JP2002140878A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2002140878A
JP2002140878A JP2000336291A JP2000336291A JP2002140878A JP 2002140878 A JP2002140878 A JP 2002140878A JP 2000336291 A JP2000336291 A JP 2000336291A JP 2000336291 A JP2000336291 A JP 2000336291A JP 2002140878 A JP2002140878 A JP 2002140878A
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JP2000336291A
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Hiroshi Tsutsumitake
浩 堤竹
Yoshio Kusui
嘉雄 楠井
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアモータの無通電時における光学ヘッド
機構部のフリーな動きを既存のモードモータを利用して
メカ的に拘束するようにした記録再生装置を得る。 【解決手段】 ディスク記録媒体を記録又は再生するた
めの光学ヘッド機構部6と、光学ヘッド機構部6をディ
スク記録媒体の径方向へ移動させるリニアモータ14と
を備え、リニアモータ14の無通電時に光学ヘッド機構
部6がフリーに動くような記録再生装置において、記録
再生装置のモード動作を行う駆動源であるモードモータ
31によってスライド動作されるモードレバー28に一
体に連動するアームレバー介して突起片40を備え、リ
ニアモータ14の無通電時、突起片40を光学ヘッド機
構部6に設けた凹部41に係合し、当該光学ヘッド機構
部6のフリーな動きをメカ的に拘束するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポータブル方式の
例えばMD(ミニディスク)等に使用して好適な記録再
生装置に関し、詳しくは、磁気ヘッドや光学ヘッドがボ
イスコイルモータで駆動される方式において、ボイスコ
イルモータの無通電時におけるヘッド機構のフリーな動
きを既存のモードモータを利用して拘束するようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば光磁気ディスク等の記録媒
体を記録/再生するためヘッド機構をディスク径方向に
移動させる駆動手段として、DCモータ、ブラシレスモ
ータまたはステッピングモータといった回転式モータの
出力を減速ギアからピニオンを介してラックを駆動しヘ
ッド機構を駆動する方式、あるいは回転式モータの出力
で回転されるリードスクリューに沿ってヘッド機構を駆
動する方式が一般に広く用いられている。しかし、上述
したこれらの方式は一般にギアの噛み合い音やモータの
高速回転に伴う不快なノイズが発生したり、しかも、ギ
アにはバックラッシュが存在するため高密度/高転送レ
ートのディスクにおいては停止精度や応答速度の点で問
題がある。
【0003】一方、ヘッド機構の別の駆動手段として、
例えば光磁気ディスクドライブ装置やハードディスクド
ライブ装置に採用されているように、ボイスコイルモー
タを使用したいわゆる、リニアモータ方式のものがあ
る。このリニアモータ方式はモータやギア、ラックとい
った機構部品を使用しないので、上述したようなギアの
噛み合い音やモータの高速回転に伴うノイズあるいはギ
アのバックラッシュ等の発生のない駆動手段となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ギアやラック
あるいはリードスクリューを使用したメカ的機構と異な
り、リニアモータ方式では無通電状態のときにはヘッド
機構の位置保持が働かずフリーに移動するため、無通電
時に機器を振動させたり傾けたりすると、ヘッド機構が
ストローク端に衝突して損傷を受けたり、不快な衝突音
が発生したり、質感を損なうといった問題があった。
【0005】そこで、このような問題を解消するための
対策として、無通電時の際にヘッド機構を専用のモータ
等のアクチュエータ及び保持部品を用いて位置保持する
機器も提案されているが、ヘッド機構の位置保持だけの
ためにアクチュエータや保持部品を追加することは、高
