JPH1146336A - 編集装置 - Google Patents

編集装置

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JPH1146336A
JPH1146336A JP9200267A JP20026797A JPH1146336A JP H1146336 A JPH1146336 A JP H1146336A JP 9200267 A JP9200267 A JP 9200267A JP 20026797 A JP20026797 A JP 20026797A JP H1146336 A JPH1146336 A JP H1146336A
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JP
Japan
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data
video data
editing
video
recording
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JP9200267A
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Tsuneichi Okada
常一 岡田
Koichi Ono
興市 小野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップ画像を簡単に作成することができる
編集装置を提供することを目的とするものである。 【解決手段】 この編集装置は、フレーム毎にビデオデ
ータの記録の開始および記録の終了を示すデータを有す
るフォーマットに基づく入力ビデオデータに対して記録
再生を行うテープ編集装置4と、テープ編集装置4から
供給されるビデオデータに対して記録再生を行う際に、
ビデオデータの記録の開始および記録の終了を示すデー
タを検出して、このデータに基づいて画像情報を有する
クリップデータを作成するディスク編集装置5とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスポーツ中
継やニュース報道のように迅速性が要求される素材を対
象とした編集システムに適用して好適な編集装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の編集装置は、例えば、第1の編集
装置と第2の編集装置とで完全に2重化して、スイッチ
ャーでビデオ出力を切り替えてするようにして構成する
ものがある。第1の編集装置は、VTR部と、エディタ
ー部とを有する。また、第2の編集装置は、同様に、V
TR部と、エディター部とを有する。VTR部は、カセ
ットテープにビデオデータを記録する記録部と記録され
たビデオデータを再生する再生部とを有する。エディタ
ーは、第1の編集装置と第2の編集装置との間でコント
ロール信号をやりとりして編集動作を制御する。スイッ
チャーは、第1の編集装置または第2の編集装置からの
第1のビデオ出力または第2のビデオ出力とを切り替え
る。
【0003】このような編集装置は、以下のような動作
をする。第1の編集装置において再生部で再生されたビ
デオデータが第2の編集装置に供給される。第2の編集
装置において、エディターからの繋ぎ点を示すコントロ
ール信号に基づいて、画のイン点およびアウト点を決定
して、クリップ画像を作成して、編集が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の編集装
置では、手作業でクリップ画像を作成していたため、こ
のクリップ作成に要する時間が長時間にわたるという不
都合があった。また、カセットテープに記録されるシー
ンのイン点およびアウト点を撮影者が撮影時にその場で
メモしておき、後で編集者が第2の編集装置において、
メモに基づいてイン点およびアウト点を決定して、ED
L(エディット・ディシジョン・リスト)を作成するよ
うにしていたが、家庭用のVTRを用いた場合にはこれ
らの編集操作を行うことができなかったという不都合が
あった。
【0005】また、カメラ一体型VTRでカメラで撮影
された各カットのTC(タイムコード)のイン点および
アウト点をカセット内蔵のメモリーにためておき、各カ
ットの最初の画を、テープの撮り終わりに1枚の分割合
成画面を作成して、この分割合成画面を用いてクリップ
を作成するクリップリンクという方法がある。しかし、
この方法では、メモリーの記憶容量が32Kバイトで1
98クリップの作成が限界であり、また、タイムコード
はメモリの記憶容量の制限で、秒単位しか表示できない
ので、正確な繋ぎ目を要求するときは再度調整する必要
があり、また、このようなカセット内蔵のメモリーが無
いカセットではこのような機能を実行できず、さらに、
クリップリンク機能を有していないカメラ一体型VTR
ではこのような機能を実行できないという不都合があっ
た。
【0006】本発明はこのような点を考慮し、クリップ
画像を簡単に作成することができる編集装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の編集装置は、
フレーム毎にビデオデータの記録の開始および記録の終
了を示すデータを有するフォーマットに基づく入力ビデ
オデータに対して記録再生を行う副編集部と、副編集部
から供給されるビデオデータに対して記録再生を行う際
に、上記ビデオデータの記録の開始および記録の終了を
示すデータを検出して、上記データに基づいて画像情報
を有するクリップデータを作成する主編集部とを備えた
ものである。
【0008】このような編集装置によれば以下の作用を
する。フレーム毎にビデオデータの記録の開始および記
録の終了を示すデータを有するフォーマットによるビデ
オデータは副編集部に供給される。副編集部の再生系は
ビデオデータを再生する。再生されたビデオデータは、
所定のインターフェースを介して主編集部に供給され
る。このとき、このインターフェースはフレーム毎にビ
デオデータの記録の開始および記録の終了を示すデータ
を有するフォーマットの記録信号と同様の記録信号を有
するインターフェースであるので、副編集部に供給され
たフォーマットにより記録されたビデオデータをそのま
ま主編集部に供給することができる。
【0009】そして、この主編集部において、このフォ
ーマットのフレーム毎にビデオデータの記録の開始およ
び記録の終了を示すデータが検出されることにより、ビ
デオデータの各シーンの最初の1フレームの記録の開始
と、その終了が検出されて、このシーンの最初の1フレ
ームの画像をクリップ画像として、自動的に主編集部内
に記憶される。そして、このクリップを用いて、主編集
部におけるノンリニア編集の動作が制御される。副編集
部から供給されたビデオデータは、主編集部において回
転記録媒体に供給され、回転記録媒体に記憶される。
【0010】主編集部において、自動生成されたクリッ
プ画像を用いて、回転記録媒体に記憶されたビデオデー
タに対してイン点(編集開始点)やアウト点(編集終了
点)等の編集点を指定することができる。また、主編集
部において、編集を行うための制御コマンドを生成し、
生成された制御コマンドは、制御コマンドとして回転記
録媒体に伝送され、回転記録媒体の再生制御が行われ
る。再生されたビデオデータは、外部に送出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施の形態について説明する。本実施の形態の編集
装置は、ハードディスクドライブを用いたノンリニア編
集において用いるクリップを、カメラ一体型VTRの記
録テープフォーマットに基づいて自動生成するものであ
る。
【0012】図1に、本実施の形態の編集システムの概
略構成を示す。図1において、本実施の形態の編集シス
テムは、各シーン1を撮影して独自の記録テープフォー
マットによりビデオデータをカセットテープ3に記録す
るカメラ一体型VTR2と、カセットテープ3に記録さ
れたビデオデータを再生して編集するテープ編集装置4
と、テープ編集装置4とディジタルインターフェース6
を介して接続され、ビデオデータに対してランダムアク
セス可能なハードディスクドライブユニットを用いてノ
ンリニア編集を行うディスク編集装置5とを有する。な
お、この編集システムを編集装置としてみたときに、テ
