JP2002132844A

JP2002132844A - Ｃａｄ図面配信システム

Info

Publication number: JP2002132844A
Application number: JP2000326104A
Authority: JP
Inventors: Daisuke Tanaka; 大助田中
Original assignee: E Kensetsucom Kk; Kensetsu Com Kk E
Current assignee: E Kensetsucom Kk; Kensetsu Com Kk E
Priority date: 2000-10-25
Filing date: 2000-10-25
Publication date: 2002-05-10

Abstract

(57)【要約】【課題】インターネット等を用いて、利用者が、建築用
等のＣＡＤ図面を再利用しやすい形態で配信することが
できるシステムの提供。【解決手段】インターネットに接続されたサーバ１１０
内に建築用ＣＡＤ図面のデータベース１１２を構築す
る。このデータベース１１２に対して、ユーザは、ブラ
ウザを実装した各端末１３２，１３４からアクセスし
て、所望の建築用ＣＡＤ図面を入手する。データベース
１１２内に建築用のＣＡＤ図面を格納するときにレイヤ
ごとに細分化して、レイヤの名前や表示する色等を標準
化し、各図面ごとに分類して、図面データベースを構築
している。ユーザは、データベースから図面をダウンロ
ードするときに、レイヤ毎に設定を変更することによ
り、所望の設定に変換して手に入れることができるの
で、再利用することが容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、建築用等のＣＡＤ
図面データを配信するためのシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、作成した建築用等のＣＡＤ図
面を再使用しようとする試みは、色々行われている。こ
れは、ＣＡＤ図面を再利用することにより、同じ様な図
面を何度も新たに作成することを無くして、効率を高め
ようとするものである。しかし、実際には、同じ会社内
でも、ＣＡＤ図面の再利用を行うことは、なかなか行わ
れていない。これは、例えば建築用ＣＡＤ図面の標準化
があまり行われておらず、様々な形式の図面作成が行わ
れていることも、再利用を妨げている理由の１つであ
る。特に、個人の設計事務所では、再利用できる図面が
少ないこともあって、再利用は行われていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、イン
ターネット等を用いて、利用者が、建築用等のＣＡＤ図
面を再利用しやすい形態で配信することができるシステ
ムを提供することである。

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レイヤに細分化したＣＡＤ図面によるデ
ータベースを有しており、前記端末から、レイヤごとに
設定を指定することができ、前記データベースから前記
ＣＡＤ図面を端末に送信するときに、前記レイヤ毎の設
定により変換を行うことを特徴とするＣＡＤ図面配信シ
ステムである。レイヤごとの設定指定は、ユーザごとに
登録することができ、ユーザは、端末からダウンロード
ごとに前記ＣＡＤ図面の設定を指定する必要がないよう
にすることができる。また、前記ＣＡＤ図面は、その図
面に関連した広告等の情報を記載したレイヤを含むよう
にすることもできる。

【０００４】

【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、図面を参照
して詳細に説明する。図１は、本発明の実施形態のシス
テム構成を示す図である。本発明は、インターネットに
接続されたサーバ１１０内に建築用ＣＡＤ図面のデータ
ベース１１２を構築する。このデータベース１１２に対
して、ユーザは、ブラウザを実装した各端末１３２，１
３４からアクセスして、所望の建築用ＣＡＤ図面を入手
するものである。本システムにおいては、データベース
１１２内に建築用のＣＡＤ図面を格納するときには、な
るべく細かくレイヤごとに細分化して、レイヤの名前や
表示する色等を標準化し、各図面ごとに分類して、図面
データベースを構築している。各ユーザが、それぞれの
端末１３２，１３４からサーバ１１０に接続してどの様
に、所望のＣＡＤ図面を入手するのかを図２〜図７を用
いて詳しく説明する。図２は、ユーザが端末１３２，１
３４から、このシステムにアクセスして、所望のＣＡＤ
図面を得るための画面遷移図を示している。図２を中心
に、以下説明する。