価になると共に特にポータブル方式の機器においては重
量や体積の増加になることから好ましい解決手段とは言
えない。
【0006】また、光磁気ディスクドライブ装置では特
に高速アクセスが要求されるため、レーザ光源を固定部
側に設置し、リニアモータで駆動される可動部側にはビ
ームスプリッタと対物レンズ及びフォーカスコイルでヘ
ッド部が構成される、いわゆる分離光学系が採用されて
いるものが多く見られる。すなわち、分離光学系は可動
部側であるヘッド部の質量が軽量になるため、リニアモ
ータの無通電時にヘッド部がストローク端に衝突しても
衝撃が小さいため、特に衝突のための対策を行っていな
いものや、あるいはリニアガイドに塗布するグリスの粘
性により無通電時のヘッド部の移動速度を抑制して衝撃
を低減させているものも見られる。
【0007】しかし、分離光学系にすることはヘッド部
のストローク全域に渡ってレーザの光軸を合わせ込む必
要があり、このため、レーザ光源と一体型にされたヘッ
ド部に比べてレーザの光軸調整が極端に難しくなる。ま
た、固定部側のレーザ光源はヘッド部の移動方向に配置
する必要があるため、メカ機構部の配置や形状の制約を
受けるという欠点もある。従って、特に小型化、低価格
化が要求されるポータブル方式の記録再生装置において
は望ましい方法とは言えない。
【0008】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、リニアモータの無通電時におけ
るヘッド機構のフリーな動きを既存のモードモータを利
用してメカ的に拘束するようにした記録再生装置を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明による記録再生装置は、ヘッド機構をディスク
記録媒体の径方向へ移動させる第1のアクチュエータの
無通電時にヘッド機構がフリーに動くような記録再生装
置において、記録再生装置の機能動作を行う第2のアク
チュエータによってメカ的動作されるレバー部材にロッ
ク手段を備え、第1のアクチュエータの無通電時におけ
るヘッド機構のフリーな動きを第2のアクチュエータを
利用しロック手段によりメカ的に拘束するようにしたも
のである。
【0010】上述のように構成した本発明の記録再生装
置によれば、記録モード動作、再生モード動作及び停止
/エジェクトモード動作は第2のアクチュエータの駆動
で動作するレバー部材によってモード動作が切り換えら
れる。ここで、記録/再生モード動作以外の停止モード
動作やエジェクトモード動作がされると第1のアクチュ
エータは無通電状態となり、ヘッド機構がフリーに動い
てしまう状態となるが、停止モード動作やエジェクトモ
ード動作においてレバー部材に備えたロック手段により
ヘッド機構をメカ的に拘束し、これによって、ヘッド機
構のストロック端への衝突による損傷や不快な衝突音を
回避することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による記録再生装置
の実施の形態を光磁気ディスクが格納されたディスクカ
ートリッジの光磁気記録再生装置に適用した例をとって
図面を参照して説明する。
【0012】図1は記録再生装置を表側(カートリッジ
ホルダー側)から見た斜視図、図2は同じく記録再生装
置を裏側(光学ヘッド機構側)から見た斜視図である。
【0013】符号1がカートリッジホルダーであり、カ
ートリッジホルダー1は基板であるシャーシ2にヒンジ
3により支承され、ホップアップ式に回動可能にされて
いる。このカートリッジホルダー1に着脱可能に仮想線
で示したディスクカートリッジ4が装填されている。
【0014】シャーシ2の裏面側の略中央にはスピンド
ルモータ5が配置され、このスピンドルモータ5に直結
された図示しないチャッキングプレートがシャーシ2上
に設けられ、このチャッキングプレートにディスクカー
トリッジ4内に格納されているディスクがチャッキング
され高速回転する。
【0015】また、シャーシ2の裏面側にはレーザ光源
と共にビームスプリッタ及び対物レンズ等をユニット化
した光学ヘッド機構部6が配置されている。この光学ヘ
ッド機構部6はその一端側に設けたU字型のガイド溝7
がシャーシ2に固定した一方のガイド軸8に支持され、
また、光学ヘッド機構部6はその他端側に挿着したブッ
シュ9を介してシャーシ2に固定した他方のガイド軸1
0に支持されている。尚、ガイド軸8,10は両端部分
をそれぞれ位置決めピン11と、ねじ12とで挟持され
