JP2002123273A - 情報端末装置 - Google Patents

情報端末装置

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JP2002123273A
JP2002123273A JP2000314930A JP2000314930A JP2002123273A JP 2002123273 A JP2002123273 A JP 2002123273A JP 2000314930 A JP2000314930 A JP 2000314930A JP 2000314930 A JP2000314930 A JP 2000314930A JP 2002123273 A JP2002123273 A JP 2002123273A
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JP
Japan
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data
image
terminal device
information terminal
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Application number
JP2000314930A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Shiraishi
哲也 白石
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽などの音声再生機能と画像表示機能を備
え、音声を良好に再生すると同時に、ユーザのニーズに
応じて画像表示機能についても充分に活用することが可
能な情報端末装置を提供する。 【解決手段】 音楽などの音声データの再生機能を音声
データ再生処理部11が実現し、画像表示機能は、LC
Dコントローラ13とLCD14とによって実現する。
音声データの再生時において、画像データをLCD14
に表示し、再生している音声データに対応付ける画像デ
ータをキー操作部34を通じて、使用者が選択できるよ
うにする。この使用者の入力操作に応じた音声データと
画像データとを対応付ける対応付けデータをフラッシュ
メモリ24に記録する。音声データの再生時においてフ
ラッシュメモリ24の対応付けデータを参照し、対応付
けされた画像データによる画像をLCD14の表示画面
に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、音楽
(楽曲)などの音声データを再生して聴取可能にす音声
再生機能を備えるとともに、画像表示機能をも備えた情
報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの普及と、音楽
などのデジタル化された音声データ(音楽データ)につ
いての著作権を保護するための技術である複製防止技術
や複製制御技術の実現により、音楽データを通信ネット
ワークを通じて配信するようにする音楽配信サービスが
行われるようになってきている。
【0003】この音楽配信サービスは、通信機能を備え
たパーソナルコンピュータを用い、通信ネットワークを
通じて、通信ネットワーク上に設けられている音楽デー
タの提供業者側のサーバ装置にアクセスし、このサーバ
装置に記憶保持されている音楽データの中から目的とす
る音楽データの配信を受けるようにするものである。
【0004】この場合、音楽データの配信を受けると課
金が発生するが、この課金に対する支払は、クレジット
カードや銀行口座からの引き落としなどにより行うこと
ができるので、利用者(ユーザ)は、いちいちCDショ
ップに足を運ぶことなく、いつでもすきなときに目的と
する音楽データを購入し、これを利用することができる
というメリットがある。
【0005】そして、配信を受けた音楽データをパーソ
ナルコンピュータを用いて再生して聴取することはもち
ろん、配信を受けた音楽データをMD(ミニディスク)
と呼ばれる小型の光磁気ディスクや半導体素子が用いら
れた着脱可能な記憶媒体であるいわゆるメモリカードな
どに記録し、MDプレーヤやメモリーカードプレーヤを
用いて再生し利用するようにすることが行われるように
なってきている。
【0006】このように、いつでも好きな時に音楽提供
業者側のサーバ装置にアクセスし、そのサーバ装置から
目的とする音楽データをダウンロードしてきて、これを
再生し、聴取できるようにする環境が整えられてきてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電話網
における伝送レートは、今後も向上することが考えら
れ、より多くのデータを高速に伝送することができるよ
うになる。このため、携帯電話端末や携帯用通信端末を
用いて目的とする音楽データを提供業者側のサーバ装置
からダウンロードしてきて利用することも考えられてい
る。この場合、携帯電話端末や携帯用通信端末に音楽デ
ータの再生機能を設け、音楽データをダウンロードする
機器とその音楽データを再生する機器とが融合したより
使い勝手のよい情報端末装置の実現が考えられている。
【0008】既に、携帯電話端末や携帯通信端末の中に
は、WWW(World WideWeb)上に設けら
れたいわゆるWebサーバ装置にアクセスし、Webペ
ージなどのコンテンツを閲覧するなどのことができるよ
うにされたものも提供されてきている。
【0009】そして、Webサーバ装置にアクセス可能
な携帯電話端末や携帯通信端末の中には、Webページ
などのコンテンツを閲覧するための比較的に大きな表示
画面のフルカラーのLCD(Liquid Cryst
al Display)が設けられたものが提供される
ようになってきており、静止画像などを表示することが
できるようにされている。
【0010】しかし、前述のように、携帯電話端末や携
帯通信端末を用いて、目的とする音楽データの配信を受
けて、その音楽データを再生して聴取する場合に、せっ
かく設けられている比較的に大きな表示画面を有するフ
ルカラーのLCDを有効に活用することについては考え
られていない。
【0011】現在使用されている携帯用のMD(ミニデ
ィスク)プレーヤやCD(コンパクトディスク)プレー
ヤなどにおいては、その表示能力の少なさから表示につ
いてはせいぜい曲名や演奏時間などを表示することがで
きる程度である。しかし、この程度の情報を携帯電話端
末や携帯通信端末の比較的に大きな表示画面を有するフ
ルカラーのLCDに表示するようにするだけでは、画像
表示機能を十分に活用しているとはいえないし、使用者
のニーズにあった多彩な画像情報を提供しているとはい
えない。
【0012】そこで、音楽データの提供業者側から、音
楽データを提供する際に、提供する音楽データに対応付
けて写真などの静止画像や動画像などの画像データをも
提供するようにし、提供された音楽データの再生中にお
いては、提供された画像データによる画像をLCDに表
示することが考えられる。
【0013】しかし、この場合には、音楽データは使用
者により要求されたものであっても、画像データは使用
者の要求に応じたものではない。このため、音楽データ
の提供業者側から提供された画像データにより表示され
る画像が使用者にとって気に入らないものである場合も
あり、かえって邪魔になる場合もある。
【0014】このため、携帯電話端末や携帯通信端末は
もとより、音楽再生機能と画像表示機能を備える音楽再
生装置などの情報端末装置において、音楽の再生時にお
いても使用者のニーズに応じた画像情報をも提供できる
ようにし、音声と画像都の両方を使用者が効果的に利用
できるようにする新たな情報の利用形態の実現が求めら
れている。
【0015】以上のことにかんがみ、音楽などの音声デ
ータの音声再生機能と画像表示機能とを備え、音声を良
好に再生すると同時に、使用者のニーズに応じた画像情
報をも提供できるようにする情報端末装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報端末装置は、音楽など
の音声データから再生音声信号を形成する音声データ再
生手段と、前記音声データ再生手段からの前記再生音声
信号の出力端と、画像データから再生画像信号を形成す
る画像データ再生手段と、前記画像データ再生手段から
の前記再生画像信号の供給を受けて、前記再生画像信号
に応じた画像を表示する表示素子と、前記音声データと
前記画像データとを対応付けるための指示入力を受け付
ける受付手段と、前記受付手段を通じて受け付けた前記
指示入力に応じた前記音声データと前記画像データとを
対応付けるための対応付け情報を記憶する記憶手段と、
前記音声データを再生する場合に、前記記憶手段に記憶
されている前記対応付け情報に基づいて、前記音声デー
タに対応付けられている前記画像データを得て、これを
前記画像データ再生手段に供給し、前記画像データによ
る画像を前記表示素子に表示するようにする表示制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0017】この請求項1に記載の情報端末装置によれ
