JP2002107810A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002107810A
JP2002107810A JP2000302273A JP2000302273A JP2002107810A JP 2002107810 A JP2002107810 A JP 2002107810A JP 2000302273 A JP2000302273 A JP 2000302273A JP 2000302273 A JP2000302273 A JP 2000302273A JP 2002107810 A JP2002107810 A JP 2002107810A
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JP
Japan
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mode
dial
camera
photographing
release button
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000302273A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tatamiya
久志 疊家
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部材の操作感の違いにより撮影者が非撮影
モードにあることを認識することができ、これにより、
撮影の失敗を減少させることができるカメラを提供する
こと。 【解決手段】電子カメラ1の上部に設けられたモード設
定ダイヤル3は、ボディー2に対し回転可能なダイヤル
本体5を有している。ダイヤル本体5の回転軸上に設け
られたレリーズボタン4は、ボディー2に対し回転しな
い。ダイヤル本体5が撮影モードを選択する位置では、
レリーズボタン4の突出部47がダイヤル本体5の凹部
57内に進入可能で、レリーズボタン4は、押し込み可
能である。ダイヤル本体5がパソコン接続モードや再生
モード等の非撮影モードを選択する位置では、レリーズ
ボタン4の突出部47の下面がダイヤル本体5の段差面
52に当接し、レリーズボタン4は、押し込み不可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影可能な撮影モードの他に、撮影可能
でない非撮影モードを有し、この撮影モードと非撮影モ
ードとを例えばダイヤル等の切り換え手段を操作するこ
とにより切り換えて使用するカメラがある。例えば電子
カメラ(デジタルカメラ)では、撮影可能な撮影モード
の他に、再生モード、編集モード、パソコン接続モード
等の撮影可能でない非撮影モードを有するものがある。
このような非撮影モードにおいては、レリーズボタンを
押し込んでも、撮影は、なされない。
【0003】しかしながら、従来、このようなカメラで
は、カメラが非撮影モードにあるにもかかわらず、撮影
者が、撮影モードにあると思い込んでレリーズボタンを
操作し、撮影がなされたものと勘違いすることがある、
という問題があった。すなわち、後になって実際には撮
影がなされていなかったことに気付き、重要な写真を撮
り損なった、という失敗が起き易かった。
【0004】特に、電子カメラでは、フィルムの巻き上
げ作動音等がしないので、撮影者が勘違いに気付くのが
遅れ、多数の写真を撮り損ねることもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、操作
部材の操作感の違いにより撮影者が非撮影モードにある
ことを認識することができ、これにより、撮影の失敗を
減少させることができるカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(12)の本発明により達成される。
【0007】(1) ボディーと、撮影モードと非撮影
モードとを切り換える切り換え手段と、シャッターを操
作する操作部材とを有するカメラであって、前記撮影モ
ードにあるときと前記非撮影モードにあるときとで、前
記操作部材の操作感が異なるよう構成されていることを
特徴とするカメラ。
【0008】これにより、操作部材の操作感の違いによ
り撮影者が非撮影モードにあることを認識することがで
き、撮影の失敗を減少させることができるカメラを提供
することができる。
【0009】(2) 前記非撮影モードにあるときに
は、前記操作部材の移動を禁止する上記(1)に記載の
カメラ。
【0010】これにより、操作部材の操作感の違いが明
確になり、撮影の失敗をより確実に防止することができ
る。
【0011】(3) 前記非撮影モードにあるときに
は、前記操作部材の一部が前記カメラの一部に当接する
ことにより、前記操作部材の移動が禁止される上記
(1)または(2)に記載のカメラ。
【0012】これにより、操作部材の操作感の違いが明
