JP2002140828A - 光ピックアップの対物レンズ駆動装置 - Google Patents

光ピックアップの対物レンズ駆動装置

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JP2002140828A
JP2002140828A JP2001245212A JP2001245212A JP2002140828A JP 2002140828 A JP2002140828 A JP 2002140828A JP 2001245212 A JP2001245212 A JP 2001245212A JP 2001245212 A JP2001245212 A JP 2001245212A JP 2002140828 A JP2002140828 A JP 2002140828A
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tracking
coils
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tilt
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Noriyuki Kono
紀行 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ピックアップの対物レンズ駆動装置におい
て、対物レンズの傾きを調整するためのマグネットを不
要にする。 【解決手段】 少なくとも1つの、多極に着磁されてい
るマグネット5を含む磁気回路を2個、形成し、該磁気
回路の磁気ギャップ5g内に、フォーカスコイル3f、
トラッキングコイル3tr及びチルトコイル3tiが装
着されたコイルユニット3を配置し、多極に着磁されて
いるマグネット5によって、対物レンズの傾きをも調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、デイスク上の記
録媒体に光スポットを投射して光学的に情報を読み取る
ことができる光ディスク装置を構成する光ピックアップ
の対物レンズ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置を構成する光ピックアッ
プは、一般に、対物レンズを備えた対物レンズ駆動装置
と、対物レンズに光の送受を行う光学系とから構成さ
れ、光学系ブロックの取付台上に対物レンズ駆動装置を
配置した構造となっている。対物レンズ駆動装置は、対
物レンズ、フォーカスコイル、トラッキングコイルを備
えた可動部と磁気回路を備えた固定部とから構成され、
可動部は、一部分が粘弾性材などの弾性のあるダンパ材
で包囲・保持されている4本のワイヤで固定部より支持
されている。
【0003】対物レンズをフォーカス方向、トラッキン
グ方向に駆動させるだけでなく、ディスク上に結像され
たスポットのコマ収差、非点収差を補正する対物レンズ
駆動装置としては、特開平9−231595に記載のも
のが知られている。この従来技術は、図25、26、2
7に示すように、レンズホルダ101の、光ディスク対
向面上に、対物レンズ103の光ディスク半径方向又は
接線方向に、少なくとも一対の光センサ301、302
を備えると共に、レンズホルダ101の光ディスク半径
方向の一の側面又は両側面に、傾き補正を行うためのコ
イル105を備え、レンズホルダ101の側面に対向す
るヨーク113、114に傾き補正を行うためにコイル
105の配置に対応させて一対の逆極のマグネット部材
106、107を備え、光センサ301、302の出力
に基づき光ディスク100との傾き検出を行い、この傾
き検出角度と、コリメータ光軸と対物レンズ光軸とのズ
レの算出値に基づき、傾き補正を行うためのコイル10
5を電流駆動し、逆極のマグネット部材106、107
との電磁相互作用によりレンズホルダ101の側面を駆
動し、傾き自在に、サーボ制御する、ことを特徴とする
ものである。
【0004】一対の光センサ301、302は、レンズ
ホルダ101の対物レンズ103の両側に取り付けられ
ていて、図26に示すように、光ヘッドから射出し、光
ディスク溝によって回折した、±1次光201、202
を受光する。光センサ301、302からの電気信号
は、図28に示すように、増幅器407、408で増幅
されて、差動増幅器403に差動入力する。差動増幅器
403の出力から光ディスク100とレンズホルダ10
1との傾きを算出する。
【0005】図28に示すように、この傾き角度と、対
物レンズ光軸とコリメータ光軸のズレから、好ましくは
ROM(読み出し専用メモリ)に設定されたプリセット部
404により、レンズ最適傾きを求め、両者の演算結果
をもとに、サーボを印加するための、位相補償回路40
5と駆動増幅器406とを介して、傾き補正コイル10
5を駆動する。
【0006】レンズホルダ101は、その平面には、ヨ
ーク部材109を通すスリット102が2個設けられ、
中心には、対物レンズ103が装着されているととも
に、対向する一対の側面には、トラッキング駆動のため
の角形偏平コイル104がそれぞれ2個ずつ計4個設け
ている。また、光ディスク半径方向(R)の対向する側
面には、傾き補正を行うコイル105として、角形偏平
コイルが一対設けているとともに、傾き補正を行うコイ
ル105の上下に銅箔部分115、116を介して支持
された、不図示のプリント基板が張り付けられている。
【0007】アクチュエータベース108には、ヨーク
部分109、110が突設され、マグネット111、1
12を介して、フォーカス方向とトラッキング方向の駆
動用の略閉磁路を構成している。また、アクチュエータ
ベース108の両側面には、平面形状がコの字形状とさ
れた、レンズホルダ傾き調整駆動用のサイドヨーク11
3、114が設けられている。そして、サイドヨーク1
13、114には、傾き補正を行うコイル105の上下
の辺に対応して、互いに逆極の長尺のマグネット106
及び107が設けられている。
【0008】また、アクチュエータベース108には、
角形のプリント基板117、118が、同様にして、銅
箔部分119、120を介して張り付けられる。そし
て、りん青銅のバネワイヤ121を,このバネワイヤ1
21の両端に配置されたプリント基板で固定して4本中
継し、レンズホルダ101を弾性支持している(バネワ
イヤ121の固定については図27の平面図参照)。
【0009】なお、図25において、Fは対物レンズア
クチュエータの移動系のフォーカス軸、Rはトラッキン
グ軸、Tは光ディスク接線軸を示す。
【0010】次に、図26を参照して、従来技術におけ
るレンズホルダ101の傾き駆動を説明すると、レンズ
ホルダ101の光ディスク半径方向の両側面に設けられ
た、左右の傾き補正を行うコイル105の電流方向を同
一にし、傾き補正を行うコイル105の上下の辺に対応
して設けられた、左右のマグネット106及び107の
磁界方向を左右対称としたとき、両者のコイルの電磁駆
