JP2002129802A - 車両用ドアロックアクチュエータ - Google Patents

車両用ドアロックアクチュエータ

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JP2002129802A
JP2002129802A JP2000324910A JP2000324910A JP2002129802A JP 2002129802 A JP2002129802 A JP 2002129802A JP 2000324910 A JP2000324910 A JP 2000324910A JP 2000324910 A JP2000324910 A JP 2000324910A JP 2002129802 A JP2002129802 A JP 2002129802A
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lever
knob
operating
door lock
vehicle
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Application number
JP2000324910A
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English (en)
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Fumio Kobayashi
二三雄 小林
Ryoji Shimura
良治 志村
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スーパーロック機能を有する車両用ドアロッ
クアクチュエータにおいて、部品点数を少なくして、構
成の単純化を図る。 【解決手段】 ドアロック本体1に連結される作動レバ
ー20に係脱レバー28を支持し、この係脱レバー28
を、車内側に設けられたロックノブの操作力が伝達され
るノブレバー16に係合することにより、作動レバー2
0とノブレバー16との操作力を相互に伝達可能にする
連係位置と、ノブレバー16から離脱することにより、
ノブレバー16から作動レバー20への解錠操作力を伝
達不能にする離脱位置とに移動可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアロック
アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ドアロックアクチュエータとして
は、例えば、特開平9−195601号公報に示されて
いるように、車外からキーレスエントリー等のリモコン
操作によりスーパーロック用モータを作動させて、ドア
ロック装置を施錠状態にするとともに、車室内に設けた
ロックノブを不正に解錠操作しても、これを空振りさせ
て、ドアロック装置の不正解錠を防止する、いわゆるス
ーパーロック機能を有するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
車両用ドアロックアクチュエータにおいては、ドアロッ
ク装置を施錠状態及び解錠状態とするロック作動レバー
と、ロックノブの操作力が伝達されるフリーレバーと、
ロック作動レバーとフリーレバーとを連結する連結レバ
ーと、フリーレバーと連結レバーとを連結するピンと、
フリーレバーからロック作動レバーへ解錠操作力を伝達
可能及び伝達不能に切替連係するスーパーロックレバー
とから構成されているため、部品点数が多く構成が複雑
である。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、部品点数を少なくして、構成の単純化
を図ることができるようにした車両用ドアロックアクチ
ュエータを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 車内側に設けられたロックノブの操作力が伝達さ
れるノブレバーと、ドアロック本体を解錠状態とする解
錠位置と施錠状態とする施錠位置とに移動可能な作動レ
バーと、該作動レバーに支持され、かつ前記ノブレバー
に係合することにより、前記作動レバーとノブレバーと
の操作力を相互に伝達可能にする連係位置と、前記ノブ
レバーから離脱することにより、前記ノブレバーから前
記作動レバーへの解錠操作力を伝達不能にする離脱位置
