JP2002114198A - 緊急装備用呼吸マスク収納箱 - Google Patents

緊急装備用呼吸マスク収納箱

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JP2002114198A
JP2002114198A JP2001247407A JP2001247407A JP2002114198A JP 2002114198 A JP2002114198 A JP 2002114198A JP 2001247407 A JP2001247407 A JP 2001247407A JP 2001247407 A JP2001247407 A JP 2001247407A JP 2002114198 A JP2002114198 A JP 2002114198A
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pressure
door
opening
chamber
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JP2001247407A
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Patrice Martinez
パトリス・マルティネス
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Safran Aerosystems SAS
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Intertechnique SA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D11/00Passenger or crew accommodation; Flight-deck installations not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D2231/00Emergency oxygen systems
    • B64D2231/02Supply or distribution systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飛行機の乗客用酸素マスクを収容する収納箱
において、点検作業時にドアの部分開口が容易に行える
ようにすること。 【解決手段】 本発明の酸素マスク収納箱は、ドア12
によって閉鎖されるハウジング10と、呼吸用ガスを柔
軟チューブを介して第1圧力でマスクに供給するために
ハウジング内に収容された配管とを備えている。通常状
態では、ドア12は留め金14,16によって閉鎖位置
に保持されている。マスクに触れる必要がある場合、留
め金は解除可能である。電気信号を送ること、または配
管内の圧力を第2圧力にすることにより、ドアの開口を
部分開口状態に制限し、留め金解除の際にマスクが落下
することを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛行機において呼
吸用マスクを収納するための収納箱に関するものであ
る。このような収納箱は、機内減圧の際に開口し乗客に
向けて各マスクを落下させるドアを備えている。各マス
クには、一般的には酸素である呼吸用ガスが供給され
る。
【0002】
【従来の技術】そのために、それぞれに一または複数の
マスクを収容している収納箱は、通常、留め金によって
閉鎖されている。緊急の際、全ての収納箱の留め金は、
マスク用供給配管に所定敷居値を越える圧力を付与する
ことによって、あるいは留め金に電気信号を送ることに
よって、同時に解除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】収納箱については、シ
ステムとしての機能を定期的にチェックする必要があ
る。そのために、作業者は、収納箱を手動で開口し、マ
スクが正しく収納されガス供給源に接続されているかを
チェックする。この作業の際、マスクが落下し、再収納
しなければならないという状況がしばしば起こる。これ
は容易ではない作業であり、特に搭乗の直前に作業を行
っているような時間が限られた状況において、時間を消
耗する作業である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、特に、チェッ
ク作業が容易に行える収納箱を提供するものである。そ
のために本発明が提供する収納箱の留め金は、コマンド
によって作動状態となる手段に関連付けられている。コ
マンドとは、例えば第2の空気圧(これは、マスク用供
給配管に空気圧を作用させて留め金を解除する際の第1
の圧力より低い)、あるいは電気信号である。前記手段
は、次いで、収納箱の開口状態を部分開口位置に限定
し、留め金が解除された際に一または複数のマスクが落
下することを防止する。
【0005】一実施形態においては、前記手段はドアに
保持されたプランジャから構成される。プランジャは、
復元手段により該プランジャの非作動位置に向けて付勢
