JP2002120806A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2002120806A
JP2002120806A JP2000315109A JP2000315109A JP2002120806A JP 2002120806 A JP2002120806 A JP 2002120806A JP 2000315109 A JP2000315109 A JP 2000315109A JP 2000315109 A JP2000315109 A JP 2000315109A JP 2002120806 A JP2002120806 A JP 2002120806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 占有面積が小さく、積層した物品に対するバ
ンド掛け処理と、包装処理のいずれも行うことのできる
包装装置を提供すること 【解決手段】 複数のPTP包装体が積層されて構成さ
れる物品集合体を搬送する搬送装置10と、その搬送装
置の下流側に配置されたピロー包装機12を備えた包装
装置である。ピロー包装機は、搬送装置から順次供給さ
れる物品集合体に対してピロー包装を施す包装機能と、
エンドシール装置の回転を停止した状態でそのピロー包
装機に供給された物品集合体を搬送可能とする搬送機能
を有する。さらに、搬送装置上を搬送される物品集合体
を、一旦外部に搬出させた後、再度前記搬送手段上に前
記物品集合体を戻すための迂回搬送装置20を設け、迂
回搬送装置の途中に、物品集合体に対してバンド掛けし
て一体化するバンド掛け機21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、包装装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】良く知られているように、PTP(Pres
s Through Packaging )包装体は、容器(ポケット部)
側から中身を押し出して上蓋を破壊し、中身を取り出す
ようにした包装形態であり、薬品包装における錠剤やカ
プセルの包装に良く使われる。そして、係るPTP包装
体は、通常複数個を積層した状態(物品集合体)でピロ
ー包装し、さらにそのピロー包装した包装体を箱に収納
した状態で市販されている。
【0003】一方、病院等の薬局に納品する場合には、
上記したようにピロー包装をすることは無く、複数個を
積層した状態で把束テープでバンド掛けして一纏めに固
定したものを製造し、それを箱に詰めた状態で納品する
ようにしている。
【0004】従って、係るPTP包装体を製造する生産
工場では、上記した2つの形態の製品を製造する必要が
ある。そこで、従来この種の生産工場では、PTP包装
体を製造するPTP包装機(PTP包装体を積層する装
置を含む)の下流側に、ピロー包装処理するためのピロ
ー包装機を備えた包装ラインと、把束バンドを巻き付け
固定するバンド掛け機を備えた把束ラインをそれぞれ設
置する。
【0005】そして、各包装ライン,把束ラインの下流
側に製函装置,箱詰め装置等を配置し、複数の積層され
たPTP包装体が収納されたピロー包装体や、バンド掛
けされた集合体を、その製函装置にて箱詰めするように
なっている。
【0006】さらに、通常PTP包装機と製函装置は共
通に使用するため、包装ラインと把束ラインは平行に配
置し、PTP包装機の下流に設置した振り分けコンベア
等により、PTP包装機から搬出され、所定枚数積層さ
れたPTP包装体が、包装ライン或いは把束ラインに導
かれ、いずれかの処理がなされる。
【0007】さらに、各包装ライン,把束ラインの下流
側搬出端は、製函装置等へ箱詰めする商品を搬送する搬
送ラインに接続するように配置される。これにより、ピ
ロー包装体や、バンド掛けされた集合体は、製函装置に
供給され、そこにおいて箱詰め処理される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のシ
ステムでは、以下に示す問題があった。すなわち、独立
した包装ラインと把束ラインの設置が必要不可欠であ
り、占有面積が大きくなる。そして、把束ライン側は、
基本的にバンド掛け機と搬送コンベアで済むのに対し、
包装ラインは、被包装物(PTP包装体)の供給コンベ
ア,製袋器,ピロー包装機,耳折り装置(ピロー包装体
のエンドシールされた両端耳部を折り曲げる装置)並び
に搬出コンベアというように多くの装置が必要となる。
従って、製函装置の上流で2つのラインを合流させるべ
く、把束ラインは、包装ラインと搬送距離を合わせるた
めに、必要以上に長い搬送コンベアが必要となり、占有
面積のさらなる増大並びにコスト高を招くことになる。
さらに、そのように占有面積が大きくなると、生産工場
内での設置レイアウトの制限も多くなる。
【0009】さらにまた、例えば、複数の積層したPT
P包装体をバンド掛けし、さらにそのバンド掛けしたも
のをピロー包装するようなことを考えた場合、新たにそ
れら2つの処理を行うことのできるラインを設置した
り、把束ライン上のバンド掛けされた物品を人手により
包装ラインの上流側に持ってくるなどの処理が必要とな
り、煩雑でさらなるコスト高を招く要因となる。
【0010】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、占有面積が小さく、積層した物品に対するバンド掛
