JP2002125868A - ぐい飲みボトル - Google Patents

ぐい飲みボトル

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JP2002125868A
JP2002125868A JP2000329381A JP2000329381A JP2002125868A JP 2002125868 A JP2002125868 A JP 2002125868A JP 2000329381 A JP2000329381 A JP 2000329381A JP 2000329381 A JP2000329381 A JP 2000329381A JP 2002125868 A JP2002125868 A JP 2002125868A
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Japan
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top plate
plug
hanging
stopper
drinking bottle
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Application number
JP2000329381A
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English (en)
Inventor
Katsuya Imai
克哉 今井
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携行性が向上し、かつ、スリム性を損なうこ
とのないぐい飲みボトルを提供する。 【解決手段】 容器本体2の上端側に着脱自在に取付け
られる栓体3の上端面に、略水平方向に貫通する吊り下
げ用開口20aを形成する吊り手部20を設ける。この
構成によれば、吊り下げ用開口20aに指先を挿入して
持ち運んだり、紐を通して肩にかけられるようにするこ
とができる。したがって、携帯用の吊り紐等を備えてぐ
い飲みボトルの全体を収納し得る袋等を別途容易するこ
となく、長時間の携帯も容易に行えるようになって利便
性が向上する。また、上記の吊り手部20は栓体3の上
端面に設けられ、これによって、栓体3側面に出っ張り
を生じさせずに、従来通りのスリム感を維持することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、お茶やコーヒーな
どの携帯保温容器として使用されるぐい飲みボトルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなぐい飲みボトルは、図10
(a)に示すように、有底円筒状の容器本体51と、容
器本体51の上端開口を蓋する栓体52とを設けて形成
されている。容器本体51は、例えば同図(c)に示す
ように、それぞれステンレス鋼板から成る内容器53と
外容器54との間を真空断熱空間55とし、これによっ
て、この囲壁が保温性を有する構造で形成されている。
【0003】容器本体51内のお茶やコーヒーなどの貯
留液56を飲むときには栓体52を外し、容器本体51
の上端に直接口を付けて飲むような使用、すなわち、容
器本体51をマグカップとみなした使用が行われる。し
たがって、このようなぐい飲みボトルは一個人の使用を
前提とした携帯保温容器であって、容器本体が上記とほ
ぼ同様に構成されているいわゆるステンレスボトルに対
し、ぐい飲みボトルは容量が小さく、また、直径をより
小さくしたスリムな形状に形成されて、ステンレスミニ
ボトルやマグボトル等とも称されて使用されている。
【0004】なお、ステンレスボトルでは、容器本体の
上端開口を塞ぐ栓本体に注水口が設けられ、さらにこの
栓本体を覆う外栓が設けられている。通常、この外栓は
コップ状に形成され、この外栓に容器本体内の貯留液を
注ぎ入れた後、この外栓に口を付けて飲むような使用が
行われる。したがって、ステンレスボトルにおける栓体
は、上記した栓本体と、マグカップとしても機能する形
状に形成された外栓とを備える二重栓構造で形成されて
いる。
【0005】これに対してぐい飲みボトルでは、マグカ
ップとして機能させる部品を栓体に設ける必要はなく、
容器本体51に対する密閉性や保温性・小形化の観点で
形状等が定められている。例えば同図(b)に示す栓体
52は、容器本体の上端開口を塞ぐ栓本体57と、これ
に上方から螺着されて組付けられる栓キャップ58とを
設けた二重栓構造で形成されているが、これは、栓本体
57に設けられている底壁部57aと、栓キャップ58
における天板部58aとの間にほぼ密閉された空間59
を形成し、これが容器本体51内からの上方への放熱を
抑える断熱空間として機能するようにしたものである。
したがって、栓キャップ58は栓本体57に組付けたま
まの状態で使用され、栓体52の洗浄時に、栓キャップ
58を栓本体57から外してそれぞれ丸洗いされるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された従来のぐい飲みボトルでは、屋外等に携行
して使用されることが前提であるにもかかわわらず、携
行性についての配慮が必ずしも充分なものとはなってい
ない。つまり、従来のぐい飲みボトルは、容器本体51
と栓体52との全体にわたって突起部のない外観形状と