ば、受付手段により、音楽などの1まとまりとされた音
声データと、1まとまりとされた画像データとを対応付
けるための指示入力が受け付けられ、この指示入力に応
じた対応付け情報が記憶手段に記憶される。そして、音
楽などの音声データが音声データ再生手段により再生さ
れる場合には、記憶手段に記憶されている対応付け情報
に基づいて、再生される音声データに対応付けられた画
像データが特定される。
【0018】この特定された画像データは、表示制御手
段の制御により、その所在場所から取得するようにさ
れ、画像データ再生手段に供給され、当該画像データに
よる画像が表示素子に表示される。これにより、音楽な
どの音声データが再生される場合には、使用者(ユー
ザ)の指示入力に応じた対応付け情報に基づいて、その
再生される音声データに対応付けられた画像データが再
生される。
【0019】これにより、音楽などの音声データの再生
時において、使用者によってその音声データに対応付け
られた画像データによる画像を表示することができるよ
うにされる。表示された画像は、使用者によって音楽な
どの音声データに対応付けられたものであるので、表示
された画像が邪魔になるなどことがなく、再生される音
楽などの音声とともに、表示画像を楽しむようにするこ
とができる。したがって、音楽などの音声データの再生
時においても表示素子を有効活用し、今までにない情報
端末装置の利用形態を実現することができる。
【0020】また、請求項2に記載の情報端末装置は、
請求項1に記載の情報端末装置であって、前記画像デー
タを記憶する内蔵記憶手段を備え、前記表示制御手段
は、前記内蔵記憶手段から前記画像データを得ることを
特徴とする。
【0021】この請求項2に記載の情報端末装置によれ
ば、音楽データに対応付けられた、あるいは、音楽デー
タに対応付けられる画像データは、当該情報端末装置に
内蔵されるメモリなどの内蔵記憶手段に記憶保持され
る。そして、記憶手段に記憶された対応付情報に基づい
て、表示制御手段により、内蔵記憶手段から目的とする
画像データが読み出され、これが画像データ再生手段に
供給され、当該画像データによる画像が表示素子に表示
することができるようにされる。
【0022】これにより、内蔵記憶手段に記憶された画
像データを用いて、使用者によって選択された音声デー
タに対応する画像データによる画像が表示素子に表示さ
れ、再生される音声とともに、再生される音声データに
対応付けられた画像データによる画像をも表示して楽し
むことができるようにされる。また、内蔵記憶手段に記
憶する画像データを更新することにより、音声データに
対応付ける画像データを整理したり増やしたりすること
も容易に行うことができるようにされる。
【0023】また、請求項3に記載の情報端末装置は、
請求項1に記載の情報端末装置であって、前記画像デー
タを記憶保持する着脱可能記憶手段の接続端を備え、前
記表示制御手段は、前記接続端に接続される前記着脱可
能記憶手段から前記画像データを得ることを特徴とす
る。
【0024】この請求項3に記載の情報端末装置によれ
ば、音楽データに対応付けられた、あるいは、音楽デー
タに対応付けられる画像データは、当該情報端末装置に
設けられる接続端に接続される着脱可能記憶手段に記憶
保持される。表示制御手段により、着脱可能記憶手段の
接続端に接続されている着脱可能メモリから目的とする
画像データが読み出され、これが画像データ再生手段に
供給されて、当該画像データによる画像が表示素子に表
示することができるようにされる。
【0025】これにより、着脱可能記憶手段に記憶され
た画像データを用いて、使用者によって選択された音声
データに対応する画像データによる画像が表示素子に表
示され、再生される音声とともに、再生される音声デー
タに対応付けられた画像データによる画像をも表示して
楽しむことができるようにされる。
【0026】また、着脱可能記憶手段に記憶する画像デ
ータを更新することにより、音声データに対応付ける画
像データを整理したり増やしたりすることも容易に行う
ことができるようにされる。また、異なる画像データを
記憶した複数の着脱可能記憶手段を用意しておくことに
より、より簡単に多くの画像データを利用することがで
きる。
【0027】また、請求項4に記載の情報端末装置は、
請求項2または請求項3に記載の情報端末装置であっ
て、通信を行うための通信手段を備え、前記通信手段を
通じて前記画像データを得て、これを記憶保持するよう
にすることを特徴とする。
【0028】この請求項4に記載の情報端末装置によれ
ば、通信手段を通じて、内蔵記憶手段、あるいは、着脱
可能記憶手段に記憶保持するようにする画像データを取
得することができるようにされる。これにより、使用者
のニーズに応じた多数の画像データを当該情報端末装置
において利用できるようにされる。
【0029】また、請求項5に記載の情報端末装置は、
請求項1に記載の情報端末装置であって、通信を行うた
めの通信手段を備え、前記表示制御手段は、前記通信手
段を通じて前記画像データを得ることを特徴とする。
【0030】この請求項5に記載の情報端末装置によれ
ば、音楽データに対応付けられた、あるいは、音楽デー
タに対応付けられる画像データは、外部のサーバ装置に
保持するようにされている。そして、記憶手段に記憶さ
れている対応付け情報に基づいて、表示制御手段によ
り、通信手段を通じて、目的とするサーバ装置にアクセ
スして、目的とする画像データが取得するようにされ、
これが画像データ再生手段に供給されて、当該画像デー
タによる画像が表示素子に表示することができるように
される。
【0031】これにより、使用者によって選択された音
声データに対応付けられた画像データが表示素子に表示
され、再生される音声とともに、再生される音声データ
に応じた画像をも表示して楽しむことができるようにさ
れる。また、使用者は、サーバ装置に豊富に用意される
多数の画像データの中から自分の好みにあった画像デー
タを利用することができる。
【0032】また、請求項6に記載の情報端末装置は、
請求項4または請求項5に記載の情報端末装置であっ
て、前記通信手段は、無線ネットワークに接続し、前記
無線通信ネットワーク上のサーバ装置から前記画像デー
タを得ることを特徴とする。
【0033】この請求項6に記載の情報端末装置によれ
ば、通信手段により、例えば、携帯電話ネットワークな
どの無線ネットワークへの接続が可能にされ、無線ネッ
トワークを通じて、画像データの提供を受けることがで
きるようにされる。これにより、画像データを無線ネッ
トワークを通じて提供を受けて、これを情報端末装置に
おいて再生して利用することができるようにされる。
【0034】また、請求項7に記載の情報端末装置は、
請求項4または請求項5に記載の情報端末装置であっ
て、前記通信手段は、有線ネットワークに接続し、前記
無線通信ネットワーク上のサーバ装置から前記画像デー
タを得ることを特徴とする。
【0035】この請求項7に記載の情報端末装置によれ
ば、通信手段により、例えば、公衆電話網などの有線ネ
ットワークへの接続が可能にされ、有線ネットワークを
通じて、画像データの提供を受けることができるように
される。これにより、画像データを有線ネットワークを
通じて提供を受け、これを情報端末装置において再生し
て利用することができるようにされる。
【0036】また、請求項8に記載の情報端末装置は、
請求項4または請求項5に記載の情報端末装置であっ
て、前記通信手段は、近距離無線通信方式により、前記
画像データを保持している装置から前記画像データを得
ることを特徴とする。
【0037】この請求項8に記載の情報端末装置によれ
ば、通信手段により、例えば、Bluetooth(ブ
ルートゥース)などの近距離無線通信方式による近距離
無線通信が可能とされ、近隣のパーソナルコンピュータ
などのサーバ装置としての機能を有する装置から画像デ
ータの提供を受けることができるようにされる。
【0038】これにより、画像データを近距離無線通信
により提供を受け、これを情報端末装置において再生し
て利用することができるようにされる。また、通信手段
は、着脱可能記憶手段に設けられるようにされる場合で
あってもよい。
【0039】また、請求項9に記載の情報端末装置は、
請求項4または請求項5に記載の情報端末装置であっ
て、前記通信手段は、有線のデジタルインターフェース
を通じて、前記画像データを保持している装置から前記
画像データを得ることを特徴とする。
【0040】この請求項9に記載の情報端末装置によれ
ば、IEEE(Instituteof Electr
ical Electronics Engineer
s)1394規格のデジタルインターフェースやUSB
(Universal Serial Bus)規格の
デジタルインターフェースを通じて、パーソナルコンピ
ュータなどのサーバ装置として機能有する装置から画像
データの提供を受けることができるようにされる。
【0041】これにより、画像データを有線のデジタル