け処理と、包装処理のいずれもができる包装装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る包装装置では、複数の物品が積層
されて構成される物品集合体を搬送する搬送手段と、そ
の搬送手段の下流側に配置されたピロー包装機を備えた
包装装置を前提とする。ここで、複数の物品の積層方向
は任意であり、実施の形態では、物品であるPTP包装
体を上下に積層したものを示したが、起立状態で前後に
並べたり、左右に並べたものも含む。
【0012】そして、前記ピロー包装機は、前記搬送手
段から順次供給される前記物品集合体に対してピロー包
装を施す包装機能と、エンドシール装置の回転を停止し
た状態でそのピロー包装機に供給された前記物品集合体
を搬送可能とする搬送機能を有するものを用いる。これ
は、例えば、エンドシール装置の駆動系を、搬送コンベ
アなどの駆動系と別にしたサーボモータ等を用い、その
サーボモータ等を回転/停止させることにより制御でき
る。また、駆動系を同じにしても、例えば、クラッチな
どを設け、エンドシール装置のシーラの回転軸に回転力
を伝達/遮断制御できるようにすることによっても対応
できる。
【0013】さらに、前記搬送手段上を搬送される前記
物品集合体を、一旦外部に搬出させた後、再度前記搬送
手段上に前記物品集合体を戻すための迂回搬送手段を設
け、前記迂回搬送手段の途中に、前記物品集合体に対し
てバンド掛けして一体化するバンド掛け手段を設けるよ
うにした。
【0014】このようにすると、物品集合体に対してピ
ロー包装する場合には、迂回搬送手段を経由することな
く、物品集合体は搬送手段上を搬送させ、ピロー包装機
へ順次供給する。ピロー包装機は、通常の包装機能を稼
動することにより、物品集合体に対してピロー包装する
ことができる。
【0015】一方、物品集合体に対してバンド掛けする
場合には、搬送手段上を搬送されている物品集合体を一
旦迂回搬送手段上に移し替えて、その迂回搬送手段上を
搬送させる。この搬送途中でバンド掛け手段によりバン
ド掛けして物品集合体を構成する複数の物品を把束して
一体化する。その後、搬送手段上に戻し、下流側のピロ
ー包装機に供給する。このとき、ピロー包装機は、エン
ドシール装置を駆動させず(当然、帯状フィルムなども
供給しない)、搬送機能を動作させる。すると、ピロー
包装機は、一種の搬送手段を構成し、ピロー包装機上を
バンド掛けされた物品集合体が搬送される。
【0016】つまり、ピロー包装機を単なる搬送手段と
して使用するという発想の転換を行うことにより、通常
の包装装置に対し、迂回搬送手段とバンド掛け手段を設
けるだけで、従来の包装ラインと把束ラインを構築でき
る。しもか、バンド掛けした物品集合体をピロー包装し
たいというような要求があっても、迂回搬送手段を経由
した後、包装機能が稼動するピロー包装機上を通過させ
ることにより、ピロー包装することができる。
【0017】そして、占有面積も、通常のピロー包装機
を設置したものに対し、迂回搬送手段とバンド掛け手段
部分だけ広くなるだけで、従来のように、2つの専用ラ
インを設けたものに比べると、各段に占有面積を狭くす
ることができ、生産工場等における配置レイアウトの自
由度も増す。
【0018】そして、上記した作用効果を得るために好
ましくは、前記迂回搬送手段の上流側の前記搬送手段と
の接続地点に、前記搬送手段上を搬送される前記集合包
装体を前記迂回搬送手段上へ移し替える移替手段(実施
の形態では、「移し替え装置30に対応」)を備えるこ
とである。
【0019】また、前記ピロー包装機の製袋器は移動可
能であり、前記包装機能の動作中は、前記製袋器に供給
される帯状フィルムを製袋可能となる正常位置に位置
し、前記搬送機能の動作中は、前記製袋器は前記正常位
置から離反させるとともに、その正常位置に補助搬送手
段を設置し、その補助搬送手段によって前記搬送手段か
ら搬出される前記集合体を前記ピロー包装機に供給可能
に構成するとよい。このようにすると、ピロー包装,バ
ンド掛けの何れの場合も、確実にピロー包装機側に供給
することができる。なお、製袋器の離反は、実施の形態
では、後退移動(外側に向けて移動)させるようにした
が、移動方向は任意であり、さらには取り外すようにし
ても良い。
【0020】その場合に、前記補助搬送手段の駆動源は
別途設けても良いし、前記ピロー包装機の搬送駆動系の
動力を利用して動作するようにしてもよい。後者のよう
すると、駆動系が共通することにより装置の小型化並び
にコストダウンを図ることができるのみならず、ピロー
包装機上の搬送系と、補助搬送手段との同期をとること
が簡単に行えるので好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の好適な一実施の
形態を示している。同図に示すように、複数個の物品で
あるPTP包装体を積層した状態の物品集合体を搬送す
る搬送装置10の下流側に、ピロー包装機12の製袋器
11が配置され、ピロー包装機12の下流側には耳折り
装置13が配置されている。そして、図示省略するが、
搬送装置10の上流側には、PTP包装機並びに集積装
置が配置され、耳折り装置13の下流側には、製函装置
(箱詰め装置)が配置されている。さらに、搬送装置1
0の搬出端近傍の上方には、小ヤグラ付きコンベア14
が設置され、搬送装置10上を搬送されてきた物品集合
