JP2002112160A - 録画装置 - Google Patents

録画装置

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JP2002112160A
JP2002112160A JP2000298273A JP2000298273A JP2002112160A JP 2002112160 A JP2002112160 A JP 2002112160A JP 2000298273 A JP2000298273 A JP 2000298273A JP 2000298273 A JP2000298273 A JP 2000298273A JP 2002112160 A JP2002112160 A JP 2002112160A
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Tadashi Yoshino
正 吉野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務用デジタルVTRで記録される480/
60pの映像信号を、記録時間を削減しないで民生用デ
ジタルVTRに記録できるようにすること。 【解決手段】 480/60iの信号記録時には、デジ
タル映像圧縮回路3で1フレーム内圧縮を行う。そして
ECC・デジタル変調回路5でデジタル変調周波数を4
2MHzにし、磁気テープ10にデータを記録する。4
80/60pの信号記録時には、フレーム数制御回路2
4により圧縮フレーム数を制御する。そしてデジタル映
像圧縮回路22で映像信号の圧縮比率を高くしてデータ
量を削減する。そしてECC・デジタル変調回路23で
デジタル変調周波数を63MHzにし、磁気テープ10
にデータを記録する。こうすると、スモールカセットで
480/60pの映像信号を60分又は120分に渡っ
て記録できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異なるテレビ方式の
映像信号を磁気テープに記録する録画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1998年から米国ではデジタルテレビ
の放送が開始され、日本でも2000年末にはBSデジ
タル放送が開始される予定である。また、2003年か
らは日本の大都市圏では地上波デジタル放送も開始され
る予定である。デジタルテレビは従来のアナログテレビ
方式とは異なり、複数のテレビ方式が許容されており、
各放送局が独自に選択したテレビ方式で放送される。日
本で開始されるBSデジタル放送では、デジタルハイビ
ジョン(HD)放送が大きな特徴として期待されてい
る。これらの各種テレビ方式の放送に使用するための取
材用のVTRが業務用VTRとして既に開発されてい
る。これらのVTRに用いられる磁気テープは1/4イ
ンチのテープ幅を有するものが用いられている。
【0003】この業務用VTR(録画装置)の記録時の
信号処理回路部の構成を図4に示す。この信号処理回路
部は、入力端子1、系統分離回路2、デジタル映像圧縮
回路3,4、ECC・デジタル変調回路5,6、記録回
路7を有している。記録回路7の出力は磁気ヘッド8,
9に与えられ、磁気テープ10に映像データが記録され
る。
【0004】第1の記録モードとして有効走査線480
本の飛び越し走査TV方式、即ち60フィールド/30
フレームの映像信号(以下、480/60iの信号とい
う)が入力端子1に入力されると、系統分離回路2を介
して映像データがデジタル映像圧縮回路3に与えられ
る。デジタル映像圧縮回路3は1フレーム内のデジタル
映像圧縮を行い、約25Mbpsに圧縮された映像デー
タを出力する。
【0005】ECC・デジタル変調回路5は圧縮された
映像データに対して誤り訂正用符号を付加し、誤り訂正
付加データを生成する。そして誤り訂正付加データを約
42MHzの周波数でデジタル変調し、記録回路7に出
力する。記録回路7は変調データを記録電流に変換し、
回転シリンダに搭載された1対(2個)の磁気ヘッド8
に与える。こうして磁気テープ10に対して1フレーム
(1/30秒)を単位として1/30秒当たり10トラ
ックになるようにデータが記録される。
【0006】次に第2の記録モードとして有効走査線4
