JP2002104805A - メタン改質装置 - Google Patents

メタン改質装置

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JP2002104805A
JP2002104805A JP2000300585A JP2000300585A JP2002104805A JP 2002104805 A JP2002104805 A JP 2002104805A JP 2000300585 A JP2000300585 A JP 2000300585A JP 2000300585 A JP2000300585 A JP 2000300585A JP 2002104805 A JP2002104805 A JP 2002104805A
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JP
Japan
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gas
reforming
reactor
methane
raw material
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JP2000300585A
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English (en)
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Akira Ishida
明 石田
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Isuzu Ceramics Research Institute Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的なメタン改質を容易に達成できる新規
なメタン改質装置の提供。 【解決手段】 CH4 を主成分とする原料ガスを通過
させながらその原料ガス中にCO2 を供給する第一反応
器と、この第一反応器を通過した原料ガスをH2,C
O,CO2 を主成分とする改質ガスに改質する改質器
と、この改質ガス中のCO2 を吸収する第二反応器と、
上記第一反応器及び第二反応器の機能を待機状態の第三
反応器を介して一定時間毎に順次切り替える切替え手段
とを備える。これによって、大量のCO2 が外部に排
出されることなく装置内を循環して改質に利用されるた
め、効率的なメタン改質を容易に達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタン(CH4
を主成分とする天然ガスと二酸化炭素(CO2 )を反応
させて水素(H2 )と一酸化炭素(CO)に改質する
ためのメタン改質装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンやボイラー等の燃料とし
て用いられている石油系燃料は、熱効率に優れ、かつ低
コストで入手できるといった長所を有する反面、燃焼に
際して多くのCO2 やNOX ,黒煙等の大気汚染物質を
発生し、環境破壊を招くといった欠点を有している。こ
れら大気汚染物質は、現在その燃焼過程や排出過程にお
いて大幅に軽減・除去することは技術上可能であるが、
その軽減・除去に際しては、大がかりな設備や高コスト
を要するといった問題がある。
【0003】一方、メタン(CH4 )を主成分とする天
然ガスにあっては、燃焼に際して石油系燃料のように多
くの大気汚染物質を排出しないといった長所を有する反
面、そのままでは熱効率が低く、燃費も芳しくないこと
から、石油系燃料の代替燃料としては魅力が乏しいのが
現状である。
【0004】しかしながら、このようなメタンを主成分
とする天然ガスであっても、CO2と反応させることに
よって水素(H2 )と一酸化炭素(CO)に改質し、
この改質ガスを燃料として用いることによって熱効率が
向上し、燃費が大幅に向上することが知られている。
【0005】しかも、この改質に際しては、CH4 :C
2 =1:1の場合よりもCO2の濃度が多い状態(例
えば、CH4 :CO2 =3:7)とすることによって炭
素の析出が抑制され、改質率をより向上させることが可
能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
メタンを効率的に改質するに際して用いられるCO2
しては、その改質ガスを燃焼させた際に発生する燃焼排
気ガス中に含まれているものを用いることが最も合理的
である。
【0007】しかしながら、燃焼排ガス中から二酸化炭
素を分離するための従来方法として考えられる吸着法や
膜分離法、化学反応分離法等といった従来公知の分離方
法はいずれも分離に際して多くのエネルギーを要し、し