して、小形化・スリム化が図られている。このような外
観形状のぐい飲みボトルを携行する場合、短時間であれ
ば容器本体51の外周を手で把持して運ぶことも可能で
あるが、長時間の場合には、吊り紐の付いた手提げ袋等
を別途用意し、これに入れて持ち運ぶか、或いは鞄など
に入れて持ち運ぶしか携帯方法がない。すなわち、携帯
用の吊り紐やベルトを備えてぐい飲みボトルの全体を収
納し得る物を別途準備することが必要となっており、こ
のため、充分な利便性が得られない。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的は、携行性を向上することがで
き、しかも、スリム性を損なうことのないぐい飲みボト
ルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明における請
求項1のぐい飲みボトルは、保温機能を有する囲壁を備
えた容器本体と、この容器本体の上端側に着脱自在に取
付けられる栓体とを備えるぐい飲みボトルであって、上
記栓体の上端面に、略水平方向に貫通する吊り下げ用開
口を形成するための吊り手部を設けていることを特徴と
している。
【0009】このように形成されたぐい飲みボトルにお
いては、例えば、吊り下げ用開口に指先を入れて持ち運
んだり、或いは吊り下げ用開口に紐を通して肩にかけら
れるようにすることができる。したがって、携帯用の吊
り紐等を備えてぐい飲みボトルの全体を収納し得る袋等
を別途容易することなく、長時間の携帯も容易に行える
ようになって利便性が向上する。また、上記の吊り手部
は栓体の上端面に設けられており、これによって、栓体
側面の外観形状は従来通りとすることができるので、全
体的なスリム性も極力維持することができる。
【0010】特に請求項2のぐい飲みボトルのように、
吊り手部を、栓体の外周面を上方に延長して囲われる円
筒領域内に位置するように形成した構成とすれば、栓体
上端面に形成された吊り手部も含めて、全体的なスリム
性が従来通りに維持される。
【0011】なお請求項3のように、栓体が、容器本体
の上端側に螺着される栓本体と、この栓本体に上方から
螺着される栓キャップとを設けて形成される場合、いわ
ゆる二重栓構造の場合には、栓キャップの上端面に上記
吊り手部を設ければ良い。
【0012】請求項4のぐい飲みボトルは、請求項2又
は3のぐい飲みボトルにおいて、栓体に上下に相互に離
間した天板部と底壁部とを設け、これら天板部と底壁部
との間にほぼ密閉された空間を形成すると共に、天板部
に下方に凹入する凹部を設け、この凹部を跨ぐ形状で上
記吊り手部を形成していることを特徴としている。
【0013】この構成によれば、天板部と底壁部との間
の空間、すなわち、容器本体から上方への放熱を抑える
断熱空間を設ける栓体において、天板部にこの空間方向
に凹入する凹部を設けることで、吊り手部を天板部の上
面に沿う形状としても、この吊り手部の下側に前記吊り
下げ用開口を形成することができる。したがって、この
場合には吊り手部が天板部の上面から上方へと突出しな
い形状とすることが可能になって、高さ方向の小形化も
維持することができる。
【0014】請求項5のぐい飲みボトルは、請求項2又
は3のぐい飲みボトルにおいて、栓体に上下に相互に離
間した天板部と底壁部とを設け、これら天板部と底壁部
との間にほぼ密閉された空間を形成すると共に、天板部
に下方に凹入する凹部を設け、上記吊り手部を、天板部
から上方に直立した使用位置と、横倒しにして上記凹部
に収納させた非使用位置との間で傾動自在に天板部に取
付けていることを特徴としている。
【0015】この構成によれば、吊り手部を使用しない
ときにはこれを横倒しにして天板部の凹部内に収納する
ことで、上方に突出しない状態とすることができる。し
たがって、この状態では従来同様の外観形状となるの
で、鞄等に入れて持ち運ぶ場合でも格別支障を生じさせ
ることなく、これを従来通り行うことができる。
【0016】請求項6のぐい飲みボトルは、請求項2又
は3のぐい飲みボトルにおいて、栓体を、容器本体の上
端側に螺着させることによって容器本体の上端開口を塞
ぐ底壁部を有する栓本体と、この栓本体に着脱自在に組
付けられて上記底壁部との間にほぼ密閉された空間を形
成する天板部とを設けて形成すると共に、この天板部の
上面に上記吊り手部を設け、さらに、天板部を栓本体に
対して特定の周方向位置に位置させたときにこれら天板
部と栓本体とを相互に係合させる係合機構を設けて、吊
り手部に対して回転力が加えられるときに栓本体が一体
的に回転するように形成していることを特徴としてい
る。
【0017】このぐい飲みボトルでは、吊り手部を備え
る天板部が栓本体に対して着脱自在に設けられているの
で、これら天板部と栓本体とを各々丸洗いして、底壁部
と天板部との間の空間を囲う壁面をより清浄な状態に維
持することができる。しかも、天板部を栓本体に対して
特定の周方向位置に位置させた組付状態では、吊り手部
に回転力を加えることで栓体の開栓・閉栓を行うことが
できるので、これによってさらに利便性が向上する。
【0018】請求項7のぐい飲みボトルは、請求項1か
ら6のいずれかのぐい飲みボトルにおいて、栓体を容器
本体の上端側に螺着させて閉栓状態になるように形成す
ると共に、栓体と容器本体との間に、閉栓状態で栓体と
容器本体との相対回転移動を阻止するロック機構を設け
ていることを特徴としている。
【0019】この構成によれば、例えば吊り手部が天板