80本の順次走査TV方式、即ち60フレームの映像信
号(以下、480/60pの信号という)が入力端子1
に入力されると、系統分離回路2において映像データが
時分割で2系統に分割され、夫々デジタル映像圧縮回路
3,4に入力される。デジタル映像圧縮回路3,4は分
割された映像データに対して1フレーム内のデジタル映
像圧縮を行ない、1CH当たり約25Mbpsに圧縮さ
れた映像データを出力する。従って2CHで約50Mb
psに圧縮された映像データとなる。
【0007】ECC・デジタル変調回路5,6は夫々の
圧縮された映像データを入力し、誤り訂正用符号を付加
し、誤り訂正付加データを生成する。そして誤り訂正付
加データを約42MHzの周波数でデジタル変調し、記
録回路7に出力する。記録回路7は変調された記録デー
タを記録電流に変換し、回転シリンダに搭載された2対
(4個)の磁気ヘッド8,9に与える。こうして磁気テ
ープ10に対して2フレーム(1/30秒)を単位とし
て1/30秒当たり20トラックになるようにデータが
記録される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
録画装置では480/60iの信号記録の場合、圧縮さ
れた映像信号は1CHで約25Mbpsになり、480
/60pの信号記録の場合、2CHで約50Mbpsに
なる。そして磁気テープへの記録トラック数は1/30
秒当たり480/60iの信号記録では10トラックと
なり、480/60pの信号記録では20トラックとな
る。このため、同一カセットを用いた記録時間は、48
0/60iの信号記録に対して480/60pの信号記
録では、1/2になってしまう問題がある。
【0009】民生用の録画装置の場合、トラック幅は標
準記録モードでは10μmである。長時間記録モードで
は、標準記録モードの1.5倍の記録時間が確保が確保
され、トラック幅は6.7μmになる。また一部の録画
装置、即ちカメラ一体型VTRでは、小型軽量化のため
にスモールカセットが使用されているが、10μmのト
ラック幅で480/60iの信号記録では60分記録で
きるが、480/60pの信号記録では30分しか記録
できない。
【0010】また、480/60iの信号記録では1対
(2個)の磁気ヘッドで磁気テープにデータを記録再生
するが、480/60pの信号記録では2対(4個)の
磁気ヘッドを用いて磁気テープにデータを記録する必要
がある。このため、回転シリンダに搭載するヘッド数が
増加し、これに伴うコスト負担が増加し、価格競争の厳
しい民生用分野に展開することが困難となるいう課題が
ある。
【0011】更に民生用の場合には、デジタル映像圧縮
された映像データ及び音声データ等をデジタルインター
フェース端子、例えばDV端子又はIEEEの1394端子
を経由して、外部機器とケーブル接続して映像データ等
のやり取りをする必要がある。しかし、圧縮された映像
信号のデータ量が大きすぎると、外部機器との対応がで
きなくなるという課題もある。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、480/60pの映像信号を
フレーム間圧縮を行うことによりデータ量を削減し、4
80/60i規格のデジタルVTRにこれらの映像デー
タを記録し、且つ十分な記録時間を確保できる録画装置
を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、映像信号を少なくともN(Nは正の整数)フレーム
単位でデジタル映像圧縮する第1の映像圧縮手段と、前
記第1の映像圧縮手段の圧縮データを第1の記録速度で
記録メディアに記録する第1の記録手段と、映像信号を
少なくともM(MはM≠Nなる正の整数)フレーム単位
でデジタル映像圧縮する第2の映像圧縮手段と、前記第
2の映像圧縮手段の圧縮データを前記第1の記録速度と
異なる第2の記録速度で前記記録メディアに記録する第
2の記録手段と、デジタル映像圧縮単位としてNフレー
ムかMフレームかを選択するフレーム数選択手段と、を
具備することを特徴とするものである。
【0014】本願の請求項2の発明は、請求項1の録画
装置において、前記映像信号は、順次走査TV方式の映
像信号であり、前記フレーム数Nは2であり、前記フレ
ーム数MはNより大きいことを特徴とするものである。
【0015】本願の請求項3の発明は、請求項1の録画
