JP2002136016A - ブラシレス交流発電機 - Google Patents

ブラシレス交流発電機

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JP2002136016A JP2000318755A JP2000318755A JP2002136016A JP 2002136016 A JP2002136016 A JP 2002136016A JP 2000318755 A JP2000318755 A JP 2000318755A JP 2000318755 A JP2000318755 A JP 2000318755A JP 2002136016 A JP2002136016 A JP 2002136016A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用ブラシレスオルタネータの製品価格を
低減する。 【解決手段】 三相のステータコイル42を複数の導電
体セグメントにより構成し、各導電体セグメントの接合
部同士を接続してコイルエンド47を形成する。そし
て、複数の導電体セグメントを、ステータコア41上に
略円環状に配列して円環状のコイルエンド群を形成す
る。そして、コイルエンド群の中で隣接する2つの導電
体セグメント間に、ハウジング4の通風孔32aに向か
う冷却風が抜ける通風路49を形成する。この構成によ
り、三相のステータコイル42のコイルエンド47の冷
却効率が高まり、界磁コイル5と電圧調整装置9とを結
線する導電線10を三相のステータコイル42の近傍を
跨いで通しても、その導電線10を耐熱グレードの低い
安価な導電線用皮膜で構成することができる。これによ
り、車両用ブラシレスオルタネータの大幅なコストアッ
プを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動部品であるブ
ラシおよびスリップリングを廃止したブラシレス交流発
電機に関するもので、特に車両に搭載された内燃機関に
より回転駆動されて、車載電源の充電および電気負荷へ
の電力の供給を行う車両用ブラシレス交流発電機に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用交流発電機は、ベルト
およびプーリを介して走行用エンジンの回転動力が伝達
されるため、各々の回転速度によって発電効率が異な
り、広い回転域で使用されるため、耐摩耗性に優れたブ
ラシやスリップリング等の摺動部品の品質向上のため、
コストアップとなっていた。そこで、特開平1−202
133号公報においては、メンテナンスフリーや長寿命
化およびコストダウンを目的として摺動部品であるブラ
シおよびスリップリングを廃止した車両用ブラシレス交
流発電機が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の車両
用ブラシレス交流発電機においては、界磁巻線への励磁
電流を制御する電圧調整装置、および三相固定子巻線の
交流出力を直流に変換する三相整流装置等の電気部品
も、プーリ側とは反対側のリヤフレーム側にボルト等を
用いて締め付け固定している。そして、界磁巻線および
この界磁巻線を保持固定する静止継鉄部を、プーリ側と
は反対側のリヤフレーム側にボルトやネジ等を用いて締
め付け固定することが一般的であった。
【0004】この理由は、従来の三相固定子巻線構造に
よる固定子では、交流発電機として発電する際に発熱量
が大きく、界磁巻線と電圧調整装置とを結線する導電線
を、発熱量の大きい三相固定子巻線の近傍を跨いで通す
ことが非常に困難であったからである。仮にこの様な構
造とした場合には、耐熱グレードの高い導電線用被膜を
用いて導電線を被覆する必要があるため、大幅なコスト
アップとなってしまうという問題が生じる。
【0005】また、界磁巻線と電圧調整装置とを結線す
る導電線を三相固定子巻線の近傍を跨いで通すために、
三相固定子巻線を有効に冷却する目的で、電気部品、例
えば複数個の整流素子を冷却する冷却フィンの径寸法を
大きくとると、車両用ブラシ付き交流発電機のリヤ側電
気部品を共通使用することができなかった。それによっ
て、ブラシレス交流発電機専用の電気部品、すなわち、
ブラシレス交流発電機専用の三相整流装置や電圧調整装
置を設ける必要があるため、従来のブラシ付き交流発電
機に対して大幅にコストアップとなってしまうという問
題が生じる。
【0006】