動は、フレミングの左手の法則により、左右で電磁駆動
力の方向が異なる(図中矢印F、F’参照)。これによっ
て、レンズホルダ101の、重心もしくは支持中心は、
ほぼ同一点であるが、この点を中心に回転し、光ディス
ク100に対して傾き補正が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術には、対物レンズの傾きを補正するために、トラ
ッキングサーボ及びフォーカスサーボ用のコイルとマグ
ネットとは別個に、新たに傾き補正を行うコイル105
及びマグネット106、107を設置しなければならな
いため、コストアップになっているという課題があっ
た。また、この従来技術には、対物レンズ103を保持
するレンズホルダ101の光ディスク100の半径方向
の側面に傾き補正を行うコイル105及びマグネット1
06、107を配置しなければならないため、対物レン
ズ駆動装置の横幅及び重量が大きくなってしまうという
課題があった。
【0012】この発明は、このような従来技術の課題を
解決する目的でなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段を、実施の一形態に対応する図1を用いて以下、
説明する。この発明は、少なくとも1つの、多極に着磁
されているマグネット5を含む磁気回路を2個、形成
し、該磁気回路の磁気ギャップ5g内に、フォーカスコ
イル3f、トラッキングコイル3tr及びチルトコイル
3tiが装着されたコイルユニット3を配置したもので
ある。
【0014】このように構成されたものにおいては、多
極に着磁されているマグネット5は、傾き補正をも行う
ので、傾き補正を行う専用のマグネットは不要である。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
を示す斜視図である。図1において、1はレンズホル
ダ、2は対物レンズ、3はコイルユニット、3fはフォ
ーカスコイル、3trはトラッキングコイル、3tiは
チルトコイル、5はマグネット、5gは磁気ギャップで
ある。
【0016】レンズホルダ1は、曲げ弾性率の高い軽金
属、例えばマグネシウム合金、又はカーボン繊維人りの
樹脂から形成されている。かかる材料の使用によって、
レンズホルダ1自体は、曲げ弾性率が高くなって、高次
共振周波数が高くなる。これにより、光ディスク装置の
高速化に対応できる。
【0017】レンズホルダ1には、その平面に、後述す
るマグネット5、ヨーク7を通すスリット11が2個、
穿設され、その中心に、対物レンズ2が装着され、トラ
ッキング方向Tに直交する、一対の側面に、後述する導
電性弾性体4の一端が固定される支持片12が上下に2
個、突設されているとともに、トラッキング方向Tに平
行する、一対の側面に、後述するコイルユニット3が接
着、固定されている。
【0018】トラッキング方向Tに平行する、一対の側
面は、その表面に補強用の絶縁保護膜(図示せず)が形
成されている。これは、レンズホルダ1に使用される曲
げ弾性率の高い軽金属、例えばマグネシウム合金、又は
カーボン繊維人りの樹脂は、導電率が高いので、レンズ
ホルダ1に装着されるコイルユニット3の絶縁性を確保
するためである。なお、レンズホルダ1のトラッキング
方向Tに平行する、一対の側面の表面に補強用の絶縁保
護膜が形成されていないときは、レンズホルダ1に装着
されるコイルユニット3の部分に補強用の絶縁保護膜
(図示せず)を形成して、コイルユニット3の絶縁性を
確保する。
【0019】コイルユニット3は、1個のフォーカスコ
イル3f及び4個のトラッキングコイル3trが形成さ
れたプリント基板31と、2個のチルトコイル3tiが
形成されたプリント基板32とが所要数、積層されて形
成されている。1個のフォーカスコイル3fは、プリン
ト基板31の中心に配置され、4個のトラッキングコイ
ル3trは、対物レンズ2を保持するレンズホルダ1を
含む可動部の対物レンズ光軸方向の重心位置を境にして
左右(トラッキング方向T)に、すなわち、1個のフォ
ーカスコイル3fの左右に上下2段に配置されている。
4個のトラッキングコイル3trは、直列に接続されて
いる。なお、トラッキングコイル3trは、2個で構成
してもよい。2個のチルトコイル3tiは、プリント基
板32の中心から左右(トラッキング方向T)1列に配
置されている。2個のチルトコイル3tiは、直列に接
続されている。
【0020】プリント基板31、プリント基板32の積
層は、トラッキング方向Tから見てレンズホルダ1のト
ラッキング方向Tに平行する、一対の側面において左右
対称に、例えば、プリント基板31は対物レンズ2側の
内側に、プリント基板32は外側に配置する。このよう
にすると、各方向の駆動点が一致し、駆動点不一致によ
る共振(ピッチング共振、ヨーイング共振)を回避する
ことができる。
【0021】以上は、プリント基板31に1個のフォー
カスコイル3f及び4個のトラッキングコイル3trを
形成した場合であるが、2枚のプリント基板に個別に1
個のフォーカスコイル3f、4個のトラッキングコイル
3trを形成してもよい。この場合にも、プリント基板
は、トラッキング方向Tから見て左右対称に積層する。
【0022】コイルユニット3が固定されたレンズホル
ダ1の支持片12には、4本の導電性弾性体4の一端が
半田(図示せず)により固定されている。可動部である
レンズホルダ1を弾性支持するには、導電性弾性体4は
4本で十分であるので、リード線でもある導電性弾性体
4は、フォーカスコイル駆動用に2本、トラッキングコ
イル駆動用に2本、チルトコイル駆動用に2本の、いず
れか4本に使用され、他のコイルには、図示しないリー
ド線を接続する。
【0023】マグネット5は、フォーカス方向FにN極
とS極の境界線5bにより2極に着磁されていて、ヨー
クベース6上のヨーク7に接着されている。図2に示す
ように、N極とS極の境界線5bは、マグネット5のフ
ォーカス方向Fの中心に位置し、2個のマグネット5の
対向によって磁気ギャップ5gが形成されて、磁気ギャ
ップ5gのフォーカス方向Fにおいて、磁力線Bの方向
が逆になっている。
【0024】この場合、マグネット5の幅Wは、導電性
弾性体4によって移動可能に片持ち式に支持されている
可動部の可動中立位置、すなわち、フォーカス方向Fの
自重位置において、図3に示すように、コイルユニット
3を磁気ギャップ5gに配置したとき、左右に上下2段
に配置された4個のトラッキングコイル3trのフォー
カス方向Fと平行な垂直辺のうち、左右内側の垂直辺
A、Cが、図4に示すように、左右1列に配置された2
個のチルトコイル3tiのフォーカス方向Fと平行な垂
直辺のうち、左右外側の垂直辺a’、c’が、磁気ギャ
ップ5g内(対向するマグネット5の幅W以内の空隙を
指す)に配置されるように、定められている。また、マ
グネット5の高さHは、図3に示すように、プリント基
板31の中心に配置された1個のフォーカスコイル3f
のフォーカス方向Fと垂直な水平辺b、dが、及びトラ
