JP2002125880A - 使用感に優れたロール製品 - Google Patents

使用感に優れたロール製品

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JP2002125880A
JP2002125880A JP2000324038A JP2000324038A JP2002125880A JP 2002125880 A JP2002125880 A JP 2002125880A JP 2000324038 A JP2000324038 A JP 2000324038A JP 2000324038 A JP2000324038 A JP 2000324038A JP 2002125880 A JP2002125880 A JP 2002125880A
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JP
Japan
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roll
tail
product
present
roll products
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JP2000324038A
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English (en)
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Mamoru Takahashi
守 高橋
Noriyuki Ishibashi
範之 石橋
Naoko Takatsu
尚子 高津
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Cresia KK
Original Assignee
Cresia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール製品のテール止め部を容易に識別でき
るようにして、該ロール製品を無理なく、かつ無駄なく
使用可能とすることを目的とする。 【解決手段】 ロール製品のテール止めに使用する止着
剤に着色剤を混合するか、あるいは、テール止め部また
はその近傍に、使用開始部を示す印刷を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール製品のテー
ル(巻終り部)止めに使用する止着剤に着色剤を混合す
るか、あるいは、テール止めの個所またはその近傍に、
止着剤が塗布されていることを容易に識別できるよう、
印刷を施したロール製品に関するもので、該ロール製品
を無理なく、かつ無駄なく使用できることを目的とす
る。
【0002】
【従来の技術】トイレットティシュ、タオルペーパー、
ティシュペーパー、木材パルプもしくは合成繊維からつ
くられた不織布タオルまたはワイパーは、最終製品化に
際して、ロールワインダと称する機械を用いて、エンボ
ス加工、ミシン目加工、フレキソ/グラビア法等による
印刷を行い、また複数枚のシートからなる製品において
は、製品端部または製品全面の接着剤もしくはロール間
圧着等による張り合せなどの工程を経て、所定の長さに
ロール状に巻き取り、図1(イ)(ロ)に示すように、
ロール製品の最終部近傍にグルーないしはホットメルト
を塗布してテール止めをする。このテール止めは、所定
幅への切断、袋詰め、個別包装といった次工程の作業を
容易ならしめたり、製品の形状を損なわないことを目的
として行われるものであり、実際に該ロール製品を使用
するに当っての剥し易さ、ロール使用開始時の製品の損
傷ということは全く考慮されていなかった。とくに、2
枚以上の複数枚重ねられた製品においては、最初の剥し
方が不適切であると使用に際してミシン目のずれ等の問
題が生じてしまい、はなはだ不都合であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の欠点を除去するため、止着剤に染料またはインキを添
加したり、止着剤の個所またはその近傍に印刷を施し、
テール止めの場所を容易に識別できるようにするととも
に、染料またはインキの濃淡差により、複数枚重ねられ
たシートを誤りなく剥せるようにすることを課題とす
る。
【0004】本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意
検討の結果、ロール製品のテール(巻終り部)止めに使
用する止着剤を着色するか、あるいはテール止めの近傍
に印刷を施すことによって、当該止着剤の場所が容易に
識別でき、ロールを著しく損傷することなく使用開始で
きることを見出し、本発明をなすに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ロ
ール製品のテール止めに使用するグルーまたはホットメ
ルト等の止着剤に着色剤を混合するか、またはロール製
品のテール止めの個所またはその近傍に、止着剤が塗布
されていることを容易に識別できるよう、印刷を施した
ことを特徴とする使用感に優れたロール製品を提供する
ものである。
【0006】
【作用】以下に本発明の詳細を述べる。本発明のロール
製品においては、ロールワインダと呼ばれる機械を用い
て、エンボス加工、ミシン目加工、印刷加工、紙匹同志
の圧着、張り合せ等の工程のいくつかを経由して、ロー