確になり、撮影の失敗をより確実に防止することができ
る。
【0013】(4) 前記切り換え手段は、ダイヤル本
体の回転位置により撮影モードと非撮影モードとを切り
換える設定ダイヤルである上記(1)ないし(3)のい
ずれかに記載のカメラ。これにより、簡単な構造で上記
効果を達成することができる。
【0014】(5) 前記ダイヤル本体の回転位置を前
記各モードに対応する位置に位置決めする位置決め手段
を有する上記(4)に記載のカメラ。これにより、前記
各モードを容易に選択して設定することができる。
【0015】(6) 前記位置決め手段は、クリック機
構である上記(5)に記載のカメラ。これにより、前記
各モードを容易に選択して設定することができる。
【0016】(7) 前記操作部材は、前記ダイヤル本
体の回転軸方向に移動可能に設けられており、前記非撮
影モードにあるときには、前記操作部材の一部が前記ダ
イヤル本体の一部に当接することにより、前記操作部材
の移動が禁止される上記(4)ないし(6)のいずれか
に記載のカメラ。
【0017】これにより、簡単な構造で上記効果を達成
することができるとともに、操作部材の操作感の違いが
明確になり、撮影の失敗をより確実に防止することがで
きる。
【0018】(8) 前記操作部材は、前記ダイヤル本
体の回転軸上に設けられている上記(4)ないし(7)
のいずれかに記載のカメラ。
【0019】これにより、簡単な構造で上記効果を達成
することができるとともに、操作部材の操作感の違いが
明確になり、撮影の失敗をより確実に防止することがで
きる。
【0020】(9) 前記操作部材が前記ボディーに対
し回転するのを阻止する手段を有する上記(1)ないし
(8)のいずれかに記載のカメラ。これにより、簡単な
構造で上記効果を達成することができる。
【0021】(10) 前記操作部材は、レリーズボタ
ンである上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のカ
メラ。
【0022】これにより、レリーズボタンの操作感の違
いにより撮影者が非撮影モードにあることを認識するこ
とができ、撮影の失敗を減少させることができるカメラ
を提供することができる。
【0023】(11) 電子カメラである上記(1)な
いし(10)のいずれかに記載のカメラ。
【0024】これにより、操作部材の操作感の違いによ
り撮影者が非撮影モードにあることを認識することがで
き、撮影の失敗を減少させることができる電子カメラを
提供することができる。
【0025】(12) 前記非撮影モードは、再生モー
ド、編集モード、パソコン接続モードおよび電源オフモ
ードのうちの少なくとも1つを含む上記(11)に記載
のカメラ。
【0026】これにより、操作部材の操作感の違いによ
り撮影者が非撮影モードにあることを認識することがで
き、撮影の失敗を減少させることができる電子カメラを
提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカメラを添付図面
に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明のカメラを電子カメラに適
用した場合の実施形態を示す正面図、図2は、図1に示
す電子カメラ1の平面図である。なお、以下の説明で
は、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0029】図1および図2に示すように、電子カメラ
(デジタルカメラ)1は、箱型のボディー2と、モード
設定ダイヤル3と、レリーズボタン4と、撮影レンズ系
11と、ストロボ発光部12と、ファインダー13と、
表示部14とを有している。
【0030】モード設定ダイヤル3は、ボディー2の上
部の図2中左側に設けられている。このモード設定ダイ
ヤル3は、ダイヤル本体5を有している。電子カメラ1
は、モード設定ダイヤル3のダイヤル本体5を回転操作
することにより、複数のモードに切り換えることができ
る。
【0031】この複数のモードには、撮影可能な撮影モ
ードと、撮影することのできない非撮影モードとがあ
る。本実施形態の電子カメラ1においては、非撮影モー
ドとして、パソコン接続モード、編集モード、再生モー
ドおよび電源オフモードがある。電子カメラ1が非撮影
モードにあるときには、後述するレリーズスイッチ7が
オンしたとしても、撮影は、なされない。
【0032】モード設定ダイヤル3のダイヤル本体5の
上面には、前記各モードを表すパソコン接続モードマー
ク31、編集モードマーク32、再生モードマーク3
3、撮影モードマーク34および電源オフモードマーク
35がそれぞれ付されている。これら各モードマーク3
1〜35は、この順序で、周方向(図3中半時計回り)
に沿って等角度間隔(図示の構成では、45°間隔)で
配置されている。
【0033】ボディー2の上面には、ダイヤル本体5の
図2中のすぐ右側に、指標15が設けられている。電子
