JP2002122614A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JP2002122614A
JP2002122614A JP2000311510A JP2000311510A JP2002122614A JP 2002122614 A JP2002122614 A JP 2002122614A JP 2000311510 A JP2000311510 A JP 2000311510A JP 2000311510 A JP2000311510 A JP 2000311510A JP 2002122614 A JP2002122614 A JP 2002122614A
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acceleration
acoustic wave
surface acoustic
wave resonators
electrodes
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JP2000311510A
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Jiyun Tahoda
純 多保田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度変化などの加速度以外の要因による影響を
排除しうる高感度な加速度センサを提供する。 【解決手段】圧電基板3a,4aの表面にIDT電極3
b,3c,4b,4cよりなる一対の電極を設けた一対
の表面波共振子3,4を、その裏面どうしを対面接合し
てバイモルフ型加速度検出素子2を構成し、加速度検出
素子2を加速度Gの印加に伴って板厚方向に撓むよう
に、長手方向の両端部をケース部材6で固定支持する。
加速度Gの印加によって加速度検出素子2が撓み、その
撓みによって生じる表面波共振子3,4の周波数変化ま
たはインピーダンス変化を差動的に検出することによ
り、加速度を検出可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加速度センサ、特に
表面波素子(SAW素子)を用いた加速度センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、SAW素子を用いた加速度センサ
が特公平4−79419号公報により知られている。こ
の加速度センサは、圧電基板の表面にくし状電極(ID
T電極)を設けた表面波素子を用い、この素子に対して
被測定加速度に伴う荷重を負荷する手段として、素子の
両端を支持してその両端に近い位置に加速度発生用質量
を取り付ける4点曲げ方式を用いたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記表面波素子はケー
ス等にその両端部が固定される。しかしながら、温度変
化などによってケースおよび表面波素子が熱膨張する
と、その熱膨張係数の差によって表面波素子に応力が発
生したり、あるいは表面波素子自体の温度による特性変
化により、加速度以外の要因で共振周波数が変化してし
まう。そのため、正確に加速度を検出できないという問
題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、温度変化などの
加速度以外の要因による影響を排除しうる高精度な加速
度センサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1〜
4に記載の発明によって達成される。すなわち、請求項
1に係る発明は、圧電基板の表面にIDT電極よりなる
一対の電極を設けた一対の表面波共振子を、その裏面ど
うしを対面接合してバイモルフ型加速度検出素子を構成
し、上記加速度検出素子を、加速度の印加に伴って板厚
方向に撓むようにその端部を固定支持し、上記加速度検
出素子の撓みによって生じる上記2つの表面波共振子の
周波数変化またはインピーダンス変化を差動的に検出す
ることにより、加速度を検出可能としたことを特徴とす
る加速度センサを提供する。また、請求項2に係る発明
は、1枚の圧電基板の表裏面にIDT電極よりなる一対
の電極をそれぞれ設けることにより、2つの表面波共振
子からなるバイモルフ型加速度検出素子を構成し、上記
加速度検出素子を、加速度の印加に伴って板厚方向に撓
むようにその端部を固定支持し、上記加速度検出素子の
