JP2002110030A - 高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

高圧放電ランプ、高圧放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2002110030A
JP2002110030A JP2000301363A JP2000301363A JP2002110030A JP 2002110030 A JP2002110030 A JP 2002110030A JP 2000301363 A JP2000301363 A JP 2000301363A JP 2000301363 A JP2000301363 A JP 2000301363A JP 2002110030 A JP2002110030 A JP 2002110030A
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discharge lamp
pressure discharge
lighting device
high pressure
lighting
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Hisashi Honda
久司 本田
Seiji Ashida
誠司 芦田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ランプ交換の際、直接手で触れることができ、
しかもランプの破損の少ない高圧放電ランプ、これを用
いた高圧放電ランプ点灯装置および照明装置を提供す
る。 【解決手段】透光性放電容器1、一対の電極2A、2B
および放電媒体を備えた発光管IB。ねじ口金Bの正負
の電気的端子間の沿面距離GPLは5mmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口金を有する高圧
放電ランプ、これを用いた高圧放電ランプ点灯装置およ
び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン電球においては、点灯中の高温
に耐える必要から石英ガラスのバルブを用いている。す
なわち、細長い有底筒状のT形の石英ガラスバルブの内
部に2重コイルフィラメントを中心軸に沿って封装し、
石英ガラスバルブの開口端にピンチシール部を形成し、
さらに要すれば石英ガラスバルブの外面に可視光透過・
赤外線反射性の干渉膜を形成し、ピンチシール部にE1
1形ねじ口金を固着した構造を備えている。そして、石
英ガラスのピンチシール部は、モリブデン箔の両端に内
部リード線と外部リード線とを溶接して、モリブデン箔
の部分を圧潰することにより、形成される。このため、
所要の封止を行うためには、ピンチシール部を軸方向に
ある程度長く形成する必要がある。
【0003】ところで、小形の高圧放電ランプをハロゲ
ン電球と代替可能にするには、少なくとも口金および発
光中心をハロゲン電球に揃えなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高圧放
電ランプは、電球とは異なり、始動時に高い放電破壊電
圧を印加しなければならない。一方一般的な小形ハロゲ
ン電球に置換えるためには、E11ベース口金等に標準
化しなければ汎用性がなく、この点は、口金の電気端子
間の異常放電の原因となることを発明者らに着眼した。
【0005】本発明は、始動時に比較的口金内で異常放
電しにくく、適正な電極間放電を行うことができ、ハロ
ゲン電球と代替可能な高圧放電ランプ、これを用いた高
圧放電ランプ点灯装置および照明装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の高圧放
電ランプは、印加される最大電圧波高値が3kVp-p以
下で始動が可能に構成された電極間距離が5mm以下の
発光管と;
【0007】硬質ガラスからなり一端にピンチシール部
が形成され、内部に発光管を収納している外管と; 先
端側が発光管に接続し、中間が外管のピンチシール部を
気密に貫通し、基端側が外管の外部に露出した一対のリ
ード線と; 外管のピンチシール部に固着された電気端
子間沿面距離4〜6mmの口金と;を具備していること
を特徴とする。
【0008】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。以下、構成要素ごとに説明する。
【0009】<発光管について>透孔性放電容器は、一
