JP2002104007A - レンジ位置検出装置 - Google Patents

レンジ位置検出装置

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JP2002104007A
JP2002104007A JP2000300473A JP2000300473A JP2002104007A JP 2002104007 A JP2002104007 A JP 2002104007A JP 2000300473 A JP2000300473 A JP 2000300473A JP 2000300473 A JP2000300473 A JP 2000300473A JP 2002104007 A JP2002104007 A JP 2002104007A
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Japan
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range
range position
shaft
sensor output
sensor
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JP2000300473A
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Toru Araya
徹 新家
Koichi Ichiko
公一 市古
Masakazu Nomura
誠和 野村
Masayuki Sugiura
正幸 杉浦
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/08Range selector apparatus
    • F16H59/10Range selector apparatus comprising levers
    • F16H59/105Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レンジ位置検出装置の寸法を小さくすることが
でき、レンジ位置検出装置の搭載性を向上させることが
できるようにする。 【解決手段】操作部材と、該操作部材を操作することに
よって回動させられるシャフト13と、該シャフト13
に連結され、シャフト13の回転変位に対応させて切り
換えられるマニュアルバルブ45と、前記シャフト13
に取り付けられ、シャフト13の回転変位に対応させて
アナログのセンサ出力を発生させるセンサ52と、前記
センサ出力に基づいてレンジ位置を検出するレンジ位置
検出処理手段とを有する。この場合、レンジ位置を検出
するためにアナログのセンサ出力を発生させるセンサ5
2を使用しているので、レンジ位置検出装置の寸法を小
さくすることができ、レンジ位置検出装置の搭載性を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンジ位置検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機が搭載された車両にお
いては、エンジンによって発生させられた回転を変速機
構によって変速し、変速後の回転を駆動輪に伝達するよ
うになっている。また、前記自動変速機には、レンジ選
択機構が配設され、該レンジ選択機構のシフトレバーを
操作することによって、例えば、Lレンジ、2レンジ、
3レンジ、前進走行レンジ(以下「Dレンジ」とい
う。)、ニュートラルレンジ(以下「Nレンジ」とい
う。)、後進走行レンジ(以下「Rレンジ」とい
う。)、パーキングレンジ(以下「Pレンジ」とい
う。)等の各レンジを選択することができるようになっ
ている。そして、所定のレンジが選択されると、自動変
速機の油圧回路に配設されたマニュアルバルブが切り換
えられ、Lレンジ圧、2レンジ圧、3レンジ圧、Dレン
ジ圧、Rレンジ圧等が発生させられる。
【0003】図2は従来のレンジ選択機構の概念図であ
る。
【0004】図において、11はX軸を中心に揺動自在
に配設されたシフトレバー、12はシフトレバー11を
案内するためのガイドである。該ガイド12には、シフ
トレバー11を回動させ、ガイド12に沿って移動させ
たときに、シフトレバー11がLレンジ位置、2レンジ
位置、3レンジ位置、Dレンジ位置、Nレンジ位置、R
