JP2002124431A - 電子部品 - Google Patents
電子部品Info
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- JP2002124431A JP2002124431A JP2000318353A JP2000318353A JP2002124431A JP 2002124431 A JP2002124431 A JP 2002124431A JP 2000318353 A JP2000318353 A JP 2000318353A JP 2000318353 A JP2000318353 A JP 2000318353A JP 2002124431 A JP2002124431 A JP 2002124431A
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Abstract
ースの空隙部の充填構造を吟味することによって、特性
良好にして生産性の優れた低価格化に貢献する電子部品
を提供する。 【解決手段】 電子部品素子両側面にコ字状樹脂補強体
の両脚部を位置させ、この両脚部を連結する連結部の任
意な箇所に設けたリード線貫通孔より引出線を引出して
前記コ字状樹脂補強体内に配設した少なくとも1個の電
子部品素子を樹脂又は金属からなるケース内に前記コ字
状樹脂補強体の連結部が前記ケース開口部方向に位置す
るように収納し、ケース空隙部に充填樹脂を硬化して樹
脂層を形成する。
Description
ースに収納し、ケース空隙部に樹脂を充填してなるフィ
ルムコンデンサ、セラミックバリスタ、又はコイル等の
外装構造を改良した電子部品に関する。
として、例えばフィルムコンデンサ、セラミックバリス
タ又はコイル等があるが、これら電子部品は、振動、湿
度又は腐蝕性雰囲気などの外部環境に対応するため、外
装は特別に吟味した構造からなっている。しかして、こ
れら電子部品の構造としては、図6に示すように、例え
ば両端面にメタリコン電極21を形成し、このメタリコ
ン電極21に引出線としてのリード線22を取着したプ
ラスチックフィルムコンデンサ素子23を、一方端部を
開口した樹脂又は金属からなるケース24の所望の位置
に収納し、このケース24内の空隙部に液状樹脂を注入
し、この液状樹脂を硬化し樹脂外装層25を形成してな
るものである。
メタリコン電極21は多孔質であるためこの部分に多数
存在する気孔及び前記リード線22の前記メタリコン電
極21への取着部に存在する空気等が液状樹脂注入過程
で上部に押し出されることになるが、液状樹脂が硬化す
る前に、気孔又は空気の存在部分に万遍なく液状樹脂が
浸透し、これら気孔及び空気を外に完全に押し出してか
ら液状樹脂が硬化できれば問題ないが、結果的には、液
状樹脂が硬化する過程で気孔及び空気が抜けることか
ら、その部分に貫通型のピンホールが発生し、このピン
ホールを介してコンデンサ素子23が外気と触れること
になり、外気に含まれる水分、腐食性ガスの影響で電気
的特性が劣化する欠点を有していた。
が、表面に小さな凹凸が激しくあるものや、複数又は他
の電子部品素子と組み合わせたもので空気層を多く有す
るものの場合、ピンホールの発生度合いも多く顕著であ
る。
子26を収納した樹脂ケース27の空隙部に液状樹脂を
電子部品素子26が埋設するところまで注入し、この注
入した液状樹脂が半硬化したらピンホールを潰して空気
を出させ第一樹脂層28を形成し、次にリード線29の
引出位置を修正し、再び最初に注入したのと同一の液状
樹脂をケース27開口部と平らになるまで注入し、液状
樹脂を硬化させ第二樹脂層30を形成した樹脂二層構造
とし、前述の欠点を解消するようにしている。
層構造であるため、液状樹脂の硬化を2回行う必要があ
り、樹脂充填作業に長時間を要し作業性に問題があると
同時にコストダウンの障害になる問題を抱え改善が望ま
れていた。
なくとも1個の電子部品素子を収納したケースの空隙部
の充填構成を変えることによって、特性良好にして生産
性の優れた低価格化に貢献する電子部品を提供すること
を目的とするものである。
両側面にコ字状樹脂補強体の両脚部を位置させ、この両
脚部を連結する連結部の任意な箇所に設けたリード線貫
通孔より引出線を引出して前記コ字状樹脂補強体内に配
設した少なくとも1個の電子部品素子を樹脂又は金属か