インターフェースを通じて提供を受け、これを情報端末
装置において再生して利用することができるようにされ
る。
【0042】また、請求項10に記載の情報端末装置
は、請求項1に記載の情報端末装置であって、前記記憶
手段に記憶される前記対応付け情報には、前記画像デー
タの格納先を示す情報が付加されており、前記表示制御
手段は、前記対応付情報に付加されている格納先を示す
情報が示す格納先から、目的とする前記画像データを得
ることを特徴とする。
【0043】この請求項10に記載の情報端末装置によ
れば、記憶手段に記憶される対応付け情報には、音声デ
ータに対応づけられた画像データの格納場所を示す情報
が付加されている。この画像データの格納場所を示す情
報は、情報端末装置の内蔵記憶手段、着脱可能記憶手
段、インターネットなどの通信ネットワーク上に設けら
れたサーバ装置などを示す情報である。表示制御手段
は、画像データの格納場所を示す情報が示す可能場所か
ら目的とする画像データを取得し、この画像データに応
じた画像を表示手段に表示するようにする。
【0044】これにより、画像データが格納される場所
が複数存在していても、目的とする画像データを取得し
て、これを利用することができる。したがって、画像デ
ータを複数の格納場所に分散して格納しておくこともで
きるようにされ、より多くの画像データを利用すること
ができるようにされる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、この発
明による情報端末装置の一実施の形態について説明す
る。以下に説明する実施の形態においては、この発明に
よる情報端末装置を携帯電話端末に適用した場合を例に
して説明する。
【0046】[携帯電話端末の構成]図1は、この実施
の形態の携帯電話端末を説明するためのブロック図であ
る。この実施の形態の携帯電話端末は、図1に示すよう
に、通信機能を実現する部分として、送受信アンテナ
1、アンテナ共用器2、受信部3、ベースバンド処理部
4、音声コーディックとし用いられるDSP(Digi
tal SignalProcessor)5、スピー
カ(受話器)6、マイクロホン(送話器)7、送信部
8、周波数シンセサイザ9を備えている。
【0047】また、音楽(楽曲)などの音声データの再
生機能を実現する部分として、音声データ再生処理部1
1、音声信号の出力端子12を備えている。また、この
実施の形態の携帯電話端末は、文字、図形、記号、静止
画像、動画像などの各種の画像情報を表示するため、L
CD(Liquid Crystal Disply)
コントローラ13、LCD14を備えている。
【0048】LCD14は、比較的に大きな表示画面を
備えたTFTカラー液晶ディスプレイ(Thin Fi
lm Ttansistor Color Liqui
Crystal Display)である。そして、
この実施の形態の携帯電話端末は、インターネットに接
続可能なものであり、インターネット上に提供されてい
るいわゆるWebページや電子メールなどの画像情報に
ついてもLCD14に表示し、良好に表示画像を観視す
ることができるようにしている。
【0049】さらに、この実施の形態の携帯電話端末
は、カメラ部15が搭載されており、いわゆるデジタル
カメラとしての機能をも有するようにされている。これ
により、外出先などにおいて、景色などの画像を画像デ
ータとして記録し、LCD14に表示して確認したりす
ることができるようにされている。
【0050】また、この実施の形態の携帯電話端末は、
着信を通知する着信音を放音したり、警告音を放音する
などのためにリンガ16が設けられているほか、図示し
ないが、着信通知のためのバイブレータをも有するもの
である。さらに、図1に示すように、この実施の形態の
携帯電話端末には、当該携帯電話端末の各部を制御する
制御部20が設けられている。
【0051】制御部20は、図1に示すように、CPU
(Central Processing Unit)
21と、ROM(Read Only Memory)
22と、SRAM(Static Radom Acc
ess Memory)23と、フラッシュメモリ24
とが、CPUバス25を通じて接続されて形成されたマ
イクロコンピュータである。
【0052】ここで、ROM22は、CPU21におい
て実行されるプログラムや、表示用のフォント等の必要
となるデータが予め記憶されたものである。また、SR
AM23は、主に作業領域として用いられるものであ
り、CPU21がプログラム実行中において、必要に応
じて計算途中のデータなどを記憶したり、制御部20
と、各部との間でやり取りするデータを一時記憶したり
するなどの場合に用いられる。
【0053】また、フラッシュメモリ24は、EEPR
OM(ElectricallyErasable a
nd Programmable ROM)の一種であ
り、携帯電話端末の電源がオフされても例えば直前の設
定条件などを記憶しておき、次の電源オン時に同じ設定
にするような使用方法をする場合に、それらの設定パラ
メータを記憶しておくものである。すなわち、フラッシ
ュメモリ24は、携帯電話端末の電源がオフにされても
これに記憶されているデータが消滅してしまうことのな
い不揮発性メモリである。
【0054】そして、制御部20には、外部メモリイン
ターフェース(以下、外部メモリI/Fと略称する。)
31を通じて、外部メモリスロット32が接続されてい
るとともに、キーインターフェース(以下、キーI/F
と略称する。)33を通じて、キー操作部34が接続さ
れている。
【0055】外部メモリスロット34は、着脱可能とさ
れた外部メモリ40の着脱口を備え、装着された外部メ
モリ40からデータを読み出して制御部20に供給した
り、制御部20からのデータを外部メモリ40に記録す
るいわゆるリーダ/ライタとしての機能を有するもので
ある。ここで、外部メモリ40は、例えばソニー株式会
社製のメモリスティックなどのいわゆるメモリカードで
あり、半導体メモリを利用した着脱可能な記憶媒体であ
る。
【0056】キー操作部32は、ダイヤルキー(テンキ
ー)や各種のファンクションキーなどの複数の操作キー
を有するものであり、このキー操作部32の操作キーを
通じて、使用者(ユーザ)からの各種の指示入力を受け
付けることができるようにされている。また、制御部2
0は、外部インターフェース(以下、外部I/Fと略称
する。)35、入出力端子36を通じて、例えば、パー
ソナルコンピュータなどの外部機器との間で、データの
送受を行うことができるようにされている。
【0057】[携帯電話端末の受信系の動作]次に、こ
の実施の形態の携帯電話端末の受信系について説明す
る。アンテナ1を通じて受信した受信信号は、アンテナ
共用器2を通じて受信部3に供給される。受信部3は、
受信信号が適正なレベルになるように、必要な帯域制
限、AGC(Automatic Gain Cont
rol)を行うとともに、周波数シンセサイザ(局発
部)9からの信号に基づいて、受信信号の周波数を一定
の周波数にするなどの処理を行って、処理後の信号をベ
ースバンド処理部4に供給する。
【0058】ベースバンド処理部4は、受信部3からの
信号をA/D変換し、フェージングなどの影響除去や、
受信した信号の種別判別、デ・インターリーブ、エラー
訂正を行い、適切な復号処理を行って、音声データとそ
の他の通信データとを分離する。そして、音声データ
は、DSP5に供給され、その他の通信データである、
例えば、各種の制御情報や文字データなどは、制御部2
0に供給される。
【0059】DSP5は、ベースバンド処理部4からの
音声データをD/A変換してアナログ音声信号を形成
し、これをスピーカ6に供給する。スピーカ6は、DS
P5からのアナログ音声信号により駆動され、受信信号
に応じた音声がスピーカ6から放音される。
【0060】一方、ベースバンド処理部4から制御部2
0に供給された通信データは、この携帯電話端末用の制
御データや文字データなどの場合には、制御部20のS
RAM23に一時記憶されて、この携帯電話端末におい
て使用される。また、それ以外の通信データは、例え
ば、外部メモリI/F31を通じて、外部メモリスロッ
ト32に装着された着脱可能とされた外部メモリ40に
記録されたり、あるいは、外部I/F35、入出力端子
36を通じて、この携帯電話端末に接続されたパーソナ
ルコンピュータなどの外部装置に供給するようにされ
る。
【0061】[携帯電話端末の送信系の動作]次に、こ
の実施の形態の携帯電話端末の送信系について説明す
る。マイクロホン7は、収音した音声をアナログ音声信
号に変換し、これをDSP5に供給する。DSP5は、
マイクロホン7からのアナログ音声信号をA/D変換し
て、デジタル音声信号を形成し、これをベースバンド処
理部4に供給する。
【0062】ベースバンド処理部4は、DSP5からの
デジタル音声信号を所定の符号化方式で符号化して圧縮
し、所定のブロックにまとめる。またベースバンド処理
部4は、外部入出力端子36、外部I/F35を通じて