とに移動可能な係脱レバーと、スーパーロック用モータ
により、前記係脱レバーを連係位置とする解除位置と離
脱位置とするスーパーロック位置とに移動可動な切替レ
バーとを備える。
【0006】(2) 上記(1)項において、ノブレバーと
作動レバーとを、同軸上に回動可能に設ける。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、ノ
ブレバーが、作動レバーに設けられた長孔に摺動可能に
係合し、かつ施錠位置から解錠位置への回動により、離
脱位置にある係脱レバーに対して空振りするとともに、
前記長孔内を摺動することにより前記作動レバーに対し
ても空振りし、前記作動レバーに解錠操作力を伝達不能
とし、さらに、連係位置にある前記係脱レバーに係合す
ることにより、前記作動レバーに解錠操作力を伝達可能
とする突部を有する。
【0008】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、作動レバーを、車外側に設けられたキーシリンダー
の操作力が伝達されうるように連係し、係脱レバーを、
前記作動レバーの施錠位置においてスーパーロック位置
にある切替レバーに係合させて離脱位置に保持し、また
前記作動レバーの施錠位置から解錠位置への移動により
前記切替レバーから離脱させて、前記係脱レバーを離脱
位置から連係位置へ移動させうるようにする。
【0009】(5) 上記(4)項において、係脱レバー
を、ばねによって離脱位置から連係位置へ向けて付勢す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図1にお
ける左方を自動車の「車内側」、右方を「車外側」、図
2における左方を「前方」、右方を「後方」とする。
【0011】(1)は、自動車におけるドアのサイドパネ
ルに複数のボルト(図示略)をもって固定されるドアロッ
ク本体で、そのボディ(2)内部には、噛合機構として、
ドアの開閉に伴って、車体側に固着されたストライカ
(図示略)と係脱可能なラッチ(図示略)と、ラッチに係合
することにより、ラッチの回動を阻止して、ドアを閉止
位置に拘束する係合部材(図示略)とが、それぞれ回動可
能に収容されている。
【0012】(3)は、ボディ(2)の前面に枢着され、か
つ係合部材と一体的に回動可能なオープンレバーで、オ
ープン方向(図1において時計方向)に回動されること
により、係合部材とラッチとの係合を解除して、ドアを
開くことができる。
【0013】(4)は、ボディ(2)の前面に、軸(5)をも
って枢着されたアウトサイドレバーで、車外側の端部
が、ロッド(図示略)を介して、ドアの車外側に設けられ
た車外側ハンドル(図示略)に連結され、車外側ハンドル
の開扉操作によって、オープン方向(図1において時計
方向)に回動する。
【0014】(6)は、ドアロック本体(1)を施錠状態及
び解錠状態とする施解錠機構で、ボディ(2)の前面に軸
(7)をもって枢着され、かつ連結孔(8a)がドアの車外側
に設けられたキーシリンダ(図示略)にロッド(図示略)を
介して連結される第1キーレバー(8)と、第1キーレバ
ー(8)と同軸(7)上に枢着されるとともに、第1キーレ
バー(8)と所定の遊びを介して連係され、ドアの車内側
に設けられたロックノブ(図示略)の操作力が入力されう
る第2キーレバー(9)と、上部がアウトサイドレバー
(4)に枢着され、かつ下部が長孔(10a)を介して第2キ
ーレバー(9)に設けられた突起(9a)に摺動自在に係合し
たサブレバー(10)とから構成されている。
【0015】サブレバー(10)は、アウトサイドレバー
(4)のオープン作動により下方に移動されるとともに、
オープンレバー(3)に設けられた係合部(3a)に係脱可能
な解除部(10b)を有している。
【0016】施解錠機構(6)の施錠状態においては、第
2キーレバー(9)及びサブレバー(10)は、それぞれ図1
に示す施錠位置にあって、車外側ハンドルの開扉操作に
より、アウトサイドレバー(4)を介して、サブレバー(1
0)を下方に移動させても、サブレバー(10)の解除部(10
b)が、オープンレバー(3)の係合部(3a)に空振りして、
ドアを開けることができない。
【0017】施解錠機構(6)の施錠状態において、キー
シリンダが解錠操作されると、第1キーレバー(8)を介
して、第2キーレバー(9)を施錠位置より所定量時計方