部から上方に突出する形状で設けられている場合でも、
閉栓状態が確実に保持される。つまり、このぐい飲みボ
トルを鞄等に入れて持ち運ぶ場合、振動で他の物が吊り
手部に当たって開栓方向の力が加わり、栓が緩むおそれ
がある。そこで、上記のようなロック機構によりロック
状態としておくことで、このような栓の緩みを生じるこ
とが防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕次に、本発明の一
実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図
1(a)に示すように、本実施形態に係るぐい飲みボト
ル1は、内部に液体の貯留空間2aが形成された容器本
体2と、この容器本体2の上端開口を塞ぐ栓体3とを設
けて構成されている。
【0021】上記貯留空間2aを囲う容器本体2の囲壁
は、それぞれステンレス鋼板を用いて作製された内容器
4と外容器5との二重構造で形成されている。内容器4
は、薄肉円筒状の内筒胴部4aの下端にお碗形の内筒底
板4bを連設した有底筒状に作製されている。内筒胴部
4aには、その上端よりもやや下側の領域に、径方向内
方に膨出成形して形成された螺旋状の栓体取付用雌ねじ
4cが設けられている。また、この雌ねじ4cの下側
に、上記同様に径方向内方に膨出させた断面略三角形の
パッキン受け部4dが環状に形成されている。このパッ
キ受け部4dよりも下側空間が、お茶やコーヒー・清涼
飲料水等の液体が貯留される貯留空間2aになってい
る。
【0022】外容器5は、内筒胴部4aを外側から囲う
外筒胴部5aの下端に、断面略U字状の外筒底板5bの
上端を突き合わせ溶接して、内容器4の全体を外側から
囲う形状に形成されている。なお、この外容器5の上端
側には、内容器4の栓体取付用雌ねじ4cの形成箇所と
ほぼ同じ高さ位置に、径方向内方に屈曲する肩部5cが
設けられ、この肩部5cの上方は、その下側よりもやや
径小な円筒形状の飲み口5dとして形成されている。そ
して、この飲み口5dの上縁と内容器4の上縁とが溶接
等により全周にわたって気密に接合されている。
【0023】一方、外容器5の外筒底板5bは、その中
央側が上方に段差状に凹入させた形状に形成され、その
中心箇所に、頂部に排気穴が穿設された断面円弧状の凹
部5eが形成されている。上記排気穴を通して、内容器
4と外容器5との間の空間6を真空断熱空間とする組立
てが行われている。これは、容器本体2を上下逆にして
凹部5e上に例えば低融点ガラス等から成る封口材7を
載せ、この状態で、図示しない真空室にこの容器本体2
を送り込むことによって行われる。これにより、上記排
気穴を通して空間6内の空気が吸い出され、そして、こ
の状態で全体を加熱して封口材7を溶融させることによ
り排気穴が封止されて、上記空間6が真空断熱空間とし
て形成されている。
【0024】なお、外筒底板5b上には、ゲッター部材
8が取付金具9によって固定されている。上記空間6を
真空排気して封止した後、この空間6を囲う壁面から発
生するアウトガスが上記ゲッター部材8に吸着され、こ
の空間6内が所望の真空度で維持される。なお、同図に
おいて10は、前記した封口材7の脱落を阻止するため
の固定金具、11はこれら封口材7および固定金具10
を覆うように外筒底板5bに貼着された合成樹脂製のカ
バーシートである。
【0025】前記栓体3は例えばポリプロピレン等の合
成樹脂製で、容器本体2に螺着されて容器本体2の上端
開口を蓋する栓本体12と、この栓本体12に上方から
組付けられた栓キャップ13とを設けて構成されてい
る。
【0026】栓本体12には、図2(b)に示すよう
に、略水平円盤形状の底壁部14aと、この底壁部14
aの周縁から上方に延びる円筒状の周壁部14bとを有
する断面略U字状の容器閉塞部材14が設けられてい
る。周壁部14bの外面に、前記した容器本体2の栓体
取付用雌ねじ4cに螺合する雄ねじ14cが形成されて
いる。また、この周壁部14bの内面に、栓キャップ1
3を螺着させるためのキャップ取付用雌ねじ14dが形
成されている。
【0027】上記形状の容器閉塞部材14の上端側に、
リング形状の開閉操作部材15を溶着一体化して栓本体
12が形成されている。この開閉操作部材15には、周
壁部14bの外側を囲う略円筒状の開閉操作面15aが
設けられ、この開閉操作面15aの上端から径方向内方
に向かう内向き鍔部15bを、容器閉塞部材14におけ
る周壁部14bの上端面に溶着して、この開閉操作部材
15が容器閉塞部材14に固着されている。後述するよ
うに、栓体3を容器本体2に取付けて栓をするときや取
り外す操作は、手のひらを丸めて上記開閉操作面15a
の外周を把持し回転させることによって行われる。
【0028】なお、底壁部14aの外周側には、下方に
垂下する短寸の円筒部14eがさらに設けられ、この円
筒部14e外周にシールパッキン16が装着されてい
る。また、底壁部14aの中央側には、この底壁部14
aを上下に貫通する複数の連通孔14fが穿設されてい
る。さらに、これら連通孔14fを下側から塞ぐ弾性体
からなる負圧防止弁17が、底壁部14aの中央に取付
けられている。
【0029】栓キャップ13は、同図(a)に示すよう
に、外周面に雄ねじ18aが形成された略円筒状の筒体
18と、この筒体18の上端開口を塞ぐ天板部19とを
設けて形成されている。天板部19は、その外周縁を筒
体18の上端面に形成された環状の凹溝に嵌入させて、