カメラ1は、ダイヤル本体5を回転させて、前記各モー
ドマーク31〜35のいずれかを指標15の位置に位置
させることにより、前記各モードをそれぞれ選択して設
定することができる。
【0034】なお、ダイヤル本体5は、360°回転可
能になっていてもよく、または、図示しないストッパ機
構により、パソコン接続モードマーク31が付された箇
所から電源オフモードマーク35が付された箇所までの
部分が指標15の位置にくるような約半周の範囲内での
み回転するように規制されていてもよい。
【0035】レリーズボタン4は、シャッターを操作す
るための操作部材である。このレリーズボタン4は、モ
ード設定ダイヤル3のダイヤル本体5の中央部に位置す
るように設けられており、ダイヤル本体5の回転軸方向
に押し込み(移動)可能になっている。
【0036】なお、モード設定ダイヤル3およびレリー
ズボタン4については、後に詳述する。
【0037】撮影レンズ系11と、ストロボ発光部12
と、ファインダー13とは、それぞれ、ボディー2の前
面(正面)側に設けられている。
【0038】表示部14は、ボディー2の上面の図2中
の右側に設けられている。表示部14は、通常、液晶表
示素子(LCD)等で構成されており、例えば日付け、
撮影枚数等の撮影条件等、電子カメラ1の各種情報を表
示可能になっている。
【0039】次に、モード設定ダイヤル3およびレリー
ズボタン4について詳述する。図3は、モード設定ダイ
ヤル3およびレリーズボタン4を拡大して示す平面図、
図4はモード設定ダイヤル3をレリーズボタン4を取り
去った状態で示す平面図、図5は、図3中のX−X線で
の断面正面図、図6は、フレキシブル基板18を取り去
った状態で示す図5中のY−Y線での断面底面図、図7
は、図6に示す状態からサブフレーム6、コード板37
およびレリーズボタン4を取り去った状態を示す断面底
面図である。なお、以下の説明では、図5中の上側を
「上」、下側を「下」と言う。また、図3〜図5は、ダ
イヤル本体5の撮影モードマーク34が指標15の位置
にある状態を示しており、図6および図7は、ダイヤル
本体5の電源オフモード35が指標15の位置にある状
態を示している。
【0040】図5に示すように、モード設定ダイヤル3
は、ダイヤル本体5と、サブフレーム6と、クリック板
36と、コード板37とを有している。
【0041】ダイヤル本体5は、略円盤状をなし、上下
方向を回転軸方向としてボディー2に設置されている。
そして、ダイヤル本体5の外径は、ボディー2の厚さ寸
法(図2中の上下方向の幅)とほぼ同じになっている。
撮影者は、ダイヤル本体5の外周面55に指を当てて、
ダイヤル本体5を回転操作する。
【0042】ダイヤル本体5の中央部には、ダイヤル本
体5の回転軸方向に沿って、横断面が円形状の貫通孔5
1が形成されている。この貫通孔51は、ダイヤル本体
5の回転中心56に中心を合わせて形成されており、ダ
イヤル本体5の表面側(カメラ外部側)に形成された孔
部511と、裏面側(カメラ内部側)に形成され、孔部
511よりも小径の孔部512とで構成されている。そ
して、孔部511と孔部512との境界部には、ダイヤ
ル本体5の回転軸に垂直な段差面52が形成されてい
る。
【0043】図4および図5に示すように、段差面52
は、周方向に沿って、全周のうちの一部を除いた部分に
形成されている。そして、段差面52が形成されていな
い部分は、段差面52に対し、裏面側(下側)に窪んだ
凹部(切り欠き)57が形成されている。すなわち、凹
部57の底面は、段差面52に対し、所定長さ分、裏面
側(下側)にずれている。また、凹部57は、撮影モー
ドマーク34と一致した位置で、周方向に沿ってほぼ中
心角45°の範囲に形成されている。このような凹部5
7内は、後述するレリーズボタン4の突出部47が挿入
(進入)し得る空間となる。
【0044】また、ダイヤル本体5の裏面側には、円環
状に突出する取り付け部53がダイヤル本体5の回転中
心56に中心を合わせて形成されている。この取り付け
部53の内径は、孔部512の内径より大きくなってい
る。
【0045】取り付け部53には、クリック板36およ
びコード板37が、裏面側からこの順序で、それぞれ設
置されている。すなわち、クリック板36およびコード
板37は、ダイヤル本体5とともに回転する。クリック
板36およびコード板37の外形は、ともに、円形状を
なし、その中央部には、同心的に円形の孔が形成されて
いる。この孔の内径は、取り付け部53の内径とほぼ同
じになっている。クリック板36およびコード板37に
ついては、後述する。
【0046】ボディー2には、ダイヤル本体5が設置さ
れる箇所にダイヤル本体5の形状に合わせて窪んだ形状
をなすダイヤル設置部21が形成されており、ダイヤル
本体5が設置された状態で電子カメラ1の外形がフラッ
シュサーフェス化されるようになっている。また、ボデ
ィー2の図1および図2中左側は、ダイヤル本体5の形
状に合わせて、丸みを帯びた形状になっている。
