JP2002120708A - 路面摩擦状態推定装置及びタイヤ空気圧測定装置 - Google Patents

路面摩擦状態推定装置及びタイヤ空気圧測定装置

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JP2002120708A
JP2002120708A JP2000314399A JP2000314399A JP2002120708A JP 2002120708 A JP2002120708 A JP 2002120708A JP 2000314399 A JP2000314399 A JP 2000314399A JP 2000314399 A JP2000314399 A JP 2000314399A JP 2002120708 A JP2002120708 A JP 2002120708A
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Japan
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gradient
estimating
road surface
physical quantity
wheel speed
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Application number
JP2000314399A
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Hidekazu Ono
英一 小野
Koji Umeno
孝治 梅野
Katsuhiro Asano
勝宏 浅野
Hideki Ohashi
秀樹 大橋
Kazuhiro Kamiya
和宏 神谷
Yukio Mori
雪生 森
Toshiharu Naito
俊治 内藤
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 どのような走行状態であっても短時間でスリ
ップ率が略零のμ勾配を推定する。 【解決手段】 原点μ勾配推定回路4は、初期値とし
て、路面摩擦係数μ及び車両の荷重FZを記憶してい
る。そして、原点μ勾配推定回路4は、車輪速センサ1
からの車輪速R0ωと、駆動力推定回路3からの駆動力
Xと、上述した路面摩擦係数μ及び荷重FZを用いて所
定の式を演算し、スリップ率が零のときのμ勾配KS
算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面摩擦状態推定
装置及びタイヤ空気圧測定装置に係り、特にスリップ率
が略零のμ勾配を推定する路面摩擦状態推定装置、及び
そのμ勾配を用いてタイヤの空気圧を測定するタイヤ空
気圧測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
ABS(Anti-lock Braking System)、TCS(Tracti
on Control System)、空気圧低下警報システムなど、
車両の性能や安全性を高めるシステムが開発されてい
る。これらのシステムは、駆動時や制動時におけるタイ
ヤと路面の滑り易さを示す物理量、例えばμ勾配を推定
し、その推定値に基づいて様々の制御を行っている。
【0003】このμ勾配は、スリップ率に対する路面摩
擦力を示すμ−S特性の勾配であり、走行状態や路面状
態によって変化するものである。そこで、μ勾配の最大
値に基づいて路面の摩擦状態を判定することが行われて
いる。
【0004】しかし、従来の路面摩擦状態推定装置は、
測定時におけるμ勾配を推定するだけであり、μ勾配の
最大値を求めるためには所定時間測定する必要があっ
た。すなわち、従来の路面摩擦状態推定装置は、所定時
間の中で最大となったμ勾配を選択していたので、μ勾
配の最大値を求めるのに時間がかかるという問題があっ
た。
【0005】また、μ勾配が最大になるのはスリップ率
が零のときである。したがって、従来の路面摩擦状態推
定装置は、スリップ率が零にならなければμ勾配の最大
値を求めることができないという問題もあった。
【0006】本発明は、上述した課題を解決するために
提案されたものであり、どのような走行状態であっても
短時間でタイヤと路面の滑り易さを示す物理量の最大値
を推定する路面摩擦状態推定装置、及びその物理量を用
いてタイヤの空気圧を測定するタイヤ空気圧測定装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】駆動時のスリップ率と駆
動力の関係は、以下の(1)式で与えられる。