この領域で筒体18に溶着され一体化されている。そし
て、この天板部19には後述するアーチ状の吊り手部2
0が一体成形されている。
【0030】上記形状の栓キャップ13は、筒体18を
栓本体12の周壁部14b内に上方から挿入し、同図
(c)に示すように、筒体18の雄ねじ18aを周壁部
14b内面のキャップ取付用雌ねじ14dに螺着させ組
付けて用いられる。こうして組立られた栓体3は、筒体
18の内側に、上下が天板部19と底壁部14aとで塞
がれた空間21が形成される。これによって、この栓体
3を容器本体2の上端に組付けたときに上記空間21が
断熱空間として機能し、容器本体2から上方への放熱が
抑えられて優れた保温性が維持される。
【0031】なお、栓キャップ13の筒体18には、そ
の上端外周側に湾曲状の垂下部18bがさらに一体成形
されている。この垂下部18bの下端が栓本体12にお
ける前記開閉操作部材15の内向き鍔部15bの上面に
当接した状態として、栓キャップ13が栓本体12に組
付けられる。この状態で、上記の垂下部18bが、開閉
操作面15aに滑らかに連なる外観形状となるように形
成されている。
【0032】上記構成のぐい飲みボトル1は、容器本体
2内の前記貯留空間2aに、熱いお茶或いはコーヒー・
紅茶や、冷たく冷やしたジュース、清涼飲料水等の所望
の飲料液を注いだ後、図1(a)に示すように、栓体3
における前記雄ねじ14cを容器本体2上端側の栓体取
付用雌ねじ4cに螺着させて栓することで、内部に貯留
された液体の温度が長時間保温される。
【0033】上記のような閉栓状態では、栓体3の下端
側に装着されているシールパッキン16が容器本体2の
前記パッキン受け部4dに上方から圧接され、貯留空間
2a内が密閉状に保持される。このとき、栓体3の容器
閉塞部材14は、その大部分が容器本体2の上端側への
挿入状態となっている。したがって、この容器閉塞部材
14の底壁部14aと、天板部19との間の断熱空間2
1は、容器本体2の前記パッキン受け部4dよりも上方
で、貯留空間とは機能しないデッドスペースに対応する
領域に位置している。このため、容器本体2に、上記の
ような断熱空間21を備える栓体3が取付けられても、
全体的な高さ寸法が極力押えられた構成になっている。
【0034】また、この閉栓状態で、栓体3の開閉操作
面15aは容器本体2の前記肩部5cに上方から当接ま
たは近接して、容器本体2の外周とほぼ面一状となるよ
うに形成されている。これによって、閉栓状態において
も外周面には凹凸部がなく、全体にわたってスリムな外
観形状を呈するものとなっている。
【0035】貯留空間2aに貯留されている飲料液を飲
むときは、このぐい飲みボトル1は、栓体3の前記開閉
操作面15aの外周を把持し回転させて栓体3を容器本
体2から外した後、容器本体2上端の前記飲み口5dに
直接口をつけて飲むという形態で使用される。すなわ
ち、栓体3を外した状態の容器本体2は、これに飲料水
が注がれたマグカップとみなして使用される。したがっ
て容器本体2は、その外周を手で把持できるように、外
径が5〜7cm程度で形成されている。高さは15〜20cm程
度、内容量は200〜450cc程度である。
【0036】なお、貯留空間2aに熱いお茶などが貯留
されている場合、長時間経過したときの温度低下に伴っ
て貯留空間2a内の圧力低下が生じると、栓体3に内部
への引き込み力が作用して、開栓操作を行い難くなる。
そこで、このような圧力低下が生じる場合に前記負圧防
止弁17の周縁が下側に変形する。これにより、貯留空
間2aが連通孔14fを通して底壁部14a上方の空間
21に連通する。この空間21は、キャップ取付用雌ね
じ14dと雄ねじ18aとの螺合隙間を通して外部に連
通している。したがって、上記のような負圧防止弁17
の作用により貯留空間2a内の圧力低下が防止され、ス
ムーズな開栓操作が確保される。
【0037】ところで、上記のようなぐい飲みボトル
は、従来、バッグや鞄に入れて持ち運ばれており、この
ためにも、外径寸法を極力小さくしたスリムな形状に形
成されている。しかしながら、この場合、バッグや鞄内
にぐい飲みボトルの形状に応じた収納空間を確保する必
要があり、その分、他の収納物に対して量的な制約や収
納状態の制約が生じる。
【0038】そこで、本実施形態におけるぐい飲みボト
ル1では、栓体3の天板部19に、図1(b)に示すよ
うに、アーチ状に上方に突出する吊り手部20が一体に
設けられ、この吊り手部20と天板部19の上面との間
に、水平方向に貫通する吊り下げ用開口20aが形成さ
れている。
【0039】図3に、このような吊り手部20の利用例
を示している。同図(a)は、指先を吊り手部20下側
の前記吊り下げ用開口20a(以下、単に吊り手部20
という)に挿入して持ち運ぶ状態、同図(b)はランチ
ジャー22のベルト22aを吊り手部20に通して、ラ
ンチジャー22と共にぐい飲みボトル1を持ち運べるよ
うにした状態、同図(c)はランドセル23にクリップ
24でぐい飲みボトル1を吊り下げた状態、同図(d)
は、教室の机25の側部に取付けた吊り金具26にぐい
飲みボトル1を吊り下げた状態、同図(e)は、ゴルフ
バッグ27にクリップ28でぐい飲みボトル1を吊り下
げた状態、同図(f)は、バギー29にSフック30で
ぐい飲みボトル1を吊り下げた状態である。また、同図
(g)に示すように、吊り手部20にさらに携帯ストラ
ップ31を取付けて、この携帯ストラップ31を介して
