JP2002143144A - コリメータ制御方法および装置並びにx線ct装置 - Google Patents
コリメータ制御方法および装置並びにx線ct装置Info
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Abstract
うにコリメータを制御する。 【解決手段】 検出素子アレイ(24)における複数の
検出素子列の並設方向での扇状のビーム(400)の照
射位置誤差を検出し(101)、それに基づいて扇状の
ビームの照射位置が定位置となるようにコリメータを制
御する(103)。
Description
llimator)制御方法および装置並びにX線CT
(X−ray Computed Tomograph
y)装置に関し、特に、X線検出器におけるX線ビーム
の照射位置を決めるコリメータを制御する方法および装
置、並びに、そのようなコリメータ制御装置を備えたX
線CT装置に関する。
によって撮影の対象について複数ビュー(view)の
透過X線信号を獲得し、この透過X線信号に基づき画像
生成装置によって対象の断層像を生成する。
れるコーン(cone)状のX線ビームを、コリメータ
で扇状のX線ビームに整形して撮影空間に照射する。X
線検出装置は、撮影空間を透過してきたX線を、X線ビ
ームの扇状の広がりに沿って多数のX線検出素子をアレ
イ(array)状に配置してなる多チャンネル(ch
annel)のX線検出器で検出する。このようなX線
照射・検出装置を対象の周りで回転(スキャン:sca
n)させて複数ビューの透過X線信号を獲得する。
検出素子アレイを扇状のX線ビームの厚みの方向に複数
個並設し、複数列の検出素子アレイでX線ビームを同時
受光するようにしたものがある。このようなX線検出器
では、1回のスキャンで複数スライス分のX線検出信号
を一挙に得られるので、マルチスライススキャン(mu
lti−slice scan)を能率良く行うための
X線検出器として用いられる。
イを2列とし、2スライス(slice)分の投影デー
タを一挙に得るようにしたものがある。そこでは、2列
のアレイを隣接して平行に配置し、X線ビームを厚み方
向に均等に振り分けて照射するようにしている。2列の
アレイにそれぞれ照射したX線ビームの、対象のアイソ
センタ(isocenter)における厚みが断層像の
スライス厚をそれぞれ決定する。
温度上昇による熱膨張等によりX線焦点の移動が生じ、
これが、コリメータのアパーチャ(aperture)
を通してX線ビームの厚み方向での変位となって現れ
る。X線ビームが厚み方向に変位すると、2列アレイに
おけるX線ビームの厚みの振り分けが均等でなくなり、
2つの断層像のスライス厚の均等性が失われる。
X線照射位置を一定にするコリメータを制御方法および
装置、並びに、そのようなコリメータ制御装置を備えた
X線CT装置を実現することである。
するための第1の観点での本発明は、X線管の焦点から
発散するX線をコリメータで扇状のビームに整形して、
複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイに照射し、前
記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向で
の前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位
置との誤差を検出し、前記検出した誤差に基づいて前記
扇状のビームの照射位置が前記予め設定された照射位置
に一致するように前記コリメータを制御する、ことを特
徴とするコリメータ制御方法である。
点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX線
管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出手段と、前記検出した誤差
に基づいて前記扇状のビームの照射位置が前記予め設定
された照射位置に一致するように前記コリメータを制御
する制御手段と、を具備することを特徴とするコリメー
タ制御装置である。
点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX線
管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出装置と、前記検出した誤差
に基づいて前記扇状のビームの照射位置が前記予め設定
された照射位置に一致するように前記コリメータを制御
する制御装置と、前記X線管、前記コリメータおよび前
記検出素子アレイを含むX線照射・検出系を前記扇状の
ビームの厚みの方向に平行な軸の周りを回転させて複数
ビューのX線検出信号を獲得する信号獲得装置と、前記
X線検出信号に基づき前記扇状のビームが通過したスラ
イスについての断層像を生成する断層像生成装置と、を
具備することを特徴とするX線CT装置である。
は、検出素子アレイにおける検出素子列の配設方向での
X線ビームの照射位置誤差を検出し、それに基づいてX
線ビームの照射位置が予め設定された照射位置に一致す
るようにコリメータを制御するので、検出素子アレイ上
のX線照射位置を一定にすることができる。
配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出したX
線検出信号の和に対する差の割合に基づいて誤差を検出
する子とが、X線検出信号の大きさによらない誤差測定
値を得る点で好ましい。
点での本発明は、X線管の焦点から発散するX線をコリ
メータで扇状のビームに整形して、複数のX線検出素子
を前記扇状のビームの広がりの方向に配列してなる検出
素子列を前記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設し
てなる検出素子アレイに照射し、前記検出素子アレイに
おける前記検出素子列の配設方向での前記扇状のビーム
の照射位置と予め設定された照射位置との誤差を検出
し、前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照