【０００５】図２において、このシステムにアクセスす
ると、まず、会員のＩＤおよびパスワードを入力する画
面が表示される（Ｓ１０２）ので、会員のＩＤおよびパ
スワードを入力する。正しいＩＤおよびパスワードが入
力されると、このシステムへのログインができ、メイン
・メニュー画面が表示される（Ｓ１０４）。ＣＡＤ図面
を入手するために、「図面ダウンロード」を選択する
と、ＣＡＤ図面を入手するためのメニュー画面が表示さ
れる（Ｓ１０５）。このＣＡＤ画面を入手できるシステ
ムのメニューには、「図面検索」，「図面コンバート設
定」，「バスケット内容表示」，「サービス説明」等が
ある。

【０００６】「サービス説明」を選択すると、このＣＡ
Ｄ図面を入手できるシステムの説明画面が表示され（Ｓ
１０８）、このシステムの説明のための目次が表示され
る。目次の項目を選択すると、それぞれの項目について
の説明が表示される。例えば、「図面買います」の項目
を選択すると、これについての説明画面が表示される
（Ｓ１１８）。なお、この画面で、「買い入れ価格見本
表」をクリックすると、見本図面が表示されるとととも
に、買い入れ価格も表示される（Ｓ１２０）。

【０００７】メニュー画面（Ｓ１０５）で図面検索を指
定すると、図面検索画面が表示される（Ｓ１０６）。こ
の画面では、建築用ＣＡＤ画面のデータベース内を検索
するための、例えば、部位名称，建物要素等の分類項目
の一覧が表示される。この分類項目の内所望の項目をチ
ェックして「検索実行」ボタンをクリックすると、検索
結果表示画面が表示される（Ｓ１１４）。この検索結果
表示画面では、チェックした項目により検索されたＣＡ
Ｄ図面の一覧が表示されている。この画面で、ＣＡＤ画
面を指定して、「詳細」ボタンをクリックすると、指定
された図面が表示される（Ｓ１１６）。検索結果の図面
を見て、所望の図面である場合は、「バスケットに入れ
る」をクリックして、この図面をダウンロードするため
にバスケットに入れる。

【０００８】所望の図面を全て検索してバスケット内に
入れた後、メニュー画面（Ｓ１０５）の「バスケット内
容表示」ボタンをクリックすると、バスケットの内容が
表示される画面となる（Ｓ１１２）。ここでも、「詳
細」ボタンをクリックすることで、図面を表示すること
ができる（Ｓ１１６）。また、図面を指定してから「バ
スケットから削除」をクリックすることにより、バスケ
ット内の図面を削除することもできる。バスケット内の
図面を端末側にダウンロードするためには、「ダウンロ
ード」ボタンをクリックする。

【０００９】さて、検索結果の図面における設定を、所
望の設定に変換するためには、ダウンロードする前に、
メニュー画面（Ｓ１０５）で、「図面コンバート設定」
を選択する。これにより、図面コンバード設定画面が表
示される（Ｓ１１０）。これを図３に示したコンバード
設定画面３００を用いて説明する。まず、データベース
１１２に蓄積されている図面データについて説明する。
図面データは、前に述べたように、各レイヤに細分化し
てデータベース１１２に蓄積されている。このレイヤに
は、文字が書き込まれている文字レイヤ（ＭＯＪＩ）、
寸法線の寸法レイヤ（ＳＵＮＰＯ）、コンクリート構造
物が書き込まれているコンクリート・レイヤ（ＣＯ
Ｎ）、コンクリート断面のハッチが書き込まれているコ
ンクリート断面ハッチ・レイヤ（ＣＯＮ−Ｈ）、鉄の断
面やその断面のハッチが書き込まれているスチール断面
（ＳＴＥＥＬ）やスチール断面ハッチ（ＳＴＥＥＬ−
Ｈ）等がある。上述した画面の各レイヤには、それぞれ
名前（上記の括弧内）や表示する色が標準的に設定され
ており、これらをダウンロードする際に、この設定画面
により設定するものに変更することができる。レイヤ名
を同じとすることで、レイヤ同士を結合することもでき
る。