【0008】
【数2】
【0009】ここで、S:スリップ率、FX:駆動力、
μ:最大路面摩擦係数、FZ:荷重、KS:スリップ率に
対する駆動力の特性における原点での勾配とする。スリ
ップ率Sは、以下の(2)式で定義される。
【0010】
【数3】
【0011】但し、u:車体速度、ω:車輪回転角速
度、R0:動荷重半径である。さらに、ここでは駆動力
の符号を負、制動力の符号を正とする。スリップ率に対
する駆動力の勾配(μ勾配)は、(1)式をスリップ率
に関して微分することにより、以下の(3)式を得る。
【0012】
【数4】
【0013】また、(1)式を変形して(3)式に代入
すると、以下の(4)式を求めることができる。
【0014】
【数5】
【0015】(4)式は、駆動力によって、スリップ率
に対する駆動力の勾配がどのように変化するかを示して
いる。例えば、駆動力の発生(負の値)に伴って、スリ
ップ率に対する駆動力の勾配が減少することを示してい
る。
【0016】つぎに、(4)式を用いて、原点における
スリップ率に対する駆動力の勾配の導出について説明す
る。
【0017】最初に、車輪減速度運動モデル等を用いて
μ勾配αを推定する。なお、μ勾配を求めるためのモデ
ルは特に限定されるものではない。次に、μ勾配αに車
輪の回転周速度である車輪速R0ωを乗じ、以下の
(5)式に示すようにスリップ率に対する駆動力の勾配
を求める。
【0018】
【数6】
【0019】(4)式を変形すると、以下の(6)式を
得る。
【0020】
【数7】
【0021】すなわち、(6)式によれば、μ勾配α、
車輪速R0ω、駆動力FXを求めることによって、原点に
おけるスリップ率に対する駆動力の勾配であるμ勾配K
Sを推定することができる。なお、駆動力は、エンジン
回転数、ギヤ位置、スロットル開度、吸入空気量、燃料
噴射量等に基づいて推定され、あるいはトルクセンサに
よって検出される。
【0022】駆動力の場合に限らず、制動力の場合につ
いても同様にしてμ勾配KSを求めることができる。具
体的には、スリップ率に対する制動力は、以下の(7)
式のようになる。
【0023】
【数8】
【0024】(7)式をスリップ率に関して微分すると
(8)式になる。
【0025】
【数9】
【0026】(7)式を変形して(8)式に代入する
と、(9)式が得られる。
【0027】
【数10】
【0028】(9)式は、制動力の発生(正の値)に伴
って、スリップ率に対する制動力の勾配が減少すること
を示している。したがって、制動時には、(9)式から
得られる(10)式に基づいて、原点におけるスリップ
率に対する制動力の勾配KSを求めることができる。
【0029】
【数11】
【0030】なお、制動力は、マスタシリンダ油圧、ブ
レーキ制御ECUからの制御信号などから推定され、ま
たトルクセンサによって検出することもできる。
【0031】以上のことを考慮して、請求項1記載の発
明は、車輪速を検出する車輪速検出手段と、前記車輪速
検出手段で検出された車輪速に基づいて、タイヤと路面
との間の滑り易さを示す第1の物理量を推定する第1の
物理量推定手段と、車両の制動力又は駆動力を推定ある
いは検出する制駆動力推定/検出手段と、前記車輪速検
出手段で検出された車輪速と、前記第1の物理量推定手
段で推定された第1の物理量と、前記制駆動力推定/検
出手段で推定あるいは検出された制動力又は駆動力とに
基づいて、スリップ率が略零のときのタイヤと路面との
間の滑り易さを示す第2の物理量を推定する第2の物理
量推定手段と、を備えている。
【0032】第1の物理量推定手段は、あるスリップ率
におけるタイヤと路面との間の滑り易さを示す第1の物
理量を推定する。第2の物理量推定手段は、この第1の
物理量、制動力又は駆動力、車輪速に基づいて、スリッ
プ率が略零のときの第2の物理量を推定する。このと
き、スリップ率が零でないものの、スリップ率が略零の
ときの滑り易さを示す物理量である第2の物理量を推定
している。すなわち、加減速等の走行状態を問わず、短
時間で第2の物理量を求めることができる。なお、タイ
ヤと路面との間の滑り易さを示す物理量とは、例えばス
リップ率に対する制動力、駆動力、路面摩擦力の勾配が
それぞれ該当する。
【0033】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれか1項記載の路面摩擦状態推定装置と、前記路面
摩擦状態推定装置で推定された第2の物理量に基づいて
タイヤの空気圧を測定する空気圧測定手段と、を備えて
いる。
【0034】一般に、タイヤと路面との間の滑り易さを
