JP2002133343A - 課金決済管理システム - Google Patents

課金決済管理システム

Info

Publication number
JP2002133343A
JP2002133343A JP2000326663A JP2000326663A JP2002133343A JP 2002133343 A JP2002133343 A JP 2002133343A JP 2000326663 A JP2000326663 A JP 2000326663A JP 2000326663 A JP2000326663 A JP 2000326663A JP 2002133343 A JP2002133343 A JP 2002133343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cumulative
user
limit
management system
total
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000326663A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Umeda
彰 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Ichi Kangyo Bank Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kangyo Bank Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kangyo Bank Ltd filed Critical Dai Ichi Kangyo Bank Ltd
Priority to JP2000326663A priority Critical patent/JP2002133343A/ja
Publication of JP2002133343A publication Critical patent/JP2002133343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クレジット・カード等の不正利用に関するリス
クを低減しつつ、利用者が限度額等にとらわれず商取引
を行えるようにする。 【解決手段】限度設定部12が、利用者から申し込まれ
た累計限度額及び累計限度回数を第2の記憶装置18に
記憶し、累計リセット制御部14が、累計額及び累計回
数をリセットする。代金支払請求受付部11が、利用者
の代金支払請求データを受け取ると、累計部13は、第
1の記憶装置17の累計額を読み出して、代金支払請求
データに含まれている利用額 を加算し、累計額を更新
する。累計リセット制御部14は、累計額及び累計回数
のいずれか限度額及び限度回数を超えると代金支払請求
受付部11に当該利用者の代金支払請求データを受け付
けないように指示し、かつ利用者にその旨を通知する。
その後、利用者からの請求により累計額及び累計回数が
リセットされると、代金支払請求データの受信が可能と
なる。利用者によりリセット可能であるため限度額等を
低く設定でき、不正利用のリスクを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、カード会社のクレジット
・カード利用に関する課金決済、又は電話会社やインタ
ーネット接続業者等が商取引決済の代金支払請求を受け
付けて電話料金や接続料金等に上乗せして請求する課金
決済の管理システムに関し、特に、累計限度額及び累計
限度回数が設定されている課金決済において、累計額及
び累計回数の少なくとも一方を利用者自身がリセットで
きるようにした課金決済管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクレジット・カード(以下、単に
「カード」)利用に関する課金システムの管理において
は、利用者毎に、1ヶ月等の一定期間の代金支払請求受
付の累計額について限度額(累計限度額)を設定するこ
とにより、リスクを管理する方法が採用されている。こ
の場合、カードの正当な保持者であっても、一定期間中
にカードを利用した金額が累計限度額を超えた場合、該
一定期間が経過するまでは決済口座管理システムでの代
金支払請求の受付が停止されてしまい、カードを利用す
ることができなくなっている。
【0003】このような不都合を解消するために、累計
限度額を引き上げることが考えられる。しかしながら、
累計限度額を増額すると、カードを紛失した場合、カー
ド番号や暗証番号が盗まれた場合等において、他人によ
ってカードが不正に利用されたときに、被害額が大きく
なってしまう。特に、カードの利用者は、必ずしも代金
支払請求受付情報や決済口座情報を高頻度で確認してい
るとはかぎらず、実際には、確認を忘れてしまう利用者