【発明の目的】本発明の目的は、耐熱グレードの高い導
電線用被膜を用いることなく、界磁巻線と電気部品とを
結線する導電線を多相固定子巻線の近傍を跨いで通すこ
とで、界磁巻線と電気部品とを結線する導電線を容易に
しかも安価に配線することができ、あるいはブラシ付き
交流発電機との電気部品の共用化を図ることができるの
で、大幅なコストアップを防止することのできるブラシ
レス交流発電機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、多相固定子巻線は、固定子に形成された複数の
スロット内にそれぞれ収容される複数の導電体セグメン
トにより構成されている。そして、複数の導電体セグメ
ントの複数のスロット外に、異なるスロットの異なる径
方向位置の2つの導電体セグメント同士を接続してコイ
ルエンドを形成している。そして、多相固定子巻線を構
成する複数の導電体セグメントのコイルエンドに、ハウ
ジングに形成された複数の通風孔に向かう冷却風が抜け
る通風路を形成することにより、コイルエンドの冷却効
率が高くなる。それによって、界磁巻線と電気部品とを
結線する導電線を多相固定子巻線の近傍を跨いで通して
も、その導電線が耐熱グレードの低い、要するに安価な
導電線用被膜で構成することができる。これにより、ブ
ラシレス交流発電機の大幅なコストアップを防止するこ
とができる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、界磁巻線
の引出し部である導電線を、静止継鉄部の導電線通路よ
り第1フレームの第1切欠き溝を経由して固定子の切欠
き溝より第2フレームの第2切欠き溝を通して電気部品
に結線している。したがって、耐熱グレードの高い導電
線用被膜を用いることなく、容易に、界磁巻線と電気部
品とを結線する導電線を多相固定子巻線の近傍を跨いで
通すことができるので、界磁巻線と電気部品とを結線す
る導電線を容易にしかも安価に配線することができる。
【0009】このような結線方法を採用することによ
り、プーリ側とは反対側に配置された第2フレーム側に
電気部品を配したブラシレス交流発電機であっても、界
磁巻線および静止継鉄部を、プーリ側に配置された第1
フレーム側に固定可能となる。したがって、冷却性能を
向上させるために第2フレーム側の電気部品を冷却する
ための冷却フィンを大きくする必要がないので、第2フ
レーム側の電気部品を、乗用車用ブラシ付き交流発電機
と大幅な部品共用化ができる。これにより、ブラシレス
交流発電機の大幅なコストアップを防止することができ
る。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、固定子の
外周面に、スルーボルトの本数の2倍の切欠き溝を設
け、それらの切欠き溝を等間隔に形成していることを特
徴としている。また、請求項4に記載の発明によれば、
静止継鉄部と第1フレームの側壁部との間に、第1軸受
の外輪を軸方向に保持固定すると共に、静止継鉄部を、
第1フレームの側壁部側に締結具を用いて締め付け固定
することにより、別部品を設けることなく、第1軸受の
外輪を位置決め固定することができ、且つ静止継鉄部を
第1フレームの側壁部側に容易に固定することができ
る。さらに、請求項5に記載の発明によれば、電気部品
とは、多相固定子巻線で発生した交流出力を整流して直
流出力に変換する複数個の整流素子を有する整流装置、
または多相固定子巻線の発生電圧を調整するための電圧
調整装置のうちの少なくとも1つ以上であることを特徴
とする。
【0011】
【発明の実施の形態】〔実施例の構成〕発明の実施の形
態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、
図1は車両用ブラシレスオルタネータの全体構造を示し
た図である。
【0012】本実施例の車両用ブラシレスオルタネータ
は、乗用車やトラック等の車両に搭載された内燃機関
(以下エンジンと言う)により回転駆動されて、車載電
源(以下バッテリと言う)の充電および電気負荷への電
力の供給を行う車両用ブラシレス交流発電機である。そ
の車両用ブラシレスオルタネータは、シャフト1の外周
に一体的に設けられて、界磁として働くロータと、この
ロータに対向配置されて、電機子として働くステータ
と、ロータとステータを支持すると同時に、エンジンへ
の取り付けを行うハウジング4と、通電されると起磁力
を発生する界磁コイル(フィールドコイルとも言う)5
と、この界磁コイル5のリード線(引き出し線、引き出