かも分離速度が遅いことから大量のCO2 を迅速に供
給することが困難であり、改質率の向上に対応できない
といった問題点がある。
【0008】そこで、本発明はこのような課題を有効に
解決するために案出されたものであり、その目的は、効
率的なメタン改質を容易に達成することができる新規な
メタン改質装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第一の発明は、請求項1に示すように、CH4 を主
成分とする原料ガスを通過させながらその原料ガス中に
CO2 を供給する第一反応器と、この第一反応器を通
過した原料ガスをH2 ,CO,CO2 を主成分とする改
質ガスに改質する改質器と、この改質ガスを通過させな
がらその改質ガス中のCO2 を吸収する第二反応器
と、上記第一反応器及び第二反応器の機能を待機状態の
第三反応器を介して一定時間毎に順次切り替える切替え
手段とを備えたものである。
【0010】第二の発明は請求項2に示すように、上記
第一〜第三反応器は、ガスを通過させる容器内に、熱間
時にCO2 を放出すると共に冷間時にCO2 を吸収する
CO2 吸収剤と、このCO2 吸収剤を加熱する加熱手
段とを収容したものである。
【0011】第三の発明は、請求項3に示すように、上
記加熱手段は、上記第二反応器を通過した改質ガスを燃
料とする燃焼器から排出される燃焼排ガスを熱源として
利用したものである。
【0012】第四の発明は、請求項4に示すように、上
記第一反応器と改質器との間に上記燃焼排ガス中のCO
2 を分離して供給するCO2 分離器をさらに備えたもの
である。
【0013】第五の発明は請求項5に示すように、原料
ガス又は改質ガスを通過させる2つ以上のガス改質ユニ
ットと、高温の排気ガスまたは原料ガスを通過させる二
つ以上のガス通過ユニットとを互いに熱交換自在に交互
に重ね合せ、上記各ガス改質ユニット同士を連通すると
共に、その各ガス改質ユニットの一方にさらに上記ガス
通過ユニットの一方を互いに連通したものである。
【0014】第六の発明は請求項6に示すように、上記
ガス改質ユニットは、高伝熱性材料からなる短冊棒状を
したユニット枠体内にその長手方向に貫通するガス通過
孔を有すると共に、そのガス通過孔に、CH4 を主成
分とする原料ガスを改質する改質触媒とCO2 を吸収・
放出するCO2 吸収剤とからなる反応材が充填されてい
るものである。
【0015】第七の発明は請求項7に示すように、上記
ガス通過ユニットは、高伝熱性材料からなる短冊棒状を
したユニット枠体内にその幅方向に貫通するガス通過孔
を有するものである。
【0016】第八の発明は請求項8に示すように、上記
ガス改質ユニットとガス通過ユニットとを交互に環状に
積層して回転自在なドラム状のメタン改質部を形成し、
そのメタン改質部の内部及び周囲をその軸心部から径方
向に二分画するように区画し、その区画された一方に高
温の排気ガスを流して加熱部を形成すると共に、他方に
上記原料ガスを流して冷却部を形成し、その冷却部から
流れ込む原料ガスを加熱側のメタン改質ユニットを通過
させて冷却側のメタン改質ユニット側に流すようにした
ものである。
【0017】第九の発明は請求項9に示すように、上記
ガス改質ユニット内の反応材は、温度によって改質能力
の異なる複数のガス改質触媒をその最適温度域毎にガス
の流れ方向に配置させたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する好適一形
態を添付図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明に係るメタン改質装置の実
施の一形態を示したものである。
【0020】図示するように、このメタン改質装置は、
原料ガスボンベ1から供給されるメタン(CH4 )を主
成分とする原料ガス(天然ガス等)中にCO2 を加える
第一反応器(反応器A,B,Cのいずれか)と、この第
一反応器で多くのCO2 が加えられた原料ガスを触媒
作用によってH2 ,CO,CO2 を主成分とする改質ガ
スに改質する改質器2と、エンジンやボイラー等の燃焼
器3から排出される燃焼排ガス中のCO2 を分離して原
料ガス中に供給するCO2 分離器4と、改質ガス中のC
2 を吸収して回収する第二反応器(反応器A,B,
Cのいずれか)と、この第一反応器と第二反応器の機能
を待機中の第三反応器(反応器A,B,Cのいずれか)
を介して一定時間毎に切り替える切替え手段とから主に
構成されている。
【0021】先ず、この第一〜第三反応器、すなわち図
示する反応器A,B,Cは、それぞれガスが流通可能な
容器5内にCO2 吸収材を充填すると共に3つの給排
ラインa,b,cを接続したものであり、その給排ライ
ンa,b,cのいずれかからガスを流通させながらその
ガスに対してCO2 を供給又は流通するガス中のCO2