が多数存在しており、このような利用者が紛失に気づく
のが遅れると、不正利用の被害額が増額後の累計限度額
となってしまい、損害額が比較的多くなってしまう。
【0004】さらにまた、インターネットの普及によ
り、インターネット上の電子商取引が活発化してきてい
るが、このような電子商取引において、カード番号を他
人が不正に利用することを防止することが緊急の課題と
なっており、そのための一手法として、本人確認手法の
改善が考えられている。しかしながら、本人確認手法を
確実にするためには、電子商取引の都度、厳重で煩雑な
手法を取らざるを得ず、したがって、本人確認手法の煩
雑性により、電子商取引の利便性が阻害されてしまう恐
れがある。これらの従来例のカード利用に関する課金決
済の管理に拘わる問題点は、電話会社等が商取引決済の
代金支払請求を受け付けて電話料金等に上乗せして口座
引き落としを行う場合にも、同様に生じてしまうことで
ある。
【0005】したがって、課金決済管理システムにおい
て、不正利用に関するリスクを最小化しつつ、利用者
が、その累計限度額等にとらわれずに比較的自由にカー
ド又は商取引を行うことができる、利便性の高い課金決
済管理システムの提案が待たれている。本発明の目的
は、このような課金決済管理システムを提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る、コンピュータによって管理され
る課金決済管理システムにおいては、代金支払請求デー
タ及び利用承認確認依頼を受け取る受付手段と、受付手
段が利用者毎の代金支払請求データを受け取る毎に、そ
の請求額及び回数の少なくとも一方を利用者毎に累計し
て累計値を得る累計手段と、累計手段により得られた累
計値を記憶する第1の記憶手段と、利用承認可能な代金
支払請求の累計限度額及び累計限度回数の少なくとも一
方である累計限度値を、利用者毎に設定する限度設定手
段と、限度設定手段により設定された利用者毎の累計限
度値を記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記
憶された累計値をリセットする累計リセット制御手段で
あって、第1の記憶手段に記憶された利用者の累計値を
第2の記憶手段に記憶された累計限度値と比較し、累計
値が累計限度値を超えた時点で、当該利用者についての
利用承認を停止するよう受付手段に指示するとともに、
当該利用者から累計リセット請求を受け取ったときに、
第1の記憶手段に記憶された累計値をリセットするよう
構成された累計リセット制御手段と、利用者に代金支払
請求の受付内容に関する情報を提供する情報提供手段と
を備えていることを特徴としている。
【0007】上記の課金決済管理システムにおいて、限
度設定手段は、利用者により選択される複数の限度値設
定条件を備えているか、又は、利用者の自由設定により
限度値が設定されるよう構成されていることが好まし
い。また、上記の課金決済管理システムは、累計限度値
未満の所定の値に警報ラインを設定する手段を備え、情
報提供手段は、代金支払請求受付の累計値が累計限度値
を超えた時点及び警報ライン以上になった時点で、その
情報を当該利用者に通知するよう構成されていることが
好ましい。さらに、上記の課金決済管理システムは、好
適には、他人による不正利用が判明した場合に利用者名
義のその後の代金支払請求の受付を停止する手段を備
え、限度値として累計限度額を含む場合に、累計限度額
までの他人による不正利用の被害額について損害補償契
約を付保する手段を備えている。
【0008】上記課金決済管理システムはインターネッ
ト等のネットワークを介して利用者の端末又は加盟店の
端末に接続可能であり、その場合、情報提供手段は、ネ
ットワークを介して利用者又は加盟店の端末に、累計リ
セット請求ボタンを組み込んだ情報を配信し、累計リセ
ット手段は、利用者端末に表示された累計リセット請求
ボタンを利用者がクリックすることにより返送される累
計リセット請求を受け取ったときに、当該利用者の累計
値をリセットするよう構成される。これにより、累計値
のリセットを簡単かつ確実に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の態様】図1は、本発明の一実施例に係
る、課金決済に関する課金決済管理システム1のブロッ
ク図を示しており、該システムは、代金支払請求受付部
11、限度設定部12、累計部13、累計リセット制御
部14、通知書作成部15、メーリング部16、第1の
記憶装置17、及び第2の記憶装置18を含んでいる。
代金支払請求受付部11は、CAFIS、CCT等の情
報通信センタ等(不図示)に接続され、また、限度設定
部12及びメーリング部16は、インターネット2等の
ネットワークを介して、利用者の端末(利用者端末)3
及び加盟店の端末(加盟店端末)4に接続されている。
なお、加盟店端末4は、インターネット2を介さずに、