体が、安定して製袋器11側に搬送・供給される。
【0022】これにより、PTP包装機により製造され
て順次搬出されるPTP包装体は、集積装置により所定
個数が積み重なった物品集合体となり、その集合体の状
態で所定間隔ごとに搬送装置10上に供給される。搬送
装置10は、後述するようにフィンガーコンベアからな
り、物品集合体は、そのフィンガーピッチの間隔で搬送
され、小ヤグラ付きコンベア14により製袋器11に一
定間隔で供給される。一方、ピロー包装機12は、図示
省略する原反フィルムから連続して引き出される帯状フ
ィルムが製袋器11に導かれ、その製袋器11を通過す
ることにより筒状フィルムに製袋される。従って、上記
したように製袋器11内に供給される物品集合体は、実
際には筒状フィルム内に供給されることになり、ピロー
包装機12上の搬送路(ベルトコンベア)上を筒状フィ
ルム内に物品集合体が内包された状態で搬送される。
【0023】この搬送途中で、適宜位置に設置されたセ
ンターシール装置により筒状フィルムの両側縁重合端が
シールされ、搬出側に設置されたエンドシール装置によ
り筒状フィルムを横方向にシール・カットしてピロー包
装体が製造される。この後、このピロー包装体は、耳折
り装置13に供給され、エンドシールされた耳部が折り
曲げられた後、次段の製函装置等に渡され、箱詰めされ
る。なお、上記した動作が、ピロー包装機12を包装機
(包装機能)として使用した場合の説明である。
【0024】また、ピロー包装機12は、エンドシール
装置や原反ロールから帯状フィルムを引き出すピンチロ
ーラ,センターシーラ並びに搬送路を構成するベルトコ
ンベアの駆動源は、それぞれ独立して設置・駆動するサ
ーボモータとしている。そして、少なくともエンドシー
ル装置用の駆動源としてのサーボモータと、エンドレス
ベルト用の駆動源としてのサーボモータは別々に設け、
それぞれが独立して回転駆動できるようになっている。
【0025】つまり、すべてのサーボモータを所定のタ
イミングで同期させて、エンドシール装置にて物品集合
体を噛み込みすることなく包装処理する包装機能を実現
することができる。また、少なくとも、エンドシール装
置のサーボモータを停止し、エンドシーラは、互いに反
対方向を向いた状態で停止させておき、エンドレスベル
ト用のサーボモータを回転駆動させることにより、エン
ドレスベルトを回転させ、ピロー包装機に供給された物
品集合体に対して包装処理することなく単に搬送させる
といった搬送機能を実現することができる。
【0026】さらに本形態では、搬送装置10上を搬送
される物品集合体を、一旦外部に搬出させた後、再度搬
送装置10上に物品集合体を戻すための迂回搬送装置2
0を設け、その迂回搬送装置20の途中に、物品集合体
に対してバンド掛けして複数のPTP包装体を一纏めに
把束するバンド掛け機21を設けている。迂回搬送装置
20は、搬送装置10の分岐点Aに接続され、搬送装置
10の搬送方向と直交方向に延びる第1搬送装置22
と、その第1搬送装置22の下流側に連続し、搬送装置
10の搬送方向と平行な方向に伸びる第2搬送装置23
と、第2搬送装置23の下流側に連続し、搬送装置10
の合流点Bに合流する第3搬送装置24とを備えてい
る。そして、第2,第3搬送装置23,24は、何れも
ベルトコンベアで構成している。
【0027】係る構成をとることにより、搬送装置10
上を搬送され、分岐点Aに位置した物品集合体を、第1
搬送装置22側に移動させることにより、バンド掛け機
21にて物品集合体に対してバンドフィルムで把束して
積層された複数のPTP包装体を一纏めにし、その後、
第2,第3搬送装置23,24を経由して合流点Bにて
搬送装置10に戻す。すると、バンド掛けされた物品集
合体は、搬送装置10上をさらに進み、ピロー包装機1
2に至る。この時、ピロー包装機12が上記したように
搬送機能で動作しているとすると、ピロー包装機12の
エンドレスベルト上を搬送し、図示省略する後段の製函
装置などに供給され箱詰めされる(耳折り装置13も停
止している)。また、ピロー包装機12が包装機能で動
作しているとすると、バンド掛けされた物品集合体に対
しさらにピロー包装され、その後、箱詰めするといった
包装形態ができる。
【0028】次に、上記した迂回させる機構部分の詳細
な説明をする。まず、搬送装置10上を搬送される物品
集合物を迂回搬送装置20側に移し替える機構を含む分
岐点A並びに第1搬送装置22付近は、図2に示すよう
になっている。
【0029】同図に示すように、搬送装置10は、搬送
面10aの中央部分が開口され、押送フィンガー10b
の上方部位が、その開口部分から上方に突出し、複数個
のPTP包装体を積層した物品集合体25の後面に接触
し、押送するようになっている。さらに、搬送面10a
の上方両側縁には、搬送方向に沿って側壁10eが配置
され、物品集合体25の横ずれを抑止している。
【0030】また、押送フィンガー10bは、エンドレ
スチェーン10cに対して回転自在に取り付けられてお
り、エンドレスチェーン10cの移動に追従して前進移
動するようになっている。さらに、押送フィンガー10
bの底面が、搬送面10aの下方に沿って配置されたガ
イド支持板10dに接触している時は、図示したように
起立して物品集合体25を押送可能となる。そして、ガ
イド支持板10dがなくなると、押送フィンガー10b
を支えるものがなくなるので、押送フィンガー10bは
