JP2002141133A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002141133A
JP2002141133A JP2000334947A JP2000334947A JP2002141133A JP 2002141133 A JP2002141133 A JP 2002141133A JP 2000334947 A JP2000334947 A JP 2000334947A JP 2000334947 A JP2000334947 A JP 2000334947A JP 2002141133 A JP2002141133 A JP 2002141133A
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梢 高槻
Osamu Kawase
治 川瀬
Ryotaro Ishikawa
亮太郎 石川
Yuichi Nanko
勇一 南光
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタハウジングの前方にムービングプレ
ートを設けたコネクタにおいて、リテーナをコネクタハ
ウジングに対して前方から組み付けることができるよう
にする。 【解決手段】 コネクタハウジング10の前端面にはリ
テーナ40を組み付けるためのリテーナ取付孔17が形
成され、ムービングプレート30には、リテーナ40の
少なくとも一部を前方へ露出させる窓孔36が形成され
ているので、ムービングプレート30の前方からリテー
ナ40に対して押し込み操作等を行うことができる。即
ち、リテーナ40をコネクタハウジング10に対して前
方から組み付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ムービングプレー
トとリテーナを備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ムービングプレートとリテーナを備えた
コネクタとして、従来、特開平9−219235号公報
に開示されているものがある。これは、コネクタハウジ
ングに前方へ突出するフード部を形成し、コネクタハウ
ジング内に挿入した雄端子金具のタブをフード部内に突
出させ、フード部内に移動可能に設けたムービングプレ
ートの位置決め孔にタブを嵌合させ、コネクタハウジン
グ内にリテーナを挿入してそのリテーナにより端子金具
を抜止めした構造になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコネクタ
は、リテーナがコネクタハウジングの側面側から組み付
けられるようになっている、いわゆるサイドリテーナタ
イプのものであるが、このタイプの場合、次のような問
題がある。一般に、リテーナを備えたコネクタでは、リ
テーナを、コネクタハウジングに対する端子金具の挿抜
を許容する位置に仮係止し、その仮係止状態のコネクタ
を端子金具の組付け現場へ出荷する。そして、組付け現
場において、端子金具をコネクタハウジングに挿入し、
その後、リテーナを本係止位置へ押し込んで端子金具を
抜け規制する、という手順で組付が行われる。
【0004】この場合、仮係止位置にあるリテーナがコ
ネクタハウジングの外側面から突出していると、組付け
現場への搬送途中でリテーナが他の部材と干渉して本係
止位置へ押し込まれてしまう虞がある。このようになる
と、組付け現場においてリテーナを本係止位置から仮係
止位置へ引き戻すという余分な手間がかかることにな
る。この対策としては、リテーナを前方からコネクタハ
ウジング内のフード部内の奥面へ向けて組み付ければよ
い。前方から組み付けるようにすれば、リテーナが仮係
止状態においてコネクタハウジングの前端面から突出し
ていても、その突出するリテーナはフード部で囲まれた
状態となっているので、その突出しているリテーナが他
の部材によって本係止位置へ押し込まれる虞はない。
【0005】しかしながら、上記従来のコネクタでは、
コネクタハウジングの前方にムービングプレートが存在
しており、このムービングプレートが、リテーナを前方
から組み付けることの妨げになっていた。本願発明は上
記事情に鑑みて創案され、コネクタハウジングのフード
部内にムービングプレートを設けたコネクタにおいて、
リテーナをコネクタハウジングに対して前方から組み付
けることができるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前方
に突出するフード部を有するコネクタハウジングと、こ
のコネクタハウジング内に後方から挿入されて前端のタ
ブを前記フード部内に突出させる雄端子金具と、前記フ
ード部内に前後移動可能に設けられ、位置決め孔に前記
タブを貫通させたムービングプレートと、前記コネクタ
ハウジングに組み付けられることで前記端子金具を抜け
規制するリテーナとを備えたコネクタにおいて、前記コ
ネクタハウジングにおける前記フード部の奥面には前記
リテーナを組み付けるためのリテーナ取付孔が形成さ
れ、前記ムービングプレートにおける前記リテーナとの
