JP2002110048A - Fpd用保護膜及びこれを用いたfpd - Google Patents

Fpd用保護膜及びこれを用いたfpd

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JP2002110048A
JP2002110048A JP2000302404A JP2000302404A JP2002110048A JP 2002110048 A JP2002110048 A JP 2002110048A JP 2000302404 A JP2000302404 A JP 2000302404A JP 2000302404 A JP2000302404 A JP 2000302404A JP 2002110048 A JP2002110048 A JP 2002110048A
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fpd
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protective film
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Hideaki Sakurai
英章 桜井
Yoshio Kuromitsu
祥郎 黒光
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保護膜の基板(誘電体層)との密着性及び整合
性の低下を防止し、かつ保護膜の電気絶縁性の低下を防
止する。また膜本体中のMgO等が大気中のCO2ガス
やH2Oガスと反応することをフッ化物層が阻止するこ
とにより、MgO等のFPDに有害なMgCO3やMg
(OH)2等への変質を防止する。 【解決手段】基板13の表面に密接に立設された複数の
柱状結晶子14aの集合体である膜本体14が形成さ
れ、この柱状結晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物
層15が形成される。フッ化物層15はMOXY(Mは
Mg,Ca,Sr,Ba,アルカリ土類複合金属又は希
土類金属,或いはアルカリ土類金属及び希土類金属の複
合金属であり、0≦X<2,0<Y≦4である。)であ
り、このフッ化物層15はガス状フッ素化剤とMgO等
との反応によって得られる。フッ素化剤はフッ素ガス、
フッ化水素ガス、BF3、SbF5又はSF4がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(Plasma D
isplay Panel:プラズマディスプレイパネル)、PAL
C(Plasma Addressed Liquid Crystal display)等の
FPD(Flat Panel Display)用保護膜及びこれを用い
たFPDに関するものである。
【0002】
【従来の技術】PDPの保護膜は直接、放電空間に接し
ているため、放電特性に最も重要な役割を担うキーマテ
リアルであり、従来より2次電子放出能が高く、耐スパ
ッタ性,光透過性及び絶縁性に優れたMgO膜が使用さ
れている。しかし、このMgO膜は工程途中で大気中に
曝されると、容易にCO2やH2Oと反応して変質するこ
とから、MgO本来の特性を得るためには、パネル封着
後、真空加熱下での長時間の脱ガス排気処理が必要であ
ることが知られている[例えば、佐藤編;最新プラズマ
ディスプレイ製造技術((株)プレスジャーナル):p.
118-123及びp.291-295(1997)]。これによれば、H2
O,H2,O2,CO,CO2,N2等の不純物ガスがPD
Pの放電特性やパネル内の構成材料に悪影響を与え、特
にCO2による汚染はパネル特性を回復不能なまでに悪
化させるとしている。
【0003】このため、MgOの変質を防止するため、
MgO表面を他の透湿性の少ない材料でコーティングす
ることが提案されている(特開平10−149767