し部)を保持する静止継鉄部6と、ハウジング4のリヤ
側に固定された三相整流装置7および電圧調整装置9等
の電気部品とを備えている。
【0013】ロータは、本発明の回転子に相当するもの
で、本発明の回転軸を構成するシャフト1と一体的に回
転する。シャフト1のフロント側端部(図示左端部)に
は、駆動源としてのエンジンの回転動力をシャフト1に
伝達するためのプーリ(図示せず)が座付きナット14
を用いて取り付けられている。そして、シャフト1の中
央部の外周には、ランデル型のポールコア(ロータコ
ア:本発明の磁極に相当する)11、12が圧入等の手
段を用いて嵌め合わされている。
【0014】そして、ロータは、電圧調整装置9によっ
て界磁コイル5に励磁電流が流されると、一方のポール
コア11の外周側に等間隔で形成された複数個の爪状磁
極片(一方の爪状磁極部)11aが全てN極となり、他
方のポールコア12の外周側に等間隔で形成された複数
個の爪状磁極片(他方の爪状磁極部)12aが全てS極
となる。なお、複数個の爪状磁極片11aと複数個の爪
状磁極片12aとは、ステンレス等の非磁性材料製のリ
ング13によって周方向において交互に配設されてい
る。
【0015】また、他方のポールコア12の側壁面に
は、強制送風手段としての内扇式の冷却ファン15が一
体的に取り付けられている。その冷却ファン15は、ハ
ウジング4の内部に冷却風を生じさせる送風手段であっ
て、シャフト1の軸方向のリヤ側から吸い込んだ冷却風
の一部を略半径方向の外方に吐出すると共に、シャフト
1の軸方向のリヤ側から吸い込んだ冷却風の残部を軸方
向のプーリ側に吐出する複数枚の斜流式冷却翼15aを
有している。
【0016】ハウジング4は、軽量なアルミニウムダイ
カストよりなり、複数本(本例では4本)のスルーボル
ト8により所定の軸方向ギャップを隔てて結合された一
対のフレームから構成されている。そして、一対のフレ
ームは、軸方向の一方側、つまりプーリ側に配置される
フロントフレーム(本発明の第1フレームに相当する)
31と、軸方向の他方側、つまりプーリ側とは逆側(反
対側)に配置されるリヤフレーム(本発明の第2フレー
ムに相当する)32とを有している。
【0017】フロントフレーム31の軸受保持部には、
ロータのフロント側部を回転自在に支持するためのフロ
ント側ころがり軸受2が装着されている。このフロント
側ころがり軸受2は、本発明の第1軸受に相当するもの
で、アルミニウム合金、銅鉛合金鋳物等よりなり、内輪
21と外輪22との間に配された複数個の鋼球(ボー
ル)23のころがり摩擦により、シャフト1のフロント
側部を回転自在に支持するプーリ側の軸受である。
【0018】リヤフレーム32の軸受保持部には、ロー
タのリヤ側端部を回転自在に支持するためのリヤ側ころ
がり軸受3が装着されている。このリヤ側ころがり軸受
3は、アルミニウム合金、銅鉛合金鋳物等よりなり、内
輪24と外輪25との間に配された複数個の鋼球(ボー
ル)26のころがり摩擦により、シャフト1のリヤ側端
部を回転自在に支持するプーリ側とは逆側(リヤ側)の
軸受である。
【0019】なお、リヤフレーム32のリヤ側には、固
定ボルト28およびナット29を用いてリヤカバー33
が締め付け固定(締結)されている。また、リヤカバー
33には、リヤフレーム32側の電気部品等を冷却する
冷却風を、ハウジング4の内部へ導入するための多数の
導入窓33aが形成されている。また、フロントフレー
ム31およびリヤフレーム32は、静止継鉄部6および
ステータを保持固定すると同時に、エンジンのブラケッ
ト等の固定部材への取り付けを行うための取付ステー3
4〜36が径方向外方へ向けてそれぞれ延長されてい
る。それらの取付ステー34〜36の先端側には、図示
しないボルト等の締結部材が挿通する締結孔34a〜3
6aが形成されている。
【0020】また、フロントフレーム31の側壁部およ
び周壁部には、冷却ファン15の回転に伴ってハウジン
グ4の内部から冷却風を吐出するための多数の通風孔3
1aを径方向および軸方向に開口している。また、リヤ
フレーム32の側壁部には、冷却ファン15の回転に伴
って外部からハウジング4の内部に冷却風を吸い込むた
めの多数の通風孔32aを軸方向に開口している。さら
に、リヤフレーム32の周壁部には、ハウジング4の内
部から冷却風を吐出するための多数の通風孔32aを径
方向に開口している。ここで、本実施例のフロントフレ
ーム31の内周側の側壁部には、静止継鉄部6を複数個