対向面には、窓孔が形成されている構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記窓孔は、前記リテーナが前記ムービングプレー
トの前方から後方へ貫通し得るように形成されている構
成とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の
発明において、前記フード部の内周と、このフード部に
内嵌される相手側コネクタの外周との間をシール可能な
シール部材を備えている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]ムービング
プレートにおけるリテーナとの対向面には窓孔を形成し
たので、ムービングプレートの前方からリテーナに対し
押し込み操作等を行うことができる。即ち、リテーナを
コネクタハウジングに対して前方から組み付けることが
できる。
【0009】[請求項2の発明]ムービングプレートの
窓孔はリテーナを貫通させることができるようになって
いるので、ムービングプレートをフード部に取り付けた
後でも、リテーナを組み付けることが可能である。 [請求項3の発明]リテーナ取付孔は、フード部の奥
面、即ちフード部の内周面で囲まれた領域に配されてい
るので、フード部の内周と相手側コネクタの外周との間
に設けたシール部材によってリテーナ取付孔への浸水も
防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図15を参照して説明す
る。本実施形態のコネクタMは、コネクタハウジング1
0、雄端子金具20、ムービングプレート30及びリテ
ーナ40を備えて構成されている。尚、以下の説明にお
いて、前後方向については図1の左側を前側とし、上下
方向については図1を基準とする。コネクタハウジング
10は、合成樹脂製であり、この前端面外周には前方へ
突出するフード部11が形成されている。また、コネク
タハウジング10の内部には複数のキャビティ12が形
成されている。キャビティ12は、高さ方向におけるほ
ぼ中央に位置し、上下2段に分かれていると共に各段に
おいて複数室水平に並列されており、これらの各キャビ
ティ12に挿入される雄端子金具20は、樹脂ランス1
3とリテーナ40とによる二重係止構造によって抜け規
制されるようになっている。また、これら2段のキャビ
ティ12列の左右両側には大径キャビティ14が形成さ
れているが、この大径キャビティ14に挿入される端子
金具(図示せず)は、樹脂ランス15による一次係止だ
けで抜け止めされる。尚、キャビティ12の上下両側に
は、後方からサブコネクタ(図示せず)を嵌合させるた
めの収容凹部16が形成されている。
【0011】さて、上段のキャビティ12と下段のキャ
ビティ12は上下対称であり、その前端部には前方へ片
持ち状に延出する樹脂ランス13が形成されている。上
段側の樹脂ランス13はキャビティ12の下面に沿って
形成され、下段側の樹脂ランス13はキャビティ12の
上面に沿って形成され、この上下両段の樹脂ランス13
の間には、樹脂ランス13の弾性撓みを許容するための
撓み空間17Aがコネクタハウジング10の前端面に開
口する形態で形成されている。雄端子金具20が後方か
らキャビティ12に挿入される過程では、樹脂ランス1
3が雄端子金具20との干渉により撓み空間17A側へ
弾性撓みし、雄端子金具20が正規挿入されると、干渉
が解除され、自由状態に弾性復帰した樹脂ランス13が
雄端子金具20に対して抜け規制状態に係止する。挿入
された雄端子金具20は、その前端部のタブ21をコネ
クタハウジング10の前端面(フード部11の奥面)か
らフード部11内に突出させるようになっている。
【0012】さて、撓み空間17Aは、隣り合うキャビ
ティ12間で互いに連通し、全体として左右方向に細長
いスリット状をなしている。この撓み空間17A内に
は、樹脂ランス13が弾性撓みしていない自由状態にあ
るときに、前方からリテーナ40の抜け規制機能部41
が上下方向のガタ付きなく嵌入されるようになってい
る。また、撓み空間17Aの左右両側には、撓み空間1
7Aと連通するとともにコネクタハウジング10の前端
面に開口する形態の左右一対のガイド孔17Bが形成さ
れている。このガイド孔17Bには、リテーナ40のガ
イド部42が上下左右方向のガタ付きなく嵌入し得るよ
うになっている。このように、上記撓み空間17Aとこ
の一対のガイド孔17Bは、コネクタハウジング10に
おけるフード部11の奥面に開口する形態のリテーナ取
付孔17を構成している。また、ガイド孔17Bの内側
面には、突起状の仮係止用受け部18Aと本係止用受け
部18Bが形成されている。これらの受け部18A,1
8Bにはリテーナ40の係止部43が係止され、その係
止によりリテーナ40がコネクタハウジング10に対し
て仮係止位置と本係止位置に保持されるようになってい
る。
【0013】次に、ムービングプレート30について説
明する。ムービングプレート30は、合成樹脂製であ
り、コネクタハウジング10の前端面(フード部11の
奥面)からフード部11内に突出された雄端子金具20