射位置が前記予め設定された照射位置に一致するように
前記コリメータを制御するにあたり、前記誤差が第1の
範囲以内にあるときは制御を行わず、前記誤差が前記第
1の範囲を越えかつ前記第1の範囲より大きい第2の範
囲以内にあるときは第1の比例ゲインで制御を行い、前
記誤差が前記第2の範囲を越えるときは前記第1の比例
ゲインより大きい第2の比例ゲインで制御を行う、こと
を特徴とするコリメータ制御方法である。
点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX線
管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出手段と、前記検出した誤差
に基づいて前記扇状のビームの照射位置が前記予め設定
された照射位置に一致するように前記コリメータを制御
する制御手段であって、前記誤差が第1の範囲以内にあ
るときは制御を行わず、前記誤差が前記第1の範囲を越
えかつ前記第1の範囲より大きい第2の範囲以内にある
ときは第1の比例ゲインで制御を行い、前記誤差が前記
第2の範囲を越えるときは前記第1の比例ゲインより大
きい第2の比例ゲインで制御を行う制御手段と、を具備
することを特徴とするコリメータ制御装置である。
点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX線
管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出装置と、前記検出した誤差
に基づいて前記扇状のビームの照射位置が前記予め設定
された照射位置に一致するように前記コリメータを制御
する制御装置であって、前記誤差が第1の範囲以内にあ
るときは制御を行わず、前記誤差が前記第1の範囲を越
えかつ前記第1の範囲より大きい第2の範囲以内にある
ときは第1の比例ゲインで制御を行い、前記誤差が前記
第2の範囲を越えるときは前記第1の比例ゲインより大
きい第2の比例ゲインで制御を行う制御装置と、前記X
線管、前記コリメータおよび前記検出素子アレイを含む
X線照射・検出系を前記扇状のビームの厚みの方向に平
行な軸の周りを回転させて複数ビューのX線検出信号を
獲得する信号獲得装置と、前記X線検出信号に基づき前
記扇状のビームが通過したスライスについての断層像を
生成する断層像生成装置と、を具備することを特徴とす
るX線CT装置である。
は、検出素子アレイにおける検出素子列の配設方向での
X線ビームの照射位置誤差を検出し、それに基づいてX
線ビームの照射位置が予め設定された照射位置に一致す
るようにコリメータを制御するにあたり、誤差が第1の
範囲以内にあるときは制御を行わず、第1の範囲を越え
かつ第1の範囲より大きい第2の範囲以内にあるときは
第1の比例ゲインで制御を行い、第2の範囲を越えると
きは前記第1の比例ゲインより大きい第2の比例ゲイン
で制御を行うので、検出素子アレイ上のX線照射位置を
一定にするための制御を高速かつ安定に遂行することが
できる。
配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出したX
線検出信号の和に対する差の割合に基づいて誤差を検出
する子とが、X線検出信号の大きさによらない誤差測定
値を得る点で好ましい。
点での本発明は、X線管の焦点から発散するX線をコリ
メータで扇状のビームに整形して、複数のX線検出素子
を前記扇状のビームの広がりの方向に配列してなる検出
素子列を前記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設し
てなる検出素子アレイに照射し、前記検出素子アレイに
おける前記検出素子列の配設方向での前記扇状のビーム
の照射位置と予め設定された照射位置との誤差を検出
し、前記検出した誤差の高周波成分を除去し、前記高周
波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビームの照
射位置が前記予め設定された照射位置に一致するように
前記コリメータを制御する、ことを特徴とするコリメー
タ制御方法である。
点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX線
管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出手段と、前記検出した誤差
の高周波成分を除去する高周波成分除去手段と、前記高
周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビームの
照射位置が前記予め設定された照射位置に一致するよう
に前記コリメータを制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とするコリメータ制御装置である。
点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX線
管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出装置と、前記検出した誤差
の高周波成分を除去する高周波成分除去装置と、前記高
周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビームの
照射位置が前記予め設定された照射位置に一致するよう
に前記コリメータを制御する制御装置と、前記X線管、
前記コリメータおよび前記検出素子アレイを含むX線照
射・検出系を前記扇状のビームの厚みの方向に平行な軸
の周りを回転させて複数ビューのX線検出信号を獲得す
る信号獲得装置と、前記X線検出信号に基づき前記扇状
のビームが通過したスライスについての断層像を生成す
る断層像生成装置と、を具備することを特徴とするX線
CT装置である。
は、検出素子アレイにおける検出素子列の配設方向での
X線ビームの照射位置誤差を検出し、その高周波成分を
除去した信号に基づいて、X線ビームの照射位置が予め
設定された照射位置に一致するようにコリメータを制御