を吸収して回収、あるいはそのまま通過させる、といっ
たいずれかの機能を発揮するようになっている。
【0022】すなわち、このCO2 吸収材は、例えば
活性炭,ゼオライト等の吸着剤、MgO,CeO2 ,K
2 O,CaO等のアルカリ金属酸化物,アルカリ土類金
属酸化物,希土類酸化物等の二酸化炭素吸収剤を保持さ
せた繊維又はハニカム状に成形したものであり、冷間
(室温)状態の時にCO2 を含むガスを通過させること
でCO2 を吸収し、あるいはその内部に設けられた加熱
手段6によって高温に加熱されたときに吸収したCO
2 を放出するような機能を有している。尚、この加熱
手段6は、本実施の形態にあっては、燃焼器3から排出
される燃焼排ガスを流す伝熱管であり、この伝熱管内に
高温の排ガスを流すことでCO2 吸収材をCO2 が放出
する温度まで加熱するようにしたものであるが、その他
の構造、例えばヒータ線等の通電によって任意に発熱さ
せることができるものであっても良い。
【0023】また、この給排ラインa,b,cの上流及
び下流側には、それぞれのラインを開閉するための電磁
バルブV1,V2,V3,V4,V5,V6 が2個一組となって設けられ
ており、これら各電磁バルブV1〜V6を後述する順に遠隔
で開閉することでガスの流れを任意にコントロールでき
るようになっている。尚、図面中においては、これら各
電磁バルブV1〜V6を反応器A〜C毎に識別するために、
反応器A側に設けられている電磁バルブにはそれぞれVA
1,VA2,VA3,VA4,VA5,VA6 と、反応器B側に設けられてい
る電磁バルブにはそれぞれVB1,VB2,VB3,VB4,VB5,VB6
と、反応器C側に設けられている電磁バルブにはそれぞ
れVC1,VC2,VC3,VC4,VC5,VC6 との識別符号を付してあ
る。
【0024】また、各加熱手段6,6,6に接続される
排気ガスラインL1,L2,L3の上流及び下流側にもそれぞれ
そのラインL1,L2,L3を開閉するための電磁バルブV7,V8
が設けられており、各電磁バルブV7,V8 を後述する順に
遠隔で開閉することで各加熱手段6,6,6への排ガス
の流れを任意にコントロールできるようになっている。
尚、同じく図面中においては、この電磁バルブV7,V8 を
反応器A〜C毎に識別するために、反応器Aの加熱手段
6側に設けられている電磁バルブにはそれぞれVA7,VA8
と、反応器Bの加熱手段6側に設けられている電磁バル
ブにはそれぞれVB7,VB8 と、反応器Cの加熱手段6側に
設けられている電磁バルブにはそれぞれVC7,VC8 との識
別符号を付してある。
【0025】次に、改質器2は、原料ガスが流通可能な
容器7内に改質触媒8を充填すると共に加熱手段6とガ
ス給排ラインL5とを設けたものであり、第一反応器(反
応器A,B,Cのいずれか)から流れてきたCO2
ッチの原料ガスを通過させる際にこの原料ガスを加熱手
段6の熱と改質触媒8の触媒作用によって、H2 ,C
O,CO2 を主成分とする改質ガスに改質するように
なっている。この改質触媒8としては、特に限定される
ものではないが、VIII 属,I b属の金属あるいは希土
類酸化物の混合物、例えば、Ru,Pt,Rh,Ni,
Fe等の触媒原料を保持した繊維あるいはハニカム状に
成形したものが適している。また、この改質器2側の加
熱手段6は、上記反応器A〜Cと同様に燃焼器3側から
延びる排気ガスラインL4を介して供給される燃焼排ガス
の熱を利用するようになっている。
【0026】次に、この改質器2に近傍に設けられたC
2 分離器4は、従来の二酸化炭素分離法を応用した
従来公知のものであり、上述したように各加熱手段6,
6,6,6を経て低温となった排ガスを主に窒素ガス
(N2 )等とCO2 とに分離し、N2 等はそのまま大
気中に放出し、CO2 のみを改質前の原料ガス中に合
流させて供給するようになっている。
【0027】すなわち、燃焼器3側から延びる4つの排
ガスラインL1,L2,L3,L4 のうち、排ガスラインL1が反応
器Aの加熱手段6を介してCO2 分離器4に接続さ
れ、同じく排ガスラインL2,L3 がそれぞれ反応器B,C
の加熱手段6,6を介して、排ガスラインL4が改質器2
の加熱手段6を介してそれぞれCO2 分離器4側に合
流するように配管されている。
【0028】一方、原料ガスボンベ1から延びる原料ガ
スラインL6はその下流側でそれぞれ3つに分岐されて各
反応器A,B,Cの各給排ラインa,a,a側に接続さ
れている。また、各反応器A,B,Cの各給排ライン
b,b,bはその一端が互いに合流して改質器2側に接
続されており、他端側がそれぞれ他の反応器A,B,C
側の各給排ラインa,a,aの他端側に接続されてい
る。さらに、各給排ラインc,c,cは、その一端が合
流して改質器2の出口側に接続されており、他端側が同
じく合流して燃焼器3の燃料ラインL7側に接続されてい