号、W.T.Lee et al;"LaF3 coated MgO protecting laye
r in AC-Plasma Display Panels",IDW'99,p.72-75.) 上記特開平10−149767号公報には、保護膜を形
成した後に、この保護膜上に透湿性の低い一時保護膜を
形成し、その後一時保護膜を除去するPDPの製造方法
が提案されている。この方法によりPDPの製造途中で
は、保護膜の表面が一時保護膜により保護されているの
で、保護膜の表面に変質層が形成されない。この結果、
放電特性の良好な保護膜を得ることができるとともに、
保護膜の変質層の熱分解処理が不要になる。またW.T.Le
eらの上記文献では、MgO保護膜上に透湿性の低いL
aF3をコーティングすることで、MgO保護膜の変質
を抑えるとともに、より高い2次電子放出特性及びより
低い放電特性を実現できることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の特
開平10−149767号公報及びW.T.Leeらの文献に
記載されたPDPの製造方法では、一時保護膜を形成す
る際に一時保護膜と保護膜とを整合させることが難し
く、一時保護膜にクラックが発生したり、或いは一時保
護膜が剥離する場合があり、一時保護膜による保護膜の
変質防止効果が不十分であった。これを改善するため
に、一時保護膜を保護膜に厚く積層させる方法が考えら
れるが、この方法では一時保護膜の除去時に多量の不純
物(一時保護膜の分解物)が生成される問題点があっ
た。更に上記W.T.Leeらの文献では、MgO上に5〜9
0nmのLaF3を積層させており、このような2層構
造では、上層膜のLaF3がスパッタにより除去される
と、放電電圧が急激に変化するため、十分な寿命が得ら
れない問題点があった。
【0005】本発明の目的は、基板(誘電体層)との密
着性及び整合性の低下を防止でき、かつ電気絶縁性の低
下を防止できる、FPD用保護膜を提供することにあ
る。本発明の別の目的は、FPD製造過程における膜本
体中のMgO等が大気中のCO2ガスやH2Oガスと反応
するのをフッ化物層が阻止或いは抑制することにより、
MgO等がFPDに有害なMgCO3やMg(OH)2
に変質するのを防止或いは抑制できる、即ち膜本体の耐
環境性を向上できる、FPD用保護膜を提供することに
ある。本発明の更に別の目的は、製造工数を大幅に低減
できる、保護膜を用いたFPDを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、基板13の表面にMgO,
CaO,SrO,BaO,アルカリ土類複合酸化物若し
くは希土類酸化物,又はアルカリ土類酸化物及び希土類
酸化物の複合酸化物のいずれかにより形成された膜本体
14と、この膜本体14の表面に形成されたフッ化物層
15とを備え、膜本体14が基板13の表面に密接に立
設された複数の柱状結晶子14aの集合体であり、フッ
化物層15が複数の柱状結晶子14aの周側面及び頂面
にそれぞれ形成されたFPD用保護膜である。この請求
項1に記載されたFPD用保護膜では、膜本体14を構
成する複数の柱状結晶子14aがそれぞれフッ化物層1
5により被覆されるため、FPD10(図2参照)の製
造過程においてこの膜本体14及びフッ化物層15から
なる保護膜22が大気中に長時間曝されても、膜本体1
4中のMgO等が大気中のCO 2ガスやH2Oガスと殆ど
反応しない。この結果、膜本体14a中のMgO等がF
PD10の機能を損なうおそれのあるMgCO3やMg
(OH)2等に変質することは殆どない。
【0007】また基板13には保護膜14のうち基板1
3と熱膨張係数が略同一の膜本体14aが接着されるの
で、熱サイクルにより保護膜14が基板13から剥離せ
ず、保護膜14の基板13に対する密着性及び整合性が
極めて良好となる。またフッ化物層14bはMOX
Y(MはMg,Ca,Sr,Ba,アルカリ土類複合金