般的には石英ガラスまたは透光性セラミックスから形成
され、放電空間を包囲する包囲部および包囲部から突出
して後述する電極を封装するための封止部を備えてい
る。封止部は、包囲部の対向する両端から反対側へ突出
する両端封止構造および包囲部の一端側へのみ突出する
片封止構造のいずれであってもよい。 一対の電極は、
透光性放電容器の封止部を利用して透光性放電容器の包
囲部に臨んで封装されている。また、一対の電極の間に
形成される電極間距離は、5mm以下でなければならな
い。電極間距離は、発光部の大きさに直接影響するの
で、発光部を小さくするために上記の電極間距離にす
る。好適には電極間距離は、4mm以下である。さら
に、電極は、タングステンまたはタングステンを主体と
する合金たとえばドープドタングステンを用いるなどを
用いることができる。さらにまた、一対の電極は、交流
点灯の場合、同一構造のものを用いることができる。直
流点灯の場合には、陽極の熱容量および放熱面積を大き
くするのがよい。
【0010】放電媒体は、点灯時にほぼ1気圧以上の蒸
気圧またはガス圧を呈するように封入する。メタルハラ
イドランプの場合、希ガス、発光金属のハロゲン化物お
よび蒸気圧維持媒体たとえば水銀を適量封入する。希ガ
ス放電ランプの場合には、キセノンなどを適当圧封入す
る。高圧ナトリウムランプを場合、ナトリウムおよび希
ガスを少なくとも封入するが、水銀をたとえばナトリウ
ムアマルガムの形で封入することができる。要するに、
所望の放電態様に応じて最適な放電媒体を封入すること
ができる。
【0011】<外管について> 外管は、直径15mm
以下の硬質ガラスからなり、一端にピンチシール部が形
成され、内部に発光管を収納している。外管は、その内
部に発光管を気密に収納して発光管を機械的に保護した
り、発光管の作動温度を所望の範囲に維持したりするた
め用いられる手段である。これを実現するために、外管
内は、排気されて真空ないし低圧または不活性ガスたと
えば希ガスや窒素を封入することができる。
【0012】また、外管は、直径15mm以下でなけれ
ばならない。たとえば、ハロゲン電球と同じ直径の1
2.1mmにすることができる。また、直径13mmに
してもよい。なお、直径とは、外径を意味する。外管の
直径が15mmを超えると、太くなりすぎてハロゲン電
球との代替性が失われるとともに、外管の内径も大きく
なるために、外管の内面からの再輻射による発光管の加
熱が効果的に行われなくなって、発光管の温度維持が困
難になり、発光効率が低下してしまうので、不可であ
る。
【0013】<口金について>
【0014】口金は、その外径が8〜12mmがハロゲ
ン電球とほぼ同じ大きさであるから望ましい。この要件
を満足する既存の口金は、E11形口金である。E11
形口金は、ハロゲン電球に多用されているものと全く同
一仕様のものを使用することができる。ハロゲン電球に
多用されているE11形口金は、口金にセラミックス製
の台座を備えていて、台座にはピンチシール部を嵌合す
る装着溝が形成されている。そして、装着溝に外管のピ
ンチシール部を挿入し、無機質接着剤により両者を固着
することができる。しかし、要すれば、既存の口金に限
定されることなく、上記の範囲内で所望の外径を備えた
口金を用いることができる。また、ハロゲン電球と異な
る高さや直径の台座を用いてもよい。
【0015】始動補助導体について
【0016】高圧放電ランプの始動電圧を低下させるた
めに、透光性放電容器に始動補助導体を配設し、かつ始
動補助導体に対向電極の電圧を印加することができる。
【0017】<本発明の作用について>
【0018】本発明においては、始動しやすいハロゲン
電球の電球の外管が硬質ガラスからなるから、ピンチシ
ール部に封着金属箔を埋設することなく封止できる。こ
のため、ピンチシール部の軸方向の長さを封着金属箔を
埋設する場合に比較して短縮することができる。ピンチ
シール部の長さが小さくなることにより、たとえ発光管
がその封止部のために軸方向に長くなっても、電極間中
央すなわち発光中心をハロゲン電球のそれと一致させる
か、所望によりさらに低い位置に設定することが可能に
なる。 また、外管が硬質ガラスからなるため、ガラス
加工が容易で、しかも安価になる。
【0019】<一対の電極について> 一対の電極は、
透光性セラミックス放電容器に封装されていて、材料に
タングステンまたはドープドタングステンを用いてい
る。なお、電極は、透光性セラミックス放電容器の小径
筒部内に挿通し、さらに先端が包囲部内に位置している
か、あるいは先端も小径筒部内に位置しているが、包囲