撓みによって生じる上記2つの表面波共振子の周波数変
化またはインピーダンス変化を差動的に検出することに
より、加速度を検出可能としたことを特徴とする加速度
センサを提供する。請求項3に係る発明は、ガラス基板
の表面にIDT電極よりなる一対の電極を設け、これら
電極が設けられたガラス基板上に圧電膜を付着させた一
対の表面波共振子を、その裏面どうしを対面接合してバ
イモルフ型加速度検出素子を構成し、上記加速度検出素
子を、加速度の印加に伴って板厚方向に撓むようにその
端部を固定支持し、上記加速度検出素子の撓みによって
生じる上記2つの表面波共振子の周波数変化またはイン
ピーダンス変化を差動的に検出することにより、加速度
を検出可能としたことを特徴とする加速度センサを提供
する。請求項4に係る発明は、1枚のガラス基板の表裏
面にIDT電極よりなる一対の電極をそれぞれ設け、こ
れら電極が設けられたガラス基板上に圧電膜をそれぞれ
付着させることにより、2つの表面波共振子からなるバ
イモルフ型加速度検出素子を構成し、上記加速度検出素
子を、加速度の印加に伴って板厚方向に撓むようにその
端部を固定支持し、上記加速度検出素子の撓みによって
生じる上記2つの表面波共振子の周波数変化またはイン
ピーダンス変化を差動的に検出することにより、加速度
を検出可能としたことを特徴とする加速度センサを提供
する。
【0006】請求項1では、加速度検出素子を2枚の表
面波共振子の裏面どうしを対面接合したバイモルフ構造
としてある。加速度検出素子の板厚方向に加速度が加わ
ると、加速度検出素子は加速度の印加に伴って板厚方向
に撓む。そのため、加速度検出素子の撓み変形から、一
方の表面波共振子に引張応力が作用すれば、他方の表面
波共振子には圧縮応力が作用することになる。表面波共
振子は、IDT電極からなる一対の電極間に信号を入力
することによって圧電基板に弾性表面波(SAW)を発
生させるものであり、一対の電極間で所定の共振インピ
ーダンスを持つ共振子が構成される。弾性表面波は、圧
電基板の表面でのみ伝播し、厚み方向には直ぐに減衰し
てしまい、電極のない裏面に表面波は殆ど伝播しない。
したがって、2枚の表面波共振子の裏面どうしを対面接
合しても、その振動は互いに分離され、各表面波共振子
はそれぞれの固有振動数で振動することができる。引張
側の表面波共振子の周波数は低くなり、圧縮側の表面波
共振子の周波数は高くなる。そこで、両表面波共振子の
周波数変化またはインピーダンス変化を差動的に取り出
せば、加速度を高感度で検出することができる。特に、
2つの表面波共振子の周波数変化またはインピーダンス
変化を個別に取り出すのではなく、その周波数差または
インピーダンス差を検出するので、2つの表面波共振子
に共通に加わる応力(例えば温度変化による応力)は相
殺され、温度変化などの加速度以外の影響を排除でき、
高感度の加速度センサを得ることができる。
【0007】2枚の表面波共振子を対面接合する場合、
硬化状態で硬い接着剤を用いてもよいが、ある程度の柔
らかさ(弾性)を有する接着剤を用いてもよい。すなわ
ち、表面波振動は減衰しながらも内部に向かって伝播す
る。従って、表裏の振動が干渉しないためには、素子に
相応の厚みが必要であり、一般に波長の2〜10倍程度
の厚みが必要である。ところが、素子の厚みが厚いと、
加速度によって撓みにくくなるので、厚みは薄い方が加
速度の検出感度の面ではよい。これに対して、弾性接着
剤を間にして接合したバイモルフ構造の場合、振動が接
着層で大きく減衰するので、素子の厚みを薄くしても振
動が表裏方向に伝播せず、加速度検出素子全体の厚みを
薄くすることができる。この場合の接着剤としては、エ
ポキシ系やアクリル系などの弾性接着剤を使用できる。
【0008】請求項2では、2枚の表面波共振子を対面
接合するのではなく、1枚の圧電基板の表裏面にIDT
電極よりなる一対の電極をそれぞれ設けることにより、
2つの表面波共振子からなるバイモルフ型加速度検出素
子を構成したものである。この場合も、弾性表面波が圧
電基板の表面を伝播し、厚み方向には殆ど伝播しないと
いう特性を利用し、2つの弾性表面波が互いに干渉する
のを防止できる。
【0009】表面波共振子には、圧電基板の表面にID
T電極を形成したものと、ガラス基板の表面にIDT電
極を形成し、その上に圧電膜を付着させたものとがあ
る。請求項1,2は前者の表面波共振子を用いたもので
あり、請求項3,4は後者の表面波共振子を用いたもの
である。請求項3は、ガラス基板の表面にIDT電極よ
りなる一対の電極を設け、これら電極が設けられたガラ