属,希土類金属,或いはアルカリ土類金属及び希土類金
属の複合金属であり、0≦X<2,0<Y≦4であ
る。)であることが好ましい。またフッ化物層14bを
ガス状フッ素化剤とMgO,CaO,SrO,BaO,
アルカリ土類複合酸化物若しくは希土類酸化物,又はア
ルカリ土類酸化物及び希土類酸化物の複合酸化物のいず
れかとの反応によって得ることが好ましい。またガス状
フッ素化剤としてフッ素ガス、フッ化水素ガス、B
3、SbF5又はSF4のいずれか、特にフッ素ガス又
はフッ化水素ガスを用いることが好ましい。更に柱状結
晶子14aの径xとフッ化物層15の厚さyとの比y/
xは0.001以上0.2以下であることが好ましい。
ここで、この明細書において「柱状結晶子の径」とは、
図3に示すように柱状結晶子14aの断面が円形である
場合にはその直径xを、図4に示すように柱状結晶子1
4aの断面が三角形である場合には頂点から対辺までの
長さxをいうものとする。また「柱状」とは断面が前述
の円形や略三角形に限らず、四角形、五角形、六角形等
の角形のものや楕円も含まれるものとする。
【0008】請求項6に係る発明は、請求項1ないし5
いずれか記載の保護膜を用いたことを特徴とするFPD
である。この請求項6に記載されたFPDでは、FPD
の製造工数を大幅に低減できるので、安価にFPDを製
造できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。本発明のFPDとしてはPD
P、PALC等が挙げられる。この実施の形態ではPD
Pについて説明する。図1及び図2に示すように、AC
型のPDP10は背面ガラス基板11上に所定の間隔を
あけて形成された隔壁12を介して前面ガラス基板13
を被せることにより構成される。前面ガラス基板13の
両面のうち背面ガラス基板11に対向する面には表示電
極16及び透明誘電体層17を介して膜本体14が形成
され、この膜本体14の表面にはフッ化物層15が形成
される。図の拡大図に示すように、膜本体14は前面ガ
ラス基板13の表面に密接に立設された複数の柱状結晶
子14aの集合体であり、フッ化物層15はそれら複数
の柱状結晶子14の周側面及び頂面にそれぞれ形成され
る。背面ガラス基板11と前面ガラス基板13と隔壁1
2とにより多数の放電セル18が区画形成され、背面ガ
ラス基板11上には放電セル18内に位置しかつ上記表
示電極16に対向するようにアドレス電極19が形成さ
れる。また放電セル18内には隔壁12の側面から背面
ガラス基板11の上面にかけて蛍光体層21が形成され
る。更に放電セル18内には放電ガス(図示せず)が注
入される。
【0010】上記フッ化物層15はMOXY(MはM
g,Ca,Sr,Ba,アルカリ土類複合金属又は希土
類金属,或いはアルカリ土類金属及び希土類金属の複合
金属であり、0≦X<2,0<Y≦4である。)であ
り、例えばMF2層,MO0.5F層,MO0.251.5層,
MF4層,MOF2層,MF3層,MOF層,MF2.66
又はMOF0.66層等である。またフッ化物層15は膜本
体14を形成するMgO,CaO,SrO,BaO,ア
ルカリ土類複合酸化物若しくは希土類酸化物,又はアル
カリ土類酸化物及び希土類酸化物の複合酸化物のいずれ
かと、ガス状フッ素化剤との反応によって得ることがで
き、ガス状フッ素化剤としては反応性の高さや汎用性の
観点からフッ素ガス、フッ化水素ガス、BF3、SbF5
又はSF4のいずれか、特にフッ素ガス又はフッ化水素
ガスを用いることが好ましい。
【0011】また、図3及び図4に示すように、柱状結
晶子14aの径xとフッ化物層15の厚さyとの比y/
xは、MgO等のCO2ガスやH2Oガスとの反応阻止向
上とMgO等とガス状フッ素化剤との反応時間とのバラ
ンスにより決定され、0.001以上0.2以下である
ことが好ましく、この比の更に好ましい値は0.005
以上0.1以下である。柱状結晶子14aの径xとフッ
化物層15の厚さyとの比y/xを0.001以上0.