部を望む位置にあって包囲部内に放電を形成するように
配設されていてもよい。
【0020】<放電媒体について> 放電媒体は、少な
くとも始動ガスおよび緩衝ガスとして希ガスを含むもの
とし、点灯中約1気圧以上の圧力を呈するように透光性
セラミックス放電容器内に封入される。 また、放電媒
体は、発光物質またはその化合物たとえば金属ハロゲン
化物やアマルガムなどを含む。 さらに、放電媒体は、
バッファ蒸気として水銀を含むことができる。
【0021】一方、希ガスは、本質的に特定のガスに限
定されないが、正規グロー放電から異常グロー放電に遷
移する際のグロー電流を小さくしたり、放電開始電圧を
低下させたりしたい場合などの所要時に、ネオンおよび
アルゴンを混合して封入することができる。なお、この
場合、アルゴンは、ネオンに対して分圧で0.1〜15
%、好適には10%までの範囲で混合することができ
る。また、ネオンおよびアルゴンは、一般的に10〜7
0kPa、好適には13〜27kPaの封入圧で用いる
ことができる。なお、封入圧が10kPa未満である
と、グロー・アーク転移時間が長くなって、電極物質の
タングステンのスパッタや蒸発による黒化が多くなる。
一方、封入圧が70kPaを超えると、高圧放電ランプ
の始動電圧が高くなり、グロー電力が増加する。 さら
に、ネオンやアルゴンに加えて、必要に応じてその他の
希ガスを封入することができる。
【0022】高圧放電ランプがメタルハライドランプの
場合において、放電媒体に発光金属の金属ハロゲン化物
を用いるときに、金属ハロゲン化物を構成するハロゲン
としては、ヨウ素、臭素、塩素またはフッ素のいずれか
一種または複数種を用いることができる。
【0023】本発明においては、高圧放電ランプがE1
1形ねじ口金を外管に装着して備えていたとしても、印
加される最大電圧波高値が低い始動電圧とされる3kV
p-p以下で始動が可能なことによって、E11形ねじ口
金および高圧放電ランプを装着する照明装置側のランプ
ソケットや配線などの電気部品に絶縁耐圧の問題が生じ
ない。印加される最大電圧波高値が3kVp-p以下で始
動が可能であるための構成は、上記の他特段限定されな
いので、どのような内容であってもよい。
【0024】請求項2の発明の高圧放電ランプ点灯装置
は、請求項1記載の高圧放電ランプと;動作周波数10
〜200kHzのインバータを主体として構成されて高
圧放電ランプを高周波点灯する点灯回路手段と;を具備
していることを特徴としている。 本発明において、点
灯回路手段は、これを小形化するために、蛍光ランプ用
の点灯回路手段を用いることができる。蛍光ランプ用の
点灯回路手段は、2次開放電圧から2次短絡電流まで連
続的な負荷特性を有している。蛍光ランプ用に製造され
た点灯回路手段を本発明の点灯回路手段に流用すること
ができる。しかし、高圧放電ランプ用として上記のよう
な負荷特性を満足するように設計され、製造された点灯
回路手段を用いることができるのはいうまでもない。
【0025】請求項3の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に配設される請求項2記載の高圧放
電ランプ点灯装置と;を具備していることを特徴として
いる。
【0026】本発明において、照明装置は、高圧放電ラ
ンプの発光を何らかの目的で用いるあらゆる装置を含む
広い概念である。たとえば、電球形高圧放電ランプ、照
明器具、移動体用前照灯、光ファイバー用光源装置、画
像投射装置、光化学装置、指紋判別装置などに適用する
ことができる。
【0027】「照明装置本体」とは、上記照明装置から
高圧放電ランプを除いた残余の部分をいう。 ところ
で、照明装置は、その照明装置本体に点灯回路手段およ
びランプソケットを備えていて、そのランプソケットに
高圧放電ランプを装着するようにした構成にすることが
できる。しかし、点灯回路手段を備えてなくて、電球形
高圧放電ランプを光源としてランプソケットに装着する
ようにした構成であってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 図1は、本発明の高圧放電ラ
ンプの第1の実施形態を示す一部断面正面図である。
図2は、同じく拡大要部断面正面図である。図3は、
図1と直角方向にランプを見た場合を示す一部断面正面
図である。 各図において、高圧放電ランプは、図1に
示すように、発光管IB、第1のリード線CC1、第2
のリード線CC2、第1および第2の金属製コイルCO
1、CO2、外管OB、一対の外部接続端子OCT1、