ぐい飲みボトル1を吊り下げるようにすることも可能で
ある。
【0040】同図(h)には、吊り手部20を指先で挟
み、吊り手部20に回転力を加えることで、栓体3を開
けるときのつまみとして吊り手部20を利用する状態を
示している。すなわち、栓体3の開閉は、通常は前記し
た開閉操作面15aを把持して行われるが、上記のよう
な吊り手部20が設けられていることによって、これを
開閉操作部として利用することも可能である。
【0041】なお上記の栓体3は、前記図2を参照して
説明したように、相互に分離可能な栓本体12と栓キャ
ップ13とを設けて二重栓構造で形成されている。これ
により、栓本体12から栓キャップ13を外せば、断熱
空間21を囲う壁面が露出し、これを隅々まで容易に丸
洗いすることができる。
【0042】このときの栓本体12への栓キャップ13
の組付けも、容器本体2への栓本体12の取付けと同様
にねじ締め構造である。これら両ねじ締め構造ではリー
ド角を相互に異ならせて、栓本体12を容器本体2から
外すときの方をより小さな力で行い得るように形成され
ている。しかしながら、開栓操作を上記のように吊り手
部20に回転力を加えて行おうとする場合、栓キャップ
13のみが回転し、栓本体12は開栓方向に回転しない
状態になることも想定される。そこで、例えば、栓本体
12と容器本体2とのねじ締め構造を右ねじで、栓キャ
ップ13と栓本体12とのねじ締め構造を左ねじで各々
形成した構成とすれば、吊り手部20を利用した操作で
も確実に開栓することができる。
【0043】以上の説明のように、本実施形態における
ぐい飲みボトル1は、栓体3の天板部19に吊り手部2
0が一体に設けられている。したがって、従来は鞄等に
入れて持ち運ぶしか携帯できなかったものが、上記の吊
り手部20を利用して、様々な形態で持ち運び等を行う
ことができるので利便性が大いに向上する。
【0044】また上記の吊り手部20は、栓体3の天板
部19に設けられた構成である。つまり、前述したステ
ンレスボトルの場合、外栓は、これをマグカップとして
利用できることを前提としている。したがって、この外
栓を上下逆にしてテーブル上に置いたときに倒れが生じ
ないように、上面は平坦な形状になっていることが必要
である。
【0045】これに対し、ぐい飲みボトルの場合は、上
記の外栓に相当する栓キャップ13について上記のよう
な形状の制約はなく、したがって、吊り手部20を天板
部19に上方に突出する形状で設けることが可能であ
る。これにより、吊り手部20は、栓体3の外周面を上
方に延長して囲われる円筒領域内に位置し、したがって
側方への凹凸が生じていない形状となっているので、全
体的なスリム性が保持される。この結果、例えば従来同
様に鞄などに入れて持ち運ぶ場合でも、鞄への収納や取
り出しも容易に行うことが可能になっている。
【0046】〔実施形態2〕次に、本発明の他の実施形
態について説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形
態1で説明した部材と同一の機能を有する部材には、同
一の符号を付記して詳細な説明を省略する。後述するさ
らに他の実施形態においても同様とする。
【0047】本実施形態におけるぐい飲みボトル1で
は、図4(a)(b)に示すように、天板部19における
中央領域を下方へ窪ませて凹部19aが形成されてい
る。吊り手部20は、天板部19の上面に面一状に連な
る形状、すなわち、凹部19aの上縁からわずかに上方
に湾曲する略水平な形状として、この凹部19a上に跨
がる形状で設けられている。
【0048】したがってこのぐい飲みボトル1では、上
記のような凹部19aを設けることで、前記実施形態に
おいて栓キャップ13と栓本体12との間に形成されて
いる断熱空間21の一部を、吊り手部20の下側への指
先等の挿入空間として利用した構成である。このため、
吊り手部20を天板部19に設けた構成であっても、こ
の吊り手部20が上方へと突出することなく、全体的な
高さ寸法も、従来同様によりコンパクトなものとするこ
とが可能になっている。
【0049】〔実施形態3〕図5には、本発明のさらに
他の実施形態におけるぐい飲みボトル1を示している。
このぐい飲みボトル1では、同図(a)に示すように、
吊り手部20は天板部19とは別体で、半円弧形状に形
成されている。天板部19には、この吊り手部20に応
じた形状、すなわち、上方から見た平面視で略三日月状
の凹部19bが設けられている。吊り手部20は、その
下端両側で、天板部19に傾動自在に枢着されている。
【0050】この構成のぐい飲みボトル1においては、
吊り手部20を使用する際には同図(a)に示すよう
に、この吊り手部20を直立状態とすることで、前記同
様に、この吊り手部20に指先等を挿入して持ち運ぶこ
とができる。一方、吊り手部20を使用しないときに
は、同図(b)に示すように、吊り手部20を横倒しに
することで、この吊り手部20が凹部19bに収納さ
れ、天板部19上面はほぼフラットな状態となる。した
がって、この場合は、前記実施形態2と同様に全体的な
高さ寸法が小さくなって、よりコンパクトなものとな
る。
【0051】〔実施形態4〕図6(a)に、本発明のさ
らに他の実施形態における栓体3の外観形状を示してい
る。この栓体3は、同図(b)に示す天板部19・圧縮
コイルバネ32・栓本体12を設けて構成されている。
天板部19はほぼ円板状に形成され、その上面に、前記