ッキングコイル3trのフォーカス方向Fと垂直な水平
辺のうち、上下外側の水平辺B、Dが、図4に示すよう
に、チルトコイル3tiのフォーカス方向Fと垂直な水
平辺b’、d’が、磁気ギャップ5g内(対向するマグ
ネット5の高さH以内の空隙を指す)に配置されるよう
に、定められている。
【0025】マグネット5のN極とS極の境界線5b
は、図3に示すように、フォーカスコイル3fのフォー
カス方向Fと垂直な水平辺b、dの下辺bと上辺dの中
心に、上段のトラッキングコイル3trのフォーカス方
向Fと垂直な水平辺B、Dの下辺Bと下段のトラッキン
グコイル3trのフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、
Dの上辺Dの中心に、及び図4に示すように、チルトコ
イル3tiのフォーカス方向Fと垂直な水平辺b’、
d’の下辺b’と上辺d’の中心に、位置している。マ
グネット5の中心は、コイルユニット3の中心と略一致
している。
【0026】2個のコイルユニット3は、2個の磁気ギ
ャップ5gに配置され、導電性弾性体4の他端は、ワイ
ヤべース8を通ってベース基板9に半田により固定され
ている。これにより、コイルユニット3に装着されたフ
ォーカスコイル3f、トラッキングコイル3tr及びチ
ルトコイル3tiを、磁気ギャップ5g内に配置してい
るとともに、対物レンズ2を保持するレンズホルダ1を
含む可動部を、マグネット5、ヨークベース6、ヨーク
7、ワイヤべース8、べース基板9により構成されてい
る固定部に対して、移動可能に片持ち式に支持してい
る。
【0027】図3において、トラッキングコイル3tr
に電流を流すと、トラッキングコイル3trのフォーカ
ス方向Fと平行な垂直辺A、Cに流れる電流(矢印で図
示)によって、フレミングの左手の法則に基づき、4個
のトラッキングコイル3trにトラッキング方向Tに同
じ向きの駆動力が生じ、また、フォーカスコイル3fに
電流を流すと、フォーカスコイル3fのフォーカス方向
Fと垂直な水平辺b、dに流れる電流(矢印で図示)に
よって、フレミングの左手の法則に基づき、フォーカス
コイル3fにフォーカス方向Fに駆動力が生じる。
【0028】さらに、図4において、チルトコイル3t
iに電流を流すと、チルトコイル3tiのフォーカス方
向Fと垂直な水平辺b’、d’に流れる電流(矢印で図
示)によって、フレミングの左手の法則に基づき、2個
のチルトコイル3tiにフォーカス方向Fに互いに逆向
きの駆動力F’が生じる。この逆向きの駆動力F’によ
って、可動部の重心回りにモーメントを発生し、レンズ
ホルダ1、ひいては対物レンズ2の傾きを調整する。
【0029】このように、少なくとも1つの、2極に着
磁されているマグネット5を含む磁気回路を2個、形成
し、該磁気回路の磁気ギャップ5g内に、フォーカスコ
イル3f、トラッキングコイル3trのみならず、チル
トコイル3tiを配置すると、フォーカスサーボ・トラ
ッキングサーボのみならず、チルトサーボ(対物レンズ
2の傾き調整)をも行うことができる。それゆえ、対物
レンズ2の傾きを調整するためのマグネットは、不要で
ある。したがって、部品点数が少なく、安価に対物レン
ズ2の傾き調整ができ、また、対物レンズ駆動装置全体
を小型にすることができる。
【0030】以上は、プリント基板31に1個のフォー
カスコイル3f及び4個のトラッキングコイル3tr、
プリント基板32に2個のチルトコイル3tiを形成し
た場合であるが、プリント基板31に4個のトラッキン
グコイル3trを形成し、プリント基板32に1個のフ
ォーカスコイル3f及び2個のチルトコイル3tiを形
成してもよい。2個のチルトコイル3tiは、プリント
基板32の中心から左右(トラッキング方向T)に配置
されている。2個のチルトコイル3tiは、直列に接続
されている。1個のフォーカスコイル3fは、2個のチ
ルトコイル3tiの外側に配置されている。4個のトラ
ッキングコイル3trは、対物レンズ2を保持するレン
ズホルダ1を含む可動部の対物レンズ光軸方向の重心位
置を境にして左右に上下2段に配置されている。4個の
トラッキングコイル3trは、直列に接続されている。
なお、トラッキングコイル3trは、2個で構成しても
よい。
【0031】この場合、マグネット5の幅Wは、導電性
弾性体4によって移動可能に片持ち式に支持されている
可動部の可動中立位置、すなわち、フォーカス方向Fの
自重位置において、図5に示すように、コイルユニット
3を磁気ギャップ5gに配置したとき、左右に上下2段
に配置された4個のトラッキングコイル3trのフォー
カス方向Fと平行な垂直辺のうち、左右内側の垂直辺
A、Cが、図6に示すように、1個のフォーカスコイル
3fのフォーカス方向Fと平行な垂直辺a、cが、磁気
ギャップ5g内(対向するマグネット5の幅W以内の空
隙を指す)に配置されるように、定められている。
【0032】また、マグネット5の高さHは、図5に示
すように、トラッキングコイル3trのフォーカス方向
Fと垂直な水平辺のうち、上下外側の水平辺B、Dが、
図6に示すように、フォーカスコイル3fのフォーカス
方向Fと垂直な水平辺b、dが、磁気ギャップ5g内
(対向するマグネット5の高さH以内の空隙を指す)に
配置されるように、定められている。
【0033】マグネット5のN極とS極の境界線5b
は、図5に示すように、上段のトラッキングコイル3t
rのフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、Dの下辺Bと
下段のトラッキングコイル3trのフォーカス方向Fと
垂直な水平辺B、Dの上辺Dの中心に、及び図6に示す
ように、フォーカスコイル3fのフォーカス方向Fと垂
直な水平辺b、dの下辺bと上辺dの中心に、チルトコ
イル3tiのフォーカス方向Fと垂直な水平辺b’、
d’の下辺b’と上辺d’の中心に、位置している。マ
グネット5の中心は、コイルユニット3の中心と略一致
している。
【0034】以上は、2個のチルトコイル3tiを、プ
リント基板32の中心から左右(トラッキング方向T)
に配置した場合であるが、図7に示すように、2個のチ
ルトコイル3tiを、プリント基板32の中心から上下
(フォーカス方向F)に配置しても、同様に効果が得ら
れる。
【0035】この場合、コイルユニット3は、図8に示
すように、1個のトラッキングコイル3tr及び4個の
フォーカスコイル3fが形成されたプリント基板(図示
せず)と、図7に示すように、2個のチルトコイル3t
iが形成されたプリント基板(図示せず)とが所要数、
積層されて形成されている。1個のトラッキングコイル
3trは、プリント基板31の中心に配置され、4個の
フォーカスコイル3fは、対物レンズ2を保持するレン
ズホルダ1を含む可動部の対物レンズ光軸方向の重心位
置を境にして左右に、すなわち、1個のトラッキングコ
イル3trの左右に上下2段に配置されている。4個の
フォーカスコイル3fは、直列に接続されている。な
お、フォーカスコイル3fは、2個で構成してもよい。