【0047】ダイヤル設置部21には、ボディー2の内
部と外部とを連通する円形の開口部(孔部)22が形成
されている。この開口部22の内径は、取り付け部53
の外形より少し大きくなっており、開口部22にダイヤ
ル本体5の取り付け部53が挿入されている。
【0048】取り付け部53の上端外周部には、段差部
54が設けられており、この段差部54がダイヤル設置
部21の上面に当接している。これにより、ダイヤル設
置部21の上面とダイヤル本体5の下面との間には、段
差部54の高さ寸法分だけの隙間が形成されている。
【0049】また、開口部22の裏側(下側)には、リ
ング状(円環状)に突出する段差部23が形成されてお
り、取り付け部53に固定されたクリック板36の上面
の一部は、この段差部23に当接している。このような
構成により、ダイヤル本体5は、ボディー2に対し、上
下方向の位置決めがなされている。
【0050】ボディー2のダイヤル設置部21の内側に
は、サブフレーム6が設置されている。サブフレーム6
は、ダイヤル本体3と同心的に形成された小径部61お
よび大径部62と、台板63とを有している。
【0051】台板63は、ダイヤル設置部21の内面に
沿った形状をなし、ボディー2に対し、図示の構成では
3本のネジ16で固定されている。前記クリック板36
およびコード板37は、ダイヤル設置部21の内面と台
板63との間に位置している。
【0052】大径部62は、台板63から上方に突出す
る円筒状の筒部621と、筒部621の上部を覆う上底
部622とで構成されている。筒部621の内部は、台
板63に対して上方に窪んだ凹部623となっている。
そして、大径部62は、その外径がダイヤル本体5の取
り付け部53の内径とほぼ同じになっており、クリック
板36およびコード板37の前記孔を貫通し、取り付け
部53の内側に挿入されている。
【0053】小径部61は、大径部62の上底部622
から上方に突出するように形成されており、円柱状の外
形をなしている。そして、小径部61は、その外径がダ
イヤル本体5の孔部512の内径とほぼ同じになってお
り、孔部512内に挿入されている。また、小径部61
の上面には、円環状の溝611が同心的に設けられてい
る。
【0054】このような構成により、ダイヤル本体5
は、孔部512および取り付け部53の内周面が、それ
ぞれ、サブフレーム6の小径部61および大径部62の
外周面に対して摺動することにより、ボディー2に対し
回転可能に支持されている。
【0055】また、サブフレーム6の小径部61および
大径部62には、その中心軸にそって、略円形の横断面
形状を有する貫通孔64が形成されている。図4に示す
ように、貫通孔64の内周面には、ダイヤル本体5の回
転軸方向に沿って延びる、横断面が長方形状の溝641
が形成されている。
【0056】図3および図5に示すように、レリーズボ
タン4は、平面視で円形をなす押圧部41と、押圧部4
1の下部中央から下方に延びる棒状の伝達部42とを有
している。このようなレリーズボタン4は、ダイヤル本
体5の中央部に同心的に設けられている。そして、その
押圧部41をボディー2に対し下方向に押し込むことに
より、その押圧力が伝達部42を介して後述するレリー
ズスイッチ7に伝達され、該レリーズスイッチ7がオン
されて撮影が行われる。
【0057】レリーズボタン4の伝達部42は、サブフ
レーム6の貫通孔64に挿入されており、その先端部4
21は、凹部623内に達している。そして、伝達部4
2の先端部421には、抜け止めリング43が装着され
ており、この抜け止めリング43が凹部623の上面
(上底部622の下面)に当接することにより、レリー
ズボタン4の抜け止めがなされる。
【0058】また、図3に示すように、伝達部42の横
断面形状は、貫通孔64の横断面形状とほぼ同じになっ
ており、伝達部42の外周面には、長手方向に沿って延
びる凸条422が形成されている。この凸条422が、
貫通孔64の溝641内に挿入して係合することによ
り、レリーズボタン4がボディー2に対し回転しないよ
うになっている。これにより、レリーズボタン4の後述
する突出部47が常に図3および図5中の右側(指標1
5がある方向)に位置する。
【0059】レリーズボタン4の押圧部41の外径は、
ダイヤル本体5の孔部511の内径より少し小さくなっ
ており、押圧部41の下側は、孔部511内に挿入され
ている。また、押圧部41の上面(指で押圧する部分)
は、やや丸みを帯びている。
【0060】押圧部41の下面外周には、リング状(円
環状)に突出するリブ44が形成されている。このリブ
44と伝達部42との間には、溝45が形成されてい
る。溝45と、サブフレーム6の上面の溝611との間
には、レリーズボタン4をボディー2に対し上方向に付
勢するコイルばね46が設置されている。
【0061】リブ44の一部は、下方向にさらに突出し
て形成されており、突出部47となっている。突出部4
7は、周方向に沿って、ほぼ中心角45°の範囲に形成