らなるケース内に前記コ字状樹脂補強体の連結部が前記
ケース開口部方向に位置するように収納し、ケース空隙
部に充填樹脂を硬化して樹脂層を形成したことを特徴と
する電子部品である。
え、両脚部及び連結部の任意な箇所に複数の貫通孔を設
けたコ字状樹脂補強体構造としたことを特徴とする電子
部品である。
え、両脚部及び連結部の任意な箇所に複数の切り欠き溝
を設けたコ字状樹脂補強体構造としたことを特徴とする
電子部品である。
え、両脚部の内面又は内外両面を、縦又は横状の任意な
凹凸形状としたコ字状樹脂補強体構造としたことを特徴
とする電子部品である。
ケース開口部方向に位置する面がコ字状樹脂補強体によ
って囲まれた構造とすることにより、樹脂層を構成する
液状樹脂の硬化過程で気孔及び空気が抜けることから、
その部分に貫通型のピンホールが発生したとしても、コ
字状樹脂補強体の存在によりピンホールが外気に通じる
ことはなく、また、コンデンサ素子が劣化し内圧上昇し
たとしても、内圧下で最も膨れ易い電子部品の側面にコ
字状樹脂補強体の脚部が存在する構造であるため、この
脚部が内圧に対する補強材となり、側面から破壊するこ
とは防止でき、周辺に配設された併設機器の破壊を誘発
することは防止でき、且つ、樹脂二層構造のように作業
性を損なうことなく特性良好な電子部品を得ることがで
きる。
電子部品素子両側面にコ字状樹脂補強体の両脚部を位置
させ、この両脚部を連結する連結部の任意な箇所に設け
たリード線貫通孔より引出線を引出して前記コ字状樹脂
補強体内に配設した少なくとも1個の電子部品素子を樹
脂又は金属からなるケース内に前記コ字状樹脂補強体の
連結部が前記ケース開口部方向に位置するように収納
し、ケース空隙部に充填樹脂を硬化して樹脂層を形成し
たことを特徴とする電子部品である。
コンデンサに限定することなく、セラミックバリスタ又
はコイルなどを含むものである。本発明により、樹脂層
を形成するための樹脂硬化過程でピンホールの発生があ
っても、コ字状樹脂補強体の存在で外気に通ずることは
なく特性劣化要因は解消される。更に、コ字状樹脂補強
体の存在によって、併設器機の破壊誘発を有効的に防止
できる。
字状樹脂補強体に換え、両脚部及び連結部の任意な箇所
に複数の貫通孔を設けたコ字状樹脂補強体としたことを
特徴とする電子部品であり、請求項1記載の発明におけ
る効果に加え、貫通孔内へも樹脂が充足されるため、樹
脂とコ字状樹脂補強体との固着は更に強固なものとな
る。
字状樹脂補強体に換え、両脚部及び連結部の任意な箇所
に複数の切り欠き溝を設けたコ字状樹脂補強体としたこ
とを特徴とする電子部品であり、請求項1記載の発明に
おける効果に加え、切り欠き溝へも樹脂が充足されるた
め、樹脂とコ字状樹脂補強体との固着状況は、請求項2
記載の電子部品同様に更に強固なものとなる。
コ字状樹脂補強体に換え、両脚部の内面又は内外両面
を、縦又は横状の任意な凹凸形状としたコ字状樹脂補強
体としたことを特徴とする電子部品であり、請求項1記
載の発明における効果に加え、凹凸形状の存在により樹
脂とコ字状樹脂補強体との固着状況は、請求項2及び請
求項3記載の電子部品同様に更に強固なものとなる。
して説明する。すなわち、図1に示すように、例えば両
端面にメタリコン電極1を形成し、このメタリコン電極
1に引出線としてのリード線2を取着したプラスチック
フィルムコンデンサ素子3の前記リード線2を、図2に
示すように二辺に脚部4,5を有し、この脚部4,5を
連結する連結部6とからなり,且つ、この連結部の任意
な箇所に一対のリード線挿通孔7を設けたコ字状樹脂補
強体8の前記リード線挿通孔7に貫通し、前記コンデン
サ素子3部が前記コ字状樹脂補強体8の脚部4,5及び
連結部6で囲まれた状態で、前記連結部6に設けたリー
ド線挿通孔7から導出したリード線2を開口部方向にな
る状態に樹脂又は金属からなる有底角形ケース9に収納
し、この有底角形ケース9内の空隙部に液状樹脂を注入
し、この液状樹脂を硬化させ、ケース9内空隙部に樹脂
層10を形成してなるものである。なお、本構造におい
て図2に示すようなコ字状樹脂補強体8のa及びbの長
さは、ケース内径寸法より若干小さめに設定することが
望ましい。また、コ字状樹脂補強体8の高さhは、ケー
ス内径寸法の1/2からケース内径寸法より若干小さめ
に設定すると、コンデンサ素子が劣化し内圧上昇したと
しても、内圧下で最も膨れ易い電子部品の側面にコ字状