また、2個のチルトコイル3tiは、直列に接続されて
いる。
【0036】以上は、プリント基板に1個のトラッキン
グコイル3tr及び4個のフォーカスコイル3fを形成
した場合であるが、2枚のプリント基板に個別に1個の
トラッキングコイル3tr、4個のフォーカスコイル3
fを形成してもよい。この場合にも、プリント基板は、
トラッキング方向Tから見て左右対称に積層する。
【0037】この場合、マグネット5は、図9に示すよ
うに、トラッキング方向TにN極とS極の境界線5bに
より2極に着磁されていて、ヨークベース6上のヨーク
7に接着されている。N極とS極の境界線5bは、マグ
ネット5のトラッキング方向Tの中心に位置し、2個の
マグネット5の対向によって磁気ギャップ5gが形成さ
れて、磁気ギャップ5gのトラッキング方向Tにおい
て、磁力線Bの方向が逆になっている。
【0038】この場合、マグネット5の幅Wは、導電性
弾性体4によって移動可能に片持ち式に支持されている
可動部の可動中立位置、すなわち、フォーカス方向Fの
自重位置において、図8に示すように、コイルユニット
3を磁気ギャップ5gに配置したとき、左右に上下2段
に配置された4個のフォーカスコイル3fのフォーカス
方向Fと平行な垂直辺のうち、左右外側の垂直辺a、c
が、図7に示すように、上下2段に配置された2個のチ
ルトコイル3tiのフォーカス方向Fと平行な垂直辺
a’、c’が、磁気ギャップ5g内(対向するマグネッ
ト5の幅W以内の空隙を指す)に配置されるように、定
められている。また、マグネット5の高さHは、図8に
示すように、フォーカスコイル3fのフォーカス方向F
と垂直な水平辺のうち、上下内側の水平辺b、dが、及
びトラッキングコイル3trのフォーカス方向Fと垂直
な水平辺B、Dが、図7に示すように、チルトコイル3
tiのフォーカス方向Fと垂直な水平辺のうち、上下外
側の水平辺b’、d’が、磁気ギャップ5g内(対向す
るマグネット5の高さH以内の空隙を指す)に配置され
るように、定められている。
【0039】マグネット5のN極とS極の境界線5b
は、図8に示すように、右側のフォーカスコイル3fの
フォーカス方向Fと平行な垂直辺a、cの左辺cと左側
のフォーカスコイル3fのフォーカス方向Fと平行な垂
直辺a、cの右辺aの中心に、トラッキングコイル3t
rのフォーカス方向Fと平行な垂直辺A、Cの右辺Aと
左辺Cの中心に、及び図7に示すように、チルトコイル
3tiのフォーカス方向Fと平行な垂直辺a’、c’の
右辺a’と左辺c’の中心に、位置している。マグネッ
ト5の中心は、コイルユニット3の中心と略一致してい
る。
【0040】図8において、トラッキングコイル3tr
に電流を流すと、トラッキングコイル3trのフォーカ
ス方向Fと平行な垂直辺A、Cに流れる電流(矢印で図
示)によって、フレミングの左手の法則に基づき、トラ
ッキングコイル3trにトラッキング方向Tに駆動力が
生じ、また、フォーカスコイル3fに電流を流すと、フ
ォーカスコイル3fのフォーカス方向Fと垂直な水平辺
b、dに流れる電流(矢印で図示)によって、フレミン
グの左手の法則に基づき、4個のフォーカスコイル3f
にフォーカス方向Fに同じ向きの駆動力が生じる。
【0041】図7において、チルトコイル3tiに電流
を流すと、チルトコイル3tiのフォーカス方向Fと平
行な垂直辺a’、c’に流れる電流(矢印で図示)によ
って、フレミングの左手の法則に基づき、2個のチルト
コイル3tiにトラッキング方向Tに互いに逆向きの駆
動力F’が生じる。この逆向きの駆動力F’によって、
可動部の重心回りにモーメントを発生し、レンズホルダ
1、ひいては対物レンズ2の傾きを調整する。
【0042】以上は、プリント基板31に1個のトラッ
キングコイル3tr及び4個のフォーカスコイル3f、
プリント基板32に2個のチルトコイル3tiを形成し
た場合であるが、プリント基板31に1個のトラッキン
グコイル3trを形成し、プリント基板32に4個のフ
ォーカスコイル3f及び2個のチルトコイル3tiを形
成してもよい。
【0043】この場合、コイルユニット3は、図10に
示すように、1個のトラッキングコイル3trが形成さ
れたプリント基板(図示せず)と、図11に示すよう
に、2個のチルトコイル3ti及び4個のフォーカスコ
イル3fが形成されたプリント基板(図示せず)とが所
要数、積層されて形成されている。1個のトラッキング
コイル3trは、プリント基板31の中心に配置され、
4個のフォーカスコイル3fは、対物レンズ2を保持す
るレンズホルダ1を含む可動部の対物レンズ光軸方向の
重心位置を境にして左右に、すなわち、2個のチルトコ
イル3tiの左右に上下2段に配置されている。4個の
フォーカスコイル3fは、直列に接続されている。な
お、フォーカスコイル3fは、2個で構成してもよい。
また、2個のチルトコイル3tiは、直列に接続されて
いる。
【0044】この場合、マグネット5の幅Wは、導電性
弾性体4によって移動可能に片持ち式に支持されている
可動部の可動中立位置、すなわち、フォーカス方向Fの
自重位置において、図11に示すように、コイルユニッ
ト3を磁気ギャップ5gに配置したとき、左右に上下2
段に配置された4個のフォーカスコイル3fのフォーカ
ス方向Fと平行な垂直辺のうち、左右外側の垂直辺a、
cが、図10に示すように、トラッキングコイル3tr
のフォーカス方向Fと平行な垂直辺A、Cが、磁気ギャ
ップ5g内(対向するマグネット5の幅W以内の空隙を
指す)に配置されるように、定められている。また、マ
グネット5の高さHは、図11に示すように、フォーカ
スコイル3fのフォーカス方向Fと垂直な水平辺のう
ち、上下内側の水平辺b、dが、及びチルトコイル3t
iのフォーカス方向Fと垂直な水平辺のうち、上下外側
の水平辺b’、d’が、図10に示すように、トラッキ
ングコイル3trのフォーカス方向Fと垂直な水平辺
B、Dが、磁気ギャップ5g内(対向するマグネット5
の高さH以内の空隙を指す)に配置されるように、定め
られている。
【0045】マグネット5のN極とS極の境界線5b
は、図11に示すように、右側のフォーカスコイル3f
のフォーカス方向Fと平行な垂直辺a、cの左辺cと左
側のフォーカスコイル3fのフォーカス方向Fと平行な
垂直辺a、cの右辺aの中心に、チルトコイル3tiの
フォーカス方向Fと平行な垂直辺a’、c’の右辺a’
と左辺c’の中心に、及び図10に示すように、トラッ
キングコイル3trのフォーカス方向Fと平行な垂直辺
A、Cの右辺Aと左辺Cの中心に、位置している。マグ
ネット5の中心は、コイルユニット3の中心と略一致し
ている。
【0046】以上は、いずれも、マグネット5は、フォ
ーカス方向Fまたはトラッキング方向Tに2極に着磁さ
れているものであるが、図12に示すように、トラッキ
ング方向に2極に着磁されたものがフォーカス方向上下
2段に配列されて4極に着磁されているものを使用して
もよい。この場合、図12に示すように、2個のトラッ
キングコイル3trを、上下に、すなわちマグネット5