ープ編集装置4は副編集部を構成し、ディスク編集装置
5は主編集部を構成する。なお、ここで、システムと
は、複数の論理的に集合したものをいい、各構成の装置
が同一筐体中にあるか否かは問わない。
【0013】ここで、ディスク編集装置5は、ランダム
アクセス可能なハードディスクアレイを有する。ハード
ディスクアレイは複数のハードディスクがアレイ状に連
結されている。ハードディスクアレイは、見かけ上、記
録と再生が同時に行われるように制御される。即ち、入
力されたリアルタイムのビデオ信号を記録しながら、リ
アルタイムのビデオ信号をハードディスクから再生する
ことができる。また、ディスク編集装置5は、コンピュ
ータを有する。このコンピュータには、コンピュータに
送られてきた映像データを編集するためのアプリケーシ
ョンプログラムがインストールされている。このコンピ
ュータにインストールされているアプリケーションプロ
グラムは、コンピュータのオペレーティングシステムの
基で動作可能なプログラムである。このアプリケーショ
ンプログラムは、制御コマンドを生成するためのGUI
(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)を含んで
いる。
【0014】コンピュータとハードディスクアレイは、
所定の通信フォーマットに基づいた通信ケーブルによっ
て接続されている。このインターフェースの通信フォー
マットは、ビデオ信号と制御コマンドとを同時に送信/
受信できる通信フォーマットであるが、SCSI(Smal
l Computer System Interface)インターフェースの通信
フォーマットに基づいた通信ケーブルによって接続して
もよい。SCSIインターフェースの通信フォーマット
は、ビデオ信号と制御コマンドとを時分割多重して送信
/ 受信できる通信フォーマットである。
【0015】また、コンピュータとその周辺回路とは、
RS−422インターフェースの通信フォーマットに基
づいた通信ケーブルによって接続されている。RS−4
22インターフェースの通信フォーマットは、ビデオ信
号と制御コマンドとを同時に送信/ 受信できる通信フォ
ーマットである。
【0016】このディスク編集装置5に入力されるビデ
オ入力信号は、カメラ一体型VTR2によって撮影され
たコンポーネントビデオ信号やテープ編集装置4のVT
Rから送出されるコンポーネントビデオ信号である。こ
のコンポーネントビデオ信号は、SDI(シリアル・デ
ィジタル・インターフェース)のフォーマットの拡張フ
ォーマットでありカメラ一体型VTR2のフォーマット
のテープ記録信号と同様のディジタルインターフェース
6に従って伝送される信号である。一方、このディスク
編集装置5から出力されるビデオ出力信号も、このディ
ジタルインターフェース6のフォーマット信号に従って
伝送されるコンポーネントビデオ信号である。もちろ
ん、この編集装置5に入出力されるビデオ信号が、コン
ポジットビデオ信号であってもよい。
【0017】このように構成された本実施の形態の編集
装置の概略動作を説明する。図1において、カメラ一体
型VTR2によって撮影されたシーン1はコンポーネン
トビデオ信号として後述するフォーマットによりカセッ
トテープ3に記録される。このとき、図1において、業
務用カメラ一体型VTRおよび家庭用カメラ一体型VT
Rは、メモリー内蔵カセットテープを用いるものであ
り、他のカメラ一体型VTRはメモリーがないカセット
テープを用いるものである。また、いずれのカメラ一体
型VTR2を用いても同様のフォーマットによりカセッ
トテープ3に記録される。
【0018】この場合のメモリー内蔵カセットテープ3
は、上述したように、カメラ一体型VTR2でカメラで
撮影された各カットの最初の1枚の画をVTR内蔵のメ
モリーにためておいて、テープの撮り終わりに1枚の分
割合成画面を作成して、この分割合成画面を用いてクリ
ップを作成するために用いられる。
【0019】このようにして、カセットテープ3に後述
するフォーマットにより記録されたビデオデータはテー
プ編集装置4に装填され、テープ編集装置4のVTRの
再生系に供給される。テープ編集装置4のVTRの再生
系はカセットテープ3に記録されたビデオデータを再生
する。再生されたビデオデータは、ディジタルインター
フェース6を介してディスク編集装置5に供給される。
このとき、ディジタルインターフェース6はカメラ一体
型VTR2のフォーマットのテープ記録信号と同様の記
録信号を有するディジタルインターフェース6であるの
で、カメラ一体型VTR2のフォーマットにより記録さ
れたビデオデータをそのままディスク編集装置5に供給
することができる。
【0020】そして、このディスク編集装置5におい
て、カメラ一体型VTR2のフォーマットの後述するデ
ータが検出されることにより、カメラ一体型VTR2に
より撮影された各シーン1の最初の1フレームの記録の
開始と、その終了が検出されて、このシーン1の最初の
1フレームの画像をクリップ画像として、自動的にディ
スク編集装置5内のメモリに記憶される。そして、この
クリップを用いて、ディスク編集装置5におけるノンリ
ニア編集の動作が制御される。つまり、カメラ一体型V
TR2によって撮影されたコンポーネントビデオ信号
は、ディスク編集装置5においてハードディスクアレイ
に供給される。ハードディスクアレイに供給されたビデ
オ信号はコンピュータのモニタに表示される。
【0021】コンピュータを操作するオペレータは、コ
ンピュータに接続されたマウス等のポインティングデバ
イスを操作することによって、自動生成されたクリップ
画像を用いて、イン点(編集開始点)やアウト点(編集
終了点)等の編集点を指定することができる。また、コ
ンピュータのモニタに表示されたGUIを使用すること
によって、編集を行うための制御コマンドを生成するこ
とができる。生成された制御コマンドは、SCSIの制
御コマンドとしてハードディスクアレイに伝送され、ハ
ードディスクアレイの再生制御が行われる。再生された
ビデオ信号は、コンピュータのモニタに表示されると共
に、スイッチャーを介して外部に送出される。
【0022】次に、図2を参照してカメラ一体型VTR
の記録系の構成を説明する。カメラ一体型VTRの記録
系は、カメラ部10と、VTR部16とを有して構成さ
れる。カメラ部10は、被写体に反射した光を集光する
レンズ11と、集光された光を光電変換してR(赤
色),G(緑色),B(青色)の電気信号に変換するC
CD撮像素子12と、光電変換されたR,G,Bの電気
信号を信号処理して輝度(Y)信号と2つの色差信号
(R−Y,B−Y)に変換処理する信号処理回路13
と、信号処理された輝度(Y)信号と2つの色差信号
(R−Y,B−Y)を画像に表示するビューファインダ
ー15と、レンズ11の集光機能と信号処理回路13の
信号処理とビューファインダー15の表示機能を制御す
るカメラ部マイクロコンピューター14とを有する。
【0023】また、VTR部16は、輝度(Y)信号と
2つの色差信号(R−Y,B−Y)を入力して入力され
た色差信号(R−Y,B−Y)データを間引いてサンプ
リング周波数を変換するサンプリング周波数変換回路1
7と、周波数変換されたビデオデータを圧縮するビデオ
データ圧縮回路18と、圧縮されたビデオデータに誤り
訂正符号を付加する誤り訂正回路19と、誤り訂正符号
化された圧縮ビデオデータを記録符号化(チャネルコー
ディング)して変調する変調回路20と、記録ヘッド2
1と、カセットテープ3に内蔵されたビデテープ22と
を有する。
【0024】サンプリング周波数変換回路17は、以下
の機能を有する。入力される輝度(Y)信号と2つの色
差信号(R−Y,B−Y)は、CCIR(国際無線逓信
諮問委員会、現ITU−RS)勧告601の「4:2:
2コンポーネント信号」であり、」現行テレビ信号の場
合、輝度(Y)信号は13.5MHz、2つの色差信号
(R−Y,B−Y)はいずれも6.75MHzでサンプ
リングされる。3種類の信号の量子化ビット数はいずれ
も8ビットで、輝度(Y)信号と2つの色差信号(R−
Y,B−Y)を合わせた伝送速度は216Mビット/s
ecである。そこで、サンプリング周波数変換回路17
は、入力された色差信号データを間引いて伝送速度を1
62Mビット/secにする。入力信号が525本/6
0Hzの信号の場合は、2つの色差信号を間引いてサン