回転して転倒し、搬送面10aの下方に位置し、物品集
合体25を搬送不能となる。なお、このような回転・転
倒する押送フィンガー10bにより物品を搬送する機構
は従来公知のものを用いることができるのでその詳細な
説明を省略する。
【0031】そして、本形態では、分岐点Aの位置に来
た物品集合体25を第1搬送装置22側に移し替えるた
めに、搬送装置10上で物品集合体25を一時停止させ
る必要がある。そこで、分岐点A付近のガイド支持板1
0dを移動可能とし、迂回搬送装置20を経由しない場
合には、分岐点A付近でもガイド支持板10dで押送フ
ィンガー10bを支え、そのまま物品集合体25を搬送
可能とする。そして、迂回搬送装置20側に移し替える
場合には、分岐点A付近のガイド支持板10dを移動さ
せて、押送フィンガー10bに対する支持をなくし、分
岐点Aにて押送フィンガー10bを転倒させ物品集合体
25に対する搬送力を解除するようにする。もちろん、
この分岐点A付近の第1搬送装置22側の側壁10eは
開口されている。
【0032】これにより、物品集合体25は、分岐点A
に位置すると、その位置で一時停止し、後述する移し替
え装置30により第1搬送装置22側に押し出されるよ
うになっている。
【0033】なお、上記したガイド支持板10dの移動
は、水平移動,回転移動等任意の方向に移動させること
ができ、さらには、一部を取り外すようにすることもで
きる。また、転倒状態で分岐点Aを通過した押送フィン
ガー10bは、その下流側(合流地点Bよりは上流)で
再度回転して起立するようになっている。
【0034】移し替え装置30は、第1搬送装置22と
反対側の機枠29の外側に、搬送装置10の搬送方向と
直交方向に延びるガイドレール31を設け、そのガイド
レール31にスライドブロック32を取り付ける。この
スライドブロック32は、ガイドレール31に沿って前
後進移動可能で、その上端には移動アーム33が一定に
固定されている。これにより、移動アーム33は、スラ
イドブロック32と一体になって前後進移動するように
なる。さらに、このスライドブロック32は、図示省略
するが、搬送装置10の駆動系から動力を受けるように
なっている。そして、押送フィンガー10bの動きに同
期して、押送フィンガー10bが1ピッチ移動する間
に、スライドブロック32も1回前後進移動するように
なっている。もちろん、搬送装置10の駆動系からの駆
動力の伝達を遮断し、図示の状態で停止する機能も有す
る。
【0035】移動アーム33の先端には、第1揺動アー
ム36aが回転軸38aを中心に回転自在に取り付けら
れ、その第1揺動アーム36aの先端に第1プッシャー
35aを垂下形成している。また、第1揺動アーム36
aの基端側には、補助アーム37aが連結され、第1揺
動アーム36aと一体になって、回転軸38aを中心に
正逆回転するようになっている。このとき、第1揺動ア
ーム36aと補助アーム37aの「なす角」は一定の値
で固定される。さらに、補助アーム37aは、連結ロッ
ド41を介してエアシリンダ40のシリンダロッド40
aに連結する。
【0036】同様に、移動アーム33の中間位置には、
第2揺動アーム36bが回転軸38bを中心に回転自在
に取り付けられ、その第2揺動アーム36bの先端に第
2プッシャー35bを垂下形成している。また、第2揺
動アーム36bの基端側には、補助アーム37bが連結
され、第2揺動アーム36bと一体になって、回転軸3
8bを中心に正逆回転するようになっている。このと
き、第2揺動アーム36bと補助アーム37bの「なす
角」は一定の値で固定される。さらに、補助アーム37
bは、連結ロッド41を介してエアシリンダ40のシリ
ンダロッド40aに連結する。
【0037】エアシリンダ40は、移動アーム33の上
面に設置されており、図示の状態がシリンダロッド40
aが伸びた状態となっている。この状態では、図から明
らかなように、第1,第2プッシャー35a,35b
は、垂直方向に伸び、物品集合体25の側面に接触し、
横方向に押し出し可能となっている。そして、この状態
からエアシリンダ40のシリンダロッド40aが収縮す
ると、補助アーム37a,37b並びに第1,第2揺動
アーム36a,36bが一体的に反時計方向に回転し、
各第1,第2揺動アーム36a,36bが上昇移動す
る。これにより、第1,第2揺動アーム36a,36b
の下端は、物品集合体25の上面よりも上方に位置する
ように調整されている。
【0038】さらに、移動アーム33の下面所定位置に
は、切欠溝33aが形成されており、スライドブロック
32が後退移動した図示する状態において、切欠溝33
a内にストッパー42が挿入可能となる。そして、その
ストッパー42が切欠溝33a内に挿入されて係止され
ると、スライドブロック32の前後進移動が抑止され
る。つまり、物品集合体25に対して通常のピロー包装
処理を行う場合には、迂回搬送装置20側に物品集合体
25を移し替える必要がないので、スライドブロック3
2を固定し、搬送装置10上をスムーズに物品集合体2
5が搬送されるようにする。
【0039】一方、第1搬送装置22は、図2に示すよ
うに搬送装置10とバンド掛け機21との間(上流部
分)と、図示省略するがこのバンド掛け機21と第2搬
送装置23の間(下流部分)に分割されて設けられてい
る。そして、上流部分は、搬送装置10から押し出され
てきた物品集合体25の底面を受ける搬送面22aと、