OCT2、ゲッタGTおよびねじ口金Bからなる。
【0029】<発光管IBについて> 発光管IBは、
図3に示すように、透光性セラミックス放電容器1、第
1および第2の電極2A、2B、給電導体3、シール4
および滞留状態の放電媒体5を備えており、上下対称構
造である。 透光性セラミックス放電容器1は、包囲部
1aおよび一対の小径筒部1b、1bを備えている。包
囲部1aは、両端が連続的な曲面によって絞られてい
て、ほぼ球状をなしている。 小径筒部1bは、包囲部
1aと連続した曲面によってつながり一体成形によって
透光性セラミックス放電容器1を形成している。
【0030】第1および第2の電極2A、2Bは、その
いずれもドープドタングステンからなり、棒状をなして
いる軸部2aおよびコイル部2bを備えている。軸部2
aは、先端が包囲部1a内に突出して小径筒部1b内に
挿通され、小径筒部1bと、第1および第2の電極2
A、2Bとの間にわずかな隙間gが、それぞれ形成され
ている。コイル部2bは、軸部2aの先端に装着されて
いる。
【0031】給電導体3は、封着性部分3aおよび耐火
性部分3bからなる。封着性部分3aは、ニオブからな
る棒状をなしていて、先端が小径筒部1b内に挿入され
るとともに、基端が透光性セラミックス放電容器1の外
部に突出している。耐火性部分3bは、電極2A、2B
の軸部2aが兼ねていて、基端が封着性部分3aの先端
に突き合せて放電溶接されている。
【0032】シール4は、セラミックス封止用コンパウ
ンドを溶融し、固化することにより、透光性セラミック
ス放電容器1の小径筒部1bおよび封着性の部分2aの
間に介在して透光性セラミックス放電容器1を気密に封
止するとともに、給電導体3が透光性セラミックス放電
容器1の内部に露出しないように被覆している。以上の
封止により、電極2A、2Bを透光性セラミックス放電
容器1の所定の位置に固定している。
【0033】また、シール4を形成するには、透光性セ
ラミックス放電容器1を縦位置にセットし、さらにセラ
ミックス封止用コンパウンドのリング状ペレット(図示
しない。)を小径筒部1bの端面の上に載置して、リン
グ状ペレットを加熱溶融させて給電導体3の封着性部分
3aおよび小径筒部1b内面の間の隙間に進入させて小
径筒部1b内に挿入されている封着性部分3aの全体を
被覆するとともに、さらに耐火性部分3bの基端部をも
被覆する。
【0034】放電媒体は、ネオンおよびアルゴンを含む
始動ガスおよびバッファガス、発光金属としての金属ハ
ロゲン化物、ならびにバッファ蒸気としての水銀からな
り、透光性セラミックス放電容器1内に封入されてい
る。 また、金属ハロゲン化物および水銀は蒸発する分
より過剰に封入されているので、その一部5が安定点灯
時にわずかな隙間g内に液相状態で滞留している。そし
て、液相状態で滞留している放電媒体5の界面は、最冷
部を形成している。
【0035】<第1および第2のリード線CC1、CC
2について> 第1のリード線CC1は、モリブデン線
からなり、その先端が電極2A側の給電導体3に接続
し、中間が透光性セラミックス放電容器1の軸方向に対
してほぼ平行に、かつ離間して延在している。 第2の
リード線CC2は、モリブデンからなり、その先端が電
極2B側の給電導体3に接続している。
【0036】<第1および第2の金属製コイルCO1、
CO2について> 第1の金属製コイルCO1は、第1
の電極2Aが内部に挿通している方の小径筒部1bの外
周に巻装されているとともに、給電導体3側のコイル終
端が透光性セラミックス放電容器1の軸方向に離間して
延在して、第2の電極2B側の給電導体3に接続してい
る。 第2の金属製コイルCO2は、第2の電極2Bが
内部に挿通している小径筒部1bの外周に巻装されてい
るとともに、給電導体3側の終端が第1のリード線CC
2に接続している。
【0037】<外管OBについて> 外管OBは、硬質
ガラス製のT形バルブからなり、基端にピンチシール部
psが、先端に排気チップオフ部tが、それぞれ形成さ
れ、内部が排気されて10−2Pa程度の低真空状態に
なっている。
【0038】ピンチシール部psは、T形バルブの開口
端を加熱して軟化状態のときにピンチして形成する。
排気チップオフ部tは、外管OBを封止した後に外管O
Bの内部を排気して排気管(図示しない。)を封し切っ
た跡である。
【0039】<一対の外部接続端子OCT1、OCT2
について> 一対の外部接続端子OCT1、OCT2
は、第1および第2のリード線CC1、CC2を延長し