するので、誤差の高周波成分に影響されずに、検出素子
アレイ上のX線照射位置を一定にすることができる。
配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出したX
線検出信号の和に対する差の割合に基づいて誤差を検出
する子とが、X線検出信号の大きさによらない誤差測定
値を得る点で好ましい。
はローパスフィルタリングのいずれで行っても良い。 (10)上記の課題を解決するための他の観点での本発
明は、X線管の焦点から発散するX線をコリメータで扇
状のビームに整形して、複数のX線検出素子を前記扇状
のビームの広がりの方向に配列してなる検出素子列を前
記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設してなる検出
素子アレイに照射し、前記検出素子アレイにおける前記
検出素子列の配設方向での前記扇状のビームの照射位置
と予め設定された照射位置との誤差を検出し、前記検出
した誤差の高周波成分を除去し、前記高周波成分を除去
した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位置が前記
予め設定された照射位置に一致するように前記コリメー
タを制御するにあたり、前記誤差が第1の範囲以内にあ
るときは制御を行わず、前記誤差が前記第1の範囲を越
えかつ前記第1の範囲より大きい第2の範囲以内にある
ときは第1の比例ゲインで制御を行い、前記誤差が前記
第2の範囲を越えるときは前記第1の比例ゲインより大
きい第2の比例ゲインで制御を行う、ことを特徴とする
コリメータ制御方法である。
観点での本発明は、焦点から発散するX線を発生するX
線管と、前記X線を扇状のビームに整形するコリメータ
と、複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの
方向に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚
みの方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記
検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向での
前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射位置
との誤差を検出する誤差検出手段と、前記検出した誤差
の高周波成分を除去する高周波成分除去手段と、前記高
周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビームの
照射位置が前記予め設定された照射位置に一致するよう
に前記コリメータを制御する制御手段であって、前記誤
差が第1の範囲以内にあるときは制御を行わず、前記誤
差が前記第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲より大き
い第2の範囲以内にあるときは第1の比例ゲインで制御
を行い、前記誤差が前記第2の範囲を越えるときは前記
第1の比例ゲインより大きい第2の比例ゲインで制御を
行う制御手段と、を具備することを特徴とするコリメー
タ制御装置である。
観点での本発明は、発散するX線を発生するX線管と、
前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、複数
のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向に配
列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの方向
に複数個配設してなる検出素子アレイと、前記検出素子
アレイにおける前記検出素子列の配設方向での前記扇状
のビームの照射位置と予め設定された照射位置との誤差
を検出する誤差検出装置と、前記検出した誤差の高周波
成分を除去する高周波成分除去装置と、前記高周波成分
を除去した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位置
が前記予め設定された照射位置に一致するように前記コ
リメータを制御する制御装置であって、前記誤差が第1
の範囲以内にあるときは制御を行わず、前記誤差が前記
第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲より大きい第2の
範囲以内にあるときは第1の比例ゲインで制御を行い、
前記誤差が前記第2の範囲を越えるときは前記第1の比
例ゲインより大きい第2の比例ゲインで制御を行う制御
装置と、前記X線管、前記コリメータおよび前記検出素
子アレイを含むX線照射・検出系を前記扇状のビームの
厚みの方向に平行な軸の周りを回転させて複数ビューの
X線検出信号を獲得する信号獲得装置と、前記X線検出
信号に基づき前記扇状のビームが通過したスライスにつ
いての断層像を生成する断層像生成装置と、を具備する
ことを特徴とするX線CT装置である。
明では、検出素子アレイにおける検出素子列の配設方向
でのX線ビームの照射位置誤差を検出し、その高周波成
分を除去した信号に基づいて、X線ビームの照射位置が
予め設定された照射位置に一致するようにコリメータを
制御するにあたり、誤差が第1の範囲以内にあるときは
制御を行わず、第1の範囲を越えかつ第1の範囲より大
きい第2の範囲以内にあるときは第1の比例ゲインで制
御を行い、第2の範囲を越えるときは前記第1の比例ゲ
インより大きい第2の比例ゲインで制御を行うので、検
出素子アレイ上のX線照射位置を一定にするための制御
を、誤差の高周波成分に影響されずに、高速かつ安定に
遂行することができる。
配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出したX
線検出信号の和に対する差の割合に基づいて誤差を検出
する子とが、X線検出信号の大きさによらない誤差測定
値を得る点で好ましい。
はローパスフィルタリングのいずれで行っても良い。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の