ス基板上に圧電膜を付着させた一対の表面波共振子を、
その裏面どうしを対面接合してバイモルフ型加速度検出
素子を構成したものである。この場合も、ガラス基板の
裏面に弾性表面波は伝播しないので、表面波共振子の裏
面同士を対面接合しても、互いの振動は分離され、固有
の振動数で振動できる。また、請求項4は、1枚のガラ
ス基板の表裏面にIDT電極よりなる一対の電極をそれ
ぞれ設け、これら電極が設けられたガラス基板上に圧電
膜をそれぞれ付着させることにより、2つの表面波共振
子からなるバイモルフ型加速度検出素子を構成したもの
である。この場合には、弾性表面波がガラス基板の表面
を伝播し、厚み方向には殆ど伝播しないという特性を利
用し、2つの弾性表面波が互いに干渉するのを防止でき
る。
【0010】加速度検出素子のパッケージング方法とし
て、請求項5または請求項6に記載の構造を採用するこ
とにより、表面実装型部品に構成できる。請求項5の場
合には、加速度検出素子の加速度印加方向の二側面に、
少なくともIDT電極と対応する部分に空洞を有する一
対のケース部材を両端部で接着固定し、かつ加速度検出
素子とケース部材とで形成される2つの開放面に一対の
カバー部材を全周で接着固定する。そして、2つの表面
波共振子に形成されたIDT電極を、ケース部材の表面
に形成された電極を介してカバー部材の外表面に形成さ
れた外部電極に接続している。この場合には、加速度検
出素子の周囲をケース部材およびカバー部材によって完
全に包囲でき、表面実装型部品を構成できる。また、加
速度検出素子の両端のみを支持し、両側部は拘束されて
いないので、加速度に対し加速度検出素子が容易に撓む
ことができる。請求項6の場合には、加速度検出素子の
加速度印加方向の二側面に、少なくともIDT電極と対
応する部分に空洞を有する一対のケース部材を全周で接
着固定し、2つの表面波共振子に形成されたIDT電極
を、加速度検出素子の側縁に沿って設けられた端子電極
に接続し、端子電極をケース部材の外表面に形成された
外部電極に接続したものである。この場合には、加速度
検出素子の表裏両面にケース部材を積層接着することに
より、表面実装型部品を容易に構成できる。この場合に
は、加速度検出素子の周囲4辺がケース部材によって支
持される。
【0011】2つの表面波共振子から得られる信号を差
動的に取り出し、加速度検出素子に作用する加速度に比
例した信号を得る方法としては、請求項7のように、2
つの表面波共振子をそれぞれの周波数で発振させ、各発
振周波数差を検出し、この周波数差から加速度に比例し
た信号を得る方法と、請求項8のように、2つの表面波
共振子を同一周波数で発振させ、各表面波共振子の電気
的インピーダンスの違いから位相差または振幅差を検知
し、これら位相差または振幅差から加速度に比例した信
号を得る方法とがある。いずれの方法を用いても、加速
度を高精度に検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明にかかる加速
度センサの第1実施例を示す。この加速度センサ1A
は、バイモルフ型加速度検出素子2を絶縁性セラミック
等からなる絶縁ケース6,7内に両持ち梁構造で収納支
持したものである。この実施例の加速度検出素子2は、
短冊形状の一対の表面波共振子3,4の裏面どうしを接
着層5を間にして対面接合したものである。
【0013】この実施例の表面波共振子3,4は、図3
に示すように、PZT系セラミックスやLiTaO3
結晶のような圧電基板3a,4aの中央部表面にIDT
電極3b,3cおよび4b,4cを形成するとともに、
圧電基板3a,4aの異なる端部に、IDT電極3b,
3cおよび4b,4cと接続された端子電極3d,3e
および4d,4eを形成したものである。3f,4fは
IDT電極3b,3cおよび4b,4cから漏れ出た弾
性表面波を吸収する吸音材である。なお、図3では一方
の表面波共振子3の電極のみを示したが、他方の表面波
共振子4の電極形状は表面波共振子3と全く同様であ
る。
【0014】端子電極3d,3e間、4d,4e間に所
定の信号を印加すると、圧電基板3a,4aの表面に弾
性表面波が発生し、その表面波がIDT電極3b,3c
および4b,4cと直交方向に伝播し、多数のIDT電
極によって反射される。表面波共振子3,4は、端子電
極3d,3e間、および4d,4e間で共振インピーダ
ンスを持つ一種の共振子として機能する。接着層5は、
2つの表面波共振子3,4を接合しており、一方の表面