携帯電話端末に供給されたデジタルデータを所定のブロ
ックにまとめる。ベースバンド処理部4は、圧縮された
デジタル音声信号や外部装置からのデジタルデータをま
とめ、送信部8に供給する。
【0063】送信部8は、ベースバンド処理部4からの
デジタルデータから変調信号を形成し、この変調信号を
所定の送信周波数に変換するために、変調信号と、周波
数シンセサイザ9からの変換用の信号とを混合して、送
信用変調信号を形成する。この送信部8において形成さ
れた送信用変調信号は、アンテナ共用器2を経由して、
送受信アンテナ1から送信される。
【0064】このような受信系および送信系を備えたこ
の実施の形態の携帯電話端末においては、待ち受け受信
時においては、制御部20は、ベースバンド処理部4か
らの受信信号を監視することにより、自機への着信を検
出する。そして、制御部20は、自機への着信を検出し
た場合には、リンガ16を制御して、呼び出し音(リン
ガ音)を放音するようにして、自機への着信を携帯電話
端末の使用者に通知する。
【0065】そして、携帯電話端末の使用者が、キー操
作部34に設けられているオフフックキーを押下するな
どのオフフック操作を行うことにより、着信に応答した
場合には、制御部20は、送信系を通じて、接続応答を
送出するなどして通信回線を接続し、前述したように、
受信系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0066】また、この実施の形態の携帯電話端末から
発呼する場合には、キー操作部32のオフフックキーを
押下するなどのオフフック操作を行った後、キー操作部
32のダイヤルキーを通じて、また、予め登録された電
話番号リストから相手先の電話番号を選択することによ
り、ダイヤル動作を行うようにする。
【0067】これにより、制御部20は、発呼要求を形
成し、送信系を通じて送信することにより、目的とする
相手先の電話端末との間に通信回線を接続するようにす
る。そして、相手先からの着信応答が返信されてきて、
通信回線の接続を確認すると、前述したように、受信
系、送信系の動作によって通話が可能となる。
【0068】また、前述もしたように、この実施の形態
の携帯電話端末は、インターネットに接続が可能なもの
であり、電話会社が提供するプロバイダ機能を通じて、
電子メールの送受信を行ったり、URL(Unifor
m Resource Locators)を入力して
送信することにより、Webページなどの情報を得て、
LCD14に表示したり、外部メモリI/F31、外部
メモリスロット32を通じて外部メモリ40に記録した
り、外部インターフェース35、入出力端子36を通じ
て外部機器に出力したりするなどのことができるように
される。
【0069】[デジタルカメラ機能について]次に、こ
の実施の形態の携帯電話端末が備えるデジタルカメラ機
能について説明する。図1に示したように、この実施の
形態の携帯電話端末は、カメラ部15を備えている、カ
メラ部15は、対物レンズ、CCD(Charge C
oupled Device)などを備えたものであ
る。
【0070】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
設けられたシャッターを押下操作した時点の画像をCC
Dに取り込んで電気信号に変換し、これを画像データ
(デジタルデータ)として、この実施の形態において
は、外部メモリスロット32に装填された外部メモリ4
0に記録することができるようにされる。
【0071】外部メモリ40は、後述もするようにアプ
リケーションのデータ保存用の記録媒体であり、音楽な
どの音声データ(音楽データ)や画像データなどを記憶
保持することができるようにされたものである。外部メ
モリ40は、例えば、数十メガバイトから数百メガバイ
ト、あるいは、それ以上の記憶容量を有している。そし
て、静止画像であればそのデータ量は、例えば、画像を
16色、190ドット×100ドットで表示するものと
すれば、40〜50キロバイト低度であるので、多数の
画像を記憶できることになる。
【0072】また、携帯電話端末のキー操作部34の画
像データ再生キーを操作すると、これが制御部20に通
知される。制御部20は、このようにキー操作部34を
通じて画像データの再生指示入力を受け付けると、外部
メモリスロット32に装填された外部メモリ40に記録
されている画像データを読み出し、これをLCDコント
ローラ13に供給する。
【0073】これにより、LCDコントローラ32は、
制御部20からの画像データに応じた画像をLCD14
の表示画面に表示する。このように、この実施の形態の
携帯電話端末は、デジタルカメラ機能を備え、外出先な
どにおいて、画像を撮影し、これをデジタルデータとし
て外部メモリ40に記憶保持するようにすることができ
るとともに、必要に応じて撮影した画像を再生してLC
D14の表示画面に表示し、観視することができるよう
にしている。
【0074】[音楽などの音声データの再生について]
次に、この実施の形態の携帯電話端末が備える音楽など
の1まとまりの音声データ(デジタルデータ)を再生す
る音声再生機能について説明する。ここでは、この実施
の形態の携帯電話端末の外部メモリスロット32に装填
される外部メモリ40に記録された音楽などの音声デー
タを再生する場合を例にして説明する。音楽などの音声
データの場合、そのデータ量は圧縮方式にもよるが、5
分間分の音声データで5メガバイト程度であり、複数の
音声データを外部メモリに記憶することができる。
【0075】この実施の形態の携帯電話端末の外部メモ
リスロット32に着脱可能とされた外部メモリ40は、
主にアプリケーションのデータ保存用の記録媒体として
用いられるものであり、前述もしたように、インターネ
ット上に設けられたWebサーバにアクセスして、この
Webサーバからダウンロードするようにした音楽の音
声データ(音楽データ)や静止画像データ、動画像デー
タなどの画像データを格納することができるようにされ
ている。
【0076】また、外部メモリ40は、着脱可能ないわ
ゆるリムーバブル(removable)なメディアで
あるので、パーソナルコンピュータを用いて、音楽デー
タや画像データを記録し、これを携帯電話端末において
利用するようにすることもできる。今後、記憶容量の大
容量化に伴い、CD(コンパクトディスク)のように、
音楽などの音声データが記録された外部メモリが製造さ
れ、流通するようになることも考えられるが、このよう
に流通する外部メモリの使用も可能である。
【0077】そして、上述のような方法により、音楽デ
ータが記録された外部メモリ40を、外部メモリスロッ
ト32に装填し、キー操作部34の操作キーを操作する
ことにより、音楽再生指示、および、再生する音楽の選
択指示を入力する。これらの指示は、キー操作部34か
らキーI/F33を通じて制御部20に供給される。
【0078】制御部20は、使用者からの指示入力に応
じて、外部メモリスロット32に装填された外部メモリ
40から、これに記憶されている音声データであって、
使用者に指示された音楽の音声データを読み出し、この
読み出した音楽データを音声データ再生処理部11に供
給する。
【0079】外部メモリに記録されている音声データ
は、通常、所定のデータ圧縮方式によりデータ圧縮され
ており、音声データ再生処理部11は、これに供給され
た音声データを圧縮解凍してデータ圧縮前の元の音声デ
ータに復元し、これをD/A変換してアナログ音声信号
を形成し、これを音声出力端子12を通じて出力するよ
うにする。
【0080】音声出力端子12には、ヘッドホンが接続
するようにされる。これにより、外部メモリ40から読
み出され、音声データ再生処理部11において再生され
た音声信号による音声が、音声出力端子12に接続され
たヘッドホンから放音され、使用者は、これを聴取する
ことができる。
【0081】なお、この実施の形態において、音声デー
タ再生処理部11は、音声増幅回路(オーディオアン
プ)や音質調整回路などを備え、使用者からの指示入力
に応じた制御部20からの制御信号により、音量や音質
の調整を行い、調整後の音声信号を出力することができ
るようにされている。
【0082】また、この実施の形態においては、図1に
示したように、通話は受話器6、送話器7を用いて行
い、音楽などの再生された音声は、音声出力端子12に
接続されるヘッドホンを用いて聴取する構成であるもの
とた。しかし、通話時において、受話器6に変えてヘッ
ドホンを用いることも可能である。
【0083】この場合には、音声出力端子12の前段に
コーディック5からの音声信号を出力するのか、音声デ
ータ再生処理部11からの音声信号を出力するのかを切
り換えるスイッチ回路(出力選択回路)を設けることに
より実現することができるようにされる。
【0084】[音楽などの音声データと画像データとの
対応付け]図2は、この実施の形態の携帯電話端末の外
観を説明するための図であり、図3は、この実施の形態
の携帯電話端末のLCD14に表示される画像の表示例
を説明するための図である。