示す物理量と、タイヤの空気圧とは、相関関係がある。
例えばタイヤの空気圧が高いとその物理量も大きくな
り、タイヤの空気圧が低いとその物理量も小さくなる。
そこで、請求項1から3のいずれか1項記載の路面摩擦
状態推定装置で推定された物理量に基づいてタイヤの空
気圧を測定するので、短時間かつ正確にタイヤの空気圧
を測定することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0036】[第1の実施の形態]図1に示すように、
本発明の第1の実施の形態に係るタイヤ空気圧測定装置
は、車両に設けられている車輪の回転速度を検出する車
輪速センサ1と、車輪と路面の滑り易さを示すμ勾配を
推定するμ勾配推定回路2と、車両の駆動力を推定する
駆動力推定回路3と、μ−S特性の原点付近のμ勾配を
推定する原点μ勾配推定回路4と、原点付近のμ勾配に
基づいてタイヤの空気圧を測定する空気圧測定回路5と
を備えている。
【0037】車輪速センサ1は、各車輪の回転速度であ
る車輪速を検出し、μ勾配推定回路2及び原点勾配推定
回路4に供給する。
【0038】μ勾配推定回路2は、図2に示すように、
車輪速センサ1により検出された各車輪の車輪速信号ω
1から路面外乱ΔTdを受けた車輪共振系の応答出力と
しての各車輪の車輪速振動Δω1を検出する前処理フィ
ルタ11と、検出された車輪速振動Δω1を満足するよ
うな各車輪の伝達関数を最小自乗法によって同定する伝
達関数同定回路12と、同定された伝達関数に基づいて
タイヤと路面との間の摩擦係数μの勾配を各車輪毎に演
算するμ勾配演算回路13と、を備えている。
【0039】前処理フィルタ11は、本車輪共振系の共
振周波数と予想される周波数を中心として一定の帯域の
周波数成分のみを通過させるバンドパスフィルタや、該
共振周波数成分を含む高帯域の周波数成分のみを通過さ
せるハイパスフィルタなどで構成されている。ここで
は、このバンドパスフィルタ或いはハイパスフィルタの
周波数特性を規定するパラメータを一定値に固定してい
る。
【0040】なお、この前処理フィルタ11は、直流成
分を除去したもの、すなわち車輪速信号ω1の回りの車
輪速振動Δω1のみを抽出して出力する。
【0041】ここで、前処理フィルタ11の伝達関数F
(s)を(11)式とする。
【0042】
【数12】
【0043】ただし、ciはフィルタ伝達関数の係数、
sはラプラス演算子である。
【0044】つぎに、伝達関数同定回路12が依拠する
演算式を導出する。なお、前処理フィルタ11の演算
を、伝達関数同定回路12の演算に含めて実施する。
【0045】同定すべき伝達関数は、路面外乱ΔTdを
加振入力として、このとき前処理フィルタ11により検
出された車輪速振動Δω1を応答出力とする2次のモデ
ルとする。すなわち、(12)式の振動モデルを仮定す
る。
【0046】
【数13】
【0047】ここに、vは車輪速信号を観測するときに
含まれる観測雑音である。(12)式を変形すると、以
下の(13)式を得る。
【0048】
【数14】
【0049】最初に、(13)式に(11)式の前処理
フィルタを掛けて得られた式を離散化する。このとき、
Δω1、ΔTd、vは、サンプリング周期Ts毎にサンプ
リングされた離散化データΔω1(k)、ΔTd
(k)、v(k)(kはサンプリング番号:k=1,
2,3,・・・)として表される。また、ラプラス演算
子sは、所定の離散化手法を用いて離散化することがで
きる。本実施の形態では、一例として、以下の(14)
式の双一次変換により離散化するものとする。なお、d
は1サンプル遅延演算子である。
【0050】
【数15】
【0051】前処理フィルタの次数mは2以上が望まし
いので、演算時間も考慮してm=2とし、これによって
(15)式(但し、(16)式から(19)式を満た
す。)を得る。
【0052】
【数16】
【0053】また、最小自乗法に基づいて、車輪速振動
Δω1の各データから伝達関数を同定するために、(1
5)式を同定すべきパラメータに関して一次関数の形式
となるように、(20)式(但し、(21)式を満た
す。)のように変形する。なお、”T ”を行列の転置と
する。
【0054】
【数17】
【0055】上式において、θが同定すべき伝達関数の
パラメータとなる。
【0056】伝達関数同定回路12は、検出された車輪
速振動Δω1の離散化データを(20)式に順次当ては
めた各データに対し、最小自乗法を適用することによっ
て、未知パラメータθを推定し、これにより伝達関数を
同定する。
【0057】具体的には、検出された車輪速振動Δω1
を離散化データΔω(k)(k=1,2,3,...)