形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。本装置の動作
によって、本発明の方法に関する実施の形態の一例が示
される。
リ(gantry)2、撮影テーブル(table)4
および操作コンソール(console)6を備えてい
る。走査ガントリ2は、本発明における信号獲得装置の
実施の形態の一例である。走査ガントリ2はX線管20
を有する。X線管20は、本発明におけるX線管の実施
の形態の一例である。X線管20から放射された図示し
ないX線は、コリメータ22により例えば扇状のX線ビ
ームすなわちファンビーム(fan beam)となる
ように成形され、検出器アレイ24に照射される。コリ
メータ22は、本発明におけるコリメータの実施の形態
の一例である。
広がりの方向にアレイ(array)状に配列された複
数のX線検出素子を有する。検出器アレイ24は、本発
明における検出素子アレイの実施の形態の一例である。
検出器アレイ24の構成については後にあらためて説明
する。X線管20、コリメータ22および検出器アレイ
24は、X線照射・検出装置を構成する。X線照射・検
出装置については後にあらためて説明する。
接続されている。データ収集部26は検出器アレイ24
の個々のX線検出素子の検出データを収集する。X線管
20からのX線の照射は、X線コントローラ(cont
roller)28によって制御される。なお、X線管
20とX線コントローラ28との接続関係については図
示を省略する。コリメータ22は、コリメータコントロ
ーラ30によって制御される。なお、コリメータ22と
コリメータコントローラ30との接続関係については図
示を省略する。
ーラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に
搭載されている。回転部34の回転は、回転コントロー
ラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コ
ントローラ36との接続関係については図示を省略す
る。
を走査ガントリ2のX線照射空間に搬入および搬出する
ようになっている。対象とX線照射空間との関係につい
ては後にあらためて説明する。
有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ
(computer)等によって構成される。データ処
理装置60には、制御インタフェース(interfa
ce)62が接続されている。制御インタフェース62
には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されてい
る。データ処理装置60は制御インタフェース62を通
じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
線コントローラ28、コリメータコントローラ30およ
び回転コントローラ36が制御インタフェース62を通
じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェー
ス62との個別の接続については図示を省略する。
集バッファ64が接続されている。データ収集バッファ
64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続さ
れている。データ収集部26で収集されたデータがデー
タ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力
される。
ァ64を通じて収集した複数ビューの透過X線信号を用
いて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフィル
タード・バックプロジェクション(filtered
back projection)法等が用いられる。
データ処理装置60は、本発明における断層像生成装置
の実施の形態の一例である。
66が接続されている。記憶装置66は、各種のデータ
や再構成画像および本装置の機能を実現するためのプロ
グラム(program)等を記憶する。
68と操作装置70がそれぞれ接続されている。表示装
置68は、データ処理装置60から出力される再構成画
像やその他の情報を表示する。操作装置70は、使用者
によって操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装
置60に入力する。使用者は表示装置68および操作装
置70を使用してインタラクティブ(interact
ive)に本装置を操作する。
示す。同図に示すように、検出器アレイ24は、複数の
X線検出素子24(ik)をアレイ状に配列した、多チ
ャンネルのX線検出器となっている。
として、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。
iはチャンネル番号であり例えばi=1〜1000であ
る。kは列番号であり例えばk=1,2である。X線検
出素子24(ik)は、列番号kが同一なもの同士でそ
れぞれ検出素子列を構成する。なお、検出器アレイ24
は2列に限るものではなく、それ以上の多列のものを2
群に分けたのものであって良い。以下、検出器アレイ2
4が2列の例で説明するが、多列の場合も同様になる。
ンネルは、各列においてそれぞれレファレンスチャンネ
ル(reference channel)25となっ
ている。レファレンスチャンネル25は、撮影時に対象
が投影される範囲の外にある。
チレータ(scintillator)とフォトダイオ
ード(photo diode)の組み合わせによって
構成される。なお、これに限るものではなく、例えばカ
ドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体X線
検出素子またはXeガス(gas)を用いる電離箱型の
X線検出素子であって良い。
管20とコリメータ22と検出器アレイ24の相互関係
を示す。なお、図3の(a)は走査ガントリ2の正面か