るようにして平行に固定されている。
【0016】上述した光学ヘッド機構部6はガイド軸
8,10に保持された状態でシャーシ2に開けた開口部
13を横断するように位置し、図示しない対物レンズが
開口部13を臨んでディスクカートリッジ4の開放状態
のシャッター開口窓を通じてディスクに対峙され、ディ
スクの最内周から最外周へ半径方向に移動するようにさ
れている。
【0017】光学ヘッド機構部6は第1のアクチュエー
タであるボイスコイルモータからなるリニアモータ14
を駆動源として移動される。リニアモータ14の磁気ヨ
ーク15は例えば珪素鋼板または電磁軟鉄板から形成さ
れ、「コ」の字状に曲げ加工したヨーク板15の開口端
を別のヨーク板16で連結して構成されている。この磁
気ヨーク15はガイド軸10と平行にシャーシ2に固定
され、シャーシ2側に位置する磁気ヨーク15bの内面
部分にネオジウム磁石等からなるマグネット板17が接
着等により固定されている。ここで、光学ヘッド機構部
6にはフレーム18がねじ19により固定され、このフ
レーム18は磁気ヨーク15の上を直交する方向に横断
し、カートリッジホルダー1側に曲げ形成されている。
そして、シャーシ2とは反対側の磁気ヨーク15bと対
面するフレーム18の裏面に環状に巻かれたコイル20
が接着等により固定され、このコイル20は磁気ヨーク
15aに接触しないように挿着されている。
【0018】一方、カートリッジホルダー1側に曲げ形
成されたフレーム18の端部には、二股状の軸受21を
備え、この軸受21に取付板22が軸部23を支点にし
て上下方向に回動可能に支持されている。そして、取付
板22にはサスペンションアーム24が位置決めピン2
5a,25bにより位置決めされ、位置決めのあとねじ
26で固定されている。サスペンションアーム24の先
端部に磁気ヘッド27が取り付けられている。この磁気
ヘッド27は上述した光学ヘッド機構6に搭載されてい
る対物レンズと対峙する位置にある。
【0019】すなわち、リニアモータ14はコイル20
に電流を通電することによって、電流の方向とその大き
さに応じてフレミングの左手の法則に従う方向に推力が
発生し、上述した光学ヘッド機構6及び磁気ヘッド27
をガイド軸8,10にガイドされながら同期してディス
クの径方向へ移動させることができる。
【0020】さて、光学ヘッド機構部6とはスピンドル
モータを挟んだ反対側のシャーシ2の裏面上には、モー
ドレバー28が長孔状の一対のガイド溝29,29をガ
イドピン30,30にガイドされてスライド移動可能に
取り付けられている。このモードレバー28の駆動源が
DCモータあるいはステッピングモータ等からなるモー
ドモータ31であり、モードモータ31の出力軸である
ウォームギア32には二段ギアのウォームホィール33
が噛み合い、二段ギアのピニオンギア34がモードレバ
ー28の一部に形成したラックギア35に噛み合ってい
る。すなわち、モードモータ31の正転/逆転によりモ
ードレバー28をガイド溝29の範囲、光学ヘッド機構
6の移動方向と直行する方向にスライド移動させること
ができるようになっている。
【0021】また、上述したモードレバー28には検出
板36が設けられ、この検出板36に一つのスリット状
の信号検出溝37(図4参照)が形成されている。検出
板36には3つのフォトインタラプタ38a,38b,
38cが挟み付けられるようにして隣り合って配置され
ている。すなわち、信号検出溝37が3つのフォトイン
タラプタ38a,38b,38cでそれぞれ検出された
位置が、モードレバー28の3つのモード動作位置とな
る。この3つのモード動作については後で詳しく説明す
る。
【0022】ここで、モードレバー28の一端部には直
角に曲げ形成されて光学ヘッド機構部6側へ延びるよう
なアームレバー39が形成され、アームレバー39の先
端部にロック手段となる鉤状の突起片40が設けられて
いる。この突起片40は最内周側に位置しているときの
光学ヘッド機構部6の凹部41に係入され、当該光学ヘ
ッド機構部6の動きを拘束する。
【0023】また、モードレバー28の一部からフック
片42がカートリッジホルダー1側へL字形状に曲げ形
成され、このフック片42がカートリッジホルダー1に
切り抜いた切欠溝43に位置し、当該カートリッジホル
ダー1とは干渉し合わないようにされている。
【0024】一方、カートリッジホルダー1の背面には
スライド板44がこれに形成した長孔状のガイド孔4