に変換し、該データをN点サンプルし、(22)式の最
小自乗法の演算式を用いて、伝達関数のパラメータθを
推定する。
【0058】
【数18】
【0059】ここに、記号”^”の冠した量をその推定
値と定義する。上記最小自乗法は、以下の漸化式である
(23)式から(25)式によってパラメータθを求め
る逐次型最小自乗法として演算してもよい。
【0060】
【数19】
【0061】ここに、ρは、いわゆる忘却係数で、通常
は0.95〜0.99の値に設定する。このとき、初期
値は、以下の(26)式のようにすればよい。
【0062】
【数20】
【0063】また、上記最小自乗法の推定誤差を低減す
る方法として、種々の修正最小自乗法を用いてもよい。
ここでは、補助変数を導入した最小自乗法である補助変
数法を用いた例を説明する。この方法によれば、(2
0)式の関係が得られた段階でm(k)を補助変数とし
て、以下の(27)式を用いて伝達関数のパラメータを
推定する。
【0064】
【数21】
【0065】また、逐次演算は、以下の(28)式から
(30)式のようになる。
【0066】
【数22】
【0067】補助変数法の原理は、以下の通りである。
すなわち、(28)式に(27)式を代入すると、(3
1)式のようになる。
【0068】
【数23】
【0069】(31)式の右辺第2項が零となるように
補助変数を選べばθの推定値は、θの真値に一致する。
そこで、補助変数として、ζ(k)=[−ξy1(k)−
ξy2(k)]Tを式誤差r(k)と相関を持たないほど
に遅らせたものを利用する。すなわち、 m(k)=[−ξy1(k−L)−ξy2(k−L)]T とする。ただし、Lは遅延時間である。
【0070】上記のようにして伝達関数を同定した後、
μ勾配演算回路13は、路面μ勾配D0に関係する物理
量を(32)式を用いて演算する。
【0071】
【数24】
【0072】このように、μ勾配推定回路2は、(3
2)式によりμ勾配D0を演算することができる。
【0073】駆動力推定回路3は、図示しないエンジン
の回転数、ギア位置、スロットル開度、吸入空気量など
に基づいて、車両の駆動力を推定し、この推定値を原点
勾配推定回路4に供給する。
【0074】原点μ勾配推定回路4は、初期値として、
路面摩擦係数μ及び車両の荷重FZを記憶している。原
点μ勾配推定回路4は、車輪速センサ1からの車輪速R
0ωと、駆動力推定回路3からの駆動力FXと、上述した
路面摩擦係数μ及び荷重FZを用いて、以下の式を演算
する。
【0075】
【数25】
【0076】ここで、KSは、原点におけるスリップ率
に対する駆動力の勾配(μ勾配)である。つまり、原点
μ勾配推定回路4は、図3に示すように、μ−S特性上
の所定の位置におけるμ勾配及びそのときの車輪速を求
めることによって、μ−S特性の原点におけるμ勾配を
推定することができる。
【0077】すなわち、原点μ勾配推定回路4は、μ勾
配推定回路2で推定されたμ勾配、そのときの車輪速及
び駆動力に基づいて、スリップ率が零の時のμ勾配を求
めるので、短時間でμ勾配の最大値を推定することがで
きる。
【0078】空気圧測定回路5は、図4に示すように、
原点μ勾配推定回路4で推定されたμ勾配αと所定の閾
値α0とを比較する。そして、原点μ勾配推定回路4で
推定されたμ勾配αが所定の閾値α0以上のときはタイ
ヤの空気圧は十分であると判定し、μ勾配αが所定の閾
値α0未満のときはタイヤの空気圧は不十分であると判
定する。なお、空気圧測定回路5は、タイヤの空気圧が
不十分と判定した場合には、音を鳴らしたり警告灯を表
示することで、運転手にタイヤの空気圧不足を示唆する
警告を行ってもよい。
【0079】また、空気圧測定回路5は、2つの閾値α
01,α02(α01>α02)を設けてもよい。そして、空気
圧測定回路5は、原点μ勾配推定回路4で推定されたμ
勾配αが閾値α01以上のときをレベル1、μ勾配αがα
02以上α01未満のときはレベル2、μ勾配αがα02未満
のときはレベル3と設定して、タイヤの空気圧の状態を
レベルで示してもよい。このとき、レベル1からレベル
3になるに従って、タイヤの空気圧が低下することを示
している。さらに、レベル3のときは、運転手にタイヤ
の空気圧不足を示唆する警告を行ってもよい。なお、こ
