JP2002125249A - 信号検査装置および信号検査方法 - Google Patents

信号検査装置および信号検査方法

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JP2002125249A
JP2002125249A JP2000317505A JP2000317505A JP2002125249A JP 2002125249 A JP2002125249 A JP 2002125249A JP 2000317505 A JP2000317505 A JP 2000317505A JP 2000317505 A JP2000317505 A JP 2000317505A JP 2002125249 A JP2002125249 A JP 2002125249A
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level
signal
input signal
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JP2000317505A
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Osamu Ogawa
統 小川
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力信号のレベル変化点を高速に検査できる信
号検査装置を提供する。 【解決手段】レベル判定部11において、信号S12に
指定された位相におけるパルス信号S−OUTの論理レ
ベルが判定される。制御部12では、所定の上限位相と
下限位相の論理レベルが上記レベル判定部11に判定さ
れ、さらに上限位相と下限位相との間の中間位相が計算
され、上限位相と下限位相のうち、パルス信号S−OU
Tが中間位相と異なるレベルを有する位相が選択され
る。この選択位相と計算された中間位相との間の中間位
相がさらに計算され、前者の2位相のうち、パルス信号
S−OUTが後者の中間位相と異なるレベルを有する位
相が選択される処理が反復される。この反復により、選
択位相と中間位相との位相差が所定の範囲に含まれた場
合、この選択位相または中間位相が、パルス信号S−O
UTのレベル変化点の位相として判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基準信号の所定の
初期位相に対する、入力信号のレベル変化点の位相を検
査する信号検査装置および信号検査方法に係り、例え
ば、CCD用タイミングジェネレータのパルス位相調節
機能を検査するための信号検査装置および信号検査方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CCD用タイミングジェネレータICか
らCCDイメージセンサおよびその周辺回路へ供給され
るパルス信号には、各パルス信号の相対的な位相関係に
精密さが要求されており、このパルス信号の位相を管理
することは非常に困難であった。例えば、一つのセット
において最適に調整されたパルス信号の位相関係が、同
一条件で製造された他のセットにおいては個体毎の素子
特性のばらつきなどによってずれを生じてしまい、その
ため、CCD素子から正しい画素情報が得られなくなっ
てしまうことがしばしばあった。
【0003】そのため従来のタイミングジェネレータI
Cにおいては、入力パルス信号に対する出力パルス信号
の遅延時間およびデューティ比を、設定データに応じて
微小な時間ステップ(例えば1ns程度)で調節可能な
パルス位相調節回路が、各パルス信号の出力の直前に設
けられている。そして、各パルス信号の遅延時間および
デューティ比は、コンピュータなどの制御装置から各パ
ルス位相調節回路に入力される設定データに応じて、各
パルス信号で調節される。このパルス位相調節回路によ
って、各パルス信号の位相を個別に管理することができ
るようになり、上述した位相関係のずれを補正させるこ
とができるようになった。
【0004】一方、近年におけるCCDの高画素化にと
もなって、CCDに供給されるパルス信号の周波数が高
くなり、これにより、パルス信号の位相関係に要求され
る精度が一段と厳しくなっている。そのため、パルス位
相調節回路によるパルス幅および遅延時間の検査にも高
い精度が要求されている。
【0005】図6は、位相調節機能を有さない回路から
出力されるパルス信号の例を示す波形図である。上述し
たパルス位相調節回路等による位相調節機能を有さない
回路の出力信号は、多くの場合、内部のクロック信号よ
り長い周期を有している。この場合の出力信号の波形
は、例えば図6の図(A)に示すような立ち上がり変化
点t11、または図6の図(B)に示すような立ち下が
り変化点t12を内部クロック信号の周期Tに対して1
つだけ有しているか、あるいは図6の図(C)に示すよ
うな論理値”1”の一定値、または図6の図(D)に示
すような論理値”0”の一定値が出力され、周期Tに対
してレベル変化点を有さない波形となる。
【0006】このような出力信号が検査される場合に
は、例えばLSIテスターなどを用いて、内部クロック
信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに対し
て設定された一定の信号検出点(ストローブポイント)
における出力信号のレベルが検出されることにより、回
路が所望の機能を有しているか否かが判定される。
【0007】図7は、パルス位相調節回路から出力され
るパルス信号の例を示す波形図である。図7の図(A)
に示す基準クロック信号は立ち上がり点t21と立ち下
がり点t22を周期T内に有しており、これに対応し
て、図7の図(B)に示すパルス位相調節回路100の
出力パルス信号は立ち上がり点t23と立ち下がり点t
22を、図7の図(C)に示すパルス位相調節回路10