プリング周波数を半分の3.375MHzの「4:1:
1コンポーネント信号」にする。
【0025】ビデオデータ圧縮回路18は、図示はしな
いが、サンプリング周波数変換された輝度(Y)信号と
2つの色差信号(R−Y,B−Y)をそれぞれ8画素×
8画素のブロックに分割して4つの輝度(Y)信号ブロ
ックと2つの色差信号(R−Y,B−Y)ブロックを合
わせた6ブロックでマクロブロックを構成し、分割した
データの画面上の位置を入れ替えるようにシャフリング
するブロック分割シャフリング回路と、固定長にする範
囲の情報量を平均化した後にDCT(離散コサイン変
換)を施し、動きの多い映像はフィールド内で、動きの
少ない映像はフレーム内で演算する動き検出回路を有
し、データの重み付けをするDCT演算重み付け回路
と、DCT演算重み付けされたデータを並べ替える並べ
替え回路と、符号量推定回路を有し、データの量子化を
する適応量子化回路と、量子化されたデータに可変長符
号化(VLC)を施して可変長符号化した後の符号量が
5つのマクロブロック毎に一定になるようにする可変長
符号化回路と、符号化されたデータを画面上の元の位置
に戻すデシャフリング回路とを有する。
【0026】誤り訂正回路19は、内符号及び外符号に
よるリード・ソロモン積符号を付加して、内符号により
ランダム誤りを訂正可能にし、外符号によりバースト誤
りを訂正可能にする。変調回路20は、誤り訂正符号を
付加したビデオデータに24−25変換を施し、スクラ
ンブルした後に24ビットづつ区切って1区切り毎に1
ビット追加して25ビットにしてトラッキング用のパイ
ロット信号を多重した後、インターリーブドNRZI変
換して記録変調信号を生成する。
【0027】このように構成された本実施の形態のカメ
ラ一体型VTRの記録系の動作を説明する。カメラ部1
0において、被写体に反射した光がレンズ11により集
光され、集光された光がCCD撮像素子12により光電
変換されてR(赤色),G(緑色),B(青色)の電気
信号に変換される。光電変換されたR,G,Bの電気信
号は信号処理回路13により信号処理されて輝度(Y)
信号と2つの色差信号(R−Y,B−Y)に変換処理さ
れる。信号処理された輝度(Y)信号と2つの色差信号
(R−Y,B−Y)はビューファインダー15により画
像表示される。このとき、カメラ部マイクロコンピュー
ター14によりレンズ11の集光機能と信号処理回路1
3の信号処理とビューファインダー15の表示機能が制
御される。
【0028】また、VTR部10において、サンプリン
グ周波数変換回路17により輝度(Y)信号と2つの色
差信号(R−Y,B−Y)のうち入力された色差信号
(R−Y,B−Y)データが間引かれてサンプリング周
波数が変換される。即ち、サンプリング周波数変換回路
17において、入力された色差信号データは間引かれて
伝送速度が162Mビット/secに変換される。入力
信号が525本/60Hzの信号の場合は、2つの色差
信号が間引かれてサンプリング周波数が半分の3.37
5MHzの「4:1:1コンポーネント信号」に変換さ
れる。
【0029】周波数変換されたビデオデータがビデオデ
ータ圧縮回路18により圧縮される。即ち、ビデオデー
タ圧縮回路18において、ブロック分割シャフリング回
路によりサンプリング周波数変換された輝度(Y)信号
と2つの色差信号(R−Y,B−Y)がそれぞれ8画素
×8画素のブロックに分割されて4つの輝度(Y)信号
ブロックと2つの色差信号(R−YB−Y)ブロックを
合わせた6ブロックでマクロブロックが構成され、分割
されたデータの画面上の位置が入れ替わるようにシャフ
リングされる。DCT演算重み付け回路により固定長に
する範囲の情報量が平均化された後にDCT(離散コサ
イン変換)が施され、動き検出回路により動きの多い映
像がフィールド内で、動きの少ない映像がフレーム内で
演算され、データの重み付けがされる。並べ替え回路に
よりDCT演算重み付けされたデータが並べ替えられ
る。符号量推定回路を用いた適応量子化回路により可変
長符号化した後の符号量が5つのマクロブロック毎に一
定になるようにデータの量子化が行われる。量子化され
たデータに可変長符号化回路により可変長符号化(VL
C)が施されて可変長符号化した後の符号量が5つのマ
クロブロック毎に一定になるようにされる。デシャフリ
ング回路により符号化されたデータが画面上の元の位置
に戻される。
【0030】圧縮されたビデオデータに誤り訂正回路1
9により誤り訂正符号が付加される。即ち、誤り訂正回
路19において、内符号及び外符号によるリード・ソロ
モン積符号が付加されて、内符号によりランダム誤りが
訂正可能にされ、外符号によりバースト誤りが訂正可能
にされる。誤り訂正符号化された圧縮ビデオデータは変
調回路20により記録符号化されて変調される。即ち、
変調回路20において、誤り訂正符号を付加したビデオ
データに24−25変換が施され、スクランブルされた
後に24ビットづつ区切られて1区切り毎に1ビット追
加されて25ビットにされてトラッキング用のパイロッ
ト信号が多重された後、インターリーブドNRZI変換
されて記録変調信号が生成される。これにより、記録ヘ
ッド21を用いて、カセットテープ3内のビデオテープ
22上に後述する記録フォーマットによりビデオデータ
が記録される。なお、オーディオブロックも同様である
ので、その説明は省略する。
【0031】次にこのような本実施の形態のカメラ一体
型VTRの記録系によりカセットテープ3内のビデオテ
ープ22上に記録されるビデオデータのフォーマットを
説明する。このビデオデータ圧縮回路18から出力され
るビデオデータは、図8Aに示すように、1フレーム期
間でS1,S2〜Snのn個連続した非圧縮ビデオデー
タである。ビデオデータはビデオデータ圧縮回路11
で、1/5に圧縮される。
【0032】ビデオデータ圧縮回路18から出力される
ビデオデータは、図8Bに示すように、1フレーム期間
でV1,V2〜Vnのn個の非連続の1/5圧縮ビデオ
データである。この圧縮処理は、上述したようにDCT
変換を用いて行われる。圧縮処理は、画像1枚に対して
各々ビデオデータを1/5に圧縮して行われる。
【0033】図示はしないが、ビデオデータ圧縮回路の
変調回路において、誤り訂正符号化処理を施されたビデ
オデータと、図示しないオーディオブロックから供給さ
れるオーディオデータとが記録可能となるように処理さ
れる。つまり、タイミング信号に基づいて、図9に示す
ように、1フレーム期間で、サブコード90と、AUX
(オグジュアリー)データ91と、n個のオーディオデ
ータA1,A2,〜AnおよびビデオデータV1,V
2,〜Vnとを生成する。
【0034】つまり、タイミング信号TSでサブコード
90が生成され、タイミング信号T0でAUXデータ9
1が生成され、タイミング信号TA1でオーディオデー
タA1が生成され、タイミング信号TV1でビデオデー
タV1が生成され、タイミング信号TA2でオーディオ
データA2が生成され、タイミング信号TV2でビデオ
データV2が生成され、以下同様に、タイミング信号T
AnでオーディオデータAnが生成され、タイミング信
号TVnでビデオデータVnが生成される。オーディオ
ブロックのAUXデータの領域に1フレームのデータの
記録開始およびその終了のフラグが記録される。記録信
号の生成の動作は、1フレーム分のビデオデータV1,
V2,〜VnおよびオーディオデータA1,A2,〜A
nのそれぞれを、タイミング信号T0、TV1,TV
2,〜TVn、TA1,TA2,〜TAnに基づいて、
読み出すことにより行われる。
【0035】変調回路20から出力される1トラックの
分のデータフォーマットは図10に示すようになる。図
10において、1トラックの分のデータは、オーディオ
ブロック100と、ビデオブロック102と、サブコー
ドブロック110とを有する。ここで、ビデオブロック
102は、同期信号のデータからなるシンクエリア10
3と、識別データからなるIDコード104と、ビデオ
データ106と、AUXデータ105、107と、外符
号によるアウターパリティー108と内符号によるイン
ナーパリティー109とを有する。ここで、オーディオ
ブロック100にはAUXデータ101領域が設けられ
ていて、このAUXデータ101の領域に1フレームの
データの記録開始およびその終了のフラグが記録されて