【0085】図2に示すように、この実施の形態の携帯
電話端末においては、音声出力端子12にヘッドホン5
0を接続することにより、外部メモリスロット32に装
填された外部メモリ40に記録されている音楽などの音
声データを再生して、その音声データに応じた音声をヘ
ッドホン50を通じて聴取することができるものであ
る。
【0086】なお、外部メモリ40を装填する外部メモ
リスロット32の装填口は、図示しないが、この実施の
形態の携帯電話端末の側面など、使用者による操作の邪
魔にならない部位に設けられている。
【0087】そして、図2に示すように、この実施の形
態の携帯電話端末は、比較的に大きな表示画面のフルカ
ラー表示が可能なLCD14を備えている。この実施の
形態の携帯電話端末を用いて、外部メモリ40に記録さ
れている音楽などの音声データを再生する場合には、音
声データとともに記録されている情報に基づいて、LC
D14には、図3(A)に示すように、再生する音楽の
タイトルや演奏時間などの文字情報を表示し、使用者に
通知することができる。
【0088】しかし、音楽などの音声データの再生時で
あるからといって、LCD14に、タイトルや演奏時間
などの文字情報を表示するだけでは、この実施の形態の
携帯電話端末の画像表示機能を有効に活用しているとは
言えなし、使用者のニーズに応じた画像情報を提供して
いるとはいえない。
【0089】そこで、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、この携帯電話端末において再生するようにさ
れる音楽などの1まとまりの音声データと、静止画像や
動画像などの画像データとを携帯電話端末の使用者の指
示に応じて対応付けておくようにする。
【0090】そして、音楽などの音声データの再生時に
おいて、再生される音声データに対応付けられた画像デ
ータが存在する場合には、例えば図3(B)に示すよう
に、再生刷る音声データに対応付けられた画像データに
よる画像をLCD14に表示し、音楽などの音声を聴取
できるようにするとともに、その音声に対応付けられた
画像をLCD14に表示して、画像をも観視できるよう
にしている。
【0091】この実施の形態においては、音楽などの音
声データと、画像データとは、外部メモリスロット32
に装填される外部メモリ40に記録保持するようにされ
ている。この場合、外部メモリの記録フォーマットは、
例えば、MS−DOS(Microsoft Disk
Operating System:米国マイクロソ
フト社製のオペレーティングシステム)に準じるが、そ
のデータの種類によって記録エリアが決まっている。
【0092】例えば、画像データは、ルートディレクト
リ下のDCIMディレクトリに、音楽などの音声データ
は、同じくルートディレクトリ下のVOICEディレク
トリに記録するようにされる。そして、複数の画像デー
タ、複数の音声データのそれぞれについて、8文字のA
SCIIコードのファイル名と3文字の拡張子とによっ
て区別することができる。したがって、ファイル名、あ
るいは、ファイル名と拡張子とによって、目的とする音
声データや画像データを特定し、その特定した音声デー
タや画像データを読み出して利用することができるよう
にされる。
【0093】そして、例えば、気に入った音楽の音声デ
ータをインターネットなどのネットワークを通じてダウ
ンロードして外部メモリ40に記録した場合に、このダ
ウンロードした音楽のイメージに合う風景をカメラ部1
5を通じて撮影する。そして、当該音楽の音声データ
と、撮影した画像データとを対応付けた対応付け情報
(組み合わせ情報)を作成する。
【0094】そして、当該音楽の音声データを再生し、
その音声データに応じた音声を聴取する場合に、当該音
楽の音声データに対応付けられた画像データを上述の対
応付け情報に基づいて特定し、その特定した画像データ
による画像をLCD14に表示する。
【0095】これにより、単に音楽を再生して聴取する
ことができるだけでなく、再生して聴取する音楽に対し
て、聴取者である携帯電話端末の使用者自身が対応付け
た画像を自動的にLCD14に表示し、その画像をも楽
しむことができる。すなわち、この実施の形態の携帯電
話端末が有する音声再生機能に加えて、画像表示機能を
も有効に活用し、音声と共に使用者のニーズに応じた画
像をも提供することができる。
【0096】なお、この実施の形態において、外部メモ
リ40に記録される音楽などの音声データは、前述もし
たように、インターネット上のWebサーバなどからダ
ウンロードしたものやパーソナルコンピュータを用いて
予め記録するようにしたものである。
【0097】また、外部メモリ40に記録される画像デ
ータは、音楽などの音声データと同様に、インターネッ
ト上のWebサーバなどからダウンロードしたものやパ
ーソナルコンピュータを用いて予め記録するようにした
もの他、この実施の形態の携帯電話端末が有するカメラ
部15を通じて使用者自身が撮影するようにしたもので
ある。
【0098】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、外部メモリスロット32に装填された外部メ
モリに記録されている音楽などの音声データの再生時に
おいて、再生しているその音声データに対して画像デー
タを対応付けることができるようにしている。
【0099】前述したように、音楽などの音声データが
記録された外部メモリが、この実施の形態の携帯電話端
末の外部メモリスロット32に装填されているときに、
キー操作部34を通じて音楽再生指示、および、再生す
る音楽の選択指示を受け付けると、制御部20は、指示
された音声データを外部メモリから読み出して、これを
音声データ再生処理部11に供給し、選択された音声デ
ータを再生するようにする。
【0100】この音声データの再生中に、キー操作部3
4を通じて、画像データの選択指示を受け付けると、制
御部20は、外部メモリスロット32に装填された外部
メモリ40から、これに記録されている画像データを読
み出して、LCDコントローラ13を通じて、読み出し
た画像データに応じた画像をLCD14に表示するよう
にする。
【0101】そして、この実施の形態の携帯電話端末に
おいては、キー操作部34を通じて、使用者からの画像
データの選択指示を受け付けるごとに、LCD14に表
示する画像を換えることができるようにされる。そし
て、目的の画像がLCD14に表示されたところで、使
用者が、キー操作部34に設けられている所定のキーを
操作することにより、音声データと画像データとの対応
付け情報の記憶指示(登録指示)を入力する。
【0102】この登録指示を制御部20が受け付ける
と、制御部20は、再生中の音声データと、選択された
画像データとを対応付ける対応付け情報を形成し、これ
をフラッシュメモリ24に記録する。この場合、対応付
け情報は、後述もするように、音声データのファイル名
および拡張子と、画像データのファイル名および拡張子
とからなるものである。
【0103】そして、制御部20は、外部メモリに記録
された音楽などの音声データを再生する場合において、
フラッシュメモリ24に記録された対応付け情報を参照
し、再生する音声データに対応付けられた画像データが
存在する場合には、その画像データを外部メモリから読
み出し、LCDコントローラ13に供給するようにして
読み出された画像データによる画像をLCD14の表示
画面に表示する。これにより、前述もしたように、使用
者により指示された音声データによる音声と、その音声
データに対応付けられた画像とが再生されて使用者に提
供される。
【0104】[対応付け情報について]次に、この実施
の形態の携帯電話端末のフラッシュメモリ24に記憶す
るようにされる対応付け情報について説明する。図4
は、この実施の形態の携帯電話端末のフラッシュメモリ
24に記録される対応付け情報を説明するための図であ
る。
【0105】前述もしたように、この実施の形態の携帯
電話端末において、外部メモリに記録される音声データ
と画像データとは、ファイル名および拡張子によって区
別することができるようにされている。このため、この
実施の形態の携帯電話端末の制御部20は、音声データ
のファイル名および拡張子と、画像データのファイル名
および拡張子とを対応付けた対応付け情報を作成する。
【0106】外部メモリ40に記録された音楽などの音
声データの再生時においては、再生されている音声デー
タのファイル名および拡張子は、制御部20により認識
(把握)されている。そして、所定の操作を行うことに
より、制御部20は、外部メモリ40に記憶されている
画像データを使用者の指示に応じて順次に読み出し、こ
れをLCDコントローラ13に供給することによって、
読み出した画像データによる画像をLCD14の表示画
面に表示する。
【0107】このとき使用者は、所定の改頁操作(画像
データの選択指示入力)を行うことによって、読み出す
画像データを順次に変更することができるようにされ
る。この場合、制御部20は、外部メモリ40から読み
出した画像データのファイル名および拡張子を認識して