2以下としたのは、この比が0.001未満であると複
数の柱状結晶子14aの集合体である膜本体14をフッ
化物層15が十分に保護できないおそれがあり、0.2
を越えるとMgO等とガス状フッ素化剤との反応時間が
長くなって作業性が悪くなるからである。
【0012】真空プロセスを用いて膜本体14を成膜す
る場合、例えば電子ビーム蒸着法、スパッタリング法、
イオンプレーティング法等によりガラス基板13の表面
に膜本体14を成膜すると、複数の柱状結晶子14aが
その基板13の表面に密接に立設され、複数の柱状結晶
子14aの集合体である膜本体14が形成されることが
知られている(例えば、H.Seehase;"Plasma display pa
nel MgO thin film properties and their modificatio
n by low energy ion bombardment",Display,[1],pp.21
-34(1985);上美谷雅之、「カラープラズマディスプレイ
用カソード材料」、OplusE、[2]、pp.90-96(1996))。こ
のことから上述した構成のPDPの保護膜は真空プロセ
スを用いることが必要であり、以下に蒸着法、及びスパ
ッタリング法を用いたFPD用保護膜の製造方法の一例
を説明する。
【0013】[1]蒸着法による膜本体の形成 先ず図1に示すように、前面ガラス基板13の表面に表
示電極16となるAgやAu等の電極用ペーストをスク
リーン印刷法により所定の間隔をあけて塗布し乾燥・焼
成した後に、上記前面ガラス基板13の表面に透明誘電
体層17となる透明ガラスペーストをスクリーン印刷法
により前面ガラス基板13の表面全体に塗布し乾燥す
る。上記前面ガラス基板13を大気中で100〜200
℃に10〜60分間保持して乾燥した後に、大気中で5
00〜600℃に10〜60分間保持して焼成する。
【0014】次に純度が99.5%以上のMgO,Ca
O,SrO,BaO,アルカリ土類複合酸化物若しくは
希土類酸化物,又はアルカリ土類酸化物及び希土類酸化
物の複合酸化物のいずれかの焼結体ペレットを電子ビー
ム蒸着法等の蒸着法により上記ガラス基板13の透明誘
電体層17表面を覆うように蒸着して密接に立設された
複数の柱状結晶子14aの集合体である膜本体14を形
成する。この膜本体14の成膜条件は、加速電圧が5〜
30kV、蒸着圧力が0.1×10-2〜10×10-2
a、蒸着距離が100〜1000mmの範囲内にあるこ
とが好ましい。
【0015】更にこの前面ガラス基板13をガス状フッ
素化剤雰囲気中(温度10〜100℃)に0.1〜12
0分間保持して膜本体14を構成する複数の柱状結晶子
14aの周側面及び頂面を改質し、それら複数の柱状結
晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物層15を形成す
る。上記ガス状フッ素化剤としてはフッ素ガス、フッ化
水素ガス、BF3、SbF5又はSF4のいずれか、特に
フッ素ガス又はフッ化水素ガスを用いることが好まし
く、このガス状フッ素化剤の圧力は好ましくは1〜76
0Torr、更に好ましくは10〜300Torrの範
囲内に設定される。ガス状フッ素化剤の圧力を1〜76
0Torrの範囲内に限定したのは反応進行度、即ちフ
ッ化物層の厚さの制御を容易にするためである。
【0016】 [2]スパッタリング法による膜本体の形成 先ず上記[1]と同様に電極付ガラス基板を作製した
後、純度が99.5%以上の5インチサイズのMgO,
CaO,SrO,BaO,アルカリ土類複合酸化物若し
くは希土類酸化物,又はアルカリ土類酸化物及び希土類
酸化物の複合酸化物のいずれかのターゲットを用いて、
スパッタリング法によりガラス基板に透明誘電体層表面
を覆うように密接に立設された複数の柱状結晶子14a
の集合体である膜本体14を形成する。この膜本体の成
膜条件は、高周波出力が1kW、スパッタ圧力が0.5
0〜3.0Pa、アルゴンガスに対する酸素濃度が5〜
50%、基板温度が20〜300℃の範囲内であること
が好ましい。そして次に上記[1]と同様にガス状フッ