専用回線で課金決済管理システム1に接続されていても
よい。限度額設定部12及び累計リセット制御部14
は、インターネット2を介して送信される情報だけでな
く、キーボード等の入力装置(不図示)からオペレータ
により入力された情報が入力される。また、メーリング
部16は、インターネット2だけでなく、郵送、FAX
等の通信手段を介して利用者に情報を通信する。
【0010】課金決済管理システム1内のそれぞれの構
成を、カード(クレジット・カード)利用に関する課金
決済を管理する場合を一例として、詳細に説明する。代
金支払請求受付部11は、各加盟店等から、利用者のカ
ード利用に関する情報である代金支払請求データ及び利
用承認確認を、CAFIS、CCT等の情報通信センタ
等(不図示)を介して受け取り、代金支払請求データに
含まれる利用者毎に利用回毎の代金支払請求の金額を第
1の記憶装置17に記憶する。なお、後述するが、累計
部13によって累計された累計値も第1の記憶装置17
に記憶される。したがって、第1の記憶装置17には、
利用者毎のカード利用履歴のデータベースが構築される
こととなる。
【0011】限度設定部12は、各利用者がカードを利
用可能な累計の限度額及び限度回数である累計限度額及
び累計限度回数を設定する。限度設定部12は、複数の
累計限度額及び累計限度回数の設定条件(例えば、10
万円〜50万円(10万円毎)で4〜10回)を表示する
ホームページを備え、利用者は、利用者端末3から該ホ
ームページにアクセスして、設定された条件から1つの
累計限度額及び累計限度回数を選択することより、対話
的に累計限度額及び累計限度回数を設定する。また、設
定された条件から選択するのではなく、一律に設定した
限度額及び限度回数(例えば、50万円で10回)、又
は、利用者が希望する任意の累計限度額及び累計限度回
数に設定することもできる。さらに、累計限度額及び累
計限度回数を、利用者が郵送で申し込んだ場合、窓口で
申し込んだ場合、若しくは、電話又はファクシミリで申
し込んだ場合には、オペレータが入力装置を介して入力
する。
【0012】設定された累計限度額及び累計限度回数
は、第2の記憶装置18に利用者すなわちカード番号等
に対応づけて記憶される。第2の記憶装置18には、累
計限度額及び累計限度回数の他、利用者の住所、年齢、
年収、メール・アドレス等の種々の利用者情報も記憶さ
れている。なお、累計限度額及び累計限度回数の設定
は、第2の記憶装置18に記憶された利用者の年齢、年
収、及び、第1の記憶装置17に記憶されたカード利用
履歴等に基づいて、自動的に設定されるようにしてもよ
い。
【0013】累計部13は、カード利用の代金支払請求
の金額及び利用回数を利用者毎に累計するためのもので
あり、代金支払請求受付部11がカード利用の代金支払
請求データを受け取ると、その代金支払請求データに含
まれる利用者毎の利用金額を、第1の記憶装置17に格
納されている累計額を読み出してそれに加算し、第1の
記憶装置17に再度記憶することにより、累計額を更新
する。また、累計部13は、第1の記憶装置17に格納
されている利用者毎の累計回数に1を加算することによ
り、累計回数も更新する。それとともに、累計部13
は、累計リセット制御部14に対して、更新された累計
額及び累計回数を出力する。
【0014】累計リセット制御部14は、累計部13か
ら累計額及び累計回数が送られてくると、第2の記憶装
置18から該当する利用者の累計限度額及び累計限度回
数を読み出し、これらを送られてきた累計額及び累計回
数と対比する。そして、累計額又は累計回数が警報ライ
ン(累計限度額又は累計限度回数の例えば90%程度)
に達したときに、累計リセット制御部14は、通知書作
成部15に対して、利用者に累計額又は累計回数が累計
限度に近いことを警報するための「利用状況通知書」を
作成するよう指示する。さらに、累計リセット制御部1
4は、累計額が累計限度額を超えるか又は累計回数が累
計限度回数を超えるかのいずれかが生じたとき、代金支
払請求受付部11に対して、当該利用者のカード利用に
関する代金支払請求データの受付を停止するよう指示
し、それとともに、通知書作成部15に対して、「代金
支払請求受付停止通知書」、すなわち、累計額又は累計
回数が累計限度額又は累計限度回数を超えたことによ
り、代金支払請求受付が停止となった旨の通知書を作成
するよう指示する。
【0015】通知書作成部15は、累計リセット制御部
14の指示により、「利用状況通知書」及び「代金支払
請求受付停止通知書」を作成し、さらには、「利用明細
通知書」を作成する。メーリング部16は、第2の記憶
装置18から利用者のメール・アドレス、住所、FAX
番号等を読み出し、作成された通知書をインターネット
2を介して当該利用者の端末3に配信するか、又は郵
送、FAX等により通知する。なお、警報を発するため
の「利用状況通知書」の作成及び配信は、場合によって
は削除してもよい。