実施形態1と同様にアーチ状の吊り手部20が設けられ
ている。また、周側面における中心点対称な2箇所に、
各々径方向外方に突出する略矩形状の係止突片19c・
19cが形成されている。これら係止突片19c・19
cは厚さ寸法をその内側よりも薄くして、天板部19の
上面に対して段差状に設けられている。
【0052】栓本体12は、同図(c)に示すように、
前記図2を参照して説明した実施形態1とほぼ同様に形
成された容器閉塞部材14と、これに溶着一体化された
開閉操作部材15とから成っている。但し、本実施形態
では、開閉操作部材15の開閉操作面15aを上方内側
へと延設して、この開閉操作部材15に、栓体3の上端
面外周側を構成する上壁部15cが一体形成されてい
る。
【0053】この上壁部15cに、同図(b)に示すよ
うに、天板部19が嵌め込まれる円形開口15dが形成
されている。この円形開口15dの周面には、天板部1
9の各係止突片19c・19cに各々対応する二箇所
に、それぞれ径方向外方に凹入して上下に貫通する抜き
取り用凹部15eが形成されている。さらに、各抜き取
り用凹部15eの形成位置から周方向に90度離れた中心
対称な2箇所に、係止用凹部15fが形成されている。
これら係止用凹部15fは、上壁部15cにおける下面
から断面矩形状に上方に凹入する形状であり、また、こ
れらに係止突片19cが下側から嵌入した状態で天板部
19の周方向の相対回転移動が規制されるように、各係
止突片19cに合わせた周方向の幅寸法で形成されてい
る。
【0054】上記形状の栓本体12に、同図(c)に示
すように、天板部19が組付けられている。すなわち、
この組付状態では、天板部19の各係止突片19c・1
9cが、係止用凹部15fに下側から嵌入し、この天板
部19と、栓本体12の底壁部14aとの間に縮装され
た前記圧縮コイルバネ32によって、各係止突片19c
・19cが上壁部15cに下側から押し付けられて保持
されている。なお、このとき、天板部19と上壁部15
cとの各上面は面一状となるように形成されている。
【0055】この状態では、係止突片19cと、これが
嵌入した係止用凹部15fとの係合機構によって、天板
部19と栓本体12との相対回転が規制されている。こ
のため、吊り手部20に回転力を与えれば、この回転力
がそのまま栓本体12に伝わり、したがって、前記開閉
操作面15aを把持して回転させる操作に替えて、吊り
手部20を利用した開栓や閉栓の各操作も確実に行うこ
とが可能である。
【0056】一方、上記の状態から、天板部19を圧縮
コイルバネ32のバネ力に抗して押し下げ、各係止突片
19c・19cが係止用凹部15fから下方に離脱する
まで下降させれば、天板部19を栓本体12に対して相
対的に回転させることができる。そこで、各係止突片1
9c・19cが前記抜き取り用凹部15eに対応する位
置にくるまで上記から90度回転させて押し付け力を解除
すれば、天板部19は圧縮コイルバネ32によって上方
へ押し上げられる。このとき、各係止突片19c・19
cは抜き取り用凹部15eを通して上方に移動すること
になり、これによって、同図(b)に示すように、天板
部19を栓本体12から上方に引き出すことができる。
【0057】このように、本実施形態においては、天板
部19に設けられている吊り手部20を利用して開栓・
閉栓操作を確実に行うことが可能であり、また、栓本体
12内にほぼ密閉状の空間21を形成すべく上方を覆う
天板部19を栓本体12から外して、空間21の上方を
大きく露出させることが可能ともなっている。したがっ
て、このように分解することにより、空間21を囲う各
内壁面も隅々まで洗浄してより清浄な状態に維持するこ
とができる。
【0058】〔実施形態5〕図7(a)に示すさらに他
の実施形態でのぐい飲みボトル1は、栓体3と容器本体
2との間にさらにロック機構33を設けて構成されてお
り、その他の構成は前記実施形態1と同様である。上記
ロック機構33は、栓体3を容器本体2に螺着させて締
付けた状態、すなわち閉栓状態を保持するためのもので
ある。
【0059】つまり、天板部19に吊り手部20が上方
に突出する形状で設けられている場合、これは、前記図
2(h)を参照して説明したように、この吊り手部20
を開栓時の操作部として利用することも可能である。栓
体3における下端側の前記開閉操作面15aを手のひら
で把持して開栓操作を行う場合、周方向への回転力と共
に、指先に軸心方向の力を適度に加えることが必要であ
る。これによって生じる摩擦力で周方向に指先が滑らな
いようにすることで、栓体3を回転させて開栓させるこ
とができる。これに対し、吊り手部20に指先をかけて
開栓する場合には回転方向の力を加えるだけで済む。こ
のことは、例えばこのぐい飲みボトル1を鞄等に入れて
持ち運ぶとき、他の物体が吊り手部20に繰返し当たっ
て開栓方向の力が作用する場合などに、栓体3の緩みが
生じて閉栓状態が損なわれるおそれが生じる。
【0060】そこで、本実施形態では、上記のようなロ
ック機構33を設け、これによって、ユーザーが意図す
る開栓操作時以外には、吊り手部20に外部から衝撃や
振動が加えられても、閉栓状態が確実に保持されるよう
になっている。このようなロック機構33は、例えば本
実施形態では以下のように構成されている。
【0061】すなわち、このロック機構33は、同図
(b)(c)に示すように、栓本体12における開閉操作
面15aの外面を部分的に外方に膨出する形状としてロ