る。
【0029】そして、これら排ガスラインL1〜L4,給排
ラインa〜c,電磁バルブV1〜V6及び図示しないバルブ
制御部とによって上記各反応器A,B,Cを一定時間毎
に上述した第一〜第三反応器として機能させるように切
り替える切替え手段が構成される。
【0030】次に、このような構成をした本発明のメタ
ン改質装置の作用を図2〜図4に基づいて詳述する。
尚、図中太線はガスが流れている状態を示し、点線はガ
スが流れていない状態を示したものである。
【0031】先ず、図2に示すように、予め各電磁バル
ブV1〜V6のうち、バルブVA1,VA4,VB2,VB5,VB7,VB8,VC3,
VC6 のみを開いた後、原料ガスボンベ1からCH4 を主
成分とする原料ガスを流すと共に燃焼器3から高温の燃
焼排気ガスを流す。すると、図示するようにCH4
主成分とする原料ガスは反応器Aから反応器B側を介し
て改質器2側へ流れた後、反応器Cを介して燃焼器3側
に流れるようになる。一方、燃焼器3から出た高温の排
気ガスは、排気ガスラインL2,L4に分流し、その一方の
排ガスが排ガスラインL2から反応器Bの加熱手段6を介
してCO2 分離器4側の上流側へ流れ(ア→ア,エ→
エ)、他方の排ガスが排気ガスラインL4から改質器2の
加熱手段6を介してCO2 分離器4側の上流側へ流れ
(イ→イ)、低温の排ガスとなってここで合流した後、
CO2 分離器4側に流れ込む。
【0032】そのため、このようなガスの流れ状態にあ
っては、原料ガスボンベ1から出た原料ガスは、反応器
Aを介して反応器Bを通過する際に反応器A内を冷却し
た後、反応器B内でそのCO2 吸収材から放出されるC
2 によってCO2 を多く含むCO2 リッチな原料ガ
スとなってから改質器2側に流れ、ここで効率的にH2
とCO及びCO2 を主成分とする改質ガスに改質され
ることになる。その後、この改質器2から出た改質ガス
は、反応器C側に流れ、ここを通過する際に含まれてい
るCO2 が吸収され、H2 とCOのみを主成分とする燃
料となって燃焼器3側に流れ、ここで燃料として利用さ
れる。
【0033】そして、このような状態が続くと反応器B
内のCO2 が徐々に減って原料ガス中のCO2 混合率
が減少すると共に、反応器CのCO2 含有率が徐々に上
昇して飽和してCO2 吸収率が減少してくることか
ら、一定時間経過したならば、次に図3に示すように、
これらバルブVA1,VA4,VB2,VB5,VB7,VB8,VC3,VC6 の全て
を閉じると同時にバルブVA3,VA6,VB1,VB4,VC7,VC8,VC2,
VC5 を開く。すると、図示するように、原料ガスボンベ
1から出た原料ガスは、今度は直接反応器B側に流れ、
これを通過する際にその内部のCO2 吸収材を冷却し
た後に反応器C側に流れ、ここでCO2 を多く含むCO
2 リッチな原料ガスとなってから改質器2側に流れるこ
とによって同じく効率的な改質が行われた後、反応器A
側に流れ、ここで含まれているCO2 が吸収され、そ
の後は同じく燃焼器3側に流れて燃料として利用され
る。
【0034】また、同じくこのような状態が続くと、反
応器C及び反応器A内において上記と同じ現象が発生す
ることから同じく一定時間経過したならば、次に図4に
示すように、これらバルブVA3,VA6,VB1,VB4,VC7,VC8,VC
2,VC5 の全てを閉じると同時に、バルブVA2,VA5,VA7,VA
8,VB3,VB6,VC1,VC4 を開くと、図示するように、原料ガ
スは、直接反応器C側に流れ、これを冷却した後に反応
器A側に流れ、ここでCO2 リッチな原料ガスとなっ
てから改質器2側に流れることによって同じく効率的な
改質が行われた後、反応器B側でCO2 が吸収された
後、燃焼器3側に流れて燃料として利用される。
【0035】その後、この図2〜図4に示すような3通
りのガスの流れを一定時間毎に順次切り替えて行うこと
で効率的なガス改質とその改質ガスの燃焼器3側への供
給が連続的に達成されるようになる。
【0036】すなわち、図2に示すようなガスの流れに
あっては、反応器Bが原料ガスに対してCO2 を供給す
る第一反応器として、反応器Cが改質ガス中のCO2
回収する第二反応器として機能すると共に、図3に示す
ようなガスの流れにあっては、反応器Cが第一反応器と
して、反応器Aが第二反応器として機能し、さらに図3
に示すようなガスの流れにあっては、反応器Aが第一反
応器として、反応器Bが第二反応器としてそれぞれ順次
機能するようにしたものである。
【0037】従って、このような構成をした本発明装置
にあっては、メタンの改質率を改善するための一定量の
CO2 が改質器2を介して常に反応器A〜C間を循環す
るように流れ、原則として外部に排出されることがない
ため、大量のCO2 をその都度新たに分離生成して原
料ガス中に供給する必要がなくなる。