【0016】通知書作成部15で作成されメーリング部
16からインターネット2を介して利用者端末3に配信
される「利用状況通知書」及び「代金支払請求受付停止
通知書」にはそれぞれ、「累計リセット請求ボタン」が
組み込まれており、利用者が利用者端末3に表示された
通知書を見て、「累計リセット請求ボタン」をクリック
すると、「累計リセット請求」が、利用者端末3からイ
ンターネット2を介してメーリング部15に返送され
る。「累計リセット請求」が返送されると、該請求は累
計リセット制御部14に転送され、これにより、累計リ
セット制御部14は、第1の記憶装置17に記憶された
該当する利用者の累計額及び累計回数をリセットする。
「代金支払請求受付停止通知書」は、利用者がそのとき
に利用している加盟店の端末4に配信し、利用者が「累
計リセット請求」を返送してもよい。
【0017】一方、郵送又はFAXでメーリング部16
から通知される「利用状況通知書」及び「代金支払請求
受付停止通知書」には、返信欄が設けられており、利用
者が累計リセット請求を行う旨の意思を返信欄に記載
し、これら通知書を郵送又はFAXする。返信された通
知書により、限度額及び限度回数をリセットする意思を
確認すると、オペレータが入力装置を操作し、累計リセ
ット制御部14を介して第1の記憶装置17中の利用者
の累計額及び累計回数をリセットする。利用者が窓口に
出向いて、限度額及び限度回数のリセットを申し込んだ
場合も、オペレータにより入力される。
【0018】なお、累計額及び累計回数のリセットに際
しては、他人による不正利用のリスクを防止するため
に、本人確認を厳重なものとする必要がある。したがっ
て、インターネット2を介してリセットを請求する場合
には、複雑な暗証番号、パスワード、デジタル署名等を
入力することを利用者に求め、窓口でのリセット請求に
対しては、指紋照合、目の網膜照合、声紋照合等のバイ
オメトリック認証等の本人認証手段を採用することが望
ましい。また、電話でのリセット要求に対しては、暗証
番号等の入力、又は声紋照合による本人認証が好まし
い。さらに、窓口でのリセット請求に対しては、免許証
提示等の本人認証手段も採用可能である。
【0019】このように、利用者のカード利用の累計額
又は累計回数が限度に達してしまった場合(若しくは、
限度に近づいた場合)、利用者の要求があった場合にの
み、累計額及び累計回数をクリアすなわちリセットする
ことができる。したがって、累計額及び累計回数のリセ
ットにより、正当な利用者は再度カードを利用すること
ができるよになり、一方、不正利用者は、最大でも限度
額又は限度回数のカード利用が可能となるだけである。
このような観点から、累計限度額及び累計限度回数を比
較的低めに設定し、累計額又は累計回数が限度に達した
時点で、累計額及び累計回数をリセットすることが好ま
しく、これにより、不正利用者のカード利用のリスクを
最小化することができる。しかも、累計のリセットによ
り、正当な利用者のカード利用を実質的に妨げることが
ない。
【0020】通知書作成部15はまた、前回のリセット
後に受け付けた全ての代金支払請求データから「利用明
細通知書」を作成する。該「利用明細通知書」は、メー
リング部16から、インターネット2を介して各利用者
端末3に配信されるか、もしくは郵便又はFAX等の通
信手段を介して各利用者に通知される。「利用明細通知
書」は、累計額及び累計回数がリセットされたか否かに
かかわらず、所定期間毎に作成して、口座引落日の1週
間程度前に通知するようにしてもよい。
【0021】インターネット2を介して配信する場合、
「利用明細通知書」に「確認ボタン」及び「確認拒否ボ
タン」を組み込んで配信してもよい。この場合、利用者
端末3に表示された「利用明細通知書」中の「確認ボタ
ン」を利用者がクリックすると、「確認信号」が課金決
済管理システム1に返送され、一方、「確認拒否ボタ
ン」をクリックすると、「確認拒否信号」が課金決済管
理システム1に返送され、該システムは、他人によるカ
ードの不正利用が「利用明細通知書」に含まれていたも
のとして、代金支払請求受付部11に、その後の当該利
用者に関する代金支払請求データ及び利用承認確認の受
付を停止させる。引落期日(又はその前日)までに、
「確認信号」も「確認拒否信号」も返送されない場合
は、利用者が確認したものとして処理する。課金決済管
理システム1は、金融機関に対して、口座引落日に利用
者の口座から利用明細通知書に記載された累計の金額を
引き落とすよう通知し、金融機関は、口座引落を実行す
ると、その結果を課金決済管理システム1に通知する。
【0022】図1に示した課金決済管理システムの動作
は、上述の説明からも明らかであるが、該システムにお
いて実行される、ある利用者の利用累計額及び累計回数
の設定及びリセットに関する基本的動作について、図2
のフローチャートを参照して説明する。なお、累計限度