ら見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す
図である。同図に示すように、X線管20から放射され
たX線は、コリメータ22により扇状のX線ビーム40
0となるように成形され、検出器アレイ24に照射され
るようになっている。
0の広がりを示す。X線ビーム400の広がり方向は、
検出器アレイ24におけるチャンネルの配列方向に一致
する。(b)ではX線ビーム400の厚みを示す。X線
ビーム400の厚み方向は、検出器アレイ24における
列の並設方向(k方向)に一致する。
を交差させて、例えば図4に示すように、撮影テーブル
4に載置された対象8がX線照射空間に搬入される。走
査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包含する
筒状の構造になっている。
の内側空間に形成される。X線ビーム400によってス
ライスされた対象8の像が検出器アレイ24に投影され
る。検出器アレイ24によって、対象8を透過したX線
が検出される。対象8に照射するX線ビーム400の厚
みthは、コリメータ22のアパーチャの開度により調
節される。
アレイ24からなるX線照射・検出装置は、それらの相
互関係を保ったまま対象8の体軸の周りを回転(スキャ
ン)する。スキャンの1回転あたり複数(例えば100
0程度)のビューの投影データが収集される。投影デー
タの収集は、検出器アレイ24−データ収集部26−デ
ータ収集バッファ64の系統によって行われる。
ライス分の投影データに基づいて、データ処理装置60
により2スライス分の断層像の生成すなわち画像再構成
が行われる。画像再構成は、1回転のスキャンで得られ
た例えば1000ビューの投影データを、例えばフィル
タード・バックプロジェクション(filteredb
ack−projection)法によって処理するこ
と等により行われる。
0の照射状態のさらに詳細な模式図を図5および図6に
示す。図5に示すように、コリメータ22におけるコリ
メータ片220,222をアパーチャを狭める方向に変
位させることにより、X線検出器242,244におけ
る投影像のスライス厚thを薄くする。
0,222をアパーチャを広げる方向に動かすことによ
り、投影像のスライス厚thを厚くする。このようなス
ライス厚調節はデータ処理装置60による統括の下にコ
リメータコントローラ30によって行われる。
ータ片220,222の相対的位置関係を維持しながら
両者をk方向に同時に動かすことにより、検出器アレイ
24上のk方向の照射位置を調節する。これによって、
X線の焦点の移動に伴う照射位置の変化が修正され、常
に定位置にX線ビーム400が照射されるように自動制
御される。
ータ片220,222を動かす代わりに、検出器アレイ
24を、破線矢印で示すように、コリメータ22に関し
てk方向に相対的に変位させて行うようにしても良い。
このようにすれば、スライス厚の調節機構と厚み方向の
照射位置の制御機構を別々に2系統設けることができ、
多角的な制御が可能になる。
タ22で行えば、制御の系統が1系統に統一でき、構成
簡素化の要請に応じられる。なお、これら2つの手段を
組み合わせて照射位置調節を行うようにしても良いのは
もちろんである。以下、照射位置の自動制御機能をオー
トコリメータ(auto collimator)とも
いう。
での本装置のブロック図を示す。同図に示す誤差検出部
101によって、X線ビーム400のk方向の照射位置
の誤差が検出される。誤差検出部101は、検出器アレ
イ24における2列のレファレンスチャンネル25の出
力に基づいて照射位置誤差を検出する。
レファレンスチャンネルのX線検出信号A,Bを用い、
て、X線検出信号の大きさによらない誤差測定値を得る
ことができる。誤差検出部101はデータ処理装置60
の機能によって実現される。誤差検出部101は、本発
明における誤差検出手段の実施の形態の一例である。ま
た、誤差検出装置の実施の形態の一例である。
る。制御部103は誤差eが0となるようにコリメータ
22をフィードバック(feed back)制御す
る。制御部103の制御出力は、例えば図8に示すよう
に誤差eに比例するものである。この入出力特性曲線の
傾斜が制御の比例ゲイン(gain)Gを表す。以下比
例ゲインを単にゲインともいう。
列のレファレンスチャンネルに均等に照射されることに
なる。このとき、検出器アレイ24における2つの検出
素子列にX線ビーム400が均等に振り分けて照射され
る状態となる。
びコリメータコントローラ30の機能によって実現され
る。制御部103は、本発明における制御手段の実施の
形態の一例である。また、本発明における制御装置の実
施の形態の一例である。
列のX線検出信号を信号獲得部107で収集し、それに
基づいて断層像生成部111で断層像を生成する。これ
によって、スライス厚が均等な2つの断層像を得ること
ができる。
回転コントローラ36およびデータ収集バッファ64に
よって実現される。信号獲得部107は、本発明におけ
る信号獲得装置の実施の形態の一例である。断層像生成
部111はデータ処理装置60の機能によって実現され
る。断層像生成部111は、本発明における断層像生成
装置の実施の形態の一例である。
させるようにしても良い。すなわち、例えば図9に示す
ように、
α1は誤差の許容値である。これはまた第1のゲイン切
換点でもある。α2は第2のゲイン切換点である。
値α1以下のときは制御を行わず、いわゆる不感帯を設
けることができる。これによって制御を安定化すること
ができる。誤差eが許容値α1を越えかつα2以下のと
きは、ゲインG1でフィードバック制御を行って誤差e
を許容値に引き戻す。誤差eがα2を越えたときはG1
より大きいゲインG2でフィードバックを行い誤差eを
G1による制御よりもやかに引き戻す。
せることにより、安定性と高速性を兼ね備えたコリメー
タ制御を行うことができる。なお、ゲインの切換は図9
に示した3段階に限るものではなく、2段階あるいは4
段階以上であって良い。
成分は主としてX線管のアノード(anode)の回転