レンジ位置及びPレンジ位置の各レンジ位置に置かれた
ことを示すための「L」、「2」、「3」、「D」、
「N」、「R」及び「P」の文字が付される。
【0005】また、13は図示されない自動変速機ケー
スに対して回転自在に配設されたシャフトであり、該シ
ャフト13の上端の近傍にアウタレバー14が取り付け
られる。そして、前記シフトレバー11の下端と前記ア
ウタレバー14の先端とがコントロールワイヤ15を介
して接続される。したがって、前記シフトレバー11を
図における時計回りに回動させ、ガイド12に沿ってP
レンジ位置側に移動させると、シャフト13及びアウタ
レバー14が矢印A方向に回動させられ、前記シフトレ
バー11を図における反時計回りに回動させ、ガイド1
2に沿ってLレンジ位置側に移動させると、シャフト1
3及びアウタレバー14が矢印B方向に回動させられ
る。
【0006】なお、前記シャフト13は下方において、
前記自動変速機ケースを貫通して延び、シャフト13の
下端に、図示されない連結バーを介して油圧回路のマニ
ュアルバルブが接続される。したがって、シャフト13
が回動させられるのに伴って、マニュアルバルブを切り
換えることができる。
【0007】ところで、Lレンジ、2レンジ、3レン
ジ、Dレンジ又はRレンジが選択された状態で図示され
ないエンジンが始動されると、エンジンによって発生さ
せられた回転が駆動輪に伝達されてしまう。そこで、レ
ンジ位置検出装置が配設され、該レンジ位置検出装置に
よってレンジ位置を検出し、検出されたレンジに基づい
てどのレンジが選択されたかを判定するようにしてい
る。そして、Nレンジ又はPレンジが選択されたときだ
けエンジンが始動される。前記レンジ位置検出装置はニ
ュートラルスタートスイッチ21を備え、該ニュートラ
ルスタートスイッチ21は、前記シャフト13における
アウタレバー14の取付位置より下方の所定の位置に配
設される。
【0008】なお、アウタレバー14及び回動部材22
をシャフト13に対して位置決めすることができるよう
に、シャフト13の所定の部分に、二つの互いに平行な
平坦(たん)面25、26を備えた係合部27が形成さ
れ、該係合部27にアウタレバー14及び回動部材22
が係合させられる。そのために、前記アウタレバー1
4、及び回動部材22のシャフト部28には係合部27
に対応する形状の穴が形成される。
【0009】前記ニュートラルスタートスイッチ21
は、前記シャフト13に取り付けられた扇状の回動部材
22、及び該回動部材22を包囲し、かつ、自動変速機
ケースに取り付けられたケーシング24(図においては
底面だけが示される。)を備える。該ケーシング24の
外側の表面には、ケーシング24をシャフト13に対し
て位置決めするための図示されないけがき線が付され
る。前記回動部材22には複数列の扇状のスリット23
が形成され、該各列のスリット23は、同心状に、か
つ、互いに異なる径を有する複数の仮想円上に配列され
る。また、前記ケーシング24における回動部材22と
対向する面、例えば、上面及び底面には、前記スリット
23の列の数と同じ数の、光検出手段としてのホトセン
サ30が配設される。該ホトセンサ30は、シフトレバ
ー11の移動に伴って、前記ケーシング24における上
面に配設された図示されない発光部から放射された光を
スリット23を介して選択的に受けてオン・オフさせら
れ、回動部材22の回転変位に応じたパルス信号をレン
ジ位置信号として発生させ、該レンジ位置信号を図示さ
れないエンジン制御装置に送る。この場合、シフトレバ
ー11がLレンジ位置、2レンジ位置、3レンジ位置、
Dレンジ位置、Nレンジ位置、Rレンジ位置及びPレン
ジ位置の各レンジ位置に置かれたときの、前記パルス信
号のハイレベル及びローレベルの組合せは、互いに異な
るように前記スリット23の寸法及び位置が設定され
る。したがって、前記パルス信号に従ってどのレンジが
選択されたかを判定することができる。
【0010】前記エンジン制御装置は、前記レンジ位置
信号を受けると、選択されたレンジがNレンジ又はPレ
ンジであるかどうかを判断し、Nレンジ又はPレンジで
ある場合、エンジンの始動を許可する。したがって、N
レンジ又はPレンジが選択されたときだけエンジンを始
動することができる。
【0011】ところで、ニュートラルスタートスイッチ
21を組み付けるに当たり、初期状態において、前記マ