素化剤雰囲気中に保持して膜本体14を構成する複数の
柱状結晶子14aの周側面及び頂面を改質し、それら複
数の柱状結晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物層1
5を形成する。
【0017】上述した[1]及び[2]のように製造さ
れたPDPの保護膜では、膜本体14を構成する複数の
柱状結晶子14aの周側面及び頂面にそれぞれフッ化物
層15が形成され、その複数の柱状結晶子14aの集合
体である膜本体14がフッ化物層15により被覆され
る。このため、PDP10の製造過程において、膜本体
14及びフッ化物層15からなる保護膜22が大気中に
長時間曝されても、膜本体14中のMgO等が大気中の
CO2ガスやH2Oガスと殆ど反応しない。この結果、膜
本体14中のMgO等がPDP10の機能を損なうおそ
れのあるMgCO 3やMg(OH)2等に変質することは
殆どないので、膜本体14の耐環境性を向上できる。
【0018】また、膜本体14中のMgO等がMgCO
3やMg(OH)2等に殆ど変質しないため、後工程で上
記MgCO3やMg(OH)2等を除去する脱ガス処理工
程時間を短縮又は脱ガス処理工程を省くことができ、P
DP10の製造コストを低減できる。更に透明誘電体層
17には保護膜22のうち誘電体層17と熱膨張係数が
略同一の膜本体14が接着されるので、熱サイクルによ
り保護膜22が透明誘電体層17から剥離せず、保護膜
22の誘電体層17に対する密着性及び整合性が極めて
良好となる。
【0019】なお、上記[1]及び[2]の保護膜22
の形成過程において、下記の[a]又は[b]のような
処理を施すことが好ましい。 [a]ガラス基板13の表面に膜本体14を真空中で形
成し、この膜本体14を大気に暴露させずに真空中又は
不活性ガス雰囲気中でガス状フッ素化剤にて膜本体14
を構成する複数の柱状結晶子14aの周側面及び頂面を
改質し、それら複数の柱状結晶子14aの周側面及び頂
面にフッ化物層15を形成して複数の柱状結晶子14a
からなる膜本体14をフッ化物層15で保護する。上記
不活性ガス雰囲気とは、アルゴンガス又はN2ガスの雰
囲気であることが好ましく、純度が4N(99.99
%)以上であり、露点がマイナス65℃以下であり、更
にCO 2及びCOの濃度が5.0体積ppm以下である
ことが好ましい。このような処理を施すことにより、基
板13の表面に膜本体14を形成した後であって、膜本
体14を構成する複数の柱状結晶子14aの周側面及び
頂面にフッ化物層15を形成する前に、膜本体14を大
気に暴露しないため、膜本体14の表面にFPDに有害
なMgO等の炭酸塩(MgCO3等)や水酸化物(Mg
(OH)2等)の生成を防止或いは抑制することができ
る。
【0020】[b]基板13の表面に膜本体14を真空
中で形成し、この膜本体14を大気に暴露した後に膜本
体14を大気中で焼成して膜本体14を構成する複数の
柱状結晶子14aの周側面及び頂面を活性化させ、更に
ガス状フッ素化剤にて表面処理することによりそれら複
数の柱状結晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物層1
5を形成する。上記膜本体14の大気中での焼成温度は
250〜550℃、好ましくは350〜450℃であ
り、焼成時間は0.1〜24時間、好ましくは0.2〜
1時間である。上記範囲の温度及び時間で焼成すること
により膜本体14を構成する複数の柱状結晶子14aの
周側面及び頂面が活性化される。また上記大気とは、大
気圧Ptが0.1atm≦Pt≦5.0atm(好ましく
は1.0atm)であり、大気中のN2,O2,H2O及
びCOZの含有割合VN2,VO2,VH2O及びVCOZが以下
のものをいう。 65体積%≦VN2 ≦ 5.0体積%(好ましくは7
8.1体積%) 10体積%≦VO2 ≦30 体積%(好ましくは2
1.0体積%) 0体積%≦VH2O≦ 5 体積%(好ましくは 2.
5体積%以下) 0体積%≦VCOZ≦ 0.1体積%(好ましくは 0.