額及び累計限度回数をそれぞれ、Xmax及びKmaxで表す
ものとする。また、リセット後に代金支払請求受付部1
1において受け付ける代金支払請求の回数をK(ただ
し、K=0,1,2,……,Kmax−1,Kmax)で表
し、K回目に受け付ける代金支払請求データの請求金額
をx(K)、累計額をX(K) で表すものとする。
【0023】ステップS1において、限度設定部12
が、利用者から申し込まれた累計限度額Xmax及び累計
限度回数Kmaxを第2の記憶装置18に記憶し、累計リ
セット制御部14が、累計額及び累計回数をX(K)=0
及びK=0に初期化すなわちリセットする。これによ
り、代金支払請求受付部11による、該利用者に関する
代金支払請求の受付が可能となる。そして、ステップS
2において、累計リセット制御部14は、Kを1増分
(K=K+1)し、ステップS3において、代金支払請
求受付部11が、利用者のK回目の代金支払請求データ
の受付を待機する。K回目の代金支払請求データを受け
取ると、ステップS4において、累計部13は、第1の
記憶装置17の累計額X(K-1)を読み出して、該X(K-1)
に、代金支払請求データに含まれている利用額x(K) を
加算し、すなわち、X(K)=X(K-1)+x(K)の演算を行
い、累計額X(K)を更新する。
【0024】その後、ステップS5において、累計リセ
ット制御部14は、第1の記憶装置17に記憶された累
計額X(K)及び累計回数Kを、第2の記憶装置18に記
憶された限度額Xmax及び限度回数Kmaxとそれぞれ対比
する。対比の結果、累計額及び累計回数のいずれも限度
を超えていない場合、すなわち、X(K)≦Xmax及びK≦
Kmaxの場合、代金支払請求受付部11に代金支払請求
データの受付を指示するとともに、ステップS2に戻っ
て、第1の記憶装置7の累計回数をK=K+1して更新
し、そして、ステップS4において、新たな代金支払請
求データの到来を待機する。
【0025】ステップS5において、累計額が累計限度
額を超過したか、又は累計回数が累計限度回数を超過し
た場合、すなわち、X(K)>Xmax又はK>Kmaxの場
合、ステップS6に進み、累計リセット制御部14は、
代金支払請求受付部11に当該利用者の代金支払請求デ
ータを受け付けないように指示し、これにより、当該利
用者の代金支払請求受付が停止される。それとともに、
累計リセット制御部14は、通知書作成部15に対し
て、「代金支払請求受付停止通知書」を作成するよう指
示する。通知書作成部15は、ステップS7において、
「累計リセット請求ボタン」を組み込んだ「代金支払請
求受付停止通知書」を作成し、メーリング部16からイ
ンターネット2を介して利用者端末3に配信する。な
お、上記したように、「代金支払請求受付停止通知書」
は、郵送により、またはFAXにより、利用者に通知し
てもよい。
【0026】次いで、ステップS8において、累計リセ
ット制御部14は、利用者から「累計リセット請求」が
メーリング部16を介して返送されてきたか否か判定
し、「累計リセット請求」が返送されてくるまで待機す
る。「累計リセット請求」が返送されてきた場合には、
ステップS9において、第1の記憶装置17に記憶され
た累計額X(K)及び累計回数Kをゼロにクリアし、ステ
ップS10において、代金支払請求受付部11に受付停
止解除の指示を送る。これにより、代金支払請求受付部
11は、代金支払請求データの受信が可能となる。ステ
ップS10からステップS2に戻り、上記したステップ
S2〜S10を繰り返す。なお、必要に応じて、累計額
及び累計回数の一方にのみ限度を設けて、累計額又は累
計回数が限度に達したか否かのみを監視するようにして
もよい。
【0027】上記においては、累計額及び累計回数をリ
セットする場合に、課金決済管理システム1がインター
ネット2を介して利用者端末3と通信する例を説明した
が、利用者端末3とではなく、利用者がカードを使用し
た加盟店の端末4との間で通信を行い、利用者が加盟店
端末4から「累計リセット請求」を課金決済管理システ
ム1に通知してもよい。このようにすることにより、利
用者が加盟店でカードを使用しようとしたときに、その
時のカード使用により累計限度額又は累計限度回数を超
えてしまった場合、累計額又は累計回数をリセットする
ことができるので、直ちにカード使用が可能となり、よ
って、カードを実質的に連続使用可能とすることができ
る。
【0028】以上、図1及び図2を参照して、カード利
用に関する課金決済管理システム及びその動作について
説明したが、上記のシステムは、電話会社やインターネ
ット接続業者等が電子商取引決済の代金支払請求を電話
料金や接続料金等に上乗せして請求する場合の課金決済
管理システムとして適用できることは、明らかであろ
う。また、累計限度額までの他人による不正利用の被害
額について、「損害保証契約」を付与することも可能で
あり、この場合、累計限度額の申込時等に申し込むよう