いる。1フレーム期間では図10に示す1トラックのデ
ータが10トラック記録される。この1フレーム分のデ
ータが変調回路20に供給される。
【0036】1フレーム分のデータは変調回路20で記
録符号化(チャンネルコーディング)される。チャンネ
ルコーディングされた1フレーム分のデータは順次記録
ヘッド21に供給される。記録ヘッド21はカセットテ
ープ3のビデオーテープ22上に各データを記録する。
1フレーム分のデータは図7に示すテープフォーマット
でカセットテープ3のビデオテープ22上に記録され
る。図7に示すように、1/4インチ幅のビデオテープ
22に斜めに各トラックが形成され、1フレームに10
トラック分のデータが記録される。各トラックは、マー
ジン70と、サブコード71と、ビデオデータ72と、
オーディオデータ73と、マージン74とを有する。ビ
デオデータ72およびオーディオデータ73のすき間に
はAUXデータ75が設けられていて、オーディオデー
タ73のAUXデータ77には記録部分に1フレーム分
のデータの記録開始と終了のフラグが記録されるように
なされている。1枚の画像に対して同じフラグを10回
記録することにより、フラグの記録の信頼性を向上させ
る。
【0037】図11に本実施の形態のオーディオAUX
データの構成を示す。図11において、オーディオAU
Xデータ111はPC0〜PC4までの5バイトで構成
される。PC0は、ヘッダーで以下に記録されるデータ
の内容を示す。PC1は、CGMS(Copy Gen
eration System):コピーガード管理I
D、SS(Source Situation):ソー
スがスクランブルされているかやリスナーの限定等を設
定するランク、を示す。PC2は、REC START
(112):1フレームのビデオデータの記録開始を示
すフラグ、REC END(113):1フレームのビ
デオデータの記録終了を示すフラグ、REC MOD
E:記録モード、INSERT CH:インサートチャ
ンネル、を示す。PC3は、DRF(Directio
n Frag):ディジタルインターフェースの方向性
を指示する、SPEED:記録速度、を示す。PC4
は、GENRE CATEGORY:データのカテゴリ
ーを指示、映画、教育等、用途などを割り当て運用する
ための枠、を示す。
【0038】次に、図3を参照して本実施の形態のテー
プ編集装置のVTRの再生系の構成を説明する。テープ
編集装置のVTRの再生系30は図2に示したカメラ一
体型VTRの記録系と逆の構成を有する。VTRの再生
系30は、再生ヘッド31により再生された変調を施さ
れたビデオデータを復調する復調回路32と、復調され
たビデオデータの誤りを検出して訂正する誤り訂正回路
33と、誤り訂正されたビデオデータに伸張処理を施す
ビデオデータ伸張回路34と、間引かれた色差信号(R
−Y,B−Y)データをもとの輝度(Y)信号と2つの
色差信号(R−Y,B−Y)に変換するサンプリング周
波数変換回路35と、回路の動作を制御するマイクロコ
ンピューター36とを有する。また、このVTRのサン
プリング周波数変換回路から出力される輝度(Y)信号
と2つの色差信号(R−Y,B−Y)とをディジタルイ
ンターフェース6のフォーマットに変換するエンコーダ
ー37を有する。このようなテープ編集装置のVTRの
再生系30は、カメラ一体型VTR2の記録系と逆の動
作をする。なお、上述した図3のテープ編集装置は、V
TRの再生系30のみを示したが、VTRの記録系は、
図2に示したカメラ一体型VTRのVTRの記録系と同
様の構成であるので、その説明を省略する。
【0039】次に、テープ編集装置4とディスク編集装
置5との接続関係を図4を参照して説明する。図4にお
いて、テープ編集装置4とディスク編集装置5とはディ
ジタルインターフェース40を介して双方向にデータ伝
送を可能とするように接続されている。ディスク編集装
置5においては、テープ編集装置4からディジタルイン
ターフェース40を介して伝送されたビデオデータを記
録処理(REC)し、ディスク編集装置5から再生処理
(PB1,PB2)されたビデオデータをディジタルイ
ンターフェース40を介してテープ編集装置5に伝送す
るビデオ/オーディオ処理部41と、ビデオデータをS
CSIインターフェースを介してハードディスク43に
記録処理し、ハードディスク43に記録されたビデオデ
ータを再生処理するディスクコントローラ42と、デー
タを複数のハードディスクに分散記録するハードディス
ク43とを有する。また、ビデオ/オーディオ処理部4
1はバスラインを介してスイッチャー44と接続され、
D/A変換部45によりD/A変換して外部に送出し、
外部からA/D変換部45によりA/D変換してスイッ
チャー44を経由してビデオデータを入力可能に接続さ
れている。ここでは、図4においてハードディスク43
にビデオデータを記録する際に、図11に示したPC2
の、REC START(112):1フレームのビデ
オデータの記録開始を示すフラグ、REC END(1
13):1フレームのビデオデータの記録終了を示すフ
ラグ、をディスクコントローラ42が検出して、各フレ
ームの最初の画像をクリップ画像として後述するメモリ
ー上でインデックスとなるクリップ画像を作成する。図
4では図示しないが、これらの動作はディスク編集装置
5の後述するコンピューターの制御部が実行する。
【0040】次に、図5を参照してディスク編集装置の
コンピューターの内部構成を説明する。ディスク編集装
置5は制御信号やビデオデータを伝送するためのシステ
ムバス50と、全体の制御を行うCPU51と、ビデオ
データに対して画像処理等を行う第1のビデオプロセッ
サ52及び第2のビデオプロセッサ53と、ビデオモニ
タ55に表示されるビデオ信号やGUIのためのグラフ
ィックス表示の制御を行う表示コントローラ54と、カ
ーソル制御デバイス(一般的にマウスと呼ばれてい
る)、コントロールパネル56b及びキーボード56c
等のポインティングデバイスからのコマンドに基づいて
制御データを生成するポインティングデバイスインター
フェース56と、テープ編集装置4とディジタルインタ
ーフェース40によりデータ伝送を行うためのエンコー
ダー及びデコーダーを備えた外部インターフェース部5
7と、ディスクコントローラとハードディスクとを有す
るハードディスクアレイ58とを有する。
【0041】システムバス50は、内部でビデオデータ
を伝送するためのビデオデータやコマンドデータやアド
レスデータの通信を行うためのものであって、ビデオデ
ータを伝送するための画像データバス50a及び制御信
号を伝送するためのコマンドデータバス50bから構成
されている。画像データバス50aには、第1及び第2
のビデオプロセッサ52、53及び、表示コントローラ
54がそれぞれ接続されている。従って、第1のビデオ
プロセッサ52、第2のビデオプロセッサ53、表示コ
ントローラ54は、この画像データバス50aを介して
接続されいて、各ブロック間でビデオデータの伝送を行
うことができる。一方、コマンドデータバス50bに
は、CPU51、第1のビデオプロセッサ52、第2の
ビデオプロセッサ53、表示コントローラ54、ポイン
ティングデバイスインターフェース56及び外部インタ
ーフェース部57が接続されている。つまり、内部のす
べてのブロックが、このコマンドデータバス50bを介
して接続されている。
【0042】外部インターフェース部57とハードディ
スクアレイ43は、SCSIインターフェースの通信フ
ォーマットに基づいた通信ケーブルによって接続されて
いる。SCSIインターフェースの通信フォーマット
は、ビデオ信号と制御コマンドとを同時に送信/ 受信で
きる通信フォーマットである。
【0043】CPU51は、コンピュータ全体の制御を
行うためのブロックである。このCPU51は、コンピ
ュータのオペーレーティングシステムを格納してあるR
OM50aと、図示しないハードディスクドライブのハ
ードディスクに記録されているアプリケーションプログ
ラムを読み出してCPU51中のRAM51bにアップ
ロードする。
【0044】第1のビデオプロセッサ52は、コンピュ
ータに入力した第1のコンポーネントビデオ信号V1を
受け取り、この第1のコンポーネントビデオ信号V1に
対してデータの変換及び変換されたコンポーネントビデ
オ信号を一時的にバッファリングするためのブロックで