03体積%以下) 但し、zは1又は2である。またこの大気には他の不純
物ガス(Hydrocarbon等)を0.1体積%以下含むこと
もある。
【0021】このような処理を施すことにより、基板1
3の表面に膜本体14を形成した後にこの膜本体14を
大気に暴露して、膜本体14を構成する複数の柱状結晶
子14aの周側面及び頂面にFPDに有害なMgO等の
炭酸塩(MgCO3等)や水酸化物(Mg(OH)2等)
が生成されても、膜本体14を大気中で焼成することに
より膜本体14を構成する複数の柱状結晶子14aの周
側面及び頂面が活性化され、膜本体14の表面のMgO
等の炭酸塩(MgCO3等)や水酸化物(Mg(OH)2
等)がCO2及びH2Oとして除去される。この状態で膜
本体14を構成する複数の柱状結晶子14aの周側面及
び頂面にフッ化物層15を形成することにより、複数の
柱状結晶子14aの集合体である膜本体14がフッ化物
層15により保護され、MgO等の炭酸塩(MgCO3
等)や水酸化物(Mg(OH)2等)の生成を防止或い
は抑制することができる。
【0022】なお、上記[a]及び[b]において、表
面に膜本体14及びフッ化物層15が形成された基板1
3のパネル組立て前,組立て中又は組立て後に大気中で
焼成することにより膜本体14の活性化を行うことが好
ましい。この大気中における焼成の焼成温度及び大気は
上記[b]の場合と同一である。このような焼成によ
り、膜本体14が活性化されるので、膜本体14に僅か
にMgO等の水酸化物(Mg(OH)2等)が生成され
た場合でも、H2Oとして除去でき、その後の大気中の
水分による膜本体14の再汚染速度を低下させることが
できる。なお、上記実施の形態では、FPDとしてPD
Pを挙げたが、前面ガラス基板の表面に保護膜として膜
本体を形成するものであればPALC等でもよい。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1>先ず図1に示すように、厚さ3mmの前面
ガラス基板13の表面にAgの表示電極16(膜厚5μ
m)をスクリーン印刷法により形成した後に、ガラスか
らなる透明誘電体層17(膜厚20μm)をスクリーン
印刷法により形成した。次いでこのガラス基板13を大
気中で150℃に30分間保持して乾燥した後に、大気
中で550℃に30分間保持して焼成した。次に純度が
99.99%のMgO焼結体ペレットを電子ビーム蒸着
法により上記ガラス基板13の透明誘電体層17表面を
覆うように蒸着して複数の柱状結晶子14aの集合体で
ある膜本体14を形成した。この膜本体14の成膜条件
は、加速電圧が10kV、蒸着圧力が1×10-2Pa、
蒸着距離が400mmであった。更にこのガラス基板1
3を圧力が10TorrのHFガス雰囲気中(温度80
℃)に1分間保持して膜本体14を構成する複数の柱状
結晶子14aの周側面及び頂面を改質し、それら複数の
柱状結晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物層15を
形成した。このガラス基板13を実施例1とした。
【0024】<実施例2>実施例1と同様にガラス基板
の表面に複数の柱状結晶子14aの集合体である膜本体
を電子ビーム蒸着法により形成した後に、このガラス基
板を圧力が50TorrのHFガス雰囲気中(温度80
℃)に10分間保持して膜本体の表面を改質し、膜本体
の表面にフッ化物層を形成した。このガラス基板を実施
例2とした。 <実施例3>実施例1と同様にガラス基板の表面に膜本
体を電子ビーム蒸着法により形成した後に、このガラス
基板を圧力が10TorrのF2ガス雰囲気中(温度2
5℃)に1分間保持して膜本体の表面を改質し、膜本体