いる。そして、目的とする画像がLCD14に表示され
ると、使用者は、キー操作部34を通じて登録指示を入
力する。
【0108】制御部20は、使用者からの登録指示の入
力を受け付けると、再生中の音声の音声データのファイ
ル名および拡張子と、表示中の画像の画像データのファ
イル名および拡張子とを対応付けた対応付け情報を形成
し、これをフラッシュメモリ24に記憶する。
【0109】図4に示す例の場合には、ファイル名が
「AudioA」の音声データには、ファイル名が「I
mage1」の画像データが対応付けられ、ファイル名
が「AudioB」の音声データには、ファイル名が
「Image2」の画像データが対応付けられている。
同様に、ファイル名が「AudioC」の音声データに
は、ファイル名が「Image3」の画像データが、フ
ァイル名が「AudioD」の音声データには、ファイ
ル名が「Image4」の画像データが、また、ファイ
ル名が「AudioE」の音声データには、ファイル名
が「Image5」の画像データが対応付けられてい
る。
【0110】この図4に示す対応付け情報により、制御
部20は、再生するように指示された音声データに対応
付けられている画像データを特定し、その画像データを
外部メモリから読み出して再生することができるように
される。したがって、例えば、ファイル名「Audio
A」、拡張子「aaa」の音声データが再生するように
された場合には、制御部20は、当該音声データに対応
付けられているファイル名「Image1」、拡張子
「iii」の画像データを外部メモリから読み出して再
生する。
【0111】[音声データと画像データとの対応付けに
ついて]次に、図5のフローチャートを参照しながら、
この実施の形態の携帯電話端末において行われる音声デ
ータと画像データとの再生処理、および、音声データと
画像データとの対応付け処理について説明する。この実
施の形態の携帯電話端末においては、電源が投入される
と、制御部20は、実行可能なアプリケーションの選択
を行うようにするための通常画面表示をLCD14に行
う(ステップS101)。ここで、通常画面は、実行可
能なアプリケーションが一覧表示され、実行するアプリ
ケーションを選択するためのメニュー画面としての機能
を有するものである。
【0112】そして、制御部20は、この携帯電話端末
のキー操作部34を通じて音声再生アプリケーションの
実行指示入力(音楽再生指示入力)を受け付けと(ステ
ップS102)、外部メモリスロット32に装填されて
いる外部メモリ40から、これに記録されている音楽な
どの音声データの一覧リストをLCD14に表示するよ
うにし、使用者からの再生を指示する音楽の選択指示入
力を受け付ける(ステップS102)。
【0113】制御部20は、再生する音楽の選曲指示入
力を受け付けると、選曲された音楽に対応付けられた画
像が存在するか否かを、フラッシュメモリ24の複数の
対応付け情報から構成される対応付け情報テーブルを参
照し、選択された(再生指示された)音声データに対応
付けられた画像データが存在するか否かを判断する(ス
テップS104)。
【0114】ステップS104の判断処理において、再
生が指示された音声データに対応付けられた画像データ
があると判断した場合には、制御部20は、再生が指示
された音声データに対応付けられている画像データを外
部メモリ40から読み出し(ステップS105)、この
読み出した画像データによる画像にLCD14の表示画
面に表示されている画像を新たに読み出した画像データ
による画像に書き換える処理を行う(ステップS10
6)。
【0115】そして、再生が指示された音声データにつ
いても、この実施の形態においては、外部メモリ40か
ら読み出し、その読み出した音声データの再生を開始す
る(ステップS108)。なお、ステップS107の判
断処理において、再生が指示された音声データに対応付
けられた画像データはないと判断した場合には、制御部
20は、表示データの更新を行うことなく(ステップS
107)、ステップS108の処理に進み、再生が指示
された音声データの再生処理を開始する。
【0116】そして、制御部200は、外部メモリ40
からの音声データに基づいて、当該音声データよる音声
の再生は終了したか否かを判断する(ステップS11
0)。ステップS110の判断処理において、再生指示
された音声データの再生は、終了したと判断したときに
は、制御部20はこの図5に示す処理を終了し、例えば
使用者から指示入力待ちとなる。
【0117】ステップS110の判断処理において、再
生が指示された音声データの再生はまだ終了していない
と判断したときには、再生する音声データに対応付ける
画像データの選択指示が入力されたか否かを判断する
(ステップS111)。
【0118】ステップS111の判断処理において、再
生する音声データに対応付ける音楽データの選択指示の
入力を受け付けいていないと判断したときには、制御部
20は、ステップS109からの処理を繰り返す。ステ
ップS111の判断処理において、再生する音声データ
に対応付ける画像データの選択指示の入力を受け付けた
と判断したときには、制御部20は、再生している音声
データと今回選択した画像データとの対応付情報を登録
するか否かを示す登録指示を受け付け付けるようにし、
登録指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1
12)。
【0119】ステップS112の判断処理において、登
録指示を受け付けていないと判断したときには、制御部
20は、ステップS109からの処理を繰り返すように
し、前述もしたように、画像データの順次の選択をでき
るようにする。ステップS112の判断処理において、
登録指示を受け付けたと判断したときには、制御部20
は、再生している音声データについての対応付け情報が
既に存在するか否かを判断する(ステップS113)。
【0120】ステップS113の判断処理において、再
生中の音声データについての対応付け情報が、フラッシ
ュメモリ24に既に存在していると判断したときには、
制御部20は、再生中の音声データについての前の対応
付け情報に新たな対応付け情報を上書きすることによっ
て、フラッシュメモリ24の対応付け情報を書き換え
(ステップS114)、この後ステップS109からの
処理を繰り返す。
【0121】また、ステップS113の判断処理におい
て、再生中の音声データについての対応付け情報は、ま
だ存在していないと判断したときには、新たな対応付け
情報をフラッシュメモリ24に登録(追加)し(ステッ
プS115)、この後ステップS109からの処理を繰
り返す。
【0122】ステップS114、ステップS115を経
た直後においては、新たに選択された画像データによる
画像が表示された状態となり、再生している音声データ
による音声と、その画像とを楽しむことができるように
される。
【0123】そして、この実施の形態の携帯電話端末
は、図5のフローチャートに示したように、音楽などの
音声データの再生が指示されると、その再生が指示され
た音声データに対応付けられている画像データが存在す
るか否かが確認され、存在すればその画像データによる
画像がLCD14の表示画面に表示される。
【0124】また、その再生が指示された音声データに
対応付けられている画像データが存在してもしなくて
も、再生される画像データの対応付けを行うことができ
るようにされており、既に対応付け情報が登録されてい
ても変更することができるし、また、登録されていない
場合には、追加することができる。
【0125】このように、この実施の形態の携帯電話端
末においては、音楽などの音声データと画像データとの
対応付けを可能し、音楽などの音声データの再生が指示
された場合には、その音声データに対応付けられた画像
データを自動的にLCD14に表示することができる。
【0126】これにより、音楽などの音声データの再生
時に、使用者のニーズに応じた画像情報をも提供できる
という新たな音声データと画像データとの利用形態を実
現することができる。また、音楽などの音声データの再
生時において、携帯電話端末の持つ画像表示機能を十分
に活用することができる。
【0127】また、曲名や演奏時間などの情報だけでな
く、音楽再生の間、自分の好きな画像を表示することが
できるので、使用者が音楽再生中の時間をより楽しく過
ごすことができる。
【0128】また、例えば、旅行にいった時にデジタル
カメラ機能によって撮影した画像と、その時に流行して
いた曲やよく聞いていた曲との対応付情報をこの実施の
形態の携帯電話端末に作成しておくことにより、その曲
を再生したときには、これに対応づけられた画像が自動
的に表示されるので、旅行の時の思い出をより鮮明に思
い出すことができる。
【0129】また、自分の好みの音楽にマッチする画像
を探し出し、あるいは、デジタルカメラ機能を用いて撮
影し、これらを対応付けるという新たな創作的作業を提
供することができ、情報端末装置としての携帯電話端末
の付加価値を高めることができる。