波共振子の曲げ応力が他方の表面波共振子に伝わるだけ
の硬さを有する。なお、接着層5として、弾性接着剤を
用いてもよい。この実施例では、表面波共振子3,4は
同一形状の圧電基板よりなるので、加速度検出素子2の
加速度Gの印加に伴う曲げ中性面(図5に破線Nで示
す)が、2つの表面波共振子3,4の厚み方向の中央に
位置している。
【0015】上記のように、2つの表面波共振子3,4
を接着層5によって強く接合しても、表面波共振子3,
4に発生する弾性表面波は圧電基板3a,4aの表面に
のみ伝播し、厚み方向にはほとんど伝播しないので、そ
れぞれの表面波共振子の振動が完全に分離される。した
がって、一方の表面波共振子の振動が他方の表面波共振
子に影響を及ぼすことがない。
【0016】加速度検出素子2の加速度Gの印加方向の
外側面は、左右一対のケース部材6,6によって覆われ
ている。ケース部材6はコ字形断面形状に形成されてお
り、その両端突出部6aが加速度検出素子2の両端部外
側面(表面波共振子3,4の表面)に接着固定されてい
る。そのため、ケース部材6と加速度検出素子2との間
には、ケース部材6の凹部6bによって、加速度Gに伴
い加速度検出素子2が撓み得る空間が形成されている。
また、加速度検出素子2とケース部材6とで形成される
上下の開放面が上下一対のカバー部材7,7によって覆
われている。カバー部材7の内面には、加速度検出素子
2との接触を防止するための空洞形成用凹部7aが形成
され、その外周部が開放面に全周で接着固定されてい
る。そのため、加速度検出素子2の加速度Gによる変位
部分は、ケース部材6およびカバー部材7によって完全
に密閉されている。上記ケース部材6およびカバー部材
7は共に絶縁材料で形成されている。具体的には、セラ
ミック板や樹脂板を用いることができる。
【0017】この実施例では、ケース部材6として断面
コ字形の部材を用いたが、ケース6と加速度検出素子2
との間に設けられる接着剤層の厚みによって撓み空間を
形成すれば、ケース部材6として平板状の部材を用いる
ことも可能である。特に、加速度Gによる検出素子2の
撓み量は微少であるから、接着剤層の厚みでも十分な空
間を形成できる。同様に、カバー部材7の内面に枠形に
設けられる接着剤層の厚みによって空洞を形成できるの
で、カバー部材7の内面の空洞形成用凹部7aも省略可
能である。
【0018】表面波共振子3,4の表面に形成された端
子電極3d,3eおよび4d,4eのうち、一方の端子
電極3e,4eは、加速度検出素子2とケース部材6と
で形成される開放面に設けられた帯状の内部電極61に
よって互いに導通し、かつケース部材6の外側面まで引
き出されている。また、電極4dは上側の開放面に形成
された内部電極62によってケース部材6の外側面まで
引き出され、電極3dは下側の開放面に形成された内部
電極63によってケース部材6の異なる外側面まで引き
出されている。
【0019】ケース部材6およびカバー部材7の外表面
には、図1に示すように、外部電極71,72,73が
形成されており、上記内部電極61,62,63は、そ
れぞれ外部電極71,72,73に接続されている。こ
れによって、表面実装型のチップ型加速度センサ1Aを
得ることができる。なお、この実施例では、表面波共振
子3の一方の端子電極3eと表面波共振子4の一方の電
極4eとを内部電極61によって相互に接続し、共通電
極としたが、4個の電極3d,3eおよび4d,4eを
それぞれ独立して外部電極に引き出してもよい。この場
合には、内部電極および外部電極もそれぞれ4個設けら
れる。図4はこの加速度センサ1Aを回路基板PCBの
回路パターンPaに実装した状態を示す。
【0020】図6は加速度センサの第2実施例を示す。
この加速度センサ1Bは、短冊型の1枚の圧電基板2a
の中央部表裏面にそれぞれ一対のIDT電極3b,3c
よび4b,4cを形成することにより、2つの表面波共
振子からなるバイモルフ型の加速度検出素子2’を構成
したものである。なお、図5と共通する部分には同一符
号を付して説明を省略する。すなわち、弾性表面波は圧
電基板2aの表面のみを伝播し、厚み方向には殆ど伝播
しないという特性を有するので、その特性を利用して1
枚の圧電基板2aで2つの表面波共振子を構成してあ
る。この場合には、2枚の圧電基板を対面接着する必要
がないので、加速度検出素子2’の厚みをさらに薄くす
ることが可能である。なお、表裏の弾性表面波が干渉し
ないようにするには、圧電基板2aは、弾性表面波の波
長の2〜10倍以上の厚みとするのが望ましい。