のタブ21を位置決めするためのものであり、コネクタ
ハウジング10の前端面に対し平行且つ同形状をなす板
状のプレート本体31と、このプレート本体31の外周
から前方へ突出するとともにフード部11の内周に対し
て摺接可能とされたガイド筒部32とを一体形成したも
のである。プレート本体31には、上下2段のキャビテ
ィ12に挿入された雄端子金具20のタブ21を貫通さ
せるための位置決め孔33と、収容凹部16に嵌合され
たサブコネクタから突出する雄端子金具のタブ(図示せ
ず)を貫通させるための位置決め孔34と、大径キャビ
ティ14に挿入された雄端子金具のタブ(図示せず)を
嵌通させるための位置決め孔35が形成されている。
【0014】プレート本体31におけるリテーナ40
(リテーナ取付孔17)との対向面には、コネクタハウ
ジング10の撓み空間17A及びガイド孔17Bと概ね
整合する窓孔36が、プレート本体31の前後両面間に
貫通する形態で形成されている。また、この窓孔36
は、リテーナ40を貫通させるのに必要な形状及び寸法
に設定されている。窓孔36は、上下2段のキャビティ
12に挿入された雄端子金具20のタブ21を貫通させ
るための位置決め孔33の列の間に配されており、その
窓孔36の上下両縁には、各位置決め孔33と個別に連
通する逃がし部37が形成されている。これらの逃がし
部37には、リテーナ40の支持部45が貫通されるよ
うになっている。
【0015】ムービングプレート30のガイド筒部32
には、シール部材38が一体に設けられている。シール
部材38は、ガイド筒部32の後端部(プレート本体3
1に近い側の端部)外周に沿った外周側シール部38A
と、この外周側シール部38Aよりも前方の内周に沿っ
た内周側シール部38Bとからなり、これら両シール部
38A,38Bは、周方向に間隔を空けて設けた複数の
連結孔39を介して互いに連結されている。
【0016】尚、ガイド筒部32の上下両辺にはカムピ
ン受け32Aが形成されている。相手側コネクタFと嵌
合する過程では、その相手側コネクタFのカムピン(図
示せず)とカムピン受け32Aが嵌合して一体化した状
態で、レバー(図示せず)のカム溝に係合され、レバー
を回動軸32Bを中心に回動させると、そのカム作用に
より、相手側コネクタFがムービングプレート30と一
体となってコネクタハウジング10に接近し、嵌合状態
に至るようになっている。
【0017】リテーナ40は、合成樹脂製であり、左右
方向に長い水平板状をなす抜け規制機能部41と、この
抜け規制機能部41の左右両端部に形成されているとと
もに前後方向に長く板面を抜け規制機能部41と略直角
に向けた板状をなす一対のガイド部42とを一体成型し
たものである。リテーナ40の前端面は、抜け規制機能
部41とガイド部42の双方に亘って概ね面一状をなす
が、ガイド部42の後端部は抜け規制機能部41の後端
よりも更に後方(コネクタハウジング10に対する組付
け方向先方)に突出している。
【0018】このガイド部42における抜け規制機能部
41よりも突出した後端部外側面には、突起状をなす前
後一対の係止部43が形成されている。ガイド孔17B
の仮係止用受け部18Aに対し係止部43が前後両側か
ら挟むように係合すると、リテーナ40はコネクタハウ
ジング10に対して仮係止位置に保持される。リテーナ
40が仮係止位置にあるときには、抜け規制機能部41
は撓み空間17A内には進入しておらず、したがって、
樹脂ランス13の撓み空間17A内への弾性撓みが許容
され、キャビティ12に対する雄端子金具20の挿入及
び脱抜が可能となる。
【0019】また、仮係止位置にあるリテーナ40を本
係止位置へ押し込むと、ガイド孔17Bの本係止用受け
部18Bに対し係止部43が前後両側から挟むように係
合し、リテーナ40はコネクタハウジング10に対して
本係止位置に保持される。リテーナ40が本係止位置に
ある状態では、抜け規制機能部41が撓み空間17A内
にガタ付きなく嵌入することにより、樹脂ランス13の
撓み空間17A側(雄端子金具20から解離する方向)
への弾性撓みが規制され、これによって雄端子金具20
が抜け規制状態となる。
【0020】さらに、ガイド部42における後端部(リ
テーナ取付孔17に対する組付け方向先方側端部)に
は、後端側に向かって上下の幅寸法が次第に小さくなる
ようなテーパ状をなす先導部44が形成されている。さ
らにまた、抜け規制機能部41における各キャビティ1
2(各樹脂ランス13)と対応する位置の前端部には、
夫々、上方及び下方に突出する支持部45が形成されて
いる。この支持部45は、リテーナ40が本係止位置に
組み付けられた状態で、キャビティ12内の雄端子金具
20の前端部に対して撓み空間17A側から当接し、こ
れにより、雄端子金具20の前端部が撓み空間17A側
へ傾くのが規制され、雄端子金具20を安定した姿勢に
保たれる。尚、この支持部45は、リテーナ40が本係
止位置に組み付けられたときに樹脂ランス13の前端に
当接することで、リテーナ40の過剰な押込みを規制す
るストッパとしての機能も発揮する。