されており、第2圧力が付与された際には気体圧によ
り、収納箱のハウジングが保持する手段と協働してドア
の開口状態を制限する位置に移動する。ドアの留め金
は、簡単に、磁石と強磁性体との組合せで構成すること
ができる。所定敷居値より高い呼吸用ガス圧がプッシュ
ロッドに作用すると、プッシュロッドの力が磁力に打ち
勝つように構成される。
【0006】本発明は第2の特徴を有している。これ
は、上記第1の特徴と共に応用すると好ましいが、飛行
機における酸素供給量が限定されていることを考える
と、第1の特徴とは独立に応用してもよい。高い高度に
おいて減圧が生じるとマスクが落下し、乗客は、マスク
につながっているコードを引くことによって個別の供給
栓を開口し、継続的な酸素供給を受けることができる。
乗員が飛行機を下降させ、10,000フィートまたは3000m
に到達すると、酸素供給は停止される。
【0007】しかし、減圧に適応できない乗客、または
健康状態によって酸素供給を必要としている乗客のため
に、酸素供給を継続する場合には問題がある。移動可能
な酸素ボンベは、重く嵩張り、好ましい解決策にはなら
ない。客室乗務員に頼んで、酸素供給の継続が必要なマ
スクを除く他のマスクの酸素流入栓を全て遮蔽すること
は、時間がかかり過ぎる。
【0008】本発明は、上記の問題を解決できるマスク
収納箱及び緊急酸素供給装置も提供する。そのために本
発明が提供する収納箱は、流入配管を通じて少なくとも
第1圧力p1に等しい供給圧が付与された際に自動的に
開口するバルブを通じて酸素の供給を受けてマスクへと
送るチューブに加えて、配管内の圧力が、p1あるいは
p2より低い第2圧力p3を越えている限り自動的に開
口し続ける酸素供給栓を備えている。
【0009】圧力p1及びp3は、それぞれ、例えば、
客室内の圧力と比較して3〜4バール、及び2〜2.5
バールに設定することができる。収納箱が、その開口量
を制限する留め金を備えている場合、圧力p3は圧力p
2より低く設定される。具体的には、次のような設定が
可能である。 p1:350kPa p2:240kPa p3:200kPa
【0010】
【発明の実施の形態】以上述べた特徴、及びその他の特
徴は、非限定的な特定の実施形態に関する以下の説明か
ら、より明瞭になる。以下の説明は、添付図面を参照し
ながら行う。
【0011】留め金システムが図1に示されている収納
箱は、マスクの使用時及びマスクの検査時以外は下部ド
ア12によって閉鎖されているハウジングまたはケーシ
ング10を備えている。このドアは、図示しない手段に
より、ハウジングにヒンジ結合されている。この収納箱
は、全般的には、従来の収納箱、または仏国特許出願第
00/10676号に記載の収納箱に類似している。
【0012】ドアを閉鎖位置に保持するための留め金
は、ハウジング内に取付けられた磁石14と、強磁性体
からなり概してワッシャ形態をなしドアに固定された部
材16とから構成されている。磁石14は、その周囲に
隙間を有し、ハウジング内で移動可能とされている。こ
うして個々の収納箱のドアは、ドア内に形成された通路
を貫通するロッド18のような工具を用いて手動で開口
させることができる。このロッドはドアから突出してお
り、作業者は、磁石14を図1に示す位置から後方へと
押し、磁石をワッシャから分離してドアを開口させるこ
とができる。変更形態として、ロッドによってドアを引
張るようにしてもよい。この場合、磁石はハウジングに
固定される。
【0013】本発明の思想を取り入れるために、ハウジ
ングは、開口量を制限する手段を備えている。図示の手
段は、ドア開口方向に長い長穴または長円形をなす開口
部22を含む開口制限タブ20を備えている。開口部2
2の長さによって、チェック目的でドアを部分開口する
際の開口量が定められる。
【0014】ドア内にはチャンバ24が形成され、チャ
ンバ内ではプランジャ26のピストン28がスライドす
る。プランジャは、スプリング30により、タブ20か
ら遠ざかる方向に付勢されている。チャンバの寸法は、
プランジャが、開口部22内に突出する位置にまで前進
できるように定められている。
【0015】ドア内にはまた、空気圧でドアを開口する
ためのプッシュロッド32のピストンを収容するチャン
バ31が形成されている。このプッシュロッドは、ドア
から上方に突出する。プッシュロッドは、スプリング3
3によって、図1に示す格納位置に付勢されている。こ
の状態では、プッシュロッドからハウジングに力は作用
していない。
【0016】チャンバ31の底部及びピストンは、呼吸
用マスクにも酸素を供給する酸素供給配管34に接続さ
れた区画室を画成している。制御装置36により、全て
の収納箱の配管34及びチャンバ31は、大気開放され
たり、プランジャ26を突出させる圧力p2に連通され
たり、あるいは、圧力p2より高く、収納箱とマスクに
連結された個々の柔軟性チューブに接続された供給栓と
を開口させるための圧力p1に連通されたりする。
【0017】チャンバ31は、調整穴38を通じてチャ
ンバ24に連通している。調整穴は、チャンバ24内の
圧力の立ち上がりをチャンバ31より緩やかに抑え、チ