設定することができる。
【0029】以上のように、本発明の課金決済管理シス
テムにおいては、カード等の正当な利用者であれば、利
用累計額及び累計回数のリセットを行うことができるの
で、累計限度額及び累計限度回数を比較的低い値に設定
することができる。したがって、他人による不正利用の
リスクを最小化でき、しかも、商品及び情報等の購入を
累計限度額及び累計限度回数に実質的に制限されること
なく行うことができる。よって、課金決済利用の利便性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の課金決済管理システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示した課金決済管理システムにおける動
作を説明するためのフローチャートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータによって管理される課金決
    済管理システムにおいて、 代金支払請求データ及び利用承認確認依頼を受け取る受
    付手段と、 受付手段が利用者毎の代金支払請求データを受け取る毎
    に、その請求額及び回数の少なくとも一方を利用者毎に
    累計して累計値を得る累計手段と、 累計手段により得られた累計値を記憶する第1の記憶手
    段と、 利用承認可能な代金支払請求の累計限度額及び累計限度
    回数の少なくとも一方である累計限度値を、利用者毎に
    設定する限度設定手段と、 限度設定手段により設定された利用者毎の累計限度値を
    記憶する第2の記憶手段と、 第1の記憶手段に記憶された累計値をリセットする累計
    リセット制御手段であって、第1の記憶手段に記憶され
    た利用者の累計値を第2の記憶手段に記憶された累計限
    度値と比較し、累計値が累計限度値を超えた時点で、当
    該利用者についての利用承認を停止するよう受付手段に
    指示するとともに、当該利用者から累計リセット請求を
    受け取ったときに、第1の記憶手段に記憶された累計値
    をリセットするよう構成された累計リセット制御手段
    と、 利用者に代金支払請求の受付内容に関する情報を提供す
    る情報提供手段とを備えていることを特徴とする課金決
    済管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の課金決済管理システムに
    おいて、限度設定手段は、利用者により選択される複数
    の限度値設定条件を備えていることを特徴とする課金決
    済管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の課金決済管理システムに
    おいて、限度設定手段は、利用者の自由設定により限度
    値が設定されるよう構成されていることを特徴とする課
    金決済管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれかに記載の課金決済
    管理システムにおいて、 該システムはさらに、累計限度値未満の所定の値に警報
    ラインを設定する手段を備え、 情報提供手段は、代金支払請求受付の累計値が累計限度
    値を超えた時点及び警報ライン以上になった時点で、そ
    の情報を当該利用者に通知するよう構成されていること
    を特徴とする課金決済管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の課金決済管理システムに
    おいて、 情報提供手段は、ネットワークを介して利用者又は加盟
    店の端末に、累計リセット請求ボタンを組み込んだ情報
    を配信するよう構成されており、 累計リセット手段は、利用者又は加盟店の端末に表示さ
    れた累計リセット請求ボタンを利用者がクリックするこ
    とにより返送される累計リセット請求を受け取ったとき
    に、当該利用者の累計値をリセットするよう構成されて
    いることを特徴とする課金決済管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれかに記載の課金決済
    管理システムにおいて、該システムはさらに、 他人による不正利用が判明した場合に、利用者名義のそ
    の後の代金支払請求の受付を停止する手段を備えている
    ことを特徴とする課金決済管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれかに記載の課金決済
    管理システムにおいて、限度値は少なくとも累計限度額
    を含み、該システムはさらに、 累計限度額までの他人による不正利用の被害額について
    損害補償契約を付保する手段を備えていることを特徴と
    する課金決済管理システム。