ル状に巻き取る。その後、ロール製品の最終部近傍にラ
イン状またはスポット状にグルーまたはホットメルトを
用いてテール止めをする。
【0007】テール止めに用いるグルーには、ポリビニ
ルアルコールに代表されるビニル系接着剤、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチル
セルロース等に代表されるセルロース系接着剤、ポリエ
チレンオキサイドに代表されるポリアルキレンオキサイ
ド等がある。また、ホットメルトは各種グレードのエチ
レン/酢酸ビニル共重合体が一般的であり、まれにスチ
レン/イソプレン/スチレンあるいはスチレン/ブタジ
エン/スチレンタイプのブロックゴム系接着剤も使用さ
れる。
【0008】また、テール止めの止着剤には、通常使用
時の剥離を容易ならしめるため、ポリエチレングリコー
ルなどのポリアルキレングリコールエーテルに代表され
る離型剤が含有されている。
【0009】本発明に使用可能な着色剤としては、一般
的に繊維・紙の染着に用いられる安全性の高い直接染
料、カチオン染料、塩基性染料、酸性染料等の染料、天
然色素、食用色素、染料ベースもしくは顔料ベースのイ
ンキ等が挙げられる。テール止めのグルーと着色剤の組
合わせは、相溶性がよく互いに反応せずに混り合うもの
であればよく、上記物質に限定されるものではない。
【0010】止着剤は、通常、スプレー方式ないしはロ
ール転写方式により当該ロールの端部近傍に付与される
が、着色剤は予め止着剤の貯蔵タンク内で混合しておく
ことが望ましい。また、印刷方式としては、止着剤を塗
布したロールにフレキソ、グラビア、インクジェット等
の方式により、文字もしくは模様を印刷する方法をと
る。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0012】<実施例1>メチルセルロース1%、ポリ
エチレングリコール10%で構成されるグルーに直接染料
Kayafect Red B (日本化薬(株)製)を対グルー0.1
%添加して作製した止着剤を、図2(イ)(ロ)に示す
ように、2枚重ねトイレットペーパーロール(1)のテ
ール止め部(2)にラインスプレー方式で塗布して着色
テール止め(3)を形成した。テール止め部(2)が着
色テール止め(3)となってピンク色に染められている
のでテール止めのシール部が容易に判別でき、かつ、誤
りなくシートを剥すことができるのでミシン目ずれによ
る切取りミスも生じなかった。また、着色の濃淡差によ
り、2枚のシートを誤りなく剥せる利点があった。
【0013】<実施例2>実施例1と同じ2枚重ねトイ
レットペーパーロール(1)のグルーによるテール止め
部(2)の個所の上面に図3(イ)(ロ)に示すように
ロール開始部を示すマーキング(4)を印刷方式により
スポット様に複数個ライン状に付与した。これによって
テール止め部(2)がその上のマーキング(4)によっ
て容易に識別できるので、使用開始に当って、無理なく
シートを剥すことができた。
【0014】<実施例3>図4(イ)(ロ)はテール止
め(2)のロール剥離方向とは反対側の前方近傍にテー
ル止め部(2)を示す矢印状の着色マーキング(4)を
施した例である。
【0015】
【発明の効果】以上に示したような本発明のロール製品
は、テール止めが容易に識別できるので、使用開始の際
に無理なくシートを剥すことができ、とくに高齢者にと
っては利便性がある。また、テール止め部のシートの余
計な損傷もなくなる。さらに、複数枚重ねられた製品に
おいては、ミシン目のずれ等の問題も生じない。このよ
うな使用感に優れたロール製品が低コストで製造可能で
あり、該製品のもつ工業的意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のロール製品のテール止めを示す模式図
である。
【図2】 本発明実施例1によりテール止めに着色剤を
混合したロール製品の模式図である。
【図3】 本発明実施例2によりテール止めの近傍にマ
ーキングを施したロール製品の模式図である。
【図4】 本発明実施例3のマーキング例である。図に
おいて(イ)はいずれもロールのテール止め部を剥離す
る前の状態を、(ロ)はいずれもテール止め部を剥離し
た後の状態を夫々示す。
【符号の説明】
1………ロール 2………テール止め部 3………着色テール止め 4………マーキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高津 尚子 東京都新宿区西新宿6−22−1 株式会社 クレシア内 Fターム(参考) 3F055 AA02 FA18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール製品のテール止めに使用するグル
    ーまたはホットメルト等の止着剤に該止着剤がロールの
    テール止め部に塗布されていることを識別させるための
    着色剤を混合したことを特徴とするロール製品。
  2. 【請求項2】 ロール製品のテール止めの個所またはそ
    の近傍に、ロールのテール止め部に止着剤が塗布されて
    いることを識別させるための印刷を施したことを特徴と
    するロール製品。
JP2000324038A 2000-10-24 2000-10-24 使用感に優れたロール製品 Pending JP2002125880A (ja)

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