ックプレート装着部34を形成し、このロックプレート
装着部34の中心を縦方向に延びるプレート案内溝34
a内に、縦長のロックプレート35を装着して構成され
ている。
【0062】このロックプレート35には、同図(b)
に示すように、その上端側に、ボタン形状の操作突起3
6が、例えばかしめ等によって固定されている。このロ
ックプレート35を上記プレート案内溝34aに装着
し、ロックプレート装着部34の下端側に、ロックプレ
ート35を外方から覆う取付プレート37を固定するこ
とによって、ロックプレート35がプレート案内溝34
a内を上下にスライド自在に組付けられている。
【0063】一方、容器本体2に、ロックプレート受け
金具38がスポット溶接等によって固定されている。こ
の金具38は、栓体3を容器本体2に螺着させて締付け
た閉栓状態において、上記ロックプレート35の下側に
対応する周方向位置に設けられている。したがって、こ
の状態でロックプレート35を下限位置(図示の位置)
まで下降させることにより、このロックプレート35の
下端側がロックプレート受け金具38内に挿通しロック
状態となる。これによって、ユーザーが意図する開栓操
作時以外のときに栓体3に開栓方向の力が作用しても、
栓体3と容器本体2との相対的な回転移動が阻止され、
栓体3が開栓方向に回転して緩むことが防止される。
【0064】なお、ロック状態の解除は、操作突起36
に指先をかけ、この操作突起36を上方にスライドさせ
ることによって行われる。同図(c)に示されているよ
うに、プレート案内溝34aの側壁には、操作突起36
の外周形状に応じた円弧状係止部34bが形成されてい
る。この円弧部係止部34bの位置まで操作突起36を
上昇させて嵌入させることで、操作突起36がこの位置
で保持される。この状態で、ロックプレート35の下端
がロックプレート受け金具38から抜け出てロック解除
状態となる。したがって、この状態で、前記同様に開閉
操作面15aもしくは吊り手部20に手をかけて開栓操
作が行われる。
【0065】以上にこの発明の具体的な実施形態につい
て説明したが、この発明は上記形態に限定されるもので
はなく、この発明の範囲内で種々変更することが可能で
ある。例えば上記各形態では、吊り手部20を天板部1
9と一体に設けた例を挙げたが、例えば図8に示すよう
に、吊り手部20を別体で形成し、これを天板部19に
組み付けて構成することも可能である。
【0066】同図に示す例では、天板部19の上面に沿
って、その全体を覆うようにステンレス製の化粧板40
を設けて形成されている。なお、この天板部19は、化
粧板40を成形金型内に配置したインサート成形によっ
て形成されている。
【0067】この場合、吊り手部20を天板部19とは
別体で形成し、この吊り手部20の両端に植え込まれた
ボルト41・41を、化粧板40および天板部19を貫
通させてナット42・42で締結することで、天板部1
9に吊り手部20を備える栓体3を形成することができ
る。
【0068】さらに、上記各実施形態では、栓本体12
から、栓キャップ13或いは天板部19の取り外しが可
能な二重栓構造で栓体3を構成した例を挙げたが、図9
に示すように、断熱空間21を囲う栓本体12の上端に
天板部19を溶着一体化した一重栓構造においても、そ
の上端面に吊り手部20を設けて構成することが可能で
ある。すなわち、同図に示す栓体3は、栓本体12の開
閉操作部材15に、この開閉操作部材15の上端開口を
覆うように前記とほぼ同様の形状に形成された天板部1
9が溶着一体化されて、栓体3が構成されている。なお
この場合、内部空間21を外部に連通させる連通孔43
を、例えば開閉操作部材15における上端側コーナー部
に形成して、空間21、ひいては負圧防止弁17を介し
て貯留空間2a内が大気圧で保持されるように形成され
る。
【0069】一方、上記各実施形態では、吊り手部20
を、両端が天板部19の上端面に連なるアーチ形状や逆
U字形状とした例を挙げたが、例えば片側のみが天板部
19に連なるL字形状の吊り手部を設けた構成、また、
天板部19の上端面から上方に山形状に突出する突起部
を吊り手部として形成し、この吊り手部に、例えば紐等
を通し得る横穴を吊り下げ用開口20aとして形成した
構成等とすることも可能である。
【0070】さらに上記各実施形態では、真空断熱構造
の囲壁を設けて容器本体2が構成されたぐい飲みボトル
を例に挙げたが、容器本体がその他の断熱構造で保温機
能を有するように構成されるものにも本発明を適用する
ことが可能である。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明のぐい飲みボトル
においては、容器本体の上端側に取付けられる栓体の上
端面に吊り手部が設けられているので、この吊り手部を
利用して様々な方法で携帯することが可能になって利便
性が向上する。また、上記の吊り手部は栓体の上端面に
設けられているので、従来の外観形状が極力損なわれる
ことなく、全体的なスリム感も維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるぐい飲みボトルを
示すもので、同図(a)は縦断面図、同図(b)は上部
側の斜視図である。
【図2】上記ぐい飲みボトルの栓体を示すもので、同図
(a)は栓キャップの断面図、同図(b)は栓本体の断
面図、同図(c)は栓本体への栓キャップの組付状態を
示す断面図である。