装置において、前記第2の映像圧縮手段で映像圧縮され
た単位時間当たりのデータ量は、前記第1の映像圧縮手
段で映像圧縮された単位時間当たりのデータ量に比較し
て小さいことを特徴とするものである。
【0016】本願の請求項4の発明は、請求項1の録画
装置において、前記第2の記録速度で前記記録メディア
に記録するデータ量は、前記第1の記録速度で前記記録
メディアに記録するデータ量に比較して小さいことを特
徴とするものである。
【0017】本願の請求項5の発明は、第1の映像信号
を少なくともN(Nは正の整数)フレーム単位でデジタ
ル映像圧縮する第1の映像圧縮手段と、前記第1の映像
圧縮手段の圧縮データを第1の周波数f1でデジタル変
調する第1のデジタル変調手段と、前記第1のデジタル
変調手段の変調データを第1の記録速度で記録メディア
に記録する第1の記録手段と、前記第1の映像信号をM
(MはM≠Nなる正の整数)フレーム単位でデジタル映
像圧縮する第2の映像圧縮手段と、前記第2の映像圧縮
手段の圧縮データを前記第1の周波数f1でデジタル変
調する第2のデジタル変調手段と、前記第2のデジタル
変調手段の変調データを前記第1の記録速度と異なる第
2の記録速度で前記記録メディアに記録する第2の記録
手段と、前記第1の映像信号を前記第1の記録手段で記
録するか前記第2の記録手段で記録するか選択する記録
選択手段と、前記第1の映像信号と規格の異なる第2の
映像信号を少なくとも1フレーム単位でデジタル圧縮す
る第3の映像圧縮手段と、前記第3の映像圧縮手段の圧
縮データを前記第1の周波数と異なる第2の周波数f2
でデジタル変調する第3のデジタル変調手段と、前記第
3のデジタル変調手段の変調データを第3の記録速度で
前記記録メディアに記録する第3の記録手段と、を具備
することを特徴とするものである。
【0018】本願の請求項6の発明は、請求項5の録画
装置において、前記第1の映像信号は、有効走査線48
0本の順次走査TV方式の信号であり、前記第2の映像
信号は、有効走査線480本の飛び越し走査TV方式の
信号であり、前記フレーム数Nは2であり、前記フレー
ム数MはNより大きいことを特徴とするものである。
【0019】本願の請求項7の発明は、請求項5の録画
装置において、前記第2の映像圧縮手段で映像圧縮され
た単位時間当たりの映像データ量は、前記第1の映像圧
縮手段で映像圧縮された単位時間当たりの映像データ量
に比較して小さいことを特徴とするものである。
【0020】本願の請求項8の発明は、請求項5の録画
装置において、前記第2の記録速度で前記記録メディア
に記録するデータ量は、前記第1の記録速度で前記記録
メディアに記録するデータ量に比較して小さいことを特
徴とするものである。
【0021】本願の請求項9の発明は、請求項5の録画
装置において、前記第1及び第2のデジタル変調手段の
変調周波数f1は、前記第3のデジタル変調手段の変調
周波数f2より高いことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における録画
装置について、図面を参照しつつ説明する。尚、本実施
の形態における録画装置では、民生用デジタル記録VT
Rを対象としている。図1は本実施の形態における録画
装置の信号処理回路部の構成を中心とするブロック図で
あり、従来例と同一部分は同一の符号を付けて説明す
る。この録画装置は、入力端子1、入力端子21、デジ
タル映像圧縮回路3、デジタル映像圧縮回路22、EC
C・デジタル変調回路5、ECC・デジタル変調回路2
3、フレーム数制御回路24、サーボ回路25、記録回
路26を含んで構成される。
【0023】有効走査線480本の順次走査TV方式の
信号を第1の映像信号と呼び、有効走査線480本の飛
び越し走査TV方式の信号を第2の映像信号と呼ぶ。デ
ジタル映像圧縮回路22は、第1の映像信号を少なくと
もN(Nは正の整数)フレーム単位でデジタル映像圧縮
する第1の映像圧縮手段の機能と、第1の映像信号をM
(MはM≠Nなる正の整数)フレーム単位でデジタル映
像圧縮する第2の映像圧縮手段の機能を有している。デ
ジタル映像圧縮回路3は、第2の映像信号を少なくとも
1フレーム単位でデジタル圧縮する第3の映像圧縮手段
の機能を有している。
【0024】ECC・デジタル変調回路23は、第1の