【0038】この結果、常に多くのCO2 を原料ガス
中に供給することができるため、効率的なメタン改質を
容易且つ安価に実現できると共に、炭素析出のない理想
的な改質ガスを連続的、かつ安定に供給することが可能
となる。
【0039】尚、改質運転初期の段階においては系(装
置)内のCO2 が不足していることから、このCO2
は運転初期においてCO2 分離器4から系内に順次取り
入れられ、その量が一定量になった後は原則的にCO
2 分離器4からの供給は必要なくなるが、実際には系
内のCO2 の一部がCO2 吸収材に吸収されることなく
そのまま改質ガスと共に燃焼器3側に流れ出てしまうた
め、実際には平常運転時においても常にCO2 分離器4
からある程度のCO2 を系内に供給しておくこととな
る。
【0040】また、本実施の形態のように構成した実機
を試作し、排気ガスとしてガソリンエンジンの燃焼排ガ
スを用い、原料ガスとして純粋なCH4 を0.3NL
/sの流量で流すと共に、CO2 を吸収したCO2 吸収
材の加熱により発生するCO2 を0.4NL/sの流
量で流し、さらにCO2 分離器4から得られるCO2
0.3NL/sの流量で流してそのCH4 の改質率を
測定した。尚、排気ガスの温度は800℃であった。
【0041】その結果、CH4 の改質率は約86%で
あり、反応器を通さずに直接改質した場合(約62%)
に比べてその改質率が大幅に向上することが確認され
た。また、CO2 を供給する第一反応器を出た直後の原
料ガス中のCO2 濃度と、改質器2へ導入される直前
(さらにCO2 分離器4から新たなCO2 が加えられた
状態)の原料ガス中のCO2 濃度を測定したところ、
前者では57%,後者では69%であり、改質直前の原
料ガス中に大量のCO2 が含まれていることが確認で
きた。また、排気ガスの熱源によっても触媒の温度をそ
の機能を十分に発揮できる温度(約700℃)まで容易
に昇温できることが分かった。
【0042】次に、図5〜図9は、本発明に係るメタン
改質装置のより詳しい具体例を示したものである。
【0043】図5及び図7に示すように、このメタン改
質装置は、ドラム状をしたガス改質部10と、このガス
改質部10の周面を両側から覆うように位置する一対の
周面ケーシング11,11と、このガス改質部10の両
端面を覆うように位置する一対の端面ケーシング12,
13とから主に構成されている。
【0044】このガス改質部10は、図8に示すよう
に、短冊棒状に形成されたガス改質ユニット14と、同
じ外形を有するガス通過ユニット15とを図7に示すよ
うに、互いに熱交換自在に交互に積層してドラム状に成
形したものであり、ガス改質ユニット14側に原料ガス
を流すと共にガス通過ユニット15側に高温の排気ガス
又はガス改質ユニット14側に流れる原料ガスをそれぞ
れ流すように構成されている。
【0045】このガス改質ユニット14は、図8に示す
ように金属製のユニット枠体16の長手方向に延びる貫
通孔16aの内部に、前述したガス改質触媒とCO2
吸収剤とを繊維に担体に保持した反応材17又はこれら
をハニカム体に成形した反応材17を充填させたもので
あり、図示破線矢印に示すようにその貫通孔16aの一
端から原料ガスを通過させることで、後述するようにそ
の原料ガス中にCO2を供給してH2 とCO及びCO2
を主成分とする改質ガスに改質する機能と、その原料ガ
ス中のCO2 を吸収して保持する機能との両機能を発
揮できるようになっている。一方、ガス通過ユニット1
5は、同じく金属製のユニット枠体16の幅方向にスリ
ット状の貫通孔16bを形成したものであり、図示破線
矢印に示すようにその貫通孔16bに対して原料ガスあ
るいは高温の排気ガスをその外側からその軸心部方向に
通過させることでその上下(両側)に位置しているガス
改質ユニット14を加熱あるいは冷却する機能を発揮す
るようになっている。尚、本実施の形態にあっては、1
0個のガス改質ユニット14と、同じく10個のガス通
過ユニット15とを用い、これらを交互にドラム状に積
層してガス改質部10が形成されている。
【0046】また、周面ケーシング11,11は、図5
及び図7に示すように、ドラム状のガス改質部10の周
面部に沿って一定の空間を区画形成するように形成され
た縦割り円筒状のケーシング本体18に原料ガス又は排
気ガスのいずれかを導入するガス導入ダクト19を設け
たものであり、図5に示すようにそれぞれそのガス導入
ダクト19から原料ガス又は高温の排気ガスを導入し、
これをガス改質部10の各ガス通過ユニット15,15
…側にそれぞれ分けて流すようになっている。尚、この
周面ケーシング11,11の突き合わせ部にはガス改質
部10の長手方向に延びる仕切板20,20が一体的に
設けられており、この仕切板20,20によっていずれ
か一方の周面ケーシング11側に流れ込んできたガスが