【0021】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のコネクタMを組み立てる際には、まず、ムービ
ングプレート30をフード部11内に収容し、図1に示
すようにコネクタハウジング10の前端面(フード部1
1の奥面)から前方へ離間した嵌合待機位置に保持して
おく。次に、リテーナ40を、ムービングプレート30
の窓孔36に通しつつコネクタハウジング10に組み付
けて仮係止させる。このとき、リテーナ40は、そのガ
イド部42の後端部をリテーナ取付孔17のガイド孔1
7Bに嵌入させ、係止部43を仮係止用受け部18Aに
係合させることで仮係止位置に保持される(図1を参
照)。このとき、リテーナ40の前端面はムービングプ
レート30のプレート本体31の前端面に対してほぼ面
一となるように位置する。
【0022】この状態から各キャビティ12に雄端子金
具20を挿入して樹脂ランス13により一次係止状態に
するとともに、コネクタハウジング10の前端面から突
出したタブ21の先端部をムービングプレート30の位
置決め孔33に嵌合させる(図2を参照)。これによ
り、各タブ21は、上下左右方向の遊動を規制された状
態に位置決めされ、相手側コネクタFの各雌端子金具
(図示せず)との嵌合に備える。
【0023】全ての雄端子金具20が嵌入されたら、仮
係止位置にあるリテーナ40を本係止位置へ押し込む。
このとき、ムービングプレート30の窓孔36において
目視可能に且つほぼ面一状に露出しているリテーナ40
の前端面を指で押せばよい。リテーナ40が本係止位置
へ押し込まれると、抜け規制機能部41が撓み空間17
A内に嵌入して樹脂ランス13が雄端子金具20から解
離する方向に弾性撓みするのを規制する。これにより、
雄端子金具20が二次係止状態となり、樹脂ランス13
による一次係止とリテーナ40による二次係止とにより
雄端子金具20は二重係止状態に保持され、雄端子金具
20のキャビティ12からの抜けが確実に規制される。
【0024】以上によりコネクタの組立が完了するか
ら、後は、相手側コネクタFをフード部11内に嵌合さ
せればよい。相手側コネクタFを嵌合する過程では、相
手側コネクタFとムービングプレート30が一体に移動
するとともに、ムービングプレート30の位置決め孔3
3によって位置決めされている各タブ21が相手側コネ
クタFの各雌端子金具と確実に嵌合・接続される。相手
側コネクタFが嵌合した状態では、図4に示すように、
ムービングプレート30の外周側シール部38Aがフー
ド部11の内周に密着することによりフード部11とム
ービングプレート30との間が水密状態にシールされる
とともに、ムービングプレート30の内周側シール部3
8Bが相手側コネクタFの外周に密着することによりム
ービングプレート30と相手側コネクタFとの間が水密
状態にシールされ、このシール部材38によってフード
部11と相手側コネクタFとの間がシールされる。ま
た、シール部材38によるシール作用により、コネクタ
ハウジング10の前端面におけるシール部材38よりも
内側の領域に開口しているリテーナ取付孔17も防水状
態となる。
【0025】上述のように本実施形態においては、ムー
ビングプレート30におけるリテーナ40との対向面に
窓孔36を形成し、この窓孔36からリテーナ40を前
方へ露出させているので、ムービングプレート30の前
方からリテーナ40を押し込み操作(仮係止位置から本
係止位置への押込み操作)を行うことができる。即ち、
リテーナ40をコネクタハウジング10に対して前方か
ら組み付けることができるのである。また、ムービング
プレート30の窓孔36はリテーナ40を前後方向に貫
通させることができるようになっているので、ムービン
グプレート30をフード部11に取り付けた後で、リテ
ーナ40を組み付けることが可能となっている。尚、本
実施形態ではムービングプレート30を先に組み付け、
その後でリテーナ40を組み付けるようにしたが、先に
リテーナ40を組み付けておき、その後にムービングプ
レート30を組み付けるようにしてもよい。
【0026】また、ムービングプレート30に窓孔36
を形成したことにより、リテーナ40を前方から組み付
けることを実現しているが、これは、コネクタハウジン
グ10の外側面にリテーナ40を取り付けるための開口
を形成する必要がないことを意味する。さらに、リテー
ナ取付孔17は、コネクタハウジング10におけるフー
ド部11の奥面、即ちフード部11の内周で囲まれた領
域に配されている。したがって、フード部11の内周と
相手側コネクタFの外周との間にシール部材38を設け
るだけで、相手側コネクタFとの嵌合部分を防水するこ
とができると同時に、リテーナ取付孔17への浸水も防
止されている。
【0027】また、リテーナ40には、コネクタハウジ
ング10への組付け時に抜け規制機能部41に先だって
リテーナ取付孔17に挿入されるガイド部42を形成し
たので、リテーナ40を組み付ける際には、ガイド部4
2が先にリテーナ取付孔17に挿入されることによっ
て、リテーナ40がコネクタハウジング10に対して位
置決めされるとともに姿勢の安定化が図られる。これに