JP2000326663A 2000-10-26 2000-10-26 課金決済管理システム Pending JP2002133343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000326663A JP2002133343A (ja) 2000-10-26 2000-10-26 課金決済管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000326663A JP2002133343A (ja) 2000-10-26 2000-10-26 課金決済管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002133343A true JP2002133343A (ja) 2002-05-10

Family

ID=18803811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000326663A Pending JP2002133343A (ja) 2000-10-26 2000-10-26 課金決済管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002133343A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007048256A (ja) * 2005-07-14 2007-02-22 Sony Corp 認証システム、認証装置、認証方法及び認証プログラム
JP2007272408A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fujitsu Ltd カード特別利用許可方法
JP2014505305A (ja) * 2011-01-28 2014-02-27 ロイヤル カナディアン ミント 電子取引リスク管理
JP2019169033A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社日本総合研究所 カード決済システム
JP2022119665A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 株式会社佐山経済研究所 法人カード管理システム、方法及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05182040A (ja) * 1992-01-07 1993-07-23 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札システム
JPH08339407A (ja) * 1995-05-31 1996-12-24 At & T Ipm Corp トランザクションの認可および警告のシステム
JPH1027196A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 電子商取引決済システム
JPH1063721A (ja) * 1996-08-14 1998-03-06 Toshiba Corp カードとカード取引システムとカード補填方法とカード取引方法
JP2000029962A (ja) * 1998-07-08 2000-01-28 Ntt Data Corp データ処理システム及びその構成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05182040A (ja) * 1992-01-07 1993-07-23 Nippon Signal Co Ltd:The 自動改札システム
JPH08339407A (ja) * 1995-05-31 1996-12-24 At & T Ipm Corp トランザクションの認可および警告のシステム
JPH1027196A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 電子商取引決済システム
JPH1063721A (ja) * 1996-08-14 1998-03-06 Toshiba Corp カードとカード取引システムとカード補填方法とカード取引方法
JP2000029962A (ja) * 1998-07-08 2000-01-28 Ntt Data Corp データ処理システム及びその構成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007048256A (ja) * 2005-07-14 2007-02-22 Sony Corp 認証システム、認証装置、認証方法及び認証プログラム
US8555334B2 (en) 2005-07-14 2013-10-08 Sony Corporation Authentication system, authentication apparatus, authentication method and authentication program