の第1象限と第2象限に及び第3象限と第4象限に、配
置して、両コイルに逆向きの電流を流すと、2個のトラ
ッキングコイル3trにトラッキング方向Tに同じ向き
の駆動力が生じる。また、図13に示すように、2個の
フォーカスコイル3fを、左右に、すなわちマグネット
5の第1象限と第4象限に及び第2象限と第3象限に、
配置して、両コイルに逆向きの電流を流すと、2個のフ
ォーカスコイル3fにフォーカス方向Fに同じ向きの駆
動力が生じる。また、図14に示すように、2個のチル
トコイル3tiを、左右に、すなわちマグネット5の第
1象限と第4象限に及び第2象限と第3象限に、配置し
て、両コイルに同じ向きの電流を流すと、2個のチルト
コイル3tiにフォーカス方向Fに互いに逆向きの駆動
力F’が生じる。この逆向きの駆動力F’によって、可
動部の重心回りにモーメントを発生し、レンズホルダ
1、ひいては対物レンズ2の傾きを調整する。
【0047】なお、図示しないが、2個のチルトコイル
3tiを左右ではなく、2個のチルトコイル3tiを上
下に、すなわちマグネット5の第1象限と第2象限に及
び第3象限と第4象限に、配置して、両コイルに同じ向
きの電流を流してもよい。すると、2個のチルトコイル
3tiにトラッキング方向Tに互いに逆向きの駆動力
F’が生じる。この逆向きの駆動力F’によって、可動
部の重心回りにモーメントを発生し、レンズホルダ1、
ひいては対物レンズ2の傾きを調整する。
【0048】マグネット5が4極着磁であると、2極着
磁に比べて、コイルの数が7個から6個と減少するの
で、コイルを節約できる。また、2極着磁の場合、コイ
ルの駆動力を発生する部分に対向する部分は、磁気ギャ
ップ5g外に配置しなければないが、(図3・5の3t
rのA辺、C辺、図8の3fのb辺、d辺)、4極着磁
の場合、磁気ギャップ5g外に配置しなければならない
ことはないので、コイル配置は容易である。また、コイ
ルを磁気ギャップ5g内に配置すると、対向する2辺は
常に駆動力の発生に寄与するので、コイルの利用率は向
上する。
【0049】以上において、マグネット5は、2極また
は4極着磁の場合であるが、図15に示すように、1極
(例えばS極)を正面形状I字形とし、正面形状四辺形
の2個の他極(例えばN極)を1極の空間に挿入して全
体として正面形状四辺形として3極に着磁されているも
のを使用してもよい。この場合、図15に示すように、
2個のトラッキングコイル3trを、左右に、すなわち
I字形のウエブ部とN極に配置して、両コイルに逆向き
の電流を流すと、2個のトラッキングコイル3trにト
ラッキング方向Tに同じ向きの駆動力が生じる。また、
図15に示すように、4個のフォーカスコイル3fを、
左右上下に、すなわちI字形のフランジ部上下とN極に
配置して、上段2個に同じ向き、下段2個に上段と逆
の、同じ向きの電流を流すと、4個のフォーカスコイル
3fにフォーカス方向Fに同じ向きの駆動力が生じる。
また、図16に示すように、4個のチルトコイル3ti
を、左右上下に、すなわちI字形のフランジ部上下とN
極に配置して、上段2個に逆向き、下段2個に上段と逆
の、逆向きの電流を流すと、左右のチルトコイル3ti
にフォーカス方向Fに互いに逆向きの駆動力F’が生じ
る。この逆向きの駆動力F’によって、可動部の重心回
りにモーメントを発生し、レンズホルダ1、ひいては対
物レンズ2の傾きを調整する。
【0050】マグネット5を3極着磁で構成するとき、
図17に示すように、1極(例えばS極)を正面形状H
字形とし、正面形状四辺形の2個の他極(例えばN極)
を1極の空間に挿入して全体として正面形状四辺形とし
てもよい。この場合、図17に示すように、4個のトラ
ッキングコイル3trを、左右上下に、すなわちH字形
のフランジ部左右とN極に配置して、上段2個に逆向
き、下段2個に上段と同じ向きの、逆向きの電流を流す
と、4個のトラッキングコイル3trにトラッキング方
向Tに同じ向きの駆動力が生じる。また、図17に示す
ように、2個のフォーカスコイル3fを、上下に、すな
わちH字形のウエブ部とN極に配置して、両コイルに逆
向きの電流を流すと、2個のフォーカスコイル3fにフ
ォーカス方向Fに同じ向きの駆動力が生じる。また、図
18に示すように、4個のチルトコイル3tiを、左右
上下に、すなわちH字形のフランジ部左右とN極に配置
して、上段2個に逆向き、下段2個に上段と逆の、逆向
きの電流を流すと、上下のチルトコイル3tiにトラッ
キング方向Tに互いに逆向きの駆動力F’が生じる。こ
の逆向きの駆動力F’によって、可動部の重心回りにモ
ーメントを発生し、レンズホルダ1、ひいては対物レン
ズ2の傾きを調整する。
【0051】以上は、チルトコイル3tiを4個とし、
フォーカスコイル3f及びトラッキングコイル3trを
2個または4個とするものであるが、チルトコイル3t
iを2個とする場合は、図19に示すように、1極(例
えばS極)を正面形状T字形とし、正面形状四辺形の2
個の他極(例えばN極)を1極の空間に挿入して全体と
して正面形状四辺形として3極に着磁されているものを
使用する。この場合、2個のトラッキングコイル3tr
は、中央部に、すなわちT字形の垂直部とN極に、2個
のフォーカスコイル3f、2個のチルトコイル3ti
は、左右部に、すなわちT字形の水平部とN極に配置す
る。
【0052】また、図20に示すように、1極(例えば
S極)を正面形状U字形とし、正面形状四辺形の1個の
他極(例えばN極)を1極の空間に挿入して全体として
正面形状四辺形として2極に着磁されているものを使用
する。この場合、1個のフォーカスコイル3fは、中央
部に、すなわちU字形の水平部とN極に、2個のトラッ
キングコイル3tr、2個のチルトコイル3tiは、左
右部に、すなわちU字形の垂直部とN極に配置する。
【0053】3極着磁の場合、2極着磁の場合に比べ
て、4極着磁の場合と同様に、コイル配置は容易とな
り、コイルの利用率は向上する。
【0054】コイルユニット3は、U字形を使用した2
極着磁、3極着磁、4極着磁の場合でも、2極着磁と同
様に、フォーカスコイル3f、トラッキングコイル3t
r及びチルトコイル3tiが個別に装着されたプリント
基板が複数、積層されて形成されている。また、フォー
カスコイル3f及びトラッキングコイル3trが装着さ
れたプリント基板とチルトコイル3tiが装着されたプ
リント基板が複数、積層されて形成されていてもよく、
さらには、フォーカスコイル3f及びチルトコイル3t
iが装着されたプリント基板とトラッキングコイル3t
rが装着されたプリント基板が複数、積層されて形成さ
れていてもよい。
【0055】以上は、コイルユニット3をレンズホルダ
1のトラッキング方向Tに平行する、一対の側面に接
着、固定しているが、図21に示すように、少なくとも
1つの、フォーカス方向Fに2極に着磁されているマグ
ネット5を含む磁気回路を2個、形成し、該磁気回路の
磁気ギャップ5g内に、レンズホルダ1の側面に巻回さ
れているフォーカスコイル30fと、トラッキング方向