【００１０】図３における設定は、まず、ファイル形式
の選択から始まる。これは、「ダウンロードする図面の
ファイル形式を選択してください。」の下にある、各フ
ァイル形式の前のラジオボタンを指定することで行う。
さて、データベース内に格納してあるＣＡＤ図面のレイ
ヤ名の変更や表示する色を変更するためには、図３にお
いて、各レイヤ毎に所望のレイヤ名や表示する色を指定
する必要がある（３１２参照）。この指定の具体例を図
４に示す。図４（ａ）に示したデータベース内の図面お
いて、レイヤ名「ＭＯＪＩ」のレイヤで表示の色が「Ｃ
ＹＡＮ」（青）であるものが、図３の指定により、この
図面のダウンロード後は図４（ｂ）に示すように、レイ
ヤ名「ｌａｙｅｒ」で表示の色が「ＲＥＤ」（赤）とな
ることを示している。（なお、図面には色は表示できな
いので、図４（ａ），（ｂ）の両図では区別できな
い。）

【００１１】また、各線種毎にもレイヤが割り当てられ
ており、このレイヤに対して別の線種を割り当てること
により、線種を変更することもできる。この線種ごとの
レイヤには、例えば、中線レイヤ（ＴＹＵＵＳＥＮ）、
細線レイヤ（ＨＯＳＯＳＥＮ）、極細線（ＧＯＫＵＨＯ
ＳＯ）、破線レイヤ（ＨＡＳＥＮ）、細かい破線のレイ
ヤ（ＴＥＮＳＥＮ）、一点鎖線レイヤ（１ＴＥＮ）、二
点鎖線レイヤ（２ＴＥＮ）、点レイヤ（ＴＥＮ）があ
る。なお、上記の括弧内は標準の名前であり、図３に示
した例では、中線や細線、極細線、点は、線種を変更す
ることができない。この線種の変更の具体例を図５に示
す。図５は、図３のレイヤの設定３１０で、線種を設定
して、線種を変更する例である。即ち、破線（細かい）
のレイヤ（ＴＥＮＳＥＮ）で、レイヤ線種をＤＯＴＴＥ
Ｄ２（破線（細かい））からＣＥＮＴＥＲ（一点鎖線）
に変更する（３１４参照）例を示している。図５（ａ）
は、データベースに格納されている標準の図面を示して
いる。図５（ａ）（１）は、拡大した所４２２で示すよ
うに、ＴＥＮＳＥＮレイヤの線種を示し、図５（ａ）
（２）では、点線レイヤの線種が破線であること（４２
４参照）を示している。図５（ｂ）は、図３の設定画面
（３１４参照）で設定して、このシステムからダウンロ
ードした図を示している。図５（ｂ）（１）の拡大した
所４２６で示すように、一点鎖線に変更されており、図
５（ｂ）（２）で、そのレイヤで線種も変更されている
（４２８参照）ことを示している。

【００１２】また、文字レイヤや寸法レイヤにおける文
字のフォントも設定することができる。これは、図３の
画面３００における「文字スタイルを設定して下さい」
３２０で文字レイヤや寸法レイヤごとに指定することに
より、半角文字や全角文字に対する標準フォントである
ｒｏｍａｎやｅｘｔｆｏｎｔを所望のフォントに設定す
ることができる。図６は、文字フォントを変更した例を
示す。図６（ａ）は、データベース内の図面で標準とし
て、半角文字に対するフォント（ｓｈｘフォント）には
ｒｏｍａｎｓを、全角文字に対するフォントにはｅｘｔ
ｆｏｎｔを指定している例を示している。図６（ａ）
（１）は表示例、図６（ａ）（２）はレイヤにおける指
定（４３２参照）を示している。これを図３の指定（３
２０参照）により、図６（ｂ）に示すように、ダウンロ
ード後には変更される。図６（ｂ）（１）は表示例、図
６（ｂ）（２）はレイヤにおけるフォント指定例（半角
はｉｔａｌｉｃ：イタリック、全角はｂｉｇｆｏｎｔ）
（４３４参照）を示している。

【００１３】図面に使用している文字列も変更すること
ができる。図３において、「文字列を置き換えます」の
下の欄３３０で、「対象文字列」および「置き換え文字
列」を指定することにより行う。図３では、「伸縮」を
「伸び縮み」に、「ポリスチレン」を「ビニール」に変
換する例が示されている。これを具体的に示したのが図
７である。図７（ａ）はデータベース内にある図面であ
り、図７（ｂ）は、図３の様に設定した後に、ダウンロ
ードした図面を示している。図７（ａ）における文字列
「伸縮ピン」４４２および「ポリスチレンフォーム」４
４４が、ダウンロード後図７（ｂ）に示すように、「伸
び縮みピン」４４６および「ビニールフォーム」４４８
に変換されている。