ャンバ31の圧力が上昇した際に、時間遅れを形成す
る。ガス抜きねじ42により封止された通気孔40の作
用によって、チャンバ24を大気開放し、プランジャを
格納することが可能である。
【0018】収納箱の、通常の作動は従来と変わりな
い。緊急時に、全ての収納箱を開口させる必要がある場
合、供給ユニットには、全てのチャンバにp2より高い
少なくともp1に等しい圧力、すなわち2〜2.5バー
ルの圧力を供給するようコマンドが送られる。先に述べ
た時間遅れの結果として、チャンバ31内の圧力は、チ
ャンバ24内の圧力より、はるかに速く立ち上がり、プ
ッシュロッド32がハウジングに力を及ぼす圧力に到達
し、プランジャ26がタブの長円開口部内に突出する前
にドアを開口させる。ドアは完全に開口し、ドアに保持
されていたマスクが落下する。
【0019】一方、検査のために部分的にドアを開口さ
せたい場合には、開口は3段階を経て行われる。
【0020】第1段階では、両チャンバには、p1より
低く少なくともp2に等しい圧力が供給される。一般的
に、p1が3〜4バールの場合、p2は2〜2.5バー
ルである。圧力p2及び復元スプリング33の特性は、
プッシュロッド32がドア開口のための力を発生しない
ように選択される。
【0021】調整穴は、プッシュロッド26を開口部2
2内に突出させるのに必要なチャンバ24内の圧力が、
時間t1、すなわち約10秒後に到達されるように設け
られる。例えば、p1=3バールの場合に、2バールの
圧力を15秒間供給することが可能である。
【0022】時間t1の終端において、供給圧力をp1
にまで高めると、プッシュロッド32が突出し、ドアが
開口する。開口部22によって規定される位置まで部分
的にドアを開口するのに要する時間は、一般的に数秒、
例えば4秒である。
【0023】第3段階、すなわちチェックを行う時間に
おいては、圧力供給をp2まで戻してプランジャ26を
保持し、プッシュロッド32を格納して収納箱の部分開
口状態を維持する。
【0024】各収納箱は、随時、完全開口状態とするこ
とができる。ドアが部分開口状態にある場合、完全開口
状態とするために必要なことは、ねじ42を弛めること
だけである。ねじ42を弛めることによって対応するプ
ランジャ26が格納されるので、ねじ42を弛めた収納
箱のみが完全開口状態となる。開口工程に先立って、通
気ねじを弛めることによっても、特定の収納箱を完全開
口状態とすることができる。
【0025】図1に示す実施形態は一例に過ぎない。留
め金、押圧機構、開口制限機構を構成する部材は、上記
に説明した実施形態とは異なる種々の形態をとることが
できる。例えば、上記実施形態とは逆の配置、すなわ
ち、図1においてドア側に設けられている部材をハウジ
ング側に設けること、あるいはその逆に、ハウジング側
に設けられている部材をドア側に設けることも可能であ
る。
【0026】図2に示す実施形態においては、ドアは平
坦パネルであり、そこに、内部にチャンバ31及びチャ
ンバ24を含むボディ44が固定されている。プッシュ
ロッド32を復元させるスプリング33は、図示しない
手段でボディに固定されているワッシャ46によって圧
縮状態に保持されている。プランジャ26の復元スプリ
ング30は、クリップ48によって圧縮状態に保持され
ている。
【0027】図3は、図2の変更形態である気体回路の
一部を示している。2つの図で対応する部材については
同一符号を付して示している。ボディ44は、1つのバ
ルブを介して5つのマスクへの酸素供給を可能にする分
配ユニット52に固定されている。上記バルブは、圧力
p1で開口するように調整され、各マスクには、乗客が
マスクのコードを引張るとピン50が抜けて開口される
供給栓を介して酸素が供給される。ドア開口量を制限す
る手段は図示していない。
【0028】図4に概略的に示す本発明の他の特徴によ
れば、収納箱は、マスク供給用栓に加えて、治療用マス
クを接続した際に開口する機械的バルブを備えた酸素供
給栓を含んでいる。図示の形態の場合、酸素供給主配管
34は、やはり収納箱内で、留め金を解除しドアを保持
する気体コマンド部と方向制御バルブ52とに接続され
ている。ロック解除は、酸素供給源を制御するユニット
36から、p1を越える圧力を供給することにより実行
される。マスク57に酸素を供給する柔軟性チューブ5
6の各々には、流量を制限する抑制器58が取付けられ
ており、バルブ60を通じて酸素が供給される。バルブ
60は、供給圧力が、少なくとも敷居値であるp1に到
達した場合にのみ、開口状態を維持するように調整され
ている。
【0029】補助供給栓62(これは収納箱を開口する
ことなくアクセス可能としてもよい)には、配管34か
らバルブ64を経由して酸素が供給される。バルブ64
は、マスクが接続されている限り開口状態を維持する。
こうして、緊急用マスクへの酸素の供給は、飛行機が安
全な高度まで下降したら直ちに遮断し、応急処置用供給
栓への供給を維持することができる。これが実現される
には、キャビンに対する相対圧力が少なくともp3に等
しく、しかしp1より低い圧力にまで(図4に破線で示
すように部分開口コマンドが発せられている場合はp2