Tと平行する、レンズホルダ1の両側面に装着されてい
るトラッキングコイル30tr及びチルトコイル30t
iとを配置しても、同様の効果が得られる。
【0056】フォーカスコイル30fは、レンズホルダ
1を巻枠とする、巻線コイルで、プリント基板にパター
ン形成されたものに比べて製作は容易である。
【0057】トラッキングコイル30tr及びチルトコ
イル30tiは、フォーカスコイル30fに重着されて
いる空心コイルである。又は、プリント基板にパターン
形成されたものでもよい。なお、トラッキングコイル3
0tr及びチルトコイル30tiは、図22に示すよう
に、フォーカスコイル30fを挟む形で、トラッキング
方向Tと平行する、レンズホルダ1の側面にコイル巻枠
13を突設し、コイル巻枠13に巻回して形成された巻
線コイルでもよい。さらには、トラッキングコイル30
tr、チルトコイル30tiのいずれかをフォーカスコ
イル30fに重着し、他方をコイル巻枠13に巻回して
もよい。
【0058】マグネット5は、フォーカス方向FにN極
とS極の境界線5bにより2極に着磁されていて、ヨー
クベース6上のヨーク7に接着されている。
【0059】マグネット5の幅Wは、導電性弾性体4に
よって移動可能に片持ち式に支持されている可動部の可
動中立位置、すなわち、フォーカス方向Fの自重位置に
おいて、図23に示すように、レンズホルダ1を磁気ギ
ャップ5gに配置したとき、フォーカス方向Fの上段に
トラッキング方向Tの左右1列に配置された2個のトラ
ッキングコイル30trのフォーカス方向Fと平行な垂
直辺A、Cの左右内側の垂直辺Aと垂直辺Cが、及びフ
ォーカス方向Fの下段にトラッキング方向Tの左右1列
に配置された2個のチルトコイル30tiのフォーカス
方向Fと平行な垂直辺a’、c’の左右外側の垂直辺
a’と垂直辺c’が、磁気ギャップ5g内(対向するマ
グネット5の幅W以内の空隙を指す)に配置されるよう
に、定められている。また、マグネット5の高さHは、
図23に示すように、トラッキングコイル30trのフ
ォーカス方向Fと垂直な水平辺Bと水平辺Dが、及びチ
ルトコイル30tiのフォーカス方向Fと垂直な水平辺
b’と水平辺d’が、磁気ギャップ5g内(対向するマ
グネット5の高さH以内の空隙を指す)に配置されるよ
うに、定められている。
【0060】マグネット5のN極とS極の境界線5b
は、図23に示すように、トラッキングコイル30tr
のフォーカス方向Fと垂直な水平辺B、Dの下辺Bより
下側に、及びチルトコイル30tiのフォーカス方向F
と垂直な水平辺b’、d’の下辺b’と上辺d’の中心
に、位置している。マグネット5の中心は、レンズホル
ダ1の中心と略一致している。
【0061】フォーカスコイル30fは、N極とS極の
境界線5bを境にして、上下に配置されている。上下の
フォーカスコイル30fは、直列に接続され、電流の向
きは逆である。なお、2個の磁気ギャップ5gにおける
磁力線Bの方向は、逆になっている。
【0062】なお、図21、22において、トラッキン
グコイル30tr及びチルトコイル30tiの全辺がト
ラッキング方向Tと平行する、レンズホルダ1の一側面
に装着されているが、これに限定されるものではなく、
磁気ギャップ5g内に配置されて駆動力を発生する辺、
例えば、トラッキングコイル30trに電流を流すと、
トラッキング方向Tに同じ向きの駆動力が生じるトラッ
キングコイル30trのフォーカス方向Fと平行な垂直
辺A、C(図23参照)がレンズホルダ1の一側面に装
着されている場合でもよい。
【0063】レンズホルダ1は、2個の磁気ギャップ5
gに配置され、導電性弾性体4の他端は、ワイヤべース
8を通ってベース基板9に半田により固定されている。
これにより、レンズホルダ1に装着されたフォーカスコ
イル30f、トラッキングコイル30tr及びチルトコ
イル30tiを、磁気ギャップ5g内に配置していると
ともに、対物レンズ2を保持するレンズホルダ1を含む
可動部を、マグネット5、ヨークベース6、ヨーク7、
ワイヤべース8、べース基板9により構成されている固
定部に対して、移動可能に片持ち式に支持している。
【0064】図21において、フォーカスコイル30f
に電流を流すと、磁気ギャップ5g内を流れる電流によ
って、フレミングの左手の法則に基づき、フォーカスコ
イル30fにフォーカス方向Fに駆動力が生じる。
【0065】図23において、トラッキングコイル30
trに電流を流すと、トラッキングコイル30trのフ
ォーカス方向Fと平行な垂直辺A、Cに流れる電流(矢
印で図示)によって、フレミングの左手の法則に基づ
き、2個のトラッキングコイル30trにトラッキング
方向Tに同じ向きの駆動力が生じ、また、2個のチルト
コイル30tiに電流を流すと、チルトコイル30ti
のフォーカス方向Fと垂直な水平辺b’、d’に流れる
電流(矢印で図示)によって、フレミングの左手の法則
に基づき、2個のチルトコイル30tiにフォーカス方
向Fに互いに逆向きの駆動力F’が生じる。この逆向き
の駆動力F’によって、可動部の重心回りにモーメント
を発生し、レンズホルダ1、ひいては対物レンズ2の傾
きを調整する。
【0066】以上は、2個のトラッキングコイル30t
r及びチルトコイル30tiをトラッキング方向Tに左
右対称に配置して、2個のトラッキングコイル30tr
に同じ向きの駆動力を、2個のチルトコイル30tiに
逆向きの駆動力を発生させている場合であるが、図24
に示すように、1個のトラッキングコイル30trのフ
ォーカス方向Fと平行な垂直辺Aをマグネット5の幅W
の内に配置し、平行な垂直辺Cをマグネット5の幅Wの
外に配置するとともに、1個のチルトコイル30tiを
マグネット5のトラッキング方向Tの中心から外側にず
らして配置してもよい。また、トラッキングコイル30
trが図23に示すように、2個で、チルトコイル30
tiが図24に示すように、1個であってもよい。さら
には、トラッキングコイル30trが図24に示すよう
に、1個で、チルトコイル30tiが図23に示すよう
に、2個であってもよい。いずれにしろ、軽量化が図れ
る。
【0067】以上において、磁気ギャップ5gは、U字
形を使用した2極着磁、3極着磁、4極着磁の場合を含
め、図1、2、9、19に示すように、ヨークベース6
上のヨーク7に接着されている、2個のマグネット5の
対向によって形成されているが、マグネット5を1個で
構成して、マグネット5とヨーク7の対向によって形成
してもよい。更には、対向するヨーク7も省略して、N
極からS極に至る空間を磁気ギャップ5gとしてもよ
い。
【0068】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明は、
少なくとも1つの、多極に着磁されているマグネットを
含む磁気回路を2個、形成し、該磁気回路の磁気ギャッ
プ内に、フォーカスコイル、トラッキングコイル及びチ
ルトコイルが装着されたコイルユニットを配置したもの
である。それゆえ、フォーカス・トラッキング駆動用の
マグネットで対物レンズの傾き調整を行うことができ、