映像圧縮手段の圧縮データを第1の周波数f1でデジタ
ル変調する第1のデジタル変調手段の機能と、第2の映
像圧縮手段の圧縮データを第1の周波数f1でデジタル
変調する第2のデジタル変調手段の機能を有している。
またECC・デジタル変調回路5は、第3の映像圧縮手
段の圧縮データを第1の周波数と異なる第2の周波数f
2でデジタル変調する第3のデジタル変調手段の機能を
有している。
【0025】また記録再生機構部として、回転シリンダ
27、キャプスタン29、ピンチローラ30、シリンダ
用のFG/PG発生器28、キャプスタン用のFG発生
器31が設けられ、記録メディアである磁気テープ10
が回転シリンダ27に回巻されて、キャプスタン29及
びピンチローラ30の圧接と回転により移送されるよう
になっている。また回転シリンダ27上には、180°
対象な位置に一対の磁気ヘッドL1,R1が取り付けら
れ、磁気ヘッドR1の隣に磁気ヘッドL2が取り付けら
れている。磁気ヘッドR1と磁気ヘッドL2のアジマス
角は異なる。映像信号は入力端子1に入力され、フレー
ム数切換指令信号は入力端子21に入力される。
【0026】第1の記録モードとして480/60iの
信号が入力端子1に入力される場合について説明する。
デジタル映像圧縮回路3は480/60iの信号に対し
て1フレーム内のデジタル映像圧縮を行い、約25Mb
psに圧縮された映像データに変換する。ECC・デジ
タル変調回路5は圧縮された映像データに対して誤り訂
正用符号を付加し、誤り訂正付加データを生成する。そ
して誤り訂正付加データをf2=42MHzの周波数で
デジタル変調されたデータに変換し、記録回路26に与
える。
【0027】一方、入力端子1を介して入力された48
0/60iの信号は、サーボ回路25にも供給される。
磁気ヘッドL1,R1は互いにアジマス角度が異なり、
例えば直径21.7mmの回転シリンダ27の回転走査
により、磁気テープの各トラックにデジタル変調された
データを記録又は再生する。このときFG/PG発生器
28から回転速度情報(FG1)と回転位相情報(PG
1)がサーボ回路25に入力される。更にピンチローラ
30とキャプスタン29とで磁気テープ10をを移送す
ることで、FG発生器31からキャプスタン29の回転
速度情報(FG2)がサーボ回路25に入力される。
【0028】図2及び図3は、フレーム信号と、ヘッド
スイッチ信号及び記録ヘッド順序とのタイミング関係を
示すタイムチャートである。図1のサーボ回路25は、
回転シリンダ27の軸に直結されたシリンダモータ(図
示せず)の回転速度を制御する。即ちサーボ回路25
は、図2(a)に示す入力映像信号のフレーム信号(垂
直同期信号)に位相同期して、回転シリンダ27を例え
ば9000rpm(150rps)で回転制御すると共
に、キャプスタンモータを回転制御し、キャプスタン2
9を介して磁気テープ10を例えば18.8mm/sで
定速走行させる。
【0029】またサーボ回路25は、フレーム数制御回
路24から与えられるフレーム信号に同期して、図2
(b)に示すように150Hzのヘッドスイッチ信号を
生成し、記録回路26に供給する。一方、記録回路26
は、ECC・デジタル変調回路5によって生成された変
調データを1対の磁気ヘッドL1,R1に供給し、図2
(c)に示すような記録ヘッド順序で磁気テープ10に
データを記録する。こうして480/60iの信号が1
0μmのトラック幅で1フレーム(1/30秒)当たり
10トラックに記録される。
【0030】次に入力端子1に第2の記録モードとして
480/60pの信号が入力される場合について説明す
る。図3は第2の記録モードにおけるフレーム信号と、
ヘッドスイッチ信号及び記録ヘッド順序とのタイミング
関係を示すタイムチャートである。入力された480/
60pの信号はデジタル映像圧縮回路22に与えられ
る。また入力端子21からは撮影者の希望するフレーム
数、即ちフレーム数切換指令信号がフレーム数制御回路
24に与えられる。このとき、デジタル映像圧縮回路2
2はフレーム数制御回路24の出力により映像圧縮フレ
ーム数が例えばN又はM(M>N)に設定される。
【0031】第1のフレーム数としてN=2が設定され
た場合には、デジタル映像圧縮回路22は第1の映像圧
縮手段として動作し、480/60pの信号に対して2
フレーム間のデジタル映像圧縮を行い、約1/6.7に