その搬送面の上方に所定の距離を置いて設置された製品
抑え部材22bを備えている。つまり、本形態の第1搬
送装置22の上流部分は、それ自体では搬送させる機能
はなく、他の装置によって搬送力を受けた物品集合体2
5が、スムーズに所定の経路を移動する搬送路を提供す
るようになっている。
【0040】具体的には、図2に示したスライドブロッ
ク32が後退した位置で、エアシリンダ40のシリンダ
ロッド40aが伸びた状態から、図示省略の駆動系によ
り、スライドブロック32を前進させる。すると、スラ
イドブロック32とともに、移動アーム33ひいては第
1,第2プッシャー35a,35bが前進し、それぞれ
が物品集合体25を押し出す。これにより、搬送装置1
0上の物品集合体25は、横方向に押し出されて第1搬
送装置22上に移し替えられ、現在第1プッシャー35
aに接触している物品集合体25の位置まで移動する。
また、第1プッシャー35aに接触している物品集合体
25は、第1搬送装置22上を移動し、図中点線で示す
位置まで移動する。
【0041】次に、エアシリンダ(シリンダロッド40
a)40が収縮すると、第1,第プッシャー35a,3
5bが反時計方向に回転し、物品集合体25よりも上方
に位置する。その後、スライドブロック32が後退移動
するが、このとき、第1,第2プッシャー35a,35
bが上昇しているので、押し出された物品集合体25に
当たることなく後退する。そして、エアシリンダ40が
伸び、図示の状態に復帰する。
【0042】以後上記処理を繰り返すことにより、搬送
装置10上の物品集合体は、まず第2プッシャー35b
によって、第1搬送装置22上に移し替えられ、次のス
ライドブロック32の前進移動に伴い物品集合体25
は、第1搬送装置22上をさらに移動し、バンド掛け機
21に近づく。
【0043】一方、バンド掛け機21は、回転軸21a
の周囲に90度間隔で放射状に断面コ字状のドラム21
bが取り付けられ、各ドラム21bは、先端(回転軸2
1aと反対側)が開口している。この回転軸21aは、
図示した状態から90度間隔で間欠的に回転するように
なっている。
【0044】さらに、原反21c′から間欠的に引き出
される帯状のバンドフィルム21cは、搬送面22a,
製品抑え部材22b側に位置するドラム21bの開口部
を塞ぐように配置される。そして、図2中、点線で示す
位置にきた物品集合体25は、下方に設置され、軌跡Y
で移動する供給プッシャー21dによりドラム21b内
にバンドフィルム21cとともに押し込まれる。これに
より、物品集合体25の3つの面に、バンドフィルム2
1cが掛け渡される。
【0045】その後、回転軸21aが時計方向に90度
回転し、ドラム21bが上方位置にくる。そして、上方
位置に来たときには、ドラム21bの開口部位(物品集
合体25の残った一面)にもバンドフィルム21cが位
置し、重合されたバンドフィルム21cの両端を熱シー
ルするとともにカットして、物品集合体25を把束す
る。さらに、回転軸21aが時計方向に90度回転する
と、第1搬送装置22の下流部分に対向し、その下流部
分に搬出される。なお、バンド掛け機21自体は、従来
公知のものを用いることができるので、その詳細な説明
を省略する。
【0046】なお、第1搬送装置の下流部分は、図示省
略するがエンドレスベルトなどにより構成される。ま
た、第2,第3搬送装置23,24も、共にエンドレス
ベルトから構成される。従って、上記したバンド掛け機
21によりバンドフィルム21cで把束された物品集合
体25は、以後、各エンドレスベルト上を順次搬送さ
れ、第3搬送装置24の搬出端側、つまり、搬送装置1
0の合流地点B付近まで移動する。
【0047】次に、合流地点Bにおける第3搬送装置2
4上の物品集合体25を搬送装置10へ戻す機構につい
て説明する。図3,図4に示すように、第3搬送装置2
4は、プールコンベア(エンドレスベルト24a)と、
そのエンドレスベルト24aの上面の両側縁に設けられ
たガイド壁24bを備えている。
【0048】そして、搬出端側の一方のガイド壁24b
の外側に縁切りシリンダ45を設け、その縁切りシリン
ダ45のシリンダロッドの先端に取り付けた抑え部材4
5aが、第3搬送装置24の搬送方向と直交する方向に
前後進移動するようにしている。これにより、図中実線
で示すように抑え部材45aが後退移動しているとき
は、抑え部材45aは、物品集合体25の側面から離反
するので、物品集合体25はエンドレスベルト24aの
回転に伴って搬送される。そして、縁切りシリンダ45
が伸びて、図中破線で示すように、抑え部材45aが物
品集合体25の側面に接触すると、物品集合体25は反
対側のガイド壁24bとの間で挟まれ、一時停止する。
【0049】従って、仮に上記のように挟まれた状態で
エンドレスベルト24aが回転しているとすると、抑え
部材45aで抑えられた物品集合体25よりも下流側に
位置する物品集合体25は、分離して搬送されるように
なる。
【0050】さらに、縁切りシリンダ45よりも下流側
に、昇降移動するストッパー46を設けている。このス
トッパー46の設置位置は、縁切りシリンダ45の抑え
部材45aによって一時停止された物品集合体25の前
面とストッパー46の間隔が、物品集合体25の前後方
向の長さよりも長く設定している。これにより、図示す
るように、先頭の物品集合体25は、その前面がストッ