にまで)低下することが必要である。p2が2〜2.5
バールの範囲である場合、p2の値に応じて、1.5〜
2バールの数値を用いることができる。
【0030】主配管34への酸素供給は、もはや必要な
くなった時に遮断される。バルブ64は、図5に概略的
に示す構造とすることができる。図5はまた、5つのマ
スクへの酸素供給を可能にし、応急処置用マスクが接続
された際に機械的吐出バルブが開口する供給栓を備えた
方向制御バルブをも示している。
【0031】図6に留め金システムを示す収納箱もま
た、ハウジング10とドア12とを備えている。図6に
おいて、前述の実施形態と対応する部材には同一符号を
付して示している。ハウジングは、実際にはいくつかの
部材を組立てて構成されている。ドアを保持するための
留め金は、筒体70の半径方向通路68に収容された一
または複数のボール66から構成されている。ドアが閉
鎖状態にある場合、ボールは、プッシュロッド72を介
してドア12を保持する所定位置に配置されている。プ
ッシュロッド72は、その自重で下降位置にある(図
6)。
【0032】ドアを開口するためには、ハウジングに保
持されたコイル73に、図示しない電源から通電を行
う。コイル73は、プッシュロッド72を、図6に示す
位置から図7に示す位置へと持ち上げる。プッシュロッ
ドの上向き移動により、プッシュロッドの大径部74は
ボールを乗り越える。ボールは、ドア内の開口部におけ
るフレア状壁面76の圧力によって内側へと移動する。
こうしてドアは解放されて下降する。同時に、ハウジン
グのボア内でスライドするディッシュ78が、スプリン
グ80の作用で、ボールを内側に保持する位置に移動す
る。このように、ボール66はディッシュによって保持
されているので、ドアは、単純に上向きに押すだけで再
度閉鎖することができる。
【0033】図6,7には、収納箱の開口状態を制限す
るための手段を示している。この手段は、ドアに固定さ
れたプランジャ82と、ハウジング内の空洞部に移動可
能状態で取付けられている電磁石84とを備えている。
収納箱が閉鎖状態にある場合、ドア12は、プランジャ
82を図6に示す位置に保持している。
【0034】ドアを部分的に開口したい場合、電磁石8
4及びコイル73の双方に通電を行う。電磁石84はプ
ランジャ82を保持する。電磁石84は空洞部のリム8
6によって保持され、プランジャ82は電磁石84によ
って保持されているので、プランジャ82は、図7の位
置を越えて移動することはできない。ドアのロックが解
除されると、ドアは図7に示す位置に移動する。
【0035】一方、マスクを解放するためにドアを完全
に開口させたい場合には、コイル73のみに通電を行
う。この場合、ドア12及びプランじゃ82は、図7に
示す位置を越えて移動することができる。
【0036】図6に示すように、収納箱が閉鎖されてい
る場合、プッシュロッドはドアの下方に突出している。
従って、この突出部を工具で単純に押すだけで収納箱の
ロックを解除し、開口させることができる。
【0037】図8に示す変更形態では、ドア保持用留め
金は、図6の形態と同じである。開口制限手段は、プラ
ンジャ87によって構成されている。プランジャ87
は、作動状態では、図において実線で示すように、ドア
12のアングルブラケットタブに形成された開口部22
内に突出する。このプランジャ87は、スプリング88
によって格納位置(破線で示す)に向けて付勢されてい
る。プランジャ87は、格納位置ではドア12を解放す
る。コイル90に通電を行うと、コイル90の作用によ
ってプランジャ87は、図8に示す位置にドア開口量を
制限する位置へと移動する。
【0038】ドア閉鎖状態で両コイルに同時に通電を行
うと、ドアは部分開口状態となる。コイル73のみに通
電を行うと、ドアは完全開口状態となる。
【0039】さらなる変更形態として、2つのコイルに
同じ配線を接続し、プランジャ87が格納状態を維持す
る所定敷居値以下の電流で、プランジャ74が格納位置
に移動するように構成してもよい。
【0040】図6〜8に示す実施形態は、酸素が、飛行
機の酸素ネットワークから圧力調整可能な状態で供給さ
れるのではなく、化学的生成装置から供給される場合、
特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本原理を示すための実施形態の概
略図である。
【図2】 本発明に係る実施形態の構成部材を示す分解
斜視図である。
【図3】 図2の実施形態の変更形態において、収納箱
中の酸素回路を示す分解斜視図である。
【図4】 緊急用供給栓への酸素供給方法の一例を示す
概略図である。
【図5】 緊急用供給栓及びマスク用供給装置の一形態
を示す部分断面図である。
【図6】 他の実施形態の簡略化部分断面図である。
【図7】 図6の実施形態を部分開口状態で示す図であ
る。