の表面にフッ化物層を形成した。このガラス基板を実施
例3とした。
【0025】<実施例4>実施例1と同様に透明誘電体
層17を形成したガラス基板を得た。そして純度が9
9.9%の(Mg,Ca)O焼結体ペレットを電子ビー
ム蒸着法により上記ガラス基板13の透明誘電体層17
表面を覆うように蒸着して複数の柱状結晶子14aの集
合体である膜本体14を形成した。この膜本体14の成
膜条件は、加速電圧が12kV、蒸着圧力が1×10-2
Pa、蒸着距離が400mmであった。更にこのガラス
基板13を圧力が50TorrのHFガス雰囲気中(温
度80℃)に10分間保持して膜本体14を構成する複
数の柱状結晶子14aの周側面及び頂面を改質し、それ
ら複数の柱状結晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物
層15を形成した。このガラス基板を実施例4とした。
【0026】<実施例5>実施例1と同様に透明誘電体
層17を形成したガラス基板を得た。そして純度が9
9.8%のCaO焼結体ペレットを電子ビーム蒸着法に
より上記ガラス基板13の透明誘電体層17表面を覆う
ように蒸着して複数の柱状結晶子14aの集合体である
膜本体14を形成した。この膜本体14の成膜条件は、
加速電圧が12kV、蒸着圧力が1×10-2Pa、蒸着
距離が400mmであった。更にこのガラス基板13を
圧力が50TorrのHFガス雰囲気中(温度80℃)
に10分間保持して膜本体14を構成する複数の柱状結
晶子14aの周側面及び頂面を改質し、それら複数の柱
状結晶子14aの周側面及び頂面にフッ化物層15を形
成した。このガラス基板を実施例5とした。
【0027】<比較例1>実施例1と同様にガラス基板
の表面に、実施例1と同一のMgO焼結体ペレットを用
いて複数の柱状結晶子14aの集合体である膜本体を電
子ビーム蒸着法により形成したが、この膜本体の表面は
改質しなかった。このガラス基板を比較例1とした。 <比較例2>実施例4と同様にガラス基板の表面に、実
施例4と同一の(Mg,Ca)O焼結体ペレットを用い
て複数の柱状結晶子14aの集合体である膜本体を電子
ビーム蒸着法により形成したが、この膜本体の表面は改
質しなかった。このガラス基板を比較例2とした。 <比較例3>実施例5と同様にガラス基板の表面に、実
施例5と同一のCaO焼結体ペレットを用いて複数の柱
状結晶子14aの集合体である膜本体を電子ビーム蒸着
法により形成したが、この膜本体の表面は改質しなかっ
た。このガラス基板を比較例3とした。
【0028】<比較試験1及び評価>実施例1〜5のガ
ラス基板上の膜本体を構成する柱状結晶子の径xを走査
電子顕微鏡で観察して測定し、柱状結晶子の周側面及び
頂面に形成されたフッ化物層の厚さyをX線光電子分光
法により深さ方向の元素分析を行ってフッ素原子量より
算出した。これに基づいて柱状結晶子の径xとフッ化物
層の厚さyとの比y/xを求めた。また、実施例1〜5
及び比較例1〜3のガラス基板上の膜本体の脱ガス量を
調査した。脱ガス量は昇温離脱ガス分析装置により、離
脱ガスのピーク面積を相対値(a.u.:任意単位)で
表して評価した。従って、上記離脱ガスのピーク面積の
相対値が小さいほど、膜本体が耐環境性に優れているこ
とになる。更に膜本体の放電開始電圧(Vf)は実施例
1〜5及び比較例1〜3のガラス基板をチャンバ内に設
置し、このチャンバ内を排気後、500TorrのNe
−4%Xe混合ガスで満たし、20kHzの電圧を印加
して測定した。これらの測定結果を表1に示した。◎
【表1】
【0029】表1から明らかなように、比較例1〜3で
は離脱ガスのピーク面積の相対値が1.0〜1.6a.