ニュアルバルブのスプールは、レンジ圧を発生させない
Nレンジ用の位置に置かれる。そして、前記シャフト1
3は、連結バーを介してマニュアルバルブと連結される
ので、シャフト13にアウタレバー14を取り付けたと
きに、シフトレバー11がNレンジ位置に置かれるよう
に、コントロールワイヤ15の長さが調整される。
【0012】次に、ニュートラルスタートスイッチ21
において、Nレンジが選択されたことを表すパルス信号
が発生させられるように、シャフト13に対するアウタ
レバー14及び回動部材22の取付角度が調整される。
そのために、前記けがき線と平坦面25又は平坦面26
の面とが一致するようにケーシング24を自動変速機ケ
ースに固定する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のレンジ位置検出装置においては、前記回動部材22
が扇状の形状を有するだけでなく、ケーシング24内に
おいて、回動部材22を所定の角度の範囲にわたって回
動させる必要があるので、寸法が大きくなってしまう。
その結果、レンジ位置検出装置の搭載性が低下してしま
う。
【0014】本発明は、前記従来のレンジ位置検出装置
の問題点を解決して、寸法を小さくすることができ、搭
載性を向上させることができるレンジ位置検出装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のレ
ンジ位置検出装置においては、操作部材と、該操作部材
を操作することによって回動させられるシャフトと、該
シャフトに連結され、シャフトの回転変位に対応させて
切り換えられるマニュアルバルブと、前記シャフトに取
り付けられ、シャフトの回転変位に対応させてアナログ
のセンサ出力を発生させるセンサと、前記センサ出力に
基づいてレンジ位置を検出するレンジ位置検出処理手段
とを有する。
【0016】本発明の他のレンジ位置検出装置において
は、さらに、前記センサを初期設定用の位置に置いたと
きのセンサ出力を読み込み、該センサ出力を基準値とし
て各レンジ位置ごとのセンサ出力領域を設定する初期設
定処理手段を有する。
【0017】本発明の更に他のレンジ位置検出装置にお
いては、さらに、前記操作部材を所定のレンジ位置に置
いたときの、レンジ位置に対応するレンジ圧を検出する
レンジ圧検出手段と、該レンジ圧検出手段によって検出
されたレンジ圧に基づいて各レンジ位置ごとのセンサ出
力領域を設定する初期設定処理手段とを有する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態における
レンジ選択機構の概念図、図3は本発明の第1の実施の
形態におけるレンジ位置検出装置のニュートラル状態設
定方法を示す図である。なお、図3において、横軸に角
度を、縦軸にセンサ出力を採ってある。
【0020】図において、11はX軸を中心に揺動自在
に配設された操作部材としてのシフトレバーである。該
シフトレバー11を操作することによって、Lレンジ、
2レンジ、3レンジ、Dレンジ、Nレンジ、Rレンジ及
びPレンジの各レンジを選択することができるようにな
っている。また、12はシフトレバー11を案内するた
めのガイドである。該ガイド12には、シフトレバー1
1を回動させ、ガイド12に沿って移動させたときに、
シフトレバー11がLレンジ位置、2レンジ位置、3レ
ンジ位置、Dレンジ位置、Nレンジ位置、Rレンジ位置
及びPレンジ位置の各レンジ位置に置かれたことを示す
ための「L」、「2」、「3」、「D」、「N」、
「R」及び「P」の文字が付される。
【0021】13は自動変速機ケース41に対して回転
自在に配設され、シフトレバー11を操作することによ
って回動させられるシャフトであり、該シャフト13の
上端の近傍にアウタレバー14が取り付けられる。そし
て、前記シフトレバー11の下端と前記アウタレバー1
4の先端とがコントロールワイヤ15を介して接続され
る。したがって、前記シフトレバー11を図1における
時計回りに回動させ、ガイド12に沿ってPレンジ位置
側に移動させると、シャフト13及びアウタレバー14
が矢印C、E方向に回動させられ、前記シフトレバー1
1を図1における反時計回りに回動させ、ガイド12に
沿ってLレンジ位置側に移動させると、シャフト13及
びアウタレバー14が矢印D、F方向に回動させられ
る。
【0022】前記シャフト13は、自動変速機ケース4