他方の周面ケーシング11側に直接流れ込まないように
両周面ケーシング11,11間を完全に仕切るようにな
っている。
【0047】また、端面ケーシング12,13は、図7
に示すようにそれぞれドラム状のガス改質部10の端面
に沿って環状の空間を区画形成するように形成されてお
り、リング状をしたケーシング本体21の中央部をガス
改質部10側で閉止蓋22で塞ぐと共に、ケーシング本
体21内が仕切板23,23によって径方向左右(上
下)に仕切られるようになっている。そして、一方の端
面ケーシング12にあっては、仕切板23,23によっ
て仕切られた一方のケーシング本体21側と閉止蓋22
間が連通管24で連通され、他方のケーシング本体21
側には改質ガスを排出する改質ガス管25が接続される
と共にさらに閉止蓋22側にはガス改質部10内に流れ
込んだ排気ガスを排出する排気管26が接続されてい
る。また、他方の端面ケーシング13にあっては、仕切
板23,23によって仕切られたケーシング本体21内
間が同じく連通管27によってその外側で連通されるよ
うになっている。さらに、この端面ケーシング12の閉
止蓋22側には軸方向に延びる中央仕切板28が一体的
に設けられており、ガス改質部10の軸心部の空隙内に
挿入されてその内部をその中央部で径方向左右(上下)
に仕切るようになっている。すなわち、このガス改質部
10は、その外周面部が周面ケーシング11,11によ
って径方向左右(上下)に区画されると共に、その端面
及び内周面がこれら端面ケーシング12,13によって
同じく径方向左右(上下)に区画されるようになってい
る。
【0048】また、このガス改質部10の軸心部には、
端面ケーシング13の閉止蓋22中央部を貫通して外部
に延びる回転軸29が設けられており、この回転軸29
を図示しないステッピングモータ等によって一定時間毎
に一定の角度で回転駆動させることでガス改質部10全
体を一定の角度で回転させるようになっている。尚、こ
のガス改質部10を覆う周面ケーシング11,11、端
面ケーシング12,13はいずれも固定された状態であ
り、ガス改質部10のみがその回転軸29を軸として回
転駆動するようになっている。
【0049】次に、このような構造をしたメタン改質装
置の作用を説明する。
【0050】先ず、その内部のガス改質部10を停止さ
せた状態で図5に示すように一方の周面ケーシング11
側から予め少量のCO2 を含む原料ガスを流し込むと
同時に他方の周面ケーシング11側から高温の燃焼排気
ガスを流し込む。
【0051】すると、図6の破線に示すように排気ガス
の方は、その他方の周面ケーシング11側のガス改質部
10の各ガス通過ユニット15,15…(本実施の形態
にあっては5つ)をそのまま径方向に通過してガス改質
部10の軸心部の空隙に流れ込んだ後、その端面の排気
管25から外部に排気される。尚、上述したようにこの
ガス改質部10の軸心部の空隙は、中央仕切板28によ
ってその中央部で仕切られているため、その空隙に流れ
込んだ排気ガスは全て排気管25から外部に排気され、
他の部位に流れ込むことはない。
【0052】一方、原料ガスの方は、図6の太線に示す
ように、その一方の周面ケーシング11側のガス改質部
10の各ガス通過ユニット15,15…(本実施の形態
にあっては5つ)をそのまま通過してガス改質部10の
軸心部に流れ込んだ後、その端面から連通管24を介し
て端面ケーシング12側に達し、ここで反対側に位置す
るガス改質部10の各ガス改質ユニット14,14…
(本実施の形態にあっては5つ)に分流し、これら各ガ
ス改質ユニット14,14…内を長手方向に通過する際
に、その内部に充填された反応材17の一部を構成する
CO2 吸収剤から放出されるCO2 が加えられてCO
2 リッチな原料ガスとなると共に、ガス改質触媒によっ
てH2 とCO及びCO2 を主成分とする改質ガスに効率
的に改質される。すなわち、この上流側のガス改質ユニ
ット14,14…にあっては、排気ガスの熱によって高
温に加熱されている状態となっているため、上記実施の
形態でいえば、加熱によってCO2 を原料ガス中に供給
する第一反応器の機能と、CO2 リッチな原料ガスを熱
と触媒作用によって改質する改質器2の機能との2つの
機能を同時に発揮することとなる。
【0053】その後、この加熱側の各ガス改質ユニット
14,14…で発生した改質ガスは、CO2 と共に他
方の端面ケーシング13側に流れ、連通管27を介して
その端面ケーシング13の反対側に達した後、ここから
冷却側、すなわち排気ガスが流れていない側のガス改質
ユニット14,14…に分流し、これを長手方向反対側
に通過する際に、それら各ガス改質ユニット14,14
…に充填された反応材17の一部を構成するCO2 吸収
剤によってCO2 が吸収・回収された後、端面ケーシン
グ12を介して改質ガス管25から外部に排出されるこ