ある。具体的には、第1のビデオプロセッサ52は、ビ
デオプロセッサの全体をコントロールするプロセッサコ
ントローラ52aと、コンポジットビデオ信号を受け取
った場合にコンポーネントビデオデータに変換するデー
タ変換部52bと、データ変換部52bから送出された
数フレーム分のビデオデータを一時的に記憶するフレー
ムメモリ52cとを有する。
【0045】プロセッサコントローラ52aは、データ
変換部52bにデータ変換のための制御信号を送出する
と共に、データ変換部52bに入力したコンポーネント
ビデオ信号V1からタイムコードを抽出するための制御
信号をデータ変換部52bに送出する。また、プロセッ
サコントローラ52aは、フレームメモリ52cのリー
ド/ ライトのタイミング及びリード/ ライトのアドレス
を制御するための制御信号を出力する。具体的には、プ
ロセッサコントローラ52aは、GUIマネージャーを
構成する表示コントローラ54に送出するタイムコード
とビデオデータ(フレームデータ)が対応するように、
フレームメモリ52cのリードタイミングを制御する。
【0046】データ変換部52bは、プロセッサコント
ローラ52aからの制御信号に基づいて、コンポジット
ビデオ信号を受け取った場合にコンポーネントビデオ信
号に変換する。このコンポーネントディジタルビデオデ
ータに変換する際に、タイムコードデータを抽出する。
コンポーネントディジタルに変換されたビデオデータは
フレームメモリ52cに送出され、抽出されたタイムコ
ードはプロセッサコントローラ52aに送出される。
【0047】フレームメモリ52cには、コンポーネン
トディジタルに変換されたビデオデータが一時的に記憶
される。このフレームメモリ52cのリード/ ライトタ
イミングは、プロセッサコントローラ52aによって制
御される。フレームメモリ52cは、2個のフレームメ
モリ(数Mbyteの容量を有する)から構成され、計
数Mbyteの容量を有している。このフレームメモリ
52c に記憶されるビデオデータは、720画素×48
0画素からなるビデオデータであり、上記のフレームメ
モリには数レーム分のビデオデータを記憶できる。フレ
ームメモリ52cに記憶された720画素×480画素
のビデオデータは、プロセッサコントローラ52aの読
み出し制御に基づいて読み出される。フレームメモリ5
2cから読み出されるビデオデータは、720画素×4
80画素、即ち、全画素のビデオデータではなくて、9
0画素×60画素となるようにデータ量が間引かれたビ
デオデータである。ここで、データ量を間引くとは、単
に、フレームメモリ52cからのビデオデータ量を減少
させているだけのことである。読み出された90画素×
60画素のビデオデータは、画像データバス50aを介
して表示コントローラ54に送出される。
【0048】第2のビデオプロセッサ53は、第1のビ
デオプロセッサ52の構成とまったく同様の構成を有し
ている。即ち、ビデオプロセッサ53の全体をコントロ
ールするプロセッサコントローラ53aと、コンポジッ
トビデオ信号を受け取った場合にディジタルのコンポー
ネントビデオデータに変換するデータ変換部53bと、
データ変換部53bから送出された数フレーム分のビデ
オデータを一時的に記憶するフレームメモリ53cとを
有する。第1のビデオプロセッサ52と第2のビデオプ
ロセッサ53の異なる点は、第1のビデオプロセッサ5
2にはコンポーネントビデオ信号V1が供給され、第2
のビデオプロセッサ53にはコンポーネントビデオ信号
V2が供給される点である。
【0049】コンポーネントビデオ信号V1は、テープ
編集装置の内部において入力ビデオ信号V1の垂直同期
期間にタイムコードを重畳したビデオ信号であるため、
リアルタイムに入力する入力ビデオ信号と時間的に同一
のビデオ信号である。すなわち、フレームメモリ52c
に記憶されるビデオデータは、入力ビデオ信号をディジ
タル化したビデオ信号と同一のビデオデータである。
【0050】コンポーネントビデオ信号V2は、コンピ
ュータからの命令によってハードディスクから再生され
たビデオ信号である。従って、このコンポーネントビデ
オ信号V2は、入力ビデオ信号V1とは、時間的には関
係していないビデオ信号である。
【0051】第2のビデオプロセッサ53に供給された
コンポーネントビデオ信号V2は、第1のビデオプロセ
ッサ52に供給されたコンポーネントビデオ信号V1と
同様に、データ変換部53b及びフレームメモリ53c
を介して、ディジタルビデオデータとして表示コントロ
ーラ54に伝送される。
【0052】表示コントローラ54は、モニタ55に表
示されるデータの制御を行うための制御ブロックであ
る。表示コントローラ54は、メモリコントローラ54
aと、VRAM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモ
リ)54bとを有している。メモリコントローラ54a
は、コンピュータ内部の内部同期に従って、VRAM5
4bのリード/ ライトタイミングを制御する。このVR
AM54bには、第1のビデオプロセッサ52のフレー
ムメモリ52cからのビデオデータ、第2のビデオプロ
セッサ53のフレームメモリ53cからのビデオデータ
及びCPU51からのイメージデータが、メモリコント
ローラ54aからのタイミング制御信号に基づいて記憶
される。このVRAM54bに記憶されたイメージデー
タは、コンピュータ内部の同期に基づいたメモリコント
ローラ54aからの制御信号によって、VRAM54b
から読み出されたビデオモニタにグラフィック表示され
る。このようにモニタ55に表示されたグラフィック表
示が、GUIのためのグラフィック表示となる。ここ
で、CPU51からVRAM54bに送出されるイメー
ジデータは、例えば、ウインドウやカーソルバー等のイ
メージデータである。これらの複数種類のイメージデー
タをモニタ55に表示させることによって,GUIのた
めのグラフィック表示を得ることができる。
【0053】図示しないハードディスクと接続されるイ
ンターフェースは、ハードディスクドライブ(HDD)
と、インターフェースを行うためのブロックである。こ
のハードディスクと、インターフェースとはRS−42
2の伝送フォーマットに基づいて通信が行われるように
なっている。この図示しないハードディスクには、コン
ピュータで起動するためのアプリケーションプログラム
がインストールされていて、アプリケーションプログラ
ムを実行する場合には、このハードディスクドライブか
ら読み出され、RAM51bにアップロードされる。ま
た、このアプリケーションプログラムを終了する際に
は、RAM51bに記憶されている編集オペレーション
によって作成されたワークファイルは、このハードディ
スクにダウンロードされる。
【0054】また、図示しないフロッピーディスクイン
ターフェースは、フロッピーディスクドライブ(FD
D)とインターフェースを行うためのブロックである。
このフロッピーディスクインターフェースとフロッピー
ディスクドライブとはRS−422の伝送フォーマット
に基づいて通信が行われるようになっている。このフロ
ッピーディスクドライブには、編集オペレーションの編
集結果を示すためのEDL(エディット・ディシジョン
・リスト)が記憶される。
【0055】ポインティングデバイスインターフェース
56は、コンピュータに接続されたマウス56a、コン
トロールパネル56b、及びキーボード56cとのイン
ターフェースを行うためのブロックである。ポインティ
ングデバイスインターフェース56は、例えば、マウス
56aに設けられた2次元のロータリエンコーダの検出
情報と、マウス56aに設けられた左右のボタンのクリ
ック情報とを、マウス56aから受け取る。ポインティ
ングデバイスインターフェース56は、受け取った情報
をデコードしてCPU51に送出する。同じように、ポ
インティングデバイスインターフェース56は、コント
ロールパネル56b及びキーボード56cから情報を受
け取り、受け取った情報をデコードしてCPU51に送
出する。
【0056】次に、図6を参照して、ディスク編集装置
のディスクコントロール部の構成を詳細に説明する。こ
のディスクコントロール部は図5に示したハードディス
クアレイ58および外部インターフェース57に対応す
る。図6において、ディスク編集装置5のディスクコン
トロール部は、ディスクコントローラ42と、インター