JP2007272408A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Fujitsu Ltd カード特別利用許可方法
JP2014505305A (ja) * 2011-01-28 2014-02-27 ロイヤル カナディアン ミント 電子取引リスク管理
JP2019169033A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社日本総合研究所 カード決済システム
JP7109952B2 (ja) 2018-03-26 2022-08-01 株式会社日本総合研究所 カード決済システム
JP2022119665A (ja) * 2021-02-04 2022-08-17 株式会社佐山経済研究所 法人カード管理システム、方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7970646B2 (en) Apparatus and method for providing and/or for fulfilling subscription services
US20040006536A1 (en) Electronic money system
US20020026423A1 (en) Automated usage-independent and location-independent agent-based incentive method and system for customer retention
US20010014878A1 (en) Transaction method and apparatus
US20120036045A1 (en) Methods and Systems for Reserving and Completing Purchases
KR100773918B1 (ko) 모바일 전자지갑의 결제기능을 이용한 대금 청구 및 납부서비스 방법 및 그 시스템
AU2010276048A1 (en) Systems and methods for reducing the unauthorized resale of event tickets
JP2014126959A (ja) チケット処理システム、チケット処理システムの制御方法、及びプログラム
US20020035479A1 (en) Access contract changing method for automatically changing an access contract between a prepaid contract and a postpaid contract
TWI637335B (zh) Id管理裝置、id管理方法、及id管理程式
US20090216651A1 (en) Dispensing valuable media
JP2002133332A (ja) 支払取引の決済管理システム
US7031940B2 (en) Charge collecting system and program for controlling the same
US20030018544A1 (en) Electronic commerce providing system having orderer authenticating function
JP2005519402A (ja) 支払カード及び方法
JP2003108904A (ja) 返金代行方法及び返金代行システム
JP2002133343A (ja) 課金決済管理システム
WO2007004794A1 (en) Offer method of total finance service in ubiquitous environment and system for the same
KR20190090520A (ko) 암호 화폐 지갑 기반의 암호 화폐 거래 시스템 및 방법
JP2002269354A (ja) クレジットカード利用方法
KR20020034001A (ko) 네트워크를 통한 대납 서비스 제공 시스템 및 그 방법
JP2002312582A (ja) 電子書面交付システム、電子書面交付システムにおける特典付与方法およびプログラム
KR20020034288A (ko) 인터넷을 이용한 요금 청구 및 수납 시스템 및 그 방법
JP7398188B2 (ja) 仮想通貨を含むいずれかの通貨による定期払い料金の保証・補償システム
US20020091647A1 (en) Security system for commercial transactions via the Internet or other communications networks