のような閾値は、1個や2個に限らず、3個以上であっ
てもよいのは勿論である。
【0080】上述した説明では駆動時を例に挙げて説明
したが、制動時でも同様にしてスリップ率が略ゼロのと
きのμ勾配KSを推定することができる。
【0081】このとき具体的には、駆動力推定回路3
は、図示しないマスタシリンダの油圧などに基づいて制
動力を推定する。そして、原点μ勾配推定回路4は、路
面摩擦係数μ、車両の荷重FZ、車輪速センサ1から車
輪速R0ω、駆動力推定回路3から制動力FXを用いて、
以下の式を演算し、μ勾配KSを算出する。
【0082】
【数26】
【0083】空気圧測定回路5は、このようにして算出
されたμ勾配KSを用いて、上述した説明と同様にして
タイヤの空気圧を測定することができる。
【0084】なお、上記空気圧測定装置は、μ勾配推定
回路2で推定されたμ勾配と、原点μ勾配推定回路4で
推定された原点を通るμ勾配とを用いてμ−S特性を補
正し、新たにその全体的な曲線を求めてもよい。そし
て、このようにして求められた原点のμ勾配やμ−S特
性は、制駆動力配分制御、タイヤの種別判定、その他の
制御に用いることができる。
【0085】[第2の実施の形態]つぎに、本発明の第
2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の
形態と異なる箇所のみ説明する。
【0086】このμ勾配推定回路は、図5に示すよう
に、車輪速の時系列データに基づいて、路面外乱から車
輪速までの伝達特性を1次遅れモデルに近似したときの
該モデルの周波数応答を表すゲイン線図において、ゲイ
ンが一定値から変化するときの周波数を帯域周波数(車
輪速周波数特性量)として推定する帯域周波数推定回路
32と、予め記憶された帯域周波数とμ勾配との関係を
表すマップに基づいて、推定された帯域周波数に対する
μ勾配を推定するμ勾配推定回路34と、を含んで構成
されている。
【0087】なお、図5では、1つの車輪についての構
成を示したが、例えば4輪自動車等の複数の車輪を持つ
車両の場合には、各々の車輪について図示した構成が設
けられる。
【0088】本実施の形態の帯域周波数推定回路32で
は、全ての周波数を含む外乱である白色外乱が路面から
タイヤに入力したと仮定し、最小自乗法を用いて1次遅
れモデルの帯域周波数を同定した。
【0089】図6は、帯域周波数を同定するためのアル
ゴリズム、図7は、車輪フルモデルに白色外乱を加えた
ときに図6のアルゴリズムによって同定される帯域周波
数と対応する1次遅れモデルのゲイン線図を示したもの
である。
【0090】ます、図6に基づいて帯域周波数を同定す
るためのアルゴリズムについて説明する。ステップ10
0において車輪速センサ1で検出された車輪速度の時系
列データに白色外乱を加えたデータを取り込み、ステッ
プ100において2次のバタワスフィルタを用いて、例
えば2Hzのハイパスフィルタと例えば20Hzのロー
パスフィルタからなるフィルタによる前処理を行う。車
輪速信号をハイパスフィルタに入力してハイパスフィル
タ処理することにより、車輪の加速度の定常成分が除去
され、ローパスフィルタ処理することにより車輪速信号
の平滑化処理を行うことができる。
【0091】次のステップ102において、オンライン
最小自乗法を用いて前処理された車輪速の時系列データ
から帯域周波数の時系列データを推定する。まず、車輪
速度センサ30によって、サンプル時間τ毎に離散化し
て検出された車輪速の時系列データをステップ100の
フィルタによる前処理後の車輪速の時系列データをω
[k](kはサンプル時間τを単位とするサンプル時刻で
あり、k=1,2,・・・)とし、以下のステップ1及び
ステップ2を繰り返すことにより、検出された車輪速度
の時系列データからμ勾配の時系列データを推定する。
【0092】なお、(41)式のφ [k] は、1サンプ
ル時間での車輪速度の変化量にサンプル時間τを乗算し
た値(車輪速の変化に関する物理量)であり、(42)
式は、1サンプル時間の車輪速度の変化量(ω[k−1]
−ω[k−2]、ω[k]−ω[k−1])の1サンプル時間
での変化量(ω[k−1]−ω[k−2]−(ω[k]−ω
[k−1]))(車輪速度の変化の変化に関する物理量)