1を貫通して下方に延び、シャフト13の下端の近傍
に、連結バー43を介して油圧回路のマニュアルバルブ
45が接続される。したがって、シャフト13が回動さ
せられると、シャフト13の回転変位に対応させてマニ
ュアルバルブ45が切り換えられ、Lレンジ圧、2レン
ジ圧、3レンジ圧、Dレンジ圧及びRレンジ圧の各レン
ジ圧が発生させられる。
【0023】ところで、Lレンジ、2レンジ、3レン
ジ、Dレンジ又はRレンジが選択された状態で図示され
ないエンジンが始動されると、エンジンによって発生さ
せられた回転が図示されない駆動輪に伝達されてしま
う。そこで、レンジ位置検出装置が配設され、該レンジ
位置検出装置によってレンジ位置を検出し、検出された
レンジに基づいてどのレンジが選択されたかを検出する
ことができるようにしている。そして、Nレンジ又はP
レンジが選択されたときだけエンジンが始動される。前
記レンジ位置検出装置はレンジ位置信号発生手段として
のセンサ52を備える。
【0024】そして、制御ユニット51が、前記シャフ
ト13におけるアウタレバー14の取付位置より下方の
所定の位置に配設され、前記センサ52、センサ52と
隣接させて配設された自動変速機制御装置54、並びに
センサ52を回転自在に支持するとともに、センサ52
及び自動変速機制御装置54を包囲するケーシング53
を備える。該ケーシング53は自動変速機ケース41に
取り付けられ、所定の位置決め用のピン等によって自動
変速機ケース41に対して位置決めされる。
【0025】なお、アウタレバー14をシャフト13に
対して位置決めすることができるように、また、センサ
52がシャフト13に対して相対的に回動しないよう
に、シャフト13の所定の部分に、二つの互いに平行な
平坦面25、26を備えた係合部27が形成され、該係
合部27にアウタレバー14及びセンサ52が係合させ
られる。そのために、前記アウタレバー14には係合部
27に対応する形状の穴56が、センサ52には係合部
27に対応する形状の穴がそれぞれ形成される。
【0026】前記センサ52は、シャフト13と共に回
転させられ、シャフト13の回転変位に対応した、本実
施の形態においては、回転変位に比例したアナログのセ
ンサ出力を発生させ、該センサ出力をレンジ位置信号と
して図示されないエンジン制御装置に送る。このよう
に、レンジ位置を検出するためにセンサ52を使用して
いるので、レンジ位置検出装置の寸法を小さくすること
ができ、レンジ位置検出装置の搭載性を向上させること
ができる。
【0027】この場合、シフトレバー11がLレンジ位
置、2レンジ位置、3レンジ位置、Dレンジ位置、Nレ
ンジ位置、Rレンジ位置及びPレンジ位置の各レンジ位
置に置かれたときのセンサ出力がそれぞれ異なるよう
に、図3に示されるようなセンサ52の動作範囲αが設
定される。そして、該動作範囲α内に、それぞれ所定の
幅を有する7個の回転角度領域が設定され、各回転角度
領域にLレンジ位置、2レンジ位置、3レンジ位置、D
レンジ位置、Nレンジ位置、Rレンジ位置及びPレンジ
位置が割り当てられる。したがって、前記センサ出力に
従ってどのレンジが選択されたかを判定することができ
る。
【0028】前記エンジン制御装置のレンジ位置検出処
理手段は、前記レンジ位置信号を受けると、レンジ位置
信号に基づいてレンジ位置を検出する。そして、前記エ
ンジン制御装置は、検出されたレンジ位置に基づいて、
選択されたレンジがNレンジ又はPレンジであるかどう
かを判断し、Nレンジ又はPレンジである場合、エンジ
ンの始動を許可する。したがって、Nレンジ又はPレン
ジが選択されたときだけエンジンを始動することができ
る。
【0029】ところで、制御ユニット51を組み付ける
に当たり、初期状態において前記シフトレバー11は基
準のレンジ位置としてのNレンジ位置に置かれ、前記マ
ニュアルバルブ45のスプール55は、基準のバルブ位
置としての、レンジ圧を発生させないNレンジ用の位置
に置かれる。そして、前記シャフト13は、連結バー4
3を介してマニュアルバルブ45と連結されるので、シ
ャフト13にアウタレバー14を取り付けたときに、シ
フトレバー11がNレンジ位置に置かれるように、コン
トロールワイヤ15の長さが調整される。
【0030】このとき、センサ52において、Nレンジ
が選択されたことを表すセンサ出力が発生させられるよ
うに、センサ出力に、それぞれ所定の幅を有する7個の