フェース回路60と、ビデオ処理回路61と、ハードデ
ィスク43とを有している。ディスクコントローラ42
は、CPU42aと、SCSIコントラーラ42bと、
タイムコードジェネレータ42cを有する。CPU42
aは、ハードディスク43のすべてのブロックの制御を
行うための中央演算回路である。CPU42aは外部の
テープ編集装置4のVTRの再生系からディジタルイン
ターフェース40を介してディスクコントローラ42に
供給されたディジタルインターフェース40の通信プロ
トコルに基づいた制御コマンドを受け取り、そのコマン
ドに従って、各ブロックの動作を制御する。また、CP
U42aは、タイムコードジェネレータ42cまたは外
部からディスクコントローラ42に供給された外部タイ
ムコードを受け取り、受け取ったタイムコードデータを
ハードディスク43およびビデオ処理回路61に供給す
る。また、CPU42aは、ハードディスク43上にフ
レーム単位で記録されるビデオデータの全記録アドレス
と、記録されたフレームの全タイムコードとを対応つけ
て記憶するRAMを内部に有している。同様に、ハード
ディスク43上にフレーム単位で記録されるオーディオ
データの全記録アドレスと、記録されたフレームの全タ
イムコードとを対応つけて記憶するRAMを有してい
る。従って、外部からタイムコードを指定するだけで、
容易にハードディスク43からビデオデータ及びオーデ
ィオデータを再生することができる構成となっている。
【0057】また、ディスクコントローラ42は、CP
U42aからのコマンドに従って、ビデオ処理回路61
に設けられたバッファメモリ61bからビデオデータを
リードする際のリードタイミングを制御すると共に、バ
ッファメモリ61dへのビデオデータをライトする際の
ライトタイミングを制御する。
【0058】また、ディスクコントローラ42は、CP
U42aからの制御コマンドと、フレーム単位のビデオ
データとそのフレームビデオデータと関連するタイムコ
ードデータとをハードディスク43に供給してハードデ
ィスク43上に記録し、また、ハードディスク43によ
りビデオデータを再生する動作を制御する。
【0059】インターフェース回路60の入力系は、デ
ィジタルインターフェース40のフォーマットの入力ビ
デオ信号V1の同期信号を抜き出すと共に、入力ビデオ
信号V1をコンポーネント信号に変換するデコーダ60
aとを有して構成される。インターフェース回路60の
出力系は、ビデオ処理回路61から供給された再生ビデ
オ信号に対して、ディスクコントローラ42に供給され
た外部同期信号の位相に基づいて、タイムコードが重畳
された垂直同期信号を付与してディジタルインターフェ
ース40のフォーマットにするエンコーダ60bとを有
して構成される。
【0060】また、ビデオ処理回路61の入力系は、イ
ンターフェース回路60から供給されたビデオデータ
を、例えばフレーム単位でMPEG規格に基づいて圧縮
する圧縮部61aと、CPU42aからのライトコマン
ドに基づいて、圧縮部61aからのビデオデータを記憶
し、CPU42aからのライトコマンドに基づいて伸張
部61cへ圧縮ビデオデータを供給するバッファメモリ
61bとを有している。ビデオ処理回路61の出力系
は、バッファメモリ61dからの圧縮ビデオデータを受
け取り、圧縮ビデオデータを伸張してビデオデータとし
て出力する伸張部61cと、ビデオデータを記憶するバ
ッファメモリ61dとを有している。このバッファメモ
リ61b,61dは、FIFOから構成され、ビデオデ
ータを数フレーム分記憶できる容量を有している。
【0061】次に、ディスクコントロール部の記録及び
再生の動作を説明する。まず、記録動作について説明す
る。インターフェース回路60に供給されたビデオ信号
は、所定の入出力処理を施されてビデオ処理回路61に
供給される。ビデオ処理回路61の圧縮部61aで圧縮
されたビデオデータは、バッファメモリ61bに供給さ
れる。バッファメモリ61bに供給されたビデオデータ
は、CPU42aからのリードコマンドに応じて、バッ
ファメモリ61bからリードされる。CPU42aは、
タイムコードジェネレーター42cから供給されたタイ
ムコードデータと、バッファメモリ61bから供給され
るビデオデータとを関連づけるように、アドレスを送出
する。CPU42aは供給されたビデオデータを指定さ
れたアドレスに記録するようにハードディスク43に記
録コマンド及びビデオデータを供給する。これにより、
ハードディスク43は、ビデオデータを記録すると共
に、RAMにビデオテープにフレーム単位で記録される
ビデオデータの全記録アドレスと記録されたフレームの
全タイムコードとを対応つけて記憶する。
【0062】次に、ハードディスクの再生動作について
説明する。ディスクコントローラ42にディジタルイン
ターフェース40のフォーマットの通信プロトコルに従
った再生コマンドが送出されると、CPU42aは、再
生コマンドをハードディスク43に供給する。ハードデ
ィスク43は、記録されたビデオデータを再生する。再
生されたビデオデータは、CPU42aのタイミングに
従って、バッファメモリ61dに記憶される。バッファ
メモリ61dから読み出されたビデオデータは、伸張回
路61cによってビデオデータとして伸張され、インタ
ーフェース回路60に供給される。インターフェース回
路60は、CPU42aから供給されたタイムコード
を、供給されたビデオデータの垂直同期信号期間に重畳
して、コンポーネントビデオ信号V2として出力する。
【0063】ここで、SDIフォーマットの拡張フォー
マットである、ディジタルインターフェースのQSDI
フォーマットについて説明する。まず、フォーマットの
前提となるSDIフォーマットについて簡単に説明す
る。シリアルインターフェースの規格として、SMPT
E(Society of Motin Pictur
e and Television Engineer
s/アメリカ映画・テレビ技術者協会) 259Mが標
準化されている。このようなシリアルインターフェース
は、データにシリアル同期信号を付加して、データをシ
リアル化して送る手順と、シリアル同期信号に基づいて
再度データをパラレル化する手順を規定している。この
ようにして、1本のケーブルでシリアルインターフェー
スにより長距離伝送を行うことが可能となった。
【0064】このようなSMPTE 259Mに標準化
されているシリアルディジタルインターフェースSDI
方式(Serial Digital Interfa
ce)に対して、本発明の出願人が独自に開発したQS
DI(Quarter Serial Digital
Interface)方式がある。QSDI方式は、
SDI方式よりもマルチメディア化およびマルチチャン
ネル化に適していながら、上述した図7〜図10に示し
たカメラ一体型VTRのテープフォーマットにより1/
4インチ幅のビデオテープに記録されたテープ記録信号
と同じ記録信号を有する伝送方式である。従って、QS
DIを介してテープ編集装置4からディスク編集装置5
にビデオデータを伝送することにより、ディスク編集装
置5において、ソーステープに最も近い記録状態でビデ
オデータをハードディスク43に記録することができ
る。
【0065】次に、このような本実施の形態のディスク
編集装置におけるクリップ作成動作を説明する。図12
において、ステップS1でテープ編集装置4からディス
ク編集装置5へディジタルインターフェースQSDI4
0を介してビデオデータのアップロードを開始する。具
体的には、ディスク編集装置5のディスクコントローラ
42がディジタルインターフェースQSDI40を介し
てテープ編集装置4からシリアル伝送されるビデオデー
タをSCSIインターフェースを介してハードディスク
43に順次記録する。この場合のディジタルインターフ
ェースQSDI40によるビデオデータの伝送は、図7
〜図10に示した記録信号に対して各フレーム単位で行
われる。
【0066】ステップS2で、図11に示したREC
START bit(フラグ)(112)はオンか否か
が判断される。ステップS2で、REC START
bit(112)がオンのときは、ステップS5へ進ん
で、クリップテーブルが作成される。ステップS2で、
REC START bit(112)がオンでないと
きは、ステップS3へ進んで、ステップS3で、REC