に伴う焦点位置の微小な揺らぎによって生じる。アノー
ドの回転は例えば8000〜12000rpm程度の高
速回転なので、焦点の揺らぎは高周波成分を含む。この
ような揺らぎは温度変化に伴うX線焦点の変位と無関係
なので、それに制御を追従させことは意味がなく、かえ
って制御の安定性を損なうおそれがある。そこで、誤差
eを制御部103に入力する前に高周波成分除去し制御
の安定性をさらに増加させるようにする。
えた本装置のブロック図を示す。図10において、図7
に示したものと同様の部分は同一の符号を付して説明を
省略する。
御部103の間に高周波除去部105が介在する。高周
波除去部105は、誤差検出部101から入力された誤
差eの高周波成分を除去し、高周波成分を含まない誤差
信号を制御部103に入力する。
の機能によって実現される。高周波除去部105は、本
発明における高周波成分除去手段の実施の形態の一例で
ある。また、本発明における高周波成分除去装置の実施
の形態の一例である。
去は、例えば時系列で得られるデータの平均値を求める
ことにより行われる。平均値としては例えば16個の時
系列データの移動平均値が利用される。なお、移動平均
のデータ数は16に限らず適宜で良い。誤差eのデータ
はビューデータと同じタイミング(timing)で逐
次得られる。したがって、誤差eは例えば16ビュー分
ずつ移動平均される。
重みを付した移動平均であって良い。また、高周波成分
の除去は平均を求める代わりに時系列データのデータの
ローパスフィルタリング(low−pass filt
ering)によって行うようにしても良い。
差eに含まれる高周波成分を除去することにより、照射
位置制御を安定化することができる。照射位置が安定す
ることにより2つの断層像のスライス厚が均等かつ安定
なものとなり、これによって品質の良い画像を得ること
ができる。
本発明を説明したが、本発明が属する技術の分野におけ
る通常の知識を有する者は、上記の実施の形態の例につ
いて、本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変
更や置換等をなし得る。したがって、本発明の技術的範
囲には、上記の実施の形態の例ばかりでなく、特許請求
の範囲に属する全ての実施の形態が含まれる。
れば、X線検出器上のX線照射位置を一定にするコリメ
ータを制御方法および装置、並びに、そのようなコリメ
ータ制御装置を備えたX線CT装置を実現することがで
きる。
である。
図である。
の模式図である。
の模式図である。
の模式図である。
の模式図である。
である。
フである。
フである。
図である。
Claims (36)
- 【請求項1】 X線管の焦点から発散するX線をコリメ
ータで扇状のビームに整形して、複数のX線検出素子を
前記扇状のビームの広がりの方向に配列してなる検出素
子列を前記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設して
なる検出素子アレイに照射し、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出し、 前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位
置が前記予め設定された照射位置に一致するように前記
コリメータを制御する、ことを特徴とするコリメータ制
御方法。 - 【請求項2】 前記検出素子列の配設方向に隣り合うX
線検出素子でそれぞれ検出したX線検出信号の和に対す
る差の割合に基づいて前記誤差を検出する、ことを特徴
とする請求項1に記載のコリメータ制御方法。 - 【請求項3】 X線管の焦点から発散するX線をコリメ
ータで扇状のビームに整形して、複数のX線検出素子を
前記扇状のビームの広がりの方向に配列してなる検出素
子列を前記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設して
なる検出素子アレイに照射し、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出し、 前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位
置が前記予め設定された照射位置に一致するように前記
コリメータを制御するにあたり、前記誤差が第1の範囲
以内にあるときは制御を行わず、前記誤差が前記第1の
範囲を越えかつ前記第1の範囲より大きい第2の範囲以
内にあるときは第1の比例ゲインで制御を行い、前記誤
差が前記第2の範囲を越えるときは前記第1の比例ゲイ
ンより大きい第2の比例ゲインで制御を行う、ことを特
徴とするコリメータ制御方法。 - 【請求項4】 前記検出素子列の配設方向に隣り合うX
線検出素子でそれぞれ検出したX線検出信号の和に対す
る差の割合に基づいて前記誤差を検出する、ことを特徴
とする請求項3に記載のコリメータ制御方法。 - 【請求項5】 X線管の焦点から発散するX線をコリメ
ータで扇状のビームに整形して、複数のX線検出素子を
前記扇状のビームの広がりの方向に配列してなる検出素
子列を前記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設して
なる検出素子アレイに照射し、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出し、 前記検出した誤差の高周波成分を除去し、 前記高周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビ
ームの照射位置が前記予め設定された照射位置に一致す
るように前記コリメータを制御する、ことを特徴とする
コリメータ制御方法。 - 【請求項6】 前記検出素子列の配設方向に隣り合うX
線検出素子でそれぞれ検出したX線検出信号の和に対す
る差の割合に基づいて前記誤差を検出する、ことを特徴
とする請求項5に記載のコリメータ制御方法。 - 【請求項7】 平均化処理によって前記高周波成分を除
去する、ことを特徴とする請求項5に記載のコリメータ