の固定ボルト40を用いて締め付け固定している。
【0021】界磁コイル5は、本発明の界磁巻線に相当
するもので、静止継鉄部6のリヤ側端部に周方向に形成
された周溝(凹状部)5aに所定の巻回数だけ巻装され
ている。そして、静止継鉄部6は、磁性材料製の薄板
(例えば厚さが0.5mmまたは0.35mmの珪素鋼
板等)を軸方向に複数積層した略円筒形状の積層コア
で、複数個の爪状磁極片11a、12aとの間、および
ポールコア11、12の各筒状部との間に所定の径方向
ギャップが形成され、且つポールコア12の側壁部との
間に所定の軸方向ギャップが形成されている。また、静
止継鉄部6のフロント側端面は、フロントフレーム31
の内周側に設けられた円環状の軸受保持部との間にフロ
ント側ころがり軸受2の外輪22を挟み込むことで、外
輪22を軸方向に保持固定している。
【0022】次に、本実施例のステータを図1ないし図
5に基づいて簡単に説明する。ここで、図2はステータ
コアの外周部を示した図で、図3は1つの導電体セグメ
ントを示した図で、図4はステータコアの主要構造を示
した図で、図5は複数の導電体セグメントのコイルエン
ドを示した図である。
【0023】ステータは、本発明の固定子に相当するも
ので、ポールコア11、12の複数個の爪状磁極片11
a、12aの外周に対向して配置されたステータコア
(固定子鉄心、電機子鉄心とも言う)41、およびポー
ルコア11、12の回転に伴って三相交流出力が誘起す
る三相のステータコイル(三相の固定子巻線、三相の電
機子巻線とも言う)42等から構成されている。ステー
タコア41は、フロントフレーム31のインロー嵌合部
38とリヤフレーム32のインロー嵌合部39との間に
挟み込まれ、一部の外周面が外部へ露出しているので、
ステータコア41および三相のステータコイル42で発
生した熱が直接外部に伝わり冷却性が向上している。
【0024】また、ステータコア41は、磁性材料製の
薄板(例えば厚さが0.5mmまたは0.35mmの珪
素鋼板等)を軸方向に複数積層した略円筒形状の積層コ
アで、ポールコア11、12から出た磁束が三相のステ
ータコイル42と有効に交差するように作られた磁束通
路を形成する。なお、ステータコア41の内周には、複
数のティース44が等間隔で形成されている。そして、
隣設するティース間には、三相のステータコイル42を
構成する各導電体セグメント43を収容するスロット4
5が形成されている。
【0025】三相のステータコイル42は、本発明の多
相固定子巻線に相当するもので、複数のスロット45内
にそれぞれ収納される複数の導電体セグメント43によ
り構成されている。また、各スロット45内には、各導
電体セグメント43とステータコア41との間を電気的
に絶縁するための略S字形状のインシュレータ46が配
設されている。
【0026】ここで、本実施例の各スロット45の略S
字形状のインシュレータ46内には、2本の矩形状導電
体セグメント43が内層側導電体43aおよび外層側導
電体43bとして挿入されている。そして、ステータコ
ア41の軸方向端面の一方に導電体セグメント43のタ
ーン部43cが配置され、その他方に接合部43dが配
置されている。各導電体セグメント43の接合部43d
には、異なるスロット45に収容され、且つ異なる径方
向位置の他の導電体セグメント43の接合部43dが超
音波溶接、アーク溶接またはろう付け等により電気的に
接続される。
【0027】そして、複数の導電体セグメント43は、
ステータコア41の両端面より軸方向に突出して、各ス
ロット45のプーリ側とは逆側において2つの導電体セ
グメント43の接合部43d同士を接続してそれぞれコ
イルエンド47を形成している。そして、複数の導電体
セグメント43が、ステータコア41上に略円環状に配
列されて、その結果、円環状のコイルエンド群が形成さ
れている。そして、導電体セグメント43のうち、ステ
ータコア41から延び出す稜線部43eは、内層側導電
体43aおよび外層側導電体43bで逆方向に傾斜して
いる。
【0028】そして、コイルエンド群の中で隣接する2
つの導電体セグメント43間には電気絶縁が確保できる
ように所定の隙間が形成されている。このため、複数の
導電体セグメント43の接合部43dを円環状に配列し
たコイルエンド群には、径方向の通風孔32aに向かう
ように抜ける冷却風がコイルエンド群を横切ることによ
り各導電体セグメント43のコイルエンド47を冷却す
るための多数の通風路(隣接する2つの導電体セグメン