圧縮された約37.5Mbpsの映像データに変換す
る。具体例として、480/60pの信号を2フレーム
単位のGOP(Group Of Pictures )構造とし、GOP
内を(I,P)で構成する。この場合のデータ量の割り
付けは、概略I=2Pの関係になるようする。Iフレー
ムは1フレーム当たり、 50Mbps/60=833Kbit Pフレームは1フレーム当たり、 25Mbps/60=416Kbit としてを割り付けをする。この場合、IフレームとPフ
レームは交互に割り付けるため、1秒間の平均データレ
ートは上記のように37.5Mbpsになる。
【0032】ECC・デジタル変調回路23は上記のよ
うに圧縮された映像データを入力し、誤り訂正用符号を
付加して、誤り訂正付加データを生成する。そして誤り
訂正付加データをf1=63MHzの周波数でデジタル
変調し、記録回路26に出力する。
【0033】一方、入力端子1に入力された480/6
0pの信号はサーボ回路25にも供給される。また回転
シリンダ27の回転速度情報(FG1)と回転位相情報
(PG1)もサーボ回路25に入力される。ピンチロー
ラ30とキャプスタン29とで磁気テープ10が移送さ
れると、キャプスタン29の回転速度情報(FG2)は
サーボ回路25に入力される。フレーム数制御回路24
からフレーム数N=2が入力されると、サーボ回路25
はシリンダーモータの回転数を9000rpm(150
rps)に制御する。
【0034】回転シリンダ27は、図3(d)に示すフ
レーム信号に位相同期して回転する。キャプスタン29
に直結しているキャプスタンモータはサーボ回路25の
出力により制御され、磁気テープ10を18.8mm/
sで定速走行させる。
【0035】サーボ回路25は図3(e)に示すように
入力映像信号に位相同期した150Hzのヘッドスイッ
チ信号を記録回路26に供給する。またフレーム数制御
回路24は図3(d)に示すフレーム信号を記録回路2
6に与える。記録回路26は、ECC・デジタル変調回
路23から出力された変調データを1対の磁気ヘッドL
1,R1に与え、2フレーム(1/30秒)を単位とし
て磁気テープ10に記録する。こうして、480/60
pの信号は10μmトラック幅で2フレーム(1/30
秒)当たり10トラックに記録される。
【0036】第2のフレーム数としてM=30が設定さ
れた場合には、デジタル映像圧縮回路22は第2の映像
圧縮手段として動作し、入力された480/60pの信
号に対して、30フレーム間のデジタル映像圧縮を行
い、約1/13.4に圧縮された約18.75Mbps
の映像データに変換する。具体例として、480/60
pの信号を30フレーム単位のGOP構造にする。また
GOP内は、 (IBBPBBPBBPBBPBBPBBPBBPBB
PBBPBP) の構成にする。この場合、Iフレームは1個、Pフレー
ムは10個、Bフレームは19個存在し、データ量の割
り付けは概略はI=2P、I=4Bの関係にする。
【0037】上記の場合、Iフレームは1フレーム当た
り、 52.3Mbps/60=872Kbit Pフレームは1フレーム当たり、 26.2Mbps/60=436Kbit Bフレームは1フレーム当たり、 13.1Mbps/60=218Kbit としてを割り付けする。
【0038】上記の場合、IフレームとPフレームとB
フレームはGOP構成の順序で圧縮されるため、1秒間
の平均データレートは上記のように18.75Mbps
になる。
【0039】ECC・デジタル変調回路23は上記のよ
うに圧縮された映像データを入力し、誤り訂正用符号を
付加して誤り訂正付加データを生成する。そして誤り訂
正付加データをf1=63MHzの周波数でデジタル変
調し、記録回路26に出力する。
【0040】一方、入力端子1を介して入力された48
0/60pの信号はサーボ回路25にも供給される。ま
た回転シリンダ27には、磁気ヘッドR1とアジマス角
度の異なる磁気ヘッドL2が磁気ヘッドR1の近傍に配
置されている。このような1対の磁気ヘッドL2,R1
が搭載された直径21.7mmの回転シリンダ27が回
転すると、回転速度情報(FG1)と回転位相情報(P
G1)とがサーボ回路25に入力される。またピンチロ
ーラ30とキャプスタン29とにより磁気テープ10が
移送されると、キャプスタン29の回転速度情報(FG