uと比較的高いのに対して、実施例1〜5ではそれぞれ
対応する比較例よりも小さい値を示し、0.1〜0.2
a.uとなった。これは膜本体を構成する柱状結晶子の
周側面及び頂面にフッ化物層を形成したためと考えられ
る。また放電開始電圧は比較例1では180であったの
に対し、比較例1に対応する実施例1では174Vと若
干低くなり、比較例2では175Vであったのに対し、
比較例2に対応する実施例4では162Vと低くなっ
た。また、比較例3では170Vであったのに対し、比
較例3に対応する実施例5では162Vと低くなった。
これにより二次電子放出能が大きくなり、PDPの性能
が向上したことが判った。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、基
板の表面に密接に立設された複数の柱状結晶子の集合体
である膜本体を形成し、この膜本体を構成する柱状結晶
子の周側面及び頂面にそれぞれフッ化物層を形成したの
で、FPDの製造過程において保護膜が大気中に長時間
曝されても、膜本体中のMgO等が大気中のCO2ガス
やH2Oガスと殆ど反応しない。この結果、膜本体中の
MgO等がFPDの機能を損なうおそれのあるMgCO
3やMg(OH)2等に変質することは殆どないので、膜
本体の耐環境性を向上できる。また基板には保護膜のう
ち基板と熱膨張係数が略同一の膜本体が接着されるの
で、熱サイクルにより保護膜が基板から剥離せず、保護
膜の基板に対する密着性及び整合性が極めて良好とな
る。
【0031】またフッ化物層がMOXY(MはMg等で
あり、0≦X<2,0<Y≦4である。)であったり、
フッ化物層をガス状フッ素化剤とMgO等との反応にて
得たり、ガス状フッ素化剤としてフッ素ガス、フッ化水
素ガス、BF3、SbF5又はSF4等を用いたり、或い
は柱状結晶子の径とフッ化物層の厚さとの比を0.00
1以上0.2以下にすれば、上記効果を更に顕著に奏す
ることができる。
【0032】また基板の表面に膜本体を形成し、この膜
本体をガス状フッ素化剤にて表面処理することにより膜
本体の表面にフッ化物層を形成すれば、膜本体中のMg
O等がFPDの機能にとって有害なMgCO3やMg
(OH)2等に殆ど変質しないため、後工程で上記Mg
CO3やMg(OH)2等を除去する脱ガス処理工程時間
を短縮又は脱ガス処理工程を省くことができ、FPDの
製造コストを低減できる。更に上記保護膜を用いてFP
Dを製造すれば、FPDの製造工数を大幅に低減できる
ので、安価にFPDを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護膜が形成された前面基板の断面
図。
【図2】その前面基板が組込まれたPDPの要部断面
図。
【図3】その保護膜を構成する断面円形の柱状結晶子を
示す図1のA−A線断面図。
【図4】断面が三角形の柱状結晶子の横断面を示す図3
に対応する断面図。
【符号の説明】
10 PDP(FPD) 13 前面ガラス基板(基板) 14 膜本体 14a 柱状結晶子 15 フッ化物層 22 保護膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(13)の表面にMgO,CaO,Sr
    O,BaO,アルカリ土類複合酸化物若しくは希土類酸
    化物,又はアルカリ土類酸化物及び希土類酸化物の複合
    酸化物のいずれかにより形成された膜本体(14)と、前記
    膜本体(14)の表面に形成されたフッ化物層(15)とを備
    え、 前記膜本体(14)が前記基板(13)の表面に密接に立設され
    た複数の柱状結晶子(14a)の集合体であり、 前記フッ化物層(15)が前記複数の柱状結晶子(14a)の周
    側面及び頂面にそれぞれ形成されたFPD用保護膜。
  2. 【請求項2】 フッ化物層(15)がMOXY(MはMg,
    Ca,Sr,Ba,アルカリ土類複合金属又は希土類金
    属,或いはアルカリ土類金属及び希土類金属の複合金属
    であり、0≦X<2,0<Y≦4である。)である請求
    項1記載のFPD用保護膜。
  3. 【請求項3】 フッ化物層(15)がガス状フッ素化剤とM
    gO,CaO,SrO,BaO,アルカリ土類複合酸化
    物若しくは希土類酸化物,又はアルカリ土類酸化物及び
    希土類酸化物の複合酸化物のいずれかとの反応によって
    得られた請求項1記載のFPD用保護膜。
  4. 【請求項4】 ガス状フッ素化剤がフッ素ガス、フッ化
    水素ガス、BF3、SbF5又はSF4のいずれかである
    請求項3記載のFPD用保護膜。
  5. 【請求項5】 柱状結晶子(14a)の径(x)とフッ化物層(1
    5)の厚さ(y)との比(y/x)が0.001以上0.2以下で
    ある請求項1ないし4いずれか記載のFPD用保護膜。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の保護膜
    (22)を用いたことを特徴とするFPD。
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