とになる。すなわち、この下流側のガス改質ユニット1
4,14…にあっては、原料ガスの流れによって低温、
例えば室温程度まで冷却されている状態となっているた
め、上記実施の形態でいえば、原料ガスの通過によって
冷却状態の第三反応器の機能と、冷却によってCO2
収能力を発揮して改質ガス中のCO2 を吸収して回収す
る第二反応器の機能との二つの機能を同時に発揮するこ
ととなる。
【0054】そして、このような状態が続くと、加熱側
のガス改質ユニット14,14…のCO2 放出量が徐
々に減ってくると共に、冷却側のガス改質ユニット1
4,14…のCO2 吸収量が飽和状態に近づいてメタ
ン改質率が低下してくるため、一定時間経過後にこのガ
ス改質部10をその軸心部を中心として180°回転さ
せて加熱側のガス改質ユニット14,14…と、冷却側
のそれとをそっくりそのまま入れ替えるように移動させ
る。すると、加熱側に移動したガス改質ユニット14,
14…にあっては、大量のCO2 を含んだ状態で加熱
されることから、再び多くのCO2 を原料ガス中に供
給して効率的なガス改質が行われると共に、冷却側に移
動したガス改質ユニット14,14…にあっては、殆ど
のCO2を放出した状態で冷却されることから、再び改
質ガス中のCO2 を効率良く吸収して回収することと
なる。
【0055】すなわち、本実施の形態にあっては、改質
に必要なCO2 をドラム状に配置された改質部の加熱
側と冷却側で循環させて有効利用するようにしたもので
あり、これによって上記の実施の形態と同様にCO2
が原則として外部に排出されることがないため、大量の
CO2 をその都度新たに分離生成して原料ガス中に供
給する必要がなくなり、常に多くのCO2 を原料ガス
中に供給することが可能となって優れたメタン改質率を
実現することができる。
【0056】尚、このガス改質ユニット14,14…内
に充填される反応材17としては、上述したようにガス
改質触媒とCO2 吸収剤とをバランス良く配合したも
のであれば上記の作用効果を発揮することができるが、
図9に示すように、この反応材17の一部を構成するガ
ス改質触媒として、温度に応じて触媒性能の異なる複数
の触媒を用い、これら各触媒をガスの流れ方向上流側か
ら下流側に亘って低温部,中温部,高温部とに分けて配
置すれば、より効率的にメタン改質を行うことができ
る。例えば、図9に示すように、原料ガスの流れ方向上
流側には、比較的低温で優れた改質性能を発揮する触媒
(活性炭やゼオライト等)を配置し、中央部にはそれよ
りも高い温度で優れた改質性能を発揮する触媒(Ru,
Pt,Rh,MgO,CeO2 等)を用い、原料ガス
の流れ方向下流側には、さらに高い温度で優れた改質性
能を発揮する触媒(Ni,Fe,K2 O,CaO等)
を用いればより優れた改質率を得ることが可能となる。
【0057】また、このガス改質部10の回転角度も特
に180°の一態様に限定されるものでなくさらに細か
く、例えば加熱側と冷却側とで一ユニット14,15毎
に短時間で入れ替わるように回転させても良い。
【0058】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、メタンの
改質率を改善するためのCO2 が装置内を循環して原
則として外部に排出されることがないため、大量のCO
2 をその都度新たに分離生成して原料ガス中に供給す
る必要がなくなる。
【0059】この結果、常に多くのCO2 を原料ガス
中に供給することができるため、効率的なメタン改質を
容易且つ安価に実現できる。
【0060】しかも、炭素析出のない理想的な改質ガス
を連続的に供給することができるため、地球上に大量に
埋蔵されているメタン(天然ガス)を石油系燃料の代替
燃料として有効利用することが可能となる等といった優
れた効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメタン改質装置の実施の一形態を
示す構成図である。
【図2】本発明のメタン改質装置を構成する反応器Bを
第一反応器として、反応器Cを第二反応器として利用し
てメタン改質を行うべくガスの流れを示す説明図であ
る。
【図3】反応器Cを第一反応器として、反応器Aを第二
反応器として利用してメタン改質を行うべくガスの流れ
を示す説明図である。
【図4】反応器Aを第一反応器として、反応器Bを第二
反応器として利用してメタン改質を行うべくガスの流れ
を示す説明図である。
【図5】本発明に係るメタン改質装置の具体的な実施の
一形態を示す斜視図である。
【図6】図5に示すメタン改質装置のガスの流れを示す
説明図である。
【図7】図5に示すメタン改質装置の構造を示す分解斜
視図である。
【図8】図5に示すメタン改質装置の一部を構成するメ
タン改質ユニット及びガス通過ユニットを示す斜視図で
ある。
【図9】メタン改質ユニット内に充填される反応材の他