パー46に接触して停止され、2番目の物品集合体25
は抑え部材45aによって一時停止されるようになる。
【0051】従って、図示する状態からストッパー46
が下降移動すると、先頭の物品集合体25のみがエンド
レスベルト24aの回転に伴い前進し、図中破線で示す
位置まで移動する。
【0052】なお、ストッパー46は、図示省略するシ
リンダによって昇降移動するようにしたが、駆動源はシ
リンダに限る必要はない。さらに、先頭の物品集合体2
5の搬送を停止させる必要から、上昇時はストッパー4
6がエンドレスベルト24aの搬送面よりも上方に突出
し、下降移動時はストッパー46の上端がエンドレスベ
ルト24aの搬送面よりも下方に位置し、物品集合体2
5の搬送を許容するように調整されている。また、この
ようにエンドレスベルト24aの上方に突出させること
から、エンドレスベルト24aは、実際には複数のベル
トを幅方向に適宜間隔をおいて配置し、その開いた間隔
からストッパー46を上方に突出させるようにしてい
る。
【0053】さらに、上記のようにエンドレスベルト2
4aの搬出端まで搬送されてきた物品集合体25(図中
破線で示す)を搬送装置10側に送り出す供給装置47
を、第3搬送装置24の搬出端(下流側)近傍に設けて
いる。この供給装置47は、縁切りシリンダ45と反対
側のガイド壁24bの外側に傾斜配置された傾斜アーム
47aと、その傾斜アーム47aの上端に一体的に連結
され、エンドレスベルト24aの上方に配置される支持
ロッド47bと、その支持ロッド47bの下面に垂下形
成されるプッシャー47cとを備え、傾斜アーム47a
の下方部位は、図示省略する駆動源に連携され、プッシ
ャー47cの下端が図4中二点鎖線で示す軌跡Xで移動
するように制御される。駆動源としては、例えば、搬送
装置10の駆動モータからの回転力を受けて回転する板
カム(溝カム)を用い、傾斜アーム47aの下端に設け
たカムフロアをその板カム(溝カム)に結合させること
により構成できる。これにより、搬送装置10の押送フ
ィンガー10bの移動に同期させ、前後の押送フィンガ
ータ10b間に簡単に物品集合体25を供給することが
できる。もちろん、これ以外の駆動系を用いることもで
きる。
【0054】このように構成すると、図4中破線で示す
位置まで来た物品集合体25の後面にプッシャー47c
が接触し、その状態のまま傾斜アーム47a,支持ロッ
ド47b,プッシャー47cが前進移動(図中左側)す
ると、そのプッシャー47cによって押された物品集合
体25が、搬送装置10上に供給される。
【0055】その後、プッシャー47cは後退移動する
が、このとき一旦斜め後ろ上方に移動することにより、
プッシャー47cの下端が物品集合体25の上面よりも
上方に位置する。よって、その状態で後退移動しても、
次の物品集合体25の前進を妨げることなく、係る次の
物品集合体25の後ろ側に戻ることができる。
【0056】上記した構成における物品集合体25の搬
送装置10側への供給動作を説明すると、まず、図3,
図4に示すように、先頭の物品集合体25がストッパー
46により係止され、2番目の物品集合体25が抑え部
材45aで抑えられて一時停止させる。また、このとき
の供給装置47は、プッシャー47cが上昇移動下位置
で停止している。
【0057】この状態で、まずストッパー46が下降移
動し、先頭の物品集合体25が破線で示す位置まで搬送
され、そこでエンドレスベルト24aの搬送力がなくな
るのでその位置で停止する。次いで、プッシャー47c
が軌跡Xに沿って下降移動し、図4に示すように破線で
示す位置まで来た先頭の物品集合体25の後ろ側に位置
する。その後、軌跡Xに従ってプッシャー47cが移動
することにより、先頭の物品集合体25が搬送装置10
上に移動し、以後、搬送装置10の押送フィンガーから
の搬送力を受けて搬送される。
【0058】また、上記したプッシャー47cの移動中
に、ストッパー46が上昇移動するとともに、抑え部材
45aが後退移動し、2番目の物品集合体25が前進し
ストッパー46に付き当たって停止する。この停止した
物品集合体25は次のサイクルで上記した作用により搬
送装置10上に移動する。
【0059】以後、上記した処理を繰り返すことによ
り、先頭の物品集合体25が1つずつ所定のタイミング
(押送フィンガーの搬送ピッチに合わせて)で、搬送装
置10側に戻される。
【0060】なお、図中符号48は、渡り部材であり、
エンドレスベルト24aから搬出され、プッシャー47
cにより押し出される物品集合体25を、搬送装置10
上へスムーズに移動させるためのものである。つまり、
プッシャー47cにより押されて移動中の物品集合体2
5にとっての搬送路となる。
【0061】なおまた、図中符号49は、着脱可能なガ
イド板であり、搬送装置10の側壁10eに形成された
開口部を閉塞可能としている。つまり、物品集合体25
を迂回搬送装置20側を経由させてバンド掛けさせる場
合には、ガイド板49を取り外して合流地点B付近に形
成された側壁10eの開口部を開口させ、その開口部か
らバンド掛けされた物品集合体25の搬送装置10側へ
の戻りを許容する。そして、迂回搬送装置20を使用せ
ず、通常のピロー包装をする場合には、ガイド板49を
取り付けて側壁10eの開口部を閉塞し、物品集合体2
5が搬送装置10上を横ずれすることなく搬送するよう
にしている。なお、係るガイド板49は、分岐点A付近