である。
【0093】という漸化式から推定値θ、すなわち、μ
勾配を推定する。ただし、(44)、(45)式のλは
過去のデータを取り除く度合いを示す忘却係数(例えば
λ=0.98)であり、Tは行列の転置を示す。
【0094】なお、(44)式のθ[k]は、車輪速度の
変化に関する物理量の履歴及び車輪速度の変化の変化に
関する物理量の履歴を表す物理量である。
【0095】なお、上記ではオンライン最小自乗法を用
いて帯域周波数を推定する例について説明したが、補助
変数法等他のオンライン同定法を用いて帯域周波数を推
定することもできる。
【0096】上記のようにして推定された1次遅れモデ
ルにおける帯域周波数の推定結果の例を図7に示す。ま
た、図7のゲイン線図より理解されるように、近似され
た1次遅れモデルのゲインは、μ勾配が300Ns/m
以外では、車輪フルモデルのゲイン線図の定常ゲインと
***振点(40Hz付近)におけるゲインを通過する特
性として同定されており、低次元化により15Hz付近
のサスペンション前後共振と40Hz付近のタイヤ回転
振動の共振特性とが無視されている。また、μ勾配が3
00Ns/mと小さいときには、1次遅れモデルでは反
共振点を通過していないことから共振は表れず、1次遅
れモデルの振動特性と車輪フルモデルの特性とが良く一
致していることが理解できる。これは、μ勾配が300
Ns/m以下の限界付近の制動領域においては、サスペ
ンション前後共振やタイヤ回転振動による共振の影響が
小さく、車輪減速度運動モデルが支配的になっているた
めである。したがって、このような限界付近では、車輪
運動は以下の車輪減速度運動モデルで近似できると考え
られる。
【0097】ただし、νwは車輪速度(m/s)、wは
路面外乱、kはμ勾配(Ns/m)、RCはタイヤ有効
半径(m)、Jは車両慣性モーメントであり、νwの係
数は帯域周波数を表している。
【0098】ところで、上記(46)式は、限界領域に
おいて、帯域周波数ω0とμ勾配との間に、
【0099】という関係があることを示している。
【0100】また、低スリップ領域においては、最小自
乗法の適用により図8の関係が導き出せる。この図は、
車輪フルモデルにおけるμ勾配と白色外乱を加えたとき
の車輪速データから同定された帯域周波数との関係を示
したものである。なお、図8の帯域周波数は、単位を
[rad/s]で表した。μ勾配は、帯域周波数が増加す
るに従って単調増加している。この図8の帯域周波数と
μ勾配との関係をマップとしてμ勾配推定回路34のメ
モリに記憶しておき、マップを用いて車輪速信号に基づ
いて帯域周波数推定回路32で推定された帯域周波数に
対応するμ勾配を演算することにより、帯域周波数の推
定(同定)結果からμ勾配を推定することが可能にな
る。
【0101】なお、特開2000−118357号公報
に記載の従来技術と本実施の形態とを比較すると、従来
技術は上記(47)の関係を利用してμ勾配を推定する
ものであり、本実施の形態は定常状態を含んだ低スリッ
プ領域に拡張してμ勾配を推定するものである。
【0102】[その他の実施の形態]μ勾配の推定手法
については上述した実施の形態に限定されるものではな
く、例えば以下の手法を用いてもよい。
【0103】上述した勾配推定回路2において、前処理
フィルタ11は、バンドパスフィルタ或いはハイパスフ
ィルタの周波数特性を規定するパラメータを一定値に固
定したものであるが、このパラメータを伝達関数同定回
路12で同定されたパラメータに適応させて変化させる
ようにしてもよい。すなわち、特開平11−78843
号公報の第1の実施の形態の第2の態様と同様に、伝達
関数同定回路12で同定されたパラメータに応じて前処
理フィルタ11の特性を変化させる適応回路を更に設け
てもよい。
【0104】また、μ勾配推定回路2は、特開平11−
78843号公報の第3の実施の形態の第1の態様(図
13等参照)に記載されているように、励振トルクΔT
1が加振入力として車輪共振系に入力されている場合に
車輪共振系の伝達関数を同定して、路面μ勾配を演算す
るようにしてもよい。
【0105】更に、μ勾配推定回路2は、特開平11−
78843号公報の第4の実施の形態の第1の態様(図
16等参照)に記載されているように、励振トルクΔT