の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 原料ガスボンベ 2 改質器 3 燃焼器 4 CO2 分離器 10 ガス改質部 11 周面ケーシング 12,13 端面ケーシング 14 ガス改質ユニット 15 ガス通過ユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CH4 を主成分とする原料ガスを通過さ
    せながらその原料ガス中にCO2 を供給する第一反応器
    と、この第一反応器を通過した原料ガスをH2 ,CO,
    CO2 を主成分とする改質ガスに改質する改質器と、
    この改質ガスを通過させながらその改質ガス中のCO
    2 を吸収する第二反応器と、上記第一反応器及び第二
    反応器の機能を待機状態の第三反応器を介して一定時間
    毎に順次切り替える切替え手段とを備えたことを特徴と
    するメタン改質装置。
  2. 【請求項2】 上記第一〜第三反応器は、ガスを通過さ
    せる容器内に、熱間時にCO2 を放出すると共に冷間時
    にCO2 を吸収するCO2 吸収剤と、このCO2 吸収剤
    を加熱する加熱手段とを収容したものであることを特徴
    とする請求項1に記載のメタン改質装置。
  3. 【請求項3】 上記加熱手段は、上記第二反応器を通過
    した改質ガスを燃料とする燃焼器から排出される燃焼排
    ガスを熱源とすることを特徴とする請求項2に記載のメ
    タン改質装置。
  4. 【請求項4】 上記第一反応器と改質器との間に上記燃
    焼排ガス中のCO2を分離して供給するCO2 分離器
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のメタ
    ン改質装置。
  5. 【請求項5】 原料ガス又は改質ガスを通過させる2つ
    以上のガス改質ユニットと、高温の排気ガスまたは原料
    ガスを通過させる二つ以上のガス通過ユニットとを互い
    に熱交換自在に交互に重ね合わせ、上記各ガス改質ユニ
    ット同士を連通すると共に、その各ガス改質ユニットの
    一方にさらに上記ガス通過ユニットの一方を互いに連通
    したことを特徴とするメタン改質装置。
  6. 【請求項6】 上記ガス改質ユニットは、高伝熱性材料
    からなる短冊棒状をしたユニット枠体内にその長手方向
    に貫通するガス通過孔を有すると共に、そのガス通過孔
    に、CH4 を主成分とする原料ガスを改質する改質触媒
    とCO2 を吸収・放出するCO2 吸収剤とからなる反
    応材が充填されていることを特徴とする請求項5に記載
    のメタン改質装置。
  7. 【請求項7】 上記ガス通過ユニットは、高伝熱性材料
    からなる短冊棒状をしたユニット枠体内にその幅方向に
    貫通するガス通過孔を有することを特徴とする請求項5
    又は6に記載のメタン改質装置。
  8. 【請求項8】 上記ガス改質ユニットとガス通過ユニッ
    トとを交互に環状に積層して回転自在なドラム状のメタ
    ン改質部を形成し、そのメタン改質部の内部及び周囲を
    その軸心部から径方向に二分画するように区画し、その
    区画された一方に高温の排気ガスを流して加熱部を形成
    すると共に、他方に上記原料ガスを流して冷却部を形成
    し、その冷却部から流れ込む原料ガスを加熱側のメタン
    改質ユニットを通過させて冷却側のメタン改質ユニット
    側に流すようにしたことを特徴とする請求項5〜7のい
    ずれかに記載のメタン改質装置。
  9. 【請求項9】 上記ガス改質ユニット内の反応材は、温
    度によって改質能力の異なる複数のガス改質触媒をその
    最適温度域毎にガスの流れ方向に配置させたことを特徴
    とする請求項5〜8のいずれかに記載のメタン改質装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029846A (ja) * 2008-07-04 2010-02-12 Murata Mfg Co Ltd 二酸化炭素改質用触媒、その製造方法、二酸化炭素改質用触媒の担体、改質器、および合成ガスの製造方法
JP2011148648A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Chiba Inst Of Technology 気体化石燃料から水素を抽出する方法
CN113234497A (zh) * 2021-06-09 2021-08-10 麦克罗特技术无锡有限公司 旋转式微晶吸附脱附精脱硫装置及一体化***和工作流程

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