【００１４】さて、図３で設定した変換の指定は、文字
列に関してはボタン３４０で、他の指定に関してはボタ
ン３５０で、マイレイヤ（Ｍｙレイヤ）として登録する
ことができる。この登録は会員ＩＤに対応して行われ
る。このため、次のログインの時に変更が必要でない場
合、再度指定を行う必要はなく、ここで登録した指定に
より、ダウンロード対象図面は変換される。この登録し
た設定を「Ｍｙレイヤ呼び出し」ボタン３７０で呼び出
して、訂正することができる。また、設定した項目を全
て標準に戻すことも「標準レイヤに戻す」ボタン３６０
により可能である。また、スケールを設定することもで
きる（３８０参照）。

【００１５】図２の画面遷移図に戻り、上述のように、
必要に応じて変換指定後、「ダウンロード」ボタンをク
リックして（Ｓ１１２）、ダウンロードを行うと、確認
画面が表示されて（Ｓ１２２）、指定された変換を行っ
たＣＡＤ画面を端末に格納することができる。

【００１６】上述のＣＡＤ図面に、広告やカタログ等の
関連する情報を記載しているレイヤを含むようにするこ
ともできる。これは、所望のＣＡＤ図面をユーザに対し
て送信するときに、その図面に関連する広告やカタログ
等の情報を、広告等の情報データベースから選択し、送
信する図面に対して、特定のレイヤとして付加して送信
することで、実現することができる。広告やカタログ等
の関連情報のレイヤは、このレイヤを含んだＣＡＤ図面
を送信するとき、見えないように指定しておく。この広
告やカタログ等の関連情報を含むＣＡＤ図面を得たユー
ザは、所望のときに、カタログ等の関連情報のレイヤの
みを見えるように指定することにより、関連情報を見る
ことができる。なお、この広告やカタログ等の関連情報
は、ＣＡＤ図面のそれぞれに、データベースに格納する
ときに特定のレイヤとして付加しておくこともできる。

【００１７】この様にして、本発明は、多数の図面から
検索して所望の図面を選択し、所望の設定に変換して手
に入れることができるので、再利用することが容易にで
きる。本発明に関するプログラムを格納した記憶媒体か
ら、プログラムをシステムで読み出して実行することに
より、本発明の構成をサーバ上に実現することができ
る。この記録媒体には、フロッピー（登録商標）・ディ
スク、ＣＤ−ＲＯＭ、磁気テープ、ＲＯＭカセット等が
ある。

【００１８】

【発明の効果】上述の本発明により、ユーザは、多数の
図面の中から所望のＣＡＤ図面を、所望の形態で得るこ
とができるので、新規の図面を作成するときに、一から
作成する必要がなくなる場合が多くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム構成の例を示す図である。

【図２】本発明のシステムの画面遷移を示す図である。

【図３】本発明の図面に対する変換の指定を行う画面を
示す図である。

【図４】レイヤの変換を示す図である。

【図５】線種の変換を示す図である。

【図６】フォントの変換を示す図である。

【図７】文字列の置換を示す図である

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】端末を接続したＣＡＤ図面配信システム
であって、レイヤに細分化したＣＡＤ図面によるデータベースを有
しており、前記端末から、レイヤごとに設定を指定することがで
き、前記データベースから前記ＣＡＤ図面を端末に送信する
ときに、前記レイヤ毎の設定により変換を行うことを特
徴とするＣＡＤ図面配信システム。
【請求項２】請求項１記載のＣＡＤ図面配信システム
において、レイヤごとの設定指定は、ユーザごとに登録することが
でき、ユーザは、端末からダウンロードごとに前記ＣＡＤ図面
の設定を指定する必要がないことを特徴とするＣＡＤ図
面配信システム。
【請求項３】請求項１又は２記載のＣＡＤ図面配信シ
ステムにおいて、前記ＣＡＤ図面は、その図面に関連した情報を記載した
レイヤを含むことを特徴とするＣＡＤ図面配信システ
ム。