【0021】図7は加速度センサの第3実施例を示す。
この加速度センサ1Cは、短冊型のガラス基板8a,9
aの上に一対のIDT電極8b,9bを形成し、その上
にZnOなどの圧電膜8c,9cを付着させることによ
り、2つの表面波共振子8,9からなるバイモルフ型の
加速度検出素子を構成している。この場合も、第1実施
例と同様に、表面波共振子8,9の圧電膜8c,9cが
形成された表面を外側にし、その裏面どうしを対面接着
してある。この実施例では、IDT電極8b,9bによ
って発生した弾性表面波はガラス基板8a,9aの表面
のみを伝播するので、両方の弾性表面波が相互干渉する
のを防止できる。
【0022】図8は加速度センサの第4実施例を示す。
この加速度センサ1Dは、短冊型の1枚のガラス基板1
0aの中央部表裏面にそれぞれ一対のIDT電極8b,
9bを形成し、その上に圧電膜8c,9cを付着させる
ことにより、2つの表面波共振子からなるバイモルフ型
の加速度検出素子10を構成したものである。なお、図
7と共通する部分には同一符号を付して説明を省略す
る。この場合も、第3実施例と同様に、2つの表面波素
子を独立して振動させることができる。ガラス基板10
aは、弾性表面波の波長の2〜10倍以上の厚みとする
のが望ましい。
【0023】図9は加速度センサの第5実施例を示す。
この加速度センサ1Eの場合は、略正方形状の2枚の表
面波共振子12,13の裏面同士を接着層14を介して
対面接着したバイモルフ型の加速度検出素子11を用い
たものである。表面波共振子12,13は、圧電セラミ
ック基板12a,13aの表面にIDT電極12b,1
2cおよび13b,13cと、これらIDT電極から対
向する側縁に延びる端子電極12d,12eおよび13
d,13eを形成するとともに、弾性表面波の漏れを吸
収する吸音材12f,13fを設けたものである。な
お、端子電極12d,12eおよび13d,13eは圧
電セラミック基板12a,13aの異なる4辺に引き出
されている。図7には、下側の表面波共振子13の電極
パターンも示されている。加速度検出素子11の上下面
には、内面中央部に空洞15a,16a(但し、15a
は図示せず)を有する一対のケース部材15,16が全
周で接着固定されている。ケース部材15,16の4辺
の外表面には、4つの外部電極15b〜15e,16b
〜16e(但し、16c,16eは図示せず)が形成さ
れており、これら外部電極と加速度検出素子11の4つ
の端子電極12d,12eおよび13d,13eとがそ
れぞれ電気的に接続されている。なお、表面波共振子1
1のいずれか一方の端子電極と表面波共振子12のいず
れか一方の端子電極とを共通電極として互いに接続して
もよい。この場合には、加速度Gが上下方向、つまり加
速度検出素子15の板厚方向に作用すると、周辺部が固
定された加速度検出素子11の中央部が板厚方向に撓
み、一方の表面波共振子には引張応力、他方の表面波共
振子には圧縮応力が作用する。この実施例では、2枚の
表面波共振子12,13と上下のケース部材15,16
とを積層するだけで、簡単に表面実装型部品を構成する
ことができる。
【0024】図10は加速度センサの第6実施例を示
す。この加速度センサ1Fの場合は、1枚の略正方形状
の圧電セラミック基板21の表裏面にIDT電極22
a,22bおよび23a,23bと、IDT電極22
a,22bおよび23a,23bから対向する側縁に延
びる端子電極22c,22dおよび23c,23dと、
弾性表面波の漏れを吸収する吸音材22e,23eとを
設けた表面波共振子20a,20bを用いてバイモルフ
型の加速度検出素子20を構成したものである。なお、
端子電極22c,22dおよび23c,23dは圧電セ
ラミック基板21の異なる4辺に引き出されている。図
8には、裏面の電極パターンも示されている。加速度検
出素子20の上下面には、図7と同様なケース部材2
4,25が全周で接着固定されている。すなわち、ケー
ス部材24,25の内面中央部に空洞24a,25a
(但し、24aは図示せず)が形成され、ケース部材2
4,25の4辺の外表面には、4つの外部電極24b〜
24e,25b〜25e(但し、25c,25eは図示
せず)が形成されており、これら外部電極と加速度検出
素子20の4つの端子電極22c,22dおよび23
c,23dとがそれぞれ電気的に接続されている。な
お、表面波共振子20aのいずれか一方の端子電極と表
面波共振子20bのいずれか一方の端子電極とを共通電
極として互いに接続してもよい。この場合も、第5実施