センサ出力領域が設定され、各センサ出力領域にLレン
ジ位置、2レンジ位置、3レンジ位置、Dレンジ位置、
Nレンジ位置、Rレンジ位置及びPレンジ位置が割り当
てられる。
【0031】ところで、前記センサ52には、精度上の
誤差がある。したがって、実際のスプール55の位置と
センサ出力とが対応せず、例えば、センサ出力によって
Nレンジが選択されたことが示されていても、スプール
55がNレンジ用の位置に正確に置かれていないと、D
レンジ圧又はRレンジ圧が発生させられるポートから油
が流れ出てしまう。
【0032】そこで、センサ52を組み付けるに当た
り、まず、前記各回転角度領域のうちの初期設定用の位
置、例えば、Nレンジ位置に対応する回転角度領域の中
央の位置にセンサ52を置き、その状態でセンサ52を
シャフト13に取り付ける。これに伴って、前記自動変
速機制御装置54の図示されない初期設定処理手段は、
センサ52のセンサ出力を読み込み、該センサ出力を基
準値として各レンジ位置ごとのセンサ出力領域を設定す
る。
【0033】そのために、図示されない記録手段として
のメモリにポジションマップが記録される。該ポジショ
ンマップは、Nレンジ位置に対応するセンサ出力領域の
中央の値を基準値とし、各センサ出力領域内におけるセ
ンサ出力の前記基準値に対する相対的な値、すなわち、
相対値から成る。そして、前記自動変速機制御装置54
は、前記ポジションマップを参照し、センサ52のセン
サ出力が前記基準値になるように、ポジションマップの
各センサ出力領域の位置を変化させる。その結果、各セ
ンサ出力領域が各レンジ位置に割り当てられる。
【0034】このように、前記各回転角度領域のうちの
初期設定用の位置にセンサ52を置き、その状態でセン
サ52のセンサ出力を読み込み、該センサ出力を基準値
として各レンジ位置ごとのセンサ出力領域を設定するよ
うになっているので、センサ52に精度上の誤差があっ
ても、実際のスプール55の位置とセンサ出力とが対応
する。したがって、Dレンジ圧又はRレンジ圧が発生さ
せられるポートから油が流れ出ることがなくなる。
【0035】しかも、制御ユニット51を組み付ける際
に一度初期設定処理を行うだけでよいので作業を簡素化
することができる。
【0036】なお、前記ポジションマップは、シフトレ
バー11等の構造によって変更され、設定される。特
に、レンジ位置のポジション数が6ポジション、7ポジ
ション等に設定された場合、ポジション数ごとのセンサ
出力領域に対するポジションマップが設定される。この
ため、レンジ位置のポジション数が増加してもメモリ内
のポジションマップを変更するだけでよい。
【0037】本実施の形態においては、初期状態におい
て、シフトレバー11はNレンジ位置に、スプール55
はNレンジ用の位置に、さらに、センサ52がNレンジ
位置に対応する回転角度領域の中央の位置に置かれ、こ
の状態でセンサ52のセンサ出力が読み込まれ、該セン
サ出力が基準値にされるようになっているが、初期状態
において、シフトレバー11は他のレンジ位置に、スプ
ール55を他のレンジ用の位置に、さらに、センサ52
を他のレンジ位置に対応する回転角度領域の中央の位置
に置き、この状態でセンサ52のセンサ出力を読み込
み、該センサ出力を基準値にすることもできる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0039】この場合、初期設定を行うに当たり、前記
マニュアルバルブ45(図1)のDレンジ圧又はRレン
ジ圧が発生させられるポートに、レンジ圧検出手段とし
ての圧力センサを配設し、該圧力センサによって油圧を
検出する。そして、自動変速機制御装置54の図示され
ない初期設定処理手段は、前記圧力センサによって検出
された油圧に基づいて各レンジ位置ごとのセンサ出力領
域を設定する。したがって、Dレンジ圧又はRレンジ圧
が発生させられるポートから油が流れ出ることがなくな
る。
【0040】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、レンジ位置検出装置においては、操作部材と、該
操作部材を操作することによって回動させられるシャフ
トと、該シャフトに連結され、シャフトの回転変位に対
応させて切り換えられるマニュアルバルブと、前記シャ
フトに取り付けられ、シャフトの回転変位に対応させて