0の出力パルス信号は立ち上がり点t23と立ち下がり
点t24を周期T内に有している。すなわち、パルス位
相調節回路100の出力パルス信号は、基準クロック信
号の周期と等しい周期Tを有しており、基準クロック信
号の周期T内に2つのレベル変化点を有している。
【0008】図(B)の出力パルス信号の立ち上がり点
t23は、基準クロック信号の立ち上がり点t21に対
して遅延時間△tだけ遅延されており、これにより、出
力パルス信号の波形は、基準クロック信号のデューティ
が可変された波形となっている。また、図(C)の出力
パルス信号の立ち上がり点t23と立ち上がり点t24
は、基準クロック信号の立ち上がり点t21と立ち下が
り点t22に対して等しい時間△tだけ遅延されてお
り、これにより、出力パルス信号の波形は、基準クロッ
ク信号に対して遅延時間△tで遅延された波形となって
いる。
【0009】図7に示すような出力パルス信号の遅延時
間やデューティは、上述した図6に示す出力信号の検査
のように、一定のストローブポイントでレベル検出を行
う方法では正確に検査することができない。
【0010】図8は、一定のストローブポイントでレベ
ル検出を行う例を示す第1のタイミングチャートであ
る。図8の図(B)に示すパルス位相調節回路の出力パ
ルス信号の立ち上がり点t32は、図8の図(A)に示
す基準クロッククロック信号の立ち上がり点t31に対
して、パルス位相調節回路により遅延時間△tを与えら
れている。ストローブポイントt33は、出力パルス信
号の立ち上がり点t32よりも後に設定されている。
【0011】図8の例において、例えば立ち上がり点t
32がストローブポイントt33を越えない範囲で変化
する場合、ストローブポイントt33における出力パル
ス信号の検出値(論理値”1”)は、この変化に依らず
一定値となる。このため、例えばパルス位相調節回路の
不良により遅延時間△tが設定不能になっている不具合
が発生していても、ストローブポイントt33のレベル
だけを検出する方法では、こうした不具合を発見できな
い問題がある。
【0012】図9は、一定のストローブポイントでレベ
ル検出を行う例を示す第2のタイミングチャートであ
る。図9の図(B)に示すパルス位相調節回路の出力パ
ルス信号の立ち上がり点t43は、図9の図(A)に示
す基準クロッククロック信号の立ち上がり点t41に対
して、パルス位相調節回路により遅延時間△t1を与え
られている。また、図9の図(C)に示すパルス位相調
節回路の出力パルス信号の立ち上がり点t44には、遅
延時間△t1よりも大きい遅延時間△t2が与えられて
いる。ストローブポイントt42は、立ち上がり点t4
3および立ち上がり点t44よりも手前に設定されてい
る。
【0013】図9の例において、例えば立ち上がり点t
43がストローブポイントt42を越える範囲で変化す
る場合、ストローブポイントt42における出力パルス
信号の検出値(論理値”0”)は、この変化に依らず一
定値となる。このため、例えばパルス位相調節回路の不
良によって通常の遅延時間△t1が遅延時間△t2に増
大していても、ストローブポイントt42のレベルだけ
を検出する方法では、こうした不具合を発見できない問
題がある。
【0014】こうした問題に対処するため、従来は、ス
トローブポイントを微小な一定のステップで可変させる
ことにより、パルス信号の立ち上がり点を検出する方法
が用いられている。
【0015】図10は、従来のパルス信号検査装置を用
いたパルス位相調節回路の検査を説明する概略的なブロ
ック図である。図10に示すブロック図は、パルス位相
調節回路100aと、パルス信号検査装置1aにより構
成されている。
【0016】パルス位相調節回路100aは、検査対象
の回路であり、基準クロック信号S−CLKを出力する
とともに、この基準クロック信号S−CLKに対する遅
延時間およびデューティを制御信号S−CONTに応じ
て調節したパルス信号S−OUTを、パルス信号検査装
置1aに出力する。パルス信号検査装置1aは、パルス
位相調節回路100aによる遅延時間およびデューティ
を調節するための制御信号S−CONTをパルス位相調
節回路100aに出力するとともに、パルス位相調節回
路100aからのパルス信号S−OUTと基準クロック
信号S−CLKを入力する。そして、このパルス信号S
−OUTと基準クロック信号S−CLKとの比較から、
パルス位相調節回路100aによる遅延時間およびデュ
ーティを検出する。また、この検出値と、制御信号S−
CONTに応じた所定の規格値とを比較し、比較結果に
応じた良否判定S1aを出力する。
【0017】図11は、従来のパルス信号検査装置1a
の構成を示す概略的なブロック図である。図11に示し
たパルス信号検査装置1aは、遅延素子111a、位相
比較器112a、遅延時間設定器113a、カウンタ1
14a、レジスタ115a、およびディジタル比較器1
16aを有している。
【0018】遅延素子111aは、パルス位相調節回路
100aのパルス信号S−CLKに対して、遅延時間設
定器113aの設定信号S113aに応じた遅延時間を
与えたパルス信号S111aを、位相比較器112aに
出力する。
【0019】位相比較器112aは、パルス信号S−O
UTとパルス信号S111aの位相を比較し、比較結果
に応じたレベルを有するイネーブル信号S112aをカ
ウンタ114aに出力する。例えば、パルス信号S11
1aの立ち上がり点においてパルス信号S−OUTが論
理値”0”の場合にイネーブル信号S112aとして論
理値”1”が出力され、論理値”1”の場合には論理
値”0”が出力される。
【0020】遅延時間設定器113aは、遅延素子11
1aによる遅延時間を設定する設定信号S113aを出
力する。レベル変化点の検査時には、遅延時間を所定ス
テップで順次可変させる設定信号S113aを生成す
る。カウンタ114aは、レベル変化点の検査時に、遅
延時間設定器113aにおいて遅延時間が所定ステップ