2)がサーボ回路25に入力される。さらにフレーム数
制御回路24から出力フレーム数=30の信号もサーボ
回路25に入力される。
【0041】サーボ回路25は、回転シリンダ27の軸
に直結されているシリンダーモータの回転数を9000
rpm(150rps)で回転させる。この場合回転シ
リンダ27は、図3(g)に示すように入力映像信号の
フレーム信号(垂直同期信号)に位相同期して回転す
る。またサーボ回路25は、キャプスタン29に直結し
ているキャプスタンモータの回転を制御し、磁気テープ
10を9.4mm/sで定速走行させる。
【0042】更にサーボ回路25は図3(h)に示すよ
うに、入力映像信号に位相同期した150Hzのヘッド
スイッチ信号を生成し、記録回路26に出力する。これ
と合わせてフレーム数制御回路24はフレーム信号を記
録回路26に出力する。記録回路26はECC・デジタ
ル変調回路23から出力された変調データを1対の磁気
ヘッドL2,R1に出力し、変調データを30フレーム
(1/2秒)を単位として磁気テープ10に記録する。
こうして図3(i)に示すような記録ヘッド順序で間欠
的にデータが記録される。こうして480/60pの信
号は10μmトラック幅で2フレーム(1/30秒)当
たり5トラックに記録される。
【0043】ここで請求項1〜4記載の録画装置におい
て、入力端子21及びフレーム数制御回路24は、デジ
タル映像圧縮単位としてNフレームかMフレームかを選
択するフレーム数選択手段の機能を達成している。また
サーボ回路25、回転シリンダ27、キャプスタン2
9、ピンチローラ30、磁気ヘッドL1,L2,R1
は、第1の映像圧縮手段の圧縮データを第1の記録速度
で記録メディアに記録する第1の記録手段と、第2の映
像圧縮手段の圧縮データを第2の記録速度で記録メディ
アに記録する第2の記録手段との機能を達成している。
【0044】また請求項5〜9記載の録画装置におい
て、480/60pの信号は第1の映像信号として処理
され、480/60iの信号は第2の映像信号として処
理される。第1の映像信号が入力された場合、サーボ回
路25、回転シリンダ27、キャプスタン29、ピンチ
ローラ30、磁気ヘッドL1,L2,R1は、第1のデ
ジタル変調手段の変調データを第1の記録速度で記録メ
ディアに記録する第1の記録手段と、第2のデジタル変
調手段の変調データを第2の記録速度で記録メディアに
記録する第2の記録手段との機能を達成している。特に
入力端子1とサーボ回路25とは、第1の映像信号を第
1の記録手段で記録するか、第2の記録手段で記録する
かを選択する記録選択手段の機能を達成している。第2
の映像信号が入力された場合、サーボ回路25、回転シ
リンダ27、キャプスタン29、ピンチローラ30、磁
気ヘッドL1,R1は、第3のデジタル変調手段の変調
データを第3の記録速度で記録メディアに記録する第3
の記録手段の機能を持つことになる。
【0045】以上の機能は、録画装置に設けられるもの
とした。しかし、圧縮された映像データを復号して映像
信号を再生する機能が付加された録画再生装置において
も、本発明の技術を適用できることは言うまでもない。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、48
0/60pの映像信号を2フレーム(1/30秒)単位
のフレーム間圧縮を用いて約37.5Mbpsに圧縮す
ることにより、従来方式の約50Mbpsの3/4にデ
ータ量を削減することができる。そして圧縮された映像
データを1対(2個)の磁気ヘッドL1,R1で2フレ
ーム(1/30秒)を単位として1/30秒当たり10
トラックで記録できる。この場合、480/60iの信
号記録と同じ記録時間が確保され、現行のスモールカセ
ットで60分の記録が実現できる。
【0047】また480/60p信号を30フレーム
(1/2秒)単位のフレーム間圧縮を用いて18.75
Mbpsに圧縮することにより、従来方式の約50Mb
psの3/8にデータ量を削減することができる。そし
て圧縮された映像データを近接した1対(2個)の磁気
ヘッドL2,R1で30フレーム(1/2秒)を単位
(編集する場合の映像時間単位)として1/30秒当た
り5トラックで記録できる。この場合、磁気テープの速
度は480/60iの記録時の1/2になる。従って画