対物レンズの傾きを調整するためのマグネットは、不要
である。したがって、この発明によれば、対物レンズの
傾き調整に伴うコストアップ及び大型化を回避すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】この発明の実施の一形態におけるマグネットが
フォーカス方向に2極に着磁されている磁気回路を示す
側面図である。
【図3】この発明の実施の一形態におけるフォーカス方
向の自重位置においてのフォーカス方向に2極に着磁さ
れているマグネットとフォーカスコイル・トラッキング
コイルの位置関係を示す配置図である。
【図4】この発明の実施の一形態におけるフォーカス方
向の自重位置においてのフォーカス方向に2極に着磁さ
れているマグネットとチルトコイルの位置関係を示す配
置図である。
【図5】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス
方向の自重位置においてのフォーカス方向に2極に着磁
されているマグネットとトラッキングコイルの位置関係
を示す配置図である。
【図6】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス
方向の自重位置においてのフォーカス方向に2極に着磁
されているマグネットとフォーカスコイル・チルトコイ
ルの位置関係を示す配置図である。
【図7】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス
方向の自重位置においてのトラッキング方向に2極に着
磁されているマグネットとチルトコイルの位置関係を示
す配置図である。
【図8】この発明の実施の他の形態におけるフォーカス
方向の自重位置においてのトラッキング方向に2極に着
磁されているマグネットとフォーカスコイル・トラッキ
ングコイルの位置関係を示す配置図である。
【図9】この発明の実施の他の形態におけるマグネット
がトラッキング方向に2極に着磁されている磁気回路を
示す平面図である。
【図10】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においてのトラッキング方向に2極に
着磁されているマグネットとトラッキングコイルの位置
関係を示す配置図である。
【図11】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においてのトラッキング方向に2極に
着磁されているマグネットとフォーカスコイル・チルト
コイルの位置関係を示す配置図である。
【図12】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての4極に着磁されているマグ
ネットとトラッキングコイルの位置関係を示す配置図で
ある。
【図13】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての4極に着磁されているマグ
ネットとフォーカスコイルの位置関係を示す配置図であ
る。
【図14】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての4極に着磁されているマグ
ネットとチルトコイルの位置関係を示す配置図である。
【図15】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての3極に着磁されているマグ
ネットとフォーカスコイル・トラッキングコイルの位置
関係を示す配置図である。
【図16】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての3極に着磁されているマグ
ネットとチルトコイルの位置関係を示す配置図である。
【図17】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての3極に着磁されているマグ
ネットとフォーカスコイル・トラッキングコイルの位置
関係を示す配置図である。
【図18】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての3極に着磁されているマグ
ネットとチルトコイルの位置関係を示す配置図である。
【図19】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての3極に着磁されているマグ
ネットとフォーカスコイル・トラッキングコイル・チル
トコイルの位置関係を示す配置図である。
【図20】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においての2極に着磁されているマグ
ネットとフォーカスコイル・トラッキングコイル・チル
トコイルの位置関係を示す配置図である。
【図21】この発明の実施の他の形態を示す分解斜視図
である。
【図22】この発明の実施の他の形態におけるレンズホ
ルダとフォーカスコイル・トラッキングコイル・チルト
コイルの位置関係を示す配置図である。
【図23】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においてのフォーカス方向に2極に着
磁されているマグネットとトラッキングコイル・チルト
コイルの位置関係を示す配置図である。
【図24】この発明の実施の他の形態におけるフォーカ
ス方向の自重位置においてのフォーカス方向に2極に着
磁されているマグネットとトラッキングコイル・チルト
コイルの位置関係を示す配置図である。
【図25】従来技術の分解斜視図である。
【図26】従来技術における傾き補正駆動を説明図であ
る。
【図27】従来技術のアクチュエータの平面図である。
【図28】従来技術における傾き駆動を行う回路の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 レンズホルダ 2 対物レンズ 3 コイルユニット 3f フォーカスコイル 3tr トラッキングコイル 3ti チルトコイル 5 マグネット 5g 磁気ギャップ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの、多極に着磁されてい
    るマグネットを含む磁気回路を2個、形成し、該磁気回
    路の磁気ギャップ内に、フォーカスコイル、トラッキン
    グコイル及びチルトコイルが装着されたコイルユニット
    を配置した光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  2. 【請求項2】 マグネットが2極に着磁されている請求
    項1の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  3. 【請求項3】 マグネットが4極に着磁されている請求
    項1の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  4. 【請求項4】 マグネットが3極に着磁されている請求