向に回動した解錠位置に、またサブレバー(10)が施錠位
置より所定量反時計方向に回動した解錠位置に、それぞ
れ移動させて、施解錠機構(6)を解錠状態とすることが
できる。
【0018】施解錠機構(6)の解錠状態においては、車
外側ハンドルの開扉操作により、アウトサイドレバー
(4)を介して、サブレバー(10)を下方に移動させること
により、サブレバー(10)の解除部(10b)が、オープンレ
バー(3)の係合部(3a)に係合して、オープンレバー(3)
をオープン方向に回動させて、ドアを開けることができ
る。
【0019】(11)は、ドアロック本体(1)に取り付けら
れる車両用ドアロックアクチュエータで、ドアロック本
体(1)のベースプレート(12)に固定されるハウジング(1
3)内には、施解錠用モータ(14)とスーパーロック用モー
タ(15)とが配設されている。(13a)は、ハウジング(13)
を閉塞するカバーである。なお、図2は、ハウジング(1
3)内の内部構造を説明するため、カバー(13b)を外して
示している。
【0020】運転席近傍に設けられた操作スイッチの操
作により、施解錠用モータ(14)は、予め定められた方向
に回転し、また、キー等に組み込まれたリモコンスイッ
チの操作により、施解錠用モータ(14)及びスーパーロッ
ク用モータ(15)は、予め定められた方向に回転するよう
に制御されている。
【0021】(16)は、ハウジング(13)に軸(17)をもって
枢着され、ロックノブからの操作力を伝達可能なノブレ
バーで、ハウジング(13)外に配設され、かつ遊端部に設
けられた連結孔(18a)が連結部材(図示略)を介してロッ
クノブに連結される第1ノブレバー(18)と、ハウジング
(13)内に配設され、かつ第1ノブレバー(18)と一体に回
動しうるように軸(17)に嵌着された第2ノブレバー(19)
とを有している。第2ノブレバー(19)の遊端部には、前
方に突出する突部(19a)が設けられている。
【0022】ノブレバー(16)は、ロックノブの施錠、解
錠操作により、図2に示す施錠位置と、施錠位置から反
時計方向に所定量回動した図3に示す解錠位置とに移動
可能である。
【0023】(20)は、ノブレバー(16)と同軸上の軸(21)
をもってハウジング(13)に枢着され、施解錠機構(6)と
相互に操作力を伝達しうる作動レバーで、ハウジング(1
3)外に配設され、かつ遊端部に枢着されたリンク(22)を
介して、施解錠機構(6)の第2キーレバー(9)の連結部
(9b)に連結される第1作動レバー(23)と、ハウジング(1
3)内に配設され、第1作動レバー(23)と一体に回動しう
るように軸(21)に嵌着された第2作動レバー(24)とを有
している。
【0024】第2作動レバー(24)の遊端部には、軸(21)
を中心とする円弧状の長孔(24a)が設けられている。こ
の長孔(24a)には、第2ノブレバー(19)の突部(19a)が、
ロックノブの操作によりノブレバー(16)が解錠方向に移
動された場合は、作動レバー(20)に解錠操作力を伝達さ
せないように長孔(24a)内を空振り摺動し、また同じく
施錠方向に回動された場合は、作動レバー(20)に施錠操
作力を伝達しうるように長孔(24a)の上端に係合しうる
ように嵌合されている。
【0025】(24b)は、第2作動レバー(24)の遊端部か
ら弓形状に延出された弾性アーム部で、その先端がハウ
ジング(13)に設けられたカム部(13b)に弾接することに
より、その弾圧力により作動レバー(20)を施錠位置及び
解錠位置に保持する。
【0026】(25)は、ハウジング(13)に枢着され、かつ
施解錠用モータ(14)の回転により正逆回転可能なウォー
ムホイール、(26)は、ウォームホイール(25)を中立位置
に付勢するばね、(27)は、作動レバー(20)とウォームホ
イール(25)との間に配設されるリンクである。
【0027】リンク(27)は、上端部が軸(27a)をもって
作動レバー(20)の軸孔(24c)に枢着され、かつ下端部の
突部(27b)が、ウォームホイール(25)の側面に形成され
た円弧溝(25a)に摺動可能に係合されて、ウォームホイ
ール(25)の中立位置からの回転によって上下動されるこ
とにより、作動レバー(20)を施錠位置及び解錠位置に移
動させることができる。
【0028】リンク(27)の突部(27b)は、円弧溝(25a)
に、作動レバー(20)が施錠位置にあるときは解錠方向