ト43の電気絶縁を確保することが可能な隙間)49が
形成される。これにより、三相のステータコイル42の
冷却性能が高くなる。
【0029】三相整流装置7は、ステータの三相のステ
ータコイル42に発生した交流を直流に変換(整流)す
るレクティファイヤである。この三相整流装置7は、導
電線(図示せず)を経てバッテリに充電電流を供給する
ための直流出力端子(直流出力ターミナル)51、三相
のステータコイル42の各コイルエンドとリヤフレーム
32とを電気的に絶縁する端子台52、および発熱部品
の発熱を放熱するための冷却フィン53等から構成され
ている。
【0030】端子台52には、三相のステータコイル4
2の各リード線(引出し部)48に電気的に接続する各
交流入力端子が絶縁性樹脂にインサート成形されてい
る。そして、冷却フィン53には、三相のステータコイ
ル42で発生した交流出力を整流して直流出力に変換す
る複数個のダイオード等の整流素子が一体的に装着され
ている。なお、54は絶縁スペーサで、55はパイプリ
ベットである。これらの三相整流装置7を構成する各電
気部品は、リヤフレーム32のリヤ側とリヤカバー33
との間に固定ボルト28およびナット29を用いて締め
付け固定されている。
【0031】電圧調整装置9は、界磁コイル5ヘの励磁
電流を制御することで三相のステータコイル42の発生
電圧を適正値に調整するためのICレギュレータであ
る。そして、電圧調整装置9は、各種外部接続端子が絶
縁性樹脂にインサート成形された端子台56、およびこ
の端子台に保持された発熱部品を冷却するための冷却フ
ィン(図示せず)等から構成されている。
【0032】なお、端子台56は、内部にハイブリッド
IC等の集積回路(図示せず)を収容しており、外部と
接続するための筒形状の雄型コネクタ部57を一体成形
している。ここで、各種外部接続端子としては、バッテ
リの正極側に接続されるB側接続端子58、バッテリの
負極側に接続されるE(アース)側接続端子、導電線1
0を介して界磁コイル5へ励磁電流を供給するための励
磁電流出力端子(ターミナル)であるF側接続端子(図
示せず)等がある。
【0033】ここで、界磁コイル5のコイルエンドより
引き出されたリード線(引出し部)と電圧調整装置9と
を結線する導電線10は、三相のステータコイル42の
近傍を跨いで通るように配線されており、耐熱グレード
の低い導電線用被膜により被覆されている。なお、静止
継鉄部6には導電線通路61が形成され、フロントフレ
ーム31の外周側内壁面には第1切欠き溝62が形成さ
れ、ステータコア41の外周面にはスルーボルト用切欠
き溝63が形成され、リヤフレーム32の外周側内壁面
には第2切欠き溝64が形成されている。
【0034】そして、導電線10は、静止継鉄部6の導
電線通路61より第1切欠き溝62を経由してスルーボ
ルト用切欠き溝63より第2切欠き溝64を通って電圧
調整装置9のターミナルに結線されている。ここで、ス
ルーボルト用切欠き溝63は、スルーボルト8の本数の
2倍設けられている。それらのスルーボルト用切欠き溝
63は、図2に示したように、ステータコア41の外周
面において等間隔に形成されている。
【0035】ここで、ステータのステータコア41は、
元々プレスのコアシート(磁性材料製の薄板:珪素鋼板
等)で成形、溶接することにより、位置決めを目的とし
て切欠き溝が必要であった。このため、プレス打ち抜き
のため、スルーボルト8の本数の2倍製作することは十
分容易であり、例えば4本のスルーボルト8を使用して
いる場合には、8本のスルーボルト用切欠き溝63で構
成することができる。
【0036】したがって、界磁コイル5と電圧調整装置
9とを結線する導電線10の取り回しの自由度、すなわ
ち、4本のスルーボルト8を使用している場合、45°
間隔でダイオードを持った冷却フィン53や電圧調整装
置9等の電気部品の取付位置の変更が対応可能となる。
これにより、種々の車両における搭載上の自由度がアッ
プされる。
【0037】〔実施例の作用〕次に、本実施例の車両用
ブラシレスオルタネータの作用を図1ないし図5に基づ
いて簡単に説明する。
【0038】エンジンの回転動力がベルト等の伝動手段
を介してプーリに伝達されると、シャフト1が回転する
ことによりロータが回転する。このとき、シャフト1と
一体的にランデル型のポールコア11、12が回転す
る。そして、電圧調整装置9の作用によって、電圧調整
装置9の励磁電流出力端子より導電線10を経て界磁コ