制御方法。 - 【請求項8】 ローパスフィルタリングによって前記高
周波成分を除去する、ことを特徴とする請求項5に記載
のコリメータ制御方法。 - 【請求項9】 X線管の焦点から発散するX線をコリメ
ータで扇状のビームに整形して、複数のX線検出素子を
前記扇状のビームの広がりの方向に配列してなる検出素
子列を前記扇状のビームの厚みの方向に複数個配設して
なる検出素子アレイに照射し、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出し、 前記検出した誤差の高周波成分を除去し、 前記高周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビ
ームの照射位置が前記予め設定された照射位置に一致す
るように前記コリメータを制御するにあたり、 前記誤差が第1の範囲以内にあるときは制御を行わず、
前記誤差が前記第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲よ
り大きい第2の範囲以内にあるときは第1の比例ゲイン
で制御を行い、前記誤差が前記第2の範囲を越えるとき
は前記第1の比例ゲインより大きい第2の比例ゲインで
制御を行う、ことを特徴とするコリメータ制御方法。 - 【請求項10】 前記検出素子列の配設方向に隣り合う
X線検出素子でそれぞれ検出したX線検出信号の和に対
する差の割合に基づいて前記誤差を検出する、ことを特
徴とする請求項9に記載のコリメータ制御方法。 - 【請求項11】 平均化処理によって前記高周波成分を
除去する、ことを特徴とする請求項9に記載のコリメー
タ制御方法。 - 【請求項12】 ローパスフィルタリングによって前記
高周波成分を除去する、ことを特徴とする請求項9に記
載のコリメータ制御方法。 - 【請求項13】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出手段と、 前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位
置が前記予め設定された照射位置に一致するように前記
コリメータを制御する制御手段と、を具備することを特
徴とするコリメータ制御装置。 - 【請求項14】 前記誤差検出手段は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項13に記載のコリ
メータ制御装置。 - 【請求項15】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出手段と、 前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位
置が前記予め設定された照射位置に一致するように前記
コリメータを制御する制御手段であって、前記誤差が第
1の範囲以内にあるときは制御を行わず、前記誤差が前
記第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲より大きい第2
の範囲以内にあるときは第1の比例ゲインで制御を行
い、前記誤差が前記第2の範囲を越えるときは前記第1
の比例ゲインより大きい第2の比例ゲインで制御を行う
制御手段と、を具備することを特徴とするコリメータ制
御装置。 - 【請求項16】 前記誤差検出手段は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項15に記載のコリ
メータ制御装置。 - 【請求項17】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出手段と、 前記検出した誤差の高周波成分を除去する高周波成分除
去手段と、 前記高周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビ
ームの照射位置が前記予め設定された照射位置に一致す
るように前記コリメータを制御する制御手段と、を具備
することを特徴とするコリメータ制御装置。 - 【請求項18】 前記誤差検出手段は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項17に記載のコリ
メータ制御装置。 - 【請求項19】 前記高周波成分除去手段は平均化処理
によって高周波成分を除去する、ことを特徴とする請求
項17に記載のコリメータ制御装置。 - 【請求項20】 前記高周波成分除去手段はローパスフ
ィルタリングによって高周波成分を除去することを特徴
とする請求項17に記載のコリメータ制御装置。 - 【請求項21】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出手段と、 前記検出した誤差の高周波成分を除去する高周波成分除
去手段と、 前記高周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビ
ームの照射位置が前記予め設定された照射位置に一致す
るように前記コリメータを制御する制御手段であって、
前記誤差が第1の範囲以内にあるときは制御を行わず、
前記誤差が前記第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲よ
り大きい第2の範囲以内にあるときは第1の比例ゲイン
で制御を行い、前記誤差が前記第2の範囲を越えるとき
は前記第1の比例ゲインより大きい第2の比例ゲインで
制御を行う制御手段と、を具備することを特徴とするコ
リメータ制御装置。 - 【請求項22】 前記誤差検出手段は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項21に記載のコリ
メータ制御装置。 - 【請求項23】 前記高周波成分除去手段は平均化処理
によって高周波成分を除去する、ことを特徴とする請求
項21に記載のコリメータ制御装置。 - 【請求項24】 前記高周波成分除去手段はローパスフ
ィルタリングによって高周波成分を除去することを特徴