例と同様に、加速度Gが上下方向、つまり加速度検出素
子20の板厚方向に作用すると、周辺部が固定された加
速度検出素子20の中央部が板厚方向に撓み、一方の表
面波共振子には引張応力、他方の表面波共振子には圧縮
応力が作用する。この実施例では、1枚の圧電セラミッ
ク板よりなる加速度検出素子20と上下のケース部材2
4,25とを積層するだけで、簡単に表面実装型部品を
構成することができる。
【0025】図11は上記加速度センサ1Aを用いた加
速度検出装置の一例を示す。この検出装置は表面波共振
子3,4の独立発振を利用したものであり、加速度セン
サ1Aの外部電極72と71が発振回路30に接続さ
れ、外部電極73と71が発振回路31に接続されてい
る。発振回路30,31としては、例えば公知のコルピ
ッツ型発振回路などを使用できる。表面波共振子3,4
を発振回路30,31によってそれぞれ独自に発振さ
せ、その発振周波数f1 ,f2 が周波数差カウンタ32
に入力され、その周波数差に比例した信号V0 を出力す
る。
【0026】加速度センサ1Aに加速度Gが印加されて
いない状態では、2個の表面波共振子3,4は独立した
表面波共振子として一定の周波数で発振している。これ
ら表面波共振子3,4が全く同一構造であれば、同じ周
波数で発振するので、周波数差カウンタ32の出力信号
0 は零である。一方、加速度センサ1Aに加速度Gが
加わると、検出素子2には加速度の印加方向と逆方向の
慣性力が作用し、検出素子2の中央部分が加速度Gの印
加方向と逆方向に撓む。検出素子2の撓みに伴って発生
する応力によって、図5の例では、一方の表面波共振子
4には引張応力が作用し、他方の表面波共振子3には圧
縮応力が作用する。そのため、引張応力の表面波共振子
4の発振周波数は低くなり、圧縮応力の表面波共振子3
の発振周波数は高くなる。その周波数差を端子電極3
d,3eおよび4d,4eから内部電極61,62,6
3を介して外部電極71,72,73へと取り出すこと
によって、加速度Gに比例した信号V0 を得ることがで
きる。なお、信号V0 によって、加速度Gの大きさだけ
でなく、加速度Gの方向も検出することができる。
【0027】加速度センサ1Aを温度変化がある環境で
使用すると、表面波共振子3,4、ケース部材6、カバ
ー部材7が熱膨張を起こす。表面波共振子3,4とケー
ス部材6、カバー部材7との熱膨張係数が異なる場合に
は、温度変化によって表面波共振子3,4に応力が発生
する。その結果、加速度以外の要因で周波数差に変化が
生じることになる。しかしながら、表面波共振子3,4
が互いに同一材料,同一形状に形成されておれば、温度
変化に伴う応力も同一に現れる。そのため、周波数差カ
ウンタ32で2個の表面波共振子3,4の周波数変化を
差動的に取り出すことにより、各表面波共振子3,4が
同一に受ける温度変化などによる出力信号の変化を相殺
することができる。したがって、加速度Gに対してのみ
感度を持つ加速度検出装置を得ることができる。
【0028】図12は上記加速度センサ1Aを用いた加
速度検出装置の他の例を示す。この検出装置は表面波共
振子3,4の単一発振を利用したものである。加速度セ
ンサ1Aの外部電極72と73はインピーダンス差動検
出回路33に接続され、共通電極である外部電極71は
発振回路34に接続されている。なお、35,36はマ
ッチング用抵抗である。この場合には、両方の表面波共
振子3,4を発振回路34によって同一の周波数で発振
させ、それぞれの表面波共振子3,4の電気的インピー
ダンスの違いから、位相差または振幅差を検知し、加速
度Gに比例した出力V0 をインピーダンス差動検出回路
33から取り出すものである。同一周波数で発振させる
には、どちらか一方の表面波共振子の出力、または両方
の表面波共振子の合算された出力をフィードバックして
発振回路34を構成すればよい。この場合も、図9の例
と同様に、加速度Gに比例した信号を取り出すことがで
きるとともに、温度変化等による出力変化を相殺できる
ので、加速度Gに対してのみ感度を持つ加速度検出装置
を得ることができる。
【0029】上記実施例は本発明のほんの数例を示すに
過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可
能であることは言うまでもない。図11および図12の
加速度検出装置では、加速度センサとして第1実施例の
加速度センサ1Aを用いたが、第2〜第6実施例の加速
度センサ1B〜1Fでも同様に使用できる。上記実施例
の加速度センサ1A〜1Fは、加速度検出素子の両端部