で可変される回数を計数する。また、計数動作はイネー
ブル信号S112aによって有効または無効となるよう
に制御されており、例えばイネーブル信号S112aが
論理値”1”の場合に計数動作が行われ、論理値”0”
の場合は計数動作が停止される。
【0021】115aは、図示しない制御部から出力さ
れる制御信号S−CONTに応じた規格値が保持されて
おり、これをディジタル比較器116aに出力してい
る。ディジタル比較器116aは、カウンタ114aか
ら出力される計数値S114aとレジスタ115aに保
持された規格値S115aとを比較し、比較結果に応じ
た良否判定S1aを出力する。
【0022】図12は、従来のパルス信号検査装置1a
の動作を説明するタイミングチャートである。図(C)
に示すパルス信号S111aの立ち上がり点t51にお
いて、図(A)に示すパルス信号S−OUTの値は論理
値”0”であり、この場合、図(D)に示す位相比較器
112aのイネーブル信号S112aは例えば論理値”
1”に設定される。同様にして、立ち上がり点t51〜
立ち上がり点t55までの間、イネーブル信号S112
aは論理値”1”に設定される。イネーブル信号S11
2aが論理値”1”に設定されることによりカウンタ1
14aの計数動作が例えば有効になるとすると、立ち上
がり点t55までの間、遅延素子111aにおいて遅延
時間が増大された回数がカウンタ114aに計数され
る。
【0023】立ち上がり点t55においてパルス信号S
−OUTの値は論理値”1”となるので、これによりイ
ネーブル信号S112aは論理値”0”に設定され、カ
ウンタ114aの計数動作は停止される。以降、遅延素
子111aの遅延量を増大させてもイネーブル信号S1
12aは論理値”0”のままで変化しないので、パルス
信号S−OUTの立ち上がり位相は、カウンタ114a
の計数値S114aとして得られる。カウンタ114a
の1カウントにおける遅延時間の変化量が一定であれ
ば、この変化量と計数値S114aとの積によって容易
に遅延時間が求められる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように一定のステップでストローブポイントを可変させ
ながらパルス信号の立ち上がり点を検出する方法では、
検出の精度を高めるために1カウントにおける遅延時間
の変化量を小さくすると、それに比例して計数回数が増
大し、測定時間が長くなってしまう問題がある。そのた
め、測定の精度を十分に高めることができない場合に
は、本来ならば不良品として選別されるべきICが、検
査によって発見されない危険性が生じてしまう問題があ
る。
【0025】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、入力信号のレベル変化点を高速に
検査できる信号検査装置および信号検査方法を提供する
ことにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の信号検査装置は、入力信号のレベル変化点
の位相を検査する信号検査装置であって、指定された位
相における上記入力信号の論理レベルを判定するレベル
判定手段と、指定された2つの位相の間を所定の割合で
分割する分割位相を生成し、当該分割位相における上記
入力信号の論理レベルを上記レベル判定手段に判定さ
せ、当該2つの位相のうち、上記分割位相と異なる論理
レベルが判定された位相を選択する選択手段と、所定の
上限位相および下限位相の論理レベルを上記レベル判定
手段に判定させ、当該上限位相または当該下限位相の何
れかを上記選択手段に選択させ、上記選択手段に選択さ
れた位相または生成された上記分割位相の何れかを、さ
らに上記選択手段に選択させる処理を反復し、当該反復
により、上記選択手段に選択された位相と上記分割位相
との位相差が所定の範囲に含まれた場合、当該選択され
た位相または当該分割位相を、上記入力信号のレベル変
化点の位相として判定する位相判定手段とを有する。好
適には、上記選択手段は、指定された2つの位相の間を
等分に分割する上記分割位相を生成する。また、上記選
択手段において、上記指定された2つの位相と上記分割
位相の論理レベルが同一である場合、または上記位相判
定手段において、判定された上記入力信号のレベル変化
点の位相が所定の不良範囲に含まれる場合に、上記入力
信号の不良を判定する不良判定手段を有する。
【0027】上記の構成を有する信号検査装置によれ
ば、上記レベル判定手段において、指定された位相にお
ける上記入力信号の論理レベルが判定される。また、上
記選択手段において、指定された2つの位相の間が所定
の割合で分割される分割位相が生成される。好適には、
指定された2つの位相の間を等分に分割する上記分割位
相が生成される。そして、当該分割位相における上記入
力信号の論理レベルが上記レベル判定手段に判定され、
当該2つの位相のうち、上記分割位相と異なる論理レベ
ルが判定された位相が選択される。上記位相判定手段に
おいては、所定の上限位相および下限位相の論理レベル
が上記レベル判定手段に判定され、当該上限位相または
当該下限位相の何れかが上記選択手段に選択される。ま
た、上記選択手段に選択された位相または生成された上
記分割位相の何れかが、さらに上記選択手段に選択され
る処理が反復され、当該反復により、上記選択手段に選
択された位相と上記分割位相との位相差が所定の範囲に
含まれた場合、当該選択された位相または当該分割位相
が、上記入力信号のレベル変化点の位相として判定され
る。好適には、上記不良判定手段において、上記選択手
段に指定された2つの位相と上記分割位相の論理レベル
が同一である場合、または上記位相判定手段に判定され
た上記入力信号のレベル変化点の位相が所定の不良範囲
に含まれる場合に、上記入力信号の不良が判定される。
【0028】本発明の信号検査装置は、供給される基準
信号のレベル変化点の位相を制御信号に応じて調節する