とする請求項21に記載のコリメータ制御装置。 - 【請求項25】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出装置と、 前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位
置が前記予め設定された照射位置に一致するように前記
コリメータを制御する制御装置と、 前記X線管、前記コリメータおよび前記検出素子アレイ
を含むX線照射・検出系を前記扇状のビームの厚みの方
向に平行な軸の周りを回転させて複数ビューのX線検出
信号を獲得する信号獲得装置と、 前記X線検出信号に基づき前記扇状のビームが通過した
スライスについての断層像を生成する断層像生成装置
と、を具備することを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項26】 前記誤差検出装置は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項25に記載のX線
CT装置。 - 【請求項27】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出装置と、 前記検出した誤差に基づいて前記扇状のビームの照射位
置が前記予め設定された照射位置に一致するように前記
コリメータを制御する制御装置であって、前記誤差が第
1の範囲以内にあるときは制御を行わず、前記誤差が前
記第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲より大きい第2
の範囲以内にあるときは第1の比例ゲインで制御を行
い、前記誤差が前記第2の範囲を越えるときは前記第1
の比例ゲインより大きい第2の比例ゲインで制御を行う
制御装置と、 前記X線管、前記コリメータおよび前記検出素子アレイ
を含むX線照射・検出系を前記扇状のビームの厚みの方
向に平行な軸の周りを回転させて複数ビューのX線検出
信号を獲得する信号獲得装置と、 前記X線検出信号に基づき前記扇状のビームが通過した
スライスについての断層像を生成する断層像生成装置
と、を具備することを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項28】 前記誤差検出装置は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項29に記載のX線
CT装置。 - 【請求項29】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出装置と、 前記検出した誤差の高周波成分を除去する高周波成分除
去装置と、 前記高周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビ
ームの照射位置が前記予め設定された照射位置に一致す
るように前記コリメータを制御する制御装置と、 前記X線管、前記コリメータおよび前記検出素子アレイ
を含むX線照射・検出系を前記扇状のビームの厚みの方
向に平行な軸の周りを回転させて複数ビューのX線検出
信号を獲得する信号獲得装置と、 前記X線検出信号に基づき前記扇状のビームが通過した
スライスについての断層像を生成する断層像生成装置
と、を具備することを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項30】 前記誤差検出装置は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項29に記載のX線
CT装置。 - 【請求項31】 前記高周波成分除去装置は平均化処理
によって高周波成分を除去する、ことを特徴とする請求
項29に記載のX線CT装置。 - 【請求項32】 前記高周波成分除去装置はローパスフ
ィルタリングによって高周波成分を除去することを特徴
とする請求項29に記載のX線CT装置。 - 【請求項33】 焦点から発散するX線を発生するX線
管と、 前記X線を扇状のビームに整形するコリメータと、 複数のX線検出素子を前記扇状のビームの広がりの方向
に配列してなる検出素子列を前記扇状のビームの厚みの
方向に複数個配設してなる検出素子アレイと、 前記検出素子アレイにおける前記検出素子列の配設方向
での前記扇状のビームの照射位置と予め設定された照射
位置との誤差を検出する誤差検出装置と、 前記検出した誤差の高周波成分を除去する高周波成分除
去装置と、 前記高周波成分を除去した誤差に基づいて前記扇状のビ
ームの照射位置が前記予め設定された照射位置に一致す
るように前記コリメータを制御する制御装置であって、
前記誤差が第1の範囲以内にあるときは制御を行わず、
前記誤差が前記第1の範囲を越えかつ前記第1の範囲よ
り大きい第2の範囲以内にあるときは第1の比例ゲイン
で制御を行い、前記誤差が前記第2の範囲を越えるとき
は前記第1の比例ゲインより大きい第2の比例ゲインで
制御を行う制御装置と、 前記X線管、前記コリメータおよび前記検出素子アレイ
を含むX線照射・検出系を前記扇状のビームの厚みの方
向に平行な軸の周りを回転させて複数ビューのX線検出
信号を獲得する信号獲得装置と、 前記X線検出信号に基づき前記扇状のビームが通過した
スライスについての断層像を生成する断層像生成装置
と、を具備することを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項34】 前記誤差検出装置は、前記検出素子列
の配設方向に隣り合うX線検出素子でそれぞれ検出した
X線検出信号の和に対する差の割合に基づいて前記誤差
を検出する、ことを特徴とする請求項33に記載のX線
CT装置。 - 【請求項35】 前記高周波成分除去装置は平均化処理
によって高周波成分を除去する、ことを特徴とする請求
項33に記載のX線CT装置。 - 【請求項36】 前記高周波成分除去装置はローパスフ
ィルタリングによって高周波成分を除去することを特徴
とする請求項33に記載のX線CT装置。
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