あるいは周辺部がケース部材によって固定支持された両
持ち梁構造のものを示したが、一端部のみがケース部材
によって固定支持されたもの、つまり片持ち梁構造とし
てもよい。この場合には、加速度の印加に伴う自由端の
変位量が大きいので、大きな周波数変化またはインピー
ダンス変化を得ることが可能である。2枚の表面波共振
子3,4を接合する接着層5は、一方の表面波共振子の
曲げ応力が他方の表面波共振子に伝わるだけの硬さは必
要であるが、その範囲で弾性表面波が厚み方向に伝播し
ないような弾性接着剤を用いるのが好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、2個の表面波共振子の裏面どう
しを対面接合したバイモルフ構造の加速度検出素子を用
いたので、加速度が加わった際に生じる加速度検出素子
の撓み変形から、一方の表面波共振子に圧縮応力を、他
方の表面波共振子に引張応力を効率的に発生させること
ができる。特に、表面波共振子はその表面のみに弾性表
面波が発生するので、2枚の表面波共振子の裏面どうし
を対面接合しても、その振動は互いに分離され、各表面
波共振子はそれぞれの固有振動数で振動することができ
る。したがって、両方の表面波共振子の圧縮または引張
による周波数変化またはインピーダンス変化を取り出す
ことによって、加速度に比例した信号を得ることがで
き、検出感度のよい加速度センサを実現できる。また、
温度変化などによる応力は両方の表面波共振子に共通に
加わるので、両方の表面波共振子の出力を差動的に取り
出すことで、加速度以外の要因による応力を相殺でき、
加速度にのみ感度を持つ加速度センサを得ることができ
る。さらに、加速度検出素子が簡単な構造であり、電極
の引出も容易であるため、小型に構成できるとともに、
表面実装型部品(チップ部品)にも容易に構成できる。
【0031】請求項2にかかる発明では、1枚の圧電基
板の表裏面にIDT電極よりなる一対の電極をそれぞれ
設けることにより、2つの表面波共振子からなるバイモ
ルフ型加速度検出素子を構成したので、加速度によって
加速度検出素子が撓むと、その表裏面に引張応力と圧縮
応力とを確実に発生させることができる。そのため、表
裏の2つの表面波共振子に発生する周波数変化またはイ
ンピーダンス変化の差を検出することで、高感度でかつ
温度変化などの影響を受けない加速度センサを実現でき
る。また、加速度検出素子が1枚の圧電基板で構成され
るので、さらに小型(薄型)の加速度センサを実現でき
る。
【0032】請求項3にかかる発明の場合も、請求項1
と同様に、IDT電極を形成したガラス基板の表面に圧
電膜を付着させた2個の表面波共振子の裏面どうしを対
面接合したバイモルフ構造の加速度検出素子を用いるの
で、検出感度がよく、温度変化などによる応力の影響を
受けず、加速度にのみ感度を持つ加速度センサを得るこ
とができる。請求項4にかかる発明では、1枚のガラス
基板の表裏面にIDT電極を形成したので、請求項3に
かかる発明に比べてさらに小型(薄型)の加速度センサ
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる加速度センサの第1実施例の全
体斜視図である。
【図2】図1に示した加速度センサの分解斜視図であ
る。
【図3】図1に示した加速度センサのカバー部材を省略
した分解斜視図である。
【図4】図1に示した加速度センサを回路基板に実装し
た状態の側面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】本発明にかかる加速度センサの第2実施例のV
−V線断面図である。
【図7】本発明にかかる加速度センサの第3実施例のV
−V線断面図である。
【図8】本発明にかかる加速度センサの第4実施例のV
−V線断面図である。
【図9】本発明にかかる加速度センサの第5実施例の分
解斜視図である。
【図10】本発明にかかる加速度センサの第6実施例の
分解斜視図である。
【図11】本発明にかかる加速度センサを用いた加速度
検出装置の一例の回路図である。
【図12】本発明にかかる加速度センサを用いた加速度
検出装置の他の例の回路図である。
【符号の説明】
1A〜1F 加速度センサ 2 加速度検出素子 3,4 表面波共振子 3a,4a 圧電基板 3b,3c,4b,4c IDT電極 6 ケース部材 7 カバー部材 61〜63 内部電極 71〜73 外部電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電基板の表面にIDT電極よりなる一対