【0130】[音声データ、画像データの格納先の他の
例][内蔵メモリの利用]前述した実施の形態において
は、音楽などの音声データと画像データとは、ともに、
外部メモリに記憶保持するものとして説明した。しか
し、これに限るものではない。携帯電話端末に内蔵され
た内蔵記憶手段であるフラッシュメモリなどが記憶容量
の大きなものである場合には、音声データと画像データ
とを内蔵記憶手段に記憶保持しておき、ここから読み出
して再生するようにすることもできる。
【0131】また、内蔵記憶手段としては、フラッシュ
メモリなどの半導体メモリのほか、小形化されたディス
ク装置など、携帯電話端末に内蔵される各種の記憶媒体
を用いることができる。また、複数の内蔵メモリに音声
データと画像データとを別々に格納するようにしてもも
ちろんよい。
【0132】[内蔵メモリと外部メモリの共用]また、
楽曲などの音声データと画像データとのいずれか一方を
内蔵記憶媒体に記憶し、他方を外部メモリに記憶するよ
うにしてももちろんよい。また、着脱可能記憶媒体とし
ては、いわゆるメモリカードなどの外部メモリのほか、
フロッピー(登録商標)ディスクやMD(ミニディス
ク)などの各種の着脱可能名記憶媒体であってもよい。
【0133】[通信によるデータの取得]また、前述し
た実施の形態の携帯電話端末は、通信機能を備え、イン
ターネットに接続可能なものである。このため、音楽な
どの音声データと画像データの内の一方、あるいは、両
方をインターネットなどの通信ネットワークに接続され
たサーバ装置から供給を受けるようにしてももちろんよ
い。
【0134】この場合には、この実施の形態の携帯電話
端末から目的とするサーバ装置のURLを送信し、その
サーバ装置から、音声データや画像データの配信を受け
る。サーバ装置からの音声データや画像データは、当該
携帯電話端末の送受信アンテナ1、アンテナ共用器2、
受信部3、ベースバンド処理部4を通じて制御部20に
供給されることになる。
【0135】そして、制御部20から、音声データにつ
いては、音声データ再生処理部11に供給することによ
り、また、画像データについては、LCDコントローラ
13に供給することにより、そのそれぞれを再生して利
用することができる。また、この場合には、音声データ
と画像データとが、同じサーバ装置に存在する必要はな
く、それぞれが別々のサーバ装置に存在していてももち
ろんよい。
【0136】また、音声データと画像データの内の一方
を、当該携帯電話端末の内蔵メモリあるいは外部メモリ
に格納しておき、他方をインターネットなどの通信ネッ
トワークを通じて取得し利用するようにしてももちろん
よい。また、サーバ装置からの音声データや画像データ
を直接的に利用するのではなく、携帯電話端末の内蔵メ
モリや、外部メモリに格納いったん格納し、これを利用
するようにしてももちろんよい。
【0137】また、携帯電話端末にBluetooth
などの近距離無線通信機能を搭載しておくことにより、
近隣にあるパーソナルコンピュータや音声データや画像
データの提供装置や販売装置などの機器から音声データ
や画像データの提供を受けるようにすることももちろん
できる。
【0138】この場合においても、近隣にある機器から
近距離無線通信により音声データや画像データの提供を
受け、これを携帯電話端末の内蔵メモリや、外部メモリ
にいったん格納して利用するようにしてももちろんよ
い。
【0139】また、Bluetoothなどの近距離無
線通信機能は、携帯電話端末にではなく、例えば、着脱
可能記録媒体である外部メモリに搭載するようにし、こ
の外部メモリに搭載された近距離無線通信機能を用い
て、音楽などの音声データや画像データを取得して外部
メモリ内に格納し、これを利用するようにすることもで
きる。
【0140】また、IEEE1394やUSBなどの有
線のデジタルインターフェースを通じてパーソナルコン
ピュータや音声データや画像データの提供装置や販売装
置などの機器から音声データや画像データの提供を受け
るようにすることももちろんできる。この場合において
も、デジタルインターフェースで接続された機器からの
音声データや画像データを携帯電話端末の内蔵メモリ
や、外部メモリにいったん格納た後に利用するようにし
てももちろんよい。
【0141】また、携帯電話端末に自宅などの宅内に引
き込まれた公衆電話網に接続可能な機能を設けておくこ
とにより、公衆電話網などの有線ネットワークに直接接
続するようにして音楽などの音声データや画像データの
配信を受けるようにしてももちろんよい。
【0142】このように、音声データや画像データの格
納先としては、内蔵メモリなどの内蔵記憶媒体、外
部メモリなどの着脱可能記憶媒体、携帯電話網などの
無線ネットワークを通じて接続可能なサーバ装置、公
衆電話網などの無線ネットワークを通じて接続可能なサ
ーバ装置、Bluetoothなどの近距離無線通信
により接続可能な機器、有線のデジタルインターフェ
ースによって接続可能な機器などがある。
【0143】また、上述の〜の場合のように、携帯
電話端末の外部に音声データや画像データの格納部を設
けることができるので、携帯電話端末のフラッシュメモ
リに音声データと画像データの対応付けデータを記憶さ
せておくことにより、音声データ、画像データとも外部
から提供を受けて利用することができ、携帯電話端末の
メモリの有効活用を図ることができる。
【0144】[音声データや画像データの格納場所の複
数利用]ところで、前述したように。音楽などの音声デ
ータや画像データは、種々の場所に格納させておくこと
ができる。このため、例えば、音楽などの音声データ
は、外部メモリに記憶させておくが、画像データは、内
部メモリ、外部メモリ、通信ネットワーク上のサーバ装
置、近距離無線通信に接続される機器など様々な場所に
格納させておくようにすることももちろんできる。
【0145】しかし、この場合には、携帯電話端末にお
いて、再生する音声データに対応付けられた画像データ
が、どこに格納されているものかを確実に知ることがで
きるようにしておかなければならない。そこで、この例
の場合、図6に示すように、対応付け情報に、画像デー
タの格納場所を示す情報を付加するようにしておく。
【0146】したがって、画像データの取得時において
も、どの格納場所から画像データを取得するかを指定す
ることができるようにしておき、その指定した格納場所
から画像データを取得した場合に、その格納場所を示す
情報を対応付け情報に付加するようにする。
【0147】図6の例の場合、格納場所欄の情報によ
り、ファイル名が「Image1」の画像データは内部
メモリに格納され、ファイル名が「Image2」の画
像データは外部メモリに格納されているものであること
が示されている。なお、格納場所が外部メモリの場合に
は、どの外部メモリであるかを示す外部メモリのシーケ
ンス番号などの識別情報も付加される。
【0148】また。図6の例の場合、格納場所欄の情報
により、ファイル名が「Image3」の画像データは
インターネット上のサーバ装置に格納されたものである
ことが示され、格納場所欄にそのサーバ装置のURLが
記録されている。また、ファイル名が「Image4」
の画像データは近距離通信により接続される装置に格納
され、ファイル名が「Image5」の画像データはデ
ジタルインターフェースにより接続される装置に格納さ
れているものであることが示されている。
【0149】このように、画像データの格納場所を明確
に携帯電話端末が把握しておくことにより、どこに格納
された画像データであっても、これを迅速かつ確実に得
て利用することができるようにされる。
【0150】また、ここでは、画像データの格納場所が
複数通りある場合を例にして説明したが、音楽などの音
声データについても同様に格納場所を示す情報を付加し
ておくことにより、目的とする音声データがどこにあっ
ても、これを取得して利用することができる。
【0151】なお、前述の実施の形態においては、この
発明による情報端末装置を携帯電話端末に適用した場合
を例にして説明したが、これに限るものではない。音声
データや画像データを記憶することができる内蔵メモリ
が搭載され、あるいは、音声データや画像データを記憶
することができる外部メモリを接続することが可能な画
像表示機能を有する音楽再生装置などの情報端末装置に
この発明を適用することができる。
【0152】また、PDA(Personal Dig
ital Assistant)などと呼ばれる個人用
情報端末、通信機能を備えた個人用情報端末、さらに
は、パーソナルコンピュータなどの情報端末装置にこの
発明による情報端末装置を適用することができる。特
に、携帯電話端末は、通信機能を備えると共に、比較的
に高度な画像表示機能などを備えていることから、この
発明による情報端末装置を適用した場合に効果が大き
く、付加価値の高い携帯電話端末を提供することができ
る。
【0153】また、音楽などの音声データは、音楽など
のほか、会話や講演などの人の声、虫や動物の鳴き声な
ど、可聴音である各種の音声を含むものである。したが
って、虫の鳴き声の音声データに、その虫の姿の画像を