に形成した側壁10eの開口部に対しても、着脱するよ
うにしている。
【0062】搬送装置10に戻ったバンド掛けされた物
品集合体25は、搬送装置10に沿って搬送され、ピロ
ー包装機12側に供給され、ピロー包装機12上を搬送
されるのは前に説明した通りである。ところで、ピロー
包装機12の搬入側に設けられた製袋器11は、当然の
ことながら搬送力を与えることはできない。ピロー包装
の場合には、製袋器11に供給された物品集合体25は
筒状に製袋されるフィルム内に供給されるので、そのフ
ィルムの移動に伴って搬送されることになる。しかし、
搬送機能で稼動するピロー包装機12は、製袋器11に
帯状フィルムは供給されないので、仮に製袋器11の長
さよりも物品集合体25の長さの方が短い物品集合体2
5が製袋器11に供給されると、その物品集合体は、製
袋器11上に止まってしまうことになる。
【0063】そこで、本形態では、図5以降に示すよう
に、製袋器11の設置位置に、補助搬送装置50を着脱
可能にし、ピロー包装機12の包装機能を動作させる場
合には、製袋器11を設置し、搬送機能を動作させる場
合には製袋器11を待避させるとともに、当該位置に補
助搬送装置50を取り付け、搬送装置10から搬出され
た物品集合体25を受けるとともに、その補助搬送装置
50にてピロー包装機12の搬送路たるエンドレスベル
トにスムーズに移動できるようにしている。そして、具
体的には、以下のとおりである。
【0064】すなわち、製袋器11は、図5に示すよう
に、2枚に分割された製袋板11a,11aを有し、こ
の製袋板11aの下方には、ネジ11b,ガイドロッド
11cが連結される。ガイドロッド11cの両端は機枠
11dに取り付けられ、また、ネジ11bの両端は機枠
11dに対し軸受け支持されている。さらにネジ11b
の一端は、機枠11dの外部に突出し、その先端には幅
調整ハンドル11eが取り付けられている。製袋板11
aは、それぞれ図示省略する帯状フィルムの所定位置に
接触し、筒状に製袋する機能を持つ。
【0065】そして、幅調整ハンドル11eを正逆回転
すると、ネジ11bも正逆回転するので、2枚の製袋板
11aは、中心を基準として互いに前後進移動し、常に
中心からの距離が等しい状態を保ちながら2枚の製袋板
11aの間隔を変更させることができる。これにより、
被包装物である物品集合体の幅に応じて間隔を調整し、
綺麗に製袋することができる。
【0066】一方、ピロー包装機12の搬送機能を使用
する場合には、図6に示すように2枚の製袋板11aを
後退移動させ、機枠11dの両端近傍位置まで待避させ
る。そして、製袋板11a間に形成された空間内に、補
助搬送装置50を装着する。これにより、製袋器11の
設置位置に搬出された物品集合体は、補助搬送装置50
の渡りベルト51の上に置かれるので、その渡りベルト
の回転に伴い搬送され、次段のピロー包装機12の搬送
路に供給される。
【0067】そして、この渡りベルト51を回転駆動さ
せるための駆動源であるが、別途駆動モータを設けても
良いが、本形態では、ピロー包装機12の搬送路である
エンドレスベルトの駆動源を利用するようにしている。
具体的には、図7,図8に示すように、ピロー包装機1
2のエンドレスベルト12aのプーリ12bと一体に回
転するように駆動プーリ12b′を設ける。この駆動プ
ーリ12b′と、テンションプーリ12c並びに従動プ
ーリ12dに掛け渡すように動力伝達ベルト12eを取
り付ける。従動プーリ12dには、図8に示すようにギ
ヤ12fも一体に形成している。従って、ピロー包装機
12の搬送路たるエンドレスベルト12aが回転する
と、その回転力が動力伝達ベルト12eを介して伝達
し、ギヤ12fが回転する。
【0068】一方、補助搬送装置50は、エンドレスベ
ルト12aの搬送面と同一高さ位置に渡りベルト51の
搬送面を位置させるための前後一対のプーリ52と、下
方に配置されたテンションプーリ53並びに駆動プーリ
54を有し、それら各プーリに渡りベルト51を掛け渡
すようにしている。また、駆動プーリ54は、図8に示
すように、同軸にギヤ55を取り付けており、駆動プー
リ54とギヤ55は一体に回転するようになっている。
【0069】そして、図7に示すようにギヤ55は、ア
イドルギヤ56を介してピロー包装機12側に設けたギ
ヤ12fに連携されている。これにより、図7等に示す
ように補助搬送装置50を取り付けた状態では、ギヤ1
2fの回転力がアイドルギヤ56,ギヤ55を介して駆
動プーリ54に伝達されるので、エンドレスベルト12
aと同期して渡りベルト51も回転させることができ
る。
【0070】そして、各ギヤのギヤ比を調整することに
より、エンドレスベルト12aと渡りベルト51の移動
速度を等しくすることができる。また、エンドレスベル
ト12aの方を速くし、前後の物品集合体を離反させな
がら搬送することもできる。なお、図中符号59は、コ
ンベア固定用ノブであり、補助搬送装置50を所定位置
に装着した状態でピロー包装機12に対して固定するよ
うにしている。
【0071】なお、上記した実施の形態では、着脱可能
な補助搬送装置50を設けたが、本発明はこれに限るこ
とはなく、必ずしも設けなくても良い。すなわち、仮に
製袋器11上に物品集合体が供給され、搬送力を受けず
にそのまま放置されても、順次送られてくる後続の物品
集合体によって押し出され、ピロー包装機12上の搬送
