されている。
これにより、左右のフロントタイヤ5が走行する路面の
凹凸が異なる場合でも、左右のフロントタイヤ5,5が
常に路面に密着するので車両振動が小さくなり優れた乗
り心地が得られる。また、フロントタイヤ5の側方から
かかる路面の凹凸等による負荷は、フロントタイヤ5が
装着されているフロントアクスル4を挟んで前後に配置
された球面軸受71,72で受け持つ。これにより、部
材としての前後支持型トレーリングアーム70の中央部
に負荷がかかるようになり、片持ち梁ではないので、前
後支持型トレーリングアーム70は軽量小形にでき、車
両も軽量となる。
【0016】また、フロントモジュール2が突起物を乗
り越えるとき、フロントタイヤ5が突起物に衝突すると
きの斜め下前方からの突き上げるような衝撃力Fの垂直
分力Vは、ハイドロニューマチックシリンダ5で吸収さ
れる。また、水平分力Hは前後支持型トレーリングアー
ム70を上方に揺動させフロントアクスル4を上方に押
し上げるように作用し、ハイドロニューマチックシリン
ダ15で水平分力Hを吸収する。このように、衝撃力の
全てがハイドロニューマチックシリンダ15の縮退によ
り吸収される。このため、衝撃力が振動として残ること
がないので、乗り心地がよい。
【0017】以上本発明によると、左右に独立した車軸
のそれぞれに車軸アームが取り付けられている。車軸ア
ームの一端部は車軸の前方位置で、また他端部は車軸の
後方位置で車体フレームにそれぞれ回動自在に取り付け
られている。これにより、左右の車軸が独立懸架され、
左右タイヤの走行する路面形状が異なったときでも常に
各タイヤが路面に密着するので優れた乗り心地が得られ
る。また、タイヤの側方からの路面凹凸等による負荷を
車軸の前後の2点で受けるので車軸アームへの負荷が軽
減される。これにより、車軸アームは、剛性を大きくす
る必要がないので軽量かつ小型となり、軽量小型の懸架
装置が得られ、車両も軽量になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の構成説明図である。
【図2】アーティキュレート式ダンプトラックの説明図
である。
【図3】従来の懸架装置の説明図である。
【図4】従来の懸架装置の説明図である。
【符号の説明】
1…アーティキュレート式ダンプトラック、2…フロン
トモジュール、3…リヤモジュール、4…フロントアク
スル、5…フロントタイヤ、6…アーティキュレート
部、7…ベッセル、9…リヤ第1アクスル、10…リヤ
第2アクスル、11…リヤ第1タイヤ、12…リヤ第2
タイヤ、13,51…デフ、14…フロントフレーム、
15…ハイドロニューマチックシリンダ、16,17、
18,19…ピン、20…リーディングアーム、21…
ラテラルロッド、22,71,72…球面軸受、25…
エンジン、26…運転室、41…第1プロペラシャフ
ト、42…第2プロペラシャフト、43…第3プロペラ
シャフト、40,50…トランスミッション、54…分
配プロペラシャフト、55…独立トレーリングアーム、
56,57,58,59,60,61…支持点、62…
ロール抑制トレーリングアーム、70…前後支持型トレ
ーリングアーム。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームを車軸で支持する懸架装置
    において、 左右に独立した車軸のそれぞれに取り付けた左右一対の
    車軸アームの一端部及び他端部は、車軸の前方位置及び
    後方位置で車体フレームにそれぞれ回動自在に取り付け
    られたことを特徴とする懸架装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の懸架装置において、 車軸アームの一端部及び他端部を、車軸アームのそれぞ
    れの一端部間距離とそれぞれの他端部間距離とが異なる
    位置に配置し、 一端部及び他端部を結ぶ直線を軸にして車軸アームが上
    下に揺動することを特徴とする懸架装置。
JP2000345964A 2000-11-13 2000-11-13 懸架装置 Pending JP2002144834A (ja)

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JP2000345964A JP2002144834A (ja) 2000-11-13 2000-11-13 懸架装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298048A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd アーティキュレート式作業機
WO2015129011A1 (ja) * 2014-02-27 2015-09-03 株式会社小松製作所 ダンプトラック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006298048A (ja) * 2005-04-18 2006-11-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd アーティキュレート式作業機
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