パルス調節回路からの入力信号を検査する信号検査装置
であって、上記パルス調節回路に上記制御信号を出力す
る制御信号出力手段と、上記基準信号の指定された位相
における上記入力信号の論理レベルを判定するレベル判
定手段と、上記基準信号の指定された2つの位相の間を
所定の割合で分割する分割位相を生成し、当該分割位相
における上記入力信号の論理レベルを上記レベル判定手
段に判定させ、当該2つの位相のうち、上記分割位相と
異なる論理レベルが判定された位相を選択する選択手段
と、上記制御信号に応じた所定の上限位相および下限位
相の論理レベルを上記レベル判定手段に判定させ、当該
上限位相または当該下限位相の何れかを上記選択手段に
選択させ、上記選択手段に選択された位相または生成さ
れた上記分割位相の何れかを、さらに上記選択手段に選
択させる処理を反復し、当該反復により、上記選択手段
に選択された位相と上記分割位相との位相差が所定の範
囲に含まれた場合、当該選択された位相または当該分割
位相を、上記入力信号のレベル変化点の位相として判定
する位相判定手段とを有する。好適には、上記選択手段
は、指定された2つの位相の間を等分に分割する上記分
割位相を生成する。また、上記選択手段において、上記
指定された2つの位相と上記分割位相の論理レベルが同
一である場合、または上記位相判定手段において、判定
された上記入力信号のレベル変化点の位相が上記制御信
号に応じた所定の不良範囲に含まれる場合に、上記入力
信号の不良を判定する不良判定手段を有する。
【0029】上記の構成を有する信号検査装置によれ
ば、上記制御信号出力手段において、上記パルス調節回
路に上記制御信号が出力される。また、上記レベル判定
手段において、上記基準信号の指定された位相における
上記入力信号の論理レベルが判定される。さらに、上記
選択手段において、上記基準信号の指定された2つの位
相の間が所定の割合で分割される分割位相が生成され
る。好適には、指定された2つの位相の間を等分に分割
する上記分割位相が生成される。そして、当該分割位相
における上記入力信号の論理レベルが上記レベル判定手
段に判定され、当該2つの位相のうち、上記分割位相と
異なる論理レベルが判定された位相が選択される。上記
位相判定手段においては、上記制御信号に応じた所定の
上限位相および下限位相の論理レベルが上記レベル判定
手段に判定され、当該上限位相または当該下限位相の何
れかが上記選択手段に選択される。また、上記選択手段
に選択された位相または生成された上記分割位相の何れ
かが、さらに上記選択手段に選択される処理が反復さ
れ、当該反復により、上記選択手段に選択された位相と
上記分割位相との位相差が所定の範囲に含まれた場合、
当該選択された位相または当該分割位相が、上記入力信
号のレベル変化点の位相として判定される。好適には、
上記不良判定手段において、上記選択手段に指定された
2つの位相と上記分割位相の論理レベルが同一である場
合、または上記位相判定手段に判定された上記入力信号
のレベル変化点の位相が上記制御信号に応じた所定の不
良範囲に含まれる場合に、上記入力信号の不良が判定さ
れる。
【0030】本発明の信号検査方法は、入力信号のレベ
ル変化点の位相を検査する信号検査方法であって、指定
された位相における上記入力信号の論理レベルを判定す
るレベル判定手順と、指定された2つの位相の間を所定
の割合で分割する分割位相を生成し、当該分割位相にお
ける上記入力信号の論理レベルを上記レベル判定手順で
判定し、当該2つの位相のうち、上記分割位相と異なる
論理レベルが判定された位相を選択する選択手順と、所
定の上限位相および下限位相の論理レベルを上記レベル
判定手順で判定し、当該上限位相または当該下限位相の
何れかを上記選択手順で選択し、上記選択手順で選択さ
れた位相または生成された上記分割位相の何れかを、さ
らに上記選択手順で選択させる処理を反復し、当該反復
により、上記選択手順で選択された位相と上記分割位相
との位相差が所定の範囲に含まれた場合、当該選択され
た位相または当該分割位相を、上記入力信号のレベル変
化点の位相として判定する位相判定手順とを有する。好
適には、上記選択手順は、指定された2つの位相の間を
等分に分割する上記分割位相を生成する。また、上記選
択手順において、上記指定された2つの位相と上記分割
位相の論理レベルが同一である場合、または上記位相判
定手順において、判定された上記入力信号のレベル変化
点の位相が所定の不良範囲に含まれる場合に、上記入力
信号の不良を判定する不良判定手順を有する。
【0031】上記の手順を有する信号検査方法によれ
ば、上記レベル判定手順において、指定された位相にお
ける上記入力信号の論理レベルが判定される。また、上
記選択手順において、指定された2つの位相の間が所定
の割合で分割される分割位相が生成される。好適には、
指定された2つの位相の間を等分に分割する上記分割位
相が生成される。そして、当該分割位相における上記入
力信号の論理レベルが上記レベル判定手順により判定さ
れ、当該2つの位相のうち、上記分割位相と異なる論理
レベルが判定された位相が選択される。上記位相判定手
順においては、所定の上限位相および下限位相の論理レ
ベルが上記レベル判定手順により判定され、当該上限位
相または当該下限位相の何れかが上記選択手順により選
択される。また、上記選択手順により選択された位相ま
たは生成された上記分割位相の何れかが、さらに上記選
択手順により選択される処理が反復され、当該反復によ
って、上記選択手順により選択された位相と上記分割位
相との位相差が所定の範囲に含まれた場合、当該選択さ
れた位相または当該分割位相が、上記入力信号のレベル
変化点の位相として判定される。好適には、上記不良判
定手順において、上記選択手順で指定された2つの位相
と上記分割位相の論理レベルが同一である場合、または
上記位相判定手順で判定された上記入力信号のレベル変