イル5に励磁電流が供給される。これにより、ポールコ
ア11、12の複数個の爪状磁極片11a、12aが周
方向にN極とS極とが交互に位置するように励磁され
る。例えば一方のポールコア11の複数個の爪状磁極片
11aが全てN極となり、他方のポールコア12の複数
個の爪状磁極片12aが全てS極となる。
【0039】そして、ロータのポールコア11、12の
複数個の爪状磁極片11a、12aと相対回転するステ
ータのステータコア41の内周側に形成された複数個の
スロット内に収納された三相のステータコイル42に順
次交流電流が誘起する。この三相の交流電流は、三相の
ステータコイル42の各コイルエンド(端末線)および
各交流入力端子を経て、冷却フィン53上の複数個のダ
イオードに入力される。これにより、三相の交流電流が
整流され直流電流に変換される。そして、三相のステー
タコア42の発電電圧がバッテリ電圧を越えると、整流
された直流電流が直流出力端子51、導電線を経てバッ
テリに供給される。このため、バッテリに充電電流が流
れることにより、バッテリが充電される。
【0040】ここで、ロータのポールコア11、12と
一体的に回転する冷却ファン15の作用によって発生す
る冷却風の流れを説明する。冷却ファン15の斜流式冷
却翼15aの回転に伴って発生する冷却風は、多数の導
入窓33aよりリヤカバー33の内部に導入されて、リ
ヤカバー33内部の三相整流装置7および電圧調整装置
9等の電気部品を冷却する。その後に、冷却風は、軸方
向に形成された多数の通風孔32aよりリヤフレーム3
2の内部に吸い込まれる。
【0041】そして、冷却風の一部は、冷却ファン15
の斜流式冷却翼15aの作用によって、シャフト1の略
径方向の外側に偏向されて多数の通風路(三相のステー
タコイル42を構成する、隣接する2つの導電体セグメ
ント43の電気絶縁を確保することが可能な隙間)49
を通る際に、各導電体セグメント43のコイルエンド4
7によりなるコイルエンド群を冷却し、三相のステータ
コイル42の温度が下がる。そして、径方向に形成され
た多数の通風孔31a、32aよりリヤフレーム32の
径方向外方へ排出される。
【0042】一方、冷却ファン15の斜流式冷却翼15
aの作用によって生じた冷却風の残部は、ランデル型の
ポールコア11、12の各爪状磁極片11a、12aの
間(略V字状の通風路、空隙部)を通り抜けてシャフト
1の軸方向に流れ、軸方向および径方向に形成された多
数の通風孔31aよりフロントフレーム31の径方向外
方へ排出される。
【0043】〔実施例の効果〕以上のように、本実施例
の車両用ブラシレスオルタネータは、内層に位置する複
数の導電体セグメント43の稜線部43eの傾斜方向を
同一方向とすることができ、しかも外層に位置する複数
の導電体セグメント43の稜線部43eの傾斜方向を同
一方向とすることができる。これにより、三相のステー
タコイル42をコイルエンド47で干渉無く配置できる
ので、スロット45内における導電体の占積率が向上し
高出力化できる。つまり発電効率を向上できる。
【0044】また、コイルエンド47において隣接する
2つの導電体セグメント43の間には、電気絶縁を確保
することが可能な隙間、つまり三相のステータコイル4
2のコイルエンド群には通風路49が多数形成されるの
で、それらの通風路49を例えば径方向に抜ける冷却風
によって三相のステータコイル42の温度上昇を大幅に
抑えることができる。
【0045】特に本実施例では、ランデル型ポールコア
11、12の軸方向の他端側、つまりリヤ側に内扇式フ
ァンとしての冷却ファン15を装着しており、コイルエ
ンド47の外周側に対応してリヤフレーム32の周壁部
に形成された多数の通風孔32a、およびフロントフレ
ーム31の周壁部に形成された多数の通風孔31aを設
けているため、三相のステータコイル42のコイルエン
ド群内を通って多数の通風孔31a、32aに向けて抜
ける冷却風の通風抵抗を極端に低減でき、冷却性能を大
きく向上させることができる。
【0046】また、界磁コイル5の引出し部である導電
線10を、静止継鉄部6に形成された導電線通路61よ
りフロントフレーム31の外周側内壁面に形成された第
1切欠き溝62を経由してステータコア41の外周面に
形成されたスルーボルト用切欠き溝63よりリヤフレー
ム32の外周側内壁面に形成された第2切欠き溝64を
通して電圧調整装置9に結線している。
【0047】これらによって、耐熱グレードの高い導電