1が加振入力として車輪共振系に入力されている場合に
おいて、検出された加振入力と応答出力とから車輪共振
系の伝達関数を同定するようにしてもよい。
【0106】加えて、μ勾配推定回路2は、特開平11
−78843号公報の第5の実施の形態(図18等参
照)に記載されているように、応答出力のうち周期的な
信号である応答出力のみを選別し、選別された応答出力
に基づいて車輪共振系の伝達関数を同定し、μ勾配を演
算するようにしてもよい。
【0107】以上説明した例では、タイヤと路面との間
の摩擦特性を含む車輪共振系への加振入力に対する応答
出力を検出し、加振入力から応答出力までの車輪共振系
の伝達特性を、少なくともタイヤと路面との間のすべり
易さに関する物理量を車輪状態の未知要素として含む振
動モデルで表し、該振動モデルに基づいて、少なくとも
上記検出された応答出力を略満足させるような未知要素
を推定するものである。
【0108】その他、特開2000−108863号に
記載されているように、車輪速信号からバネ下共振特性
を表す物理モデルのパラメータを同定し、同定したパラ
メータから路面と車輪との間の滑り易さに関する物理量
を推定する物理量として、路面μ勾配を演算してもよ
い。
【0109】以上の説明では、路面と車輪との間の滑り
易さに関する物理量として路面μ勾配を推定したが、そ
の他スリップ速度に対する制動トルクの勾配(制動トル
ク勾配)、スリップ速度に対する駆動トルクの勾配(駆
動トルク勾配)、及び微小振動等を求めるようにしても
よい。
【0110】例えば特開平10−114263号公報
(図1等参照)に記載されているように、所定のサンプ
ル時間毎に検出された車輪速の時系列データに基づい
て、制動トルク勾配や駆動トルク勾配を演算してもよ
い。
【0111】また、特開平10−114263号公報
(図2、図3等参照)に記載されているように、所定の
サンプル時間毎に検出された車輪減速度の時系列デー
タ、及び所定のサンプル時間毎に検出されたブレーキト
ルク又は該ブレーキトルクに関連した物理量の時系列デ
ータに基づいて、制動トルク勾配を演算してもよい。
【0112】更に、特開平10−114263号公報
(図4等参照)に記載されているように、車体と車輪と
路面とから構成される振動系の共振周波数でブレーキ力
を微小励振し、ブレーキ力を微小励振した場合のブレー
キ力の微小振幅に対する車輪速の共振周波数成分の微小
振幅の比である微小ゲインを演算してもよい。
【0113】
【発明の効果】本発明は、車輪速検出手段で検出された
車輪速と、第1のμ勾配推定手段で推定されたμ勾配
と、制駆動力推定/検出手段で推定あるいは検出された
制駆動力とに基づいて、車輪のスリップ率が略零のとき
のμ勾配を推定することによって、どのような走行状態
であっても迅速にμ勾配の最大値を推定することができ
る。さらに、そのμ勾配を用いることによって、短時間
かつ正確にタイヤの空気圧を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るタイヤ空気圧測定装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】μ勾配推定回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】一般的なμ−S特性を示す図である。
【図4】空気圧の測定を行うときのμ勾配と閾値との関
係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るタイヤ空気圧
測定装置に備えられたμ勾配推定装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】帯域周波数を推定するアルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。
【図7】1次遅れモデルの路面外乱から車輪速までの周
波数応答を示すゲイン線図である。