てこれらと一体に形成され、受電手段である口金Bを装
着する以前は外管OBから外方へそのまま突出してい
る。
【0040】<ゲッタGTについて> ゲッタGTは、
ZrAl合金からなり、第1のリード線CC1に溶接に
より支持されている。
【0041】<ねじ口金Bについて> ねじ口金Bは、
E11形ねじ口金からなり、一対の外部接続端子OCT
1、OCT2を所要に接続して、外管OBの膨出部に接
するように無機質接着剤SDによって固着されている。
【0042】図4は、本発明の高圧放電ランプ点灯装置
の一実施形態における点灯回路手段を示す回路図であ
る。 図において、ASは低周波交流電源、fは過電流
ヒューズ、NFはノイズフィルタ、RDは整流化直流電
源、Q1は第1のスイッチング手段、Q2は第2のスイ
ッチング手段、GDはゲートドライブ回路、STは始動
回路、GPはゲート保護回路、LCは負荷回路であり、
c、dは高圧放電ランプ11を接続する受金14bの挿
入位置を示す。 低周波交流電源ASは、100V商用
電源である。 過電流ヒューズfは、配線基板に一体に
形成したパターンヒューズであり、過電流が流れた際に
溶断して回路が焼損しないように保護する。 ノイズフ
ィルタNFは、インダクタL1およびコンデンサC1か
らなり、高周波インバータの動作に伴って発生する高周
波を電源側に流出しないように除去する。 整流化直流
電源RDは、ブリッジ形整流回路BRおよび平滑コンデ
ンサC2からなり、ブリッジ形整流回路BRの交流入力
端がノイズフィルタNFおよび過電流ヒューズfを介し
て低周波交流電源ASに接続し、また直流出力端が平滑
コンデンサC2の両端に接続していて、平滑化直流を供
給する。
【0043】第1のスイッチング手段Q1は、Nチャン
ネル形MOSFETからなり、そのドレインが平滑コン
デンサC2のプラス側に接続している。
【0044】第2のスイッチング手段Q2は、Pチャン
ネル形MOSFETからなり、そのソースが第1のスイ
ッチング手段Q1のソースに接続し、ドレインが平滑コ
ンデンサC2のマイナス側に接続している。
【0045】したがって、第1および第2のスイッチン
グ手段Q1、Q2は、順方向に直列接続されて、その両
端が整流化直流電源RDの出力端間に接続していること
になる。 ゲートドライブ回路GDは、帰還回路FB
C、直列共振回路SRCおよびゲート電圧出力回路GO
からなる。 帰還手段FBCは、後述する限流インダク
タL2に磁気結合している補助巻線からなる。 直列共
振回路SRCは、インダクタL3およびコンデンサC3
の直列回路からなり、その両端は帰還手段FBCに接続
している。 ゲート電圧出力手段GOは、直列共振回路
SRCのコンデンサC3の両端に現れる共振電圧をコン
デンサC4を介して取り出すように構成されている。そ
して、コンデンサC4の一端は、コンデンサC3とイン
ダクタL3との接続点に接続し、コンデンサC4の他端
は第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2のそれ
ぞれのゲートに接続している。さらに、コンデンサC3
の他端が第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2
のソースに接続している。その結果、コンデンサC3の
両端に現れた共振電圧は、ゲート電圧出力回路GOを介
して第1および第2のスイッチング手段Q1、Q2のゲ
ート・ソース間に印加される。 始動回路STは、抵抗
器R1、R2、R3からなる。
【0046】抵抗器R2は、その一端が平滑コンデンサ
C2のプラス側に接続し、他端が第1のスイッチング手
段Q1のゲートに接続しているとともに、抵抗器R2の
一端およびゲートドライブ回路GDのゲート電圧出力回
路GOのゲート側の出力端すなわちコンデンサC4の他
端に接続している。 抵抗器R2の他端は、直列共振回
路SRCのインダクタL3および帰還回路FBCの接続
点に接続している。
【0047】抵抗器R3は、その一端が第1および第2
のスイッチング手段Q1、Q2の接続点すなわちそれぞ
れのソースおよびゲート電圧出力回路GOのソース側に
接続し、他端が平滑コンデンサC2のマイナス側に接続
している。 ゲート保護回路GPは、一対のツェナーダ
イオードを逆直列接続してなり、ゲート電圧出力回路G
Oに並列接続している。 負荷回路LCは、高圧放電ラ
ンプHPL、限流インダクタL2および直流カットコン
デンサC5の直列回路と、高圧放電ランプHPLに並列
接続した共振コンデンサC6とからなり、一端が高周波
出力端cに、他端が高周波出力端dに、それぞれ接続し