形成する画像データなどを対応付けて、その両方を同時
に利用するなどのことができる。
【0154】また、前述した実施の形態においては、音
声データと画像データとの対応付け情報は、音声データ
のファイル名および拡張子と、画像データのファイル名
と拡張子を用いるものとして説明したが、これに限るも
のではない。例えば、音声データについては、ISRC
(International StandardRe
cording Code)などの音楽(楽曲)ごとに
付加された固有の識別情報を用いることができる。した
がって、対応付け情報は、音声データ、画像データのそ
れぞれを確実に特定することが可能な各種の情報を用い
ることができる。
【0155】また、音楽などの音声データに対応付ける
画像データは、静止画像のほか、動画像を形成する画像
データ、文字、記号、図形などを形成するためのテキス
トデータなどをも用いることができる。
【0156】また、前述した実施の形態においては、音
楽などの音声データと画像データとは、1体1に対応さ
せる場合を例にして説明したが、音楽などの1まとまり
の音声データ(例えば、1曲分の音声データ)に対し
て、複数の画像データを対応づけるようにすることもも
ちろんできる。また、複数の画像データを階層構造とし
て1つの画像データとして扱えるようにし、音楽などの
音声データに対応付けるようにしてももよい。
【0157】このように、音楽などの音声データに複数
の画像データを対応付けた場合には、予め決められた所
定時間おきに、表示する画像を換える用にしたり、ある
いは、使用者からの指示に応じて対応付けられた複数の
画像の表示を順次に切り換えるようにするなどのことが
できる。この場合には、例えば、1曲の音楽の再生中に
使用者自身が音声データに対応付けた複数の画像を表示
して見ることができる。
【0158】なお、画像データとしては、アイドルの写
真やカメラ機能を用いて撮影した画像などの静止画像
や、動画像の他、歌詞などの文字情報、記号や図形、あ
るいは、静止画像、動画像、文字情報、記号、図形など
を組み合わせたものなど各種の画像を形成するものを用
いることができる。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、音楽などの音声データの再生時に、使用者のニーズ
に応じた画像情報をも提供できるという新たな音声デー
タと画像データとの利用形態を実現することができる。
また、音楽などの音声データの再生時において、携帯電
話端末の持つ画像表示機能を十分に活用することができ
る。
【0160】音楽などの音声再生の間、曲名などのごく
限られた情報だけでなく使用者自身が選択した画像を表
示することができるので、情報端末装置に設けられた表
示素子を有効に活用し、音楽再生中の時間をより楽しく
過ごすことができる。
【0161】また、自分の好みの音楽にマッチする画像
を探し出し、あるいは、デジタルカメラ機能を用いて撮
影し、これらを対応付けるという新たな創作的作業を提
供することができ、情報端末装置としての携帯電話端末
の付加価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報端末装置の一実施の形態が
適用された携帯電話端末を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】図1に示した携帯電話端末の外観を説明するた
めの図である。
【図3】図1に示したLCDの表示画面に表示される画
像情報の例を説明するための図である。
【図4】図1に示した携帯電話端末のフラッシュメモリ
に記録される対応付け情報について説明するための図で
ある。
【図5】図1に示した携帯電話端末において実行される
音声データと画像データとの再生処理、および、音声デ
ータと画像データとの対応付け処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】図1に示した携帯電話端末のフラッシュメモリ
に記録される対応付け情報の他の例を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…送受信アンテナ、2…アンテナ共用器、3…受信
部、4ーベースバンド処理部、5…音声コーディック
(DSP)、6…スピーカ(受話器)、7…マイクロホ
ン(送話器)、8…送信部、9…周波数シンセサイザ、
11…音声データ再生処理部、12…音声信号の出力端
子、13…LCDコントローラ、14…LCD、15…
カメラ部、16…リンガ、20…制御部、21…CP
U、22…ROM、23…SRAM、24…フラッシュ
メモリ、25…CPUバス、31…外部メモリインター
フェース、32…外部メモリスロット32、33…キー
インターフェース、34…キー操作部、35…外部イン
ターフェース、36…入出力端子、40…外部メモリ、
50…ヘッドホン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音楽などの音声データから再生音声信号を
    形成する音声データ再生手段と、 前記音声データ再生手段からの前記再生音声信号の出力
    端と、 画像データから再生画像信号を形成する画像データ再生
    手段と、 前記画像データ再生手段からの前記再生画像信号の供給
    を受けて、前記再生画像信号に応じた画像を表示する表
    示素子と、 前記音声データと前記画像データとを対応付けるための
    指示入力を受け付ける受付手段と、 前記受付手段を通じて受け付けた前記指示入力に応じた
    前記音声データと前記画像データとを対応付けるための
    対応付け情報を記憶する記憶手段と、 前記音声データを再生する場合に、前記記憶手段に記憶
    されている前記対応付け情報に基づいて、前記音声デー
    タに対応付けられている前記画像データを得て、これを
    前記画像データ再生手段に供給し、前記画像データによ
    る画像を前記表示素子に表示するようにする表示制御手
    段とを備えることを特徴とする情報端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の情報端末装置であって、 前記画像データを記憶する内蔵記憶手段を備え、 前記表示制御手段は、前記内蔵記憶手段から前記画像デ
    ータを得ることを特徴とする情報端末装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の情報端末装置であって、 前記画像データを記憶保持する着脱可能記憶手段の接続
    端を備え、 前記表示制御手段は、前記接続端に接続される前記着脱
    可能記憶手段から前記画像データを得ることを特徴とす
    る情報端末装置。
  4. 【請求項4】請求項2または、請求項3に記載の情報端
    末装置であって、 通信を行うための通信手段を備え、 前記通信手段を通じて前記画像データを得て、これを記
    憶保持するようにすることを特徴とする情報端末装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の情報端末装置であって、 通信を行うための通信手段を備え、 前記表示制御手段は、前記通信手段を通じて前記画像デ
    ータを得ることを特徴とする情報端末装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の情報端末
    装置であって、 前記通信手段は、無線ネットワークに接続し、前記無線
    通信ネットワーク上のサーバ装置から前記画像データを
    得ることを特徴とする情報端末装置。
  7. 【請求項7】請求項4または請求項5に記載の情報端末
    装置であって、 前記通信手段は、有線ネットワークに接続し、前記無線
    通信ネットワーク上のサーバ装置から前記画像データを
    得ることを特徴とする情報端末装置。
  8. 【請求項8】請求項4または請求項5に記載の情報端末
    装置であって、 前記通信手段は、近距離無線通信方式により、前記画像
    データを保持している装置から前記画像データを得るこ
    とを特徴とする情報端末装置。
  9. 【請求項9】請求項4または請求項5に記載の情報端末
    装置であって、 前記通信手段は、有線のデジタルインターフェースを通
    じて、前記画像データを保持している装置から前記画像
    データを得ることを特徴とする情報端末装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の情報端末装置であっ
    て、 前記記憶手段に記憶される前記対応付け情報には、前記
    画像データの格納先を示す情報が付加されており、 前記表示制御手段は、前記対応付情報に付加されている
    格納先を示す情報が示す格納先から、目的とする前記画
    像データを得ることを特徴とする情報端末装置。
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