END bit(フラグ)(113)はオンか否かが
判断される。ステップS3で、REC ENDbit
(113)がオンのときは、ステップS5へ進んで、ク
リップテーブルが作成される。具体的には、図13に示
すように、カセットテープ3に記録されたシーン1、シ
ーン2、シーン3、シーン4のそれぞれについて、オー
ディオAUXデータ111のREC START bi
t(112)、REC ENDbit(113)をディ
スクコントローラ42が検出することにより、タイムコ
ードデータ130からなるクリップテーブルの作成が行
われる。即ち、シーン1について、オーディオAUXデ
ータのPC2のREC START bitがオンとな
ったフレームの画像のタイムコードをTime cod
e1、REC END bitがオンとなったフレーム
の画像のタイムコードをTime code2、以下、
同様に、シーン2について、REC START bi
tがオンとなったフレームの画像のタイムコードをTi
me code3、REC ENDbitがオンとなっ
たフレームの画像のタイムコードをTime code
4、シーン3について、REC START bitが
オンとなったフレームの画像のタイムコードをTime
code5、REC END bitがオンとなった
フレームの画像のタイムコードをTime code
6、シーン4について、REC START bitが
オンとなったフレームの画像のタイムコードをTime
code7、REC END bitがオンとなった
フレームの画像のタイムコードをTime code8
として、ディスクコントローラ42は、図示しない内部
のRAM(メモリ)にクリップテーブルを作成する。
【0067】次に、ステップS4で、アップロードが終
了したか否かを判断する。具体的には、例えば、ディス
クコントローラ42が、インターフェース回路60から
供給されるディジタルインターフェース40の伝送終了
のエンドフラグを検出することにより行われる。ステッ
プS4で、アップロードが終了していなければ、ステッ
プS2へ戻って、ステップS2〜ステップS4の判断及
び処理を繰り返し、ステップS4で、アップロードが終
了していれば、ステップS6へ進む。ステップS6で、
クリップテーブルに基づいてイン/アウト点の画をキャ
プチャーする。具体的には、ステップS5で作成された
タイムコードデータ130からなるクリップテーブルに
基づいて、ディスクコントローラ42が、ハードディス
ク43に対してキューアップして、Time code
1をシーン1のイン点、Timecode2をシーン1
のアウト点、以下、同様に、Time code3をシ
ーン2のイン点、Time code4をシーン2のア
ウト点、Time code5をシーン3のイン点、T
ime code6をシーン3のアウト点、Time
code7をシーン4のイン点、Time code8
をシーン4のアウト点、とする画を静止画取り込みによ
るビデオキャプチャーをして、内部のRAM(メモリ)
上に記憶する。
【0068】ステップS7で、画入りのクリップ131
を作成する。具体的には、図13において、ディスクコ
ントラーラ42は、シーン1の画とシーン1のイン点お
よびアウト点のタイムコードデータとを有するクリップ
を作成して、内部のRAM(メモリ)に記憶する。ステ
ップS8で、クリップテーブルをグループ化するか否か
を判断する。ステップS8で、クリップテーブルをグル
ープ化する場合には、ステップS9へ進んでグループ化
テーブルに修正する。そして、ステップS10で、不要
クリップを削除して終了する。ステップS8で、クリッ
プテーブルをグループ化しない場合には、直ちに終了す
る。具体的には、ディスクコントラーラ42もしくは編
集者が、各シーンの動きを検出して各シーンの動きが少
ないときには各シーンが連続した画のつながりであるも
のであると判断して、これらのシーンをまとめてシーン
の塊にして最終状態のクリップマップ(クリップの集ま
り)を作成する。このようにして作成されたクリップマ
ップはシーンの取り終わりに追加するようにハードディ
スク43に記憶される。
【0069】最後に、図14に示すように、図13のよ
うにして作成された画入りクリップ131をタイムライ
ンに貼り付け編集をする。この図14に示す貼り付け編
集は、GUI140上でオペレータの操作により行わ
れ、最終的にソースリストを作成して、以後の編集に用
いるようにする。具体的には、図14において、「BO
ARD」には、作成されたクリップのシーン1、シーン
2、シーン3、シーン4を順次を貼り付ける。「EDI
T」はシーン1、シーン2、シーン3、シーン4のすべ
てに編集を施すことを示す。「V1」はシーン1、シー
ン2の後半からシーン3の後半までは入力ビデオデータ
はチャンネル1を示す。「EFFECT」はシーン2、
シーン3に特殊効果操作を施す情報である。「V2」は
シーン2の前半シーン3の後半からシーン4までは入力
ビデオデータはチャンネル2を示す。「DSK」(Do
wn Streem Key)はタイトルやテロップ等
を作り出す機能出力である。「A1」はシーン1とシー
ン2の後半からシーン3のまでは入力オーディオデータ
はチャンネル1を示す。「A2」はシーン2とシーン3
の後半からシーン4までは入力オーディオデータはチャ
ンネル2を示す。「A3」、「A4」は入力オーディオ
データはチャンネル3、4を示す。
【0070】このようにして、GUI140上でクリッ
プの貼り付け編集を行う際に、必要なカットの先頭アド
レスを気にする必要が無く、素材である画入りクリップ
131を用いて貼り付け作業を進めることができるの
で、より感覚的に上質な編集結果を得ることができる。
【0071】以上のように、カセットテープ3の記録フ
ォーマットに基づいて、自動的にクリップを作成するこ
とができるので、ノンリニアー編集に要する時間を短縮
することができる。
【0072】また、このようにして、ディスク編集装置
5で作成された画入りクリップ131とタイムコードデ
ータ130を、編集終了後に、ディジタルインターフェ
ース40を介してテープ編集装置4に供給して、カセッ
トテープ3の最後のシーンの後に記録する。
【0073】図15を用いて、クリップデータをテープ
上に記録する動作を説明する。上述したように、ディス
ク編集装置5でビデオデータ150の各シーンの最初の
一枚の画をRAM(メモリ)に記憶して、その画を1フ
レームに対して1画面で水平方向(H)×垂直方向
(V)が4×8=32分割された画入りクリップ151
として作成し、最大で7フレームに対して7画面で32
×7=224分割された画入りクリップ151として作
成される。そしてこのクリップ151をハードディスク
43の最後のシーンの後に記録する。また、このクリッ
プ151をディジタルインターフェース40を介してテ
ープ編集装置4に供給して、カセットテープ3の最後の
シーンの後に記録する。なお、上述した図3のテープ編
集装置は、VTRの再生系のみを示したが、VTRの記
録系は、図2に示したカメラ一体型VTRのVTRの記
録系と同様の構成である。また、この場合に、クリップ
のタイムコードデータ130を共にディジタルインター
フェース40を介してテープ編集装置4に供給して、カ
セットテープ3に内蔵されたメモリに記憶させる。
【0074】次に、図16を用いて、クリップの分割合
成画面について説明する。図16において、各シーンの
先頭の一枚の画をビデオキャプチャーして、これを1フ
レームに対して32枚集めて、1画面で水平方向(H)
×垂直方向(V)が4×8=32分割された分割合成画
面画160の画入りクリップを作成する。分割合成画面
160は、水平方向(H)、垂直方向(V)を各々8分
割し、水平方向(H)に1枚おきに4枚、垂直方向
(V)に8枚の元画161、162をはめ込むようにす
る。なお、元画161、162は水平方向(H)×垂直
方向(V)が720画素×480画素であり、分割画は
水平方向(H)×垂直方向(V)が90画素×60画素
である。また、水平方向(H)の元画161、162の
はめ込みをしない斜線で示した画面にはグレー画163
を挿入することにより、圧縮処理時の圧縮性能劣化を回
避するようにしている。
【0075】これにより、ディスク編集装置5で作成さ
れた画入りクリップ131とタイムコードデータ130
をカセットテープ3に内蔵されたメモリの容量を気にせ
ずに用いることができるので、このカセットテープ3を