に、また作動レバー(20)が解錠位置にあるときは施錠方
向に、それぞれ作動レバー(20)の施解錠ストロークに相
当する遊びが有するように摺動可能に係合されている。
【0029】(28)は、下端部が軸(27a)をもって作動レ
バー(20)に枢着された係脱レバーで、上縁には、ノブレ
バー(16)からの解錠操作力を作動レバー(20)に伝達可能
及び伝達不能にするように、ノブレバー(16)の突部(19
a)と係脱可能な軸(27a)を中心とする円弧状の係合部(28
a)が設けられている。
【0030】係脱レバー(28)は、図2に示すように、突
部(19a)が係合部(28a)に係合して、ノブレバー(16)から
の解錠操作力を作動レバー(20)に伝達可能にする連係位
置と、図4に示すように、係合部(28a)が突部(19a)から
離脱して、ノブレバー(16)からの解錠操作力を作動レバ
ー(20)に伝達不能にする離脱位置とに移動可能である。
【0031】(29)は、係脱レバー(28)を連係位置に向け
て付勢するばねで、軸(21)に巻装されるとともに、一端
が作動レバー(20)に、他端が係脱レバー(28)に係合され
ている。
【0032】(30)は、ハウジング(13)に軸(31)をもって
枢着された切替レバーで、上縁には、スーパーロック用
モータ(15)の回転軸に固着されたウォーム(15a)に噛合
する歯部(30a)が、また下端部には、係脱レバー(28)に
設けられた係合部(28b)に係脱可能なピン状の押部(30b)
が、それぞれ設けられている。
【0033】切替レバー(30)は、スーパーロック用モー
タ(15)の回転によって、主に図2に示すように、係脱レ
バー(28)を連係位置にさせる解除位置と、主に図4に示
すように、押部(30b)が係合部(28b)に係合して、係脱レ
バー(28)を離脱位置に保持するスーパーロック位置とに
移動可能である。
【0034】係脱レバー(28)の係合部(28b)は、作動レ
バー(20)が施錠位置にあるとき、切替レバー(30)の押部
(30b)と係合可能で、かつ作動レバー(20)が解錠位置に
移動することにより、押部(30b)の移動軌跡外に移動し
て、押部(30b)から離脱するようになっている。
【0035】次に、以上の実施形態の構造よりなる車両
用ドアロックアクチュエータの作動について説明する。
図3に示すように、作動レバー(20)及びノブレバー(16)
が解錠位置にある解錠状態においては、施解錠機構(6)
は解錠状態にあり、車外側ハンドルまたは車内側ハンド
ルの操作により、ドアを開けることができる。
【0036】解錠状態において、車内の操作スイッチの
施錠操作により、施解錠用モータ(14)を所定の方向に回
転させると、ウォームホイール(25)が時計方向に回動さ
れてリンク(27)が上方に移動されることにより、係脱レ
バー(28)の係合部(28a)がノブレバー(16)の突部(19a)に
係合して、ノブレバー(16)及び作動レバー(20)は、それ
ぞれ図2に示す施錠位置に移動される。
【0037】解錠状態において、車内からロックノブが
施錠操作されると、ノブレバー(16)の突部(19a)が作動
レバー(20)の長孔(24a)の上端に係合することにより、
ノブレバー(16)及び作動レバー(20)は、施錠位置に移動
される。
【0038】解錠状態において、車外からキーシリンダ
が施錠操作されると、ドアロック本体(1)の施解錠機構
(6)、リンク(22)を介して、ノブレバー(16)及び作動レ
バー(20)は、それぞれ施錠位置に移動される。
【0039】図2に示すように、ノブレバー(16)及び作
動レバー(20)が施錠位置にある施錠状態においては、施
解錠機構(6)が施錠状態にあり、車外側ハンドル及び車
内側ハンドルが操作されても、ドアを開けることができ
ない。
【0040】施錠状態において、車内からロックノブが
解錠操作されると、ノブレバー(16)の突部(19a)が係脱
レバー(28)の係合部(28a)に係合することにより、ノブ
レバー(16)及び作動レバー(20)を施錠位置から解錠位置
に移動させて、施解錠機構(6)を解錠状態とすることが
できる。
【0041】解錠状態において、車外からリモコンスイ
ッチが操作されると、施解錠用モータ(14)により、ウォ
ームホイール(25)及びリンク(27)を介して、ノブレバー
(16)及び作動レバー(20)を解錠位置から施錠位置に移動
させて、施解錠機構(6)を施錠状態とした後、スーパー