されており、図3および図5中の右側(指標15がある
方向)に配置されている。レリーズボタン4が最も上方
にあるとき(レリーズボタン4が押されていないとき)
には、突出部47の下面は、ダイヤル本体5の段差面5
2より僅かに上方に位置している。
【0062】フレキシブル基板18上には、レリーズボ
タン4の伝達部42の延長線上(ダイヤル本体5の回転
中心56上)に、例えばタクトスイッチ等で構成された
レリーズスイッチ7が設置されている。レリーズボタン
4が押し込まれると、伝達部42の先端部421がレリ
ーズスイッチ7を押圧し、レリーズスイッチ7がオンさ
れる。これにより、適正な露出およびシャッタースピー
ドで、シャッターが切られ、撮影が行われる。
【0063】図7に示すように、クリック板36は、図
示の構成では、ダイヤル本体5の回転中心56を挟んで
対向する位置に配置された2本のネジ17によって、ダ
イヤル本体5の取り付け部53に固定されている。
【0064】クリック板36の外周面には、後述するク
リックボール38の一部分が挿入し得る複数の谷状の凹
部361が形成されている。これらの各凹部361は、
それぞれ、ダイヤル本体5の上面に描かれた前記各モー
ドマーク31〜35が、指標15の位置と一致したとき
に、クリックボール38が当該凹部361内に挿入する
ような位置に配置されている。
【0065】ボディー2のダイヤル設置部21の内側に
は、開口部22の図5中右側に、円柱状の内部形状を有
する穴部24が形成されている。この穴部24は、その
開口部がクリック板36の外周面に対向するように配置
されている。そして、この穴部24内には、クリックボ
ール38と、クリックボール38をボディー2に対しク
リック板36側に付勢するコイルばね381とが設置さ
れている。
【0066】このような構成により、ダイヤル本体5の
前記各モードマーク31〜35をそれぞれ指標15に合
わせたときに、クリックボール38の一部分がクリック
板36の当該モードマークに対応する凹部361内に挿
入し、クリック板36が比較的小さい力で位置決めされ
る。よって、ダイヤル本体5を回転させて電子カメラ1
の前記各モードを選択する際に節度感が得られ、容易に
前記各モードマーク31〜35をそれぞれ指標15に合
わせることができる。
【0067】コード板37は、クリック板36に固着さ
れている。図6に示すように、コード板37は、絶縁材
料からなる円板の一方面(図示の構成では下面)に、例
えばニッケルめっきや金めっき等により導電性を有する
導体パターン(コード面)371が形成された構成とな
っている。
【0068】サブフレーム6の台板63には、孔部63
1が形成されており、この孔部631内に導電性を有す
るブラシ39が設置されている。ブラシ39は、図示の
構成では、4本のブラシ片が絶縁材料からなる支持体3
91で一体的に支持されたものとなっており、それら各
ブラシ片の一端が、それぞれ、台板63の下部に設置さ
れたフレキシブル基板18上に形成された回路に接続さ
れ、他端がそれぞれコード板37の下面に形成された導
体パターン371に電気的に接触し得るようになってい
る。
【0069】コード板37の導体パターン371は、ダ
イヤル本体5の前記各モードマーク31〜35のうちの
いずれが指標15の位置にあるかによって、ブラシ39
の導体パターン371に対する接触状態(導体パターン
371に対する前記各ブラシ片の接触の有無)が変化す
るような形状に形成されている。この接触状態の変化に
より、ブラシ39は、前記各モードに対応するダイヤル
本体5の回転位置によってそれぞれ異なる2進符号化信
号を出力する。
【0070】このように、コード板37およびブラシ3
9によって、モード設定ダイヤル3において電子カメラ
1の前記各モードのうちのいずれが選択されている状態
であるかが電気的に検出される。そして、その検出信号
(前記2進符号化信号)は、図示しない制御手段(CP
U)に入力される。これにより、該制御手段は、ダイヤ
ル本体5の回転位置を認識し、電子カメラ1の前記各モ
ードの切り換え等の処理を行う。
【0071】次に、このような電子カメラ1の作用につ
いて説明する。前述したように、電子カメラ1は、ダイ
ヤル本体5を回転操作することで、パソコン接続モー
ド、編集モード、再生モード、撮影モードおよび電源オ
フモードの各モードに切り換え可能になっている。
【0072】図3〜図5は、前述したように、電子カメ
ラ1が撮影モードにある状態を示しており、ダイヤル本
体5の撮影モードマーク34が指標15の位置にある。
この状態では、ダイヤル本体5の凹部57は、レリーズ
ボタン4の突出部47の下方に位置している。このと
き、レリーズボタン4を押し込むと、レリーズボタン4
の突出部47は、ダイヤル本体5の凹部57内に挿入
(進入)する。そして、レリーズボタン4は、突出部4
7の下面が凹部57の底面に当接するまで、所定長さ
分、下方向に移動する。これにより、レリーズボタン4