化点の位相が所定の不良範囲に含まれる場合に、上記入
力信号の不良が判定される。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るパルス信号
検査装置を用いたパルス位相調節回路の検査を説明する
概略的なブロック図である。図1に示すブロック図は、
パルス位相調節回路100、およびパルス信号検査装置
1を有している。また、図1に示すパルス信号検査装置
1は、レベル判定部11、制御部12、および記憶部1
3を有している。レベル判定部11は、本発明のレベル
判定手段の一実施形態である。制御部12および記憶部
13からなるブロックは、本発明の選択手段、位相判定
手段、不良判定手段、および制御信号出力手段の一実施
形態である。
【0033】パルス位相調節回路100は、検査対象の
回路であり、基準クロック信号S−CLKを出力すると
ともに、この基準クロック信号S−CLKの立ち上がり
変化点および立ち下がり変化点を制御信号S−CONT
に応じて遅延させたパルス信号S−OUTを、パルス信
号検査装置1に出力する。
【0034】パルス信号検査装置1は、検査パルス位相
調節回路100の出力パルス信号S−OUTの立ち上が
り変化点および立ち下がり変化点を調節する制御信号S
−CONTをパルス位相調節回路100に出力するとと
もに、パルス位相調節回路100からのパルス信号S−
OUTと基準クロック信号S−CLKを入力する。そし
て、入力したパルス信号S−OUTと基準クロック信号
S−CLKとの比較から、パルス位相調節回路100に
よる立ち上がり変化点または立ち下がり変化点の位相を
検出する。また、この検出値と、制御信号S−CONT
に応じた所定の規格値とを比較し、比較結果に応じた良
否判定S1を出力する。パルス信号検査装置1として
は、例えばLSIテスターなどのように、基準クロック
信号S−CLKの立ち上がりエッジまたは立ち下がりエ
ッジに対して設定したストローブポイントにおける出力
パルス信号S−OUTのレベルを検出できる汎用の検査
装置を用いることができる。
【0035】レベル判定部11は、基準クロック信号S
−CLKの所定の初期位相に対し、位相信号S12に応
じた位相におけるパルス信号S−OUTのレベル(論理
値”1”または論理値”0”)を検出し、これを制御部
12に出力する。制御部12は、位相信号S12をレベ
ル判定部11に出力し、これに応じたパルス信号S−O
UTのレベル検出値S11を入力する。また、このレベ
ル検出値S11と位相信号S12の位相値を記憶部13
に記憶させる。さらに、制御信号S−CONTをパルス
位相調節回路100に出力して、パルス信号S−OUT
のレベル変化点を設定する。記憶部13は、レベル判定
部11において判定されたパルス信号S−OUTのレベ
ルと位相値が一時的に記憶され、これらの値がパルス信
号S−OUTのレベル変化点を求める処理において使用
される。また、例えば制御部12がMPUなどのように
プログラムに応じて動作する回路の場合には、パルス信
号S−OUTのレベル変化点を検出する処理において制
御部12を動作させるプログラムが記憶されている。
【0036】図2は、レベル判定部の構成例を示す概略
的なブロック図である。図2に示したレベル判定部は、
遅延素子111、および位相比較器112を有してい
る。
【0037】遅延素子111は、パルス位相調節回路1
00のパルス信号S−CLKに対して、位相信号S12
に応じた遅延時間を与えたパルス信号S111を、位相
比較器112に出力する。
【0038】位相比較器112は、パルス信号S−OU
Tとパルス信号S111の位相を比較し、比較結果に応
じたレベル検出値S11を制御部12に出力する。例え
ばパルス信号S−OUTの立ち上がり変化点が検出され
る場合には、パルス信号S111の立ち上がりにおける
パルス信号S−OUTのレベルが出力され、パルス信号
S−OUTの立ち下がり変化点が検出される場合には、
パルス信号S111の立ち下がりにおけるパルス信号S
−OUTのレベルが出力される。
【0039】図3は、本発明のパルス信号検査装置1に
よるレベル変化点の検出処理を示すフローチャートであ
る。図3に示すレベル変化点の検出処理は、ステップP
1〜ステップP9を有している。
【0040】まずステップP1において、出力パルス信
号S−OUTの立ち上がり変化点および立ち下がり変化
点を調節する制御信号S−CONTがクロック位相調節
回路100に入力され、出力パルス信号S−OUTのレ
ベル変化点が設定される。
【0041】次いでステップP2において、変化点が検
出される範囲の上限位相tHと下限位相tLにおける出
力パルス信号S−OUTのレベルがレベル判定部11に
おいて判定される。判定されたレベルは、上限位相tH
および下限位相tLの位相値とともに記憶部13に保持
される。上限位相tHと下限位相tLは、この上限と下
限の間に検出対象のレベル変化点がただ1つだけ含まれ
るように決められた位相値であり、制御信号S−CON
Tに応じて設定される。この位相値は、例えば、複数の
パルス位相調節回路100について実際に検査すること
により得られた統計的な傾向に基づいて設定される。
【0042】ステップP3においては、ステップP2で
判定された上限位相tHおよび下限位相tLのレベルが
正常か否かが判断される。例えば上限位相tHと下限位
相tLのレベルが同一の場合には、上限位相tHと下限
位相tLの間にただ1つのレベル変化点が含まれる条件
に反するので、パルス信号S−OUTは異常であると判
定され、ステップP9に処理が移行される。また、例え
ば立ち上がりのレベル変化点を求める場合に上限位相t
Hが論理値”0”、下限位相tLが論理値”1”となっ
ている場合など、制御信号S−CONTによる設定と異
なっている場合にも、パルス信号S−OUTの異常が判
断されて、ステップP9に処理が移行される。異常が判
定されない場合には、ステップP4aに処理が移行され
る。