【図3】上記ぐい飲みボトルにおける吊り手部の利用形
態を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施形態におけるぐい飲みボトル
を示すもので、同図(a)は上部側の縦断面図、同図
(b)は上部側の斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態におけるぐい飲み
ボトルを示すもので、同図(a)は上部側の斜視図、同
図(b)は吊り手部を横倒しにしたときの上部側の斜視
図である。
【図6】本発明のさらに他の実施形態におけるぐい飲み
ボトルを示すもので、同図(a)は上部側の斜視図、同
図(b)は栓体の分解斜視図、同図(c)は上部側の縦
断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施形態におけるぐい飲み
ボトルを示すもので、同図(a)は上部側の斜視図、同
図(b)は上記ぐい飲みボトルに設けられているロック
機構を示す要部縦断面図、同図(c)は上記ロック機構
の正面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態におけるぐい飲み
ボトルの上部側縦断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態におけるぐい飲み
ボトルの上部側縦断面図である。
【図10】従来のぐい飲みボトルを示すもので、同図
(a)は正面図、同図(b)は栓体の縦断面図、同図
(c)は容器本体の一部切欠断面図である。
【符号の説明】
1 ぐい飲みボトル 2 容器本体 3 栓体 4 内容器(囲壁) 5 外容器(囲壁) 12 栓本体 13 栓キャップ 14a 底壁部 15f 係止用凹部(係合機構) 19 天板部 19a 凹部 19b 凹部 19c 係止突片(係合機構) 20 吊り手部 20a 吊り下げ用開口 21 空間 33 ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA03 AB26 AC01 BA03A BB11A BC03A BC07A CA18 EA18 EB27 EE15 FA01 FC01 GA13 3E084 AA02 AA12 AA22 AB01 BA03 CA01 CB04 CC05 DA01 DC05 EB03 EC05 FB03 GA04 GB04 HA03 HB04 HD04 KA05 4B002 AA03 AA04 BA15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保温機能を有する囲壁を備えた容器本体
    と、この容器本体の上端側に着脱自在に取付けられる栓
    体とを備えるぐい飲みボトルであって、 上記栓体の上端面に、略水平方向に貫通する吊り下げ用
    開口を形成するための吊り手部を設けていることを特徴
    とするぐい飲みボトル。
  2. 【請求項2】 吊り手部を、栓体の外周面を上方に延長
    して囲われる円筒領域内に位置するように形成している
    ことを特徴とする請求項1のぐい飲みボトル。
  3. 【請求項3】 栓体を、容器本体の上端側に螺着される
    栓本体と、この栓本体に上方から螺着される栓キャップ
    とを設けて形成すると共に、この栓キャップの上端面に
    上記吊り手部を設けていることを特徴とする請求項1又
    は2のぐい飲みボトル。
  4. 【請求項4】 栓体に上下に相互に離間した天板部と底
    壁部とを設け、これら天板部と底壁部との間にほぼ密閉
    された空間を形成すると共に、天板部に下方に凹入する
    凹部を設け、この凹部を跨ぐ形状で上記吊り手部を形成
    していることを特徴とする請求項2又は3のぐい飲みボ
    トル。
  5. 【請求項5】 栓体に上下に相互に離間した天板部と底
    壁部とを設け、これら天板部と底壁部との間にほぼ密閉
    された空間を形成すると共に、天板部に下方に凹入する
    凹部を設け、上記吊り手部を、天板部から上方に直立し
    た使用位置と、横倒しにして上記凹部に収納させた非使
    用位置との間で傾動自在に天板部に取付けていることを
    特徴とする請求項2又は3のぐい飲みボトル。
  6. 【請求項6】 栓体を、容器本体の上端側に螺着させる
    ことによって容器本体の上端開口を塞ぐ底壁部を有する
    栓本体と、この栓本体に着脱自在に組付けられて上記底
    壁部との間にほぼ密閉された空間を形成する天板部とを
    設けて形成すると共に、この天板部の上面に上記吊り手
    部を設け、さらに、天板部を栓本体に対して特定の周方
    向位置に位置させたときにこれら天板部と栓本体とを相
    互に係合させる係合機構を設けて、吊り手部に対して回
    転力が加えられるときに栓本体が一体的に回転するよう
    に形成していることを特徴とする請求項2又は3のぐい
    飲みボトル。
  7. 【請求項7】 栓体を容器本体の上端側に螺着させて閉
    栓状態になるように形成すると共に、栓体と容器本体と
    の間に、閉栓状態で栓体と容器本体との相対回転移動を
    阻止するロック機構を設けていることを特徴とする請求
    項1から6のいずれかのぐい飲みボトル。
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