線用被膜を用いることなく、容易に、界磁コイル5の引
出し部と電圧調整装置9の励磁電流出力端子とを結線す
る導電線10を三相のステータコイル42の近傍を跨い
で通すことができるので、界磁コイル5と電圧調整装置
9とを結線する導電線10を容易にしかも安価に配線す
ることができる。
【0048】また、上述したように、三相のステータコ
イル42の冷却性能を向上させているので、界磁コイル
5と電圧調整装置9とを結線する導電線10を三相のス
テータコイル42の近傍を跨いで通しても、その導電線
10を耐熱グレードの低い、要するに安価な導電線用被
膜で構成することができる。これにより、車両用ブラシ
レスオルタネータの大幅なコストアップを防止すること
ができる。
【0049】このような結線方法を採用することによ
り、プーリ側とは反対側のリヤフレーム32側に三相整
流装置7や電圧調整装置9等の電気部品を配した車両用
ブラシレスオルタネータであっても、界磁コイル5およ
び静止継鉄部6を、プーリ側のフロントフレーム31側
に固定可能となる。したがって、冷却性能を向上させる
ためにリヤフレーム32側のダイオードやハイブリッド
IC等の電気部品を冷却するための冷却フィン53を大
きくする必要がないので、リヤフレーム32側の三相整
流装置7や電圧調整装置9等の電気部品を、乗用車用ブ
ラシ付き交流発電機と大幅な部品共用化ができる。これ
により、車両用ブラシレスオルタネータの大幅なコスト
アップを防止することができる。
【0050】〔変形例〕本実施例では、本発明を、乗用
車やトラック等の車両に搭載された走行用エンジンによ
り回転駆動される車両用ブラシレスオルタネータに適用
した例を説明したが、本発明を、車両搭載用エンジンを
除く内燃機関、電動モータ、水車、風車等の駆動源によ
りベルト駆動または直接駆動されるブラシレス交流発電
機に適用しても良い。また、本実施例では、複数個の整
流素子として複数個のダイオードを使用した例を説明し
たが、複数個の整流素子として複数個のMOS−FET
等の半導体スイッチング素子を用いても良い。
【0051】本実施例では、三相整流装置7をハウジン
グ4の外側、つまりリヤフレーム32とリヤカバー33
との間に配置したが、三相整流装置7をハウジング4の
内側、つまりリヤフレーム32の内側に配置しても良
い。また、本実施例では、電圧調整装置9をハウジング
4の外側、つまりリヤフレーム32とリヤカバー33と
の間に配置したが、電圧調整装置9をハウジング4の内
側、つまりリヤフレーム32の内側に配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ブラシレスオルタネータの全体構造を示
した断面図である(実施例)。
【図2】ステータコアの外周部を示した断面図である
(実施例)。
【図3】1つの導電体セグメントを示した斜視図である
(実施例)。
【図4】ステータコアの主要構造を示した部分断面図で
ある(実施例)。
【図5】複数の導電体セグメントのコイルエンドを示し
た斜視図である(実施例)。
【符号の説明】
1 シャフト(回転軸) 2 フロント側ころがり軸受(プーリ側の第1軸受) 3 リヤ側ころがり軸受(リヤ側の第2軸受) 4 ハウジング 5 界磁コイル(界磁巻線) 6 静止継鉄部 7 三相整流装置 8 スルーボルト 9 電圧調整装置(電気部品) 10 導電線 11 ポールコア(磁極、回転子鉄心) 12 ポールコア(磁極、回転子鉄心) 15 冷却ファン 31 フロントフレーム(プーリ側の第1フレーム) 32 リヤフレーム(プーリ側とは逆側の第2フレー
ム) 41 ステータコア(固定子鉄心) 42 三相のステータコイル(多相固定子巻線) 43 導電体セグメント 45 スロット 47 コイルエンド 49 通風路 61 静止継鉄部の導電線通路 62 フロントフレームの第1切欠き溝 63 ステータコアのスルーボルト用切欠き溝 64 リヤフレームの第2切欠き溝 11a 爪状磁極片(一方の爪状磁極部) 12a 爪状磁極片(他方の爪状磁極部) 31a 通風孔 32a 通風孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 19/22 H02K 19/22 Fターム(参考) 5H603 AA04 AA12 BB02 BB09 BB12 CA01 CA05 CA10 CB03 CB04 CB16 CB17 CB18 CB26 CC03 CD02 CD11 CD22 CE05 EE02 EE09 EE11 EE13 5H604 AA03 BB03 BB10 BB14 CC01 CC05 CC13 PB03 PC03 QB12 QB14 5H609 BB05 BB13 BB18 PP02 PP08 PP09 QQ02 QQ12 QQ13 QQ18 RR03 RR16 RR27 RR37 RR42 RR67 RR75 5H619 AA04 AA11 BB02 BB06 BB13 BB17 PP01 PP14 PP25 PP30 PP35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部と外部とを連通する複数の通風孔を有