樹脂補強体の脚部が存在する構造であるため、この脚部
が内圧に対する補強材となり、側面から破壊することを
防止できる。
字状樹脂補強体8に換え、図3に示すように、脚部1
1,12及び連結部13の任意な箇所に任意な形状を有
する複数の貫通孔14を設けたコ字状樹脂補強体15を
用い、樹脂層の一部が前記貫通孔14内に充足するよう
にして完成品としてなるものである。
字状樹脂補強体8に換え、図4に示すように、脚部1
6,17の任意な箇所に任意な形状を有する複数の切り
欠き溝18を設けたコ字状樹脂補強体19を用い、樹脂
層の一部が前記切り欠き溝18に充足するようにして完
成品としてなるものである。
字状樹脂補強体8に換え、図5に示すように、両脚部の
内外両面を、横状の任意な凹凸形状20としたコ字状樹
脂補強体21を用い、前記凹凸形状20部へも樹脂層が
充足するようにして完成品としてなるものである。
ば、コンデンサ素子3のリード線2を、連結部6の任意
な箇所に一対のリード線挿通孔7を設けたコ字状樹脂補
強体8の前記リード線挿通孔7に貫通し、前記コンデン
サ素子3部が前記コ字状樹脂補強体8の脚部4,5及び
連結部6で囲まれた状態で、前記連結部6に設けたリー
ド線挿通孔7から導出したリード線2を開口部方向にな
る状態に樹脂又は金属からなる有底角形ケース9に収納
し、ケース9空隙部に樹脂層10を形成した構成とする
ことにより、樹脂層を構成する液状樹脂の硬化過程で発
生する気泡及び空気抜けによって起こる貫通型のピンホ
ールによりコンデンサ素子3が直接外気に通ずることは
なく、特性劣化要因は解消される。また、コ字状樹脂補
強体の構造を上記各他の実施例のようにすることによっ
て、コ字状樹脂補強体15,19,21の樹脂層への固
着を更に強固なものとすることが可能となりピンホール
が外気に通ずる危険性は大幅に解消される。更に、コン
デンサ素子劣化による内圧上昇下で最も膨れ易い電子部
品素子の側面にコ字状樹脂補強体の脚部が存在する構造
であるため、この脚部が内圧に対する補強材となり、側
面から破壊することは防止でき、周辺に配設された併設
機器の破壊を誘発することは防止でき、且つ、樹脂二層
構造のように作業性を損なうことなく特性良好な電子部
品を得ることができる。
時間を短縮し生産性向上を可能とし、電気的特性劣化要
因を解消した電子部品を得ることができる。
体を示す斜視図
を示す斜視図
を示す斜視図
を示す斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 電子部品素子両側面にコ字状樹脂補強体
の両脚部を位置させ、この両脚部を連結する連結部の任
意な箇所に設けたリード線貫通孔より引出線を引出して
前記コ字状樹脂補強体内に配設した少なくとも1個の電
子部品素子を樹脂又は金属からなるケース内に前記コ字
状樹脂補強体の連結部が前記ケース開口部方向に位置す
るように収納し、ケース空隙部に充填樹脂を硬化して樹
脂層を形成したことを特徴とする電子部品。 - 【請求項2】 コ字状樹脂補強体の両脚部及び連結部の
任意な箇所に複数の貫通孔を設けたことを特徴とする請
求項1に記載の電子部品。 - 【請求項3】 コ字状樹脂補強体の両脚部及び連結部の
任意な箇所に複数の切り欠き溝を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の電子部品。 - 【請求項4】 コ字状樹脂補強体の両脚部の内面又は内
外両面を、縦又は横状の任意な凹凸形状としたことを特
徴とする請求項1に記載の電子部品。
Priority Applications (1)
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JP2000318353A JP4561947B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 電子部品 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2000
- 2000-10-18 JP JP2000318353A patent/JP4561947B2/ja not_active Expired - Fee Related
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