ている。
【0048】位置c、dには、ランプソケットが介挿さ
れ、これを介してには高圧放電ランプHLPが点灯回路
手段に接続される。 高圧放電ランプHPLは、図1示
す構成を備えている。
【0049】限流インダクタL2と共振コンデンサC6
とは、直列共振回路を形成する。なお、直流カットコン
デンサC5は、容量が大きいので、直列共振に大きくは
影響しない。
【0050】Q2のドレイン・ソース間に接続されたコ
ンデンサC7は、第2のスイッチング手段Q2のスイッ
チング中の負荷を軽減する。
【0051】次に、回路動作について説明する。 交流
電源ASを投入すると、整流化直流電源RDにより平滑
化された直流電圧が平滑コンデンサC2の両端に現れ
る。そして、直列接続された第1および第2のスイッチ
ング手段Q1、Q2の両ドレイン間に直流電圧が印加さ
れる。しかし、両スイッチング手段Q1、Q2は、ゲー
ト電圧が印加されてないので、オフしている。 上記直
流電圧は、同時に始動回路STにも印加されるので、抵
抗器R2の両端には主として抵抗器R1、R2、R3の
抵抗値の案分比に応じた電圧が現れる。そして、抵抗器
R2の端子電圧は、第1および第2のスイッチング手段
Q1、Q2のゲート・ソース間に正極性の電圧として印
加される。
【0052】その結果、第1のスイッチング手段Q1
は、スレッシュホールド電圧を超えるように設定されて
いるため、オンする。これに対して、第2のスイッチン
グ手段Q2のゲート・ソース間に印加される電圧は、所
要のゲート電圧とは逆極性であるため、オフ状態のまま
である。
【0053】第1のスイッチング手段Q1がオンする
と、整流化直流電源RDから第1のスイッチング手段Q
1を介して負荷回路LCに電流が流れる。これにより限
流インダクタL2および共振コンデンサC6の直列共振
回路が共振して共振コンデンサC6の端子間に高い共振
電圧が現れ、高圧放電ランプHPLに印加される。
【0054】一方、限流インダクタL2に電流が流れた
ことにより、磁気結合している帰還回路FBCに電圧が
誘起される。これにより直列共振回路SRCが直列共振
して、コンデンサC3には昇圧された負電圧が発生する
ので、ゲート保護回路GPにより一定電圧にクリップさ
れ、ゲート電圧出力回路GOを介して第1および第2の
スイッチング手段Q1、Q2のゲート・ソース間に印加
される。
【0055】これにより、第2のスイッチング手段Q2
はスレッシュホールド電圧を超えるため、オンする。
【0056】これに対して、今までオンしていた第1の
スイッチング手段Q1は、ゲート電圧が逆極性になるの
で、オフする。 第2のスイッチング手段Q2がオンす
ると、負荷回路LCの限流インダクタL2に蓄積されて
いる電磁エネルギーおよびコンデンサC6の電荷が放出
されて、限流インダクタL2から第2のスイッチング手
段Q2を介して負荷回路LC内を逆方向に電流が流れ、
コンデンサC6の両端には極性が反転した共振による高
い電圧が現れ、高圧放電ランプHPLに印加される。以
後、以上説明した動作を繰り返す。
【0057】ところで、高圧放電ランプHPLが始動す
る以前は、発振周波数が限流インダクタL2およびコン
デンサC6が形成する直列共振回路の共振周波数に相対
的に接近した周波数でハーフブリッジ形高周波インバー
タが作動するため、その2次開放電圧は約500V(実
効値)すなわち約1.0kVp-pで、高圧放電ランプH
PLの始動電圧より高い値に設定されている。また、2
次短絡電流は約550mAである。 したがって、パル
ス電圧を発生するイグナイタを用いなくても、やがて高
圧放電ランプHPLは、始動し、約1.4秒間でグロー
・アーク転移が行われ、負荷特性曲線上の定格ランプ電
流値の位置が動作点となって安定に点灯する。なお、高
圧放電ランプは、上記グロー・アーク転移時間内に転移
が行われることにより、始動時に黒化は殆ど生じない。
なお、点灯時の動作周波数は47kHZである。
【0058】図5は、本発明の照明装置の第1の実施形
態としてのスポットライトを示す一部中央断面側面図で
ある。 図において、11はスポットライト本体、12
は高圧放電ランプである。 スポットライト本体11
は、主として天井取付部11a、アーム11b、本体ケ
ース11c、ランプソケット11d、反射鏡11e、遮
光筒11fおよび前面ガラス11gを備えている。 天
井取付部11aは、天井に取り付けられてスポットライ
トを吊持するとともに、天井裏に配設される点灯回路手
段(図示しない。)に接続して、ここから受電する。