    の電極を設けた一対の表面波共振子を、その裏面どうし
    を対面接合してバイモルフ型加速度検出素子を構成し、
    上記加速度検出素子を、加速度の印加に伴って板厚方向
    に撓むようにその端部を固定支持し、上記加速度検出素
    子の撓みによって生じる上記2つの表面波共振子の周波
    数変化またはインピーダンス変化を差動的に検出するこ
    とにより、加速度を検出可能としたことを特徴とする加
    速度センサ。
  2. 【請求項2】1枚の圧電基板の表裏面にIDT電極より
    なる一対の電極をそれぞれ設けることにより、2つの表
    面波共振子からなるバイモルフ型加速度検出素子を構成
    し、上記加速度検出素子を、加速度の印加に伴って板厚
    方向に撓むようにその端部を固定支持し、上記加速度検
    出素子の撓みによって生じる上記2つの表面波共振子の
    周波数変化またはインピーダンス変化を差動的に検出す
    ることにより、加速度を検出可能としたことを特徴とす
    る加速度センサ。
  3. 【請求項3】ガラス基板の表面にIDT電極よりなる一
    対の電極を設け、これら電極が設けられたガラス基板上
    に圧電膜を付着させた一対の表面波共振子を、その裏面
    どうしを対面接合してバイモルフ型加速度検出素子を構
    成し、上記加速度検出素子を、加速度の印加に伴って板
    厚方向に撓むようにその端部を固定支持し、上記加速度
    検出素子の撓みによって生じる上記2つの表面波共振子
    の周波数変化またはインピーダンス変化を差動的に検出
    することにより、加速度を検出可能としたことを特徴と
    する加速度センサ。
  4. 【請求項4】1枚のガラス基板の表裏面にIDT電極よ
    りなる一対の電極をそれぞれ設け、これら電極が設けら
    れたガラス基板上に圧電膜をそれぞれ付着させることに
    より、2つの表面波共振子からなるバイモルフ型加速度
    検出素子を構成し、上記加速度検出素子を、加速度の印
    加に伴って板厚方向に撓むようにその端部を固定支持
    し、上記加速度検出素子の撓みによって生じる上記2つ
    の表面波共振子の周波数変化またはインピーダンス変化
    を差動的に検出することにより、加速度を検出可能とし
    たことを特徴とする加速度センサ。
  5. 【請求項5】上記加速度検出素子の加速度印加方向の二
    側面に、少なくともIDT電極と対応する部分に空洞を
    有する一対のケース部材が両端部で接着固定され、かつ
    上記加速度検出素子とケース部材とで形成される2つの
    開放面に一対のカバー部材が全周で接着固定されてお
    り、2つの表面波共振子に形成されたIDT電極は、ケ
    ース部材の表面に形成された電極を介してカバー部材の
    外表面に形成された外部電極に接続されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の加速度セ
    ンサ。
  6. 【請求項6】上記加速度検出素子の加速度印加方向の二
    側面に、少なくともIDT電極と対応する部分に空洞を
    有する一対のケース部材が全周で接着固定されており、
    2つの表面波共振子に形成されたIDT電極は、加速度
    検出素子の側縁に沿って設けられた端子電極に接続さ
    れ、上記端子電極はケース部材の外表面に形成された外
    部電極に接続されていることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の加速度センサ。
  7. 【請求項7】上記2つの表面波共振子をそれぞれの周波
    数で発振させ、各発振周波数差を検出し、この周波数差
    から加速度に比例した信号を得ることを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載の加速度センサ。
  8. 【請求項8】上記2つの表面波共振子を同一周波数で発
    振させ、各表面波共振子の電気的インピーダンスの違い
    から位相差または振幅差を検知し、これら位相差または
    振幅差から加速度に比例した信号を得ることを特徴とす
    る請求項1ないし6のいずれかに記載の加速度センサ。
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