アナログのセンサ出力を発生させるセンサと、前記セン
サ出力に基づいてレンジ位置を検出するレンジ位置検出
処理手段とを有する。
【0042】この場合、レンジ位置を検出するためにア
ナログのセンサ出力を発生させるセンサを使用している
ので、レンジ位置検出装置の寸法を小さくすることがで
き、レンジ位置検出装置の搭載性を向上させることがで
きる。
【0043】本発明の他のレンジ位置検出装置において
は、さらに、前記センサを初期設定用の位置に置いたと
きのセンサ出力を読み込み、該センサ出力を基準値とし
て各レンジ位置ごとのセンサ出力領域を設定する初期設
定処理手段を有する。
【0044】この場合、前記センサを初期設定用の位置
に置いたときのセンサ出力を基準値として各レンジ位置
ごとのセンサ出力領域が設定されるので、センサに精度
上の誤差があっても、実際のマニュアルバルブのスプー
ルの位置とセンサ出力とが対応する。したがって、Dレ
ンジ圧又はRレンジ圧が発生させられるポートから油が
流れ出ることがなくなる。
【0045】しかも、制御ユニットを組み付ける際に一
度初期設定処理を行うだけでよいので作業を簡素化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレンジ選択
機構の概念図である。
【図2】従来のレンジ選択機構の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるレンジ位置
検出装置のニュートラル状態設定方法を示す図である。
【符号の説明】
11 シフトレバー 13 シャフト 45 マニュアルバルブ 52 センサ 54 自動変速機制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月13日(2000.10.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 誠和 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 杉浦 正幸 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3D040 AA01 AB01 AC36 AC65 AF19 3J552 MA01 NA01 PA65 PA67 QA10C QC06 QC10 RA02 SA01 TB17 TB18 VA59W VA61W VA62W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部材と、該操作部材を操作すること
    によって回動させられるシャフトと、該シャフトに連結
    され、シャフトの回転変位に対応させて切り換えられる
    マニュアルバルブと、前記シャフトに取り付けられ、シ
    ャフトの回転変位に対応させてアナログのセンサ出力を
    発生させるセンサと、前記センサ出力に基づいてレンジ
    位置を検出するレンジ位置検出処理手段とを有すること
    を特徴とするレンジ位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記センサを初期設定用の位置に置いた
    ときのセンサ出力を読み込み、該センサ出力を基準値と
    して各レンジ位置ごとのセンサ出力領域を設定する初期
    設定処理手段を有する請求項1に記載のレンジ位置検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材を所定のレンジ位置に置い
    たときの、レンジ位置に対応するレンジ圧を検出するレ
    ンジ圧検出手段と、該レンジ圧検出手段によって検出さ
    れたレンジ圧に基づいて各レンジ位置ごとのセンサ出力
    領域を設定する初期設定処理手段とを有する請求項1に
    記載のレンジ位置検出装置。
JP2000300473A 2000-09-29 2000-09-29 レンジ位置検出装置 Pending JP2002104007A (ja)

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JP2018065569A (ja) * 2018-02-05 2018-04-26 アスモ株式会社 ワイパ装置

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