アーム11bは、基端が集電部11aに固定されてい
る。 本体ケース11cは、前面が開口した容器状をな
し、アーム11bの先端に垂直面内において俯仰自在に
枢着されている。なお、図中の2点鎖線は、本体ケース
11cを基準にしたときのアーム11bの俯仰調節可能
な範囲を説明している。
【0059】ランプソケット11dは、E11形口金用
に適合するもので、本体ケース11c内に配設されてい
る。 反射鏡11eは、ランプソケット11dの前方に
位置して本体ケース11cに配設されている。 遮光筒
11fは、反射鏡11eの開口端の中央部に配設されて
いる。 前面ガラス11gは、本体ケース11cの開口
端に配設されている。 高圧放電ランプ12は、図1に
示すのと同一仕様であり、これらの図面と同一部分につ
いては同一符号を付して説明は省略する。そして、高圧
放電ランプ12は、その口金Bをランプソケット11d
に装着することにより、スポットライト本体11に取り
付けられている。
【0060】
【発明の効果】請求項1ないし3の各発明によれば、印
加される最大電圧波高値が3kVp-p以下で始動が可能
に構成された電極間距離が5mm以下の発光管と; 硬
質ガラスからなり一端にピンチシール部が形成され、内
部に発光管を収納している外管と; 先端側が発光管に
接続し、中間が外管のピンチシール部を気密に貫通し、
基端側が外管の外部に露出した一対のリード線と; 外
管のピンチシール部に固着された電気端子間沿面距離4
〜6mmの口金と;を具備しているので、始動時に比較
的口金内で異常放電しにくく、適正な電極間放電を行う
ことができ、ハロゲン電球と代替可能な高圧放電ラン
プ、高圧放電ランプ点灯装置または照明装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧放電ランプの第1の実施形態を示
す一部断面正面図
【図2】同じく拡大要部断面正面図
【図3】同じく一部断面側面図
【図4】本発明の高圧放電ランプ点灯装置の一実施形態
における点灯回路手段を示す回路図
【図5】本発明の照明装置の第1の実施形態としてのス
ポットライトを示す一部中央断面側面図
【符号の説明】
IB…発光管 1…透光性セラミックス放電容器 1a…包囲部 4…シール CO2…第1の金属製コイル CO1…第2の金属製コイル OB…外管 BC…膨出部 SD…接着剤 B…口金 GPL…電気端子間沿面距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される最大電圧波高値が3kVp-p以
    下で始動が可能に構成された電極間距離が5mm以下の
    発光管と;硬質ガラスからなり一端にピンチシール部が
    形成され、内部に発光管を収納している外管と;先端側
    が発光管に接続し、中間が外管のピンチシール部を気密
    に貫通し、基端側が外管の外部に露出した一対のリード
    線と;外管のピンチシール部に固着された電気端子間沿
    面距離4〜6mmの口金と;を具備していることを特徴
    とする高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の高圧放電ランプと;動作周
    波数10〜200kHzのインバータを主体として構成
    されて高圧放電ランプを高周波点灯する点灯回路手段
    と;を具備していることを特徴とする高圧放電ランプ点
    灯装置。
  3. 【請求項3】照明装置本体と;照明装置本体に配設され
    る請求項4記載の高圧放電ランプ点灯装置と;を具備し
    ていることを特徴とする照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077483A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Ushio Denki Kabushiki Kaisha 放電ランプ、放電ランプ用ソケット、放電ランプ装置および放電ランプ点灯装置

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WO2004077483A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Ushio Denki Kabushiki Kaisha 放電ランプ、放電ランプ用ソケット、放電ランプ装置および放電ランプ点灯装置

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