5,45の孔の範囲、光学ヘッド機構部6とは直交する
方向にガイドピン46,46に沿ってスライド移動可能
に組付けられている。このスライド板44の一側方には
レバー片47がカートリッジホルダー1に形成した切欠
凹部1aに沿ってシャーシ2側に曲げ形成され、レバー
片47の先端部に設けたフック部48が上述したモード
レバー28の他端部に形成した孔49に係合されてい
る。
【0025】また、カートリッジホルダー1の背面の一
部にはサスペンションアーム24と共に磁気ヘッド27
がディスク面に臨むような開口窓50が形成され、この
開口窓50の一側方に設けた軸受板51,51に昇降板
52が軸ピン53,53により上下動可能に支承されて
いる。そして、昇降板52の軸ピン53側とは反対側の
一側部にカムピン54が設けられ、このカムピン54が
上述したスライド板44の他側方から立ち上げたカム板
55に形成したカム溝56に係合されている(図3参
照)。尚、サスペンションアーム24はそれ自体にばね
性を有し昇降板52側に常に接触状態にされている。
【0026】すなわち、モードレバー28がスライド移
動されることで、フック部48を介してスライド板44
が連動してスライド移動され、このスライド板44に設
けたカム溝56に係合されているカムピン54を介して
昇降板52を上下方向に昇降動作させるようにしてい
る。
【0027】次に、モードレバー28の3つのモード動
作について説明する。 〔エジェクト/ストップモード動作〕
図4が記録再生装置のエジェクト
/ストップモード動作状態であり、光学ヘッド機構部6
がディスク最内周側へ移動されることでスイッチSが動
作され、スイッチSからの信号によってモードモータ3
1が駆動されてモードレバー28がスライド移動し、信
号検出溝37がフォトインタラプタ38aによって検出
されてエジェクト/ストップモード動作にされている位
置である。
【0028】このエジェクト/ストップモード動作状態
では、スライド板44のカム溝56に対して昇降板52
のカムピン54が(a)(図3参照)の位置にあり、従
って、昇降板52が上動されサスペンションアーム24
が跳ね上げられディスクから磁気ヘッドが離間されてい
る。また、モードレバー28のフック片42がカートリ
ッジホルダー1の切欠溝43に対応していることで、カ
ートリッジホルダー1がアンロック状態となり、ヒンジ
3を支点にして開放動作しカートリッジホルダー1への
ディスクカートリッジの装填及び排出が行える。
【0029】ここで、モードレバー28のエジェクト/
ストップモード動作位置では、モードレバー28から伸
びているアームレバー39の鉤状の突起片40が光学ヘ
ッド機構部6の凹部41に係入され、光学ヘッド機構部
6がメカ的にロックされた状態となる。すなわち、エジ
ェクト/ストップモード動作において、リニアモータ1
4が無通電状態であっても光学ヘッド機構部6はフリー
に動くこともなく拘束された状態となる。しかも、モー
ドレバー28とモードモータ31は、ウォームギア32
とウォームホィール33とで噛み合っているためモード
モータ31の逆転は不可能であることから、モードモー
タ31への通電を遮断しても光学ヘッド機構部6を拘束
し続けることができる。
【0030】〔再生モード動作〕図5が記録再生装置の
再生モード動作状態であり、モードレバー28がスライ
ド移動し、信号検出溝37がフォトインタラプタ38b
によって検出されて再生モード動作にされている位置で
ある。
【0031】この再生モード動作状態では、モードレバ
ー28のスライド移動に連動してスライド板44が移動
し、スライド板44のカム溝56に対して昇降板52の
カムピン54が(b)の位置になる。この場合も昇降板
52が上動されサスペンションアーム24が跳ね上げら
れディスクから磁気ヘッドが離間されている。また、モ
ードレバー28のフック片42はカートリッジホルダー
1の切欠溝43から外れて当該ホルダー1のフランジ内
側へもぐり込んで係合され、これによって、カートリッ
ジホルダー1の開放動作が阻止されロック状態となる。
【0032】ここで、モードレバー28の再生モード動
作位置では、モードレバー28から伸びているアームレ
バー39の鉤状の突起片40が光学ヘッド機構部6の凹
部41から離脱し、光学ヘッド機構部6のメカ的なロッ
クが解除され、リニアモータ14への通電により光学ヘ
ッド機構部6によるディスクの読み取り動作が行われ
る。
【0033】〔記録モード動作〕図6が記録再生装置の