【0043】ステップP4aにおいては、上限位相tH
または下限位相tLの何れか一方を選択するための選択
処理が実行される。選択処理においては、2つの位相の
間における中間の位相のレベルがレベル判定手段11に
おいて判定され、2つの位相のうち、中間の位相と異な
るレベルを有する位相が選択される。
【0044】図4は、選択処理を示すフローチャートで
あり、ステップP41〜ステップP46を有している。
図4に示す選択処理のフローチャートにおいては、選択
される2つの位相値のうちの一方を位相tA、他方を位
相tBとして説明している。
【0045】まずステップP41において、記憶部13
に保持されている位相tAと位相tBのレベルが制御部
12に読みだされて、これらが同一であるか否かが判断
される。同一である場合には出力パルス信号S−OUT
の異常が判断されて、ステップP9に処理が移行され
る。同一でない場合には、ステップP42に処理が移行
される。
【0046】ステップP42において、位相tAと位相
tBの中間の位相tMが計算されて、この位相値が記憶
部13に保持される。なお、ステップP42において計
算される中間位相tMの位相値は、好適には位相tAと
位相tBの間を等分に分割した中間値であるが、これに
特に限定されるものではなく、位相tAと位相tBとの
間を分割する他の位相値でも良い。
【0047】次いでステップP43において、中間位相
tMのレベルがレベル判定部11によって判定され、こ
の判定値が中間位相tMの位相値とともに記憶部13に
保持される。
【0048】ステップP44においては、中間位相tM
のレベルと位相tAのレベルが記憶部13から読みださ
れて、同一であるか否かが判断される。同一であると判
断された場合には、ステップP45に処理が移行され
て、選択位相tSの位相値に位相tBの位相値が代入さ
れる。また、同一でないと判断された場合には、ステッ
プP46に処理が移行されて、選択位相tSの位相値に
位相tAの位相値が代入される。
【0049】以上説明した選択処理により、位相tAま
たは位相tBのうち、中間位相tMと異なるレベルを有
する位相が選択されて、この位相値が選択位相tSの位
相値に代入される。
【0050】ステップP4aに次いで、ステップP4b
においても上述した選択処理が実行される。ステップP
4bにおいては、選択処理において選択された選択位相
tS、または選択処理において計算された中間位相tM
の何れか一方が、選択処理によって選択される。ステッ
プP5においては、選択位相tSと中間位相tMの位相
差と所定の規格値tKとの大小関係が比較され、選択位
相tSと中間位相tMの位相差が規格値tKより大きい
場合には、再度ステップP4bに処理が戻されて、選択
位相tSまたは中間位相tMの何れか一方が選択処理に
よって選択される。選択位相tSと中間位相tMの位相
差が規格値tKより小さい場合には、ステップP6に処
理が移行されて、ステップP4bとステップP5のルー
プ処理が終了する。規格値tKの値も、上限位相tHや
下限位相tLと同様に、例えば複数のパルス位相調節回
路100を実際に検査することにより得られた統計的な
傾向に基づいて設定される値である。
【0051】ステップP6において、ステップP4bと
ステップP5のループ処理により最終的に得られた中間
位相tMの位相値が、レベル変化点の判定値tEとして
記憶部13に保持される。あるいは、選択位相tSの位
相値を判定値tEとしても良い。
【0052】ステップP7においては、レベル変化点の
判定値tEと所定の規格値とが比較され、この比較結果
に基づいて、出力パルス信号S−OUTの良否が判断さ
れる。出力パルス信号S−OUTの合格が判断された場
合には、ステップP8に処理が移行されて、出力パルス
信号S−OUTの合格を示す良否判定S1が出力され、
不合格が判断された場合には、ステップP9に処理が移
行されて、出力パルス信号S−OUTの不合格を示す良
否判定S1が出力される。
【0053】次に、上述したレベル変化点の検出処理
を、具体例に基づいて説明する。図5は、本発明におけ
るレベル変化点の検出処理を説明するための波形図であ
る。図5に示す波形は、パルス位相調節回路100の出
力パルス信号S−OUTの波形である。
【0054】ステップP1において、出力パルス信号S
−OUTのレベル変化点が設定された後、ステップP2
において、上限位相tHと下限位相tLのレベルがレベ
ル判定部11において判定され、ステップP3において
出力パルス信号S−OUTの正常が判断される。
【0055】ステップP4aのステップP41におい
て、上限位相tHと下限位相tLのレベルが異なること
が判断された後、ステップP42において、中間位相t
M1の位相値が計算される。ステップP43において中
間位相tM1のレベルが論理値”1”であることが判断
されるので、選択位相tSとしては下限位相tLが選択
される。
【0056】ステップP4bのステップP41におい
て、選択位相tLと中間位相tM1のレベルが異なるこ
とが判断された後、ステップP42において、中間位相
tM2の位相値が計算される。ステップP43において
中間位相tM2のレベルが論理値”0”であることが判
断されるので、選択位相tSとしては中間位相tM1が
選択される。
【0057】ステップP5において選択位相tM1と中
間位相tM2との位相差が規格値tKより大きいことが
判断され、ステップP4bに処理が戻される。ステップ
P4bのステップP41において、選択位相tM1と中
間位相tM2のレベルが異なることが判断された後、ス
テップP42において、中間位相tM3の位相値が計算
される。ステップP43において中間位相tM3のレベ
ルが論理値”1”であることが判断されるので、選択位
相tSとしては中間位相tM2が選択される。
【0058】ステップP5において選択位相tM2と中
間位相tM3との位相差が規格値tKより大きいことが
判断され、ステップP4bに処理が戻される。ステップ