の伝達部42の先端部421がレリーズスイッチ7を押
圧してレリーズスイッチ7がオンし、撮影がなされる。
【0073】これに対し、電子カメラ1が非撮影モード
にあるとき、すなわち、ダイヤル本体5のパソコン接続
モードマーク31、編集モードマーク32、再生モード
マーク33および電源オフモードマーク35のいずれか
が指標15の位置にあるときには、ダイヤル本体5の段
差面52がレリーズボタン4の突出部47の下方に位置
する。
【0074】この状態では、突出部47の下面と段差面
52との間には、僅かな隙間しかないので、レリーズボ
タン4を押し込んでも、レリーズボタン4は、その僅か
な隙間分しか下方向に移動しない。すなわち、非撮影モ
ードでは、レリーズボタン4の突出部47の下面がダイ
ヤル本体5の段差面52に当接することにより、レリー
ズボタン4の押し込み(移動)が禁止される。
【0075】このような構成により、撮影者は、電子カ
メラ1が実際には非撮影モードにあるにもかかわらず、
撮影モードにあると思い込んでレリーズボタン4を押し
込んだ場合、その操作感が撮影モードにあるときと異な
ることから、電子カメラ1が非撮影モードにあることに
すぐに気付くことができる。そして、直ちにモード設定
ダイヤル3を操作して電子カメラ1を撮影モードに切り
換え、撮影を行うことができる。これにより、電子カメ
ラ1では、写真を撮り損なうおそれを大幅に減少するこ
とができる。
【0076】以上、本発明のカメラを図示の実施形態に
ついて説明したが、本発明は、これに限定されるもので
はなく、カメラを構成する各部は、同様の機能を発揮し
得る任意の構成のものと置換することができる。
【0077】例えば、図示の構成と異なり、レリーズボ
タンをダイヤル本体とともに回転するようにし、非撮影
モードでは、レリーズボタンの一部がボディーやサブフ
レーム等の一部に当接することにより、レリーズボタン
の押し込みを禁止するような構成であってもよい。
【0078】また、レリーズボタンは、図示の構成と異
なり、モード設定ダイヤルの中央部以外の箇所に設置さ
れていてもよい。例えば、レリーズボタンをダイヤル本
体の近傍に設置し、非撮影モードでは、レリーズボタン
の一部がダイヤル本体の外周部の一部に当接することに
より、レリーズボタンの押し込みを禁止するような構成
であってもよい。
【0079】また、非撮影モードにおいてレリーズボタ
ンの押し込みを完全に禁止するものに限らず、例えば、
非撮影モードにおいて押し込みに必要な操作力を増大さ
せるような構成とすることにより、操作感を異ならせて
もよい。
【0080】また、撮影モードと非撮影モードとを切り
換える切り換え手段の状態を電気的に検出し、非撮影モ
ードにあることを検出したときに、電気的な作動により
操作部材の移動を禁止あるいは抑制するような構成であ
ってもよい。また、逆に、撮影モードにあることを検出
したときにのみ、電気的な作動によって、操作部材の移
動を許容するような構成であってもよい。
【0081】また、本発明は、撮影専用のカメラに限ら
ず、例えばノートパソコンや携帯電話、電子手帳等の各
種モバイル機器にCCD撮像素子等を搭載し、カメラと
しての機能を有するものにも適用することができる。そ
の場合には、非撮影モードは、それぞれの機器に対応し
たものとされる。例えば、携帯電話のような通信機器の
場合には、通信モード、番号入力モード、検索モード等
が非撮影モードとして挙げられる。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、非
撮影モードにおいて操作部材を操作したとき、その操作
感の違いにより非撮影モードにあることを認識すること
ができる。これにより、カメラが実際には非撮影モード
にあるにもかかわらず、撮影モードにあると思い込んだ
まま撮影を続行することを防止することができ、撮影の
失敗を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラを電子カメラに適用した場合の
実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示す電子カメラの平面図である。
【図3】モード設定ダイヤルおよびレリーズボタンを拡
大して示す平面図である。
【図4】モード設定ダイヤルをレリーズボタンを取り去
った状態で示す平面図である。
【図5】図3中のX−X線での断面正面図である。
【図6】図5中のY−Y線での断面底面図(フレキシブ
ル基板を取り去った状態)である。
【図7】図6に示す状態からサブフレーム、コード板お
よびレリーズボタンを取り去った状態を示す断面底面図