用いた以後の編集作業を容易に行うことができる。
【0076】上述した本実施の形態の編集装置によれ
ば、カメラ一体型VTR2で記録されたビデオデータの
フォーマットを用いて、各シーンの編集を行う際に、記
録したシーン毎のクリップを自動的に作成することがで
きる。これにより、実編集においては、このクリップを
直接用いることができると共に、クリップを基にしてさ
らに変更を加えたクリップを使用することにより、編集
操作を簡単に行うことができ、かつ短時間で実行するこ
とができる。
【0077】
【発明の効果】この発明の編集装置は、フレーム毎にビ
デオデータの記録の開始および記録の終了を示すデータ
を有するフォーマットに基づく入力ビデオデータに対し
て記録再生を行う副編集部と、副編集部から供給される
ビデオデータに対して記録再生を行う際に、上記ビデオ
データの記録の開始および記録の終了を示すデータを検
出して、上記データに基づいて画像情報を有するクリッ
プデータを作成する主編集部とを備えたので、ビデオデ
ータのフォーマットを用いて、各シーンの編集を行う際
に、記録したシーン毎のクリップを自動的に作成するこ
とができる。これにより、実編集においては、このクリ
ップを直接用いることができると共に、クリップを基に
してさらに変更を加えたクリップを使用することによ
り、編集操作を簡単に行うことができ、かつ短時間で実
行することができるという効果を奏する。
【0078】また、この発明の編集装置は、上述におい
て、上記主編集部は回転記録媒体を用いたものであっ
て、上記副編集部はテープ状記録媒体を用いたものであ
るので、自動生成されたクリップを用いて上記主編集部
でノンリニア編集を行うことができるという効果を奏す
る。
【0079】また、この発明の編集装置は、上述におい
て、上記副編集部に供給されるフレーム毎にビデオデー
タの記録の開始および記録の終了を示すデータを有する
フォーマットに基づく上記入力ビデオデータは、カメラ
一体型ビデオテープレコーダーにより記録されたもので
あるので、このようなフォーマットによりビデオデータ
が記録されるカメラ一体型ビデオテープレコーダーによ
り記録された各シーンの編集を、自動生成されたクリッ
プを用いて容易に行うことができるという効果を奏す
る。
【0080】また、この発明の編集装置は、上述におい
て、上記主編集部と上記副編集部とは所定のディジタル
インターフェースを介して接続され、上記ディジタルイ
ンターフェースは、上記フォーマットに基づく上記入力
ビデオデータと同様の記録信号を有するものであるの
で、ソースデータに最も近い記録状態のビデオデータか
ら上質のクリップを作成することができるという効果を
奏する。
【0081】また、この発明の編集装置は、上述におい
て、上記主編集部において作成された上記クリップデー
タは、上記副編集部に供給されて記録されるものである
ので、このクリップを転用して上記副編集部でも編集を
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の編集システムの構成
を示す図である。
【図2】この発明の一実施の形態のカメラ一体型VTR
の記録系の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態のテープ編集装置のV
TRの再生系の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施の形態のテープ編集装置とデ
ィスク編集装置との接続関係を示す図である。
【図5】この発明の一実施の形態のディスク編集装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の一実施の形態のディスク編集装置の
ディスクコントロール部の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】この発明の一実施の形態のカメラ一体型VTR
のテープフォーマットを示す図である。
【図8】この発明の一実施の形態のカメラ一体型VTR
のビデオデータの圧縮を示す図である。
【図9】この発明の一実施の形態のカメラ一体型VTR
のデータミックスタイミングを示す図である。
【図10】この発明の一実施の形態のカメラ一体型VT
Rのトラックフォーマットを示す図である。
【図11】この発明の一実施の形態のオーディオAUX
データの構成を示す図である。
【図12】この発明の一実施の形態のディスク編集装置
のクリップ作成動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明の一実施の形態のクリップ作成動作
を示す図である。
【図14】この発明の一実施の形態のクリップの貼り付
け編集を示す図である。
【図15】この発明の一実施の形態のクリップデータの
記録を示す図である。
【図16】この発明の一実施の形態のクリップの分割合
成画面を示す図である。
【符号の説明】 1…シーン、2…カメラ一体型VTR、3…カセットテ
ープ、4…テープ編集装置、5…ディスク編集装置、2
2…ビデオテープ、6、40…ディジタルインターフェ
ース、41…ビデオ/オーディオ処理部、42…ディス
クコントローラ、43…ハードディスク、111…オー
ディオAUXデータ、112…REC STARTフラ
グ、113…REC ENDフラグ、130…タイムコ
ードデータ、131…画入りクリップ、140…G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム毎にビデオデータの記録の開始
    および記録の終了を示すデータを有するフォーマットに
    基づく入力ビデオデータに対して記録再生を行う副編集
    部と、 副編集部から供給されるビデオデータに対して記録再生
    を行う際に、上記ビデオデータの記録の開始および記録
    の終了を示すデータを検出して、上記データに基づいて
    画像情報を有するクリップデータを作成する主編集部
    と、 を備えたことを特徴とする編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の編集装置において、 上記主編集部は回転記録媒体を用いたものであって、上
    記副編集部はテープ状記録媒体を用いたものであること
    を特徴とする編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の編集装置において、 上記副編集部に供給されるフレーム毎にビデオデータの
    記録の開始および記録の終了を示すデータを有するフォ
    ーマットに基づく上記入力ビデオデータは、カメラ一体
    型ビデオテープレコーダーにより記録されたものである
    ことを特徴とする編集装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の編集装置において、 上記主編集部と上記副編集部とは所定のディジタルイン
    ターフェースを介して接続され、上記ディジタルインタ
    ーフェースは、上記フォーマットに基づく上記入力ビデ
    オデータと同様の記録信号を有するものであることを特
    徴とする編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の編集装置において、 上記主編集部において作成された上記クリップデータ
    は、上記副編集部に供給されて記録されるものであるこ
    とを特徴とする編集装置。
JP9200267A 1997-07-25 1997-07-25 編集装置 Pending JPH1146336A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003090460A1 (fr) * 2002-04-19 2003-10-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multiplexeur de signal autorec, procede de multiplexage de signal autorec, programme et support d'enregistrement

Cited By (3)

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