ロック用モータ(15)により、切替レバー(30)を解除位置
からスーパーロック位置に移動させて、押部(30b)と係
合部(28b)との係合により、係脱レバー(28)を、図4に
示すように離脱位置に移動させて、スーパーロック状態
とすることができる。
【0042】スーパーロック状態においては、係脱レバ
ー(28)の係合部(28a)が、ノブレバー(16)の突部(19a)の
移動軌跡外にあるため、ロックノブの解錠操作により、
ノブレバー(16)が施錠位置から解錠位置に移動されて
も、図5に示すように、突部(19a)が係合部(28a)を空振
りして長孔(24a)を摺動して、ノブレバー(16)からの解
錠操作力を作動レバー(20)に伝達させることができな
い。したがって、不正行為によって、ロックノブが解錠
操作されても、施解錠機構(6)を解錠状態にさせてドア
を開けることができない。
【0043】スーパーロック状態において、リモコンス
イッチが解錠操作されると、スーパーロック用モータ(1
5)により、切替レバー(30)をスーパーロック位置から解
除位置に移動させることにより、係脱レバー(28)は、ば
ね(29)の付勢力により連係位置に移動され、図2に示す
施錠状態となる。次いで、施解錠用モータ(14)により、
ウォームホイール(25)及びリンク(27)を介して、ノブレ
バー(16)及び作動レバー(20)を解錠位置に移動させる。
【0044】スーパーロック状態において、車外からキ
ーシリンダが解錠操作されると、ノブレバー(16)及び作
動レバー(20)は、施解錠機構(6)及びリンク(22)を介し
て、図6に示すように、施錠位置から解錠位置に移動す
るとともに、係脱レバー(28)は、係合部(28b)が切替レ
バー(30)の押部(30b)から離脱して、ばね(29)の付勢力
により連係位置に移動する。斯くして、ノブレバー(16)
及び作動レバー(20)は施錠位置から解錠位置に、また係
脱レバー(28)は離脱位置から連係位置に移動して、スー
パーロック状態は解除される。
【0045】したがって、バッテリ上がり等によって、
スーパーロック用モータ(15)によりスーパーロック状態
の解除が不能になっても、キーシリンダの操作によって
作動レバー(20)を解錠位置に移動させることにより、ス
ーパーロック状態を強制的に解除できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a)請求項1記載の発明によると、作動レバーに支持
された係脱レバーを、ノブレバーに係合することによ
り、作動レバーとノブレバーとの操作力を相互に伝達可
能にする連係位置と、ノブレバーから離脱することによ
り、ノブレバーから作動レバーへの解錠操作力を伝達不
能にする離脱位置とに移動可能としたことにより、簡単
な構成によって、不正行為によるドアロック本体の解錠
操作を確実に防止できる。
【0047】(b)請求項2記載の発明によると、請求
項1の効果に加えて、車両用ドアロックアクチュエータ
の小型化を図ることができる。
【0048】(c)請求項3記載の発明によると、請求
項1または2の効果に加えて、簡単な構成により、ノブ
レバーから作動レバーへの解錠操作力を伝達不能にした
り、また伝達可能にしたりすることができ、確実な作動
を得ることができる。
【0049】(d)請求項4記載の発明によると、請求
項1〜3の効果に加えて、万一、バッテリー上がり等に
より、スーパーロック用モータによりスーパーロック状
態の解除が不能になっても、キーシリンダの操作により
作動レバーを解錠位置に移動させることにより、スーパ
ーロック状態を強制的に解除でき、品質の向上を図るこ
とができる。
【0050】(e)請求項5記載の発明によると、請求
項4の効果に加えて、係脱レバーを連係位置に確実に移
動させることができ、誤作動を防止して、確実な作動を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における車両用ドアロックアクチュエー
タが採用されるドアロック本体の正面図である。
【図2】本発明に係わる車両用ドアロックアクチュエー
タの一実施形態の正面図である。
【図3】同じく、車両用ドアロックアクチュエータの作
動を示す解錠状態おける説明図である。
【図4】同じく、車両用ドアロックアクチュエータの作
動を示すスーパーロック状態における説明図である。
【図5】同じく、車両用ドアロックアクチュエータの作