    するハウジングと、 このハウジングに固定されて、通電されると起磁力を発
    生する界磁巻線が巻装された静止継鉄部と、 前記界磁巻線の起磁力により磁化される磁極を有する回
    転子と、 この回転子の磁極の回転に伴って交流出力を発生する多
    相固定子巻線が巻装された固定子と、 前記ハウジングの軸方向の一方側に対して逆側に配置さ
    れた電気部品と、 前記多相固定子巻線の近傍を跨いで通るように配線され
    て、前記界磁巻線と前記電気部品とを結線する導電線と
    を備えたブラシレス交流発電機において、 前記多相固定子巻線は、前記固定子に形成された複数の
    スロット内にそれぞれ収容される複数の導電体セグメン
    トにより構成され、 前記複数の導電体セグメントの前記複数のスロット外に
    は、異なるスロットの異なる径方向位置の2つの導電体
    セグメント同士を接続してコイルエンドが形成され、 前記コイルエンドには、前記複数の通風孔に向かう冷却
    風が抜ける通風路が形成されていることを特徴とするブ
    ラシレス交流発電機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のブラシレス交流発電機に
    おいて、 前記回転子は、駆動源よりプーリを介して回転動力が伝
    達される回転軸を有し、 前記ハウジングは、軸方向のプーリ側に配置される第1
    フレーム、および軸方向のプーリ側とは逆側のリヤ側に
    配置される第2フレームを有し、 前記電気部品は、前記第2フレーム側に配置され、 前記静止継鉄部は、前記導電線を通すための導電線通路
    を有し、 前記固定子は、前記導電線を通すための切欠き溝を有
    し、 前記第1フレームは、前記導電線を通すための第1切欠
    き溝を有し、 前記第2フレームは、前記導電線を通すための第2切欠
    き溝を有し、 前記導電線は、前記静止継鉄部の導電線通路より前記第
    1切欠き溝を経由して前記切欠き溝より前記第2切欠き
    溝を通って前記電気部品に結線されていることを特徴と
    するブラシレス交流発電機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のブラシレス交流発電機に
    おいて、 前記切欠き溝は、前記第1フレームと前記第2フレーム
    とを締め付け固定するためのスルーボルトの本数の2倍
    設け、それらの切欠き溝は、前記固定子の外周面におい
    て等間隔に形成されていることを特徴とするブラシレス
    交流発電機。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載のブラシレ
    ス交流発電機において、 前記第1、第2フレームの側壁部の内周には、前記回転
    子を回転自在に支持する第1、第2軸受が設けられ、 前記静止継鉄部は、前記第1フレームの側壁部との間
    で、前記第1軸受の外輪を軸方向に保持固定すると共
    に、前記第1フレームの側壁部側に締結具を用いて締め
    付け固定されていることを特徴とするブラシレス交流発
    電機。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のうちいずれかに
    記載のブラシレス交流発電機において、 前記電気部品とは、前記多相固定子巻線で発生した交流
    出力を整流して直流出力に変換する複数個の整流素子を
    有する整流装置、または前記多相固定子巻線の発生電圧
    を調整するための電圧調整装置のうちの少なくとも1つ
    以上であることを特徴とするブラシレス交流発電機。
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