P4bのステップP41において、選択位相tM2と中
間位相tM3のレベルが異なることが判断された後、ス
テップP42において、中間位相tM4の位相値が計算
される。ステップP43において中間位相tM4のレベ
ルが論理値”0”であることが判断されるので、選択位
相tSとしては中間位相tM3が選択される。
【0059】ステップP5において選択位相tM3と中
間位相tM4との位相差が規格値tKより大きいことが
判断され、ステップP4bに処理が戻される。ステップ
P4bのステップP41において、選択位相tM3と中
間位相tM4のレベルが異なることが判断された後、ス
テップP42において、中間位相tM5の位相値が計算
される。ステップP43において中間位相tM5のレベ
ルが論理値”0”であることが判断されるので、選択位
相tSとしては中間位相tM3が選択される。
【0060】ステップP5において選択位相tM3と中
間位相tM5との位相差が規格値tKより小さいことが
判断され、ステップP6に処理が移行される。ステップ
P6において、レベル変化点の判定値tEが中間位相t
M5として判定される。
【0061】以上説明したように、本発明によれば、ス
テップP4bとステップP5のループ処理によって選択
処理が反復される度に、レベル変化点を挟む2つの位相
の位相差が半分になり、例えば選択処理が10回行われ
ることにより、レベル変化点を挟む2つの位相の位相差
は、元の位相差の1024分の1になる。したがって、
規格値tKが上限位相tHと下限位相tLとの位相差に
対して千分の一程度である場合には、多くとも選択処理
が10回程度反復されることによって、レベル変化点の
判定値tEを得ることができる。一方、上述した従来方
式のように、一定のステップでストローブポイントを変
化させる方式の場合には、同一条件において、最悪の場
合千回程度もストローブポイントのレベル判定を行わな
くてはならない。このように、本発明によれば、ストロ
ーブポイントを可変させてレベル判定を行う回数が従来
に比べて少なくて済むので、レベル変化点の判定を高い
精度で高速に行うことができる。
【0062】また、高い分解能によるレベル変化点の検
出を高速に行うことができるので、例えば、制御信号S
−OUTに対するレベル変化点の特性も、従来に比べて
短い時間で測定することができる。したがって、例えば
この特性を所定の標準特性と比較することによって、パ
ルス位相調節回路100の不良を検出することもでき
る。
【0063】また、例えば共通の基準クロック信号S−
CLKに対して異なる遅延時間とデューティを有する複
数の出力パルス信号S−OUTに対しても、本発明によ
って検査を行うことができる。この場合には、各出力パ
ルス信号間の位相差について検査することもでき、これ
によってパルス位相調節回路100の不良を検出するこ
とができる。
【0064】このように、本発明によってパルス信号の
レベル変化点を高速に検査できるので、不良品が選別さ
れずに出荷される率を低減でき、製品の品質を向上でき
る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、パルス信号のレベル変
化点の位相を高速に検査できる。これにより、不良品が
選別されずに出荷される率を低減でき、製品の品質を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパルス信号検査装置を用いたパル
ス位相調節回路の検査を説明する概略的なブロック図で
ある。
【図2】レベル判定部の構成例を示す概略的なブロック
図である。
【図3】本発明のパルス信号検査装置1によるレベル変
化点の検出処理を示すフローチャートである。
【図4】選択処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明におけるレベル変化点の検出処理を説明
するための波形図である。
【図6】位相調節機能を有さない回路から出力されるパ
ルス信号の例を示す波形図である。
【図7】パルス位相調節回路から出力されるパルス信号
の例を示す波形図である。
【図8】一定のストローブポイントでレベル検出を行う
例を示す第1のタイミングチャートである。
【図9】一定のストローブポイントでレベル検出を行う
例を示す第2のタイミングチャートである。
【図10】従来のパルス信号検査装置を用いたパルス位
相調節回路の検査を説明する概略的なブロック図であ
る。
【図11】従来のパルス信号検査装置の構成を示す概略
的なブロック図である。
【図12】従来のパルス信号検査装置の動作を説明する
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1…パルス信号検査装置、11…レベル判定部、12…
制御部、13…記憶部、111…遅延素子、112…位
相比較器、100…パルス位相調節回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 G01R 31/28 R Fターム(参考) 2G030 AA02 AA06 AB03 AC00 AD08 AF01 AG06 2G032 AA00 AC03 AD04 AD06 AE08 AE10 AG07 AH04 5C024 CX51 GY01 HX15 5C061 BB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号のレベル変化点の位相を検査す
    る信号検査装置であって、 指定された位相における上記入力信号の論理レベルを判
    定するレベル判定手段と、 指定された2つの位相の間を所定の割合で分割する分割
    位相を生成し、当該分割位相における上記入力信号の論
    理レベルを上記レベル判定手段に判定させ、当該2つの
    位相のうち、上記分割位相と異なる論理レベルが判定さ
    れた位相を選択する選択手段と、 所定の上限位相および下限位相の論理レベルを上記レベ