記録モード動作状態であり、モードレバー28がスライ
ド移動し、信号検出溝37がフォトインタラプタ38c
によって検出されて再生モード動作にされている位置で
ある。
【0034】この記録モード動作状態では、モードレバ
ー28のスライド移動に連動してスライド板44がさら
に移動し、スライド板44のカム溝56に対して昇降板
52のカムピン54が(c)の位置になる。この場合、
昇降板52が下動されることでサスペンションアーム2
4が下降し磁気ヘッドがディスク面に接触する。また、
モードレバー28のフック片42はカートリッジホルダ
ー1のフランジ内側へもぐり込んで係合された状態を維
持し、カートリッジホルダー1は閉止位置にロックされ
た状態となる。
【0035】また、モードレバー28の記録モード動作
位置では、モードレバー28から伸びているアームレバ
ー39の鉤状の突起片40が光学ヘッド機構部6の凹部
41からさらに離れ、光学ヘッド機構部6のメカ的なロ
ック解除が維持され、リニアモータ14への通電により
光学ヘッド機構部6と磁気ヘッド27とによるディスク
への書き込み動作が行われる。
【0036】上述したエジェクト/ストップモード動
作、再生モード動作及び記録モード動作の3つのモード
動作と各機構部との動作関係を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】以上、説明したように本発明による記録再
生装置では、エジェクト/ストップモード動作のときに
リニアモータ14が無通電状態となったときの光学ヘッ
ド機構部6の保持を、モードレバー28にアームレバー
39を介して備えた鉤状の突起片40によって光学ヘッ
ド機構部6をディスク最内周位置においてメカ的に拘束
することができ、これによって、記録再生装置を振動さ
せたり傾けたりしても光学ヘッド機構部6のストローク
端への衝突による損傷あるいは不快な衝突音を未然に回
避することができる。しかも、モードモータ31への通
電を遮断しても光学ヘッド機構部の拘束を安定して維持
することができる。
【0039】また、光学ヘッド機構部6の拘束のための
駆動源として、専用のモータを付加することもなく、モ
ードレバー28をスライド移動させるための既存のモー
ドモータ31を利用することができることから安価に実
現することができる。
【0040】本発明は、上述しかつ図面に示した実施の
形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0041】光学ヘッド機構部6の別の拘束手段とし
て、図7に示すようにアームレバー39の先端部に備え
た鋸歯状部57と、光学ヘッド機構部6側に備えた鋸歯
状面58とを噛合させる機構であっても、光学ヘッド機
構部6を安定して保持し拘束することができる。
【0042】また、アームレバー39側の鋸歯状部を光
学ヘッド機構部6の移動ストローク全体に渡る長さの鋸
歯状部57aに形成するようにすれば、光学ヘッド機構
部6が途中の位置に停止している場合でも拘束させるこ
とができる。
【0043】また、図示しないが、アームレバー39側
及び光学ヘッド機構部6側の両方あるいはいずれか一方
側にゴム等の摩擦係数の大きい弾性体を設け、摩擦係合
により拘束させたり、または、アームレバー39を鉄板
製にし、光学ヘッド機構部6側にマグネットを付設し、
磁気吸着させて光学ヘッド機構部6を拘束させるように
してもよい。
【0044】また、本例では、モードモータ31を駆動
源として利用して光学ヘッド機構部6を拘束するように
した場合について説明したが、モードモータ以外、記録
再生装置の機能動作を行う既存のモータを利用して光学
ヘッド機構部6を拘束するようにしてもよい。
【0045】また、本例では、光磁気記録再生装置に適
用した場合について説明したが、その他、記録/再生可
能な光ディスク装置あるいは再生専用の光ディスク装置
等、リニアモータで駆動される光学ヘッド機構部の拘束
手段に広く適用可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明による記録再
生装置は、ヘッド機構をディスク記録媒体の径方向へ移
動させる第1のアクチュエータの無通電時にヘッド機構
がフリーに動くような記録再生装置において、記録再生
装置の機能動作を行う第2のアクチュエータによって動
作されるレバー部材にロック手段を備え、第1のアクチ
ュエータの無通電時におけるヘッド機構のフリーな動き
をロック手段によりメカ的に拘束するようにしたことに