質を劣化させることなく、現行のスモールカセットで1
20分の記録が実現できる。但し、画像の編集単位が3
0フレームと長くなるので、編集には不向きとなるが、
撮影者は必ずしも撮影した映像資産を編集加工するとは
かぎらない。撮影者が画像の編集加工を前提にする場合
は2フレーム圧縮を選択し、編集加工をしない場合には
30フレーム圧縮を選択すればよい。
【0048】更に480/60pの信号記録を2フレー
ム又は30フレーム単位で映像の圧縮記録が実現するに
際し、磁気ヘッド数は3個(L1,L2、R1)でよい
ので、従来方式に比較してコスト負担が軽減されるとい
う利点が得られる。
【0049】また、480/60p信号を2フレーム圧
縮するときは37.5Mbpsとなり、30フレーム圧
縮するときは18.75Mbpsになる。このため、圧
縮された映像データ及び音声データ等をデジタルインタ
ーフェース端子(DV端子又は1394端子)を経由し
て外部機器とケーブル接続して映像データ等のやり取り
をする場合、従来方式に比較して伝送データ量が少ない
ので対応しやすくなる。
【0050】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明では、線順次走
査の映像信号の記録時には、映像信号の圧縮比率を高く
すると共に、圧縮する時間単位(フレーム数)も選択で
きるようにし、映像データを削減した上でデジタル変調
周波数も高くする。そして、圧縮する時間単位のフレー
ム数の少ないときは、磁気テープを現行の映像信号の記
録時と同一のテープ速度で連続記録し、圧縮する時間単
位のフレーム数が大きいときは、磁気テープを現行の映
像信号の記録時のテープ速度の1/2で磁気テープを移
送し、トラック上ではデータを間欠記録するように構成
している。これにより磁気ヘッドを大幅に増やすことな
く従来の課題を解決することができる。
【0051】請求項5〜9記載の発明では、第1の映像
信号をNフレーム単位でデジタル映像圧縮して第1の周
波数f1でデジタル変調して第1の記録速度でNフレー
ム単位で磁気テープに記録するか、第1の映像信号をM
フレーム単位でデジタル映像圧縮して第1の周波数f1
でデジタル変調して第2の記録速度でMフレーム単位で
磁気テープに記録するかを選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における録画装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の第1の記録モードにおいて、フ
レーム信号と記録ヘッド順序の関係を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】本実施の形態の第2の記録モードにおいて、フ
レーム信号と記録ヘッド順序の関係を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】従来の録画装置の全体構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,21 入力端子 2 系統分離回路 3,22 デジタル映像圧縮回路 5,23 ECC・デジタル変調回路 10 磁気テープ 24 フレーム数制御回路 25 サーボ回路 26 記録回路 27 回転シリンダ 28 FG/PG発生器 29 キャプスタン 30 ピンチローラ 31 FG発生器 L1,L2,R1 磁気ヘッド
フロントページの続き Fターム(参考) 5C018 AB05 AC01 AC05 CA02 DA01 DB01 DB05 FA03 GA02 HA04 HA16 5C053 FA20 FA21 GA06 GA11 GA16 GB15 GB21 HA13 5D044 AB05 AB07 BC01 CC03 DE15 DE43 DE75 EF06 GK08 GL01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を少なくともN(Nは正の整
    数)フレーム単位でデジタル映像圧縮する第1の映像圧
    縮手段と、 前記第1の映像圧縮手段の圧縮データを第1の記録速度
    で記録メディアに記録する第1の記録手段と、 映像信号を少なくともM(MはM≠Nなる正の整数)フ
    レーム単位でデジタル映像圧縮する第2の映像圧縮手段