    項1の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  5. 【請求項5】 フォーカスコイルが1個、トラッキング
    コイルが偶数個、チルトコイルが2個であるとともに、
    マグネットがフォーカス方向に2極に着磁されている請
    求項1の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  6. 【請求項6】 フォーカスコイルが偶数個、トラッキン
    グコイルが1個、チルトコイルが2個であるとともに、
    マグネットがトラッキング方向に2極に着磁されている
    請求項1の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  7. 【請求項7】 フォーカスコイルが2個、トラッキング
    コイルが2個、チルトコイルが2個であるとともに、マ
    グネットがトラッキング方向に2極に着磁されたものが
    フォーカス方向上下2段に配列されて4極に着磁されて
    いる請求項1の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  8. 【請求項8】 フォーカスコイルが4個、トラッキング
    コイルが2個、チルトコイルが4個であるとともに、マ
    グネットが1極を正面形状I字形とし、正面形状四辺形
    の2個の他極を1極の空間に挿入して全体として正面形
    状四辺形として3極に着磁されている請求項1の光ピッ
    クアップの対物レンズ駆動装置
  9. 【請求項9】 フォーカスコイルが2個、トラッキング
    コイルが4個、チルトコイルが4個であるとともに、マ
    グネットが1極を正面形状H字形とし、正面形状四辺形
    の2個の他極を1極の空間に挿入して全体として正面形
    状四辺形として3極に着磁されている請求項1の光ピッ
    クアップの対物レンズ駆動装置
  10. 【請求項10】 フォーカスコイルが2個、トラッキン
    グコイルが2個、チルトコイルが4個であるとともに、
    マグネットが1極を正面形状T字形とし、正面形状四辺
    形の2個の他極を1極の空間に挿入して全体として正面
    形状四辺形として3極に着磁されている請求項1の光ピ
    ックアップの対物レンズ駆動装置
  11. 【請求項11】 フォーカスコイルが2個、トラッキン
    グコイルが2個、チルトコイルが4個であるとともに、
    マグネットが1極を正面形状U字形とし、正面形状四辺
    形の1個の他極を1極の空間に挿入して全体として正面
    形状四辺形として2極に着磁されている請求項1の光ピ
    ックアップの対物レンズ駆動装置
  12. 【請求項12】 コイルユニットは、フォーカスコイ
    ル、トラッキングコイル及びチルトコイルが個別に装着
    されたプリント基板が複数、積層されて形成されている
    請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の光ピックア
    ップの対物レンズ駆動装置
  13. 【請求項13】 コイルユニットは、フォーカスコイル
    及びトラッキングコイルが装着されたプリント基板とチ
    ルトコイルが装着されたプリント基板が複数、積層され
    て形成されている請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  14. 【請求項14】 コイルユニットは、フォーカスコイル
    及びチルトコイルが装着されたプリント基板とトラッキ
    ングコイルが装着されたプリント基板が複数、積層され
    て形成されている請求項1乃至請求項11のいずれかに
    記載の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  15. 【請求項15】 コイルユニットは、トラッキング方向
    と平行する、レンズホルダの両側面に固定されている請
    求項1乃至請求項14のいずれかに記載の光ピックアッ
    プの対物レンズ駆動装置
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの、フォーカス方向に
    2極に着磁されているマグネットを含む磁気回路を2
    個、形成し、該磁気回路の磁気ギャップ内に、レンズホ
    ルダの側面に巻回されているフォーカスコイルと、トラ
    ッキング方向と平行する、レンズホルダの両側面に装着
    されているトラッキングコイル及びチルトコイルとを配
    置した光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  17. 【請求項17】 レンズホルダの一側面に装着されてい
    るトラッキングコイル及びチルトコイルの数がそれぞれ
    2個である請求項16の光ピックアップの対物レンズ駆
    動装置
  18. 【請求項18】 レンズホルダの一側面に装着されてい
    るトラッキングコイル及びチルトコイルの数がそれぞれ
    1個である請求項16の光ピックアップの対物レンズ駆
    動装置
  19. 【請求項19】 レンズホルダの一側面に装着されてい
    るトラッキングコイルの数が1個で、チルトコイルの数
    が2個である請求項16の光ピックアップの対物レンズ
    駆動装置
  20. 【請求項20】 レンズホルダの一側面に装着されてい
    るトラッキングコイルの数が2個で、チルトコイルの数
    が1個である請求項16の光ピックアップの対物レンズ
    駆動装置
  21. 【請求項21】 トラッキングコイル及びチルトコイル
    が、共に、フォーカスコイルに重着されている請求項1
    6乃至請求項20のいずれかに記載の光ピックアップの
    対物レンズ駆動装置
  22. 【請求項22】 トラッキングコイル及びチルトコイル
    が、共に、レンズホルダの側面に突設されたコイル巻き
    枠に巻回されている請求項16乃至請求項20のいずれ
    かに記載の光ピックアップの対物レンズ駆動装置
  23. 【請求項23】 トラッキングコイルがレンズホルダの
    側面に突設されたコイル巻き枠に巻回されているととも
    に、チルトコイルがフォーカスコイルに重着されている
    請求項16乃至請求項20のいずれかに記載の光ピック
    アップの対物レンズ駆動装置
  24. 【請求項24】 トラッキングコイルがフォーカスコイ
    ルに重着されているとともに、チルトコイルがレンズホ
    ルダの側面に突設されたコイル巻き枠に巻回されている
    請求項16乃至請求項20のいずれかに記載の光ピック
    アップの対物レンズ駆動装置
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