【図8】 さらなる別の実施形態を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ハウジング 12 ドア 14 磁石(留め金) 16 ワッシャ(留め金) 20 開口制限タブ(開口制限手段) 22 開口部(開口制限手段) 24 チャンバ(第2のチャンバ) 26 プランジャ(開口制限手段) 30,88 スプリング(復元手段) 31 チャンバ 32 プッシュロッド 34 酸素供給配管 36 制御ユニット 38 調整穴(調整通路) 40 通気孔 42 ガス抜きねじ 52 方向制御バルブ 60,64 バルブ 66 ボール(留め金) 70 筒体(留め金) 72 プッシュロッド(留め金) 73 コイル(留め金) 82,87 プランジャ(開口制限手段) 84 電磁石(開口制限手段) 86 リム(開口制限手段) 90 コイル(開口制限手段) p1,p2,p3 圧力

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼吸用マスクを収納するために設けられ
    ドアと開口制限手段とを備えた収納箱であって、 前記ドアは、該ドアを閉鎖位置に保持する留め金を備
    え、該留め金は、電気信号形態のコマンドまたは第2気
    体圧(p2)に応じたコマンドによって作動状態となる
    手段を含み、 前記開口制限手段は、該収納箱の開口状態を部分開口状
    態に制限して、前記留め金が解除された際にマスクの落
    下を防止することを特徴とする収納箱。
  2. 【請求項2】 前記留め金は、マスクに気体供給を行う
    配管に、前記第2圧力(p2)より高い第1圧力(p
    1)を付与することにより解除されることを特徴とする
    請求項1に記載の収納箱。
  3. 【請求項3】 前記開口制限手段は、ドアに保持された
    プランジャを備え、該プランジャは、復元手段(30)
    により該プランジャの非作動位置に向けて付勢され、か
    つ、前記第2圧力が付与された際には気体圧により、該
    収納箱のハウジングが保持する手段と協働して前記ドア
    の開口状態を制限する位置に移動することを特徴とする
    請求項2に記載の収納箱。
  4. 【請求項4】 前記プランジャ(26)に作用する圧力
    の立ち上がりを遅延させる手段を備えていることを特徴
    とする請求項2または3に記載の収納箱。
  5. 【請求項5】 前記留め金を解除する手段は、プッシュ
    ロッド(32)のピストンを収容するチャンバ(31)
    を備え、前記プッシュロッドは、スプリング(33)に
    よって格納位置に向けて付勢され、かつ、前記チャンバ
    内の圧力が前記第1圧力に到達した際に前記ドアを開口
    させるために突出するように構成されていることを特徴
    とする請求項2または3に記載の収納箱。
  6. 【請求項6】 前記ピストンを収容する前記チャンバ
    (31)は、前記プランジャにより画成された第2のチ
    ャンバ(24)に調整通路を通じて接続され、前記調整
    通路は、前記第2のチャンバ(24)内における圧力の
    立ち上がりを前記チャンバ(31)内における圧力の立
    ち上がりより遅らせて、前記チャンバ(31)に気体供
    給が行われた際に時間遅れを形成するように構成されて
    いることを特徴とする請求項4に記載の収納箱。
  7. 【請求項7】 ガス抜きねじ(42)によって封止され
    た通気孔(40)をさらに備え、該通気孔(40)は、
    前記チャンバ(24)を大気開放して前記プランジャを
    格納することを可能にすることを特徴とする請求項6に
    記載の収納箱。
  8. 【請求項8】 前記開口制限手段は、開口方向に長い長
    穴または長円形状をなし前記プランジャ(26)を収容
    するように構成された開口部(22)を有する開口制限
    タブ(20)を備え、前記ドアの部分開口量は、前記開
    口部の長さで規定されることを特徴とする請求項3から
    7のいずれか1項に記載の収納箱。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の収納箱を複数備えたシ
    ステムであって、前記収納箱内の配管を、大気に、前記
    第1圧力部分に、前記第2圧力部分に、またはより高い
    圧力部分に、随意に接続するための制御手段を備えてい
    ることを特徴とするシステム。
JP2001247407A 2000-08-17 2001-08-16 緊急装備用呼吸マスク収納箱 Pending JP2002114198A (ja)

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US (1) US6497387B2 (ja)
EP (1) EP1182136B1 (ja)
JP (1) JP2002114198A (ja)
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CA (1) CA2355480C (ja)
DE (1) DE60100072T2 (ja)
ES (1) ES2189780T3 (ja)
FR (1) FR2813062B1 (ja)

Cited By (1)

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