動を示すスーパーロック状態におけるノブレバーの空振
りを示す説明図である。
【図6】同じく、車両用ドアロックアクチュエータの作
動を示すスーパーロック状態における強制解除を示す説
明図である。
【図7】同じく、車両用ドアロックアクチュエータ主要
部品を分解して示す正面図である。
【図8】同じく、図2におけるVIII−VIII線に沿う横断
平面図である。
【図9】同じく、図2におけるIX−IX線に沿う縦断側
面図である。
【符号の説明】
(1)ドアロック本体 (2)ボディ (3)オープンレバー (3a)係合部 (4)アウトサイドレバー (5)軸 (6)施解錠機構 (7)軸 (8)第1キーレバー (8a)連結孔 (9)第2キーレバー (9a)突起 (9b)連結部 (10)サブレバー (10a)長孔 (10b)解除部 (11)車両用ドアロックアクチュエータ (12)ベースプレート (13)ハウジング (13a)カバー (13b)カム部 (14)施解錠用モータ (15)スーパーロック用モータ (15a)ウォーム (16)ノブレバー (17)軸 (18)第1ノブレバー (18a)連結孔 (19)第2ノブレバー (19a)突部 (20)作動レバー (21)軸 (22)リンク (23)第1作動レバー (24)第2作動レバー (24a)長孔 (24b)弾性アーム部 (24c)軸孔 (25)ウォームホイール (25a)円弧溝 (26)ばね (27)リンク (27a)軸 (27b)突部 (28)係脱レバー (28a)係合部 (28b)係合部 (29)ばね (30)切替レバー (30a)歯部 (30b)押部 (31)軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内側に設けられたロックノブの操作力
    が伝達されるノブレバーと、ドアロック本体を解錠状態
    とする解錠位置と施錠状態とする施錠位置とに移動可能
    な作動レバーと、該作動レバーに支持され、かつ前記ノ
    ブレバーに係合することにより、前記作動レバーとノブ
    レバーとの操作力を相互に伝達可能にする連係位置と、
    前記ノブレバーから離脱することにより、前記ノブレバ
    ーから前記作動レバーへの解錠操作力を伝達不能にする
    離脱位置とに移動可能な係脱レバーと、スーパーロック
    用モータにより、前記係脱レバーを連係位置とする解除
    位置と離脱位置とするスーパーロック位置とに移動可動
    な切替レバーとを備えたことを特徴とする車両用ドアロ
    ックアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 ノブレバーと作動レバーとを、同軸上に
    回動可能に設けた請求項1記載の車両用ドアロックアク
    チュエータ。
  3. 【請求項3】 ノブレバーが、作動レバーに設けられた
    長孔に摺動可能に係合し、かつ施錠位置から解錠位置へ
    の回動により、離脱位置にある係脱レバーに対して空振
    りするとともに、前記長孔内を摺動することにより前記
    作動レバーに対しても空振りし、前記作動レバーに解錠
    操作力を伝達不能とし、さらに、連係位置にある前記係
    脱レバーに係合することにより、前記作動レバーに解錠
    操作力を伝達可能とする突部を有している請求項1また
    は2記載の車両用ドアロックアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 作動レバーを、車外側に設けられたキー
    シリンダーの操作力が伝達されうるように連係し、係脱
    レバーを、前記作動レバーの施錠位置においてスーパー
    ロック位置にある切替レバーに係合させて離脱位置に保
    持し、また前記作動レバーの施錠位置から解錠位置への
    移動により前記切替レバーから離脱させて、前記係脱レ
    バーを離脱位置から連係位置へ移動させうるようにした
    請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドアロックアク
    チュエータ。
  5. 【請求項5】 係脱レバーを、ばねによって離脱位置か
    ら連係位置へ向けて付勢した請求項4記載の車両用ドア
    ロックアクチュエータ。
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