である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 ボディー 21 ダイヤル設置部 22 開口部 23 段差部 24 穴部 3 モード設定ダイヤル 31 パソコン接続モードマーク 32 編集モードマーク 33 再生モードマーク 34 撮影モードマーク 35 電源オフモードマーク 36 クリック板 361 凹部 37 コード板 371 導体パターン 38 クリックボール 381 コイルばね 39 ブラシ 391 支持体 4 レリーズボタン 41 押圧部 42 伝達部 421 先端部 422 凸条 43 抜け止めリング 44 リブ 45 溝 46 コイルばね 47 突出部 5 ダイヤル本体 51 貫通孔 511、512 孔部 52 段差面 53 取り付け部 54 段差部 55 外周面 56 回転中心 57 凹部 6 サブフレーム 61 小径部 611 溝 62 大径部 621 筒部 622 上底部 623 凹部 63 台板 631 孔部 64 貫通孔 641 溝 7 レリーズスイッチ 11 撮影レンズ系 12 ストロボ発光部 13 ファインダー 14 表示部 15 指標 16、17 ネジ 18 フレキシブル基板

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディーと、撮影モードと非撮影モード
    とを切り換える切り換え手段と、シャッターを操作する
    操作部材とを有するカメラであって、 前記撮影モードにあるときと前記非撮影モードにあると
    きとで、前記操作部材の操作感が異なるよう構成されて
    いることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記非撮影モードにあるときには、前記
    操作部材の移動を禁止する請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記非撮影モードにあるときには、前記
    操作部材の一部が前記カメラの一部に当接することによ
    り、前記操作部材の移動が禁止される請求項1または2
    に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記切り換え手段は、ダイヤル本体の回
    転位置により撮影モードと非撮影モードとを切り換える
    設定ダイヤルである請求項1ないし3のいずれかに記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記ダイヤル本体の回転位置を前記各モ
    ードに対応する位置に位置決めする位置決め手段を有す
    る請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段は、クリック機構であ
    る請求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記操作部材は、前記ダイヤル本体の回
    転軸方向に移動可能に設けられており、 前記非撮影モードにあるときには、前記操作部材の一部
    が前記ダイヤル本体の一部に当接することにより、前記
    操作部材の移動が禁止される請求項4ないし6のいずれ
    かに記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記操作部材は、前記ダイヤル本体の回
    転軸上に設けられている請求項4ないし7のいずれかに
    記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記操作部材が前記ボディーに対し回転
    するのを阻止する手段を有する請求項1ないし8のいず
    れかに記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記操作部材は、レリーズボタンであ
    る請求項1ないし9のいずれかに記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 電子カメラである請求項1ないし10
    のいずれかに記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記非撮影モードは、再生モード、編
    集モード、パソコン接続モードおよび電源オフモードの
    うちの少なくとも1つを含む請求項11に記載のカメ
    ラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1575257A1 (en) * 2004-03-10 2005-09-14 Samsung Electronics Co., Ltd. A selection switch and display
JP2012255915A (ja) * 2011-06-09 2012-12-27 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd デジタルカメラ
JP2019061038A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置

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