【図8】帯域周波数とμ勾配との関係を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1 車輪速センサ 2 μ勾配推定回路 3 駆動力推定回路 4 原点μ勾配推定回路 5 空気圧測定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000004260 株式会社デンソー 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 (72)発明者 小野 英一 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 梅野 孝治 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 浅野 勝宏 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 大橋 秀樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 神谷 和宏 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 森 雪生 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 内藤 俊治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2F055 AA12 BB20 CC59 DD20 EE40 FF28 GG49 3D046 BB23 BB28 BB29 HH36 HH46 HH52 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪速を検出する車輪速検出手段と、 前記車輪速検出手段で検出された車輪速に基づいて、タ
    イヤと路面との間の滑り易さを示す第1の物理量を推定
    する第1の物理量推定手段と、 車両の制動力又は駆動力を推定あるいは検出する制駆動
    力推定/検出手段と、 前記車輪速検出手段で検出された車輪速と、前記第1の
    物理量推定手段で推定された第1の物理量と、前記制駆
    動力推定/検出手段で推定あるいは検出された制動力又
    は駆動力とに基づいて、スリップ率が略零のときのタイ
    ヤと路面との間の滑り易さを示す第2の物理量を推定す
    る第2の物理量推定手段と、を備えた路面摩擦状態推定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の物理量推定手段は、車体荷重
    Z、最大路面摩擦係数μ、車輪速検出手段で検出され
    た車輪速R0ω、第1の物理量α、制動力又は駆動力FX
    を用いて、 【数1】 を演算し、第2の物理量KSを推定する請求項1記載の
    路面摩擦状態推定装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の物理量推定手段で推
    定された第1及び第2の物理量を用いて、スリップ率に
    対する制動力又は駆動力の全体的な特性を推定する特性
    推定手段を更に備えた請求項1または2記載の路面摩擦
    状態推定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項記載の路
    面摩擦状態推定装置と、 前記路面摩擦状態推定装置で推定された第2の物理量に
    基づいてタイヤの空気圧を測定する空気圧測定手段と、 を備えたタイヤ空気圧測定装置。
  5. 【請求項5】 前記空気圧測定手段は、前記第2の物理
    量が所定の閾値より小さいときに、前記タイヤの空気圧
    は不足であると判定する請求項4記載のタイヤ空気圧測
    定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7093843B2 (en) * 2003-05-14 2006-08-22 Arvinmeritor Technology Llc King pin arrangement for steering knuckle
JP2008030671A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの制駆動時動特性評価方法および装置

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