路であるエンドレスベルト上に移動し搬送されるので問
題はない。
【0072】また、物品集合体25の前後長が長けれ
ば、製袋器11に供給された物品集合体25の前方部位
が、ピロー包装機12のエンドレスベルトからの搬送力
を受けて搬送されることもある。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る包装装置で
は、包装処理しないときにはピロー包装機を搬送装置し
て使用することにより、占有面積が小さく、積層した物
品に対するバンド掛け処理と、包装処理のいずれの処理
も実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装装置の好適な一実施の形態を
示す平面図である。
【図2】搬送装置上の物品集合体を迂回搬送装置側に移
し替える機構を示す正面図である。
【図3】迂回搬送装置上の物品集合体を搬送装置側に移
し替える機構を示す平面図である。
【図4】迂回搬送装置上の物品集合体を搬送装置側に移
し替える機構を示す正面図である。
【図5】製袋器部分を示す斜視図である。
【図6】製袋器部分に補助搬送装置を実装した状態を示
す斜視図である。
【図7】製袋器部分に補助搬送装置を実装した状態を示
す正面図である。
【図8】製袋器部分に補助搬送装置を実装した状態を示
す側面図である。
【符号の説明】
10 搬送装置 10a 搬送面 10b 押送フィンガー 10c エンドレスチェーン 10d ガイド支持板 11 製袋器 11a 製袋板 11b ネジ 11c ガイドロッド 11d 機枠 12 ピロー包装機 13 耳折り装置 14 小ヤグラ付きコンベア 20 迂回搬送装置 21 バンド掛け機 22 第1搬送装置 23 第2搬送装置 24 第3搬送装置 24a エンドレスベルト 24b ガイド壁 25 物品集合体 29 機枠 30 移し替え装置 31 ガイドレール 32 スライドブロック 33 移動アーム 35a 第1プッシャー 35b 第2プッシャー 36a 第1揺動アーム 36b 第2揺動アーム 37a,37b 補助アーム 38a,38b 回転軸 40 エアシリンダ 40a シリンダロッド 41 連結ロッド 42 ストッパー 45 縁切りシリンダ 45a 抑え部材 46 ストッパー 47 供給装置 47a 傾斜アーム 47b 支持ロッド 47c プッシャー 48 渡り部材 49 ガイド板 50 補助搬送装置 51 渡りベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の物品が積層されて構成される物品
    集合体を搬送する搬送手段と、 その搬送手段の下流側に配置されたピロー包装機を備え
    た包装装置において、 前記ピロー包装機は、前記搬送手段から順次供給される
    前記物品集合体に対してピロー包装を施す包装機能と、
    エンドシール装置の回転を停止した状態でそのピロー包
    装機に供給された前記物品集合体を搬送可能とする搬送
    機能を有し、 前記搬送手段上を搬送される前記物品集合体を、一旦外
    部に搬出させた後、再度前記搬送手段上に前記物品集合
    体を戻すための迂回搬送手段を設け、 前記迂回搬送手段の途中に、前記物品集合体に対してバ
    ンド掛けして一体化するバンド掛け手段を設けたことを
    特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 前記迂回搬送手段の上流側の前記搬送手
    段との接続地点に、前記搬送手段上を搬送される前記集
    合包装体を前記迂回搬送手段上へ移し替える移替手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の包装装置。
  3. 【請求項3】 前記ピロー包装機の製袋器は移動可能で
    あり、前記包装機能の動作中は、前記製袋器に供給され
    る帯状フィルムを製袋可能となる正常位置に位置し、 前記搬送機能の動作中は、前記製袋器は前記正常位置か
    ら離反させるとともに、その正常位置に補助搬送手段を
    設置し、その補助搬送手段によって前記搬送手段から搬
    出される前記集合体を前記ピロー包装機に供給可能とし
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の包装装
    置。
  4. 【請求項4】 前記補助搬送手段は、前記ピロー包装機
    の搬送駆動系の動力を利用して動作するようにしたこと
    を特徴とする請求項3に記載の包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011006212A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Omori Mach Co Ltd Ptpシート群の供給装置及びそれを用いた製品供給システム
JP2018530485A (ja) * 2015-10-08 2018-10-18 バンドール・プロダクシー・ベー・フェーBandall Productie B.V. 製品結束用装置
KR20200015961A (ko) * 2018-08-06 2020-02-14 박병주 2열 3면 씰링구조를 갖는 간헐식 포장장치

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