より、リテーナ40を円滑且つ確実に組み付けることが
できるようになっている。
【0028】また、ガイド部42が抜け規制機能部41
の両端に一対配されているので、片側の端部だけに形成
されている場合に比べると、リテーナ40の姿勢が傾き
難くなっている。また、ガイド部42の先端に先細りの
テーパ状をなす先導部44を形成したことにより、リテ
ーナ取付孔17にガイド部42を挿入し易くなってい
る。また、リテーナ40を仮係止位置と本係止位置に保
持するための係止部43をガイド部42に形成したの
で、ガイド部42とは別個の位置に係止部を配置する場
合に比べて、リテーナ40全体としての形状の簡素化と
小型化が実現されている。
【0029】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではムービングプレートの窓孔から
リテーナの全体を前方へ露出させるようにしたが、本発
明によれば、リテーナの一部のみを窓孔から前方へ露出
させるようにしてもよい。
【0030】(2)上記実施形態では防水タイプのコネ
クタに適用した例を説明したが、本発明は、非防水タイ
プのコネクタにも適用することができる。 (3)上記実施形態ではフード部と相手側コネクタとの
間の防水手段としてムービングプレートの内周と外周に
シールリングを周設したが、本発明によれば、フード部
の内周に取り付けたシール部材を直接相手側コネクタの
外周に密着させてもよい。 (4)上記実施形態では仮係止位置にあるリテーナの前
端面がムービングプレートのプレート本体の前端面に対
してほぼ面一となるようにしたが、本発明によれば、リ
テーナの前端面がプレート本体の前端面に対して前方に
ずれた状態(窓孔からリテーナが前方へ突出する状態)
又は後方にずれた状態(リテーナが窓孔よりも奥まった
状態)となるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】リテーナを仮係止した状態を示す水平断面図
【図2】リテーナを仮係止して端子金具を挿入した状態
を示す水平断面図
【図3】リテーナを本係止した状態を示す水平断面図
【図4】相手側コネクタを嵌合した状態を示す水平断面
【図5】コネクタハウジングの正面図
【図6】ムービングプレートの窓孔にリテーナを整合さ
せた状態を示す正面図
【図7】ムービングプレートの正面図
【図8】ムービングプレートの縦断面図
【図9】リテーナの正面図
【図10】リテーナの側面図
【図11】リテーナの平面図
【図12】リテーナの背面図
【図13】リテーナを外した状態を示す部分拡大水平断
面図
【図14】リテーナを仮係止した状態を示す部分拡大水
平断面図
【図15】リテーナを本係止した状態を示す部分拡大水
平断面図
【符号の説明】
M…コネクタ 10…コネクタハウジング 11…フード部 17…リテーナ取付孔 20…雄端子金具 21…タブ 30…ムービングプレート 33…位置決め孔 36…窓孔 38…シール部材 40…リテーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 亮太郎 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 南光 勇一 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE14 FF03 GG15 GG24 GG31 GG32 HH01 HH02 LL04 LL12 LL26 LL34 MM06 QQ06 RR12 RR25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に突出するフード部を有するコネク
    タハウジングと、 このコネクタハウジング内に後方から挿入されて前端の
    タブを前記フード部内に突出させる雄端子金具と、 前記フード部内に前後移動可能に設けられ、位置決め孔
    に前記タブを貫通させたムービングプレートと、 前記コネクタハウジングに組み付けられることで前記端
    子金具を抜け規制するリテーナとを備えたコネクタにお
    いて、 前記コネクタハウジングにおける前記フード部の奥面に
    は前記リテーナを組み付けるためのリテーナ取付孔が形
    成され、 前記ムービングプレートにおける前記リテーナとの対向
    面には、窓孔が形成されていることを特徴とするコネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記窓孔は、前記リテーナが前記ムービ
    ングプレートの前方から後方へ貫通し得るように形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記フード部の内周と、このフード部に
    内嵌される相手側コネクタの外周との間をシール可能な
    シール部材を備えていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のコネクタ。
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