    と、 前記第2の映像圧縮手段の圧縮データを前記第1の記録
    速度と異なる第2の記録速度で前記記録メディアに記録
    する第2の記録手段と、 デジタル映像圧縮単位としてNフレームかMフレームか
    を選択するフレーム数選択手段と、を具備することを特
    徴とする録画装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号は、順次走査TV方式の映
    像信号であり、 前記フレーム数Nは2であり、 前記フレーム数MはNより大きいことを特徴とする請求
    項1記載の録画装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の映像圧縮手段で映像圧縮され
    た単位時間当たりのデータ量は、前記第1の映像圧縮手
    段で映像圧縮された単位時間当たりのデータ量に比較し
    て小さいことを特徴とする請求項1記載の録画装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の記録速度で前記記録メディア
    に記録するデータ量は、前記第1の記録速度で前記記録
    メディアに記録するデータ量に比較して小さいことを特
    徴とする請求項1記載の録画装置。
  5. 【請求項5】 第1の映像信号を少なくともN(Nは正
    の整数)フレーム単位でデジタル映像圧縮する第1の映
    像圧縮手段と、 前記第1の映像圧縮手段の圧縮データを第1の周波数f
    1でデジタル変調する第1のデジタル変調手段と、 前記第1のデジタル変調手段の変調データを第1の記録
    速度で記録メディアに記録する第1の記録手段と、 前記第1の映像信号をM(MはM≠Nなる正の整数)フ
    レーム単位でデジタル映像圧縮する第2の映像圧縮手段
    と、 前記第2の映像圧縮手段の圧縮データを前記第1の周波
    数f1でデジタル変調する第2のデジタル変調手段と、 前記第2のデジタル変調手段の変調データを前記第1の
    記録速度と異なる第2の記録速度で前記記録メディアに
    記録する第2の記録手段と、 前記第1の映像信号を前記第1の記録手段で記録するか
    前記第2の記録手段で記録するか選択する記録選択手段
    と、 前記第1の映像信号と規格の異なる第2の映像信号を少
    なくとも1フレーム単位でデジタル圧縮する第3の映像
    圧縮手段と、 前記第3の映像圧縮手段の圧縮データを前記第1の周波
    数と異なる第2の周波数f2でデジタル変調する第3の
    デジタル変調手段と、 前記第3のデジタル変調手段の変調データを第3の記録
    速度で前記記録メディアに記録する第3の記録手段と、
    を具備することを特徴とする録画装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の映像信号は、有効走査線48
    0本の順次走査TV方式の信号であり、 前記第2の映像信号は、有効走査線480本の飛び越し
    走査TV方式の信号であり、 前記フレーム数Nは2であり、 前記フレーム数MはNより大きいことを特徴とする請求
    項5記載の録画装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の映像圧縮手段で映像圧縮され
    た単位時間当たりの映像データ量は、前記第1の映像圧
    縮手段で映像圧縮された単位時間当たりの映像データ量
    に比較して小さいことを特徴とする請求項5記載の録画
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の記録速度で前記記録メディア
    に記録するデータ量は、前記第1の記録速度で前記記録
    メディアに記録するデータ量に比較して小さいことを特
    徴とする請求項5記載の録画装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2のデジタル変調手段の
    変調周波数f1は、前記第3のデジタル変調手段の変調
    周波数f2より高いことを特徴とする請求項5記載の録
    画装置。
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