    ル判定手段に判定させ、当該上限位相または当該下限位
    相の何れかを上記選択手段に選択させ、上記選択手段に
    選択された位相または生成された上記分割位相の何れか
    を、さらに上記選択手段に選択させる処理を反復し、当
    該反復により、上記選択手段に選択された位相と上記分
    割位相との位相差が所定の範囲に含まれた場合、当該選
    択された位相または当該分割位相を、上記入力信号のレ
    ベル変化点の位相として判定する位相判定手段とを有す
    る信号検査装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段は、指定された2つの位相
    の間を等分に分割する上記分割位相を生成する、 請求項1に記載の信号検査装置。
  3. 【請求項3】 上記位相判定手段は、判定された上記上
    限位相の論理レベルと上記下限位相の論理レベルとが同
    一の場合、上記上限位相と上記下限位相との間にレベル
    変化点がないことを判定する、 請求項1に記載の信号検査装置。
  4. 【請求項4】 上記選択手段において、上記指定された
    2つの位相と上記分割位相の論理レベルが同一である場
    合、または上記位相判定手段において、判定された上記
    入力信号のレベル変化点の位相が所定の不良範囲に含ま
    れる場合に、上記入力信号の不良を判定する不良判定手
    段を有する、 請求項1に記載の信号検査装置。
  5. 【請求項5】 供給される基準信号のレベル変化点の位
    相を制御信号に応じて調節するパルス調節回路からの入
    力信号を検査する信号検査装置であって、 上記パルス調節回路に上記制御信号を出力する制御信号
    出力手段と、 上記基準信号の指定された位相における上記入力信号の
    論理レベルを判定するレベル判定手段と、 上記基準信号の指定された2つの位相の間を所定の割合
    で分割する分割位相を生成し、当該分割位相における上
    記入力信号の論理レベルを上記レベル判定手段に判定さ
    せ、当該2つの位相のうち、上記分割位相と異なる論理
    レベルが判定された位相を選択する選択手段と、 上記制御信号に応じた所定の上限位相および下限位相の
    論理レベルを上記レベル判定手段に判定させ、当該上限
    位相または当該下限位相の何れかを上記選択手段に選択
    させ、上記選択手段に選択された位相または生成された
    上記分割位相の何れかを、さらに上記選択手段に選択さ
    せる処理を反復し、当該反復により、上記選択手段に選
    択された位相と上記分割位相との位相差が所定の範囲に
    含まれた場合、当該選択された位相または当該分割位相
    を、上記入力信号のレベル変化点の位相として判定する
    位相判定手段とを有する信号検査装置。
  6. 【請求項6】 上記選択手段は、指定された2つの位相
    の間を等分に分割する上記分割位相を生成する、 請求項5に記載の信号検査装置。
  7. 【請求項7】 上記位相判定手段は、判定された上記上
    限位相の論理レベルと上記下限位相の論理レベルとが同
    一の場合、上記上限位相と上記下限位相との間にレベル
    変化点がないことを判定する、 請求項5に記載の信号検査装置。
  8. 【請求項8】 上記選択手段において、上記指定された
    2つの位相と上記分割位相の論理レベルが同一である場
    合、または上記位相判定手段において、判定された上記
    入力信号のレベル変化点の位相が上記制御信号に応じた
    所定の不良範囲に含まれる場合に、上記入力信号の不良
    を判定する不良判定手段を有する、 請求項5に記載の信号検査装置。
  9. 【請求項9】 入力信号のレベル変化点の位相を検査す
    る信号検査方法であって、 指定された位相における上記入力信号の論理レベルを判
    定するレベル判定手順と、 指定された2つの位相の間を所定の割合で分割する分割
    位相を生成し、 当該分割位相における上記入力信号の論理レベルを上記
    レベル判定手順で判定し、 当該2つの位相のうち、上記分割位相と異なる論理レベ
    ルが判定された位相を選択する選択手順と、 所定の上限位相および下限位相の論理レベルを上記レベ
    ル判定手順で判定し、 当該上限位相または当該下限位相の何れかを上記選択手
    順で選択し、 上記選択手段に選択された位相または生成された上記分
    割位相の何れかを、さらに上記選択手順で選択させる処
    理を反復し、 当該反復により、上記選択手順で選択された位相と上記
    分割位相との位相差が所定の範囲に含まれた場合、当該
    選択された位相または当該分割位相を、上記入力信号の
    レベル変化点の位相として判定する位相判定手順とを有
    する信号検査方法。
  10. 【請求項10】 上記選択手順は、指定された2つの位
    相の間を等分に分割する上記分割位相を生成する、 請求項9に記載の信号検査方法。
  11. 【請求項11】 上記位相判定手順は、判定された上記
    上限位相の論理レベルと上記下限位相の論理レベルとが
    同一の場合、上記上限位相と上記下限位相との間にレベ
    ル変化点がないことを判定する、 請求項9に記載の信号検査方法。
  12. 【請求項12】 上記選択手順において、上記指定され
    た2つの位相と上記分割位相の論理レベルが同一である
    場合、または上記位相判定手順において、判定された上
    記入力信号のレベル変化点の位相が所定の不良範囲に含
    まれる場合に、上記入力信号の不良を判定する不良判定
    手順を有する、 請求項9に記載の信号検査方法。
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