よって、記録再生装置を振動あるいは傾けたりしてもヘ
ッド機構のストローク端への衝突による損傷あるいは不
快な衝突音を未然に回避することができる。しかも、第
2のアクチュエータへの通電を遮断してもヘッド機構の
拘束を安定して維持することができ、電力の消費を節減
できるといった効果がある。
【0047】また、ヘッド機構の拘束のための駆動源と
して、専用のモータを付加することもなく、モード動作
を行うレバー部材をスライド移動させるための既存のア
クチュエータを利用することができることから安価に実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による記録再生装置の外観斜
視図である。
【図2】同じく記録再生装置を裏面側から見た外観斜視
図である。
【図3】磁気ヘッドの跳ね上げ機構の拡大した斜視図で
ある。
【図4】エジェクト/ストップモード動作位置の平面図
である。
【図5】再生モード動作位置の平面図である。
【図6】記録モード動作位置の平面図である。
【図7】光学ヘッド機構部の別の拘束手段の平面図であ
る。
【符号の説明】
1…カートリッジホルダー、2…シャーシ、3…ヒン
ジ、4…ディスクカートリッジ、6…光学ヘッド機構
部、8,10…ガイド軸、14…リニアモータ、24…
サスペンションアーム、27…磁気ヘッド、28…モー
ドレバー、31…モードモータ、32…ウォームギア、
35…ラックギア、37…信号検出溝、38a,38
b,38c…フォトインタラプタ、39…アームレバ
ー、40…突起片、41…凹部、42…フック片、43
…切欠溝、44…スライド板、52…昇降板、54…カ
ムピン、56…カム溝、57,57a…鋸歯状部、58
…鋸歯状面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク記録媒体を記録又は再生するた
    めの少なくとも光学ヘッドを有するヘッド機構と、上記
    ヘッド機構を上記ディスク記録媒体の径方向へ移動させ
    る第1のアクチュエータとを備え、上記第1のアクチュ
    エータの無通電時に上記ヘッド機構がフリーに動くよう
    な記録再生装置において、 記録再生装置の機能動作を行う駆動源である第2のアク
    チュエータによって動作されるレバー部材にロック手段
    を備え、上記第1のアクチュエータの無通電時における
    上記ヘッド機構のフリーな動きを、上記第2のアクチュ
    エータにより駆動される上記ロック手段によりメカ的に
    拘束するようにしたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、 上記第2のアクチュエータは、複数のモード動作を行う
    モードモータであり、モード動作状態の局面に応じて上
    記ヘッド機構の拘束動作に切り換え可能にしたことを特
    徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の記録再生装置において、 上記第1のアクチュエータは、ボイスコイルモータであ
    ることを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の記録再生装置において、 ディスクの記録モード動作又は再生モード動作では上記
    第1のアクチュエータは非拘束状態であり、エジェクト
    あるいは停止モード状態では上記ヘッド機構が上記ロッ
    ク手段により拘束されることを特徴とする記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は4記載の記録再生装置にお
    いて、 上記ロック手段は、上記レバー部材に備えられた突起部
    が、上記ヘッド機構に設けられた凹部に挿入され係合さ
    れるようにしたことを特徴とする記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は4記載の記録再生装置にお
    いて、 上記ロック手段は、上記レバー部材に備えられた鋸歯状
    部が、上記ヘッド機構に設けられた鋸歯状面に噛み合い
    係合されることを特徴とする記録再生装置。
JP2000336291A 2000-11-02 2000-11-02 記録再生装置 Pending JP2002140878A (ja)

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